JPS6059212B2 - 第8因子の取得法 - Google Patents
第8因子の取得法Info
- Publication number
- JPS6059212B2 JPS6059212B2 JP56006248A JP624881A JPS6059212B2 JP S6059212 B2 JPS6059212 B2 JP S6059212B2 JP 56006248 A JP56006248 A JP 56006248A JP 624881 A JP624881 A JP 624881A JP S6059212 B2 JPS6059212 B2 JP S6059212B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma
- precipitate
- citrate
- factor
- anticoagulant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/745—Blood coagulation or fibrinolysis factors
- C07K14/755—Factors VIII, e.g. factor VIII C (AHF), factor VIII Ag (VWF)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Toxicology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Hematology (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は化学的沈澱試薬を使用することなく中間純度の
第■因子を得る方法に関する。
第■因子を得る方法に関する。
本技術は第■因子と冷一不溶性グロブリン(COld一
InsOlubleglOblllln)(CIg)と
いう血漿プロテインとのへバリンー誘発共沈によるもの
である。195詳にトーマス(ThOmas)等は1兎
及びヒト血漿中蛋白質のへバリンによる冷沈澱J(CO
ldprecipitatiOnbyheparinO
faprOteininrabbitandhuman
plasnla)の標題の論文(PrOc.SOc.E
xp.BlOl.Med.86:813−819)にお
いて、エンドトキシンで処理した兎からへバリンー誘発
の冷あるいは低温沈澱血漿が生することを報告した。
InsOlubleglOblllln)(CIg)と
いう血漿プロテインとのへバリンー誘発共沈によるもの
である。195詳にトーマス(ThOmas)等は1兎
及びヒト血漿中蛋白質のへバリンによる冷沈澱J(CO
ldprecipitatiOnbyheparinO
faprOteininrabbitandhuman
plasnla)の標題の論文(PrOc.SOc.E
xp.BlOl.Med.86:813−819)にお
いて、エンドトキシンで処理した兎からへバリンー誘発
の冷あるいは低温沈澱血漿が生することを報告した。
このフラクシヨンは、それ以来、血漿のへバリン沈澱フ
ラクシヨンとして知られるようになつた。その後の研究
はスミス(Smith)及びフオンコーフ(VOnKO
rff)により1957年に1ヒト血漿のへバリン沈澱
フラクシヨン,1.このフラクシヨンの分離及び特性J
(Aheparin一Precipitablefra
ctiOnOfhumanplasma.I.IsOl
atiOnandcharacterizaTiOnO
ffractiOn)の標題で(J.Clln.Inv
est.36:596−605)、そしてスミス(Sm
ith)により1ヒト血漿のへバリンー沈澱フラクシヨ
ン■、正常人及び各種の病気状態の一このフラクシヨン
の存在及び意義J(Aheparin−Precipi
tablefractiOnOfhumanplasm
all.Occurenceandsignifica
nce0fthefracti0ninn0rmaIi
ndividua1sandinvari0usdis
easestatEs)の標題で(J.Clln.In
vest.36:605−616),論文が報告され次
のことが示された。すなわち、大量の冷沈澱フラクシヨ
ンが或種の炎症性の伝染病及び新生腫瘍疾患をもつた患
者の血漿にへバリンを加えたときに、この血漿から形成
される。正常の血液提供者においてはその生成量が一般
に少・ないことも示している。近時このフラクシヨンの
主要成分がフィブリノーゲンであることが確認された。
このフラクシヨンの第二主要成分もまた認められ、1冷
一不溶性グロプリンョという名称で知られている。この
冷一不溶性グロブリン(Clg)は構造的にそして免疫
化学的にフィブリノーゲン及び他の全ての血漿プロテイ
ンと相違するノルマルプラズマグリコプロテインである
ことが知られている。
ラクシヨンとして知られるようになつた。その後の研究
はスミス(Smith)及びフオンコーフ(VOnKO
rff)により1957年に1ヒト血漿のへバリン沈澱
フラクシヨン,1.このフラクシヨンの分離及び特性J
(Aheparin一Precipitablefra
ctiOnOfhumanplasma.I.IsOl
atiOnandcharacterizaTiOnO
ffractiOn)の標題で(J.Clln.Inv
est.36:596−605)、そしてスミス(Sm
ith)により1ヒト血漿のへバリンー沈澱フラクシヨ
ン■、正常人及び各種の病気状態の一このフラクシヨン
の存在及び意義J(Aheparin−Precipi
tablefractiOnOfhumanplasm
all.Occurenceandsignifica
nce0fthefracti0ninn0rmaIi
ndividua1sandinvari0usdis
easestatEs)の標題で(J.Clln.In
vest.36:605−616),論文が報告され次
のことが示された。すなわち、大量の冷沈澱フラクシヨ
ンが或種の炎症性の伝染病及び新生腫瘍疾患をもつた患
者の血漿にへバリンを加えたときに、この血漿から形成
される。正常の血液提供者においてはその生成量が一般
に少・ないことも示している。近時このフラクシヨンの
主要成分がフィブリノーゲンであることが確認された。
このフラクシヨンの第二主要成分もまた認められ、1冷
一不溶性グロプリンョという名称で知られている。この
冷一不溶性グロブリン(Clg)は構造的にそして免疫
化学的にフィブリノーゲン及び他の全ての血漿プロテイ
ンと相違するノルマルプラズマグリコプロテインである
ことが知られている。
Clgは一般に0.33±0.1f/eの血漿水準で正
常に循環する。種々な形の冷一不溶性グロブリンが様々
の名前でよばれており、1フイプロネクチンJ(Fib
rO−Nectin)の名称が近年受け入れられている
(ザ ストラクチヤー アン・ド バイオロヂツク ア
クティビティ オブ プラズマ フイプロネクチン(T
heStnlcturearKlBiOlOgicAc
tivitiesOfPlasmaFibrOnect
in)モツセソン(MOsessOn)ら、プラット(
BlOOd)56巻、NO.2、145−1関頁)。1
974jV.にフエケト(Fekete)らに与えられ
た米国特許第3803115号は血漿または血漿フラク
シヨンから得られた第■因子すなわちAHFの収率を改
良する方法には、低温沈澱により血漿または血漿フラク
シヨンから得られたAHFの濃縮物にへバリンを加える
ことが包含されている。
常に循環する。種々な形の冷一不溶性グロブリンが様々
の名前でよばれており、1フイプロネクチンJ(Fib
rO−Nectin)の名称が近年受け入れられている
(ザ ストラクチヤー アン・ド バイオロヂツク ア
クティビティ オブ プラズマ フイプロネクチン(T
heStnlcturearKlBiOlOgicAc
tivitiesOfPlasmaFibrOnect
in)モツセソン(MOsessOn)ら、プラット(
BlOOd)56巻、NO.2、145−1関頁)。1
974jV.にフエケト(Fekete)らに与えられ
た米国特許第3803115号は血漿または血漿フラク
シヨンから得られた第■因子すなわちAHFの収率を改
良する方法には、低温沈澱により血漿または血漿フラク
シヨンから得られたAHFの濃縮物にへバリンを加える
ことが包含されている。
この特許は1978年7月11日にRe29698とし
て再発行された。この再発行特許において、フエケツト
らにより、低温沈澱により血漿または血漿フラクシヨン
から得られたMf濃縮物にへバリンを添加することが示
され、そして更に、分留によソー層濃縮されたM正濃縮
物を得るためにさらに分画できることが示されている。
この再発行特許の第2欄3桁等にへバリンはクエン酸塩
と共に加えるのがM正の更に濃厚な濃縮物を得るに好適
であることが示されている。二つの抗凝血剤の添加の好
適の方法は、へバリンをへバリン化クエン酸塩溶液の形
で低温沈澱に加える方法てある。AHFの濃厚な低温沈
澱は更に分画され、更に濃厚なAHFの形で得られる。
へバリンは2度加えるのが好適であり、1回目は最初の
低温沈澱にそして続いて更に分画されたAF[F濃縮物
に加える。各々の場合、へバリンは第二の抗凝血剤とし
てのクエン酸塩と共に加えるのが好適である。フエケツ
トの原特許及び再発行特許において注目すべき重要なこ
とは、血漿は提供者源から冷凍されて受け入れられ、つ
いで、低温沈澱工程はへバリンを加える前に行われるこ
とである。
て再発行された。この再発行特許において、フエケツト
らにより、低温沈澱により血漿または血漿フラクシヨン
から得られたMf濃縮物にへバリンを添加することが示
され、そして更に、分留によソー層濃縮されたM正濃縮
物を得るためにさらに分画できることが示されている。
この再発行特許の第2欄3桁等にへバリンはクエン酸塩
と共に加えるのがM正の更に濃厚な濃縮物を得るに好適
であることが示されている。二つの抗凝血剤の添加の好
適の方法は、へバリンをへバリン化クエン酸塩溶液の形
で低温沈澱に加える方法てある。AHFの濃厚な低温沈
澱は更に分画され、更に濃厚なAHFの形で得られる。
へバリンは2度加えるのが好適であり、1回目は最初の
低温沈澱にそして続いて更に分画されたAF[F濃縮物
に加える。各々の場合、へバリンは第二の抗凝血剤とし
てのクエン酸塩と共に加えるのが好適である。フエケツ
トの原特許及び再発行特許において注目すべき重要なこ
とは、血漿は提供者源から冷凍されて受け入れられ、つ
いで、低温沈澱工程はへバリンを加える前に行われるこ
とである。
へバリンは低温沈澱が生じた後に、低温沈澱またはAH
F濃縮物にのみ加えられる。フエケツトの再発行特許の
4欄、46〜4Cffを参照すると、低温沈澱は可溶化
されていることがその温度より明らかであり、Clg5
lはフイプロネクチンは損失し、その為第■因子の回収
を目的とするには不利である。フエケツトによれば、第
■因子の収率はへバリンを用いない方法の13.6%又
は12.5%から、へバリンを用いる方法で17%に改
善された。フエケツトはこの約4%の増加はへバリンを
用いない方法に対し25%の増加であることを指摘して
いる。しかしながら、この特許の5欄の表、実施例1に
1おいて、低温沈澱からの総収率は35%と低く、出発
血漿のリットル当り350単位にすぎないことを示して
いる。それ故、最終生成物の17%の収得は出発血漿の
リットル当り17師位にすぎないことを示している。こ
の計算は血漿のml当り1単位の・国際基準を基にした
。フイプロネクチン及びフィブリノーゲンの冷一沈澱は
19η年の原フエケツト特許の出願日の数年前から確立
されていた方法であることは前記検討から明らかであろ
う。
F濃縮物にのみ加えられる。フエケツトの再発行特許の
4欄、46〜4Cffを参照すると、低温沈澱は可溶化
されていることがその温度より明らかであり、Clg5
lはフイプロネクチンは損失し、その為第■因子の回収
を目的とするには不利である。フエケツトによれば、第
■因子の収率はへバリンを用いない方法の13.6%又
は12.5%から、へバリンを用いる方法で17%に改
善された。フエケツトはこの約4%の増加はへバリンを
用いない方法に対し25%の増加であることを指摘して
いる。しかしながら、この特許の5欄の表、実施例1に
1おいて、低温沈澱からの総収率は35%と低く、出発
血漿のリットル当り350単位にすぎないことを示して
いる。それ故、最終生成物の17%の収得は出発血漿の
リットル当り17師位にすぎないことを示している。こ
の計算は血漿のml当り1単位の・国際基準を基にした
。フイプロネクチン及びフィブリノーゲンの冷一沈澱は
19η年の原フエケツト特許の出願日の数年前から確立
されていた方法であることは前記検討から明らかであろ
う。
冷却中でフイプロネクチンンを効果的に沈澱させるため
に、へバリン又は或種の他のポリサッカライド化合物を
加えることが必要なことは一般的に知られていた。しか
しながら、第■因子の製造のために冷一不溶性グロブリ
ン又はフイプロネクチンの処理の応用に関しては!この
文献に示唆又は直接触れられていない。事実、1975
年モウシヤー(MOsher)による論文0ヒプリンー
安定化因子による冷一不溶性グロブリンの交互結合.J
(CrOssLinkingOfCOId一InsOl
ubleGlObullnbyFibrin−Stab
ilizing.−FactOr)(J.B.C.25
O:6614,1975)によれば、冷一不溶性グロブ
リンは抗血友病因子(第■因子)から、アミノ酸分析、
4%寒天状ゲルからの溶離位置及びポリアクリルアミド
ゲル中の電気泳動により区別されたことが示されている
。本発明はフイプロネクチンあるいは冷一不溶性グロブ
リン(CIg)の製造の手順を第■因子の製造に応用す
る処理方法である。
に、へバリン又は或種の他のポリサッカライド化合物を
加えることが必要なことは一般的に知られていた。しか
しながら、第■因子の製造のために冷一不溶性グロブリ
ン又はフイプロネクチンの処理の応用に関しては!この
文献に示唆又は直接触れられていない。事実、1975
年モウシヤー(MOsher)による論文0ヒプリンー
安定化因子による冷一不溶性グロブリンの交互結合.J
(CrOssLinkingOfCOId一InsOl
ubleGlObullnbyFibrin−Stab
ilizing.−FactOr)(J.B.C.25
O:6614,1975)によれば、冷一不溶性グロブ
リンは抗血友病因子(第■因子)から、アミノ酸分析、
4%寒天状ゲルからの溶離位置及びポリアクリルアミド
ゲル中の電気泳動により区別されたことが示されている
。本発明はフイプロネクチンあるいは冷一不溶性グロブ
リン(CIg)の製造の手順を第■因子の製造に応用す
る処理方法である。
冷一不溶性グロブリン低温沈澱の処理を第■因子製造に
利用したことにより、低温沈澱中及び低温沈澱から得ら
れた冷一沈澱グロブリン中の第■因子の収率が極めて顕
著に増大した。この方法を行うことにより、第■因子の
81%は低温沈澱から回収される。冷一不溶性グロブリ
ンは始めの第■因子活性の62%を含んでいる。それゆ
え、始めの血漿のリットル当り66弾位の最終回収が得
られ、そしてプロテインの量は1%より少なくなる。更
に、この方法は血液提供センターで行うことができ、ま
た、大規模の第■因子取得方法にも使用することもでき
る。このように、本発明は次の工程から成る第■因子を
得る方法を提供する。a カルシウムキレート抗凝血剤
で集められ新鮮に得られた血漿にへバリンを加えるか、
またはへバリン及びカルシウムキレート抗凝血剤を用い
てプラズマフエレーゼにより集められた血漿を用いる;
塩緩衝剤を加える; g11時間以上0′C〜10℃の温度でこの緩衝化され
溶解された低温沈澱を培養する、これにより低温沈澱中
に存在する第■因子はへバリン沈澱性冷一不溶グロブリ
ンを用いて不溶化され、第■因子に富んだまた冷不溶グ
ロブリンを含む沈澱が得られる;h第■因子の富んだ沈
澱を単離する; i これから第■因子を単離する。
利用したことにより、低温沈澱中及び低温沈澱から得ら
れた冷一沈澱グロブリン中の第■因子の収率が極めて顕
著に増大した。この方法を行うことにより、第■因子の
81%は低温沈澱から回収される。冷一不溶性グロブリ
ンは始めの第■因子活性の62%を含んでいる。それゆ
え、始めの血漿のリットル当り66弾位の最終回収が得
られ、そしてプロテインの量は1%より少なくなる。更
に、この方法は血液提供センターで行うことができ、ま
た、大規模の第■因子取得方法にも使用することもでき
る。このように、本発明は次の工程から成る第■因子を
得る方法を提供する。a カルシウムキレート抗凝血剤
で集められ新鮮に得られた血漿にへバリンを加えるか、
またはへバリン及びカルシウムキレート抗凝血剤を用い
てプラズマフエレーゼにより集められた血漿を用いる;
塩緩衝剤を加える; g11時間以上0′C〜10℃の温度でこの緩衝化され
溶解された低温沈澱を培養する、これにより低温沈澱中
に存在する第■因子はへバリン沈澱性冷一不溶グロブリ
ンを用いて不溶化され、第■因子に富んだまた冷不溶グ
ロブリンを含む沈澱が得られる;h第■因子の富んだ沈
澱を単離する; i これから第■因子を単離する。
カルシウムキレート抗凝血剤は血液または血漿中のカル
シウムの生理学的レベルを低下に作用するよく知られた
抗凝血剤の何れからも選択することができる。
シウムの生理学的レベルを低下に作用するよく知られた
抗凝血剤の何れからも選択することができる。
この様な抗凝血剤の好適なタイプはクエン酸塩抗凝血剤
、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)及びシユウ
酸塩である。これらのうち、クエン酸塩抗凝血剤が好適
である。好適なりエン酸塩抗凝血剤は酸−クエン酸塩−
デキストロース(ACD)およびクエン酸塩一リン酸塩
−デキストロース(CPD)が含まれる。本発明の重要
な工程はクエン酸塩食塩へバリン(CSH)緩衝剤を再
溶解低温沈澱に加えることそして低温沈澱を培養するこ
とである。
、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)及びシユウ
酸塩である。これらのうち、クエン酸塩抗凝血剤が好適
である。好適なりエン酸塩抗凝血剤は酸−クエン酸塩−
デキストロース(ACD)およびクエン酸塩一リン酸塩
−デキストロース(CPD)が含まれる。本発明の重要
な工程はクエン酸塩食塩へバリン(CSH)緩衝剤を再
溶解低温沈澱に加えることそして低温沈澱を培養するこ
とである。
この緩衝剤は低温沈澱バッグ当り2〜10mtの範囲の
量加えるのが好ましく、好適には、低温沈澱バッグ当り
2〜4m1の量加えそして最適には低温沈澱バッグ当り
2.5m1加える。
量加えるのが好ましく、好適には、低温沈澱バッグ当り
2〜4m1の量加えそして最適には低温沈澱バッグ当り
2.5m1加える。
緩衝剤は好適には0.2Mクエン酸ナトリウム、食塩の
0.9%重量およびへバリンナトリウムの緩衝剤ml当
り1単位の組成物である。前述の培養は1時間以上0衝
〜10℃で行う。
0.9%重量およびへバリンナトリウムの緩衝剤ml当
り1単位の組成物である。前述の培養は1時間以上0衝
〜10℃で行う。
好適には2時間で0℃で行なわれる。冷一不溶グロブリ
ン(CIg)はへバリンでCPD血漿を処理する前は不
溶性でない。
ン(CIg)はへバリンでCPD血漿を処理する前は不
溶性でない。
CIgの沈澱は特定の条件になるまで生成しない。この
ように、上記条件には新鮮CPD血漿にへバリンの導入
が含まれるが、この条件だけではCIgの生成には十分
ではない。実際、視的観察はこの工程ではCIgが生成
しないことを示す、何故なら、この物質は血液バッグの
底に白色析出物として見られるからである。これらの工
程は低温沈澱へのCSH緩衝剤の添加及び沈澱グロブリ
ンを生成する冷培養である。この併合工程を用いなかつ
たら、冷不溶グロブリンはへバリンの存在中でも生成し
ない。より具体的には、本発明の第■因子を得る方法は
以下の工程を含むことを特徴とする。a クエン酸塩一
リン酸塩−デキストロース抗凝血剤で集められ新鮮に得
られた血漿にへバリン,を加えるか、または、へバリン
およびクエン酸ナトリウム抗凝血剤を用いてプラズマフ
エレーゼによる血漿を集める;b この血漿を−80℃
に冷凍する; c この血漿を00〜10′Cの温度で30〜12紛、
,好適には4℃で7紛再溶解する;d再溶解血漿を遠心
分離し低温沈澱を単離する;e この低温沈澱を37℃
の温度で2〜5分で再溶解する:
Cfクエン酸塩食塩へバリン緩衝剤2〜
10m1を各再溶解低温沈澱バッグに加える:g緩衝化
再溶解低温沈澱をO℃で2時間培養する。
ように、上記条件には新鮮CPD血漿にへバリンの導入
が含まれるが、この条件だけではCIgの生成には十分
ではない。実際、視的観察はこの工程ではCIgが生成
しないことを示す、何故なら、この物質は血液バッグの
底に白色析出物として見られるからである。これらの工
程は低温沈澱へのCSH緩衝剤の添加及び沈澱グロブリ
ンを生成する冷培養である。この併合工程を用いなかつ
たら、冷不溶グロブリンはへバリンの存在中でも生成し
ない。より具体的には、本発明の第■因子を得る方法は
以下の工程を含むことを特徴とする。a クエン酸塩一
リン酸塩−デキストロース抗凝血剤で集められ新鮮に得
られた血漿にへバリン,を加えるか、または、へバリン
およびクエン酸ナトリウム抗凝血剤を用いてプラズマフ
エレーゼによる血漿を集める;b この血漿を−80℃
に冷凍する; c この血漿を00〜10′Cの温度で30〜12紛、
,好適には4℃で7紛再溶解する;d再溶解血漿を遠心
分離し低温沈澱を単離する;e この低温沈澱を37℃
の温度で2〜5分で再溶解する:
Cfクエン酸塩食塩へバリン緩衝剤2〜
10m1を各再溶解低温沈澱バッグに加える:g緩衝化
再溶解低温沈澱をO℃で2時間培養する。
これにより、低温沈澱中に存在する第■因子はへバリン
沈澱性冷不溶性グロブリンを用い3て不溶化され、得ら
れた第■因子に富んだ沈澱は、また、冷不溶性グロブリ
ンを含んでいる;h第■因子の富んだ沈澱を分離する;
そしてi これから第■因子を単離する。第■因子は、
0℃〜10℃の低温度、好適には04℃でクエン酸塩食
塩へバリン緩衝剤で不溶性沈澱を洗うことにより第■因
子に富んだ沈澱から単離できる。
沈澱性冷不溶性グロブリンを用い3て不溶化され、得ら
れた第■因子に富んだ沈澱は、また、冷不溶性グロブリ
ンを含んでいる;h第■因子の富んだ沈澱を分離する;
そしてi これから第■因子を単離する。第■因子は、
0℃〜10℃の低温度、好適には04℃でクエン酸塩食
塩へバリン緩衝剤で不溶性沈澱を洗うことにより第■因
子に富んだ沈澱から単離できる。
ついで、沈澱を排出し、更にクエン酸塩食塩へバリン緩
衝剤で好適には37℃で2〜5分で再溶解する。この第
■因子に富んだ溶液は後に残留物から最も簡易には遠心
分離で分離される。第■因子に富んだ溶液は出発血漿が
赤血球を分離した全血から得られた場合は中程度の純度
で得られるであろう。出発血漿がフエレーゼ(Pher
esis)血漿である場合は第■因子は高純度の品質の
活性をもつ。必要とあらば、第■因子の富んだ沈澱は高
純度第■因子が得られる適宜の従来方法、例えばグリシ
ン、エタノール、エタノ−ルーグリシン、プロピレング
リコールまたはグリシン−ポリエチレングリコール沈澱
及び/又は他の公知の精製剤による分画法を適用できる
。
衝剤で好適には37℃で2〜5分で再溶解する。この第
■因子に富んだ溶液は後に残留物から最も簡易には遠心
分離で分離される。第■因子に富んだ溶液は出発血漿が
赤血球を分離した全血から得られた場合は中程度の純度
で得られるであろう。出発血漿がフエレーゼ(Pher
esis)血漿である場合は第■因子は高純度の品質の
活性をもつ。必要とあらば、第■因子の富んだ沈澱は高
純度第■因子が得られる適宜の従来方法、例えばグリシ
ン、エタノール、エタノ−ルーグリシン、プロピレング
リコールまたはグリシン−ポリエチレングリコール沈澱
及び/又は他の公知の精製剤による分画法を適用できる
。
これら、グリシンなどの公知の沈澱剤を用いて選択的に
第■因子を沈澱させる方法は本技術分野についてすでに
確立された方法であり、たとえば、以下の文献に記載さ
れている。グリシン沈澱法1G1ycine−Prec
ipitatedantihemOphiIicfac
tOrcOncentratesandtheircl
inica1use.R.H.Wagr1er,H.R
.R0berts,W.P.Webster,E.Sh
anbr0mandK.M.BrIlkhOL!S.T
hrOmbOsisDiathesisHaemOrr
′Hagica,Supplement35:41−4
8(1969).2Preparati0n0fand
c11nica1experiencewithant
ihem0phi11cfact0rCOncentr
ates.A.J.JOhnsOn,M.H.Karp
atkin,andJ.Newrr]An.ThrOm
bOsisDiathesisHaemOrrhagi
ca,Supplement35:49−59(196
8).3Anewhigt1−POtencyglyc
ine−PrecipitatedantihemOp
hiIicfactOr(AI+′)COncentr
ate.K.■4.Brinkh0us,E.ShaI
1br0m,H.R.R0berts,W.P.We比
Ter,L.Fekete,andR.H.Wagne
r.JOurnalOftheArTleriCanM
edicalAss0ciat10n,205:67−
71(1968).4C11nica1use0far
1ewg1yCiI1e−Precipitateda
ntihemOphiIicfactOrfracti
On.W.P.Webster畦畦.,America
nJOumaIOfMedicalScience,2
5O:643−651(1965).5Treatn1
ent0fhem0phj1iawithg1ycin
e−PrecipitatedfactOrVIII.
C.F.,AbiId?Ard虹畦.,NewEngl
andJOur′NalOfMedicine,275
:471−475(1966).エタノール沈澱法 1Meth0dsf0rthepr0ducti0n0
fc1inicaI1yeffectiveinter
mediateAndhighpurityFactO
rVIIIcOncentrates.J.Newma
n,A.J.JOhnsOn,M.H.Karpatk
in,andS.Puszkin.jBritishJ
OumalOfHaematOlOgy,2l:1−2
0(1971).2PL1r′IficatiOnOf
antihemOphilicfactOr(AHF)
FOrcllnicalandexperimenta
luse.A.J.JOhnsOn,J.Newman
,M.B.HOweI1,andS.1PL]SZki
n.TFlrOmbOsisetDiathesisH
aemOrrhagica(Stuttg.)Supp
Iement26:377−381(1967).3L
11r?−ScalepreparatiOnOfFa
ctOrVIII−COncentratefrOmf
rOzencryOethanOl−Precipit
ate.M.Wickerhauser.′NlrOm
bOsisetDiathesisHaemOrrha
gica,43:165−173(1971).エタノ
−ルーグリシン沈澱法 1C1inicaIinvestigati0n0fi
ntermediateand:Highpurity
antihaemOphillcfactOr(Fac
tOrVIII)COncentrates.A.J.
JOhnsOn,M.H.Karpatkin,and
J.Nexvrnan.BritisHJOumalO
fHaematOlOgy,2l:21−41(197
1).2Purjfjcati0n0fantjhem
0phi11cg10bL111n.LS0mestu
dies0nthEstabilityOfthean
tihemOphilicglObullnactiv
ityinfractiOnl−0andameth0
df0ritspartia1separat10nf
r0mfibrin0?N.M.BlOmback,A
rklvfOrKemi,l2:387−396(19
58).プロピレングリコール沈澱法1Prepara
tj0n0fantihem0phi1icfact0
rfr0mindatedp1asma.M.Wick
eRhauser.TransfLlsiOnl6:3
45−350(1976).2Preparati0n
0fandcIinica1experiencewi
thantihem0phi11cfact0rCOn
centrates.A.J.JOhnsOn,M.H
.Karpatkin,andJ.Newnlan.T
llrOmBOsisetDjathesisHaem
Orrhagjca,Supplement35:49
−59(1969).3L11r?−Scalepre
paratiOnOfFactOrVIII一COnc
entratefrOmfrOzencryOetha
nOldrecipitate.M.Wickerha
useR,′111r0mb0sisetDiathe
sisHaem0rrhagica,43:165−1
73(1971).4Use0ffr0zencry0
precipitatef0rthepreparat
i0n0fcIinicaIfaCtOrVIIICO
Tlcentrate.J.T.SgOuI″Isan
dM.Wickerhauser.Transfusl
On,l3:399−404(1973).グリシン−
ポリエチレングリコール沈澱法1AnewhigF1p
0ter)Cymlycine−Precipitat
edantihemOphillcfactOr(AH
F)COncent[′Ate.K.M,Brinkh
Ous,E.SharlbrOm,H.R.ROY:E
r色,W.P.We比Ter,L.Feke拍,And
R.H.Wangner.JOumalOftheAm
ericanMedicalAssOciatlOn,
2O5:67−71(1968).2G1ycine−
PrecipitatedantihemOphill
cfactOrcOncentr′Atesandth
eircllnicaluse.R.H.Wagrle
r,H.R.ROberts,W.P.Webster
,E.ShanbrOm,andK.M.Brinkh
Ous.ThrOmbOsisetDiathesis
HaemOrrhagiCa,Supplement3
5:41−48(1969).へバリンは好適に血漿の
Tnl当り1単位へバリンの濃度で加える。
第■因子を沈澱させる方法は本技術分野についてすでに
確立された方法であり、たとえば、以下の文献に記載さ
れている。グリシン沈澱法1G1ycine−Prec
ipitatedantihemOphiIicfac
tOrcOncentratesandtheircl
inica1use.R.H.Wagr1er,H.R
.R0berts,W.P.Webster,E.Sh
anbr0mandK.M.BrIlkhOL!S.T
hrOmbOsisDiathesisHaemOrr
′Hagica,Supplement35:41−4
8(1969).2Preparati0n0fand
c11nica1experiencewithant
ihem0phi11cfact0rCOncentr
ates.A.J.JOhnsOn,M.H.Karp
atkin,andJ.Newrr]An.ThrOm
bOsisDiathesisHaemOrrhagi
ca,Supplement35:49−59(196
8).3Anewhigt1−POtencyglyc
ine−PrecipitatedantihemOp
hiIicfactOr(AI+′)COncentr
ate.K.■4.Brinkh0us,E.ShaI
1br0m,H.R.R0berts,W.P.We比
Ter,L.Fekete,andR.H.Wagne
r.JOurnalOftheArTleriCanM
edicalAss0ciat10n,205:67−
71(1968).4C11nica1use0far
1ewg1yCiI1e−Precipitateda
ntihemOphiIicfactOrfracti
On.W.P.Webster畦畦.,America
nJOumaIOfMedicalScience,2
5O:643−651(1965).5Treatn1
ent0fhem0phj1iawithg1ycin
e−PrecipitatedfactOrVIII.
C.F.,AbiId?Ard虹畦.,NewEngl
andJOur′NalOfMedicine,275
:471−475(1966).エタノール沈澱法 1Meth0dsf0rthepr0ducti0n0
fc1inicaI1yeffectiveinter
mediateAndhighpurityFactO
rVIIIcOncentrates.J.Newma
n,A.J.JOhnsOn,M.H.Karpatk
in,andS.Puszkin.jBritishJ
OumalOfHaematOlOgy,2l:1−2
0(1971).2PL1r′IficatiOnOf
antihemOphilicfactOr(AHF)
FOrcllnicalandexperimenta
luse.A.J.JOhnsOn,J.Newman
,M.B.HOweI1,andS.1PL]SZki
n.TFlrOmbOsisetDiathesisH
aemOrrhagica(Stuttg.)Supp
Iement26:377−381(1967).3L
11r?−ScalepreparatiOnOfFa
ctOrVIII−COncentratefrOmf
rOzencryOethanOl−Precipit
ate.M.Wickerhauser.′NlrOm
bOsisetDiathesisHaemOrrha
gica,43:165−173(1971).エタノ
−ルーグリシン沈澱法 1C1inicaIinvestigati0n0fi
ntermediateand:Highpurity
antihaemOphillcfactOr(Fac
tOrVIII)COncentrates.A.J.
JOhnsOn,M.H.Karpatkin,and
J.Nexvrnan.BritisHJOumalO
fHaematOlOgy,2l:21−41(197
1).2Purjfjcati0n0fantjhem
0phi11cg10bL111n.LS0mestu
dies0nthEstabilityOfthean
tihemOphilicglObullnactiv
ityinfractiOnl−0andameth0
df0ritspartia1separat10nf
r0mfibrin0?N.M.BlOmback,A
rklvfOrKemi,l2:387−396(19
58).プロピレングリコール沈澱法1Prepara
tj0n0fantihem0phi1icfact0
rfr0mindatedp1asma.M.Wick
eRhauser.TransfLlsiOnl6:3
45−350(1976).2Preparati0n
0fandcIinica1experiencewi
thantihem0phi11cfact0rCOn
centrates.A.J.JOhnsOn,M.H
.Karpatkin,andJ.Newnlan.T
llrOmBOsisetDjathesisHaem
Orrhagjca,Supplement35:49
−59(1969).3L11r?−Scalepre
paratiOnOfFactOrVIII一COnc
entratefrOmfrOzencryOetha
nOldrecipitate.M.Wickerha
useR,′111r0mb0sisetDiathe
sisHaem0rrhagica,43:165−1
73(1971).4Use0ffr0zencry0
precipitatef0rthepreparat
i0n0fcIinicaIfaCtOrVIIICO
Tlcentrate.J.T.SgOuI″Isan
dM.Wickerhauser.Transfusl
On,l3:399−404(1973).グリシン−
ポリエチレングリコール沈澱法1AnewhigF1p
0ter)Cymlycine−Precipitat
edantihemOphillcfactOr(AH
F)COncent[′Ate.K.M,Brinkh
Ous,E.SharlbrOm,H.R.ROY:E
r色,W.P.We比Ter,L.Feke拍,And
R.H.Wangner.JOumalOftheAm
ericanMedicalAssOciatlOn,
2O5:67−71(1968).2G1ycine−
PrecipitatedantihemOphill
cfactOrcOncentr′Atesandth
eircllnicaluse.R.H.Wagrle
r,H.R.ROberts,W.P.Webster
,E.ShanbrOm,andK.M.Brinkh
Ous.ThrOmbOsisetDiathesis
HaemOrrhagiCa,Supplement3
5:41−48(1969).へバリンは好適に血漿の
Tnl当り1単位へバリンの濃度で加える。
しかしながら、血漿のml当り1〜1弾位の範囲でも効
果がある。ナトリウムヘパリンはこの方法に有効である
。この方法は、詳細には、新鮮なCPD血漿にへバリン
を加え−80℃に凍結し、そして7紛間4℃で再溶解し
、ついで、遠心分離機にかける(スピン7000Xg1
7分、0℃)。
果がある。ナトリウムヘパリンはこの方法に有効である
。この方法は、詳細には、新鮮なCPD血漿にへバリン
を加え−80℃に凍結し、そして7紛間4℃で再溶解し
、ついで、遠心分離機にかける(スピン7000Xg1
7分、0℃)。
得られた低温沈澱を37℃で2〜5分間溶解放置し、つ
いで、CSH(クエン酸塩食塩へバリン)緩衝剤2.5
m1を各低温沈澱バックに加える。ついで、再溶解され
又はためられた低温沈澱を0℃で2時間冷却水浴中で培
養する。プールされた低温沈澱中に存在する第■因子は
冷不溶グロブリンとともに不溶化され、ついで、全不溶
性沈澱は遠心分離(スピン7000Xg17分、0℃)
により第■因子の少ない上澄みから分離される。上澄み
を除去後冷不溶沈澱は最初の低温バッグ当たり冷CSH
緩衝剤2m1でO℃で洗い、水切りし、そして最初の低
温沈澱バッグ当りCSH緩衝剤2〜10m1好適には2
m1で5分間37℃で再溶解する。更に遠心分離(スピ
ン3700Xg16分)を行い、第■因子の冨んだ溶液
を残渣から分離する。表Aは本発明の方法で必要とする
工程を示すフローシートである。
いで、CSH(クエン酸塩食塩へバリン)緩衝剤2.5
m1を各低温沈澱バックに加える。ついで、再溶解され
又はためられた低温沈澱を0℃で2時間冷却水浴中で培
養する。プールされた低温沈澱中に存在する第■因子は
冷不溶グロブリンとともに不溶化され、ついで、全不溶
性沈澱は遠心分離(スピン7000Xg17分、0℃)
により第■因子の少ない上澄みから分離される。上澄み
を除去後冷不溶沈澱は最初の低温バッグ当たり冷CSH
緩衝剤2m1でO℃で洗い、水切りし、そして最初の低
温沈澱バッグ当りCSH緩衝剤2〜10m1好適には2
m1で5分間37℃で再溶解する。更に遠心分離(スピ
ン3700Xg16分)を行い、第■因子の冨んだ溶液
を残渣から分離する。表Aは本発明の方法で必要とする
工程を示すフローシートである。
この詳細な工程は血漿の6単位のプールについて説明す
るものであり、前記の具体的方法はこの表により説明さ
れる。次の表1において、本発明の方法の評価を示す。
るものであり、前記の具体的方法はこの表により説明さ
れる。次の表1において、本発明の方法の評価を示す。
ヒトの新鮮に得られた血漿のml当りヘパリンナトリウ
ムの1単位を加えたものを示す。血漿の6バッグすなわ
ち6単位を本方法の説明に用いた。この表は各フラクシ
ヨン、出発血漿、低温沈澱プール及び冷一不溶性沈澱に
存在する第■因子の全単位、ならびに、プロテインの全
重量、プロテインのミリグラム当りの第■因子単位の比
活性、第■因子の純度および各フラクシヨンの容量を示
す。次の表2において、第■因子の回収は出発血漿のリ
ットル当りで表わされる。
ムの1単位を加えたものを示す。血漿の6バッグすなわ
ち6単位を本方法の説明に用いた。この表は各フラクシ
ヨン、出発血漿、低温沈澱プール及び冷一不溶性沈澱に
存在する第■因子の全単位、ならびに、プロテインの全
重量、プロテインのミリグラム当りの第■因子単位の比
活性、第■因子の純度および各フラクシヨンの容量を示
す。次の表2において、第■因子の回収は出発血漿のリ
ットル当りで表わされる。
冷一不溶性グ七プリン沈澱はリットル当り66弾位の第
■因子、すなわち65%の回収率を可能にすることが判
る。これはフエケツトらの先に示した再発行特許の5欄
の実施例に報告されている回収率と比較することができ
る。フエケツトにより得られた最終生成物の回収率は1
7%であり、出発血漿のリットル当りわずか17師位で
ある。次の表3は、出発血漿フラクシヨン、低温沈澱プ
ールフラクシヨン及び冷一不溶性沈澱フラクシヨンの全
含有物の評価を示す。
■因子、すなわち65%の回収率を可能にすることが判
る。これはフエケツトらの先に示した再発行特許の5欄
の実施例に報告されている回収率と比較することができ
る。フエケツトにより得られた最終生成物の回収率は1
7%であり、出発血漿のリットル当りわずか17師位で
ある。次の表3は、出発血漿フラクシヨン、低温沈澱プ
ールフラクシヨン及び冷一不溶性沈澱フラクシヨンの全
含有物の評価を示す。
また、低温沈澱一冷不溶性グロブリン法を、血漿のml
当り1単位のナトリウムヘパリンとなるようにして、ハ
エモネテイツクモデル(HaemOneticsMOd
el)50機を用いてプラズマフエレーゼにより得られ
たクエン酸塩血漿に適用すると、かなりの濃度をもつ第
■因子濃縮物が得られる。
当り1単位のナトリウムヘパリンとなるようにして、ハ
エモネテイツクモデル(HaemOneticsMOd
el)50機を用いてプラズマフエレーゼにより得られ
たクエン酸塩血漿に適用すると、かなりの濃度をもつ第
■因子濃縮物が得られる。
この技術によれば、出発血漿の第■因子プロコアギユラ
ント活性(ファクター■:C)の81〜83%が低温沈
澱中に回収され、、また、出発血漿の第■活性汚性の5
6〜62%が最終冷不溶性グロブリン沈澱中に全体を通
じて回収される。最終生成物の特異活性は0.96〜0
.9弾位/Mgのプロテインであり、血漿に比し純度に
おいて99〜160倍増加している。表4及び5に示さ
れる如く、プラズマフエレーゼ血漿を用いた場合は、回
収率が増加し、高純度(1単位/M9より以上)の比活
性をもつた濃縮物が得られる。プラズマフエレーゼは自
動制御された方法であり、赤血球は元のドナーに戻され
、集められたクエン酸塩血液から血漿が回収される。
ント活性(ファクター■:C)の81〜83%が低温沈
澱中に回収され、、また、出発血漿の第■活性汚性の5
6〜62%が最終冷不溶性グロブリン沈澱中に全体を通
じて回収される。最終生成物の特異活性は0.96〜0
.9弾位/Mgのプロテインであり、血漿に比し純度に
おいて99〜160倍増加している。表4及び5に示さ
れる如く、プラズマフエレーゼ血漿を用いた場合は、回
収率が増加し、高純度(1単位/M9より以上)の比活
性をもつた濃縮物が得られる。プラズマフエレーゼは自
動制御された方法であり、赤血球は元のドナーに戻され
、集められたクエン酸塩血液から血漿が回収される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 a カルシウムキレート抗凝血剤中で集められ新鮮
に得られた血漿にヘパリンを加えるか、または、ヘパリ
ン及びカルシウムキレート抗凝血剤を用いてプラズマフ
エレーゼにより集められた血漿を用いる;b この血漿
を冷凍する: c この血漿を再溶解する; d この血漿から低温沈澱を単離する; e この低温沈澱を再溶解する; f この再溶解低温沈澱にクエン酸塩食塩ヘパリン緩衝
剤を加える;g 1時間以上0゜〜10℃の温度でこの
緩衝化され再溶解された低温沈澱を培養し、これにより
低温沈澱中に存在する第VIII因子に富んだ、また冷不溶
グロブリンを含む沈澱が得られる;h この第VIII因子
の富んだ沈澱を単離する;i これから第VIII因子を単
離する 工程を含むことを特徴とする第VIII因子の取得法。 2 カルシウムキレート抗凝血剤がクエン酸塩抗凝血剤
、エチレンジアミンテトラ酢酸およびシユウ酸塩から選
ばれる特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 カルシウムキレート抗血液凝固剤がクエン酸塩抗凝
血剤である特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 抗凝血剤が酸−クエン酸塩−デキストロースである
特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 抗凝血剤がクエン酸塩−リン酸塩−デキストロース
である特許請求の範囲第3項記載の方法。 6 ヘパリン及びクエン酸ナトリウムを用いてプラズマ
フエレーゼにより集められた血漿が使用される特許請求
の範囲第1項記載の方法。 7 0゜〜10℃の低温クエン酸塩食塩ヘパリン緩衝剤
で不溶性沈澱から第VIII因子を単離する特許請求の範囲
第1項記載の方法。 8 0℃の低温でクエン酸塩食塩ヘパリン緩衝剤で不溶
性沈澱を洗い、この沈澱ご排出し、更にクエン酸塩食塩
ヘパリン緩衝剤の存在下37℃でこの沈澱を再溶解する
ことにより、第VIII因子に富んだ沈澱から第VIII因子を
単離する特許請求の範囲第1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CA344,000A CA1115637A (en) | 1980-11-26 | 1980-01-18 | Method of obtaining intermediate purity factor viii |
CA344000 | 1980-01-18 | ||
US210385 | 1980-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56150019A JPS56150019A (en) | 1981-11-20 |
JPS6059212B2 true JPS6059212B2 (ja) | 1985-12-24 |
Family
ID=4116072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56006248A Expired JPS6059212B2 (ja) | 1980-01-18 | 1981-01-19 | 第8因子の取得法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4289691A (ja) |
JP (1) | JPS6059212B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020231140A1 (ko) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 엘지전자 주식회사 | 적응적 루프 필터 기반 비디오 또는 영상 코딩 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4386068A (en) * | 1980-02-26 | 1983-05-31 | Cutter Laboratories, Inc. | Antihemophilic factor concentrate and method for preparation |
CA1178887A (en) * | 1981-10-01 | 1984-12-04 | Gail A. Rock | Factor viii concentrates prepared from heparinized plasma by the application of a cold precipitation technique |
US4397841A (en) * | 1982-06-28 | 1983-08-09 | Monsanto Company | Production of blood coagulation factor VIII:C |
DE3481109D1 (de) * | 1983-05-09 | 1990-03-01 | Novo Nordisk As | Antihaemophilie-faktor-viii-konzentrat und dessen herstellungsverfahren. |
AT379510B (de) * | 1983-05-20 | 1986-01-27 | Immuno Ag | Verfahren zur herstellung einer faktor viii (ahf) -haeltigen praeparation |
US4965199A (en) * | 1984-04-20 | 1990-10-23 | Genentech, Inc. | Preparation of functional human factor VIII in mammalian cells using methotrexate based selection |
US4543210A (en) * | 1984-10-04 | 1985-09-24 | Miles Laboratories, Inc. | Process for producing a high purity antihemophilic factor concentrate |
CA1293941C (en) * | 1985-11-08 | 1992-01-07 | Maria Erlinda Co-Sarno | Method for preparing antihemophilic factor (ahf) by cold precipitation and for improving solubility of recovered ahf product |
USH1509H (en) * | 1989-06-09 | 1995-12-05 | Eran; Harutyun | Heparin enhanced process for separating antihemophilic factor (Factor VIII) and fibronectin from cryoprecipitate |
US5420250A (en) * | 1990-08-06 | 1995-05-30 | Fibrin Corporation | Phase transfer process for producing native plasma protein concentrates |
US5644032A (en) * | 1990-08-06 | 1997-07-01 | Fibrin Corporation | Process for producing fibrinogen concentrates |
SE9403915D0 (sv) * | 1994-11-14 | 1994-11-14 | Annelie Almstedt | Process A |
US5845424A (en) * | 1997-11-13 | 1998-12-08 | Mitchell; Randy Dwayne | Protective tag receptacle |
EP1950225A1 (de) * | 2007-01-25 | 2008-07-30 | Octapharma AG | Verfahren zur Steigerung von Proteinausbeuten |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3803115A (en) * | 1972-05-17 | 1974-04-09 | Baxter Laboratories Inc | Stabilization of ahf using heparin |
US4022758A (en) * | 1973-06-19 | 1977-05-10 | Ab Kabi | Isolation of coagulation factors I and VIII from biological material |
US4104266A (en) * | 1977-04-14 | 1978-08-01 | American National Red Cross | Method for preparation of antihemophilic factor |
CA1074698A (en) * | 1977-12-19 | 1980-04-01 | Gail A. Rock | Method of collecting anti-hemophilic factor viii from blood and blood plasma |
-
1980
- 1980-11-26 US US06/210,385 patent/US4289691A/en not_active Expired - Lifetime
-
1981
- 1981-01-19 JP JP56006248A patent/JPS6059212B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020231140A1 (ko) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 엘지전자 주식회사 | 적응적 루프 필터 기반 비디오 또는 영상 코딩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56150019A (en) | 1981-11-20 |
US4289691A (en) | 1981-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4203891A (en) | Method of collecting anti-hemophilic factor VIII from blood and blood plasma using heparin or sodium heparin | |
JPS6059212B2 (ja) | 第8因子の取得法 | |
USRE29698E (en) | Stabilization of AHF using heparin | |
US4188318A (en) | Simplified method for preparation of high yield, high purity Factor VIII concentrate | |
US3682881A (en) | Fractionation of plasma using glycine and polyethylene glycol | |
Nilsson et al. | Characteristics of various factor VIII concentrates used in treatment of haemophilia A | |
EP0077119A2 (en) | Collection of antihemophilic factor VIII | |
DK174066B1 (da) | Fremgangsmåde til fremstilling af et faktor VIII-præparat | |
US4397841A (en) | Production of blood coagulation factor VIII:C | |
US4455300A (en) | Fibronectin compositions | |
Langer et al. | New, rapid methods for purifying alpha-actinin from chicken gizzard and chicken pectoral muscle. | |
Kornecki et al. | Identification of PlAl alloantigen domain on a 66 kDa protein derived from glycoprotein IIIa of human platelets | |
US4302445A (en) | Method for concentrating and purifying antihemophilic factor or factor VIII | |
EP0033582B1 (en) | Method of obtaining factor viii | |
EP0052874A1 (en) | Method for synthesizing procoagulant factor VIII activity | |
JPS63108000A (ja) | 第8因子の精製方法 | |
James et al. | Development of Large‐Scale Fractionation Methods: III. Preparation of a Factor VIII Concentrate of Intermediate‐Purity 1 | |
Morgenthaler et al. | Influence of heparin and calcium chloride on assay, stability, and recovery of factor VIII | |
Deisseroth et al. | The purification and crystallization of beef erythrocyte catalase | |
Barrowcliffe et al. | Small scale preparation and clinical use of factor IX‐prothrombin complex | |
Brown et al. | Separation of bovine factor VIII-related antigen (platelet aggregating factor) from bovine antihemophilic factor | |
CA1115637A (en) | Method of obtaining intermediate purity factor viii | |
Casillas et al. | Polyvinylpyrrolidone (PVP): a new precipitating agent for human and bovine factor VIII and fibrinogen | |
Sgouris et al. | Use of frozen cryoprecipitate for the preparation of clinical factor VIII concentrate | |
US4471112A (en) | Heparin polyelectrolyte polymer complex |