JPS6058730B2 - 6−エチル置換高級アルカン及びその用途 - Google Patents
6−エチル置換高級アルカン及びその用途Info
- Publication number
- JPS6058730B2 JPS6058730B2 JP3767277A JP3767277A JPS6058730B2 JP S6058730 B2 JPS6058730 B2 JP S6058730B2 JP 3767277 A JP3767277 A JP 3767277A JP 3767277 A JP3767277 A JP 3767277A JP S6058730 B2 JPS6058730 B2 JP S6058730B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethyl
- ethyl substituted
- higher alkanes
- substituted higher
- reaction
- Prior art date
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は6−エチル置換高級アルカン及びその用途に
関する。
関する。
本発明は更に詳しくは6−エチル置換C、0〜C、8ア
ルカン及ぼそれを有効成分として含有することを特徴と
する蚊に対する生理活性剤に関する。 6−エチル置換
C、0〜C、。
ルカン及ぼそれを有効成分として含有することを特徴と
する蚊に対する生理活性剤に関する。 6−エチル置換
C、0〜C、。
アルカンは新規化合物物で例えば次に図式的に示す合成
方法(2)または(B)により合成することができる。
(式中Rl,R2はアルキル基、Xはハロゲン原子、E
tはエチル基を示す)即ち囚法による場合には、3−オ
キソグルタル酸エチルをマグネシウムエトキシドの存在
下ハロゲン化アルキルと反応させ得られたエチル2−ア
ルキルー3−オキソグルタレートをソジウムエチラート
の存在下にハロゲン化アルキルと反応させ生成物を脱炭
酸し得られた。
方法(2)または(B)により合成することができる。
(式中Rl,R2はアルキル基、Xはハロゲン原子、E
tはエチル基を示す)即ち囚法による場合には、3−オ
キソグルタル酸エチルをマグネシウムエトキシドの存在
下ハロゲン化アルキルと反応させ得られたエチル2−ア
ルキルー3−オキソグルタレートをソジウムエチラート
の存在下にハロゲン化アルキルと反応させ生成物を脱炭
酸し得られた。
−アルカノンをグリニヤール反応に付し6−オキシー6
−エチルアルカンとし、脱水反応させのち還元すれば6
−エチルアルカンが得られる。一方(B)法による場合
には、エチルアルキルケトンを上記同様グリニヤール反
応に付しアルキル基を導入し得られた6−オキシー6−
エチルアルカンを脱水反応させのち還元すれば6−エチ
ルアルカンが得られる。
−エチルアルカンとし、脱水反応させのち還元すれば6
−エチルアルカンが得られる。一方(B)法による場合
には、エチルアルキルケトンを上記同様グリニヤール反
応に付しアルキル基を導入し得られた6−オキシー6−
エチルアルカンを脱水反応させのち還元すれば6−エチ
ルアルカンが得られる。
いずれの合成方法に於いても各反応ステップは基本的に
は公知反応を応用するものである故、それぞれの反応条
件は、この種反応に通常用いられる条件のうちから適宜
に定めることができ、またそれは熟練者には容易なこと
でもある。
は公知反応を応用するものである故、それぞれの反応条
件は、この種反応に通常用いられる条件のうちから適宜
に定めることができ、またそれは熟練者には容易なこと
でもある。
本発明に係る6−エチル置換高級アルカンの具体例を示
せば次のようである。
せば次のようである。
本発明化合物は蚊に対して興味ある生理活性を示す。
或る種の化合物はヤブカ例えばネツタイシマカAede
sagyptl♀成虫に対して産卵誘引性を示し、また
或る種の化合物はイエカ(アカ・イエカ、ネツタイイエ
カ、チヤイエカ等)やハマダラカに対して幼虫殺減作用
を示す。従つて本発明は、本発明化合物をその生物活性
に基づいて産卵誘引剤、殺ボウフラ剤の有効成分として
使用することを包含する。
sagyptl♀成虫に対して産卵誘引性を示し、また
或る種の化合物はイエカ(アカ・イエカ、ネツタイイエ
カ、チヤイエカ等)やハマダラカに対して幼虫殺減作用
を示す。従つて本発明は、本発明化合物をその生物活性
に基づいて産卵誘引剤、殺ボウフラ剤の有効成分として
使用することを包含する。
製剤化に際しては、常法に従い不活性な希釈剤で希釈し
必要により適宜の補助剤を添加して、使用に都合のよい
形、例えば油剤、乳剤、水和剤、粉剤、粒剤、ペースト
、線香等に製剤すればよい。この際蚊に対する他の作用
物質一殺虫剤とか一誘引剤−を配合するのもよい。試験
例1 殺ボウフラ作用 コシダカシヤーレにバクテリア(PseudO−MOn
asspp.)懸濁水250mtを入れ、5ppmの薬
液をカロえる。
必要により適宜の補助剤を添加して、使用に都合のよい
形、例えば油剤、乳剤、水和剤、粉剤、粒剤、ペースト
、線香等に製剤すればよい。この際蚊に対する他の作用
物質一殺虫剤とか一誘引剤−を配合するのもよい。試験
例1 殺ボウフラ作用 コシダカシヤーレにバクテリア(PseudO−MOn
asspp.)懸濁水250mtを入れ、5ppmの薬
液をカロえる。
37℃で1日インキュベートしてまたはしないで餌を(
少量添加しチカイエカ(C.p.mOlestus)の
1令)幼虫50匹を放ち毎日さなぎになるまで観察し総
死虫率を求めた。
少量添加しチカイエカ(C.p.mOlestus)の
1令)幼虫50匹を放ち毎日さなぎになるまで観察し総
死虫率を求めた。
3〜6回反復。
尚、バクテリアを加えるのは、ボウフラを飼育している
とPseudOmOnasが発生するので、より自然条
件に近かずけた設計とするため。
とPseudOmOnasが発生するので、より自然条
件に近かずけた設計とするため。
試験例2
誘引作用
シヤーレ内壁にろ紙をまき、内に少量の水を加え、ろ紙
をしめらせる。
をしめらせる。
別に、スライドガラスに所定量(μI)の薬剤のアセト
ン液を滴下し乾かせたのち薬剤面を内側にしてシヤーレ
の隅にかふせる。真闇状態で所定数のネツタイシマカA
edesagyPtl♀成虫(蔵卵虫)を放飼し帛時間
後に産卵数を数え、無処理(水)区を1として産卵率を
求めた。尚、奇数炭素数の化合物には誘引性は観察され
なかつた。
ン液を滴下し乾かせたのち薬剤面を内側にしてシヤーレ
の隅にかふせる。真闇状態で所定数のネツタイシマカA
edesagyPtl♀成虫(蔵卵虫)を放飼し帛時間
後に産卵数を数え、無処理(水)区を1として産卵率を
求めた。尚、奇数炭素数の化合物には誘引性は観察され
なかつた。
実施例1
6−エチル ヘキサデカン(化合物4)の合成(合成法
Bによる例)100m1の3つロフラスコにMgO.7
3f(0.03モル)、n−デカニルプロマイド6.6
3y(イ).03モル)、エーテル15m1をとり、攪
拌下還流する。
Bによる例)100m1の3つロフラスコにMgO.7
3f(0.03モル)、n−デカニルプロマイド6.6
3y(イ).03モル)、エーテル15m1をとり、攪
拌下還流する。
Mgが完全に溶けたらフラスコを氷浴で冷やしながら3
−オクタノン3.9y(0.03モル)の5m1エーテ
ル溶液を滴下する。滴下終了後、約2時間還流する。冷
後反応液を1N塩酸で処理しエーテル層を洗浄乾燥する
。溶媒を留去し蒸溜すると5.9ダ(73%収率)の6
−エチルー6−ヘキサデカノールを得る。B.p.l4
6〜150ヘC/0.柚H&50m1のナスフラスコに
6−エチルー6−ヘキサデカノール3Vをとり、ぎ酸1
0ntを加えて2時間140℃で加熱還流する。冷後、
反応液の上層部を分液ロードで分離し、約50m1のエ
ーテルに溶か,す。5%カセイソーダ水、水で洗浄後乾
燥する。
−オクタノン3.9y(0.03モル)の5m1エーテ
ル溶液を滴下する。滴下終了後、約2時間還流する。冷
後反応液を1N塩酸で処理しエーテル層を洗浄乾燥する
。溶媒を留去し蒸溜すると5.9ダ(73%収率)の6
−エチルー6−ヘキサデカノールを得る。B.p.l4
6〜150ヘC/0.柚H&50m1のナスフラスコに
6−エチルー6−ヘキサデカノール3Vをとり、ぎ酸1
0ntを加えて2時間140℃で加熱還流する。冷後、
反応液の上層部を分液ロードで分離し、約50m1のエ
ーテルに溶か,す。5%カセイソーダ水、水で洗浄後乾
燥する。
エーテルを留去し蒸溜すると6−エチルーヘキサデケン
を得る。収率90%。B.p.97〜105,C/0.
3蒜HgOl5Omlの水添用フラスコに6−エチルヘ
キサデ.ケン2yをとり、エタノール80m1を加え酢
酸を1〜2滴加えたのち、酸化白金触媒0.05yを添
加し室温、常圧下で水素添加を行なつた。反応後、触媒
を濾別し溶媒を溜去して目的物6−エチル ヘキサデカ
ンを得た。B.p.l25〜127 C/0.5?Hg
O3反率88%。劫施例2 6−エチル ヘキサデカン(化合物4)の合成(合成法
Aによる例)イ)エチル2−ノニルー3−オキソグルタ
レートの合成200m1の3つロフラスコにMg3.6
V(0.15モル)、エタノール70mt1微量のCC
l4(0.2〜0.3m1)を加えて約3〜4時間攪拌
還流し、マグネシウムエトキシドを調製する。
を得る。収率90%。B.p.97〜105,C/0.
3蒜HgOl5Omlの水添用フラスコに6−エチルヘ
キサデ.ケン2yをとり、エタノール80m1を加え酢
酸を1〜2滴加えたのち、酸化白金触媒0.05yを添
加し室温、常圧下で水素添加を行なつた。反応後、触媒
を濾別し溶媒を溜去して目的物6−エチル ヘキサデカ
ンを得た。B.p.l25〜127 C/0.5?Hg
O3反率88%。劫施例2 6−エチル ヘキサデカン(化合物4)の合成(合成法
Aによる例)イ)エチル2−ノニルー3−オキソグルタ
レートの合成200m1の3つロフラスコにMg3.6
V(0.15モル)、エタノール70mt1微量のCC
l4(0.2〜0.3m1)を加えて約3〜4時間攪拌
還流し、マグネシウムエトキシドを調製する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 6−エチル置換C_1_3〜C_1_8アルカン。 2 6−エチル置換C_1_3〜C_1_8アルカンを
有効成分として含有することを特徴とする蚊に対する生
理活性剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3767277A JPS6058730B2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | 6−エチル置換高級アルカン及びその用途 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3767277A JPS6058730B2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | 6−エチル置換高級アルカン及びその用途 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53124201A JPS53124201A (en) | 1978-10-30 |
JPS6058730B2 true JPS6058730B2 (ja) | 1985-12-21 |
Family
ID=12504117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3767277A Expired JPS6058730B2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | 6−エチル置換高級アルカン及びその用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058730B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61197124U (ja) * | 1985-05-30 | 1986-12-09 | ||
JPH0283923U (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-28 | ||
JPH02103431U (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-16 |
-
1977
- 1977-04-04 JP JP3767277A patent/JPS6058730B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61197124U (ja) * | 1985-05-30 | 1986-12-09 | ||
JPH0283923U (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-28 | ||
JPH02103431U (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53124201A (en) | 1978-10-30 |
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