JPS6061512A - 歯槽骨修復材料 - Google Patents
歯槽骨修復材料Info
- Publication number
- JPS6061512A JPS6061512A JP58168467A JP16846783A JPS6061512A JP S6061512 A JPS6061512 A JP S6061512A JP 58168467 A JP58168467 A JP 58168467A JP 16846783 A JP16846783 A JP 16846783A JP S6061512 A JPS6061512 A JP S6061512A
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- JP
- Japan
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- reparative
- spacer
- binder
- hydroxyapatite
- alveolar
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は歯周病疾患、交通事故などによる外傷等により
不安定になった歯牙の機能回復及び歯槽膿漏等により退
化した歯槽骨部分を補強する修復材料等に関する。
不安定になった歯牙の機能回復及び歯槽膿漏等により退
化した歯槽骨部分を補強する修復材料等に関する。
口腔中に歯頚部には口腔細菌の付着と増殖を起こしやす
い。一度山頚部の歯面に付着し、そこで増殖した口腔細
菌は、機械的に除去されない限りは歯頚部にいつまでも
沈着して、増殖、死滅、沈着、増殖の過程を繰り返すこ
とがでトる6 したがって、歯頚部に近い位置にある歯
肉縁、すなわち歯周組繊の辺縁部にはこれらの細菌によ
る慢性の感染が起こりやすいのである。
い。一度山頚部の歯面に付着し、そこで増殖した口腔細
菌は、機械的に除去されない限りは歯頚部にいつまでも
沈着して、増殖、死滅、沈着、増殖の過程を繰り返すこ
とがでトる6 したがって、歯頚部に近い位置にある歯
肉縁、すなわち歯周組繊の辺縁部にはこれらの細菌によ
る慢性の感染が起こりやすいのである。
このような特殊な口腔内環境のために、歯肉縁に原発す
る歯周組機/7−1悟セl:ム庇ゼ1:に串l±、はと
l、ど十代でのヒトの口詫内り二墾ル1得るものと考え
られる。このように、歯肉縁に原発する慢性の炎症性歯
周疾患は長い経過の間に次第に深部に拡大してゆき、そ
の際歯周組繊をどんどん破壊していくのが特徴であると
いえる。初期の歯槽縁がまだ炎症性吸収による退縮を起
こしていない時期の歯肉に限局して存在していて、歯周
組機の炎症性破壊も歯肉の範囲内にとどまっている場合
には、一般に歯肉炎と呼ばれている。
る歯周組機/7−1悟セl:ム庇ゼ1:に串l±、はと
l、ど十代でのヒトの口詫内り二墾ル1得るものと考え
られる。このように、歯肉縁に原発する慢性の炎症性歯
周疾患は長い経過の間に次第に深部に拡大してゆき、そ
の際歯周組繊をどんどん破壊していくのが特徴であると
いえる。初期の歯槽縁がまだ炎症性吸収による退縮を起
こしていない時期の歯肉に限局して存在していて、歯周
組機の炎症性破壊も歯肉の範囲内にとどまっている場合
には、一般に歯肉炎と呼ばれている。
一方、歯肉縁に原発した炎症が深部にまで進展していく
辺縁性歯肉炎となると歯肉溝の拡大が起こり、上皮付着
部分の分離がはじまり、歯槽骨の吸収や退縮を起こした
りし歯牙の安定性を欠と、歯牙の機能を著しく退化させ
る。
辺縁性歯肉炎となると歯肉溝の拡大が起こり、上皮付着
部分の分離がはじまり、歯槽骨の吸収や退縮を起こした
りし歯牙の安定性を欠と、歯牙の機能を著しく退化させ
る。
本発明者等は、この不安定な状態になった歯牙を抜去せ
ずに安定化させ機能を回復させる方法乃至退化歯槽骨の
補修方法等につき鋭意研究の結果、間隙充填基材乃至修
復基材としてヒドロキシアパタイトより成る各種形状の
スペーサと共にその結合剤としてα−リン酸三カルシウ
ム粉末を基材とする流動性助材を使用することにより当
該疾患の容易且つ確実な治療が達成されることを知見し
、本発明に到達したものである。
ずに安定化させ機能を回復させる方法乃至退化歯槽骨の
補修方法等につき鋭意研究の結果、間隙充填基材乃至修
復基材としてヒドロキシアパタイトより成る各種形状の
スペーサと共にその結合剤としてα−リン酸三カルシウ
ム粉末を基材とする流動性助材を使用することにより当
該疾患の容易且つ確実な治療が達成されることを知見し
、本発明に到達したものである。
以下、本発明の構成等につき、詳細に分脱する。
脩鼠蒸社
修復基材としてのヒドロキシアパタイト・スペーサは、
ヒドロキシアパタイト焼結体等をクサビ形、湾曲面クサ
ビ形、鱗片状、薄片状等々、歯骨溝離間状態に応じてこ
れに合致すべく成形、加工して使用される。
ヒドロキシアパタイト焼結体等をクサビ形、湾曲面クサ
ビ形、鱗片状、薄片状等々、歯骨溝離間状態に応じてこ
れに合致すべく成形、加工して使用される。
周知の通り、ヒドロキシアパタイトの骨親和性乃至生体
親和性は顕著であり、これを上記の様に適切な形状に加
工してスペーサとして歯骨溝離開部分に挿入することに
よ1)容易且つ確実な治療が可能となる。
親和性は顕著であり、これを上記の様に適切な形状に加
工してスペーサとして歯骨溝離開部分に挿入することに
よ1)容易且つ確実な治療が可能となる。
尚、本発明に於ける“°ヒドロキシアパタイト”とはそ
の化学組成Ca、o(PO=)6(○l−1)2で表わ
されるハイドロキシアパタイトのみならず、OI−1イ
オンのかわりに1〜10%のカーボネート(Co、)イ
オンやフッ゛へ塩素イオン或いはそのCaの代わI)1
:M8等を含むこともあるその各種イオン置換体、或い
はこれらを主成分とするも焼結性、強度、細孔度等を向
上すべくこれにCa=(P (11)、I Ca、O(
P 04)21 MgO,Na2O,K2O,CaF2
゜ノ\1201,5in7.Cab、Fe2O3+Mn
O,MnO2,ZnO,C。
の化学組成Ca、o(PO=)6(○l−1)2で表わ
されるハイドロキシアパタイトのみならず、OI−1イ
オンのかわりに1〜10%のカーボネート(Co、)イ
オンやフッ゛へ塩素イオン或いはそのCaの代わI)1
:M8等を含むこともあるその各種イオン置換体、或い
はこれらを主成分とするも焼結性、強度、細孔度等を向
上すべくこれにCa=(P (11)、I Ca、O(
P 04)21 MgO,Na2O,K2O,CaF2
゜ノ\1201,5in7.Cab、Fe2O3+Mn
O,MnO2,ZnO,C。
SrO,PbO9Ba○、TiO2,ZrO,+又は各
種高分子材等々の周知各種添加剤を添加混合したものを
も包含する。
種高分子材等々の周知各種添加剤を添加混合したものを
も包含する。
他方、その製造法としては所謂焼結法を始めとして水成
法等を例示しイ:j、例えばその焼結体は一般にヒドロ
キシアパタイト粉末を金型又はラバープレス等により5
00〜3 、 OOOkpg’cm2程度の圧力下、所
望の形状に圧縮成形、加工し、次いでこれを700〜1
..300°C程度の温度で焼結処理して得られるもの
であるが、その他の製法及び組成を含めてより詳細は下
記公知技術が参照される。すなわち、特開昭51.−4
.04.00、同52−64]99、同52−8289
3、同S 2−142707、同52−147606、
同52−14.9895、同53−28997、同53
−75209、同53−1.1.1000、同S 3−
1184.1. ]、同、53−1441.94、同5
3−110999、同54.−153099、同55−
51.751、同55−1.30854、同55−14
0756、同56−45814、同56−166843
、特公昭57−4.0’776及び同57−4.080
3号各公報。
法等を例示しイ:j、例えばその焼結体は一般にヒドロ
キシアパタイト粉末を金型又はラバープレス等により5
00〜3 、 OOOkpg’cm2程度の圧力下、所
望の形状に圧縮成形、加工し、次いでこれを700〜1
..300°C程度の温度で焼結処理して得られるもの
であるが、その他の製法及び組成を含めてより詳細は下
記公知技術が参照される。すなわち、特開昭51.−4
.04.00、同52−64]99、同52−8289
3、同S 2−142707、同52−147606、
同52−14.9895、同53−28997、同53
−75209、同53−1.1.1000、同S 3−
1184.1. ]、同、53−1441.94、同5
3−110999、同54.−153099、同55−
51.751、同55−1.30854、同55−14
0756、同56−45814、同56−166843
、特公昭57−4.0’776及び同57−4.080
3号各公報。
流動性結合剤
前記修復基材の施術に於いて最も配慮されるべたは挿入
患部に於ける基材の密着固定性の確保であるが、本発明
にあっては流動性結合剤としてヒドロキシアパタイトの
前駆体であるα−リン酸三カルシウム粉末水溶液混線物
乃至パテ状物を使用することにより、当該課題を安全且
つ効果的に解決したものである。
患部に於ける基材の密着固定性の確保であるが、本発明
にあっては流動性結合剤としてヒドロキシアパタイトの
前駆体であるα−リン酸三カルシウム粉末水溶液混線物
乃至パテ状物を使用することにより、当該課題を安全且
つ効果的に解決したものである。
即も、粒度150mesh以下程度の(1−1)ン酸三
カルシウム粉末1重量部を生理食塩水或いはモノ70ロ
リン酸ナトリウム、タンニン酸、グリシン、酢酸ナトリ
ウム、ギ酸ナトリウム、乳酸すFリウム等々の生体為害
性のない各種成分含有水溶液0.4〜1重量部と混練す
ることにより適度の流動性を有するパテ状物が容易に調
整され得る。
カルシウム粉末1重量部を生理食塩水或いはモノ70ロ
リン酸ナトリウム、タンニン酸、グリシン、酢酸ナトリ
ウム、ギ酸ナトリウム、乳酸すFリウム等々の生体為害
性のない各種成分含有水溶液0.4〜1重量部と混練す
ることにより適度の流動性を有するパテ状物が容易に調
整され得る。
ここに於いて、本発明結合剤は単にスペーサを密着固定
する作用を有するのみならず、骨誘導乃至接合の著しい
促進に寄与するという治療」二重要な生理学的事実が指
摘される。
する作用を有するのみならず、骨誘導乃至接合の著しい
促進に寄与するという治療」二重要な生理学的事実が指
摘される。
1厚≦=1〈1で(?す
1、スペーサの作成
ヒドロキシアパタイト粉末は、0.5モル/1水酸カル
シウムと0.3モル/pリン酸溶液を徐々に滴下し、3
7℃で1日反応させて合成し、これを濾過乾燥して得た
。この合成粉末を金をに充填し、800kg/am2の
圧力で圧縮成形しカサ密度1.78/cm′Iの圧粉体
を得た。これを最大厚さ約1mm、奥行2.5 mm及
び巾2.O+nmのクサビ形状に旋盤及び歯科用ダイヤ
モンドバーで切削、加工した。これを1,250°Cで
1時間焼結処理して圧縮強度5 + OOOkFi/
Cm2、相対密度95%且つ均一に焼結したスペーサを
得た。
シウムと0.3モル/pリン酸溶液を徐々に滴下し、3
7℃で1日反応させて合成し、これを濾過乾燥して得た
。この合成粉末を金をに充填し、800kg/am2の
圧力で圧縮成形しカサ密度1.78/cm′Iの圧粉体
を得た。これを最大厚さ約1mm、奥行2.5 mm及
び巾2.O+nmのクサビ形状に旋盤及び歯科用ダイヤ
モンドバーで切削、加工した。これを1,250°Cで
1時間焼結処理して圧縮強度5 + OOOkFi/
Cm2、相対密度95%且つ均一に焼結したスペーサを
得た。
2、結合剤の調製
平均粒度=1.25τoesl’+のa−リン酸三カル
シウム7重量部を生3、動物実験 雑種成人の歯牙と歯槽骨の間に人[]的に空隙を形成し
て歯牙を不安定な状態にし3日間放置観察して不安定状
態の持続を確認した。
シウム7重量部を生3、動物実験 雑種成人の歯牙と歯槽骨の間に人[]的に空隙を形成し
て歯牙を不安定な状態にし3日間放置観察して不安定状
態の持続を確認した。
次いで、患部空隙に前記結合剤を充填し、更に前記スペ
ーサ(患部空隙の寸法に合わせて更に加工したもの)を
挿入、固定した。
ーサ(患部空隙の寸法に合わせて更に加工したもの)を
挿入、固定した。
スペーサと歯槽骨との一体化、接合は施術2週間後にT
lTl始し、約1ケ月後には完全な同化が観察された。
lTl始し、約1ケ月後には完全な同化が観察された。
尚、比較対照としてCo−Cr合金製又ペーサ、アルミ
ナ焼結体スペーサを多官能性メタクリレート樹脂結合剤
と共に使用した処、これらにあっては施術3日後に炎症
の発生をみた。
ナ焼結体スペーサを多官能性メタクリレート樹脂結合剤
と共に使用した処、これらにあっては施術3日後に炎症
の発生をみた。
特許出願入 株式会社 アYパン人開発研究所手続補正
書(自発) 昭和59年3月30日 特許庁長官若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第1684.67号 2、発明の名称 歯槽骨修復材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒103 東京都中央区日本橋小舟町5番7号(
置、 03−C67−1551) 明細書全文 5、補正の内容 明細店の浄書(内容に変更なし)
書(自発) 昭和59年3月30日 特許庁長官若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第1684.67号 2、発明の名称 歯槽骨修復材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒103 東京都中央区日本橋小舟町5番7号(
置、 03−C67−1551) 明細書全文 5、補正の内容 明細店の浄書(内容に変更なし)
Claims (1)
- (1) ヒドロキシアパタイト・スペーサより成る修復
基材とα−リン酸三カルシウム粉末を主成分とするその
流動性結合剤とから成ることを特徴とする歯槽骨修復材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58168467A JPS6061512A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 歯槽骨修復材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58168467A JPS6061512A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 歯槽骨修復材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6061512A true JPS6061512A (ja) | 1985-04-09 |
JPH0329042B2 JPH0329042B2 (ja) | 1991-04-23 |
Family
ID=15868648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58168467A Granted JPS6061512A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 歯槽骨修復材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6061512A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5145520A (en) * | 1989-08-29 | 1992-09-08 | Kyoto University | Bioactive cement |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP58168467A patent/JPS6061512A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5145520A (en) * | 1989-08-29 | 1992-09-08 | Kyoto University | Bioactive cement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329042B2 (ja) | 1991-04-23 |
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