JPS6071507A - 膨張黒鉛の製造方法 - Google Patents
膨張黒鉛の製造方法Info
- Publication number
- JPS6071507A JPS6071507A JP58178855A JP17885583A JPS6071507A JP S6071507 A JPS6071507 A JP S6071507A JP 58178855 A JP58178855 A JP 58178855A JP 17885583 A JP17885583 A JP 17885583A JP S6071507 A JPS6071507 A JP S6071507A
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- Japan
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- acid
- org
- expanded graphite
- washing
- treatment
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- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（イ）発明の技術分野
この発明は、たとえば弾性シール材に使用されるような
膨張黒鉛に関し、さらに詳しくは高耐食性に富む膨張黒
鉛の製造方法に関する。
膨張黒鉛に関し、さらに詳しくは高耐食性に富む膨張黒
鉛の製造方法に関する。
（ロ）発明の背景
通常使用されている膨張黒鉛の製造方法は、微細に粉砕
された黒鉛粒子を酸処理した後、水洗い処理し、これを
加熱して所定の膨張黒鉛を得ている。
された黒鉛粒子を酸処理した後、水洗い処理し、これを
加熱して所定の膨張黒鉛を得ている。
しかしながら、このような製造方法にあっては、酸処理
液の主体となる硫酸の熱分解生成物として硫黄および硫
黄化合物等の硫黄系の不純物が黒鉛中に３０００〜５０
００ＰＰｓ介入されることになり、このようにして成形
された膨張黒鉛をたとえばシール材の素材として使用し
た場合、膨張黒鉛に介入した硫黄系不純物がシール面間
の金属材に対して腐食を誘起する原因となる。また膨張
黒鉛を触媒担体や電池の素材等に利用する場合にも、こ
の硫黄系の不純物が利用機能上の弊害を来たす原因とな
るため、その用途についても制約を受番ノていた。
液の主体となる硫酸の熱分解生成物として硫黄および硫
黄化合物等の硫黄系の不純物が黒鉛中に３０００〜５０
００ＰＰｓ介入されることになり、このようにして成形
された膨張黒鉛をたとえばシール材の素材として使用し
た場合、膨張黒鉛に介入した硫黄系不純物がシール面間
の金属材に対して腐食を誘起する原因となる。また膨張
黒鉛を触媒担体や電池の素材等に利用する場合にも、こ
の硫黄系の不純物が利用機能上の弊害を来たす原因とな
るため、その用途についても制約を受番ノていた。
そのため、硫黄系の不純物の介在を極力抑制することが
望まれるが、現状では商業上の見地から硫酸を使用しな
い方法は実現されておらず、また膨張黒鉛の脱硫処理に
種々の試みがなされているが、未だ廉価な脱硫手段は得
られていないのが実情である。
望まれるが、現状では商業上の見地から硫酸を使用しな
い方法は実現されておらず、また膨張黒鉛の脱硫処理に
種々の試みがなされているが、未だ廉価な脱硫手段は得
られていないのが実情である。
（ハ）発明の目的
そこでこの発明者は、種々の脱硫手段を試みた結果廉価
で効率のよい脱硫ガ法を得ることができる膨張黒鉛の製
造方法を見い出した。
で効率のよい脱硫ガ法を得ることができる膨張黒鉛の製
造方法を見い出した。
（ニ）発明の要約
寸なわち、この発明は黒鉛粒子を酸処理し、次いで水洗
い処理した後、加熱して成形する膨張黒鉛を製造するに
際して、酸処理液および水洗い水のうち、少なくとも一
方の処理液に、炭素、水素、酸素の３元素からなる化合
物の内、有１ｌｌｌ酸および有機酸エステルより選ばれ
た少なくとも一種の化合物を３〜３０重量％添加し、こ
の添加した処理液で酸処理または水洗い処理を行なう膨
張黒鉛の製造方法であることを特徴とする。
い処理した後、加熱して成形する膨張黒鉛を製造するに
際して、酸処理液および水洗い水のうち、少なくとも一
方の処理液に、炭素、水素、酸素の３元素からなる化合
物の内、有１ｌｌｌ酸および有機酸エステルより選ばれ
た少なくとも一種の化合物を３〜３０重量％添加し、こ
の添加した処理液で酸処理または水洗い処理を行なう膨
張黒鉛の製造方法であることを特徴とする。
（ホ）発明の効果
そしてこの発明によれば、処理液中に含まれる有機酸な
いしそのエステルの熱分野生成物が硫黄と結合して硫黄
を除去する作用をなすため、得られた膨張黒鉛は化硫黄
含有率の高品質の膨張黒鉛となる。
いしそのエステルの熱分野生成物が硫黄と結合して硫黄
を除去する作用をなすため、得られた膨張黒鉛は化硫黄
含有率の高品質の膨張黒鉛となる。
したがって、耐食性に優れ、シかも多目的の用途に適用
でき、種々の成形素材として極めて有益に使用できる。
でき、種々の成形素材として極めて有益に使用できる。
（へ）発明の実施例
次に、この発明の一実施例に基づいて、この発明の膨張
黒鉛の製造方法を述べる。
黒鉛の製造方法を述べる。
９８％硫ｆｌｌ［２５００ｏ と６１％硝酸５００１）
との混酸処理液に、５重量％のシュウ酸を添加した酸
処理液で、微細に粉砕された粒度６０メツシユの黒鉛粒
子１００ｇを約６時間酸処理（浸漬）し、次いで水洗い
した後、４００度Ｃ以上の高温雰囲気中に保持して加熱
したところ、約１００倍ｆｉ！度のいも生状形の大きさ
に膨張成形された膨張黒鉛が得られた。
との混酸処理液に、５重量％のシュウ酸を添加した酸
処理液で、微細に粉砕された粒度６０メツシユの黒鉛粒
子１００ｇを約６時間酸処理（浸漬）し、次いで水洗い
した後、４００度Ｃ以上の高温雰囲気中に保持して加熱
したところ、約１００倍ｆｉ！度のいも生状形の大きさ
に膨張成形された膨張黒鉛が得られた。
上述のシュウ酸は、周知のごとく加熱すると、二酸化炭
素とギ酸に分解し、また濃硫酸を加えて加熱すれば二酸
化炭素と一酸化炭素と水に分解する性質を備えているた
め、上述の加熱時にあっては、黒鉛中に一処理を経て硫
黄と共存したシュウ酸が分解し硫黄と結合し、Ｈ２３，
Ｓｏ ２として硫黄を除去する。これは、炭素、水素、
酸素（Ｃ。
素とギ酸に分解し、また濃硫酸を加えて加熱すれば二酸
化炭素と一酸化炭素と水に分解する性質を備えているた
め、上述の加熱時にあっては、黒鉛中に一処理を経て硫
黄と共存したシュウ酸が分解し硫黄と結合し、Ｈ２３，
Ｓｏ ２として硫黄を除去する。これは、炭素、水素、
酸素（Ｃ。
Ｈ，Ｏ）の３元素からなる化合物としての有機酸が共用
熱作用によって、分解生成した活性水素、−酸化炭素等
黒鉛中に介入した硫黄および硫黄化合物をＨ２８，ＳＯ
２として除去するためである。
熱作用によって、分解生成した活性水素、−酸化炭素等
黒鉛中に介入した硫黄および硫黄化合物をＨ２８，ＳＯ
２として除去するためである。
なお、ギ酸は加熱することにより二酸化炭素と水素とに
分解し、また濃硫酸を加えて加熱すれば、−酸化炭素を
発生する。
分解し、また濃硫酸を加えて加熱すれば、−酸化炭素を
発生する。
このように、有機酸は、脱硫効果に顕著な性質を持つ。
なお、Ｃ，Ｈ，Ｏの３元素からなる化合物として、糖類
等の等の炭水化物、アルコール類等、もあり一定の脱硫
作用がみられるが、特にシュウ酸、ギ酸等の有機酸およ
びその有機酸エステルは、脱硫効果が顕著で、取扱い面
およびコスト面からも適している。
等の等の炭水化物、アルコール類等、もあり一定の脱硫
作用がみられるが、特にシュウ酸、ギ酸等の有機酸およ
びその有機酸エステルは、脱硫効果が顕著で、取扱い面
およびコスト面からも適している。
また、上述のシュウ酸の添加量は、混酸濃度等によって
添加容量は異なるが、３重量％未渦になると脱硫能力が
弱くな、また３０重量％を越えると酸処理に支障を来た
すため、３〜３０重量％が脱硫効果を得るのに適してい
る。
添加容量は異なるが、３重量％未渦になると脱硫能力が
弱くな、また３０重量％を越えると酸処理に支障を来た
すため、３〜３０重量％が脱硫効果を得るのに適してい
る。
なお、上述の脱硫処理は黒鉛粒子を膨張成形する加熱工
程と共に行なえるため、新たな処理１稈を要することが
な（、有機酸ないし有機酸エステルを混酸処理液に添加
する簡単な操作で効率のよい脱硫処理が行なえる。
程と共に行なえるため、新たな処理１稈を要することが
な（、有機酸ないし有機酸エステルを混酸処理液に添加
する簡単な操作で効率のよい脱硫処理が行なえる。
このような膨張黒鉛の製造方法により、活性な硫黄およ
び硫黄化合物は気化して除去されるものであり、得られ
た膨張黒鉛中の硫黄含有率を測定した結果、５００ＰＰ
＋ａ以下の低硫黄含有率の高品質の膨張黒鉛であること
が認められた。
び硫黄化合物は気化して除去されるものであり、得られ
た膨張黒鉛中の硫黄含有率を測定した結果、５００ＰＰ
＋ａ以下の低硫黄含有率の高品質の膨張黒鉛であること
が認められた。
なお、上述の一実施例においては有機酸（シュウ酸）を
混酸処理液に添加したが、これに限らず水洗い水に有機
酸ないしそのエステルを添加しても、水洗い処理時に有
機酸が黒鉛中に介入するため、その後の加熱工程時には
同様の脱硫効果を（ｑることができる。
混酸処理液に添加したが、これに限らず水洗い水に有機
酸ないしそのエステルを添加しても、水洗い処理時に有
機酸が黒鉛中に介入するため、その後の加熱工程時には
同様の脱硫効果を（ｑることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、黒鉛粒子を酸処理し、次いで水洗い処理した後、加
熱して膨張成形する膨張黒鉛の製造方法であって、 前記酸処理液および水洗い水のうち少なくとも一方の処
理液に、有機酸、有機酸エステルより選ばれた少なくと
も一種の化合物を３〜３０重」％添加し、この添加した
処理液で前記酸処理または水洗い処理を行なうことを特
徴とする膨張黒鉛の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58178855A JPS6071507A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 膨張黒鉛の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58178855A JPS6071507A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 膨張黒鉛の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6071507A true JPS6071507A (ja) | 1985-04-23 |
| JPS6365602B2 JPS6365602B2 (ja) | 1988-12-16 |
Family
ID=16055854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58178855A Granted JPS6071507A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 膨張黒鉛の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6071507A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5017358A (en) * | 1988-09-22 | 1991-05-21 | Dir. General, Agency Of Industrial Science And Technology | Preparation of elastic graphite materials |
| JPH0421509A (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-24 | Toyo Tanso Kk | 高純度可撓性膨張黒鉛シート及びその製造方法 |
| US5247005A (en) * | 1991-05-25 | 1993-09-21 | Bayer Aktiengesellschaft | Process for the production of mouldings |
| US5698088A (en) * | 1996-07-08 | 1997-12-16 | The Hong Kong University Of Science And Technology | Formic acid-graphite intercalation compound |
| KR100642923B1 (ko) * | 2002-06-18 | 2006-11-03 | 도요탄소 가부시키가이샤 | 가요성을 갖는 고순도 팽창 흑연시트와 그 제조방법, 및상기 시트를 이용한 카본 도가니의 내층 |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP58178855A patent/JPS6071507A/ja active Granted
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5017358A (en) * | 1988-09-22 | 1991-05-21 | Dir. General, Agency Of Industrial Science And Technology | Preparation of elastic graphite materials |
| JPH0421509A (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-24 | Toyo Tanso Kk | 高純度可撓性膨張黒鉛シート及びその製造方法 |
| US5247005A (en) * | 1991-05-25 | 1993-09-21 | Bayer Aktiengesellschaft | Process for the production of mouldings |
| US5698088A (en) * | 1996-07-08 | 1997-12-16 | The Hong Kong University Of Science And Technology | Formic acid-graphite intercalation compound |
| KR100642923B1 (ko) * | 2002-06-18 | 2006-11-03 | 도요탄소 가부시키가이샤 | 가요성을 갖는 고순도 팽창 흑연시트와 그 제조방법, 및상기 시트를 이용한 카본 도가니의 내층 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6365602B2 (ja) | 1988-12-16 |
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