JPS6056603B2 - 遠心注型法と注型装置 - Google Patents

遠心注型法と注型装置

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JPS6056603B2
JPS6056603B2 JP51081051A JP8105176A JPS6056603B2 JP S6056603 B2 JPS6056603 B2 JP S6056603B2 JP 51081051 A JP51081051 A JP 51081051A JP 8105176 A JP8105176 A JP 8105176A JP S6056603 B2 JPS6056603 B2 JP S6056603B2
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casting
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casting mold
centrifugal
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D12/00Producing frames
    • B29D12/02Spectacle frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C39/00Shaping by casting, i.e. introducing the moulding material into a mould or between confining surfaces without significant moulding pressure; Apparatus therefor
    • B29C39/02Shaping by casting, i.e. introducing the moulding material into a mould or between confining surfaces without significant moulding pressure; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C39/04Shaping by casting, i.e. introducing the moulding material into a mould or between confining surfaces without significant moulding pressure; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles using movable moulds not applied
    • B29C39/08Introducing the material into the mould by centrifugal force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2012/00Frames
    • B29L2012/005Spectacle frames
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/808Lens mold

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は樹脂注型装置と注型法、特に遠心注型作業に用
いられる流し込型及びこの締付装置に関連する。
樹脂注型作業、例えば眼鏡前枠とつる部分の注型成形に
は従来重大な欠点のある流し込型(以下単に型とも称す
)と型締付装置を使用していた。
主な欠点は従来の装置は大型で重量があり、通常は移動
式ではなく、又高価で又型締付には外部エネルギー源を
使用することである。例えばこの型締付に空動ブレスが
用いられ、組合せた、即ち閉鎖した型部品に加わる締付
力は繊維強化袋の膨張.で得られる。上記装置は操作の
不便のほか、締付圧力が低い上、加えられる圧縮応力分
布が最適均一性に達しない。
従来技術の装置と方法の上記の欠点を考慮し、・本発明
の主目的は、締付圧力の高性能、加えられる圧縮応力分
布の高度の均一性、及び外部エネルギー源を必要とする
ことなく操作できる新規な遠心注型用流し込型とこの締
付装置を含む改良された樹脂注型装置と注型法を提供す
ることにある。
他の一目的はコンパクトで移動可能、軽量かつ安価な装
置で上記目的を達成することにある。本発明の他の目的
と利点は下記説明から明らかとなろう。従来技術の流し
込型とこの締付装置の運動学的及び力学的特性とは異な
り、本発明では嵌合テーパを有する複数の型部品と、一
部に同じテーパを有する締付用スリーブとの組合せ型式
の楔原理に)よつて締付力が増加する流し込型締付作用
が得られる。操作の際、即ち遠心分離機を使用すること
により、上記テーパは型部品を同時に締付ける圧縮力を
生ずる。
上記の組合せ型部品をテーパ付締付用・スリーブの内側
、即ち容積容量が減少する方向に押込む軸方向力は、型
部品を同時に締付ける強い圧縮力に変わる。本発明によ
れば、注型される樹脂の硬化中の型部品の熱膨張が締付
用スリーブの熱膨張よりも大きいことによつて更に型部
品が圧・縮される。円錐台型に組合せた型部品の大径端
部には内側の溜め領域が設けられ、この領域は遠心分離
中、及び樹脂が収縮するゲル化中に少くとも成形空洞を
完全に充填するのに十分量の液体樹脂を収容するように
設計されている。
又流し込型の充填は、成形空洞に空気が混入しても次の
遠心操作で重い樹脂が置き換わるから空気の混入は顧慮
する必要がない。流し込型の組合せ界面から空気が侵入
しそのため注型物品に気泡を生ずる欠陥は、遠心分離操
作で型がスリーブ内に強く締付けられる力と、更に型と
スリーブとの間の前記の熱膨張差で避けることができる
。本発明を以下添付図面によつて詳細に説明する。本発
明による代表的の遠心注型装置は、第1図及び第2図に
略示されるようにロータ12及び支持用スピンドル14
を含み、このスピンドルは従来型式の動力装置(図示省
略)で駆動される。
公知のようにこの動力装置には、通常ロータの速度超過
及び僅かな負荷不安定性で生じる振動に対する保護装置
(図示せず)が設けられるがこの説明は省略する。本発
明は特に従来型式の遠心分離装置に適合する樹脂注型用
流し込型及びこの締付スリーブを目的とするので、上記
駆動機構のロータ収容装置と付属装置は図面では省略す
る。
本発明が従来技術に優る主要改良点は、注型ユニット1
6の構造にあり、各ユニットは揺動するテーパ付型締付
用スリーブ26を含み、このスリーブはロータ12のピ
ン18に着脱可能に軸着される。
第1,図には4個の注型ユニットが示されている。各ス
リーブ26の直径上反対位置にある半円形軸受ソケット
22(第2,3図)は注型ユニットの着脱可能ジャーナ
ル支持部になる。各スリーブ26には内側締付用内部テ
ーパ23があり(第3,4図)、これと一致する外部テ
ーパ28が設けられた複数の型部品で構成される流し込
型24が嵌合する。
各注型ユニット16は流し込型24とスリーブ26との
組合せで構成される。本発明の一実施例によれば各流し
込型24は第3及び4図に示されるように2部品型式で
ある。半型30と32はアルミニウム添加エポキシ樹脂
で作られ、その一例はTC−5467の商品名で市販さ
れている樹脂10鍾量部に商品名TH−3831の硬化
剤8重量部を組合せたものである。
これらの代表的な樹脂と硬化剤は米国ニューヨーク州、
HysOlDivisiOn.DexLerCOrp.
から市販されている。例示の目的で、成形空洞34,3
6及び38(第4図でそれぞれ約半分が示される)は、
眼鏡の前枠と1組のつるにそれぞれ対応する形を有する
ものが示される。
この実施例では空洞34,36及び38は相互連絡用通
路40と通気口42を有し、液体樹脂が容易に充填され
る。勿論、これよりも数の少い、又は異なる形状の空洞
が特定要求によつて設けられる。例えば、空洞はつるの
ヒンジ、装飾等の金属部品が嵌合される構成及び配置に
し、これらの眼鏡枠部品の周りの少くとも一部に遠心注
型される。流し込型24の上端部、即ち最大断面寸法端
部に隣接して入口46のある溜め44及び空洞34に通
じる連絡管48が設けられる。
溜め44は、樹脂のゲル化による縮小量を含めて全空洞
34,36及び38を完全に充填するに要する量に少く
とも等しい液体樹脂量を保持する大きさである。従つて
注型用前駆物質、即ち液体樹脂を入口46から型24に
注入後は空洞の急速充填を妨げる各空洞内の空気混入は
特に問題とはならない。下記のように混入空気は遠心分
離操作で除去される。流し込型24は空洞34,36及
び38の深さのほぼ中央の盛上げ平面内の分離面50に
沿つて分割される。各半型30と32の面52と54に
は、第1〜3図に示されるよう半型30と32とを合せ
た時に正確に一致するように構成される。
即ち相互嵌合する突起部56と凹部58が半型32と3
0にそれぞれ形成されているから半型は容易に正しい位
置で組合され、使用中の相対的縦方向変位が防止される
。相互に接触する面52と54の精度を達成する方法の
細部は本発明にとつて特に重要ではないが、例えば下記
の方法で所望の結果が得られる:好適にはエポキシ樹脂
を使用して注意深く注型成形すべき物品の模型を作り(
例えば手仕上又は機械仕上で眼鏡前枠及び2個のつるを
作る)模型用粘度で充填された中空中央部を有するプラ
テン上にこの模型を置き、模型をその厚みのほぼ半分の
深さまで粘度中に埋める。
次に最初の半型(例えば半型30)をプラテン及び模型
の露出部分上に流し込んで硬化させ、プラテン面及び露
出模型を包囲する模型用粘土の形状に一致した型面(例
えば面52)を作る。従つて模型の突起部は空洞34,
36及び38の深さのほぼ半分にできる。この注型用半
型はプラテン及びこの内部の定位置にある模型から外す
。前記DexterCOrp.の商品名AC4−436
8の離型剤を面52に塗布し、最初のノ半型上て注型し
て第2半型32を作る。この方法によれば第2半型32
の面54が第1半型30の面52から直接形成されるの
でこれらの面52と54の正確な組合せが得られる。勿
論、溜め44、突起部56、凹部58、相互連絡通路4
0、7入口46及び通気口等は空洞34,36及び38
と同様に、所望の形状に対応する事前成形模型で形成で
きる。しかし溜め44、通路40及び/又は通気口42
は、半型の成形後に機械仕上又は手仕上で作つてもよく
、又必要に応じて空洞の他のフ部分も機械仕上又は手仕
上してもよい。注型用の空洞34,36及び38ならび
に面52と54を形成後、半型は組立てた状態で所定の
形状、寸法及びテーパに外部から機械仕上される。
遠心操作前に、定位置に模型を入れた上記の流し込型2
4を硬化することが必要で、これは下記のように行われ
る:模型を入れた組立型を予熱したかまに入れ、約2時
間、約57Cに保持し、次にかまの温度を保持時間をそ
れぞれ1時間にして約12℃づつ、121℃まで上昇さ
せる。
この約7時間の硬化サイクル完了後、流し込型を開いて
模型を除去する。次にこの型を室温まで放冷する。上記
の温度又は時間は例示に過ぎず他の種々の硬化時間・温
度及びサイクルがエポキシ樹脂硬化に使用できる。硬化
した流し込型24は次に最終閉鎖が行われ、面52と5
4は極めて正確に組合される。
この目的で、組合せた半型30と32は内部テーパ付閉
鎖用スリーブ内に配置されるが、このスリーブは図示の
スリーブ26と構造が類似又は同一のものでもよい。加
熱処理に使用される上記閉鎖用スリーブ(図示省略)は
比較的肉厚の鋼管又は他の同等な強度を有する材料で作
られ、流し込型24の外部テーパと一致する内部テーパ
が形成される。閉鎖用スリーブの外部寸法及び/又は肉
厚は、5,000kg以上の軸線方向の力を受けても損
傷することなく、又歪を生ずることがない程度である。
流し込型24の最終閉鎖に使用される代表的の閉鎖力、
温度、時間スケジュール及び工程は下記の通りであるが
必ずしもこれに限定されない:(1) 約500kgな
いし750k9の力を型24の軸線方向に加え、閉鎖用
スリーブのテーパの容積容量減少端部に向けて型24を
押込む。
(2)上記の力を加えながら型を十分な温度(例えば1
49゜C)に加熱し、軸線力の積方向分力から生じる圧
縮作用により両面52と54は正確な組合せ関係位置に
達する。
(3)流し込型を適当な処理温度、通常は室温まで.放
冷し、閉鎖用スリーブから取り出す。
第1及び2図に示すように、遠心分離のため流し込型2
4を嵌合する注型ユニット16(第3及び4図)のスリ
ーブ26は、通常アルミニウム添加エポキシ製半型より
も低い膨張係数を有する材・料(例えば鋼)で作られ、
この膨張差のため遠心注型操作中半型を同時に圧縮する
力が得られる。
遠心分離機10に最良の平衡が得られるように、スリー
ブ26は幾何学的にその形状、重量及び軸受ソケット2
2の位置を同一状態に保持するのに可能な合理的最大許
容範囲に保持される。同様に流し込型24も幾何学的に
各形状、寸法及び重量の点で同程度の同一状態に通常保
持される。スリーブ26の軸受ソケット22は、注型ユ
ニット16が最初静止した遠心分離機10に装着される
時に第1及び2図の実線だ示される垂直位置になるため
、全ユニット16が自動的かつ自由にピボット運動でき
るような位置に設けられる。しかし遠心分離操作問はユ
ニット16の最下端部はロータ12の回転速度によつて
変わる量だけピン18の周りでロータ12に対して上方
かつ外方に回転する。本発明で使用されるロータ最大速
度で、ユニット16は第2図に破線で示す水平位置に接
近し、又実際に水平位置に達する。注型操作 上記の装置、即ち組合せた注型ユニット16を使用する
遠心注型操作は下記のように行れる:市販の注型用材料
の中て眼鏡枠の注型に好適な材料はエポキシ樹脂先駆物
質と硬化剤である。
特定例として有用な先駆物質はDexterCOrp.
社製の商品名HySOlR−9−2039の、ビスフェ
ノールA型とエピクロルヒドリンのエポキシ生成用組成
物で、この組成物100〜3唾量部当り2重量部のアミ
ン硬化剤が配合され、この硬化剤はDexterCOr
p.社製の硬化剤、商品名H2−356160重量部と
、H384O4O重量部を混合したものである。半型3
0と32の成形空洞34,36,38及び面52,54
は、樹脂先駆物質が侵透せず、かつ硬化後流し込型から
容易に分離する薄い離型剤層で被覆される。
ポリビニールアルコールはこの離型剤の代表的なもので
ある。これは半型上に塗布又は噴霧で被覆される。他の
離型剤も使用できる。注型ユニット16は各スリーブ2
6のテーパ内に流し込型24を挿入することにより注型
物質充填の準備をする。
各スリーブ26と型24の各テーパは型に160k9程
度の軸方向力を加えることにより同時にこれを締付け、
これをスリーブテーパ内に押し込む。必要に応じスリー
ブと型の接触円錐表面間に注型操作後の分離を容易にす
るため潤滑剤を塗布してもよい。
液体混合先駆物質は約30℃、又は約2rcないし37
Cの温度に加熱して各入口46から型に注入される(第
1及び2図の遠心分離機を使用する際は4個の型が必要
である)。
先駆物質充填前に注型ユニット16は約羽℃に予熱され
る。空気が混入するのを減少するため型24には加圧充
填が行われる。しかし混入した空気又はガス及び/又は
空洞内の気泡に対する従来技術の欠点は問題とならない
。上記のように、次の遠心分離操作ですべての空気又は
ガスは液体混合先駆物質で置き換えられ、この先駆物質
は少くとも空気又はガスと置き換えられるまで自由に流
動状態を維持するためほぼ前記の温度に保持される。予
熱した型にエポキシ先駆物質を充填後、ユニット16は
遠心分離機10のピン18に載せる。
この時点で遠心分離機の温度(即ちロータ12の周囲温
度)は約80′C〜93℃(例えば好適には約羽℃)に
予熱されている。ロータ12は約3000k9の平均遠
心力を生ずる速度で回転され、この遠心力で型24はス
リーブ26の容積容量減少端部即ち内部テーパ23内に
押込まれる。ほぼ一定の周囲温度88℃で、平均約14
80yの遠心力を1扮間加えることによつて所望の物品
が得られることが判明した。
上記の操作で各ユニット16の型とスリーブの組合せテ
ーパは半型を同時に互いに締付ける強い圧縮力を与える
例えば1cm当り0.041錫0勾配のテーパは応力を
機械的倍率24:1で増加するから組立半型に作用する
軸方向力はスリーブ内に型を更に強く押し込み、又円錐
表面の摩擦係数を考慮すれば半型を同時に締付ける圧縮
力に変換することになる。
もし2個の半型に空洞内の樹脂物質の重量507fが加
わり、平均1500yの遠心力を受けると仮定すると、
遠心力の軸方向力は761kgとなり約302kg/C
ltの横方向圧縮力になる。この圧縮力には更にアルミ
ニウム添加エポキシ製半型30,32とスリーブ26間
の熱膨張差で生ずる力が加わる。これは容量的には約3
の倍数であるから、約64℃の温度上昇は半径方向に0
.0025)Cmの収縮になる。上記の温度と加速度で
発生する遠心力と熱膨張との総合作用による圧縮力は7
00k9/CTi以上と推定される。
これは10.9kg/C7l!程度の代表的空気圧力で
締付ける従来型式の装置に比べて大きな相違である。本
発明の注型装置が加熱プラテンを利用する従来装置より
優れている点は、一対の同時加圧半型はそれぞれ大きな
露出表面積を有するから締付用スリーブ26から型24
に、及びこの逆方向に、伝導により更に大きくかつ均一
な熱伝達が行われる点である。
このため型内の注型樹脂の加熱及び/又は発熱反応から
生ずる過剰の熱の発散は正確に制御できる。スリーブ2
6と接触する型24の面積は全表面積の濶%よりはるか
に大きく設計され、例えば全表面積の95%までスリー
ブ26を通る伝導による加熱及び/又は冷却に利用でき
る。
従来は全表面積の65%以下が加熱プラテンと接触して
いた。遠心分離操作中各流し込型24に加えられる前記
の強い総合圧縮(閉鎖)力と、型24に対する熱伝達性
の上記改善との組合せ効果で無傷で正確な注型成形が行
われることが理解できよう。最初に混入した空気及び/
又はガスは成形空洞から遠心分離され(即ち重い注型樹
脂て置き換えられ)、又注型物品に気泡欠陥を生する空
気の組合せ面52と54からの進入が防止される。注型
物品の厚肉及び薄肉部分の不均一な発熱反応は注型材料
の移行により真空空間を形成する傾向があるが、本発明
で得られる強い締付力のため組合せ面52と54の界面
からの空気の進入は防止される。遠心注型一硬化サイク
ル終了後、ロータ12は“約79′C1即ち7rC〜8
7Cの範囲の温度に注型ユニット16を維持した状態で
停止する。
ユニット16をロータ12から取出し、型24をスリー
ブ26から外し、型を開いて注型部品、例えば第6,7
及び8図に示すように眼鏡前枠60及び一対のつる62
と64を取出す。
これらの約79℃の注型物品は、型開放後もこれが付着
する半型30又は32から剥ぎ取る。
第5図は眼鏡前枠60を半型30から矢印66方向へ剥
ぎ取る状態を示す。すべての注型物品は型24から取出
した後十分に冷却し固化するまで空中に吊る。
次にこれらの物品は約2時間、約87Cの温度に曝露し
て後硬化する。再び室温まで冷却し、転摩機によつてバ
リ等を除去する仕上加工を行い、着色後、眼鏡の連結金
具を利用して組立てて最終製品にする。
第9,10図には上記2部品からなる流し込型24の代
りに3部品からなる型2Cを使用する本発明の変型を示
す。
この構成により型24の2倍の注型性能が得られる。こ
の目的で、型2『の中央部品72の両側面68と70に
はそれぞれ多数の成形空洞3C,36″及び3『(第1
0図)、例えば第6,7及び8図の物品60,62及び
64に類似の眼鏡前枠と2個のつるが成形される空洞が
設けられる中央部品72の空洞34″,36″及び3『
は所要の深さの約112に形成され、かつ型2Cの各外
側部分78と80の各側面74と76の空洞部分と組合
せることにより完全な空洞になる。側面68,74及び
70,76間に2組の空洞3C,36″及び3『を形成
し、又これらの側面の正確な組合せ、又3部品の流し込
型2Cの外形、並びに他のすべての幾何学的形状を形成
する技術は型24についての上記の方法と同一である。
従つて詳細はここでは省略するが、型24について説明
したように、2個、3個又はこれ以上の部品で構成する
こともでき、この型は他の方法で作つたものでもすべて
の遠心注型用流し込型は本発明に包含される。又流し込
型24″の組合せ側面68と74間に形成される空洞は
面70と76間に形成される空洞と同一である必要はな
い。
必要に応じて多数の異なる形状の物品が同時にこの型2
4″を使用して注型成形できる。更に又中央部品72は
図面で−は省略したが3組の空洞を形成するように分割
することもできる。流し込型の組合せ面、例えば型24
と2Cの面52と54、68と74及び70と76は図
面ではそれぞれ互いに平行、かつテーパ軸線に平行.に
示されているが、特定の要求に応じてこれらの面は互い
に平行でなくてもよく、又テーパ軸線に平行でも平行で
なくてもよい。
しかしテーパ軸線に対して垂角に近い、又は垂直に配置
された面を使用すると本発明による遠心分離操作中に得
られ−る締付作用は最小になる。本発明の他の一変型は
第11図に示され、この流し込型24″では、一対のつ
るを成形する空洞82と前枠を成形する空洞84が直線
状に配置されている。
これらの空洞内の気泡混入及びゲル化収縮は前枠成形空
洞よりもつる成形空洞の方が少ないことが判明した。
従つて型2C内に空洞84を空洞82よりも深い位置に
配置することによつて、遠心分離機の回転中心から離れ
た位置に空洞84があるから、空洞84内の注型物質に
は空洞82内の注型物質よりも大きい液圧を受けると同
時に、大きい遠心力が加えられる。このため排気が困難
ノな空洞84内に大きいガス排出力を生ずると同時に、
ゲル化収縮によつて発生する空洞形成力に打勝つ大きい
液圧を加えることになる。上記の型の締付用スリーブ2
『は第12図に示される。
スリーブ26″には半径方向内側に向くフランジ86が
設けられる。フランジ86には型24″の周辺端部88
が嵌合し、遠心分離操作中に型24″がスリーブ26″
内で不必要な縦方向に移動することを防止する。互いに
嵌合接触するスリーブ26″の内部テーパ90と型24
″の外部テーパ92とは、半型98と100の組合せ面
94と96に対して横方向閉鎖力を発生する適当な直径
寸法に作られ、本発明ではこの嵌合接触は型24″がフ
ランジ86に押付けられる前、又は押付けられる時点で
行われれば十分である。
下記の要因、即ち延性に関するテーパ付流し込型24″
の特定材料組成;この型の寸法形状特にテーパ角度;型
に作用する遠心力の大きさ:遠心分離操作中の型24″
とスリーブ26″の温度;及び型とスリーブの円錐形接
触表面間に塗布される離型用潤滑剤の耐負荷特性、等の
要因によつて、第1−4図に示されるスリーブとは異な
る第12図のスリーブのフランジ86の寸法は決定され
る。
もし上記の要因が、例えば第1〜4図のスリーブのテー
パ内に遠心分離操作で型が深く押込まれるような組合せ
であるならば、遠心分離機ロータの平衡用スリーブ型組
合せ体と同時に重心移動が起きることは期待できないか
ら望ましくない力学的不安定状態が起こる。従つてテー
パ付スリーブ内でテーパ付流し込型が深く移動すること
を防止するため、フランジ86の突出表面に流し込型の
底部周辺部が押付けられるように第12図のテーパ付ス
リーブが利用される。このフランジの別の一利点は最大
閉鎖力が制御されることで、この制御によつて遠心分離
操作後テーパ付スリーブ26″から流し込型24″を引
抜くのに必要なりを制限できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による注型装置を挿入した遠心分離機の
要部平面図;第2図は第1図の2−2線による垂直断面
図;第3図は第1図の3−3線による断面図;第4図は
第1図の4−4線による断面図;第5図は型部品の一部
を除去し、注型物品を含む型部品の側面図;第6図は本
発明で成形される代表的注型物品である眼鏡前枠の正面
図;第7図及び第8図は本発明で成形される眼鏡つるの
側面図;第9図は変型流し込型の分解側面図;第10図
は第9図の10−10線による断面図で;第11図及び
第12図は本発明の他の変型を示す。 10・・・・・遠心分離機、12・・・・・・ロータ、
14・・・・・支持用スピンドル、16・・・・・・注
型ユニット、24・・・・・・流し込型、26・・・・
・・締付用スリーブ、30,32・・・・・・半型、3
4,36,38・・・・・・成形空洞、40・・・・・
・連絡通路、44・・・・・・溜め。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流し込型を組立てた後、外面を円錐台形状に機械加
    工し外部テーパを形成した流し込型を準備する工程、上
    記流し込型の外部テーパに一致する内部テーパを有し、
    かつ強度の高い材料で作られた締付用スリーブを準備す
    る工程、上記流し込型を該スリーブ内に装着する工程、
    上記流し込型内に樹脂先駆物質を注入する工程、及び上
    記スリーブ内の流し込型に加熱下で遠心力を加えると共
    に重力加速度の数倍の軸方向力を上記流し込型に対する
    横方向閉鎖力に変換し、上記流し込型を強く締付ける工
    程、で構成され、型部品間の成形空洞内の樹脂物品の注
    型及び硬化中に液体樹脂注型用流し込型が強く締付けら
    れることを特徴とする遠心注型法。 2 上記第1項記載の方法で:上記流し込型を準備する
    工程では締付用スリーブとは異なる熱膨張係数を有する
    材料で流し込型を形成し、上記締付工程では遠心注型操
    作中に上記スリーブと流し込型が加熱されたとき上記流
    し込型とスリーブ間の半径方向の熱膨張差によつて流し
    込型部品の横方向閉鎖力が増加される遠心注型法。 3 流し込型の一端部に隣接した成形空洞に連絡する溜
    めを有し、他端部は通常閉鎖され、更に該一端部に隣接
    した点から他端部に向つて伸びる外部テーパを有する流
    し込型と該流し込型の外部テーパの外面と本質的に一致
    する内部テーパを有する流し込型締付用スリーブとの組
    合せを有し、上記流し込型は、回転時に遠心力で上記内
    部テーパ内に押込まれ、該スリーブの外部は遠心注型機
    内で該流し込型とスリーブとの相互嵌合アセンブリとし
    て回転可能かつ揺動可能に支持されることを特徴とする
    遠心注型装置。 4 上記第3項記載の装置で:上記流し込型は複数の並
    置可能な成形部品を含み、各成形部品対には組合せ面で
    包囲された少くとも1個の成形空洞が形成され、該成形
    空洞は、上記の分離可能な成形部品が上記スリーブ内で
    組合わされ、かつ上記流し込型が上記スリーブの容積容
    量が減少する端部に向けて上記内部テーパ内に遠心力で
    押込まれる時には空気とガスの進入に対して周囲から密
    閉される遠心注型装置。 5 上記第4項記載の装置で:流し込型の分離可能な各
    成形部品対間には複数の成形空洞がある遠心注型装置。 6 上記第5項記載の装置で:複数の成形空洞が相互連
    絡している遠心注型装置。7 上記第4項記載の装置で
    :分離可能な成形部品は3部品で構成され、かつ流し込
    型の縦方向に伸び出し、上記成形部品の中央部品はその
    両側面で残りの2成形部品と共にそれぞれ隣接対の一つ
    を形成し、従つて該中央部品は上記2対の成形部品に共
    通である遠心注型装置。 8 上記第4項記載の装置で:該流し込型の一部はその
    一端部に隣接した点から他端部に伸び出す円錐台形であ
    る遠心注型装置。 9 上記第4項記載の装置で:該流し込型はスリーブよ
    りも大きい熱膨張係数を有する遠心注型装置。 10 上記第4項記載の装置で:該流し込型の外部テー
    パとスリーブの内部テーパは締付テーパである遠心注型
    装置。 11 上記第4項記載の装置で:成形空洞のほかに、流
    し込型の一端部に隣接した溜め空間と、該溜め空間と成
    形空洞とを連絡する通路とがあり、該溜め空間は該流し
    込型の全成形空洞を充填するのに必要な量と少くとも等
    量の注型材料を収容する大きさである遠心注型装置。 12 上記第4項記載の装置で:該流し込型はアルミニ
    ウム添加エポキシ樹脂で作られ、又締付用スリーブは鋼
    で作られている遠心注型装置。
JP51081051A 1975-07-10 1976-07-09 遠心注型法と注型装置 Expired JPS6056603B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/594,905 US4002418A (en) 1975-07-10 1975-07-10 Casting apparatus
US594905 1984-03-29

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Publication Number Publication Date
JPS5210366A JPS5210366A (en) 1977-01-26
JPS6056603B2 true JPS6056603B2 (ja) 1985-12-11

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ID=24380903

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JP51081051A Expired JPS6056603B2 (ja) 1975-07-10 1976-07-09 遠心注型法と注型装置

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US (1) US4002418A (ja)
JP (1) JPS6056603B2 (ja)
BR (1) BR7604523A (ja)
CA (1) CA1079021A (ja)
DE (1) DE2630420A1 (ja)
FR (1) FR2317073A1 (ja)
GB (1) GB1543642A (ja)

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US4002418A (en) 1977-01-11
GB1543642A (en) 1979-04-04
DE2630420A1 (de) 1977-01-27
FR2317073B1 (ja) 1979-09-28
JPS5210366A (en) 1977-01-26
FR2317073A1 (fr) 1977-02-04
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