JPS607184Y2 - 通帳 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は銀行預金通帳において通帳発行事務の簡素化を
図るべく改良した通帳である。

銀行が事務機械により通帳を印字発行する場合、通常、
取引の記録は機械印字されるが口座番号や預金者名優等
は表紙に手書きで記入されると共に通帳発行記録簿にも
同一内容が記入され双方に記入の誤りがないかどうかを
役席者が検証した後、通帳の発行を行ってきた。

しかしながら、この方法では（［）通帳記載事項と発行
記録簿の間に不一致がないかどうかの点検を受けるため
に係員はその都度役席者の処へ行くか、または記録簿と
通帳を共に役席へ回付するかの行為が必要なために発行
手続きに時間を要する。

（１１）係員は手書きによって通帳の表紙並びに発行記
録簿に同一事項を記載しなければならない。

冊前記（１１）の記録過程において記録誤りが生じるこ
ともある等の欠点がある為、これらの事務工程をなくし
合理化することが、要望されたきた。

本考案は成上の従来の欠点を解消し事務の合理化を可能
としたもので、その要旨は、通帳の表紙見返し頁の次に
ある本文頁を大きく延長して延長部分を形成し、前記本
文頁と延長部分の間にミシン目を刻設し、前記延長部分
は前記ミシン目から前記本文頁の方へ折り返してなる通
帳である。

以下、本考案につき図面を参照しながら説明する。

第１図は本考案の通帳を示している。

通帳の見返し頁の次にある本文頁１が、他の本文頁２よ
り寸法が大きくなるように延長され延長部分３が形成さ
れ本文頁１と延長部分３の間に他の本文頁の断才部分よ
り数７ｎ、／ ？’ｎ、中に入ったところにおいてミシ
ン目４が刻設され延長部分３はミシン目４から本文頁１
の方へ折り返されている。

上記の通帳を発行時おいて実際使用するときには、延長
部分３を外方へ折り出した状態で口座番号や氏名その他
の事項を本文頁１と延長部分３とに同時点において機械
印字する。

（第２図参照）尚、図において５は表紙、６は印字部分
を示す。

しかる後、延長部分３を第３図に示す如く切離し、延長
部分３は通帳発行控えとして且つ通帳発行管理カードと
してファイリングし保管する。

次に第４図及び第５図は本考案の第２実施態様を示して
おり、通帳の表紙見返し頁の次にある本文頁１の印字部
分６に相対する表紙５の領域に切り込み開口部７が設け
られ、切り込み開口部７より本文頁１の印字部分６を読
み取れるように形威されている。

以上のように本考案の通帳は通帳の見返し頁の次にある
本文頁を大きく延長して延長部分を形威し、前記本文頁
と延長部分の間にミシン目を刻設し、前記延長部分は前
記ミシン目から前記本文頁の方へ折り返してなるもので
あるので本考案によれば延長部分を外方へ折り出して口
座番号等の同一内容を通帳本文頁と延長部分とに同時点
でプリントアウトすることができ延長部分は発行控えと
なるので別途に発行記録簿を作成する必要性並びに通帳
記載内容と発行記録簿の記入内容を、つき合わせ検証す
る必要がなくなり、また本文頁１の記載内容の必要箇所
、例えば口座番号等を表紙に切り込み開口部７（第４，
５図参照）を設けることにより表紙にこれらを転記する
必要もなくなり、而して転記の誤りも防止できることに
もなる。

これらの事務工程の削除により大幅に事務を合理化する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の通帳の第１実施態様の斜視図、第２図
及び第３図は前記通帳の使用状態を示し、第２図は延長
部分を外方へ折り出し、印字した状態の斜視図、第３図
は延長部分を通帳より分離した状態の斜視図、第４図は
本考案の通帳の第２実施態様の斜視図、第５図は第４図
示の通帳の表紙をとじた状態の斜視図である。 １・・・・・・見返し頁の次にある本文頁、２・・・・
・・見返し頁の次の本文頁以外の本文頁、３・・・・・
・延長部分、４・・・・・・ミシン目、５・・・・・・
表紙、６・・・・・・印字部分、７・・・・・・切り込
み開口部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通帳の表面見返し頁の次にある本文頁の紙葉に延長部分
   を連設し、前記本文頁の紙面及び延長部分の前記本文頁
   とつながる紙面にそれぞれ口座番号や預金者氏名等の印
   字部を設け、前記本文頁と延長部分の間に切離し用ミシ
   ン目を刻設し、前記延長部分は前記ミシン目から前記本
   文頁の方へ折り返してなる通帳。