JPS6058649B2 - 肝機能検査装置 - Google Patents

肝機能検査装置

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JPS6058649B2
JPS6058649B2 JP55137917A JP13791780A JPS6058649B2 JP S6058649 B2 JPS6058649 B2 JP S6058649B2 JP 55137917 A JP55137917 A JP 55137917A JP 13791780 A JP13791780 A JP 13791780A JP S6058649 B2 JPS6058649 B2 JP S6058649B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、肝機能を検査診断するための測定処理を自動
的に行なう肝機能検査装置に関するものである。
肝機能を検出診断するために、ほとんど肝臓でのみ摂取
、排泄される特定色素を血液中に注入し“血漿消失率(
肝血流指数)、肝血流量等を測定することが行なわれて
いる。
従来、血漿消失率の測定法としては、特定色素としてイ
ンドサイアニングリーン(IndOcyanineGr
een〜以下「ICG」と略称する)を用いた採血によ
る測定法が知られている。
すなわち、この従来の測定法はICGを被検者に投与(
静注)した後、5分、1扮、1紛の時点でそれぞれ採血
して各々ICGの血 濃度を求め、この濃度変化から血
漿消失率を算出するものである。
この採血による測定法は、予定時間で繰り返し採血を行
わねばならず、測定操作が極めて煩雑であり、しかも被
検者の肉体的並ひに精神的な負担も大きいため、すべて
の被検者に対して簡単に実施できるものではない。
その上この採血による測定法では、5分、1紛、1紛の
採血によつて求めた値が本来予測されている指数関数的
な減少を示さないため、正しい測定が行なえているとは
いえない。本発明は、このような事情にかんがみてなさ
れたもので、採血を要することなく(非観血で)簡易に
且つより正確にしかも自動的に特定色素の血漿消失率測
定が行なえ、被検者の負担が軽く、操作の簡便な肝機能
検査装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明の特徴とするところは、検出波長域の
異なる第1および第2の光検出部とこれら光検出部に対
応する光源とを有し、被検者の耳介に前記両光検出部と
光源とが耳介を挾んで対峙するように装着されて前記第
1並びに第2の光検出部によりそれぞれ当該部位におけ
る耳組織、血液および血液中に投与されたほとんど肝臓
でのみ摂取、排泄される特定色素の吸光に応じた値並び
に当該部位における耳組織および血液の吸光に応じた値
を検出し各々電気信号として出力するイアピースと、こ
のイアピースの前記第2の光検出部の検出信号を受け、
外部操作に応動するディジタルサンプルホールド回路に
より前記検出信号の特定タイミングにおける信号レベル
をサンプルしてホールドしこのホールドレベルと前記検
出信号との差をとつて該検出信号の直流分を低減除去す
る第1の直流分除去回路と、この第1の直流分除去回路
の出力を適宜レベル調整し、前記第1の光検出部の検出
信号との差をとつて前記第1の光検出部の検出信号中の
前記第1、第2の光検出部の検出信号に共通の変動成分
を相殺する相殺回路と、この相殺回路の出力側に設けら
れたA/D変換器と、前記相殺回路と前記A/D変換器
との間または前記第1の光検出部と前記相殺回路との間
に挿入され前記第1の直流分除去回路のディジタルサン
プルホールド回路と連動するディジタルサンプルホール
ド回路により入力信号の前記特定タイミングにおけるレ
ベルをサンプルしてホールドしこのホールドレベルと前
記入力信号との差をとつて該入力信号の直流分を低減除
去する第2の直流分除去回路と、所定のタイミングで前
記A/D変換器の出力を取り込み、検出値変動開始後2
分〜7分の間に毎秒1回以上で且つ合計約60回以上の
サンプリングによる検出データを得て、最小2乗法によ
り検出波高値変化のシミュレーションカーブの関数(y
;検出波高値、x;立上り点からの経過時間、A..b
;定数)を求め、この関数より前記特定色素の血漿消失
率の計算値 五λυ11υδ U を求め、この計算値KOに所定の補正係数を乗じて血漿
消失率を算出する演算処理回路と、この演.算処理回路
の演算結果を表示または記録する出力装置とを具備する
ことにある。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図において、1は被検者の耳介に装着され−る検出
器としてのイアピースであり、例えばイアオキシメータ
等に用いられるイアピースとほぼ同様に構成されている
すなわち、このイアピース1は光源としてのランプ1a
と、装着時に耳介を挾んでランプ1aに対峙するシリコ
ンフォトセル等からなる第1および第2の光検出器1b
および1cと、これら第1および第2の光検出器1bお
よび1cの入射面部にそれぞれ介挿された第1および第
2のフィルタ1dおよび1eとからなり、第1のフィル
タ1dと第1の光検出器1bとで構成される第1の光検
出部は第1のフィルタ1dにより主として800nm付
近の波長の光つまり耳組織、血液およびICGの吸光に
よる影響を受けた・(特異的にICGの吸光による影響
を受ける波長域の)光を検出し、第2のフィルタ1eと
第2の光検出器1cとで構成される第2の光検出部は第
2のフィルタ1eにより主として900nm.付近の波
長の光つまり耳組織および血液の吸光による影響を受け
た(ICGの吸光による影響を受けない波長域の)光を
検出して、それぞれの吸光に応じた(吸光度に対して比
例的な)電気信号を出力する。2は第1の光検出器1b
の検出出力電流を電圧信号に変換する第1のI/■変換
(電流一電圧変換)器、3は第2の光検出器1cの検出
出力電流を電圧信号に変換する第2のI/V変換器てあ
る。
4は第2のI/■変換器3の出力の直流分を除去する第
1の直流分除去回路てあり、この直流分除去回路4は例
えば第2図に示すように、オペアンプ(演算増幅器)を
用いたバッファ増幅器としてのボルテージフォロワ4a
を介してディジタルサンプルホールド回路4bに入力信
号を与えこのディジタルサンプルホールド回路4bの出
力を再びバッファ増幅器としてのボルテージフォロワ4
cを介してオペアンプからなる差動増幅回路4dに与え
前記入力信号との差をとる構成とする。
ディジタルサンプルホールド回路4bは例えば入力信号
をA/D変換(アナログ−ディジタル変換)したディジ
タル値をラッチしこの値をD/A変換(ディジタル−ア
ナログ変換)して出力する回路あるいは入力アナログ値
をアップダウンカウンタの出力値をD/A変換した値と
比較しこれらが等しくなるようにアップダウンカウンタ
を動作させ前記D/A変換した値を出力する回路等から
なり、外部操作に応動して入力信号をサンプルしてホー
ルドする。5は第1のI/■変換器2の出力中の前記第
1の直流分除去回路4の出力に対応する成分を相殺する
ための相殺回路であり、この相殺回路5は例えば第3図
に示すように第1の直流分除去回路4の出力を適宜(例
えば2倍に)増幅する増幅器5aと、この増幅器5aの
出力をレベル調整するアツテネーク5bと、このアツテ
ネータ5bで調整された信号を第1のI/■変換器2の
出力に互いに逆極性で加算増幅する増幅器5cとで構成
される。
6は第1の直流分除去回路4と同様の構成を有し第1の
直流分除去回路4のディジタルサンプルホールド回路4
bと連動するディジタルサンプルホールド回路を用いて
相殺回路5の出力の直流分を低減除去する第2の直流分
除去回路、7は第2の直流分除去回路6の出力をディジ
タル値に変換するA/D変換器、8はA/D変換器7の
出力に所定の処理(後述する)を施こす例えばマイクロ
コンピュータを用いて構成された演算処理回路、9は演
算処理回路8の演算結果を出力するプリンタである。
次にこのような構成における動作について説明する。
被検者の耳介に装着されたイアピース1の第1の検出器
1bの出力および第2の検出器1cの出力はそれぞれ第
1および第2のI/■変換器2および3により電圧信号
に変換され、第2のI/V変換器3の出力の直流分がデ
ィジタルサンプルホールド回路を用いた第1の直流分除
去回路4で除去され相殺回路5に与えられる。
相殺回路5では第1の■/■変換器2の出力における第
2のI/■変換器3の出力の変動分つまり直流分の除去
された信号に相当する成分が相殺され、その結果が第2
の直流分除去回路6に与えられて主として変動分のみが
取り出される。この第2の直流分除去回路6のディジタ
ルサンプルホールド回路のサンプリング動作は第1の直
流分除去回路4のディジタルサンプルホールド回路のサ
ンプリング動作と連動している。こうして、イアピース
1の第1の検出器1bの出力信号から第2の検出器1c
の出力信号と共通の変動成分および直流分が除去され第
1の検出器1bでのみ検出される変動成分すなわちIC
Gの吸光による成分のみがとり出される。これがA/D
変換器7でディジタル値に変換されて演算処理回路8に
取り込まれる。この演算処理回路8の演算処理について
装置の具体的な操作とともに詳述する。
第4図A,bは演算処理の説明図、第5図は演算ソフト
ウェアの概要を示すフローチャートである。
まず、被検者の耳介にイアピース1を装着し、装置を動
作状態(イアピース1のランプ1aも点灯する)とした
後、イアピース1の温度ドリフトおよび耳介の状態が安
定するのを待つて第1、第2の直流分除去回路4,6の
ディジタルサンプルホールド回路をサンプルホールド動
作させ(直流分除去回路4,6をリセットする)相殺回
路5を調整して第2の直流分除去回路6の出力がほぼ零
レベルで安定するように(リップルがなくなるように)
校正を行なう。
この状態で演算処理回路8をスタートさせさらに被検者
に適宜量(例えば実験では体重1k9当り0.5mgで
好結果が得られた)のICGを一度に且つすみやかに(
約1聞2以内で)静注する。演算処理回路8はスタート
以後1秒周期でA/D変換器7を介して検出データのサ
ンプリングを行ない1.200秒すなわち20分間これ
を続ける。このサンプリングにより得られる検出データ
は例えば第4図aに示すように変化する。これらデータ
の収集が完了した後、データ値を解析してデータ値が急
激に上昇する点から逆算し立上り点RPを見つける。こ
の立上り点RPの1@前〜20秒前の間のデータ値の平
均をとつてそれをベースラインと判断する。(立上り点
RPはICG静注から約数秒後にあられれる。)次に、
収集された各データからベースラインの値をさし引き波
高分のみのデータとする。前記立上り点RPから2分後
〜5分後の3分間のデータ(波高分)を用い最小2乗法
によつて波高のシミュレーションカーブの関数(y;波
高値、x:立上り点からの経過時間、A.,b;定数)
を求める。
(立上り点RPから2分〜7分の間はほぼ一つの指数関
数y=Ab゛上に乗る。これを前提として前述の処理を
行なう。)この(1)式の定数bから AHSJ4晶ν之5υX蟲al としてICG血漿消失率の計算値KOを求める。
(第4図bに示すように2分〜7分の波高値データyは
縦軸に波高値データyの対数をとり、横軸に時間をとる
と波高値データが1つの直線L上に乗りその傾きが−K
Oである。)この計算値KOは現実のICG血漿消失率
Kに対して(A;定数) なる関係にあるはずである。
(実験的にも確かめられた。)そこで、例えば採血法に
よる測定値を真の値と考え(現実には採血法による測定
は精度の点で多くの問題点を含んでいるが、定数Aを定
めるためには一応使用可能であると考えられる)、予め
実験的に採血法と本装置による測定を併行して行ないそ
の結果から(ばらつきは正規分布となるのでその中央値
を定数Aとする)(3)式の定数Aを求めておき、これ
を用いて前記計数値KOから(3)式によつてICG血
漿消失率Kを求める。前記定数Aの値はイアピース1の
光検出器等の特性などの測定系の各種要因によつて変化
するので、個々のシステムについて予め実験により求め
て設定する。このようにして求められたICG血漿消失
率Kをプリンタ9によリプリントアウトさせる。
以上のような構成により、一旦定数Aを設定した後は、
被検者にイアピース1を装着するだけで、非観血で極め
て容易にICG血漿消失率Kの測定が行なえる。
しかもこのICG血漿消失率Kの測定は非観血で且つ自
動的に行なわれるため、手軽に何度も繰り返し測定でき
、肝疾患の診断、肝循環動態の究明等が容易に行なえる
。また、この場合、検出測定系の増幅率は一定(第2の
光検出器1cの出力についてはアツテネートするが第1
の光検出器1bの出力については増幅率は固定である。
)であり、直流分除去回路4,6にディジタルサンプル
ホールド回路を用いて測定中のベースラインの変動を防
ぐようにしたので、極めて高い精度並びに安定度で測定
が行なえる。先に述べたように、従来から行なわれてい
る採血による測定法では、ICG静注後5分、1吟、1
5分の採血によつて求めた値が指数関数的な減少を示さ
ないため測定の正確さの点で問題があつた。
これに対し早期の相すなわち静注後2分〜7分の範囲で
は正しく指数関数的な減少を示すことが本発明者らの実
験により確かめられた。そこで、この早期の相における
ICG濃度の変化を採血法によつて求めようとすれば2
分〜7分の間に約1分毎に採血しなければならないこと
になり、被検者の肉体的、精神的な負担は著しく、すべ
ての被検者に対して容易に実施できるものではない。こ
れに対して、上述の構成によれば従来測定困難であつた
早期の相のICG血漿濃度を非観血で容易に測定できる
ため、高精度の測定が実現できICG血漿消失率の極め
て正確な測定が行なえる。なお、本発明は上述し且つ図
面に示す実施例にのみ限定されることなく、その要旨を
変更しない範囲内で種々変形実施できるものである。
例えば、上記実施例では、第2の直流分除去回路6を相
殺回路5とA/D変換器7の間に設ける構成としたが、
第6図に示すように第1のI/V変換器2と相殺回路5
の間に設ける構成としてもよい。
また、同実施例では毎秒1個ずつ2紛間データをとり込
み、立上り後2〜5分のデータによりシミュレーション
カーブを求めるようにしたが、実験では立上り後2〜7
分の間で波高値が(1)式で示す関数に乗ることが確か
められており、これに基づいてKOが求められるので、
立上り後2〜7分の間に毎秒1回以上で且つ合計約60
回以上のサンプリングを行なうようにさえすればよい。
また、イアピースのランプとして各光検出部毎に発光波
長域の特定された発光ダイオードを用いるなどしてもよ
い。さらに、演算結果としてICG血漿消失率Kの値を
表示または記録出力するだけでなく、(1)式のbの値
を出力させることにより、立上り後2〜5分のうちの任
意時刻すなわち立上り後時間T経過した時点において当
該被検者から採血して測定したヘマトクリツト値Ht(
51CG濃度Cの値およびICGの全投与量1に基づい
て、循環血液量Bをとして容易に算出できる。
また、この(4)式の演算式を演算処理回路8に予じめ
プログラムしておき、T..HtNcllの各値を外部
から入力することによつて結果をプリンタ9等に出力さ
せるようにしてより簡便に循環血液量Bを求めるように
してもよい。
これが本発明に係る第2の発明である。(この循環血液
量は例えば肝血流量等を得るのに用いられる値である。
)もちろん、本発明はICG以外のこれに類する色素を
用いた場合にも同様に適用することができる。
以上、詳述したように、本発明によれば、採血を要する
ことなく(非観血で)簡易にしかも自動的に特定色素の
血漿消失率測定が行なえ、被検者の負担が軽く、操作の
簡便な肝機能検査装置を提供することができ、第2の発
明によればさらに循環血液量をも簡便に求めることので
きる肝機能検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図および第3図は同実施例の要部の構成を示す回路構
成図、第4図A,bは同実施例の動作を説明するための
図、第5図は同実施例における演算処理の概要を示すフ
ローチャート、第6図は本発明の他の実施例の構成を示
すブロック図である。 1・・・・・・イアピース、2,3・・・・・・I/■
変換器、4,6・・・・・・直流分除去回路、5・・・
・・・相殺回路、7・・A/D変換器、8・・・・・・
演算処理回路、9・・・・プリンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 検出波長域の異なる第1および第2の光検出部とこ
    れら光検出部に対応する光源とを有し、被検者の耳介に
    前記両光検出部と光源とが耳介を挟んで対峙するように
    装着されて前記第1並びに第2の光検出部によりそれぞ
    れ当該部位における耳組織、血液および血液中に投与さ
    れたほとんど肝臓でのみ摂取、排泄される特定色素の吸
    光に応じた値並びに当該部位における耳組織および血液
    の吸光に応じた値を検出し各々電気信号として出力する
    イアピースと、このイアピースの前記第2の光検出部の
    検出信号を受け、外部操作に応動するディジタルサンプ
    ルホールド回路により前記検出信号の特定タイミングに
    おける信号レベルをサンプルしてホールドしこのホール
    ドレベルと前記検出信号との差をとつて該検出信号の直
    流分を低減除去する第1の直流分除去回路と、この第1
    の直流分除去回路の出力を適宜レベル調整し、前記第1
    の光検出部の検出信号との差をとつて前記第1の光検出
    部の検出信号中の前記第1、第2の光検出部に共通の変
    動成分を相殺する相殺回路と、この相殺回路の出力側に
    設けられたA/D変換器と、前記相殺回路と前記A/D
    変換器との間または前記第1の光検出部と前記相殺回路
    との間に挿入され前記第1の直流分除去回路のディジタ
    ルサンプルホールド回路と連動するディジタルサンプル
    ホールド回路により入力信号の前記特定タイミングにお
    けるレベルをサンプルしてホールドしこのホールドレベ
    ルと前記入力信号との差をとつて該入力信号の直流分を
    低減除去する第2の直流分除去回路と、所定のタイミン
    グで前記A/D変換器の出力を取り込み、検出値変動開
    始後2分〜7分の間に毎秒1回以上で且つ合計約60回
    以上のサンプリングによる検出データを得て、最少2乗
    法により検出波高値変化のシミュレーションカーブの関
    数y=ab^x (y;検出波高値、x;検出値変動開始点からの経過時
    間、a、b;定数)を求め、この関係より前記特定色素
    の血漿消失率の計算値Ko=−logb を求め、この計算値Koに所定の補正係数を乗じて血漿
    消失率を算出する演算処理回路と、この演算処理回路の
    演算結果を表示または記録する出力装置とを具備してな
    る肝機能検査装置。 2 検出波長域の異なる第1および第2の光検出部とこ
    れら光検出部に対応する光源とを有し、被検者の耳介に
    前記両光検出部と光源とが耳介を挟んで対峙するように
    装着されて前記第1並びに第2の光検出部によりそれぞ
    れ当該部位における耳組織、血液および血液中に投与さ
    れたほとんど肝臓でのみ摂取、排泄される特定色素の吸
    光に応じた値並びに当該部位における耳組織および血液
    の吸光に応じた値を検出し各々電気信号として出力する
    イアピースと、このイアピースの前記第2の光検出部の
    検出信号を受け、外部操作に応動するディジタルサンプ
    ルホールド回路により前記検出信号の特定タイミングに
    おける信号レベルをサンプルしてホールドしこのホール
    ドレベルと前記検出信号との差をとつて該検出信号の直
    流分を低減除去する第1の直流分除去回路と、この第1
    の直流分除去回路の出力を適宜レベル調整し、前記第1
    の光検出部の検出信号との差をとつて前記第1の光検出
    部の検出信号中の前記第1、第2の光検出部に共通の変
    動成分を相殺する相殺回路と、この相殺回路の出力側に
    設けられたA/D変換器と、前記相殺回路と前記A/D
    変換器との間または前記第1の光検出部と前記相殺回路
    との間に挿入され前記第1の直流分除去回路のディジタ
    ルサンプルホールド回路と連動するディジタルサンプル
    ホールド回路により入力信号の前記特定タイミングにお
    けるレベルをサンプルしてホールドしこのホールドレベ
    ルと前記入力信号との差をとつて該入力信号の直流分を
    低減除去する第2の直流分除去回路と、前記特定色素の
    被検者に対する全投与量I、被検者から検出値変動開始
    後2分〜7分の間の任意の時点で採血して測定したヘマ
    トクリツト値Htと検出値変動開始後採血時点までの時
    間T、前記特定色素の濃度Cを外部より入力する入力手
    段と、所定のタイミングで前記A/D変換器の出力を取
    り込み、検出値変動開始後2分〜7分の間に毎秒1回以
    上で且つ合計約6回以上のサンプリングによる検出デー
    タを得て、最少2乗法により検出波高値変化のシミュレ
    ーションカーブの関数y=ab^x (y;検出波高値、x;検出値変動開始点からの経過時
    間、a、b;定数)を求め、この関数より前記特定色素
    の血漿消失率の計算値Ko=−logb を求め、この計算値Koに所定の補正係数を乗じて血漿
    消失率を算出する手段、および前記外部入力手段により
    入力された前記投与量I、前記ヘマトクリツト値Ht、
    前記時間T、ならびに前記濃度Cと上記血漿消失率算出
    の過程で求められたシミュレーションカーブの関数y=
    ab^xにおける定数bとに基づいて、B={100/
    (100−Ht)}×(I/C)×b^Tなる演算を行
    なつて循環血液量Bを求める手段からなる演算処理回路
    と、この演算処理回路の演算結果を表示または記録する
    出力装置とを具備してなる肝機能検査装置。
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