JPS605849B2 - かまどの火格子 - Google Patents
かまどの火格子Info
- Publication number
- JPS605849B2 JPS605849B2 JP1503883A JP1503883A JPS605849B2 JP S605849 B2 JPS605849 B2 JP S605849B2 JP 1503883 A JP1503883 A JP 1503883A JP 1503883 A JP1503883 A JP 1503883A JP S605849 B2 JPS605849 B2 JP S605849B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grate
- cremation
- pieces
- coffin
- hearth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chimneys And Flues (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は火葬場のかまどの火葬室で遺体の納めた棺を茶
毘に付すときに棺の下に敷く火格子に関する。
毘に付すときに棺の下に敷く火格子に関する。
霊枢車によって火葬場内に移された棺は火葬室内に安置
し終り、茶毘式を簡単に済ませてから火葬される。
し終り、茶毘式を簡単に済ませてから火葬される。
従来、この火葬に要する時間は30分の場合もあれば2
時間の場合もあり、納棺された故人の大きさおよびかま
ど、炉の構造によって異なっていた。一般にかまど、炉
は炉床式と火格子式がある。前者の炉床式は棺を直接炉
床面上に置く方式であり、或いは炉床上の棺の頭部およ
び尾部に敷台を置きこの敷台の上に相を乗せる方式であ
る。これら方式いずれも火葬の進行とともに燃え易い供
物および棺等が先に燃えて、水分率が高く体積重量も大
きい遺体は後まで燃え続けるので、遺体は炉床上で燃や
される。すなわち相の下に敷台を敷いても最初は棺の剛
性で棺が炉床面より浮いて棺と炉床面との間に隙間があ
るが、火葬が始まればすぐに棺が燃え落ち遺体はかまど
の炉床面上に直接に接する。このように遺体が炉床面に
接すると遺体の接面部は他の部に較べて火葬の進行度合
が遅く、火葬時間が長くなる欠点があった。この火葬時
間が長くなる欠点を少しでもカバーするため、かまどの
バーナの本数を増したり、バーナの能力を上げたり、火
葬途中で遺体を反転したりしていた。一方かまどの構造
で火格子式は炉床面上に燃えない火格子を置き、この火
格子の上に棺を置く方式である。
時間の場合もあり、納棺された故人の大きさおよびかま
ど、炉の構造によって異なっていた。一般にかまど、炉
は炉床式と火格子式がある。前者の炉床式は棺を直接炉
床面上に置く方式であり、或いは炉床上の棺の頭部およ
び尾部に敷台を置きこの敷台の上に相を乗せる方式であ
る。これら方式いずれも火葬の進行とともに燃え易い供
物および棺等が先に燃えて、水分率が高く体積重量も大
きい遺体は後まで燃え続けるので、遺体は炉床上で燃や
される。すなわち相の下に敷台を敷いても最初は棺の剛
性で棺が炉床面より浮いて棺と炉床面との間に隙間があ
るが、火葬が始まればすぐに棺が燃え落ち遺体はかまど
の炉床面上に直接に接する。このように遺体が炉床面に
接すると遺体の接面部は他の部に較べて火葬の進行度合
が遅く、火葬時間が長くなる欠点があった。この火葬時
間が長くなる欠点を少しでもカバーするため、かまどの
バーナの本数を増したり、バーナの能力を上げたり、火
葬途中で遺体を反転したりしていた。一方かまどの構造
で火格子式は炉床面上に燃えない火格子を置き、この火
格子の上に棺を置く方式である。
火格子は文字通り格子状或いは絹状等をしており、遺体
と火格子の接触面積がつ・さし、。従って一般に火格子
式のかまどは炉床式のかまどに較べて火葬時間が短かし
・。しかしこの火格子式かまどは火格子より燃えた遺体
の遺骨が一部落下して、火葬終了時に収骨するとき、遺
体の原形になるべく近い形で茶毘を念ずる縁者としての
望みに反する欠点があった。本発明は以上述べた欠点を
なくすためになされた火格子で、火葬時間が短かく、か
つ火葬終了のとき遺体の原形に近い形で収骨できること
を目的としている。
と火格子の接触面積がつ・さし、。従って一般に火格子
式のかまどは炉床式のかまどに較べて火葬時間が短かし
・。しかしこの火格子式かまどは火格子より燃えた遺体
の遺骨が一部落下して、火葬終了時に収骨するとき、遺
体の原形になるべく近い形で茶毘を念ずる縁者としての
望みに反する欠点があった。本発明は以上述べた欠点を
なくすためになされた火格子で、火葬時間が短かく、か
つ火葬終了のとき遺体の原形に近い形で収骨できること
を目的としている。
本発明の火格子は、複数の柱と、これらの柱を継ぐ継ぎ
はりと、これらの柱と継ぎはりを接合する接合材により
構成され、これらの柱と継ぎはりは複数のづ・片と、こ
れらの小片に孔を貫通しこの孔に通しこれら小片を連結
する中心材により構成され、かつ小片は溶融温度が高く
、中心材は溶融点が低く、高温になると小片は連結がは
ずれバラバラに分離する火格子である。
はりと、これらの柱と継ぎはりを接合する接合材により
構成され、これらの柱と継ぎはりは複数のづ・片と、こ
れらの小片に孔を貫通しこの孔に通しこれら小片を連結
する中心材により構成され、かつ小片は溶融温度が高く
、中心材は溶融点が低く、高温になると小片は連結がは
ずれバラバラに分離する火格子である。
次に本発明に係るかまどの火格子の一実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第2図において、火格子は複数本の柱1と、これらの柱
間を継ぐ継ぎはり2と、継ぎはり2と柱1を接合する接
合部材3とで構成されている。
間を継ぐ継ぎはり2と、継ぎはり2と柱1を接合する接
合部材3とで構成されている。
ここで継ぎはり2同志を継ぐ継ぎはり2′と、継ぎはり
2と継ぎはり2′を接合する接合部材3′があっても構
わない。第3図において、柱1と継ぎはり2と接合材3
との構造を表わす第1実施例を示す。柱1は複数の球状
の小片4と、これら球状の小片4に孔を貫通しこの孔に
通し小片4を連結する中心材5とより構成されている。
さらに球状の小片4の材質は火葬中の高温度で溶融しな
いもの、中心材5の材質は火葬中のある高温度で溶融す
るものである。継ぎはり2は柱1と同様に、火葬中の高
温度で溶融しない球状の小片4に孔を貫通しこの孔に火
葬中の高温度で溶融する中心材5を通して、複数の球状
の小片4を連続している。また接合材3は柱1および継
ぎはり2の中心材同志を接合する都材で、この都材に柱
1および継ぎはり2の中心材5を通す穴をあげて、柱1
および継ぎはり2の中心材5を通し、柱1と継ぎはり2
を接合する。なお、接合部材の材質の溶融温度について
は特に限定しなくてもよい。一方かまど内の火葬温度は
約800℃から最高約1000qo迄上昇するので、こ
の温度に適した火格子の材質の一実施例として次の材質
を揚げることができる。
2と継ぎはり2′を接合する接合部材3′があっても構
わない。第3図において、柱1と継ぎはり2と接合材3
との構造を表わす第1実施例を示す。柱1は複数の球状
の小片4と、これら球状の小片4に孔を貫通しこの孔に
通し小片4を連結する中心材5とより構成されている。
さらに球状の小片4の材質は火葬中の高温度で溶融しな
いもの、中心材5の材質は火葬中のある高温度で溶融す
るものである。継ぎはり2は柱1と同様に、火葬中の高
温度で溶融しない球状の小片4に孔を貫通しこの孔に火
葬中の高温度で溶融する中心材5を通して、複数の球状
の小片4を連続している。また接合材3は柱1および継
ぎはり2の中心材同志を接合する都材で、この都材に柱
1および継ぎはり2の中心材5を通す穴をあげて、柱1
および継ぎはり2の中心材5を通し、柱1と継ぎはり2
を接合する。なお、接合部材の材質の溶融温度について
は特に限定しなくてもよい。一方かまど内の火葬温度は
約800℃から最高約1000qo迄上昇するので、こ
の温度に適した火格子の材質の一実施例として次の材質
を揚げることができる。
球状の小片4には溶融温度の高い磁器とし、中心材5に
は溶融温度の低い鋼合金系とする。銅合金系の温度変化
による機械的性質をみると約80000までは引張強度
を有しており、マンガン或いはスズ等を加えて溶融温度
を821℃から1356oCまで任意の温度に選ぶこと
ができる。火葬場のかまどにこのような本発明火格子を
使用すれば、遺体は火格子上で燃やされ遺体と火格子の
接触面積が小さく火葬時間が短かくて済む。さらに火葬
中の温度が上昇した適当な時点で火格子の柱1および継
ぎはり2の中心材5か溶融し、球状の小片4は連結がは
ずれ火格子はバラバラになり燃えた遺骨とともに炉床面
上に着地する。従って火葬が終了したとき遺体の厚形に
近い形で収骨することができる。また仮に遺体の火葬の
進行状況が進んでいないときに火格子の中心材5が変形
さらに溶融した場合でも、遺体は炉床上に着地するが遺
体と炉床面との間に溶融温度の高い球状の小片4が存在
し「直接遺体と炉床面が接触しているより火葬時間は短
かし、。このかまど内の状態変化と温度変化を時間経過
でみた一例を第4図に示す。
は溶融温度の低い鋼合金系とする。銅合金系の温度変化
による機械的性質をみると約80000までは引張強度
を有しており、マンガン或いはスズ等を加えて溶融温度
を821℃から1356oCまで任意の温度に選ぶこと
ができる。火葬場のかまどにこのような本発明火格子を
使用すれば、遺体は火格子上で燃やされ遺体と火格子の
接触面積が小さく火葬時間が短かくて済む。さらに火葬
中の温度が上昇した適当な時点で火格子の柱1および継
ぎはり2の中心材5か溶融し、球状の小片4は連結がは
ずれ火格子はバラバラになり燃えた遺骨とともに炉床面
上に着地する。従って火葬が終了したとき遺体の厚形に
近い形で収骨することができる。また仮に遺体の火葬の
進行状況が進んでいないときに火格子の中心材5が変形
さらに溶融した場合でも、遺体は炉床上に着地するが遺
体と炉床面との間に溶融温度の高い球状の小片4が存在
し「直接遺体と炉床面が接触しているより火葬時間は短
かし、。このかまど内の状態変化と温度変化を時間経過
でみた一例を第4図に示す。
このタイムスケジュールは一例であり、遺体の重量かま
どのバーナ本数および能力等によって「火葬に要する時
間および最高温度が当然異なって来る。次に第5図にお
いて継ぎはり2の縦断面を示す第2実施例は、第1実施
例と同様に柱1と、継ぎはり2と、接合部材3とからな
っている。
どのバーナ本数および能力等によって「火葬に要する時
間および最高温度が当然異なって来る。次に第5図にお
いて継ぎはり2の縦断面を示す第2実施例は、第1実施
例と同様に柱1と、継ぎはり2と、接合部材3とからな
っている。
第5図において継ぎはり2は「複数の中空の球状小片6
に孔を貫通させ、その孔の両端の縁に短いパイプ状の突
起を設け、このパイプ状の突起の外径に合ったりング7
を中空の球状小片6間に鉄め合い、さらに中空の球状小
片6の貫通孔およびリング7にパイプ8を通し、中空の
球状小片6とりング7を連結する構造である。また材質
は第1実施例と同様で中空の球状小片6およびリング7
は溶融温度が高いもの、パイプ8は溶融温度が低いもの
である。このような第2実施例の火格子は中空の球状小
片6およびリング7さらにパイプ8からなっており同じ
強度の場合、第1実施例の火格子と較べ軽くなる。
に孔を貫通させ、その孔の両端の縁に短いパイプ状の突
起を設け、このパイプ状の突起の外径に合ったりング7
を中空の球状小片6間に鉄め合い、さらに中空の球状小
片6の貫通孔およびリング7にパイプ8を通し、中空の
球状小片6とりング7を連結する構造である。また材質
は第1実施例と同様で中空の球状小片6およびリング7
は溶融温度が高いもの、パイプ8は溶融温度が低いもの
である。このような第2実施例の火格子は中空の球状小
片6およびリング7さらにパイプ8からなっており同じ
強度の場合、第1実施例の火格子と較べ軽くなる。
さらに第2実施例の火格子はその継ぎはり2を上側に湾
曲させアーチ状にし、継ぎはり2の中空の球状の小片6
とりング7間の隙間を小さく取れば、火格子に掛る重量
をパイプのみでなく支えるのではなく、中空の球状小片
6およびリング7で火格子に掛る重量を支えることがで
き、火格子の強度を上げることができる。以上説明した
ように、本発明の火格子によれば火葬時間が短かく、か
つ火葬終了後に遺体の厚形に近い形で収骨が可能である
。
曲させアーチ状にし、継ぎはり2の中空の球状の小片6
とりング7間の隙間を小さく取れば、火格子に掛る重量
をパイプのみでなく支えるのではなく、中空の球状小片
6およびリング7で火格子に掛る重量を支えることがで
き、火格子の強度を上げることができる。以上説明した
ように、本発明の火格子によれば火葬時間が短かく、か
つ火葬終了後に遺体の厚形に近い形で収骨が可能である
。
第1図は従来の敦台を敷いた炉床式かまどの棺燃焼状態
である。 第2図は本発明による火格子の実施例で、第3図は第2
図の接合部材3付近で第1実施例であり、第5図は第2
図の継ぎはり2の部分図で第2実施例である。第4図は
かまど内の状態を時間経過で示したタイムスケジュール
である。第7図 繁2図 第4図 髪3図 第0図
である。 第2図は本発明による火格子の実施例で、第3図は第2
図の接合部材3付近で第1実施例であり、第5図は第2
図の継ぎはり2の部分図で第2実施例である。第4図は
かまど内の状態を時間経過で示したタイムスケジュール
である。第7図 繁2図 第4図 髪3図 第0図
Claims (1)
- 1 火葬場のかまどの火葬室内に納めた棺の下に敷く火
格子において、複数の柱と、前記柱を継ぐ継ぎはりと、
前記柱と継ぎはりを接合する接合部材により構成され、
前記柱と継ぎはりは複数の小片と、前記小片に孔を貫通
し前記孔に通し前記小片を連結する中心材により構成さ
れ、かつ前記小片は溶融温度が高く、前記中心材は溶融
温度が低く高温になると前記小片がバラバラに分離する
こと特徴とする火格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1503883A JPS605849B2 (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | かまどの火格子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1503883A JPS605849B2 (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | かまどの火格子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59142323A JPS59142323A (ja) | 1984-08-15 |
JPS605849B2 true JPS605849B2 (ja) | 1985-02-14 |
Family
ID=11877662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1503883A Expired JPS605849B2 (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | かまどの火格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605849B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4180103B1 (ja) * | 2008-01-09 | 2008-11-12 | 和夫 白▲崎▼ | 崩壊性材料、載置台、焼却方法、ロストワックス鋳型及び鋳型崩壊方法 |
-
1983
- 1983-02-01 JP JP1503883A patent/JPS605849B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59142323A (ja) | 1984-08-15 |
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