JPS6059066B2 - 時計ケ−スの製造方法 - Google Patents

時計ケ−スの製造方法

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JPS6059066B2
JPS6059066B2 JP14316480A JP14316480A JPS6059066B2 JP S6059066 B2 JPS6059066 B2 JP S6059066B2 JP 14316480 A JP14316480 A JP 14316480A JP 14316480 A JP14316480 A JP 14316480A JP S6059066 B2 JPS6059066 B2 JP S6059066B2
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JP
Japan
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mold
wax
watch case
rubber
dimensional accuracy
Prior art date
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Expired
Application number
JP14316480A
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English (en)
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JPS5768242A (en
Inventor
純一 林
賢一 下平
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Suwa Seikosha KK
Original Assignee
Suwa Seikosha KK
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Publication date
Application filed by Suwa Seikosha KK filed Critical Suwa Seikosha KK
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は腕時計などの時計ケースの製造方法に関し、
口ストワックス鋳造法により時計ケースの製造する際の
ワックスパターンの成形方法に関するものてある。
ケースとは胴、裏プタ、ガラス縁等を含む。 一般に、
口ストワックス鋳造法におけるワックスパターン成形用
雌型は、機械部品などの場合、金型(主に低融点合金使
用。
)が主流であり、指輪、ブローチ等の装飾品はゴム型が
使用されていることは既知であるが、腕時計ケースにお
いては従来、鋳造等で成形不可能な加飾的要素の非常に
高いケースを口ストワックス鋳造法により製造する場合
、ワックスパターン成形用雌型はゴム型を使用していた
。しかしながら腕時計ケースにおいて、ガラス装着部、
機械体装着部等の内形部は、要求寸法精度が非常に高く
、径方向に関しては形状公差力壮0.02〜±O、03
Tnmの精度が要求されるため、ゴム型を使用した装飾
品製造を目的とする口ストワックス鋳造法では寸法精度
が一般公差で±O、2TnI!を(形状公差±O、1T
n!n)程度が限度とされているので、鋳造上りのケー
スをそのまま、ガラス、機械体等と装着することは不可
能であつた。そのために、高い寸法精度を必要とする内
形部は切削加工等の追加工を加えていたために非常に加
エ工数大となりコストアップになつていた。 口ストワ
ックス鋳造法において、一般的に寸法精度に影響を与え
る大きな要因とされるのは、ワックスパターンの収縮及
び成形方法のバラツキ、鋳型の膨張、鋳造金属の収縮で
ある。
ワックスパターンの収縮率及び成形方法のバラツキをα
A、鋳型の膨張率をαB)鋳造金属の収縮率をαCとす
ると、その鋳造上り製品のマスター(原型)に対する収
縮率αTは、 αT:αA+αB+αC で近似される。
このαTのばらつきが製品の寸法精度に大きく影響して
いるのてあるが、このαTは製品の形状、鋳造金属の材
質、鋳造方法、その他の鋳造条件によつて大きく異なる
ため、定性的・に見出すことは困難で、腕時計ケースの
場合、数回試鋳を行ない、αTをある程度見出してから
マスター寸法を決定し、量産鋳造をするのが通例であつ
た。そこで本発明者らは一度試鋳でαTを正確に見出す
ため、αA,αB,αCそれぞれのばらつきを最小にす
るように検討した結果、物理的に且つ、容易にばらつき
を最小にすることが可能なαA即ちワックスパターンの
収縮率に着目し、ばらつきが非常に小さく、収縮率自体
も小さくすることに成功し、精密鋳造機械部品並の高い
寸法精度を有し、かつ、加飾的要素の高い腕時計ケース
を提供することが出来たものである。即ち、ワックスパ
ターン成形用雌型において腕時計ケースの高い寸法精度
を要求される内形部を上下型が高精度でガイドされた金
型とし、可飾的要素の高い外形部をゴム型とすることに
より実現出来たわけで、工業用口ストワックス鋳造法と
装飾品用口ストワックス鋳造法の中間的位置をなす方法
である。以下、本発明の実施例を図面により詳しく説明
する。
第1図は口ストワックス鋳造法により製造された胴を使
用して組立てられた腕時計の縦断面図で、胴1とガラス
2は接着固定されており、文字板3が付いた機械体4は
機械固定部材5によつて胴1と径方向の固定をされ且つ
、裏プタ6によつて上下方向の固定をされている。
この際、胴1において、高い精度を必要とする寸法はガ
ラス入径A1見切径B..機械固定部材、裏ふた入径C
1裏ぶたパッキン入径Dの4寸法である。この4寸法の
形状公差は、この必要性から±0.03w0!t(径で
±0.06m)が限度とされる。また胴1の外形形状は
装飾部1aを有する曲面形状をなしており、鍛造では成
形不可能な形状である。第2図は従来のゴム型のみによ
る前記胴1のワックスパターン成形用雌型の縦断面図で
、すべて生ゴム体7で構成されている。
7aは上下型の分割位置であり、かなり複雑な形状に分
割されており、上下型のずれを防止している。
7bはワツク.ス注入口である。
このゴム型のみによる場合、前述した如く、A,B,C
,Dの各寸法は、形状公差±0.17m程度が限度であ
り、またすべて生ゴム体であるので、ワックスを注入す
る際、ゴム型の微かなねじれ、変形、ずれ等が各寸法の
精度低下一へ大きく影響する。第3図は以上の欠点を解
決した本発明の実施例の縦断面図で、胴1のワックスパ
ターンの内形部は金属性の上型8及び下型9て成形され
、装飾部品を有する外形部は生ゴム体で成形されること
になる。
さらに上型8と下型9に固定されたガイドピン10で位
置決めされており、上下型が自由に取りはずし出来るよ
う型とピンの径が設定されている。また上型8には8a
1下型9には9aなる凹溝(生ゴム体の位置出し部)を
数箇所に構成してあり、生ゴム体と金属型のずれを極力
押さえている。この実施例によれば胴1のワックスパタ
ーンの内形部は前述した如く金型によつて成形され”る
ので、第2図の従来の方法のように、ワックス注入時の
外部からの力による型の微かなねじれ、ずれは全く無く
なり、安定したワックスパターンが得られる。また、ワ
ックス注入圧力をより高く設定することが出来るため、
ワックスパターンのひけが少なくなり、収縮率の低いワ
ックス材料を選定することにより、より寸法精度の高い
ワックスパターンが得られる。第4図は第3図の実施例
をさらに発展させたもので、より精密なワックスパター
ンが得られ且つ、量産性を高めた型である。
金属の上モールドベース11に金属の上型13がねじ1
5て固定されており、金属の下モールドベース12に金
属の下型14が同じくねじ16て固定されている。上モ
ールドベース11と下モールドベース12は最低4ケ所
をガイドピン18にて径方向のずれがないように精密に
ガイドされており、容易に上下の分離が可能に設計され
ている。さらに上モールドベース11と上型13の間に
はコム型17が配置されているが、このゴム型の製作方
法はまずマスターを上型13と下型14に装着した状態
て上モールドベース11と下モールドベース12をセッ
トし、上モールドベース11に加工されてあるゴム注入
穴11aより自然硬化性あるいは熱硬化性の流動コムを
注入する。そして硬化後、ワックス注入口11d及び1
2aに残つたコムを除去してゴム型が完成する。上モー
ルドベース11には凹溝11b,11cが数箇所設けて
あり、ワックス注入時のゴム型の変形、ずれを防止して
いる。この実施例によれはワックスの注入圧力を約7〜
15k9と高い範囲で使用可能なため、第3図の実施例
よりもさらに収縮率の低い低粘度のワックスが使用出来
て、ワックスパターンの寸法精度向上、ひけ防止に効果
が大きい。さらに、モールドベースを多数個取りにすれ
ば一度のワックス注入により数個のワックスパターンが
得られ且つ、上型13、下型14を交換すれば多種のケ
ースに適用出来るため型製作費も割安となる。下記に胴
1を第2図に示す従来の方法、第3図、第4図に示す本
発明の実施例による方法で作成したワックスパターンの
A寸度の平均マ、収縮率αAA、ばらつきσ。−1を示
す。なお、試料数n=1001単位置=0.01順であ
る。
上記結果てわかるように本発明の実施例は従来の方法に
比べ数段寸法精度が向上しており、収縮率も小さくなつ
ている。以上に述べた如く本発明は口ストワックス鋳造
法におけるワックスパターン成形用雌型においてゴム型
の持つ自由性と金型の精密性を合致させたという点で従
来にないもので腕時計ケースには最適のものである。
本発明第4図によれば完成品の胴内形を切削等の追加工
をして寸法精度を出す必要がなく、胴材質が14K,1
8K等の貴金属の場合、追加工による金の目減り、金の
回収ロス等が無いので、コスト上非常に有利である。本
発明はその特殊性から腕時計ケースに限らず装飾品を中
心として多方面の口ストワックス鋳造品に応用出来るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は口ストワックス鋳造法により製造された胴を使
用し、組立てられた腕時計ケースの実施例の縦断面図で
あり、第2図は従来のコム型のみによるワックスパター
ン成形用雌型の縦断面図である。 第3図、第4図は本発明の実施例を示すワックスパター
ン成形用雌型の縦断面図である。1・・・・・・胴、2
・・・・・・ガラス、3・・・・・文字板、4・・・・
・・機械体、5・・・・・・機械固定部材、6・・・・
・・裏ぶた、7,17・・・・ゴム型、8,13・・・
・・・上型、9,14・・・・・・下型、10,18・
・・・・ゼン、11・・・・・・上モールドベース、1
2・・・・・・下モールドベース、15,16・・ ・
・ねじ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロストワックス鋳造法により時計ケースを製造する
    際のワックスパターン成形用雌型において、前記時計ケ
    ースのガラス装着部、機械体装着部等の比較的高い寸法
    精度を必要とする内形部を上下型ガイド部のクリアラン
    スが1/100mm以下の金属製の型、寸法精度よりも
    装飾的要素を必要とする外形部をゴム製の型で構成した
    ことを特徴とする時計ケースの製造方法。 2 ワックスパターン成形用雌型を金型の中に自然硬化
    性ゴム、あるいは熱硬化性ゴムを部分的に注入硬化させ
    て構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の時計ケースの製造方法。
JP14316480A 1980-10-14 1980-10-14 時計ケ−スの製造方法 Expired JPS6059066B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14316480A JPS6059066B2 (ja) 1980-10-14 1980-10-14 時計ケ−スの製造方法

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JP14316480A JPS6059066B2 (ja) 1980-10-14 1980-10-14 時計ケ−スの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5768242A JPS5768242A (en) 1982-04-26
JPS6059066B2 true JPS6059066B2 (ja) 1985-12-23

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ID=15332396

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JP14316480A Expired JPS6059066B2 (ja) 1980-10-14 1980-10-14 時計ケ−スの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3168057A1 (fr) * 2015-11-11 2017-05-17 Nivarox-FAR S.A. Procede de fabrication d'une piece metallique avec au moins un motif a illusion d'optique
RU2627214C1 (ru) * 2016-03-16 2017-08-03 Общество с ограниченной ответственностью "Компания Анлина" Способ изготовления корпуса часов

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Publication number Publication date
JPS5768242A (en) 1982-04-26

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