JPS607217Y2 - ム−ンル−フ車のサンシエイド装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はムーンルーフ車のサンシエイド装置に関するも
のである。

ムーンルーフ車は、サンルーフ車と同様にルーフに開口
部を設け、この開口部にムーンルーフを開閉可能に設け
たものである。

そして、サンルーフ車と異なるところは、ムーンルーフ
を閉じた状態で夜空が望眺できるよう透明板となってい
ることである。

従って、昼間時には太陽光線が車室内に透過し、殊に夏
期においては暑い直射日光を受ける不具合があった。

本考案はこのような夜空の望眺を主目的としたムーンル
ーフ車の機能を損うことなく、昼間時における直射日光
の遮断を可能とした装置を提供するものである。

以下本考案の実施例を図面により説明する。

１は自動車のルーフ、２は開口部である。

３はこの開口部２にハンドル４によって開閉可能に取付
けられた透明なムーンルーフである。

本考案は上記のムーンルーフ車において、ムーンルーフ
３の下面に遮光板５を脱着並びにムーンルーフ３と一体
に開閉自在に取付けたものである。

その構造は、遮光板５の一端を開口部２の端縁８に係止
し、他端は遮光板５に取付けたノブ７によって旋回可能
なロックプレート６をハンドル４の枢着部上面とハンド
ル４の取付ブロック１゜との間に介入した構成である。

尚９は遮光板５に取付けたクッションゴムヲ示ス。

本考案は上記の通りの構造であるから、遮光板５の取付
状態においては昼間時の直射日光を遮光し、ハンドル４
によってムーンルーフ３を開き通気状前とするときには
遮光板５はムーンルーフ３と一体に連動して上昇する。

また、夜間においてはノブ７によってロックプレート６
を外すことにより遮光板５はムーンルーフ３より容易に
取外すことができ、ムーンルーフ車本来の機能であるム
ーンルーフを透して夜空の望眺を可能としているもので
ある。

上記本考案は次のような効果を有している。

ムーンルーフの下面に装着される遮光板の脱着手段は、
遮光板の一端を開口部端縁に係止し、他端は遮光板に設
けたノブより平面旋回可能なロックプレートをムーンル
ーフ開閉用のハンドルの枢結部上と取付ブロックとの間
に介入した構造であるから、遮光板は確実に装着状態を
保持し、車両走行中の振動等によって脱落することがな
い。

また、ハンドルでムーンルーフ一端を上昇開口させ通気
状態とするときは遮光板も一体に上昇して通気状態を保
持する。

さらに、遮光板を取り外した場合には、ムーンルーフ側
には遮光板を装着するために突出した専用の部材は全く
存在しないので車室内の美観を保持すると共に、乗員の
頭上部の安全性を有している。

また、遮光板にはムーンルーフ下面に当接するクッショ
ン部材を備えているので、遮光板の装着状態において、
遮光板の振動を防止している。

さらに加えて、遮光板の脱着手段はムーンルーフの開閉
装置を利用しているので、在来のムーンルーフ車の機能
を全く変更することなく採用される実用性を有している
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本号−案の要部断面図、第２図は第１図■矢視
部分の拡大図である。 １・・・・・・ルーフ、２・・・・・・開口部、３・・
・・・・ムーンルーフ、４・・・・・・ハンドル、５・
・・・・・Ｍ先板、６・・・・・中ツクプレート、７・
・・・・・ノブ、８・・・・・・端縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車のルーフに開口部を有し、この開口部に透明なム
   ーンルーフを前記開口部近傍にリンクを介して上下方向
   に旋回可能に支持し、かつムーンルーフ下面に固設した
   取付ブロックに枢結したルンドルによって開閉可能に設
   けたムーンルーフ車において、前記ムーンルーフの下面
   に遮光板の一端を開口部端縁に係止し、他端はノブによ
   り平面旋回可能に遮光板に取付けたロックプレートを設
   け、このロックプレートを前記ハンドルの枢結部上と取
   付ブロックとの間に介入して遮光板をムーンルーフに脱
   着並びに一体に開閉自在とし、遮光板にはムーンルーフ
   下面に当接するクッション部材を備えたことを特徴とす
   るムーンルーフ車のサンシエイド装置。