JPS6067504A - 光学活性な重合用触媒および光学活性な高分子の合成方法 - Google Patents

光学活性な重合用触媒および光学活性な高分子の合成方法

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JPS6067504A
JPS6067504A JP17647383A JP17647383A JPS6067504A JP S6067504 A JPS6067504 A JP S6067504A JP 17647383 A JP17647383 A JP 17647383A JP 17647383 A JP17647383 A JP 17647383A JP S6067504 A JPS6067504 A JP S6067504A
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JP
Japan
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optically active
polymerization
polymerization catalyst
polymer
anionic initiator
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JP17647383A
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Yoshio Okamoto
佳男 岡本
Koichi Hatada
畑田 耕一
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定の不斉配位子化合物とアニオン開始剤化合
物とからなる光学活性な重合用触媒および該重合用触媒
を用いた光学活性な高分子の合成方法に関する。
従来光学活性な高分子を得る重合用触媒としては、←)
−スバルティンープチルリチウム錯体や、リチウム−(
2)−N=(1−フェニルエチル)アニリドが知られて
いる。
しかしながら、これらの触媒には次のような欠点があっ
た◇すなわち、←)−スバルティンープチルリチ゛ウム
錯体を用いた場合には重合速度が遅く、また通常の有機
溶媒に不溶の重合度の高いポリマーができやすい0また
リチウム−@)−N−(1−フェニルエチル)アニリド
を用いた場合には旋光度の低いポリマーしか得られない
これを改善するものとして、特許57−036909に
不斉配位子 OR20R3 R$はC1〜CIGのアルキル基;Xは水素、C1〜C
IG のアルキル基またはハロゲンを表わしnは1〜4
の数〕 とアニオン開始剤化合物とからなる光学活性な重合用触
媒を見い出し、特許出願したが、さらに鋭意検討を続け
た結果、光学活性な重合用触媒として新規で、かつ、よ
りすぐれた性能を有する触媒を見い出し、本発明に到っ
た。
即ち、本発明は2般式RXにおいて該Xはアルカリ金属
であり、該Rは炭素数1〜50であってかつ共役酸RH
においてエーテル中での解離指数PKaか20〜35と
なる炭化水素からなるアニオン開始剤ト、←)−スパル
ティン又は午)−スパルティンの不斉配位子とからなる
光学活性な重合用触媒および該光学活性な重合用触媒を
用いて、重合性単量体を重合させて光学活性な高分子を
得ることを特徴とする光学活性な高分子の合成方法に関
するものである。
本発明の特徴とするところは、上記の触媒を用いること
により、生成ポリマーの重合度の調整が容易となり、か
つ旋光度の高い光学活性な高分子が得られることにある
本発明の光学活性な重合用触媒を構成するためのアニオ
ン開始剤は、一般式RXで示されるものである。Xはア
ルカリ金属であり、好ましくはLi。
K、 Naである。Rは炭素数1〜50、好ましくは3
〜30であって、かつ共役酸RHにおいてエーテル中で
の解離指数PKaが20〜35となる炭化水素である。
かかるアニオン開始剤を例示すれば次のようなものであ
る。
ただし、XはLi、に、Na 次に本発明の光学活性な重合用触媒を構成するための不
斉配位子は、天然型アルカルイドである←)−スパルテ
イン又は該対掌体の非天然アルカルイドである(ト)−
スバルテインであるO本発明の触媒の調整法として好ま
しい方法は、アニオン開始剤化合物とこのアニオン開始
剤化合物に対して等モルか若干多めの脱水乾燥した不斉
配位子化合物とを溶媒中、例えば炭化水素溶媒中で混合
し錯体を形成させたものを重合用触媒として使用するこ
とである。このようにして調整した 5− 重合用触媒を用いて重合性単量体を重合させるに当って
は、重合性単量体は重合性単量体のみでもよいが、溶媒
に溶かして重合させてもよい。この場合、用いる溶媒は
アニオン重合を阻害するものであってはならない。
次に本発明の光学活性な高分子の合成に用いられる重合
性単量体としては、ビニル基を有スるものであれば、い
かなるものでも良い。
具体的にはメタクリル酸エステルなどのα−置換アクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステル、N−置換マレイミ
ド、N、N−ジ置換又はN−モノ置換のアクリルアミド
及びメタクリルアミドスチレン及びスチレン誘導体、共
役ジエン類、メタクリロニトリル、アクリロニトリル、
ビニルヒリシン等である。
さらに例示すると、例えば  6− 式中s R+、 R2及びR3は同−又は異なっていて
もであり、x、y及び2はアルキル基、ハロゲン又はア
ミン基であり、l、m及びnは置換基の個数を示し、l
より5までの整数である。又、&はC4以下のアルキル
基である。
次に本発明の好適実施例を示すが、本発明はこれらの実
施例によって限定されるものではない。
実施例1.2.3゜ ←)−スパルティンーフルオシニルリチウム錯体による
トルエン中、−78℃でのメタクリル酸トリフェニルメ
チルの不斉重合を次の如く行なった。
重合は十分に乾燥したガラス封管中、窒素気流下で行な
った。まず、トルエン2011tlにメタクリル酸トリ
フェニルメチル1.oog(s、osmmol)を溶解
させ、これを−78℃にした。
次に触媒は室温、ヘキサン中でBuLi と当量のフル
オレンを反応させてフルオレニルリチウムを合成し、そ
の1.2倍当量の不斉配位子化合物←)−スバルティン
を加えて錯体を合成した。
これをモノマーのトルエン溶液に加えて1谷を開始した
重合は少量のメタノールで停止させ、ポリマーを200
 vxlのメタノールに沈澱させ、遠心分離し、乾燥後
秤量した。ポリマーは乳鉢で粉砕し、THFを加えて5
〜15時間攪拌してTHF不溶部と可溶部に分別した。
THF可溶部は旋光度を測定した後、THFに溶解させ
、その10倍量のベンゼン−ヘキサン(1:1)に沈澱
させる。
これを遠心分離し、ベンゼン−ヘキサン(1:l)不溶
部と可溶部に分別し、それぞれの旋光度を測定した。重
合結果を表−1にまとめて示した。
尚、分子量、重合度はGPC(較正曲線PST)により
測定し、旋光度は日本分光DIP−lslを用いて測定
した。
実施例4.5 実施例1と同様にして、1ζ1−ジフェニルエチレンと
BuLiを反応させて、1,1−ジフェニルヘキシルリ
チウムを合成し、その1.2倍当量の不斉配位子化合物
←)−スパルティンを加えて錯体を合成し、重合を行な
った。
表−1に重合結果を示した。
 9− 比較例1゜ 従来の光学活性な重合用触媒で、実施例と同じ条件で重
合を行なった結果を表−1に示した。
比旋光度が高く、目的とする分子量の高いベンゼン−ヘ
キサン(1:1)不溶部のポリマーが収率良(得られた
−1〇 −

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式RXにおいて該Xはアルカリ金属であり、
    該Rは炭素数1〜50であって、かつ共役酸RHにおい
    てエーテル中での解離指数PKaが20〜35となる炭
    化水素からなるアニオン開始剤と、(−)−スパルティ
    ン又は(1)−スパルティンの不斉配位子とからなる光
    学活性な重合用触媒。
  2. (2) 一般式RXにおいて、#Xはアルカリ金属であ
    り、該Rは炭素数1〜50であって、かつ共役酸RHI
    Cおいてエーテル中での解離指数PKa が20〜35
    となる炭化水素からなるアニオン開始剤と、(→−スパ
    ルティン又は(ト)−スパルティンの不斉配位子とから
    なる光学活性な重合用触媒を用いて、重合性単量体を重
    合させて光学活性な高分子を得ることを特徴とする光学
    活性な高分子の合成方法。
JP17647383A 1983-09-26 1983-09-26 光学活性な重合用触媒および光学活性な高分子の合成方法 Granted JPS6067504A (ja)

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JPS6067504A true JPS6067504A (ja) 1985-04-17
JPH037203B2 JPH037203B2 (ja) 1991-02-01

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Cited By (3)

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JPH037203B2 (ja) 1991-02-01

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