JPS60663Y2 - X−y方向入力装置 - Google Patents

X−y方向入力装置

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JPS60663Y2
JPS60663Y2 JP1983032771U JP3277183U JPS60663Y2 JP S60663 Y2 JPS60663 Y2 JP S60663Y2 JP 1983032771 U JP1983032771 U JP 1983032771U JP 3277183 U JP3277183 U JP 3277183U JP S60663 Y2 JPS60663 Y2 JP S60663Y2
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roller
sphere
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JP1983032771U
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JPS59138957U (ja
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順一 細越
基之 鈴木
勇一 伊田
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アルプス電気株式会社
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  • Position Input By Displaying (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はX−Y方向入力装置に係り、例えばグラフィッ
ク・ディスプレイ装置の図形入力装置などに好適なX−
Y方向入力装置に関するものである。
グラフィック・ディスプレイ装置は、基本的にはディス
プレイ・スクリーン・ディスプレイ・コントローラ、デ
ータ・チャンネルならびに各種入力装置などから構成さ
れている。
この装置の一つに、ジンバル機構で支持されたレバーを
操作者が任意の方向に倒すと、その方向と倒れ角度を検
出して、X軸方向とY軸方向の各成分の電圧あるいはデ
ィジタル信号を発生する1ジヨイステツクヨ(登録商標
)がある。
ところがこの入力装置は、レバーの回動範囲が制限され
るとともに、入力信号の安定性などにも問題がある。
この欠点を解消するため、近年、所謂1マウスヨと呼称
される入力装置が開発されている。
この入力装置は、回転自在に配置された例えば銅球など
からなる被回転球体(以下、球体と略称する)とJその
球体と接して球体の回転力によって回転する第1の従動
ローラと、球体と接して球体の回転力によって回転する
とともに軸方向が前記第1の従動ローラの軸方向とほぼ
直交する第2の従動ローラと、前記第1および第2の従
動ローラの回転量をそれぞれ個別に検出する可変抵抗器
やエンコーダなどからなる第1および第2の回転量検出
手段と、これら球体、第1および第2の従動ローラなら
びに第1および第2の回転量検出手段などを収容するケ
ーシングとから基本的に構成されている。
そして前記ケーシングの下面に開口が設けられ、その開
口を通して球体の一部が下方へ突出しており、ケーシン
グを持って球体を所定のベース上で任意の方向に転動す
ることにより、第1および第2の従動ローラがそれぞれ
所定方向に回転する。
これら従動ローラの回転方向と回転量を第1および第2
の回転量検出手段でそれぞれX軸方向とY軸方向の各成
分の電圧あるいはディジタル信号として取り出し、それ
ら信号をディスプレイ装置に入力するシステムになって
いる。
本考案は、この種の入力装置を対象とするものである。
次に本考案の実施例を図を用いて詳細に説明する。
第1図は、実施例に係るX−Y方向入力装置を含むグラ
フィック・ディスプレイ装置の全体の斜視図である。
テーブル1上には、スクリーン、コントローラならびに
データ・チャンネルなどを備えたディスプレイ装置2と
、ファンクション・キーを有する入力装置3と、本考案
の実施例に係る入力装置4とが置かれている。
なお、入力装置4はテーブル1上に敷設された専用のシ
ート5上で操作され、この操作により例えばディスプレ
イ装置2のスクリーン6に表示されているカーソル7を
任意の位置に移動させることがてきるようになっている
次にこの入力装置4の構造ならびに動作原理について説
明する。
第2図は入力装置4の平面図、第3図は入力装置4の正
面図、第4図は入力装置4の底面図、第5図は入力装置
4の側面図である。
ケーシング8は例えばABS樹脂などで底形された下ケ
ース9と上ケース10とからなり1、下ケース9と上ケ
ース10の接合部からケーシング8内へ塵埃や水などの
侵入を阻止するために、下ケース9と上ケース10の接
合部全周が段係合になっている。
上ケース10は操作者が片手で持って操作てきる大きさ
に設計され、その上壁部11の所定位置には上ケース1
0の長手方向に沿って嵌入穴12が形成されている。
この嵌入穴12には、長方形をしたスイッチレバー13
の操作端14が上ケース10の内側から挿入されて、上
壁部11より若干突出している。
後述するようにスイッチレバー13の下方にはそれに対
応してブツシュスイッチが配置され、これらは入力装置
4自体のスイッチの他に、例えばディスプレイ装置2に
おいてカーソル7のすぐ上あるいはすぐ下にある表示パ
ターンの一部を削除したり、あるいは他の表示位置に移
動させたり、その他の切換、制御などの各種の信号処理
に用いられる。
ディスプレイ装置2と入力装置4は、コード15および
差込みプラグ16によって接続されている。
第6図は、下ケース9の平面図である。
下ケース9における底壁部17の外周部には、前側壁部
18と後側壁部19と右側壁部20と左側壁部21とが
連続して立設されている。
底壁部17で前側壁部18と右側壁部20との角部付近
、前側壁部18と左側壁部21との角部付近、ならびに
後側壁部19の中央部付近には、下面に向けて貫通した
孔22a、22b、22cがそれぞれ形成されている。
この3個の小孔22a〜22cの中心点をそれぞれ結ぶ
ことにより、二等辺三角形が形成されるように小孔22
a〜22cの穿設位置が決められいる。
第7図は、第6図C−C線上の断面図である。
小孔22の上には上方に向けて徐々に径大になった環状
のテーパ面23が形成され、そのテーパ面23の上端開
口縁の外周には環状の平面部24を残して、筒部25が
一体に形成されている。
小孔22a、22bの若干後方には所定の間隔をおいて
3本の支柱26が一列に底壁部17から立設され、これ
ら支柱26は後述するプリント基板の支持・取り付けに
役立つ。
小孔22cのすぐ前には、後述する球体よりも径大のほ
ぼ円形をした球体出入用の開口部27が形成されている
第8図は第6図C−C線上の断面図、第9図は第6図C
−C線上の断面図である。
第6図および第9図に示すように、前記開口部27の周
端の一個所には上向きの平面状係止部を有する所定の幅
の上向き段部28が設けられ、それを除いた開口部27
の周端には下向きの平面状係止部を有する下向き段部2
9が設けられている。
上向き段部28と反対の位置には径方向外側に延びた凹
部43が下向き段部29と連設され、その凹部43の上
方にネジ挿通孔30を介して小ナツトの入る六角穴31
が形成されている。
開口部27の周端、上向き段部28ならびに六角穴31
の外周を囲むように連続した周壁32が穿設されている
周壁32の前側壁部18と対向する側には、上面に弧状
の受面33を有する弧状突起34a、34bが所定の間
隔をおいて周壁32と一体に形成されている。
第11図は第6図E−E線上の断面図であるが、同図に
示すように弧状突起34a。
34bの付根部にはそれと直交するように補強リブ35
がそれぞれ一体に設けられている。
なお、弧状突起34aの方の受面33の曲率は1、弧状
突起34bの方に受面33のそれよりも若干小さく設計
されている。
第6図に示すように、上向き段部2′8を間にしてその
前後に弧状突起36a。
36bが所定の間隔をおいて周壁32と一体に形成され
ている。
この弧状突起36a、36bも前記弧状突起34 a、
34 bと同様に上面に弧状の受面37を有し、付
根部に補強リブ38が一体に形成され、しかも弧状突起
36aの方の受面37の曲率が、弧状突起36bの方の
受面37のそれよりも若干小さく設計されている。
第12図は第6図F−F線上の断面図であるが、同図な
らびに第6図に示すように、後側壁部19と左側壁部2
1との角部側から周壁32に向けて2個の直線状の突条
39,39が所定間隔において平行に延び、先端は周壁
32と一体になっている。
前側壁部18の近くに形成された2個のネジ挿通孔40
,40と後側壁部19の近くに形成された1個のネジ挿
通孔40は、下ケース9と上ケース10とをネジで連結
するための孔である。
第6図に示す2個のネジ孔41は、後述する環状保持体
を下ケース9の上面に取り付けるためのものである。
第13図ないし第16図は、下ケース9の下面に取り付
けるリング状蓋42の図である。
リング状蓋42の外径は下ケース9における下向き段部
29の内径とほぼ同寸に設計され、外周部の一個所に上
向き段部28に載置される舌片部44が突設されている
またこの舌片部44と反対側には前記凹部43に嵌入す
る取付部45が突設され、それにはネジ挿通孔46が形
成されている。
リング状蓋42の中央には球体の径よりもかなり小さい
径を有する円形の開口47が穿設され、それの上部には
上方に向けて除々に径大になった環状のテーパ面48が
形成されている。
このリング状蓋42を下ケース9に取り付ける際は、最
初に下ケース9の下面側から舌片部44を先にして開口
部27に入れ、舌片部44を上向き段部28上に載置す
る。
そしてリング状差42全体を下向き段部29内に嵌入し
、下ケース9の六角穴31に小ナツト49(第17図参
照)を入れ、リング状蓋42の方からネジ50(第4図
参照)を螺挿する。
このようにすることによりリング状蓋42は、上向き段
部28と舌片部44との係合、ならびにネジ50による
ネジ止めの両方で下ケース9に固定され、下ケース9の
開口部27はリング状蓋42で覆われる。
この状態を第17図に示す。
第18図および第19図は支持ボール50と支持脚体5
1の配置状態を示す要部断面図で、第18図は支持ボー
ル50とを支持脚体51が下ケース9の小孔22 a、
22 b上に配置される場合の構造を、第19図は支
持ボール50と支持脚体51が下ケース9の小孔22c
上に配置される場合の構造をそれぞれ示している。
最初、第18図について説明する。
下ケース9のテーパ面23上に、小孔22a、22bよ
りも径大の鋼製支持ボール50が載置され、支持ボール
50の一部が小孔22a、22bより下方へ突出してい
る。
支持ボール50の上方には、ポリアセタール樹脂製の支
持脚体51が立脚されている。
支持脚体51の下部には支持ホール50を回転自在に収
容する椀状部52が設けられ、その外径は下ケース9に
突設されている筒部25の内径と同寸かあるいは若干径
大に設計されている。
椀状部52の上部には柱部53が連設され、それの上端
に径小部54を設けることにより径小部54の付根部に
段状の係止部55が形成される。
径小部54はプリント基板56に穿設された係止穴に挿
入され、プリント基板56はこの支持脚体51に支えら
れるとともに、支持脚体51はブリント基板56との係
合により組立後の倒れ防止がなされる。
組立てる際には、下ケース9上に支持ボール50、支持
脚体51、プリント基板56の順で配置さる訳であるが
、支持脚体51を立てたときにそれぞれが倒れるとプリ
ント基板56の載置に支障をきたす。
そのために、下ケース9の小孔22付近に筒部25が立
設され、それが支持脚体51の椀状部52と接触して、
組立時における支持脚体51の倒れ防止に役立っている
図に示すように椀状部52の内面には、支持ボール50
が回転自在に配置されている。
また、支持脚体51 (椀状部52)によって支持ボー
ル50の上方向への移動が規制され、支持ボール50の
一部が下ケース9の下面から所定寸法はど常に突出する
ようになっている。
第19図の場合は、支持脚体51の支持構造が前述の場
合と異っている。
すなわち、環状保持体57に形成された綱状の貫通孔5
8に支持脚体51の柱部53が挿通され、この環状保持
体57によって支持脚体51が押えられている。
支持ボール50ならびに支持脚体51の形状などは前述
の場合と同様であるので、それらの説明は省略する。
第20図は環状保持体57の平面図、第21図は環状保
持体57の底面図、第22図は環状保持体57の正面図
である。
環状保持体57は例えばポリブチレンテレフタレートな
どで成形され、中央に球体59の径よりも犬きい貫通部
60が設けられている。
第20図および第21図に示すように、環状保持体57
は、後述する一方の従動ローラを保持・位置決めする第
1従動ローラ保持部61と、他方の従動ローラを保持・
位置決めする第2従動ローラ保持部62と、摩擦力付与
ローラを保持・位置決めする付与ローラ保持部63とか
ら主に構成されている。
第1従動ローラ保持部61の長手方向と第2従動ローラ
保持部62の長手方向とが互に直交するように、第1従
動ローラ保持部61と第2従動ローラ保持部62とが配
置され、これらに対向して付与ローラ保持部63が設け
られている。
この第1従動ローラ保持部61と第2従動ローラ保持部
62と付与ローラ保持部63とは互に連結部64を介し
て環状に一体成形されている。
従動ローラ保持部61,62の形状を説明する前に、そ
れに嵌入保持される従動ローラーエンコーダブロック6
5の構造について説明する。
第26図ないし第29図は従動ローラーエンコーダブロ
ック65を示す図で、第26図は平面図、第27図は正
面図、第28図は右側面図、第29図は要部拡大断面図
である。
従動ローラーエンコーダブロック65は、従動ローラ6
6とエンコーダ67とから構成され、両者は一体に連結
され、環状保持体57への組込時には1つのブロックと
して取り扱われる。
従動ローラ66は、回転軸部68と、その回転軸部68
のほぼ中央の位置にそれと一体に形成されたローラ部6
9と、回転軸部68の両側にそれぞれ配置された軸受7
0 a、 70 bとから構成されている。
エンコーダ67はエンコーダケース71と、従動ローラ
66の回転軸部68の一端に連結されて従動ローラ66
と一体回転する摺動子受け72と、摺動子受け72に取
り付けられた摺動子73と、前記エンコーダケース71
によって位置決めされて摺動子73と対向するパターン
基板74と、そのパターン基板74をエンコーダケース
71にしつかりと固定する取付板75とから構成されて
いる。
第30図ないし第32図は前記エンコーダケース71を
示す図で、第30図は正面図、第31図は左側面図、第
32図は右側面図である。
エンコーダケース71は第32図に示すように正面壁部
76と、背面壁部77と、上面壁78と、下面壁部79
と、左側面壁部80とから構成され、右側面の方はほぼ
全面的に開口している。
正面壁部76ならびに背面壁部77の上に、下部には、
前記取付板75の屈曲片部81 (第27図参照)が嵌
入される係止溝82が2本それぞれ水平に形成されてい
る。
なお、この係止溝82は第31図に示すように一部左側
壁部80まで延びている。
上、下の係止溝82の間には、右側面の方向に向けて延
びた係止爪83が設けられ、正面壁部76の係止爪83
と背面壁部77の係止爪83とは対向状態にある。
左側面壁部80の中央部には従動ローラ66側に向けて
延びた筒状部84が一体に形成され、さらに筒状部84
の開口端近傍には水平方向に延びた方向規制突起85が
前後に設けられている。
第32図に示すように、正面壁部76、背面壁部77、
上面壁部78ならびに下面壁部79の右側壁部には、パ
ターン基板74の外形と同じ非円形の環状段部86が形
成されている。
さらにこの環状段部86より段落されて収容凹部107
が設けられている。
第29図に示すように回転軸部68の一方の端部には小
径部87が設けられ、それによって小径部87の付根部
分に段状係止部88が形成されている。
小径部87はボールベアリングからなる軸受70bの内
輪89を貫通して、摺動子受け72の中央孔90に強嵌
合されている軸受70bの外輪91は、エンコーダケー
ス71の筒状部84内に強嵌合されて固定状態にある。
回転軸部68の小径部87を摺動子受け72の中央孔9
0に強嵌合したとき、前記段状係止部88が内輪89の
端面に当接したとき、結局、内輪89は摺動子受け72
と段状係止部89との間で挟持された形になり、軸受、
70b(内輪89)はエンコーダケース71によって軸
方向への移動が阻止されているから、従動ローラ66の
軸方向のずれがない。
第33図は摺動子受け72と摺動子73の分解斜視図、
第34図は摺動子受は一摺動子組合体の右側面図である
摺動子受け72はポリブチレンテレフタレートなどで成
形され、中央孔90が穿設されている。
右側面には取付台部92が設けられ、そこには所定の間
隔をおいて2本の位置決めピン93が突設されている。
中央孔90の右側開口端近傍には、一部に切欠部94を
有するC字形突条95が形成されている。
右側面で取付台部92でない個所は段落ちされて、略扇
形の凹部96が形成されている。
摺動子73の中央部には摺動子受け72のC字形突条9
5に外嵌する略環状部97が設けられ、それの中心に向
けて第1接触端98が切り起こされている。
摺動子受け72の位置決めピン93と対向する位置には
取付穴99がそれぞれ穿設され、また摺動子受け72の
凹部96と対向する個所にはアーム部100が一体に形
成されて、それの先端部白す′内側第2接触端101と
外側第2接触端102が平行に隆起するように取り付け
られている。
摺動子受け72の位置決めピン93を摺動子73の取付
穴99に、C字形突条95を略環状部97にそれぞれ挿
入することにより、摺動子受け72に対する摺動子73
の位置決めがなされる。
さらに位置決めピン93の頭部を熱溶解することにより
、摺動子73は摺動子受け72にがたつきなくしつかり
と固定される。
この固定により、摺動子73の第1接触端98の自由端
近傍は切欠部94ならびに中央孔90と対向し、一方、
アーム部100、内側第2接触端101ならびに外側第
2接触端102は凹部96と対向する。
従って第1接触端98、アーム部100、内側第2接触
端101ならびに外側第2接触端102の弾性変形は支
障なく行なわれる。
第35図は、パターン基板74の平面図である。
このパターン基板74には、中央パターン部103と、
その中央パターン部103と同心円上に形成された内側
周辺パターン部104と外側周辺パターン部105とを
有している。
各パターン部103,104,105はそれぞれの端子
部106に接続されている。
摺動子73を片面に取り付けた摺動子受け72をエンコ
ーダケース71の収容凹部107に挿入し、一方、回転
軸部68の小径部87に予め軸受70bを嵌装しておき
、この小径部87と軸受70bとをエンコーダケース7
1の筒状部84の方から圧入する。
そして小径部87の先端部を摺動子受け72の中央孔9
0に、軸受70bを筒状部84にそれぞれ強嵌合するこ
とにより、従動ローラ66の軸方向への抜は止めがなさ
れるとともに、摺動子受け72(摺動子73)がエンコ
ーダケース71の収容凹部107内に回転自在に保持さ
れ、従動ローラ66との一体回転が可能になる。
次にパターン基、板74をそれの各パターン部103.
104,105が摺動子73と対向するようにエンコー
ダケース71の環状段部86に嵌合する。
前述のように環状段部86はパターン基板74の外形と
同じ非円形になっているから、エンコーダケース71に
対するパターン基板74の位置決めがなされる。
パターン基板74の挿入寸法、換言すれば摺動子73に
対するパターン基板74の押込み量は環状段部86の高
さによって規制される。
パターン基板74をエンコーダケース71に挿入すると
き、エンコーダケース71に突設された2つの係止爪8
3を若干押し拡げながら挿入され、この係止爪83によ
ってパターン基板74がエンコーダケース71に仮止め
される。
このヨウにパターン基板74をエンコーダケース71に
仮止めしておけば、次の取付板75の装着作業中にパタ
ーン基板74が位置ずれしたり脱落したりすることがな
く、装着作業が簡便である。
パターン基板74をエンコーダケース71に仮止めした
のち、平面形状がコ字形をした取付板75がパターン基
板74の外面に沿って当接され、取付板75に設けられ
ている4本の屈曲片部81が正面壁部76ならびに背面
壁部77の係止溝82にそれぞれ嵌入される。
そして各屈曲片部81の先端を第31図に示すエンコー
ダケース71の左側面壁部80に設けられた係止溝82
に向けて折り曲げて嵌入することにより、最終的にパタ
ーン基板74がエンコーダケース71にしつかりと固定
される。
パターン基板74をエンコーダケース71に固定するこ
とにより、摺動子73の第1接触端98がパターン基板
74の中央パターン部103に弾接腰内側第2接触端1
01が内側周辺パターン部104に、外側第2接触端1
02が外側周辺パターン部105に、それぞれ弾接する
ようになっている。
パターン基板74をエンコーダケース71に挿入・固定
することにより、接触端98,101.102はそれぞ
れ若干押圧変形されて倒れるが、最終的には組立てが完
了した時点で第29図に示すように第1接触端98の中
央パターン部103に対する接触点、ならびに中央パタ
ーン部103の中心点が、従動ローラ66の回転軸線上
に配置されるよう、各部品の寸法などが設計されている
このような構造になっている従動ローラエンコータブロ
ック65が、第20図ないじ第22図に示す従動ローラ
保持部61,62にそれぞれ挿入される。
次に従動ローラ保持部61,62の形状について説明す
る。
従動ローラ保持部61,62の一端に、前記エンコーダ
ケース71に圧入されていない方の軸受70aが嵌入す
る軸受嵌入溝108(第21図。
第23図参照)が形成されている。
この軸受嵌入溝108から所定の間隔をおいて、エンコ
ーダケース71に設けられた方向規制突起85,85が
嵌入する突起嵌入溝109と、筒状部84が嵌入する筒
状部嵌入溝110が連設されている。
前記軸受嵌入溝108と突起嵌入溝109との中間部に
は、回転軸部68とローラ部69とが挿入される訳であ
るが、これらが従動ローラ保持部61゜62と接触しな
いように逃げ用の凹欠部111゜112.113が形成
されている。
中間の凹欠部112にはローラ部69が挿入・配置され
るが、このローラ部69の幅よりも若干広い間隔をもっ
て2本の脱落防止爪114,114が周壁部115から
内側に向けて突設されている。
(第24図参照)。
前記軸受嵌溝108、突起嵌入溝109、筒状部嵌入溝
110および凹欠部111,113は、第21図に示す
ように下面に向けて開口している。
従動ローラーエンコーダブロック65の軸受70aが従
動ローラ保持部61,62の軸受嵌入溝108に、回転
軸部68およびローラ部69が凹欠部111.112,
113に、方向規制突起85が突起嵌入溝109に、筒
状部84が筒状部嵌入溝110にそれぞれ嵌入されるよ
うに、2つの従動ローラーエンコータフロック65を従
動ローラ保持部61ならびに62にそれぞれ挿入する。
この挿入時、回転軸部68は脱落防止爪114を若干外
側に押し寄せながら挿入され、所定位置に挿入されたと
き第24図に示すように脱落防止爪114の先端は回転
軸部68を若干離れて対向し、従動ローラ66の回転を
妨げないようにしている。
このように従動ローラ保持部61,62に脱落防止爪1
14を設けておけば、従動ローラーエンコーダブロック
65がその後の取り扱い時に不意に従動ローラ保持部6
1,62から脱落することなく、取り扱いが簡便となる
第20図、第22図ならびに第24図に示すように、周
壁部115の上部にはエンコーダ67からのリード線を
掛けるリード線掛部116が設けられている。
次に付与ローラ保持部63について第21図および第2
5図を主に用いて説明する。
なお、第25図は第21図B−B線上の断面図である。
付与ローラ保持部63は下方に向けて開口したケース形
になっており、その内側に後述するローラ支承部材が摺
動可能に収容される収容空間117が形成されている。
第21図に示すように収容空間117の貫通部60と対
向する側には両側にそれぞれストッパー壁118が垂設
され、両ストッパー壁118の間にはローラ突出開口部
119が形成されている。
第25図に示すように、付与ローラ保持部63の上面壁
部120(同図では下側になっている)には、所定の間
隔をおいて2つの脱落防止爪121が対向するように垂
設されている。
次にこの付与ローラ保持部63に収容・保持される転接
ローラ122.支軸123.ローラ支承部材124なら
びにバネ部材125について第36図ないし第39図に
ついて説明する。
第36図は転接ローラ122.支軸123.ローラ支承
部材124ならびにバネ部材125に分解斜視図、第3
7図、第38図および第39図はローラ支承部材の平面
図、側面および背面図である。
転接ローラ122はポリ4フツ化エチレン樹脂を混入し
たポリアセタール樹脂で成形されたもので、非常に低い
摩擦係数を有しており、支軸123よりも若干径大の支
軸貫通孔126が形成されている。
従って転接ローラ122は支軸123上てフリーに回転
することができる。
ローラ支承部材124はポリアミド樹脂で成形されたも
ので、前面の両端部には支軸123の両端部をそれぞれ
支承する半円状の軸受部127が前方に向けて開口する
ように形成されている。
この軸受部127の間には後方に向けて延びたローラ収
容凹欠部128(第38図参照)が形成され、この後方
には隔壁129が設けられている。
この隔壁129の後に、後方に向けて開口した円形のバ
ネ受は用凹部130が形成されている。
第39図に示すように、ローラ支承部材124の四隅を
除いて上面、下面および左右側面には逃は凹部131が
ほぼ全面に設けられ、それによって四隅に前方から後方
に向けて直線状の突条132が形成されている。
バネ部材125はコイルバネからなり、それの一端は前
記ローラ支承部材24のバネ受は用凹部130に挿入さ
れ、他端は付与ローラ保持部63の後壁部133(第2
1図、第40図参照)に当接される。
転接ローラ122.支軸123ならびにバネ部材125
を保持したローラ支承部材124は、付与ローラ保持部
63の収容空間117に押し込められる。
そうするとローラ支承部材124の突条132は、付与
ローラ保持部63に突設されている2本の脱落防止爪1
21の頭部をそれぞれ若干外側に押しやりながらそれを
乗り越え、第41図に示すように突条132が脱落防止
爪121と係合する。
この係合で転接ローラ122.支軸123、ローラ支承
部材124は付与ローラ保持部63に仮止めされるから
、その後に環状保持体57を下ケース9に取り付ける際
に、前述の各部品が脱落したりするようなことがなく、
作業性の向上を図ることができる。
なお、脱落防止爪121ならびにそれと係合する突条1
32は、係合後にはローラ支承部材124が収容空間1
17内で摺動できる程度に寸法設計されている。
バネ部材125は収容空間117に挿入されると、ロー
ラ支承部材124のバネ受は用凹部130と付与ローラ
保持部63の後壁部133との間で圧縮状態で保持され
、それの弾性でローラ支承部材124を介して転接ロー
ラ122ならびに支軸123がローラ突出開口部119
側に向けて付勢される。
この付勢で、転接ローラ122の外周部の一部がローラ
突出用開口部119から内側に向けて突出するとともに
、支軸123の両端部がストッパー壁118の内面に当
接する。
この当接て転接ローラ122ならびに支軸123の抜は
止めがなされる。
なお、第40図に示すように球体59が挿入されると、
転接ローラ122はバネ部材125の弾性に抗して若干
後退し、そのために支軸123はストッパー壁118か
ら若干離れ、バネ部材125の弾性力はローラ支承部材
124.支軸123ならびに転接ローラ122を介して
球体59に作用する。
前述のようにして1つの従動ローラーエンコーダブロッ
ク65が第1従動ローラ保持部61に、他の1つの従動
ローラーエンコーダブロック65が第2従動ローラ保持
部62に、一方、転接ローラ122.支軸123.ロー
ラ支承部材124ならびにバネ部材125が付与ローラ
保持部63にそれぞれ挿入・仮止めされた環状保持体5
7は、それの各部品の挿入開口側を下にして下ケース9
の上に取り付けられている。
このとき、第19図に示すように下ケース9の小孔22
上には支持ボール50ならびに支持脚体51が予め配置
されており、環状保持体57に形成された貫通孔58(
第20図、第21図参照)が支持脚体51に挿入され、
また環状保持体57に形成された2個のネジ挿通孔13
4(第20図、第21図参照)が前記下ケース9のネジ
孔41 (第6図参照)とそれぞれ対向するように、環
状保持体57が下ケース9上に配置されて、第45図に
示ずようにネジ止めされる。
このように環状保持体57を下ケース9に取り付けるこ
とにより、第42図および第44図に示すように下ケー
ス9から突設された弧状突起34b、36bと軸受嵌入
溝108との間で軸受70aが挟持される。
また、第43図および第44図に示すように下ケースか
ら突設された弧状突起34a?36aと筒状部嵌入溝1
10との間で、エンコーダケース71の筒状部84を介
してもう一方の軸受70bが挟持される。
前述のように軸受嵌入溝108と筒状部嵌入溝110と
は従動ローラ保持部61,62に一体に形成され、さら
に弧状突起34a、36aならびに弧状突起34b。
36bは下ケース9に一体に形成されているから、2本
の従動ローラ66の配置方向が正しく規制される。
図示していないが環状保持体57を下ケース9に取り付
けるることにより、エンコーダケース71の下面壁部7
9が下ケース9の底壁部17に当接して、エンコーダケ
ース71の回り止めができる。
このようにして環状保持体57を下ケース9に取り付け
た状態を第45図に示す。
第47図は、ブツシュスイッチ135を取り付けたプリ
ント基板56の平面図である。
プリント基板56の所定位置にはブツシュスイッチ13
5が取り付けられ、このブツシュスイッチ135を介し
て各エンコータ67に接続された複数本のリード線13
6と前記コード15とを接続するための導電パターン1
37が形成されている。
このブツシュスイッチ135の上方に配置されるスイッ
チレバー13を第48図および第49図に示す。
スイッチレバー13は、□長方形の操作端14と、操作
端14の下面の一方の端部近く突設されてブツシュスイ
ッチ135の頭部に弾性的に外嵌される複数の弾性片1
38と、操作端14の下面の他方の端部近くに突設され
た支脚139とから構成されている。
第50図に示す如く、ブツシュスイッチ135の頭部に
スイッチレバー13を嵌合したとき支脚139の下端が
プリント基板56の一部と対向する訳であるが、第47
図に示すようにそれぞれ支脚139と対向する支え部1
40に導電パターン137は形成されないようになって
いる。
前にも説明したようにスイッチレバー13の操作端14
は上ケース10の嵌入穴12から露出しており、この操
作端14を押し下げると第51図に示すようにスイッチ
レバー13の支脚139がプリント基板56に当接し、
支脚139を支点としてスイッチレバー13がブツシュ
スイッチ135側に回動してスイッチ動作が行なわれる
ようになっている。
第47図に示すようにプリント基板56には、支持脚体
51の径小部54が嵌入する2っの係止穴141と、下
ケース9から立設された支柱26の頭部が嵌入する2つ
の係止穴142とが所定位置にそれぞれ穿設されている
前述のようにして環状保持体57を下ケース9に取り付
けたのち、下ケース9における前側の小孔22a、22
b上にそれぞれ支持ボール50と支持脚体51を配置す
る。
第18図に示すように、下ケース9に支持脚体51を立
てても筒部25によって支持脚体51が倒れることなく
、垂直に立てられる。
そのため支持脚体51の径小部54をプリント基板56
の係止穴141に挿入する作業が容易で、この挿入と同
時に両側の支柱26(第6図参照)の頭部をプリント基
板56の係止穴142に挿入し、しかるのち第46図に
示すようにプリント基板56を支柱26にネジ止めする
このようにしてプリント基板56が固定されると、ブツ
シュスイッチ135にスイッチレバー13を嵌着し、次
に上ケース10を被せ下ケース9にネジ止めしてケーシ
ング8を構成する。
まだこの状態ではケーシング8内に球体59は装着され
ていないから、下ケース9に形成された球体出入開口部
27よりケーシング8内に球体59を挿入する。
直交方向(X−Y方向)にそれぞれ配置されている2つ
の従動ローラ66はO−ラ保持部61,62によってそ
れぞれ支持されているから、球体59の挿入によって転
接ローラ12′2のみがバネ部材125の弾性に抗して
後退する。
そして挿入が終了した時点では、バネ部材125の弾性
を利用して球体59は2つの従動ローラ66と転接ロー
ラ122の間に挟持される。
球体59の挿入が終了すると、下ケース9の球体出入用
開口部27をリング状M42で覆ってネジ止め(第4図
)すれば、入力装置の組立てが終了する。
前記実施例では従動ローラの回転量を検出する手段とし
てエンコーダを用いたが、本考案はこれに限られるもの
ではない。
第52図は、回転量検出手段の他の例を示す概略構成図
である。
この場合、従動ローラ66における回転軸部68の一端
には回転円板143が同心円上に取り付けられており、
それらの外周部近傍には周方向に沿って多数の反射部1
44が等間隔に設けられている。
この反射部144と対向する位置には発光素子145と
受光素子146とが対になって設置され、発光素子14
5からの反射部144で反射されて、その反射光を受光
素子146で受光してカウントすることにより従動ロー
ラ66の回転量が検出される。
この例は反射形の場合について説明したが、回転円板の
外周部近傍に周方向に沿って多数のスリット状の透光部
を形成し、回転円板を間にして発光素子と受光素子とを
対向するように設けることもできる。
第53図は、球体59と2つの従動ローラ66と転接ロ
ーラ122との配置状態を示す図である。
2つの従動ローラ66は第1従動ローラ保持部61およ
び第2従動ローラ保持部62によってそれぞれ保持・位
置決めされているから、図に示すように2つの従動ロー
ラ66は互に軸方向が直交するように配置されている。
一方、転接ローラ122は球体59と接触し、それを介
して2つの従動ローラ66と対向した位置に配設されて
いる。
この転接ローラ122は、球体59とそれぞれの従動ロ
ーラ66との間での動力伝達を確実に行なうために設け
られたもので、転接ローラ122は球体59の自転力に
よって自在に回転するとともに、球体59をそれぞれの
従動ローラ66側の弾性付勢している。
球体59と一方の従動ローラ66との接触圧と球体59
と他方の従動ローラ66との接触圧とが等しくなるよう
に、球体59と転接ローラ122との接触点Pと球体5
9の回転中心Oを結ぶ直線Qが、それぞれの従動ローラ
66の軸線方向に対して約45度(θ□、θ2)の角度
をもって鎖交するように転接ローラ122が配置されて
いる。
従って図中の鎖交角度θ□とθ2は等しくなるように設
計されている。
2つの従動ローラ66は球体59の回転力によってそれ
ぞれ個別に回転され、従動ローラ66の回転方向と回転
量はそれぞれに付設されたエンコーダ67などの回転量
検出手段によって検出されるから、結局、球体59の回
転状態はX軸方向とY軸方向の各成分に分けて検出され
る。
入力装置4は、第3図ないし第5図に示すような状態で
所定のベース147上に載置されている。
これらの図に示すように、3個の支持ボール50はそれ
ぞれ小孔22at 22bt 22cより一部下方に向
けて突出しており、それら支持ボール50は支持脚体5
1を介してケーシング8.プリント基板56.環状保持
体57,2っの従動ローラーエンコーダブロック65な
らびに転接ローラ122などの重量を支えた形になって
いる。
また、球体59の一部はリング状蓋42の開口47を通
して下方へ突出しており、主にそれ自体の重量でベース
147に圧接した形になっている。
ベース147上に水、インク、油、塵埃などがあると、
入力装置4をベース147上で使用している間にそれら
が球体59の表面に付着する。
そのため球体59と従動ローラ66との間にスリップが
生じて適正な動力伝達がなされなくなり、入力装置とし
ての信頼性が低下する。
そのため本考案ではリング蓋42が下ケース9に対して
着脱可能になっており、定期的あるいは適宜に球体59
をケーシング8から取り出してクリーニングすることが
できるようになっている。
また、第46図に示すようにブツシュスイッチ135を
取り付けたプリント基板56が、球体59の真上に配置
されず、若干ずれた位置に配置されているから、入力装
置4の総高が低くなり、小型化、薄型化が可能である。
第54図ないし第58図は、支持ボール50の上方向へ
の移動を規制する移動規制部材148の他の実施例を説
明するための図である。
この移動規制部材148の下部には、支持ボール50を
回転自在に収容する椀状部149が設けられている。
この椀状部149の外周部には所定の間隔をおいて3本
の当接リブ150が立設され、これは第58図に示すよ
うに下ケース9から突設された筒部25の内面に当接す
るように端面が垂直になっている。
前記椀状部149の上部には挿入端151が設けられ、
これは例えば前記環状保持体57の適所に形成された挿
入孔もしくは凹部に挿入されて、移動規制部材148の
浮き上がりが阻止されるようになっている。
椀状部149の外周部で当接リブ150が設けられてい
ない個所から水平方向外側に向けてアーム部152が延
びており、それの先端部には環状部153が一体に形成
されている。
第57図および第58図は、下ケース9上での移動規制
部材148の配置状態を示す図である。
第58図に示すように下ケース9の小孔22上には鋼製
の支持ボール50が載置され、その上に移動規制部材1
48が配置されている。
小孔22の近傍には下ケース9側から段付きの支持ピン
154が立設され、それの頭部が環状部153の孔に挿
入されている。
この環状部153と支持ピン154との係合、ならびに
当接リブ150の筒部25への当接により、移動規制部
材148の位置決めと倒れ防止がなされる。
本考案は前述のように、回転自在に配置された被回転球
体と、その被回転球体と接して被回転球体の回転力によ
って回転する第1の従動ローラと、被回転球体と接して
被回転球体の回転力によって回転するとともに軸方向が
前記第1の従動ローラの軸方向とほぼ直交する第2の従
動ローラと、前記第1の従動ローラの回転量を検出する
第1の回転量検出手段と、前記第2の従動ローラの回転
量を検出する第2の回転量検出手段と、これら被回転球
体、第1および第2の従動ローラならひに第1および第
2の回転量検出手段を収容するケーシングとを備え、ケ
ーシングの下部に開口を形成して前記回転球体の一部を
その開口から下方・\突出せしめ、被回転球体をベース
上で転動せしめるX−Y方向入力装置において、前記ケ
ーシングの下面部に小孔を穿設し、支持ボールの一部が
その小孔から下方へ突出するように小孔上に支持ホール
を回転自在に配置せしめ、その支持ボールの上方向への
移動を規制するボール収容凹部を下部に設けるとともに
ボール収容凹部と連結してケーシングの一部と係止する
係合部を形成した移動規制部材を、前記支持ボールの上
方に配置したことを特徴とするものである。
このように構成をとることにより、入力装置の操作がス
ムースであるとともに、移動規制部材の位置決めが容易
であり、倒れ防止が出来て、組立作業性の向上を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
図はすべて本考案の実施例に係るX−Y方向入力装置を
説明するためのもので、第1図はそのX−Y方向入力装
置を含むグラフィック・ディスプレイ装置の斜視図、第
2図は入力装置の平面図、第3図は入力装置の正面図、
第4図は入力装置の底面図、第5図は入力装置の側面図
、第6図は下ケースの平面図、第7図は第6図C−C線
上の断面図、第8図は第6図C−C線上の断面図、第9
図は第6図C−C線上の断面図、第10図は第6図C−
C線上の断面図、第11図は第6図C−C線上の断面図
、第12図は第6図C−C線上の断面図、第13図はリ
ング状蓋の平面図、第14図はリング状蓋の正面図、第
15図はリング状蓋の底面図、第16図はリング状蓋の
断面図、第17図はリング状蓋の取付構造を示す断面図
、第18図および第19図は支持ボールと支持脚体の配
置状態を示す要部断面図、第20図は環状保持体の平面
図、第21図は環状保持体の底面図、第22図は環状保
持体の正面図、第23図は第6図C−C線上の断面図、
第24図は第6図C−C線上の断面図、第25図は第6
図C−C線上の断面図、第26図、第27図ならびに第
28図は従動ローラーエンコーダブロックの平面図、正
面図ならびに右側面図、第29図は従動ローラーエンコ
ータブロックの要部拡大断面図、第30図、第31図、
第32図はエンコーダケースの正面図、左側面図、右側
面図、第33図は摺動子受けと摺動子の分解斜視図、第
34図は摺動子受は一摺動子組合体の右側面図、第35
図はパターン基板の平面図、第36図は転接ローラ、支
軸、ローラ支承部材ならびにバネ部材の分解斜視図、第
37図、第38図および第39図はローラ支承部材の平
面図、側面図および背面図、第40図は付与ローラ保持
部内での転接ローラ、ローラ支承部材ならびにバネ部材
の配置状態を示す要部切断側面図、第41図は付与ロー
ラ保持部内でのローラ支承部材の係止状態を示す要部切
断正面図、第42図は軸受の挟持構造を示す要部断面図
、第43図は筒状部の挟持構造を示す要部断面図、第4
4図は両軸受の支持構造を説明するための要部断面図、
第45図は環状保持体を下ケースに取り付けかつプリン
ト基板を取り外した状態での平面図、第46図は環状保
持体ならびにプリント基板を下・ケースに取り付けた状
態を示す平面図、第47図はスイッチをプリント基板に
取り付けかつスイッチレバーを取り外した状態ての平面
図、第48図はスイッチレバーの切断側面図、第49図
はスイッチレバーの底面図、第50図はスイッチレバー
の配置状態を示す要部側面図、第51図はスイッチ動作
を説明するための一部を切断した要部側面図、第52図
は回転量検出手段の他の例を示す概略構成図、第53図
は球体と従動ローラと転接ローラの配置状態を示す説明
図、第54図、第55図および第56図は移動規制部材
の平面図、切断側面図および正面図、第57図は移動規
制部材の配置状態を示す平面図、第58図は第57図A
−A線上の断面図である。 4・・・・・・入力装置、8・・・・・・ケーシング、
9・・・・・・下ケース、10・・・・・・上ケース、
12・・・・・・嵌入穴、13・・・・・・スイッチレ
バー 14・・・・・・操作端、22a、22b、22
c・・・・・・小孔、25・・・・・・筒部、27・・
・・・・球体出入用開口部、28・・・・・・上向き段
部、29・・・・・・下向き段部、33・・・・・・弧
状受面、34a、34b・・・・・・弧状突起、36
at 36 b・・・・・・弧状突起、37・・・・・
・弧状受面、42・・・・・・リング状蓋、44・・・
・・・舌片部、45・・・・・・取付部、47・・・・
・・開口、50・・・・・・支持ボール、51・・・・
・・支持脚体、52・・・・・・椀状部、54・・・・
・・径小部、55・・・・・・係止部、56・・・・・
・プリント基板、57・・・・・・環状保持体、58・
・・・・・貫通孔、59・・・・・・球体、6o・・曲
貫通部、61・・・・・・第1従動ローラ保持部、62
・・・・・・第2従動ローラ保持部、63・・・・・・
付与ローラ保持部、64・・・・・・連結部、65・・
・・・・従動ローラーエンコーダブロック、66・・・
・・・従動ローラ、67・assesエンコーダ、68
・・・・・・回転軸部、69・・・・・・ローラ部、7
0a、70b・・・・・・軸部、71・曲・エンコーダ
ケース、72・・・・・・摺動子受け、73・・・・・
・摺動子、74・・・・・・パターン基板、75・・・
・・・取付板、84・・・・・・筒状部、85・・・・
・・方向規制突起、86・・・・・・環状段部、87・
・・・・・小径部、88・・・・・・段状係止部、89
・・・・・・内輪、90・・・・・・中央孔、91・曲
・外輪、98・・・・・・第1接触端、101・・・・
・・内輪第2接触端、102・・・・・・外側第2接触
端、103・・・・・・中央パターン部、104・・・
・・・内側周辺パターン部、105・・・・・・外側周
辺パターン部、107・・曲収容凹部、108・・・・
・・軸受嵌入溝、110・・油筒状部嵌入溝、112・
・・・・・凹欠部、114・曲・脱落防止爪、117・
・・・・・収容空間、118・・曲ストッパー壁、11
9・・・・・田−ラ突出用開ロ部、121・曲・脱落防
止爪、122・・・・・・転接ローラ、123・・・・
・・支軸、124・・・・・・ローラ支承部材、125
・・・・・・バネ部材、127・・・・・・軸受部、1
28・・・・・田−ラ収容凹欠部、130・・・・・・
バネ受は用凹部、133・・・・・・後壁部、135・
・曲ブツシュスイッチ、141・・・・・・係止穴、1
43・・・・・・回転円板、144・・・・・・反射部
、145・・・・・・発光素子、146・・・・・・受
光素子、147・・・・・・ベース、148・・・・・
・移動規制部材、149・・・・・・椀状部、150・
・・・・・当接リブ、152・・・・・・アーム部、1
53・・・・・・環状部、154・・・・・・支持ピン
、O・・・・・・被回転球体の回転中心、P・・・・・
・被回転球体と転接ローラの接触点、Q・・・・・・点
Oと点Pを結ふ直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転自在に配置された被回転球体と、その被回転球体と
    接して被回転球体の回転力によって回転する第1の従動
    ローラと、被回転球体と接して被回転球体の回転力によ
    って回転するとともに軸方向が前記第1の従動ローラの
    軸方向とほぼ直交する第2の従動ローラと、前記第1の
    従動ローラの回転量を検出する第1の回転量検出手段と
    、前記第2の従動ローラの回転量を検出する第2の回転
    量検出手段と、これら被回転球体、第1および第2の従
    動ローラならびに第1および第2の回転量検出手段を収
    容するケーシングとを備え、ケシングの下部に開口を形
    成して前記被回転球体の一部をその開口から下方へ突出
    せしめ、被回転球体をベース上て転動せしめるX−Y方
    向入力装置において、前記ケーシングの下面部に小孔を
    穿設し、支持ボールの一部がその小孔から下方へ突出す
    るように小孔上に支持ボールを回転自在に配置せしめ、
    その支持ボールの上方向への移動を規制するボール収容
    凹部を下部に設けるとともにボール収容凹部とを連結し
    てケーシングの一部に係止する係合部を形成した移動規
    制部材を、前記支持ボールの上方に配置したことを特徴
    とするX−Y方向入力装置。
JP1983032771U 1983-03-09 1983-03-09 X−y方向入力装置 Expired JPS60663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983032771U JPS60663Y2 (ja) 1983-03-09 1983-03-09 X−y方向入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983032771U JPS60663Y2 (ja) 1983-03-09 1983-03-09 X−y方向入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59138957U JPS59138957U (ja) 1984-09-17
JPS60663Y2 true JPS60663Y2 (ja) 1985-01-10

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