JPS606926B2 - 粗1、2−ジクロロエタンの精製方法 - Google Patents

粗1、2−ジクロロエタンの精製方法

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JPS606926B2
JPS606926B2 JP58082450A JP8245083A JPS606926B2 JP S606926 B2 JPS606926 B2 JP S606926B2 JP 58082450 A JP58082450 A JP 58082450A JP 8245083 A JP8245083 A JP 8245083A JP S606926 B2 JPS606926 B2 JP S606926B2
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ethylene
hydrogen chloride
stream
chlorine
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JP58082450A
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JPS58206536A (ja
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ジヨゼフ・サミユエル・ヘルフアンド
トミイ・ジ−ン・テイラ−
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PPG Industries Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/383Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by distillation
    • C07C17/386Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by distillation with auxiliary compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 1,2ージクロロェタンはいましば可燃性物質「不燃性
物質および酸素を含む粗1,2−ジクロロェタンの少く
とも一つの流れが取出される反応系において製造される
この粗1,2−ジクロロヱタンの流れは次いで精製系に
導かれ、そこから精製1,2−ジクロロェタンと一つま
たはより多くの池物質の流れが取り出される。この粗1
,2ージクooェタンの流れ中の酸素の存在は、粗1,
2−ジクロロヱタンが種々の物質の流れに分離されると
酸素が一般に高濃度の可燃性物質を有する一つまたはよ
り多くの流れの中に集中するので精製系に問題を特出す
。精製系の設計および運転に特別の予防策を講じなけれ
ば、精製系内のそのような流れの組成が引火範囲に入る
ことができる。本発明は精製系内の一つまたはより多く
の流れを、引火範囲に入らないことを保証するため希釈
することにより上記問題を緩和するのに有利である。
本発明がより良く理解されるため本発明の1具体化例を
線図的に示す図面(添付の第1図)を参照することがで
きる。
可燃性物質、不燃性物質および酸素を含む粗1,2−ジ
クロロェタンの少くとも一つの流れを精製系に導き、そ
こから精製された1,2−ジクロ。
ヱタンおよび一つまたはより多くの池物質の流れを取り
出す方法において、本発明は「精製系内の少くとも一つ
の物質の流れが引火範囲に入らないことを保証するため
に塩化水素、エチレン、または塩化水素とヱチレンの両
方を精製系に一つまたはより多くの位置で導入すること
を含む改良である。個々の物質は普通の活動において遭
遇しそうな割合に酸素または空気と混合して点火したと
き‘こ燃ミ:嘘するかどうかによって可燃性または不燃
性として分類される。1,2ージクロロェタン自体は可
燃性である。
1,2ージクロロェタンの精製工程において遭遇しうる
他の可燃性物質の例には水素、エチレン、アセチレン、
ェタン、塩化エチル、1,1−ジクロロエチレン、トラ
ンスージクロロエチレン、シスージクロロエチレンおよ
び1’1ージクロロヱタンが包含される。
同様に遭遇できる不燃性物質の例には窒素、塩化水素、
二酸化炭素、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロェ
チレン、ベルクロロェチレン、水、1,1,2ートリク
ロロエタン、SMm−テトラクロロエタン、ベンタクロ
ロェタンおよび集合的に「タール」で表わされる多量の
塩素を含有する種々の高分子量物質が包含される。これ
らの物質の列拳は決して網羅的ではない。本発明によっ
て精製できる粗1,2ージクロロェタンの流れは上記物
質のすべてまたは単にその若千を含有することができる
。同様列拳されていない他の物質が存在することができ
る。それら自体可燃性として分類される個々の物質や精
製系内の流れ中に存在できるけれども、これは必らずし
もその流れが引火範囲内にあることを示さない。
個々の流れが引火範囲内にあるか否かは組成、温度およ
び圧力を含むいくつかのパラメーターによる。可燃性物
質、酸素および場合により不燃性物質を含む混合物中に
存在する可燃性物質の分子が遠く離れていて点火煤質に
より燃焼させられた分子が最も近くにある他の分子を燃
焼しないならばその混合物は燃焼に対して非常に「希薄
(lean)」といわれ、それは燃焼しない。可燃性物
質または可燃性物質と不燃性物質の分子が互いに非常に
接近していて燃焼に必要な酸素を排除するときにはその
混合物は非常に「濃厚(nch)」といわれ、それは燃
焼しない。
点火したとき燃える最希薄から最濃厚までの範囲の組成
は引火範囲内にあるといわれる。引火範囲の最小限界と
最大限界の間に徐燃および急燃の種々の相が見出されよ
う。温度および圧力の変化が大きくない多くの場合に最
も重要なパラメーターは組成である。
しかし圧力変化が相当である場合には圧力の影響をより
大きく考虜しなければならない。例えば、個々の組成が
低い圧力で引火範囲にないが、しかし同一組成がより高
い圧力に圧縮されると引火範囲にあることが起るかもし
れない。同様に温度変化が相当である場合に温度の影響
をより大きく考虜しなければならない。精製系に導入さ
れる塩化水素、エチレン、または塩化水素とエチレンの
両方の量を広範に変化させることができる。
このパラメーターは当該個々の精製系の設計並びに系内
の種々の流れの組成、圧力および温度に依存する。本発
明による希釈物の不在において、一つまたはより多くの
流れが引火範囲にあるとすれば塩化水素、エチレン、ま
たは塩化水素とエチレンの両方を、少くとも流れが引火
範囲内に入らないことを保証する量導入することができ
る。本発明による希釈物の不在において一つまたはより
多くの流れが精製系内に通常生ずる変動のために時々引
火範囲にあるとすれば、塩化水素、エチレン、または塩
化水素とエチレンの両方を少くとも流れがその変動にも
かかわらず引火範囲に入らないことを保証する量導入す
ることができる。同様に、本発明による希釈物の不在に
おいて一つまたはより多くの流れが精製系内に通常では
ないがかなり生ずる可能性がある変動のために時々引火
範囲内にあるとすれば、塩化水素、エチレン、または塩
化水素とエチレンの両方を、少くとも流れがその変動に
もかかわらず引火範囲に入らないことを保証する量導入
することができ;換言すれば、塩化水素、エチレン、ま
たは塩化水素とエチレンの両方を所望の安全性のゆとり
を与える量導入することができる。とにかく、導入され
る塩化水素、エチレン、または塩化水素とエチレンの両
方の量は軽微または取るに足らない量より多い。導入さ
れる塩化水素、エチレン、または塩化水素とエチレンの
両方の最大量は引火性の考虜によって支配されるのでは
なく、単に精製工程の効果的な管理の実際的可能性によ
って制限される。例えば、凝縮を希釈剤導入位置から下
流の工程中に用いる場合には導入される塩化水素、エチ
レン、または塩化水素とエチレンの両方の量を凝縮が無
力な値に霧点を高めるほど多くすべきではない。′ 精
製系に対する塩化水素、エチレン、または塩化水素とエ
チレンの両方の一つまたはより多くの導入位置は広範に
変えることができるが、しかし一般に希釈なしでは引火
性が問題であるかまたは問題となりうる一つまたはより
多くの領域より前、すなわち上流に配置される。
本発明の広範な観点において上流の距離は相当であるこ
とができるが、しかし上流装置に低い負荷を保つために
はその距離が4・ごし、ことが好ましい。塩化水素とエ
チレンの両方が導入されるときにはそれらを混合物とし
て導入してもよく、また別々の流れとして導入してもよ
い。本発明による希釈剤としての塩化水素、エチレン、
または塩化水素とエチレンの両方の使用は、精製系から
取出される可燃性物質、酸素、および存在すれば塩化水
素を含む流れが、いまいま、やはり他の反応に供給源料
として利用できるため特に望ましい。
例えば、そのような流れはオキシ塩素化工程にいまいま
供給できる。典型的にはその流れはエチレンをオキシ塩
素化して1,2−ジクロロヱタンを製造するオキシ塩素
化工程に供給することができる。本発明に従って希釈剤
として塩化水素を用いると、塩化水素が不燃性であるた
め、また塩化水素が他の反応の副生物としてよく入手で
きるために特に好ましい。
例えば、一貫生産の塩化ビニル装置において1, 2−
ジクロロェタンの塩化ビニルへの熱分解から創生物とし
て得られる塩化水素は本発明によるL 2−ジクロロェ
タン精製系に希釈剤として使用できる。本発明の最も広
い観点では「精製系に導入される可燃性物質、不燃性物
質および酸素を含む粗1,2−ジクロロェタンの一つま
たはより多くの流れは実質上任意の源泉のものであるこ
とができる。
典型的な源泉には充てん床、流動床または液相反応器中
でエチレンをオキシ塩素化するもの「ェタンをオキシ塩
素化するもの、および液相ままたは気相においてエチレ
ンと汚染量の酸素の含有する塩素とを反応させるものが
包含される。例えばアルブライト(L.FAIbrig
ht)r塩化ビニルの製造(ManMactmeo{
Vinyi Chioride)」、 ケミカル 。イ
ン ジ ニ ヤリン グ(ChemicalEngin
eering)、4月10日号、1967年、第219
〜224頁および第226頁、並びに米国特許第3,4
27,35少号および第3,769,373号明細書を
参照させたく、オキシ塩素化に関するそれらの全開示は
参照によりこ)に加えられる。また米国特許第1,23
1,123号、第2,043,932号、第2,099
,231号、第2,245,776号、第2,356,
785号、第2,3斑 367号および第2,601,
322号を参照されたく、液相および(または)気相に
おける塩素化に関するそれらの全開示は参照によりこ)
に加えられる。本発明はエチレンと汚染量の酸素を含む
塩素とを液相で反応させ粗1,2−ジクロロェタンの少
くとも一つの流れを生ずる工程とともに用いることが好
ましい。液相塩素化反応は塩化第二鉄の存在下に行なう
ことが特に好ましく;上記米国特許第2,350 78
5号および第2,393 367号明細書を参照された
い。明細書および特許請求の範囲を通じて用いた「オキ
シ塩素化」という用語は別の修正がなければその最も広
い意味で用いられ「塩素化炭化水素を{1}炭化水素お
よび(または)クロロ炭化水素、■酸素並びに細塩化水
素および(または)塩素のディーコン(Deacon)
型反応触媒の存在下の反応によって製造する方法が含ま
れる。
ディーコン型反応触媒は米国特許第3? 679,37
3号明細書その他に記載されている。粗19 2ージク
ロロェタンの流れ中に存在する酸素は任意の源泉から生
ずることができる。
酸素は1,2−ジクロロェタンの形態後に粗ジクロロェ
タンに故意または故意でなく導入されるかもしれないけ
れども、通常、酸素源は1,2−ジクロロヱタンが製造
される−つまたはより多くの反応系に対する供給原料中
にある。例えば、エチレン、塩化水素および酸素を反応
させることにより1,2ージクロロェタンを製造するオ
キシ塩素化反応における酸素の不完全転化の結果である
ことができる。他の例としては〜それは液相および(ま
たは)気相反応においてエチレンを塩素化し1,2−ジ
クロロェタンを製造するために使用した塩素中の汚染物
質として存在することができる。粗1,2−ジク。
ロェタンの流れ中に存在する酸素の汚染量は広く変動す
ることができるが、しかし通常流れの0より有意に多い
量ないし約0.5重量%の範囲にある。いましば流れの
約0.01なし・し約0.3重量%の範囲にある。典型
的には流れの約0.02ないし約0.2重量%の範囲に
ある。「0より有意に多い量」とは少くとも本発明によ
る塩化水素、エチレン、または塩化水素とエチレンの両
方による希釈なしでm1,2−ジクロロェタン精製系内
の少くとも一つの物質の流れを引火範囲に入らせる、あ
るいは{2}精製系中に生ずる、またはかなり生ずる可
能性がある変動のため1,2ージクロロェタン精製系内
の少くとも一つの物質の流れを引火範囲に入らせる量を
意味する。換言すれば、それは軽微または取るに足らな
い量よりも多い。本発明が特有の利点を与えるのは、エ
チレンの塩素化により1,2−ジクロロェタンを製造す
るために用いる塩素中に酸素が汚染物として存在する領
域においてである。
塩素は多くの方法で製造することができ、そのあるもの
は他よりもより多量の汚染酸素を塩素に導入する。工業
的には塩素は通常アルカリ金属塩化物、典型的には塩化
ナトリウム、水溶液の電解によって製造される。いかな
る理論にも拘束されることを望んでいないけれども、電
解的に製造した塩素中に存在する分子状酸素の多くは水
溶液中に存在した水の小部分の電解によって生ずると思
われる。塩素を汚染する分子状酸素の量は電解液の濃度
、電解液の温度、電解液のpH、電圧および電解槽の設
計を含む多くの変数に依存する。近年、黒鉛陽極槽の使
用から寸法安定性の陽極を用いる電解槽の使用に移って
きた。寸法安定性の陽極は通常は白金属金属または白金
属金属の酸化物を含有する電気伝導性の電気触媒コーテ
ィングで被覆されたまたは一部被覆されたバルブメタル
ベースである。例えば米国特許第3,654,188号
、第3,778,307号、第3,876,517号、
第3,948,751・号および第3,956,097
号明細書を参照されたく、それらの全開示が参照により
こ)に加えられる。寸法安定性の陽極を用いる電解槽の
使用における一つの不利益はそれらがこれまで工業的に
用いられた多くの電解槽よりも多量の汚染酸素を含有す
る塩素をよく生ずる傾向があることである。塩素はまた
塩化水素と酸素からディーコン法によって製造すること
もできる。
例えば米国特許第85,37ぴ号、第2,312,95
2号、第2,577,808号および第3,114,6
07号明細書を参照されたく、それらの全開示が参照に
よりこ)に加えられる。そのような塩素は工程に導入さ
れた酸素の不完全転化から生ずる汚染量の酸素を含有す
ることができる。なお他の塩素の製法は塩酸の電解であ
る。
例えば米国特許第3,129,152号明細書を参照さ
れたく、その全開示は参照によりこ)に加えられる。塩
素の酸素汚染は水の一部の電解または他の源泉から生ず
ることができる。上記汚梁量の酸素を含有する塩素源は
決して網羅的ではなくて単に例示にすぎない。
多くの他の塩素の製法が知られ、それらの多くは少量の
酸素で汚染された塩素を与える。初めにはほとんどまた
は全く酸素を含有しない塩素でさえ、それらは後に例え
ば、系中への空気の漏洩によるように酸素で汚染され、
源泉と考えることができる。塩素中に存在する酸素の汚
染量は広範に変動することができるが、しかしそれは通
常塩素および酸素を含む全組成の0より有意に多い量な
いし約5重量%の範囲にある。それはいまいま塩素およ
び酸素を含む全組成の約0.05ないし約2重量%の範
囲にある。典型的には塩素および酸素を含む全組成の約
0.1ないし約1.5重量%の範囲にある。塩素および
酸素以外の他の物質もまた全組成中に存在することがで
きる。通常そのような他の物質は、存在するとき、少量
で存在する。「0より有意に多い量」とは本発明による
塩化水素、エチレン、または塩化水素とエチレンの両方
による希釈なしで少くともm次の1,2ージクロロェタ
ン精製系内の物質の少くとも一つの流れを引火範囲に入
らせるか、または〔2)精製系中に生じ、またはかなり
生ずる可能性がある変動のために1,2−ジクロロェタ
ン精製系内の物質の少くとも一つの流れを引火範囲に入
らせる量を意味する。換言すればそれは軽微または取る
に足らない量より多い。源泉に関係なく汚染塩素の酸素
含量を減少させるため、塩素を液化し、気体酸素を除き
、通常精製塩素を再び蒸発させることがいまいま慣例で
あった。塩素の精製工程はエネルギー集約的であり、必
要な装置は高価である。エチレンおよび汚染量の酸素を
含有する塩素が供給される塩素化反応系(通常は液相)
を次の1,2ージクooェタン精製系とともに用いる組
合せ系において、その塩素化系が、通常1,2−ジクロ
ロェタンの生成に過度の悪影響を及ぼすことなく通常用
いられるよりも酸素の大きい濃度を許容できることが見
出された。
しかし、次の精製系中で酸素が可燃性物質を高割合で含
有する流れ中に濃縮される傾向があるため、塩素化反応
器系を汚染酸素の高い濃度で運転すると精製系中の一つ
またはより多くの流れを引火範囲に入らせそうである。
換言すれば一般に精製系が組合せ系に支配的な制約を課
するのである。本発明は1,2−ジクロロェタン精製系
中の酸素を含有する流れの安全な取扱いを与え、それに
より塩素化系に導かれる塩素中に比較的多量の汚染酸素
を用いることを可能にする。
その成果は酸素を除去するために塩素を液化する工程を
、その適用を実質的に減少しまたは排除することさえで
き、それにより、そうでなければこの目的に消費される
エネルギーが節減されることである。さらに塩素精製系
に必要な資本支出をいまいま著しく減少させ、または排
除することさえできる。1,2−ジクロロェタン精製工
程の流れの中に遭遇しそうな組成に対し現在利用できる
引火性のデータは少ない。
これらのデータは当業者によく知られた手順を用いて所
要または所望に応じて作ることができる。例えばAST
M標準試験法E681−79の一般手順を参照されたく
、それは必要に応じて改変し、酸素の使用並びに温度お
よび圧力の広範な変動に備えることができる。ASTM
標準試験法E681−79の開示は参照によりそのまま
こ)に加えられる。またクレイバンとフオスター(Cr
avenandFosにr)の「酸素〜空気および空気
−窒素混合物中の高温、高圧におけるエチレンの引火性
の範囲(The LimitofFlammabili
tyof Ethyle肥 jn OXy鞍n ? A
ir and Air −Nitrogen Mixt
mes at Elevated Temperatm
eand Pressures)」、 の「燃焼および
火炎(Comb順tionandFlame)」、第×
巻「 バッターワース(Butte肌oれhs)、ロン
ドン(London)、1968王、第95〜100頁
を参照されたく、その一般手順はまた必要に応じ改変す
ることができる。そのような引火性データがなければ、
引火性範囲および(または)導入すべき希釈剤量の当初
の評価は、存在するほぼ同様の組成に対する既存の引火
性データを用いて行なうことができる。エチレンが精製
系中の引火範囲に入りそうな若干の流れ中の主要成分で
あるので、エチレン−空気−窒素に対して与えられた上
記クレイバンーフオスターのデータを用い導入すべき塩
化水素、エチレン、または塩化水素とエチレンの両方の
希釈剤の量の当初の評価を与えた。クレイバンーフオス
ターの記事は参照によりそのま)こ)に加えられる。ク
レイバンーフオスターのデータを可燃性物質−酸素山不
燃性物質に関して再計算し、再計算した引火性下限デー
タを三角グラフ紙上にプロットし、曲線を補外して精製
系の関連する流れの中に遭遇する可燃性物質−酸素−不
燃性物質の濃度のすべてを包含させた。一般手順はまず
関○のある工程流れ中と少くとも同程度の厳しさの一対
の条件で引火性曲線上の最大許容酸素濃度を確認した。
次いで導入すべき塩化水素、エチレン、または塩化水素
とエチレンの両方の希釈剤の量を、酸素濃度を予め決定
した最大許容濃度の1′2に低下させる量ととった。つ
ぎのA表に示されているデーターポィントは前記クレイ
バンーフオスターの論文中のFig.2(添付の第2図
)およびFig.3(添付の第3図)から選んだポイン
トであり「そのポイントをこの表に示すように変換した
。エチレンのモル%は燃料のモル%とみなし、図からと
った窒素のモル%は不活性分のモル%の1部とみなし、
また空気のモル%に0.21を乗じて酸素のモル%とな
し、空気の残り(0.79モル%)を不活性分のモル%
とした。A表 つぎにこのA表の上から6番目の記載事項、すなわち温
度20qo、圧力IQb/i〆絶対、燃料20モル%、
酸素14.7%がどのようにして得られたかを1例とし
て説明する。
クレイバンーフオスターの論文中のFig.2(添付の
第2図)に関して20モル%のエチレンが“151b/
形絶対”と記入された曲線を横断する点が存在する。
この点における組成はエチレン20モル%、空気70モ
ル%、窒素10モル%である。全ガス混合物100モル
を基準にすると、その組成はエチレン
20モル空 気 70モ
ル窒 素 10モル計
100モル となる。
しかし空気は21モル%の酸素と79モル%の窒素を含
むので、7oモル空気X。
峯宗参翼素=・47モル酸素70モル空気X。空宗室藁
素=553モル窒素この系中の全窒素=55.3十10
=65.3モルしたがって、この組成物はつぎのように
表わすことができる。エチレン 2
0.0モル%酸 素 14.7モル%
窒 素 65.3モル%計
100.0モル%エチレンは燃料(可燃性
物質)として区分され、また窒素は不活性分(不燃性物
質)として区分されるので、上記の組成物は結局つぎの
ように現わされる。
可燃性物質 20.0モル% 酸 素 14.7モル% 不燃性物質 65.3モル% これがA表の上から6番目の記載事項である。
このA表の他のデーターポイントも同様な方法で得られ
た。ついでこれらのデーターポィントは、酸素、可燃性
物質および不燃性物質と記載された角を有する三角グラ
フ紙上にプロットされ適当な点を結ぶ曲線が画かれた。
25000におけるデータ一の取扱に方としてはクレイ
バンーフオスターのFig.2(添付の第2図)の代り
にFig.3(添付の第3図)を使用したこと以外は同
じであった。
第4図および第5図はこのようにして得たデーターポイ
ントのグラフである。グラフ上にプロットされた低い引
火性の限度は近似にすぎない。しかしながら提供される
データ一は、組成物を表わすポイントがラインに近く位
置する場合以外はその組成物が引火性の範囲にあるかど
うかを判断する合理的な根嫁であると信ぜられる。温度
の変化による引火性の限度の移動における一般的傾向は
第4図と第5図、およびクレイバンーフオスターのFi
g.2(添付の第2図)とFig.3(添付の第3図)
をそれぞれ比較することによって確かめることができる
。次に図面(添付の第1図)をより詳細に参照し、エチ
レンのオキシ塩素化(上記米国特許第3,679,37
3号明細書参照)により生じ、ライン1を通して導いた
粗1,2ージクロロェタンをそれぞれライン2および4
を通る二つの流れに分割する。
ライン2を通過する流れは液相塩素化反応器101こ導
かれる。粗1,2ージクロロェタンはライン6を通して
反応器1川こ導かれる。ライン6を通る粗1,2−ジク
ロロェタンは、IQ2−ジクロロェタンを塩化ビニルに
熱分解する系から再循環される。例えば米国特許第3;
655,787号明細書を参照されたく、その全開示は
参照によりこ)に加えられる。エチレンはライン量2を
通して反応器1D‘こ導かれ、また反応器に汚染量の酸
素を含有する塩素がライン畳亀を通して導かれ「また後
記する流れがライン畳6を通して導かれる。塩化第二鉄
は必要に応じ間欠的にライン8を通して添加される。典
型的には、その添加は窒素を詰めた容器(図示なし)か
ら、ライン2「 ライン6またはライン官6から分流し
た若干の液体を用いて塩化第二鉄をライン穣を通して反
応器官優中へフラッシュさせることにより行なわれる。
反応器18の運転中にタールが反応器の液相中に蓄積す
る。従って液相は間欠的にライン官綾を通過してドツプ
ケトル(Dopokettle)塁8へ進む。水蒸気は
ライン24を通してジャケット芝2に導かれ、凝縮物は
ライン26を通してジャケット22から取り出される。
ドップケトル28からの蒸気はライン28を通して反応
器亀鼠へ進ませる。夕−ルおよび他の塩化第2鉄を含む
不揮発性物質はときどきライン3Qを通して取り出され
る。粗1,2−ジクロロェタンはライン32を通って反
応器10を去り、蒸留塔341こ「そのボトムプレート
の下に導かれる。塔34はライン38を通して導入され
た水蒸気で加熱されるリボィラー36が具備されている
。塔34の底から液体はライン40を通してリボィラー
36へ進ませる。蒸気および沸謄液はライン亀2を通し
てリボィラー36から移動させ、塔341こ、ボトムプ
レートの下へ導く。液体は塔34の中間プレートから抜
き出され、ライン44を通してストリッピング塔46に
、そのトッププレート上へ進ませる。塔46はライン5
0を通して導入された水蒸気で加熱されるリボィラ−4
8が具備されている。塔46の底から液体はライン49
を通してリボィラー48へ進ませる。蒸気および鍵謄液
体はライン5蔓を通してリボィラー48から移動させ、
塔46に、ボトムプレートの下へ導く。精製された1,
2−ジクロロェタンはライン52を通して塔46の底か
ら取り出される。ライン54を通って塔34を去る塔頂
蒸気およびライン56を通って塔46を去る塔頂蒸気は
合わせて「 ライン58を通して分縮器601こ導く。
ライン54および(または)ライン58を通過する流れ
が引火範囲に入る傾向があれば、塩化水素、エチレン、
または塩化水素とエチレンの両方をライン62を通して
塔34のトッププレートに導き引火範囲に入らないこと
を保証させることができる。液体はライン64を通して
塔34の底から移動させて二つの流れに分けトーつはラ
イン噂S中へ進ませ、他はライン8蟹へ進ませそこから
蒸留塔汐鰭中へ、中間プレート上に進ませる。
塔軍Q‘まライン74を通して導入された水蒸気で加熱
されるリボィラー72が具備されている。塔78の底か
ら液体はライン78を通してリボィラー72へ進ませる
。蒸気と雛謄液体はライン75を通してリボィラー72
から移動させ〜塔7肌こトボトムプレートの下へ導く。
主に高沸点物質を含む液体の流れはライン?6を通して
塔7Qの底から取り出される。ライン4を通過する粗1
9 2−ジクロロェタンは塔781こ〜トッププレート
上へ導く。塔y■から塔頂蒸気はラインy8を通って凝
縮器蟹函へ進む。凝縮器蟹8から凝縮液はライン82を
通過し〜 ライン奪8を通過する液体と一緒にされ〜
ライン16を通過する液体の流れを形成する。分縮器6
8中でライン富登を通過する蒸気の一部を凝縮させる。
凝縮液はライン84を通して移動させ、ライン86を通
過する後記の液体流と合わせ、この合わせた流れはライ
ン88を通して還流として塔34にトッププレート上へ
導く。非凝縮蒸気は分額器60からライン98を通って
移動させる。ライン90を通過する流れ、および(また
は)後記するライン98中の流れが引火範囲に入る傾向
があれば、塩化水素、エチレン、または塩化水素とエチ
レンの両方をライン92を通して分縮器60もこ導き、
引火範囲に入らないことを保証させることができる。ラ
イン90を通過する蒸気は水冷凝縮器94に導かれる。
凝縮液はライン96を通して移動させる。蒸気はライン
98を通して移動させ、ライン1001こ導く。ライン
100を通過する流れはライン102を通過する後記の
流れと合わせ、この合わせた流れはライン104を通し
て冷凍凝縮器106に導く。凝縮液はライン108を通
して移動させる。蒸気はライン110を通して移動させ
ライン112に導く。ライン110を通過する流れが引
火範囲に入る傾向があれば、塩化水素、エチレン、また
は塩化水素とエチレンの両方をライン114を通してラ
イン100‘こ導き、引火範囲に入らないことを保証さ
せることができる。ライン112を通過する流れは冷凍
凝縮器116に導く。凝縮液はライン118を通して移
動させる。蒸気はライン120を通して移動させライン
122に導く。ライン120を通過する流れが引火範囲
に入る傾向があれば、塩化水素、エチレン、または塩化
水素とエチレンの両方をライン124を通してライン1
12に導き、引火範囲に入らないことを保証させること
ができる。ライン122を通過する蒸気は圧縮器126
に導き、そこで圧縮してライン128を通して移動させ
る。
圧縮器126内の流れおよび(または)ライン128を
通過する流れが引火範囲に入る傾向があれば、塩化水素
「 エチレン、または塩化水素とエチレンの両方をライ
ン130を通してライン122に導き引火範囲に入らな
いことを保証させることができる。ライン128中の気
体は有利と思われるように処理することができる。
しかし、主成分が通常塩化水素および酸素、またはエチ
レンおよび酸素、あるいは塩化水素、エチレンおよび酸
素を含むので、流れは有利にはエチレンをオキシ塩素化
して1,2ージクロロェタンを製造するオキシ塩素化反
応器系に供給体の一部として導くことができる。ライン
96,108および118を通過する種々の凝縮液を合
わせ、そして、ライン136を通して導入された水蒸気
で加熱される加熱器134にライン132を通して導く
加熱器134はライン132を通過する液体中に溶解し
た塩化水素および(または)エチレンの蒸発に使用され
る。蒸気は加熱器134からライン102を通して移動
させる。液体は加熱器134からライン138を通して
移動させ蒸留塔140に、中間プレート上へ導く。塔1
4川まライン144から導入された水蒸気で加熱される
IJボイラー142が具備されている。塔140の底か
ら液体はラインI46を通ってリボィラー142に進む
。蒸気および沸騰液体はライン148を通してリボィラ
−142から移動させ、塔14川こ、ボトムプレートの
下へ導く。液体はライン86を通して塔140の底から
移動させ、前記のようにライン84を通過する液体と合
わせる。ライン150を通って塔140を去る塔頂蒸気
は分縮器152に導く。分縮器152中で、ライン15
0を通過する蒸気の一部を凝縮させる。凝縮液はライン
154を通して移動させ、還流として塔140のトップ
プレートに導く。未凝縮蒸気はライン156を通して分
縮器152から移動させ、凝縮器158に導く。凝縮器
158から蒸気はライン160を通して移動させ、所望
により処分することができ、典型的には焼却炉に送る。
凝縮器158から液体はライン162を通して移動させ
所望により処分することができる。しかし、主成分は通
常クロロホルム、1,1ージクロロエタン、シスージク
ロロエチレン、1,2ージクロロェタン、塩化エチル、
四塩酸炭素およびトランスージクロロェチレンであるの
で、その流れは、有利にはベルクロロェチレンおよびト
リクロロェチレンの製造するオキシ塩素化反応器系に供
給体の一部として導くことができる。米国特許第3,2
56,352号、第3,267,162号および第3,
296,31叫号、英国特許第1,123,477号お
よび第1,276,431号明細書ご参照されたく、そ
れらの全開示は参照によりこ)に加えられる。種々の塩
素化メタンはベルクロロェチレンおよびトリクロロェチ
レンの精製の間に便宜に分離される。この手順は系に対
するオキシ塩素化反応器にC2物質を導く前にライン1
62を通過する流れを精製する必要を排除させる。系の
性質の説明を平明にするために、本発明の完全な理解に
重要でないバルブ、ポンプ、流れ指示計、圧力指示計、
減圧装置、温度指示計などのような装置の部分は図面か
ら省略した。本発明の精神から逸脱することなく図面の
系に種々の改変をすることができることが認められるで
あろう。
例えば、種々の塔は泡鐘塔、網目板塔、充てん塔または
同様の装置であることができる。水蒸気以外の熱源を用
いることができる。配管、装置および手順のあるものは
変更できる。例えばライン86はライン84と88の接
合部よりもむしろ反応器10‘こ対する供給ラインとし
て運結することができ、底部物(■ttoms)は塔の
底からよりもむしろリボイラーから取り出すことができ
、分縦器は全縮器で代替することができ、連続する凝縮
器は統合するかまたはその数を増すことができ、ストリ
ッピング塔46は省略することができる。他の改変は当
業者に明らかであろう。本発明はさらに次の実施例に関
して記載され、実施例は限定よりもむしろ例示とみなす
べきである。実施例 1 図面の塩素化および精製系に対してコンピューターシュ
ミレーションを行なったが、シュミレーションにおいて
は{1}ライン86を通過する液体はライン84を通過
する液体流と合わせてライン88を通して塔34に供給
するよりもむしろ反応器1川こ導くとみなし、■ドツプ
ケトル2川ま間欠的よりもむしろ連続的に運転するとみ
なし、また‘3ーラィン78を通過する蒸気は先立つ凝
縮なしで反応器1川こ直接導かれるとみなした。
シュミレーションにおいてライン92および124を通
して何ら希釈剤を加えなかった。塔34は約80実(理
論と対照した)プレートを包含し、ライン44を通過す
る液体は頂部から2坊蚤目のプレートで塔34から抜き
出した。塔34の還流比、すなわち、ライン90中の流
れに対するライン84中の流れの比は重量基準で30.
8であった。塔46は約1連奏プレートを包含した。塔
70は約2隼葵プレートを包含し、ライン68を通過す
る液体は塔70に頂部から11番目のプレート上へ導い
た。塔140は約3華美プレートを包含しライン138
を通過する液体は塔14川こ頂部から1餅費目のプレー
ト上へ導いた。塔140の還流比、すなわち、ライン1
56中の流れに対するライン154中の流れの比は重量
基準で15.5であった。シミュレーションで測定した
種々のラインを通過する流れに対するデー外ま表1に示
される。これらのデータは大部分は右側数字の有効性に
関連なく小数第3位まで与えた。与えた圧力および温度
は公称で、ラインおよび装置による圧力降下並びに系の
外部へのおよび外部からの熱伝達に対して調整しなかっ
た。若干の段階における圧力および温度は実際に装置へ
の導入または他の流れとの合流前に圧力を増加または減
少すべきである流れに対して示されている。これらの段
階はデータから明らかであるつo第1表 コンピュータ
シュミレーションにおける種々のラインを通過する稀,
れにキするデータ第1表くつづき)第1表 (つづき) 表1表(つづき) 実施例 0 コンピューターシミュレーションを図面の塩素化および
精製系について行なったが、シミュレ−ションにおいて
ドツプケトル20は間欠よりもむしろ連続的に運転され
るとみなした。
シミュレーションにおいてライン92,124および1
30を通して何ら希釈剤を加えなかった。塔34は約7
隼案(理論と対照した)プレートを包含し、ライン44
を通過する液体は頂部から1嶺蚤目のプレートで塔34
から抜き出した。塔34の還流比、すなわち、ライン9
0中の流れに対するライン84中の流れの比は重量基準
で44.4であった。塔46は約1隼実プレートを包含
した。塔70は約2隼案プレートを包含し、ライン68
を通過する液体は塔70に、頂部から11番目のプレー
ト上へ導いた。塔140は約3草案プレートを包含し、
ライン138を通過する液体は塔1401こ、頂部から
2G蚤目のプレート上へ導いた。塔140の還流比、す
なわち、ライン156中の流れに対するライン154中
の流れの比は重量基準で16.2であった。シミュレー
ションで測定した種々のラインを通過する流れに対する
データは表2に示されている。これらのデー外ま大部分
右側数字の有効性に関連なく小数第3位まで与えた。与
えた圧力および温度は公称であり、ラインおよび菱薄に
よる圧力降下の影響並びに系の外部へのまたは外部から
の熱移動に対して調整しなかった。若干の段階における
圧力および温度は、実際には装置への導入または他の流
れとの合流前に圧力を増加または低下すべきである流れ
に対して示される。これらの段階はデータから明らかで
あろう。第2表 コンピュータンュミレーションにおけ
る種々のラインを通劫局する流雄に対するブ 2第2表
くつづき)第2表くつづき) 第2表(つづき) 本発明は単独にある、または前記1またはより多くの工
程とともに用いた1,2ージクロロェタンの精製工程に
有用である。
しかし、本発明は本発明を用いる一つまたはより多くの
1,2ージクロロェタン精製工程が例えば塩素を電解に
より製造し、1,2−ジク。ロェタンをエチレンの塩素
化および(または)オキシ塩素化により製造し、塩化ビ
ニルを1,2−ジクロロェタンの熱分解により製造し、
またベルクロロェチレンおよびトリクロロェチレンを炭
化水素および(または)クロロ炭化水素のオキシ塩素化
により製造するもののような完全な一貫生産の塩素有機
連合体(chioroorganlccomplex)
に組入れられると特に有利である。
本発明は一定の具体化例の特定細則こ関連して記載され
ているけれども、そのような細目が特許請求の範囲に包
含される限りを除いてそれらを本発明の範囲を限定する
ものとみなすべく意図されていない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1,2ージクロロェタンの精製方法を
例示する線図である。 1……エチレンオキシ塩素化組1,2−ジクロロェタン
ラィン、6・・・・・・熱分解循環組1,2−ジクロロ
ェタンライン、IQ・・・・・・塩素化反応器、12・
…・・エチレンライン、14・・・・・・塩素ライン、
20・・…・ドープケ、34・・・・・・蒸留塔、46
・・・・・・ストリッピング塔、52・・・・・・精製
1,2一ジクロロェタンラィン、70・・・・・・蒸留
塔、62,92,114,124,130・・・・・・
塩化水素、エチレンライン、126・・…・圧縮機、1
40・・・・・・蒸留塔。 第2図および第3図は「燃焼および火炎(Comb船t
ionandFlame)」、 第×巻、1966年、
第95〜100頁のクレイバンとフオスタ−(Crav
enandFoster)の論文中のFig.2および
Fig.3であり、空気−窒素混合物中の高温、高圧に
おけるエチレンの引火性の範囲を示す三角グラフである
。 第4図および第5図はそれぞれ上記第2図および第3図
から本発明の関連において可燃性物質−酸素−不燃性物
質に関して再計算し、三角グラフ上にプロツトした図で
ある。第2図 第1図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレンと汚染量の酸素を含有する塩素とが液相に
    おいて反応して粗1,2−ジクロロエタンの少くとも一
    つの流れを生じ、前記流れが可燃性物質、不燃性物質お
    よび酸素を含み、前記流れが精製1,2−ジクロロエタ
    ンおよび一つまたはより多くの他の物質の流れを取り出
    す精製系に導かれる方法において、前記精製系内の物質
    の少くとも一つの流れが引火範囲に入らないことを保証
    するため前記精製系に一つまたはより多くの位置で、塩
    化水素、エチレン、または塩化水素とエチレンの両方を
    導入することを含む方法。 2 前記反応が塩化第二鉄の存在下に行なわれる、特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記汚染量の酸素を含む塩素がアルカリ金属塩化物
    の水溶液の電解から少くとも一部分生じている、特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 4 前記精製系から取り出された他の物質の少くとも一
    つの前記の流れが塩化水素および酸素、またはエチレン
    および酸素、あるいは塩化水素、エチレンおよび酸素を
    含み、また前記取り出された流れがエチレンをオキシ塩
    素化して1,2−ジクロロエタンを製造するオキシ塩素
    化反応器系に導かれる、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 6 前記汚染量の酸素が、前記塩素および前記酸素を含
    む全組成の約0.05ないし約2重量%の範囲にある、
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 塩化水素が前記精製系に前記一つまたはより多くの
    位置で導入される、特許請求の範囲第1項記載の方法。 7 前記汚染量の酸素を含む塩素がアルカリ金属塩化物
    の水溶液の電解から少くとも一部分生じている、特許請
    求の範囲第6項記載の方法。8 前記汚染量の酸素が、
    前記塩素および前記酸素を含む全組成の約0.05ない
    し約2重量%の範囲にある、特許請求の範囲第6項記載
    の方法。 9 エチレンが前記精製系に前記一つまたはより多くの
    位置で導入される、特許請求の範囲第1項記載の方法。 10 前記汚染量の酸素を含む塩素がアルカリ金属塩化
    物の水溶液の電解から少くとも一部分生じている、特許
    請求の範囲第9項記載の方法。11 前記汚染量の酸素
    が、前記塩素および前記酸素を含む全組成の0より有意
    に多い量ないし約5重量%の範囲にある、特許請求の範
    囲第9項記載の方法。 12(a) 塩化ナトリウムの水溶液を電解して汚染量
    の酸素を含む塩素を製造する、(b) エチレンと前記
    汚染量の酸素を含む塩素の少くとも一部分とを液相で塩
    化第二鉄の存在下に反応させ、可燃性物質、不燃性物質
    および酸素を含む粗1,2−ジクロロエタンの少くとも
    一つの流れを生成させる、(c) 前記の流れを精製系
    に導く、 (d) 前記精製系内の少くとも一つの流れが引火範囲
    に入らないことを保証するため前記精製系に一つまたは
    より多くの位置で塩化水素、エチレン、または塩化水素
    とエチレンの両方を導入する、(e) 前記精製系から
    精製された1,2−ジクロロエタンを取り出す、(f)
    前記の精製された1,2−ジクロロエタンの少くとも
    一部分を塩化ビニルに熱分解する、(g) 塩化水素お
    よび酸素、またはエチレンおよび酸素、あるいは塩化水
    素、エチレンおよび酸素を含む第1流を前記精製系から
    取り出す、(h) 前記第1流を、エチレンをオキシ塩
    素化して1,2−ジクロロエタンを製造するオキシ塩素
    化反応器系に導く、(i) 塩素化炭化水素を含む第2
    流を前記精製系から取り出す、および(j) 前記第2
    流を、ベルクロロエチレンおよびトリクロロエチレンを
    製造するオキシ塩素化反応器系に導く、ことを含む、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 13 前記汚染量の酸素が、前記塩素および前記酸素を
    含む全組成の約0.05ないし約2重量%の範囲にある
    、特許請求の範囲第12項記載の方法。 14 塩化水素が前記精製系に前記一つまたはより多く
    の位置で導入され、前記第1流が塩化水素および酸素ま
    たは塩化水素、エチレンおよび酸素を含む、特許請求の
    範囲第12項記載の方法。 15 前記塩化水素が1,2−ジクロロエタンの熱分解
    から少くとも一部分生じている、特許請求の範囲第14
    項記載の方法。 16 前記汚染量の酸素が、前記塩素および前記酸素を
    含む全組成の約0.05ないし約2重量%の範囲にある
    、特許請求の範囲第14項記載の方法。 17 エチレンが前記精製系に前記一つまたはより多く
    の位置で導入され、前記第1流がエチレンおよび酸素、
    または塩化水素、エチレンおよび酸素を含む、特許請求
    の範囲第12項記載の方法。 18 前記汚染量の酸素が、前記塩素および前記酸素を
    含む全組成の約0.05ないし約2重量%の範囲にある
    、特許請求の範囲第17項記載の方法。
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