JPS6057861B2 - 浴中発泡機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、浴槽の湯中で、水流と泡を発生させマッサー
ジ効果、温熱効果、洗浄効果のある浴中発泡機に関する
。

従来例の構成とその問題点 一般に浴中発泡機というものは、電動機、制御回路、ポ
ンプ等の部品を内蔵した本体は浴室外に設置し、この本
体からパイプ等を使つて浴槽中に水流と泡を導びいてい
たが、この構成では本体から浴槽中に導くパイプ等が、
じやまになり、浴室の扉が閉められなくなつたり、使用
者がパイプに足をひつかける等の問題点があつた。

そこで、本発明者は、電動機、制御回路、ポンプ等の部
品を内蔵した本体そのものを浴槽中に沈めて使用する浴
中発泡機を考えてきた。

しカルながら泡を作るために空気をとり入れる吸気管の
長さが一定であるために、浴槽が浅い場合は浴槽の湯面
から吸気管が長く出て、使用者にとつて非常にじやまに
なつていた。

また浴槽が深い場合には本体を水中深く沈めることがで
きないために、浴槽の底部から気泡を発生させることは
できなかつた。さらに吸気管に力が加わつた場合には、
吸気管が折れてしまう場合もあり、非常に大きな問題と
なつていた。発明の目的 本発明は上記問題点に鑑み、吸気管の長さを変えること
ができ、しかも折れにくい吸気管を備えた浴中発泡機を
提供するものである。

発明の構成 上記目的を達成するために、本発明の浴中発泡機は、水
流発生用のポンプと、このポンプと連絡したベンチユリ
管と、このベンチユリ管と接続した吸気管とを内蔵した
本体を備え、前記吸気管は伸縮自在とするとともに、本
体に固定した固定パイプの上端には屈曲部を設けた構成
である。

この構成により、使用者が吸気管の長さを自由に変える
ことができ、かつ吸気管が折れることも少なくなり、非
常に使い勝手が向上する。実施例の説明 以下図面により本発明の一実施例について説明する。

第１図に使用状態を示すように、浴槽Ａの壁面に取付け
るが水中に完全に沈めた状態で使用する本体１と、第２
図、第３図に示すように本体１の充電器２とから構成さ
れている。本体１の内部には、蓄電池３が熱溶着により
密封構造にされたケース４に入れられ本体１に設置され
ている。また、本体１には電動機６が内蔵され、電動機
６は、シャーシ７に取付けられ、カバー８とシール材９
でシールされている。シャーシ７の電動機６とは反対側
に、ケーシング１０が取付けられ、シャーシ７との間に
うず巻室を形成している。電動機６のシャフトの先端に
はハネグルマ１１が取付けられており、ハネグルマ１１
はケーシング１０の中央部で回転することにより、ケー
シング１０底部より、水を吸い込みうず巻式のポンプを
形成する。ケーシング１０で発生した水流は、ベンチユ
リ管１２に導かれる。そしてこの水流と気泡は本体１前
面に設けた噴出口１ａより噴出される吸気管１３は、ブ
ロー成形された複数の樹脂製のバイブ１３ａで形成され
、伸縮できる構造となつており、浴槽Ａ中の水面上に突
出させ空気を吸い込ませる。ケーシング１０底部には、
メッシュと発泡体から成るフィルター１４があり、フィ
ルターケース１５により外から着脱できる構造となつて
おり、ケーシング１０内に異物が入らないように保護し
ている。そしてフィルター１４は浴槽Ａ内と通じる底部
および側面の吸入口１６と連らなつている。またシャー
シ７には二次コイル１７を内蔵したコイルケース１８が
、０リング１９でシールされた状態で取付けられ、本体
１下面にのぞんでいる。

また電動機６の上部には、制御部品等を内蔵した制御回
路２０が内蔵されており、この制御回．路２０も熱溶着
され密封構造にされたカバー２１で覆われている。また
、蓄電池３と電動機６と二次コイル１７と制御回路２０
相互間の接続は丸形コード２２で行ない、中間部分に防
水コネクター２３を使い、接−続している。

次に充電器２の説明をすると、内部には発振回路２５が
取付けられ、充電器２の一部の突起部分２ａの内側に、
一次コイル２６とコア２７が取付けられており、一次コ
イル２６は発振回路２５に接続されている。

突起部２ａは、コイルケース１８の凹部１８ａに嵌合さ
れる構造になつている。本体１を充電器２の上にセット
すると、コイルケース１８と充電器２の突起部２ａが嵌
合され、本体１底部のマグネット２８が充電器２のリー
ドスイッチ２９に近づくことにより、充電器２の電源が
入る。発振回路２５によソー次コイル２６が発振するこ
とで、二次コイル１７に電流が誘起さ”れる。誘導電流
は制御回路２０に導かれ整流され蓄電池３を蓄電する。
上記浴中発泡機は、蓄電池３を充電した後、本体１を浴
槽Ａに沈めて設置する。

その際、吸気管１３を伸はして先端を浴槽中の水面より
上方に位置させる。その状態でスイッチ３０を操作して
電動機６を駆動すれば、吸入口１６より水を吸い込み、
ベンチユリ管１２に導く。この時、吸気管１３より空気
を吸込んでいるため、水流と気泡を噴出させる。これに
よりマッサージ効果、温熱効果、洗浄効果をあげるもの
である。

ここで、第４図、第５図に示すように、吸気管１３を構
成するバイブ１３ａのうち、本体１に固定した固定バイ
ブ１３ｂの上部には蛇腹部または径大部等からなる屈曲
可能部１３ｃを形成している。

また可動バイブ１３ｄの下端にはつば１３ｅがあり、摩
擦により伸びた状態に保たれるものである。屈曲可能部
１３ｃは第４図、第５図のように吸気管が伸びた状態で
はその状態を保持するに充分な剛性を有しているもので
、その状態で可動バイブ１３ｄに大きなりが加われは屈
曲部１３ｃて屈曲し破損することを防止するものである
。なお第５図の屈曲可能部１３ｃはその径大部の上下で
屈曲するものてある。また径大部の形状は図示した以外
に太鼓状等種々のものが考えられる。発明の効果上記し
た実施例からあきらかなように本発明の浴中発泡機は、
本来の機能を発揮することはもちろんのこと、吸気管を
伸はして使用しても破損するといつたことがなく、使い
勝手がきわめてすぐれているものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である浴中発泡機の使用状態
を示す側面図、第２図は同本体と充電器を分解した外観
斜視図、第３図は同本体と充電器の構造を分解して示す
縦断面図、第４図、第５図は同吸気管の実施例を示す部
分断面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・充電器、３・・・
・・・蓄電池、６・・・・電動機、１０・・・・・・ケ
ーシング、１１・・・・・・ハネグルマ、１２・・・・
・・ベンチユリ管、１３・・・・・・吸気管、１３ｂ・
・・・・・固定バイブ、１３ｃ・・・・・・屈曲部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ うず巻きポンプを駆動する電動機と、この電動機に
   電力を供給する蓄電池と、前記電動機を制御する制御回
   路と、外気と連通した吸気管と、前記うず巻ポンプと吸
   気管に接続されたベンチユリ管と、これらを内蔵する本
   体とを備え、前記吸気管は固定パイプとそれに内挿され
   る複数の可動パイプで構成されるとともに前記固定パイ
   プ上部に屈曲可能部を設けた浴中発泡機。