JPS607064Y2 - 滅菌器の扉密封装置 - Google Patents

滅菌器の扉密封装置

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Publication number
JPS607064Y2
JPS607064Y2 JP1708980U JP1708980U JPS607064Y2 JP S607064 Y2 JPS607064 Y2 JP S607064Y2 JP 1708980 U JP1708980 U JP 1708980U JP 1708980 U JP1708980 U JP 1708980U JP S607064 Y2 JPS607064 Y2 JP S607064Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressed air
sterilizer
door
pipe
backing
Prior art date
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Expired
Application number
JP1708980U
Other languages
English (en)
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JPS56124442U (ja
Inventor
清隆 山崎
Original Assignee
株式会社千代田製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社千代田製作所 filed Critical 株式会社千代田製作所
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Publication of JPS607064Y2 publication Critical patent/JPS607064Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、医療用器具、材料等を蒸気やガスで滅菌す
るため滅菌器において、蒸気等を止めた期間中、扉の密
封状態を維持するための装置に関する。
メス、ピンセット、鋏等の医療用器具、ガーゼ、絹布等
の材料は、使用後洗浄し、滅菌処理して再使用に供され
るが、本考案は、滅菌処理中に夜間の休止期間になり、
滅菌器を翌日まで放置するようになっても滅菌効果を害
なわないようにすることを目的として考案されたもので
ある。
以下、蒸気滅菌の場合を例として説明する。
第1図は、本考案が適用される滅菌器の概要を示す正面
図、第2図はそのA−A断面図で、滅菌器体1の前面の
開口2を覆う扉3が開閉自在に設けられている。
器体1の開口2の周縁には、断面角形の溝4が環状に形
成されており、第2図に見るような断面角形の無端バッ
キング5が嵌合している。
溝4のバッキング後方の空間6には全溝の数個所におい
て通路7が通じており、器体1内に供給される圧力蒸気
の一部がこれを通って空間6に通じるようになっている
従って被滅菌物を器体1内に収め、扉3を閉鎖腰器体内
に蒸気を供給すると、通路7を通った蒸気圧がバッキン
グ5を扉に向けて押出して扉3に密着させ、該バッキン
グによる密閉を良好にするものである。
この型の滅菌器は公知である。
しかしながら、このような滅菌器において、滅菌作業が
夜間に到って終り被滅菌物の取出しを翌田こ行なおうと
して翌日までそのまま放置するような場合に、通常夜間
は蒸気の供給が停止されるので、器体1内の蒸気圧がな
くなり、従ってバッキング5を扉3に押付ける作用もな
くなり、バッキング5の密閉作用が緩んでしまう。
しかも器体1内は蒸気が冷却するに従って減圧されるの
で、外部の大気圧との間に差圧を生じ、外気が器体内に
漏入し、折角滅菌した被滅菌物を再汚染する危険を生じ
る。
特に第3図のように、器体1の両側に扉3,3aを設け
、一方の扉3の側の作業室を汚染区域8として未処理の
被滅菌物を取扱い、反対側の作業室を清潔区域9として
収理済の被滅菌物を安全に取出し処理するように構成さ
れた滅菌器においては、汚染区域8の汚染空気が器体内
に漏入するので危険である。
本考案は、このような場合でも、圧縮空気を利用して器
体内に外気が漏入しないようにした滅菌器の扉密封装置
を得たものである。
次に、第3図の蒸気滅菌器の場合を例にして第4図によ
り本考案を説明する。
第4図において、10は器体1に蒸気を供給する送気管
で、分岐管11を分岐させ、逆止弁12を経て圧縮空気
管13に連通させている。
圧縮空気管13は空気圧縮機等の圧縮空気源14に連結
されており、分岐管11の連結部の上流において逆止弁
15が取付けられている。
圧縮空気管13はバッキング5を押圧するための通路7
に通じている。
16は一方の扉を開くときに、他方の扉を密閉しておく
ために送り続けている圧縮空気により開扉側のバッキン
グが飛出さないために通路7を閉鎖するための止弁であ
る。
扉が一方にのみある滅菌器で、開扉時には圧縮空気の送
給を止めるように操作する場合には止弁16は省略でき
る。
17は台車に載せて器体1内に搬入された被滅菌物を示
す。
以上のように構成されるから、送気管10を通ってボイ
ラから送られて来た蒸気は、送気管10の端部10aか
ら器体1内に入ると共に、一部は分岐管11から逆止弁
12を通って圧縮空気管13の端部13aから通路7に
入り、バッキング5を扉3,3aに押圧して密閉する。
このときは、逆止弁15のため蒸気が圧縮空気管13を
通って圧縮空気源の方へ逆流することはない。
夜間に蒸気の供給を止めるときに、圧縮空気管13から
圧縮空気を送るようにしておくと、圧縮空気は管13の
端部13aを通って通路7に入り、バッキングを押して
扉を密閉状態に維持する。
このときは逆止弁12のため圧縮空気が送気管10に流
れ込むことはないから、圧縮空気が送気管10の端部1
0aから器体1内に入って処理済の被滅菌物を該空気に
より汚染することはない。
圧縮空気源としても最も普通に使用できる空気圧縮機は
、圧力を自動制御しつつ無人のまま安全に終夜運転する
こができるので、これを使って圧縮空気によりバッキン
グ5の密閉作用を維持しておけば、外気の漏入により処
理済の被滅菌物が汚染されることを防止腰翌日になって
清浄区域9側の扉3aを開いて被滅菌物を取出すことが
できるのである。
以上は、器体1の両側に扉を持つ滅菌器の場合について
説明したもので、このように汚染区域8を定めたもので
は該区域からの空気漏入があれば汚染が特に著しくなる
ため特に有効であるが、通常の一方のみに扉を持つ滅菌
器の場合にも、この構成は勿論有効である。
また圧縮空気の圧力を蒸気圧力と等しくすれば、両気体
を同時に併用することができるが、圧縮空気圧はバッキ
ング5の押圧を十分行なえるならば、蒸気圧よりも低く
て差支ない。
また本考案は、蒸気滅菌器のみならず、滅菌性ガスを圧
送して滅菌および扉の密閉を行なわせるガス滅菌器にも
応用できるものである。
以上のように本考案の扉密封装置は、蒸気圧によりバッ
キングを押して器体と扉との気密を良好にする滅菌器に
おいて、滅菌気体の圧送を停止している期間中、圧縮空
気によりバッキングの密閉作用を維持するものであるか
ら、汚染空気の滅菌器内漏入を防止する装置として産業
上有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の適用される滅菌器の略正面図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図は両面に扉を有する滅
菌器の側面図、第4図は本考案の装置を示す第3図の縦
断面図である。 1:器体、2:開口、3.3a:扉、4:溝、5:バッ
キング、7:通路、10:送気管、11:分岐管、12
:逆止弁、13:圧縮空気管、15:逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 滅菌性気体の圧力により器体1の開口周縁の環状の溝4
    に嵌合した無端バッキング5を扉に押付けて気密を維持
    する滅菌器において、該バッキング5を押圧するための
    気体の通路7に圧縮空気管13を連結し、滅菌性気体を
    滅菌器内に送る送気管10から分岐管11を分岐させて
    逆止弁12を経て上記圧縮空気管13に連結し、送気管
    10、圧縮空気管13の連結部より上流において圧縮空
    気管13に逆止弁15を設けて成る滅菌器の扉密封装置
JP1708980U 1980-02-15 1980-02-15 滅菌器の扉密封装置 Expired JPS607064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1708980U JPS607064Y2 (ja) 1980-02-15 1980-02-15 滅菌器の扉密封装置

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JP1708980U JPS607064Y2 (ja) 1980-02-15 1980-02-15 滅菌器の扉密封装置

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Publication Number Publication Date
JPS56124442U JPS56124442U (ja) 1981-09-22
JPS607064Y2 true JPS607064Y2 (ja) 1985-03-08

Family

ID=29613478

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JPS56124442U (ja) 1981-09-22

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