JPS5815913Y2 - 時計ケ−ス - Google Patents

時計ケ−ス

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Publication number
JPS5815913Y2
JPS5815913Y2 JP5471278U JP5471278U JPS5815913Y2 JP S5815913 Y2 JPS5815913 Y2 JP S5815913Y2 JP 5471278 U JP5471278 U JP 5471278U JP 5471278 U JP5471278 U JP 5471278U JP S5815913 Y2 JPS5815913 Y2 JP S5815913Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal material
synthetic resin
resin
middle body
watch
Prior art date
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Expired
Application number
JP5471278U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5414249U (ja
Inventor
清水昭
Original Assignee
埼玉精工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 埼玉精工株式会社 filed Critical 埼玉精工株式会社
Priority to JP5471278U priority Critical patent/JPS5815913Y2/ja
Publication of JPS5414249U publication Critical patent/JPS5414249U/ja
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Publication of JPS5815913Y2 publication Critical patent/JPS5815913Y2/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な時計ケースに関するものである。
従来知られているムク方式の時計ケース、つまりステン
レス、洋白、黄胴、金、プラチナ、銅、合金等の所定金
属材として5〜10mmの比較的厚手のものを使用する
ためにプレス加工、ナマシ加工にIO数回の工程を必要
とし、その切削加工にも長い時間を要し、さらに表面処
理は表面の酸化に伴ない研磨加工に高度な技術、時間を
要する等ケース加工上いくつかの解決しなければならな
い問題がある。
また、近年普及しつつある電子腕時計にあっては、ステ
ンレス、その他の金属材からなる時計ケースでは、磁気
が発生し、その時計機構に悪影響を及ぼすものである。
ざらに合成樹脂材で全体を成形したものは、商品価値の
点で問題がある。
一方、ガラ方式のものは、側材として薄い金属材を使用
し、内側に時計機構を装着するための樹脂材を内装して
いる。
しかし、このガラ方式にあっては、側材と樹脂部材を夫
々別個に構成し、組立てるという工程を必要と17、所
定寸法通り製作しないと精度よく嵌合せず、防水、防塵
効果の点に於いて問題がある。
さらに、スイス特許第358039号明細書記載の時計
側にあっては、可視部分をカバーする硬金属性の薄い外
側フレームとこのフレームの形状に対応した合成樹脂製
の内実部とに構成する思想が開示されている。
しかし、金属に異質の合成樹脂を密に一体的に複合成形
することは、技術的に困難なものであり、容易に剥離す
る等時計ケースとしては致命的な欠点がある。
本考案は、このような問題点を解消した時計ケ−スで、
その目的は外観を金属面として商品価値を損うことがな
く、従来に比べ極めて簡素化された工程にて製造でき、
しかも大量生産に適するものであれば、在来の略々半額
の価格で提供できる防水性、防塵性等も完全な時計ケー
スを提案せんとするものである。
つまり、本考案の時計ケースは比較的薄手の金属材にて
側の所定部分を構成すべく、予め所定形状に加工を施し
た金属材の内側に射出成形によって圧入されたフェノー
ル樹脂のような合成樹脂材で懲戒される上縁、中胴及び
裏蓋の全部または一部が該金属材の収縮復元によって一
体的に複合成形してなることを特徴とするものである。
以下本考案の詳細を腕時計ケースの実施例について説明
する。
なお、各実施例に於いて、同一部分は同じ符号を用いて
表わしている。
実施例 l 第1図に於いて、1は比較的薄手の金属材8、例えば0
.3〜0.8關厚程度のステンレス材の内側に上縁2と
中胴3部分が一体的に複合してなる腕時計ケースである
つ1机丸型、あるいは角型、楕円型のような異型等所定
形状のケースを構成するもので、その上縁2と中胴3の
形状に適合するように、予め金属材8をプレス加工によ
り所定形状に成型加工しておく。
そして、この金属材8を所定の間隔を設けて金型内に配
し、金属材8の内側に射出成形可能な合成樹脂材、例え
ばフェノール樹脂、ABS樹脂等を射出成形等の成形方
法により、裏蓋4部分を除き圧入する。
この場合、樹脂温度、金型温度、冷却温度は使用する樹
脂によって異なり、樹脂温度は使用樹脂の指定温度を保
って射出するもので、金型温度については、フェノール
樹脂のような熱硬化性樹脂では110〜1400C前後
で、ABS樹脂のような熱可塑性樹脂では40〜60℃
前後の温度を保つ必要がある。
また、冷却はすべて常温下の自然冷却をもって行なうも
のである。
しかして、このような樹脂及び金型温度の条件下で一般
的な射出成形の射出圧より高い圧力で合成樹脂材を裏蓋
4部分を除く金属材8の内側に注入し、この注入による
加圧により金属材8を金型形状と合うように膨張させる
この膨張は射出圧による加圧膨張であるが、金型温度に
よる加熱により、加圧膨張を良好に促進する作用をする
ものである。
そして、この合成樹脂材が常温下での時間の経過と共に
自然冷却により、硬化収縮するとき、この膨張している
金属材8がその収縮作用、つまり金属材が元の状態に戻
る手前のなお若干の復元力が残っている状態に於いて、
金属材8は硬化した合成樹脂材の上縁2ど中胴3部分と
密着し、金属材8と上縁2及び中胴3とは、一体的に複
合成形される。
5は時計の機械機構を内装する凹部、6はガラス、7は
リューズである。
実施例 2 第2図の腕待計ケース9は、上縁10と中胴11部分は
合成樹脂材で構成しである点上記実施例1と同様である
が、裏蓋12部分は金属材で構成されており、前記上縁
10と中胴11が金属材13で前記成形方法により一体
的に複合してなる実施例である。
実施例 3 第3図に示す実施例3の腕時計ケース14は、その中胴
15と裏蓋16部分に金属材18を一体的に複合した例
である。
つまり、上縁17は従来のステンレス等の金属材で構成
してあり、中胴15と裏蓋16部分は金相樹脂材で構成
され、前記成形方法によりこの中胴15と裏蓋16部分
が金属材18と一体的に複合してなるものである。
これら実施例の金属材8.13.18の表面に図示省略
しであるが、放電加工機、彫刻機、その他の方法で、金
型に模様、刻印、マーク、記念彫刻等を施し、この金属
材の表面に模様等を施すことができる。
しかし、この模様等を施すか否かは任意なものである。
また、これら実施例は懐中時計用ケースについても応用
できるものである。
上記構成の本考案にあっては、側の所定部分を比較的薄
手の金属材に形成し、この金属材の内側は全部または一
部部分をフェノール樹脂のような合成樹脂材で、その金
属材の収縮復元作用を利用して構成した上縁、中胴及び
裏蓋とが金属材と一体的に複合したものであれば、従来
品と同様に外観が金属面であり、その商品価値を損うこ
とがなく、逆にデザイン的に変化を施すことができ商品
価値を高めることができる。
しかも、その金属材の成形加工は、プレス加工でよく、
その加工工程は従来に比べ半減以下になり省力化するこ
とができ、そのプレス加工に特別な技術熟練を必要とせ
ず、極めて簡素化することができる。
また、金属材も比較的薄手のものであれば、重量的にも
極めて軽量化できるし、この金属材にデザインを施すこ
とは、従来の厚手のものに比べ簡易であれば、多様なデ
ザインを施すことができるものである。
さらに本考案は、予め金属材を所定形状に構成しておき
、これに射出成形等の成形方法により、その成形後の金
属材の収縮復元作用を受けて金属材と合成樹脂材とは一
体的に複合成形できるので、この金属材と合成樹脂材と
は剥離することがなく、強固なケースとなり、その成形
にも高度な技術を必要とせず、大量生産に適するし、材
料及び加工技術の見地から従来ものに比べ、略々半額の
価格で提供でき、しかも上記のように金属材の成形加工
が極めて簡素化できるものであれば、デザインの多様化
を計ることができ、斬新なデザインの時計ケースを提供
できるものである。
特に本考案にあっては、フェノール樹脂等の熱硬性樹脂
を使栂しているので、加工時に於ける高温に耐えること
ができる効果がある。
また近時普及しつつある電子腕計にとって、本考案のも
のは機械の接する部分は合成樹脂材で絶縁され、機械精
度に悪影響を及ぼすことがない。
なお、在来のガラ方式の時計側に比べ、本考案は組立手
数、寸法精度等に於いても格段の優れた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は内部機構
を省略した腕時計ケースの断面図、第2図、第3図は他
の実施例を示す同様断面図である。 2.10,17・・・・・・上縁、3,11.15・・
・・・・胴、4,12,16・・・・・・裏蓋、8,1
3,18・・・・・・金属材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比較的薄手の金属材にて側の所定部分を構成すべく、予
    め所定形状に成型加工を施した金属材の内側に射出成形
    によって圧入する合成樹脂材を介して、この金属材を加
    圧膨張させ、且つこの合成樹脂材で成形される上縁、中
    胴及び裏蓋の全部または一部部分と前記加圧膨張後収縮
    復元する金属材とが一体的に複合成形してなる構造の時
    計ケース。
JP5471278U 1978-04-24 1978-04-24 時計ケ−ス Expired JPS5815913Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5471278U JPS5815913Y2 (ja) 1978-04-24 1978-04-24 時計ケ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5471278U JPS5815913Y2 (ja) 1978-04-24 1978-04-24 時計ケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5414249U JPS5414249U (ja) 1979-01-30
JPS5815913Y2 true JPS5815913Y2 (ja) 1983-03-31

Family

ID=28949640

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JP5471278U Expired JPS5815913Y2 (ja) 1978-04-24 1978-04-24 時計ケ−ス

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JPS5414249U (ja) 1979-01-30

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