JPS6064775A - Tigア−ク溶接監視法 - Google Patents

Tigア−ク溶接監視法

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JPS6064775A
JPS6064775A JP17171583A JP17171583A JPS6064775A JP S6064775 A JPS6064775 A JP S6064775A JP 17171583 A JP17171583 A JP 17171583A JP 17171583 A JP17171583 A JP 17171583A JP S6064775 A JPS6064775 A JP S6064775A
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welding
arc
iron
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JP17171583A
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Inventor
Noboru Sugiyama
暢 杉山
Minoru Kobayashi
実 小林
Yutaka Nishikawa
裕 西川
Tetsuo Suga
哲男 菅
Masayoshi Iwasaki
岩崎 全良
Toshiro Nakatsuka
中塚 敏郎
Yasuhide Nakai
康秀 中井
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/10Other electric circuits therefor; Protective circuits; Remote controls
    • B23K9/1087Arc welding using remote control

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はTIGアーク溶接におけるガスシールド状況の
監視方法に関するものである。
TIGアーク溶接ではアーク柱並びにその近傍をシール
ドガスによって保護し、溶融金属の酸化や窒化を防止す
ることによって良好な溶接金属を確保する様に工夫され
ている。しかし実際の溶接作業では、アーク長の変化等
溶接条件自体の変化が原因となシ、或は風速変化等の外
乱によってシールド効果が低下しアーク中に空気が巻込
まれることがある。
例えば9%Ni鋼の共金TIG溶接の場合、溶接のまま
のフェライト系溶接金属が良好な低温靭性を確保する為
にはガス成分(酸素や窒素)及び不純物元素(燐や硫黄
)の含有量を極力低減する必要があシ、アーク雰囲気中
への空気の侵入は重大問題と考えられている。
その為アーク雰囲気への空気の混入をよ)確実に防止す
る技術が研究されるかだわらでは、現実のTIG溶接に
おける空気の混入状態を監視して溶接制御に資すことが
重要であるとの認識が生まれ、色々な監視手法が検討さ
れている。代表的なものを拳げろと、溶接電圧や溶接電
流等の変動を通常の計器類で測定する方法、或は空気の
侵入により形成される窒素酸化物を捕集ノズルによシ採
朶してその量を化学発光法等の化学分析法によって測定
する方法(例えば特開昭5l−78753)等が提案さ
れている。しかし前者の方法では溶接電圧の如く間接的
なものを検知信号としている為空気侵入によって生じる
変動との相関々係が必ずしも明確に把握整理されている
訳ではなく、正確な測定には適さないという欠陥がある
。又後者の方法では、捕集ノズルの挿入或はシールドガ
スの吸引排出に伴なう物理的な外乱、並びにサンプルガ
スの吸引から測定完了に至るまでの時間的遅れ等に対し
てどの様に対拠するかという問題がある。
この様なところからアーク雰囲気中への空気の巻込みを
よシ迅速に且つ正確に検出する方法の開発が望まれてい
た。
一方特開昭56 43536、並びに本願発明者等自身
の発明に係る特開昭57−62872等によれば、シー
ルド算囲気に侵入してきた空気の中の特定成分例えば窒
素に着目し、尚該成分自体の発光スペクトルを検出して
これを解析する方法が開示されている。当該方法により
迅速でしかも相当正確な監視を行なうことができる様に
なったが、当該方法においてもつとも代表的な検出対象
とされている窒素スペクトル線の場合について言えば、
妨害スペクトル線の存在、検出スペクトル線の強度等の
面において問題が残されており、改善の余地が多い。
そこで本発明者等は更に検討を重ね、アーク中に観測さ
れる各種のスペクトル線について研究を重ねたところ、
鉄のスペクトル線強度を検出すれハアーグ雰囲気への空
気侵入状況がよシ正確に承知できることを見出し、TI
Gアーク溶接の監視法として本発明を完成するに至った
即ち本発明の要点は、TIGアークから放出される特定
波長域の鉄スペクトル線強度を検出すると共に、該検出
値と予め設定された基準値との比較を行々い、該検出値
が基準値を越えた場合には報知信号及び/又は制御信号
を発する様にした点に存在する。
以下本発明の完成に至る研究経緯並びに測定原理等を明
らかにしつつ本発明の構成及び作用効果を説明していく
まず始めに実験結果から説明する。
〈溶接糸件〉 電極: 2ZTh人[W(4mmφ) ワイヤ:9%Nii用共金ワイヤ(1,2mmφ)C:
0.02%、Mn : 0.45 %Si:0.05係
、P : 0.002係S : 0.002’Ji Ni:11.15慢、0 : 0.005%N : 0
.002%、残部Fe及び不可避不純物 母材:JIS G3127 5L9N60極性:DC(
−) 姿勢二下向(ストレート) 電流:300A 電圧:17v 溶接速度: l 2cm/分 シールドガス(流量):Ar(251/分)ワイヤ供給
速度:20g/分 電極の突き出し長さ:10mm 電源:市販500A容量のTIG溶接電源上記条件下で
溶接したときに検出されたアーク光のスペクトル線(写
真観測したもの)を図示したのが第1図であシ、同図の
上側は略無風状態で溶接したときの状況、同図の下側は
強風下の溶接を行なった為シールド雰囲気中に空気が混
入したときの状況を示す。略無風状態のときに検出され
るスペクトル線はいずれもArに基づくものであったが
、空気の混入したときは極めて多数の鉄スベクトル繍が
検出された。これは溶融プール中の溶融鉄が侵入空気の
酸素と接触して比較的蒸気圧の高い酸化鉄(Fe304
等)が生成し、これがアーク柱の中に混入してくる為と
思われる。
上記基礎実験によって多数の鉄スペクトル線が発生する
ことを確認したが、外部空気の積極的侵入がない場合で
あってもスラグ−メタル間反応によって酸化鉄が生成し
鉄スペクトル線が現われることがあり、又鉄スペクトル
線自体に強弱の差があるので、監視精度上特に好ましい
波長域の鉄スペクトル綜を選んでこれにのみ注目するの
が良いと判断された。その為本発明者等は前述の実験並
びに若干の条件変更を加えた実験を繰返すことによって
検出感度の良い鉄スペクトル線をめ、該特定波長域の鉄
スペクトル線強度について検出値と基準値の比較を行な
うという本発明の基本的構成に到達した。尚特定波長域
としては色々好適なものがあることが分かつており、本
発明ではその波長域まで特定することはしないが、特に
好適なものを示すと、4307.9人、5232.9人
、5615.6人付近の波長域を挙げることができる。
検出値と基準値の比較に当っては、当該波長域近傍のバ
ックグラウンド線強度(BG値)又はアーク構成々分自
体のスペクトル筋!強度値を基準としてその差又は比を
める方法が一般的であるが、比をめて検討すれば溶接条
件の変動に伴う影響を受けにくいという利点があシ、有
利な方法と言える。尚以下の説明においては、この点に
鑑みBG値との比によって比較検討する場合を中心に置
くこととする。
又基準値の設定に当っては、風速を種々変化させること
によってシールド雰囲気内への空気侵入量を変え、その
結果としての溶接金属中のN含有率、並びに溶接金属の
靭性(吸収エネルギー値)の相関々係をめ、靭性(吸収
エネルギー値)の許容限界値に対応するN含有率を与え
たときの空気侵入時の検出信号を基準信号と定めだ。又
上記基準値を定める為の特性値としては、前記N含有量
の他、溶接金属中の発生気孔数等、他の溶接欠陥状況を
利用して判定することもできる。
こうして基準値と検出値の比較検討が行表われるが、該
検出値が基準値を越えると、報知信号及び/又は制御信
号を発するが、一般的には咎報を発すると共に何らかの
溶接制御信号を出す。これらの信号の態様としては、 (1)ランプ又はブザーによる台帳発生に続いて、(2
)溶接の中断指令を出したり、 (3)シールドガス流量の増大を指示したり、更には、 (4)防風対策の強化を指示する 等の方策を例示することができる。
上述した様な鉄スペクトル線の検出及び基準値との比較
、並びにa報・制御信号の発信を行なうに際して用いる
装置については特段の制限を受けることがなく、種々の
装置を利用できるが、代表的なものを述べると下記の通
シである。
即ちアーク光の少なくとも一部を光学的に採集する集光
手段と、 該集光されたアーク光を分光して所定波長域の鉄スペク
トル綜をとシ出す分光手段と、該鉄スペクトル線の各々
をその強度に対ボする電気的信号に変換する信号変換手
段と、該電気的信号を演算して検出信号を得、該検出信
号値を予め設定されている基準信号値と比較して検出信
号値が基準信号値を越えた場合に台帳信号を出力する信
号処理手段と、 該瞥報信号によシ作動する報知及び/又は制御手段 を夫々備えた装置が本発明方法の実施に当ってもつとも
都合が良く、以下更に詳述する。
集光手段は、アーク光を採集し、分光手段に導くもので
あり、溶接トーチ部に設置され、アーク光の全体又は一
部のイメージをレンズ等で結偉し、その光を光学繊維束
で次段の分光手段に導くか、あるいは、光量が十分に得
られる場合には、結イ会することなく、グラスまたは石
英のロッドのようなものかまたは直接光学繊維束で採光
し、同様に光学繊維束で次段の分光手段に導く構成を採
用することができる。丑だ、採光部を小さくするために
複数に分割してもよい。
分光手段は、採光したアーク光を種々の波長に分光し、
必要なスペクトル線の強度やBG値などを個別に観測す
るだめのものであシ、回折格子などを設置した分光器を
用いるか、あるいは上記光学繊維束を途中で分割し、そ
の後端を複数個の透過波長の異なる干渉フィルターに導
くように構成することができる。
信号変換手段は、分光したそれぞれの波長のスペクトル
線の強度を、対応する空気信号に変換するものである。
分光系において分光器を使用する場合は、回折格子など
の分散系を回転することによシ、出射口に設置した光電
子増倍管などの光電変換素子から各波長のスペクトル腺
強度に比例する電圧をとシ出すことができる。また、分
散系を固定していても、出射口には各波長のスペクトル
線が分散しているので、TVカメラやCODアレイセン
サー等のイメージセンサ−を分光器の出射口に設置する
ことによシ、波長毎のスペクトル線の強度がシーケンシ
ャルな電気信号として得られる。他方、分光系において
干渉フィルターを使用する場合は、それぞれ所望する波
長の光のみを透過する複数の干渉フィルターの後に、そ
れぞれ光電変換素子、例えば、光電管、光電子増倍管あ
るいは半導体や光電変換素子を設置することによシ、そ
れぞれの波長のスペクトル線の強度に応じた電気信号を
得ることができる。前者のイメージセンサ−で得られる
シーケンシャルな電気信号は、例えばイメージセンサ−
の走査に同期した複数のサンプルパルスでサンプルホー
ルドすることによシ、それぞれの波長のスペクトル線の
強度に応じた電気信号が得られる。このようにして得ら
れる複数の波長に応じた信号は、次段の信号処理手段に
送られる。
信号処理手段は、上記信号変換手段で電気信号に変換さ
れた鉄スペクトル線強度に対応した信号(S)とその波
長近傍のBG線またはアーク構成成分のスペクトル線の
強度に対応した信号(N)とを演算して所望の形態の検
出信号を構成し、あらかじめ設定された基準信号とを比
較する手段で、通常の演算回路および比較回路をもって
47r成することができる。
(S)信号と(N)信号を演算して検出信号を構成する
場合、検出信号は差信号であっても比信号であってもよ
いが、スペクトル全体の強度や傾きは溶接電流や電圧な
どの溶接条件で変化するため、(S)/(N)または(
(S)−輛)/(N)の比信号を対象として予め設定さ
れた基準値と比較するのが好ましい。
報知および/または制御手段は、上記比較信号によシ動
作信号を発し、■ランプまたはブザー等のび報を作動さ
せたり、■溶接動作を停止させたシ、または■シールド
ガス流量を増大させる等種種の制御動作を行わしめるも
のであル、適宜通常の電気的手段を組合せて構成するこ
とができる。
なお、集光手段は溶接装置のトーチ部に、分光手段およ
び信号変換手段はキャリア部に、その他の手段は溶接装
置とは別個に設けるのが望ましい。
上記装置を用いて鉄スペクトル線を検出し且つ信号処理
を行なう方法の他に、鉄スペクトル線の発生が非定常的
(スパイク状)であることを利用する方法がある。この
現象は空気による溶融鉄の酸化状況及びそれに伴なうア
ークの変動状況を現わすものと考えられ、鉄スペクトル
線の動的変動を検出することによって検出精度の一層の
向上が期待される。即ちこの方法によれば、分光され電
気的信号として計測された鉄スペクトル線を、電気的フ
ィルターによって、(1)スパイク状(通常10〜20
 m−5ec周期)に発生する鉄スペクトル線の変動部
分と、(2)正常アーク溶接におけるアーク光強度に相
当する部分に分離し、それらの比を検出強度値とする。
尚(1)で述べた鉄スペクトル線の変動部分は、変動周
期に対応する周波数帯域フィルター(約50〜100H
,)で分離でき、交流成分として取出される。一方(2
)のアーク光強度に相当する部分は、低周波フィルター
(約2’Hz)で分離され直流成分として取出される。
そして(1)・(2)の値を割算器で処理[(1)/(
2) )することによシ光量が補正され、補正後の検出
値を基準値と比較することによって高精度の監視を行な
うことが可能となった。尚上述の動的変動検出法に用い
る装置及び処理手順については、後述の実施例2におい
て詳細に説明する。
本発明の上記監視法は、TIGアーク溶接全般に適用で
きるが、特に9チNi鋼の共金TIG溶接の場合にはよ
シ強力な武器として歓迎される。
又このときに用いるシールドガスとしては、一般にAr
ガスが主体となるが、若干のHeを混合して用いるとア
ーク、温度の上昇を招いて鉄スペクトル綜の強度が相対
的に増加するので検出感度がより高いものとなる。又検
出スペクトル線の中には恐らく高蒸気圧のWO5に基づ
くと思われるWのスペクトル線が観測されることもあシ
、これによって監視するという手法も考えられないでは
ないが、タングステンスペクトル綜の強度は鉄スペクト
ル線の強度に比べて弱いので、実用的には採用し難い。
又母材の種類によっては母材のマ)IJソックス分や合
金成分に基づくスペクトル線(例えばアルシミニウムス
ペクトル腺)を測定対象とすることもできる。
本発明は上記の如く構成されているので、TIGアーク
溶接における空気の混入状況を、アーク光の鉄スペクト
ル線観測によって極めて高精度に把握するととができ、
且つ迅速な応答を行なうことが可能となった。
次に本発明の方法を実施例によって説明する。
実施例1 第2図は検出装置の概要図で、溶接トーチ部1の先端周
囲には集光手段の採光部としてオプティカルファイバー
2が多数配設されている。該ファイバー2はその後方が
集束され末端において3つに分割されている。各分岐フ
ァイバーは夫々干渉フィルター3に接続され、本例では
562nm付近(5615,6人と5624.5人)の
FeI線とその左右のBG線(srs4o、o人と58
30.0人)の計3本のスペクトル線が、夫々干渉フィ
ルター3を通過して信号変換手段であるフォトマル4に
入る。そしてFeI線はピーク値(S)に対応する検出
信号に変換され、2本のBG線はBG値に対応する信号
に変換されるが、後者のBG値倍信号信号処理手段で平
均化されて基準信号(N)となり、検出信号(S)と基
準信号(N)が例えば(S−N)/(N)の如く演算さ
れ、所定値を越えた時に9報償号が骨報器6に伝達され
て警報が出される。
これらの処理手順を第3図によってよシ具体的に説明す
ると、5540.0人付近、5615.6人付近及び5
830.0人付近を通すことのできる各干渉フィルター
3を通過した光は、夫々フォトマル4a+4b、4cに
入って光量に比例した出力とな〃、更に信号処理手段5
の増幅器5−1.5−2及び5−3に入力される。ここ
ではまず鉄スペクトル綜の両端の波長に対する増幅器5
−1及び5−3の出力を平均値算出回路5−4によシ平
均化すれば、鉄スペクトル線の出るべき波長における鉄
の含まれていない時のアーク強度、即ち基準信号N値を
得る。尚との時フィルターの透過率や波長の選択(窒素
スペクトルとその両端のスペクトルとの波長差)によっ
て加重平均をとるものとする。
次に鉄スペクトル線に対する増幅器5−2の出力、即ち
(S)値から上記(N)値を差し引く(引算回路5−5
)。これは鉄スペクトル線の観測された波長における鉄
の存在に起因する成分であシ、空気の混入量がOチのと
きはOvを示す。次に差((S)−(N))の(N)値
に対する比を割算回路5−6でめ、この出力を通常OC
Rによるローパスフィルター5−7によって高周波をカ
ットする。時定数は約1秒程度である。即ち空気の混入
が約1秒程度続くと電圧が出力される様になる。この出
力電圧は次の比較器5−8に伝達されて予め設定されて
いた電圧と比較され、一定値以上になると瞥報器6を作
動させる仕組みとなっている。
一例として、下記条件で溶接し第2図の装置を用いて実
験を行なったときの結果を示すと、第4図の様になる。
〈溶接条件〉 電極: 2STh入jpW(4mmφ)ワイヤ:TGS
−6OA(1,2mmφ)、AWSER80S−Gに相
当 C:0.07%、Mn:1.30%、 Si:0.07係、P : 0.005チS:0.00
9条、Ni:1.00% 0:0.015%、N:0.007チ 残部Fe及び不可避不純物 母材:JIS G3106 5M58 極性:DC(−) 姿勢:下向(ストレート) 電流:300A 電圧:17■ 溶接速度:12cm/分 シールドガス(流量):Ar(251/分)ワイヤ供給
速度: 20 g/分 電極の突き出し長さ:10n+m 電源二市販500人容量のTIG溶接電源上記条件下で
の溶接において、風速の変化によって空気の侵入程度を
調整し、各風速における(S−N)/N比及び溶着金属
中の全窒素を測定した。一方高張力鋼のTIG溶接にお
ける許容限界窒素量は、靭性面(−20℃で4.8kg
−m以上)から見て約250pImであると考えられる
ので、これを考慮して限界(S−N)/N値を定め、こ
の値を越えたときには警報器6を作動させて瞥報を出す
様にした。第3図はその監視状況を示したもので、許容
窒素量に対する空気侵入の状況を正しく検出し得ている
ことが分かる。
実施例2 第5図は、鉄スペクトル線の動的変動検出法を行なう為
の装置を示す説明図で、溶接トーチ部1、オプティカル
ファイバー2及び干渉フィルター:3は、夫々第2図の
ものと実質的に同一であるが、本例では523nm付近
(5227,2人及び5232.9人等)の鉄スペクト
ル線特定波長域を通過させるが、ここを通過してくる赤
外領域の光を遮断する為赤外カットフィルター3′を組
合わせることにより、鉄スペクトル線のみを通過させ、
半導体光電変換素子4′により電気信号に変換する。
この電気信号は増幅回路に入って増幅された後、次に述
べる2部分の信号に分割され、以後信号処理系に入る。
分割信号の第1は、空気の侵入によって動的に発生する
鉄スペクトル線のスパイク状特定周波数範囲信号であっ
て、これを取出す周波数帯域フィルターは例えば50〜
100Hzの範囲に設定され当該範囲の交流出力信号の
みを取出す。分割信号の第2は低周波信号であって、低
周波フィルターは、直流成分の中からトーチ移動に伴な
うアーク光強度の変化範囲の信号のみを通過させる。こ
うして得られる両者の信号を次の演算回路に入力するが
、この演算回路の正常溶接時の出力は殆んど検出できな
い程であり、風の侵入によって鉄スペクトル綜が発生し
たときにはじめてそのスパイク信号が検出される。スパ
イク信号の強度は鉄スペクトル線の強度に応じて現われ
、夫夫対応する強度の交流出力として得られる。
この交流出力信号は次の比較回路に導かれる。
比較回路にはある一定出力以上の信号のみ取出すことが
できる様に、一定のパルス波高設定値が予め入力されて
いる。その為当該パルス波高設定値よシ強い交流出力信
号が来た場合にのみその信号が取出され、次のF−V変
換器に送信される。F−■変換器では、鉄スペクトル線
の発生に伴なって発生した信号が一定の時間長さと強さ
を有する矩形波信号に変換される。該信号は積分回路に
送られて積分されるが、矩形波信号の個数は前記スパイ
ク信号の出現頻度に対応するから、矩形波信号の積分値
は鉄スペクトル線のスパイク信号頻度を現わすことにな
シ、この積分出力が警報基準設定値を越えると、警報器
が作動する。
次に本装置を用いたときの実験結果を示す。
〈溶接条件〉 電極: 2STh入j9W(4mmφ)ワイヤ:9チN
i鋼共金ワイヤ(1,2mmφ)C:0.02%、Mn
 : 0.45 %Si:0.05係、P:0.002
係 S:0.002チ、Ni:11.15%0:0.O05
’%、N:0.002係残部Fe及び不可避不純物 母材:JIS G3127 5L9N60極性:DC(
−) 姿勢:立向(ウィービング) 電流:280A 電圧:11v 溶接速度:5cm/分 シールドガス(流量):Ar(25A/分)2重シール
ド法 ワイヤ供給速度:20g/分 電極の突き出し長さ:15mm 電源二市販500人容量のTIG溶接電源上記栄件下で
溶接実験を行なったところ、第6図に示す様な結果が得
られた。即ち検出信号(S/N)の限界値は、実施例1
と同様の手法で低温靭性面(−196℃で10kg−m
以上)から判断して約iooppmの許容限界窒素量に
対応する様に定め、その値以上の場合に警報を発生させ
た。第6図に見られる様に、許容窒素量に対する空気侵
入の状況を正しく検出し得ていることが分かる。
上記各実施例では警報器の作動を行なっているが、U報
償号によって溶接動作を停止させたシ、或はワイヤ送給
速度やシールドガス流量の制御を加えて空気侵入に対応
する様にしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はアーク光のスペクトル図、第2図は本発明方法
の実施に利用される装置の概要図、第3図は処理手順の
説明図、第5図は他の実施例に用いる装置の説明図、第
4,6図は実験における貴報発生状況を示すグラフであ
る。 2・・・オプティカル77’fバー 3・・・干渉フィルター 4・・・フォトマル 5・・・信号処理手段 出願人 株式会社神戸製鋼所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)TIGアーク溶接の実施に際し、アークよシ放出
    される特定波長域の鉄スペクトル線強度を検出すると共
    に、該検出値と予め設定された基準値との比較を行をい
    、該検出値が基準値を越えた場合には報知信号及び/又
    は制御信号を発する様にしたどとを特徴とするTIGア
    ーク溶接監視法。
  2. (2)鉄スペクトル線の特定波長域が、4307.9人
    付近、5232.9人付近、及び5615.6人付近よ
    シなる群から選択される少なくとも1以上の波長域であ
    る特許請求の範囲第1項記載の溶接監視法。
  3. (3)検出値と基準値の比較は、検出波長近傍のバック
    グラウンド綜強度又はアーク構成4分のスペクトル綜強
    度を基準値として検出値との差又は比に基づいて行なう
    特許請求の範囲第1又は2項記載の溶接監視法。
  4. (4)鉄スペクトル線の動的変動部分を、光量変化部分
    を基準値としてそれらの比に基づいて検出する特許請求
    の範囲第1又は2項記載の溶接監視法。
  5. (5)TIGアーク溶接が9%Ni鋼の共金溶接である
    特許請求の範囲第3又は4項記載の溶接監視法。
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JP17171583A Pending JPS6064775A (ja) 1983-09-16 1983-09-16 Tigア−ク溶接監視法

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JP (1) JPS6064775A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014030847A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Daihen Corp 溶接機及び溶接機の制御方法
JP2018153868A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 リンカーン グローバル,インコーポレイテッド 明確な金属識別及び情報化された消耗品識別のためのシステム及び方法

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