JPS606599B2 - 静電型電気音響変換器の電極板エレクトレツトの製造法 - Google Patents

静電型電気音響変換器の電極板エレクトレツトの製造法

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JPS606599B2
JPS606599B2 JP12290178A JP12290178A JPS606599B2 JP S606599 B2 JPS606599 B2 JP S606599B2 JP 12290178 A JP12290178 A JP 12290178A JP 12290178 A JP12290178 A JP 12290178A JP S606599 B2 JPS606599 B2 JP S606599B2
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Japan
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polymer film
film
electrode plate
intervening
electroacoustic transducer
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JP12290178A
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JPS5549098A (en
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潤一 五村
由幸 村上
章 寺田
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HOSHIDENKI SEIZO KK
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HOSHIDENKI SEIZO KK
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G7/00Capacitors in which the capacitance is varied by non-mechanical means; Processes of their manufacture
    • H01G7/02Electrets, i.e. having a permanently-polarised dielectric

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は静電型電気音響変換器の電極板ェレクトレツ
トの製造法に関するものである。
振動膜に電極板ェレクトレットを対向配置して静電型電
気音響変換器を組み立てることが行なわれている。
第1図は電極板ェレクトレツトを振動膜に対向配置した
構造の静電型電気音響変換器の構成例で塗体はアルミニ
ウムなどの導電材料よりなる一対の固定板11a及び1
1bで形成されている。
この固定板113及び11bの中心部には放音孔12a
及び12bが複数個形成され、その外周縁間には合成樹
脂などのスベーサ13a,13bを配し、これらが各々
一対の固定板11a及び11bの内面に接着されている
。図示されていないが、各スベーサ13a又は13bの
内面からピンが他方のスべ−サ及び固定板11a及び1
1bに蓬通形成された透孔を通じて外部に突出され、こ
の突出部分が例えば加締められて2個の固定板11aと
11bが直結されている。
電極板ェレクトレットとしては、例えばポリプロピレン
樹脂で形成され、且つェレクトレット化された分極用高
分子フィルム14a及び14bの一面に、例えばアルミ
ニウムなどの金属を蒸着などで被看して導電膜15a,
15bを形成した帯電膜16a,16bを形成して使用
する。
これらの導電膜15a,15bを固定板11a,11b
に接着して電極板ェレクトレットとしての帯電膜16a
,16bを固定板11a,11bの内面に取付ける。
さらに固定板11a,11b間には、これらと所定の間
隙を保持して振動膜17が架張される。
この振動膜17としては例えば3〜6一厚のポリエステ
ル樹脂材が使用される。さて、この帯電膜16a,16
bの導電膜15a,16b間に外部信号源18から例え
ばトランス19を通じて信号を印加すると振動膜17が
振動しヘッドホン用変換器として動作することになる。
このような構造にすると、振動膜自体をェレクトレット
化されたフィルムで構成するものに比して振動膜17自
体は何らェレクトレット化を考慮する必要がなく、振動
膜それ自体の目的を達成することができるように、比重
が小さい材質を選びその厚みも極めて薄く形成すること
が可能で周波数特性を著しく向上させることができる。
この場合、従来は振動膜に対向配設される電極板ェレク
トレットとなる帯電膜16a,16bを作成するには、
分極用高分子フィルム14a,14bを融点近傍で溶融
し、これを直接導電膜15a,15bに溶着するか、も
しくは接着剤を使用して接着していた。しかし、この従
来の方法によれば、直嬢溶着法による時には、分極用高
分子フィルムを融点近傍まで加熱して溶融するために、
高温度下での処理が必要となり、その作業性が低下し分
極用高分子フィルム自体も熱分解するおそれがあり、又
溶着により分極用高分子フィルムが変形して溶着後の厚
みにばらつきを生ずることが多かった。
又接着剤を使用する時には、作業が煩雑となり能率が低
下すると共に接着剤が電極板ェレクトレットの物理的電
気的な特性に影響を及ぼすことがあって良好な電極板ヱ
レクトレットが得られないおそれがあった。この発明は
、この従来の方法での難点を解決し分極用高分子フィル
ムと電極板間に融点の低い介在用高分子フィルムを挿設
し、介在用高分子フィルムの融点の近傍で、溶着を行な
う方法を採用する。
このようにすると電極板ェレクトレツト製造上の工程を
比較的低温度で行なわせ、その作業性を向上させること
ができると共にエージング処理も同時に行なわせること
が可能で物理的に安定で電気的特性も優れた長寿命性の
電極板ェレクトレットを得ることができる。この発明は
このような静電型電気音響変換器の電極板ェレクトレッ
トの製造法を提供するものである。以下、この発明の静
電型電気音響変換器の電極板ェレクトレツトの製造法を
、その実施例に基づき図面を使用して詳細に説明する。
この発明では分極用高分子フィルムとしては、例えば熱
接着温度が282〜371℃である6フツ化プロピレン
4フツ化エチレン共重合フィルム(FEP)が用いられ
る。
介在用高分子フィルムとしては、その熱接着温度の低い
例えばポリエチレンフィルム(PE)が使用される。こ
の介在用高分子フィルムとして使用されるポリエチレン
フィルム(PE)の熱接着温度は121〜204qoで
ある。先ず、厚みが75〜125仏程度の分極用高分子
フィルムの片面にその接着性を向上させるために、金属
ナトリウムのナフタレン溶液で処理するか或いはアルミ
ニウムニッケルなどを金属蒸着したものを用意する。こ
の片面に処理が施された分極用高分子フィルムの両面間
に例えばその処理面を正極とし、未処理面上ほゞ25肌
の距離に面のほゞ中心の位置の面に垂直に負極である針
電極を配置し、この正負電極間に2斑Vの直流電圧を約
20〜30分間印加してコロナ放電を起させる。この処
理で分極された分極用高分子フィルムが得られる。
所定形状例えばヘッドホン用として使用する場合には直
径が50〜6仇吻で厚みが75〜125山程度のものを
予め作成しておいてもよいし、適当な寸法のシート状の
ものに形成しておいてもよい。この分極された分極用高
分子フィルムと、これより融点の低い厚みが20〜30
仏程度の介在用高分子フィルムとを分極用高分子フィル
ムの処理面を介在用高分子フィルムに接合させて重ね、
これを厚みがほゞ0.6〜1柳の例えばアルミニウムの
導電膜上に載積して積層体30を形成する。
この場合、予め各層を例えばヘッドホン用として使用す
る場合には直径が50〜6仇吻程度の円形状のものに形
成しておいてもよいし、適当な寸法のシート状のものと
して形成してもよい。次にこのようにして形成した積層
体に熱落着及びヱージング工程を施す。
第2図はこの工程の−例で陣温槽24内の基盤21上に
離型用のポリ4フッ化エチレンフィルム23を介して、
最初の工程で得られた積層体30を所定数積み重ねる。
この場合、各積層体30の境界に挿入するポリ4フッ化
エチレンフィルム23は300qo以上の耐熱性があり
熱接着を生じないので工程処理後の各積層体を分離して
取り出す雛型用層として用いられる。最上層のポリ4フ
ッ化エチレンフィルム23の面上にほゞ2k9程度の重
錘22を載層する。この状態で恒温槽24内を介在用高
分子フィルム20の熱接着温度範囲の所定温度に1時間
程度保持する。この場合には、分極用高分子フィルム1
4にはすでに分極処理が施されているため、熱接着温度
の低い介在用高分子フィルム例えばポリエチレンフィル
ム(PE)が使用されている。従って陣温槽24内の温
度はほゞ150qoに維持される。ほゞ1時間程度介在
用高分子フィルムの熱接着温度範囲である温度150o
oに恒温槽24が維持され、その後は自然に冷却される
。この工程で分極用高分子フィルム14は、この介在用
高分子フィルム20を介して導電膜15に溶着する。
同時にこの際の恒温槽24内の温度ができ上る電極板ェ
レクトレツトのエージング温度にほゞ等しいため、エー
ジング処理も同時に完了する。この熱溶着及びエージン
グ工程の他の例は、第3図に示すようにして行なわれる
即ち予め分極工程を完了し介在用高分子フィルム20に
接する面に、金属ナトリウムのナフタレン溶液での処理
或いはアルミニウム、ニッケルなどでの金属蒸着処理を
施した厚みが75〜125山程度の分極用高分子フィル
ム14が送り出し具27から送りローフ29−1を介し
て図の矢印×方向に所定速度で送り出されている。又厚
みが20〜30〃程度の介在用高分子フィルム20が送
り出し具28から同様に送りローラ29一2を介して、
矢印×方向に同一の速度で送り出されている。一方、こ
れらの分極用高分子フィルム14及び介在用高分子フィ
ルム20の送り速度に一致し同一送り方向Xに例えばア
ルミニウムなどで厚みが0.6〜1脚程度の導電膜16
が送り出されている。
これら3層は熱ローラ26の部分で下層から上層へ導電
膜15、介在用高分子フィルム20及び分極用高分子フ
ィルム14の順に積層された積層体3として加熱炉25
内に送り込まれる。加熱炉25内は介在用高分子フィル
ム20の熱接着温度範囲内にその温度が保持される。こ
の場合には分極用高分子フィルム14はすでに分極処理
が施されているため、介在用高分子フィルムとしては、
その熱接着温度の低い材料例えばポリエチレンフィルム
(PE)が選ばれている。従ってこの場合には加熱炉2
5内はほゞ15ぴ0の温度に維持される。導電膜15、
介在用高分子フィルム20及び分極用高分子フィルム1
4からなる積層体30は加熱炉25内をほゞ1時間程度
で通過した後に自然冷却雰囲気に置かれて自然冷却され
る。
この加熱炉25内には図示されていないが、所定の加圧
手段も設けられているので、加熱炉を通過した積層体3
0では、介在用高分子フィルム20を介して分極用高分
子フィルム14と導電膜15が熱港着することになる。
同時にこの場合には加熱炉25内の温度が電極板ェレク
トレツトとしての積層体30のエージング温度にほゞ等
しいため、エージング処理も施される。以上説明したよ
うに、この発明の方法によれば介在用高分子フィルムの
熱接着温度が比較的低い温度で熱処理されるため、溶融
するのは介在用高分子フィルムのみである。
従って分極用高分子フィルム面には凹凸は生ぜず、又熱
的な分解も生じないので、物理的に安定で長寿命且つ電
気的特性の優れた電極板ェレクトレットを得ることがで
きる。しかも熱溶着の工程とエージングの工程とを同時
に処理することができるので生産効率は著しく向上し、
生産工程の設備も比較的簡単で作業性も著しく向上する
【図面の簡単な説明】
第1図は電極板ェレクトレットを有する静電型電気音響
変換器の構造を示す図、第2図はこの発明の溶着及びエ
ージングの工程の一例を示す図、第3図はこの発の溶着
及びエージングの工程の他の例を示す図である。 14,14a,14b:分極用高分子フィルム、15:
導電膜、17:振動板、21:基盤、22:重錘、23
:ポリ4フッ化エチレンフィルム、24:恒温槽、25
:加熱炉、30:積層体。 ネー図 氷2図 氷3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 分極された分極用高分子フイルムと導電膜間にこの
    分極用高分子フイルムより低融点を有する介在用高分子
    フイルムを挿設した積層体を形成する工程と、この積層
    体を前記介在用高分子フイルムの融点近傍の温度で加熱
    し、前記介在用高分子フイルムにより前記分極用高分子
    フイルムと前記導電膜を熱溶着しエージング処理を同時
    に行なう工程とを有する静電型電気音響変換器の電極板
    エレクトレツトの製造法。
JP12290178A 1978-10-05 1978-10-05 静電型電気音響変換器の電極板エレクトレツトの製造法 Expired JPS606599B2 (ja)

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