JPS60564B2 - エンジンクランク軸の構造 - Google Patents
エンジンクランク軸の構造Info
- Publication number
- JPS60564B2 JPS60564B2 JP3318080A JP3318080A JPS60564B2 JP S60564 B2 JPS60564 B2 JP S60564B2 JP 3318080 A JP3318080 A JP 3318080A JP 3318080 A JP3318080 A JP 3318080A JP S60564 B2 JPS60564 B2 JP S60564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank
- engine crankshaft
- crank arm
- balance
- crank pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鋳鉄又は銭鋼の一体成型品から成ると共に、
クランクピンとクランクアームの連結箇所のうち藤回転
中心に近い部分に近接する状態でそのクランクアーム面
に、押し棒による凹入加工により形成した凹入部を設け
たエンジンクランク軸の構造に関する。
クランクピンとクランクアームの連結箇所のうち藤回転
中心に近い部分に近接する状態でそのクランクアーム面
に、押し棒による凹入加工により形成した凹入部を設け
たエンジンクランク軸の構造に関する。
加工性に富みかつ安価であるなど、製造技術面やコスト
上の有利さから、クランク髄を鋳鉄又は錆鋼によって一
体成型すると共に、引張り応力が最大に作用する前記連
結箇所のアーム面に凹入部を設けて、その箇所に対する
応力集中の緩和によつて疲労破壊の耐力を大にしている
。
上の有利さから、クランク髄を鋳鉄又は錆鋼によって一
体成型すると共に、引張り応力が最大に作用する前記連
結箇所のアーム面に凹入部を設けて、その箇所に対する
応力集中の緩和によつて疲労破壊の耐力を大にしている
。
しかしトクランクピンが短か〈て隣接アームの中が狭く
、かつバランスウェイトが長い軸構造の場合、そのバラ
ンスウェイト端部が邪魔になって直線状の押し榛を利用
する事ができず、その為に、押し棒の構造が複雑になる
と共に高い押圧力を要する欠点があった。
、かつバランスウェイトが長い軸構造の場合、そのバラ
ンスウェイト端部が邪魔になって直線状の押し榛を利用
する事ができず、その為に、押し棒の構造が複雑になる
と共に高い押圧力を要する欠点があった。
本発明は、上述の実情に鑑みて「極めて簡単な改良でも
つて、押圧力が小で済む直線状の押し綾を利用できるよ
うにすると共に、それに伴って派生する問題を簡単に解
消する事を目的とする。
つて、押圧力が小で済む直線状の押し綾を利用できるよ
うにすると共に、それに伴って派生する問題を簡単に解
消する事を目的とする。
次に、本発明の実施の態様を例示図に基いて詳述する。
エンジンクランク軸を構成するに、クランク軸芯と同芯
状のジャーナル１・・・に２個一対のクランクアーム２
，２を蓮設すると共に、一対のアーム２，２どうしをク
ランクピン３で連結し、かつそのピン連結部とは反対側
のアーム角部ａを切除成型して、それによる重量減少と
前記ピン３の付設による重量増加の重量差を基にして、
クランク軸芯まわりの偶力を釣合せるために前記アーム
２・・の夫々にバランスウェイト４を蓮設し、それらを
ダクタィル鋳鉄による鋳造によって一体成型してある。
エンジンクランク軸を構成するに、クランク軸芯と同芯
状のジャーナル１・・・に２個一対のクランクアーム２
，２を蓮設すると共に、一対のアーム２，２どうしをク
ランクピン３で連結し、かつそのピン連結部とは反対側
のアーム角部ａを切除成型して、それによる重量減少と
前記ピン３の付設による重量増加の重量差を基にして、
クランク軸芯まわりの偶力を釣合せるために前記アーム
２・・の夫々にバランスウェイト４を蓮設し、それらを
ダクタィル鋳鉄による鋳造によって一体成型してある。
前記バランスウェイト４，４の相対向する端部に、鋳造
成型によって或は鋳造後の加工によって盗み５を形成し
、前記クランクピン３とクランクアーム２の連結箇所に
おいて、その内のクランク軸回転中心に近い部分の前記
ピン３に近接する箇所のアーム面に、それに相対向する
ウェイト４の盗み５を通しての直線状の押し棒６による
凹入加工により凹入部７を形成して、その凹入部７によ
って連結箇所近くのアーム２に対する引張り応力の集中
を緩和させるようにしてある。そして、前記クランクピ
ン３に、その鞄芯と同芯状の中空部８を鋳造成形によっ
て形成して、前記盗み５，５によるウェイトバランスの
崩れを抑制するように構成してある。
成型によって或は鋳造後の加工によって盗み５を形成し
、前記クランクピン３とクランクアーム２の連結箇所に
おいて、その内のクランク軸回転中心に近い部分の前記
ピン３に近接する箇所のアーム面に、それに相対向する
ウェイト４の盗み５を通しての直線状の押し棒６による
凹入加工により凹入部７を形成して、その凹入部７によ
って連結箇所近くのアーム２に対する引張り応力の集中
を緩和させるようにしてある。そして、前記クランクピ
ン３に、その鞄芯と同芯状の中空部８を鋳造成形によっ
て形成して、前記盗み５，５によるウェイトバランスの
崩れを抑制するように構成してある。
尚、クランク軸の鋳造材料として、普通鋳鉄や普通銭鋼
、特殊鋳鉄や特殊銭鋼など各種のものを選択できる。
、特殊鋳鉄や特殊銭鋼など各種のものを選択できる。
以上要するに本発明は、冒記したエンジンクランク軸の
構造において、前記クランクアームに蓮設のバランスウ
ェイト夫々に、それを蓮設したクランクアームと相対向
するクランクアームに対して前記押し棒を直線状に構成
して作用させるための盗みを設けると共に、前記クラン
クピンに、前記盗みによるウェイトバランスの崩れを抑
制するための中空部を設けてある事を特徴とする。
構造において、前記クランクアームに蓮設のバランスウ
ェイト夫々に、それを蓮設したクランクアームと相対向
するクランクアームに対して前記押し棒を直線状に構成
して作用させるための盗みを設けると共に、前記クラン
クピンに、前記盗みによるウェイトバランスの崩れを抑
制するための中空部を設けてある事を特徴とする。
即ち「バランスウェイトに盗みを設けるだけの簡単な改
良でもつて、押圧力が小で済むと共に単純な構造の直線
状押し棒を利用して、疲労破壊に対する耐力強化のため
の凹入部を加工する事ができるようになり、そしてその
盗みの形成によって派生するウェイトバランスの崩れを
、クランクピンに対する中空部の形成によって簡単に解
消してあり、全体として、簡単な改良でもつて、加工上
の有利な状態でかつバランスを崩すような事なく「その
軸強度を強化できるようになった。
良でもつて、押圧力が小で済むと共に単純な構造の直線
状押し棒を利用して、疲労破壊に対する耐力強化のため
の凹入部を加工する事ができるようになり、そしてその
盗みの形成によって派生するウェイトバランスの崩れを
、クランクピンに対する中空部の形成によって簡単に解
消してあり、全体として、簡単な改良でもつて、加工上
の有利な状態でかつバランスを崩すような事なく「その
軸強度を強化できるようになった。
図面は本発明に係るエンジンクランク軸の構造の実施の
態様を例示し、第１図はクランク軸の破断側面図であり
、第２図はクランクピンを断面した要部の斜視図である
。 ２……クランクアーム、３……クランクピン、４……バ
ランスウェイト、５……盗みＬ ６……押し棒、７・・
・…凹入部、８……中空部。 第１図 第２図
態様を例示し、第１図はクランク軸の破断側面図であり
、第２図はクランクピンを断面した要部の斜視図である
。 ２……クランクアーム、３……クランクピン、４……バ
ランスウェイト、５……盗みＬ ６……押し棒、７・・
・…凹入部、８……中空部。 第１図 第２図
Claims (1)
- １ 鋳鉄又は鋳鋼の一体成型品から成ると共に、クラン
クピン３とクランクアーム２の連結箇所のうち軸回転中
心に近い部分に近接する状態でそのクランクアーム面に
、押し棒６による凹入加工により形成した凹入部７を設
けたエンジンクランク軸の構造であって、前記クランク
アーム２，２に連設のバランスウエイト４，４夫々に、
それを連設したクランクアーム２と相対向するクランク
アーム２に対して前記押し棒６を直線状に構成して作用
させるための盗み５を設けると共に、前記クランクピン
２に、前記盗み５によるウエイトバランスの崩れを抑制
するための中空部８を設けてある事を特徴とするエンジ
ンクランク軸の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318080A JPS60564B2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | エンジンクランク軸の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318080A JPS60564B2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | エンジンクランク軸の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56131820A JPS56131820A (en) | 1981-10-15 |
| JPS60564B2 true JPS60564B2 (ja) | 1985-01-09 |
Family
ID=12379304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3318080A Expired JPS60564B2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | エンジンクランク軸の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60564B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0527330U (ja) * | 1991-09-20 | 1993-04-09 | 三菱自動車工業株式会社 | クランクシヤフトのカウンタウエイトの形状 |
| JP6215751B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-10-18 | 本田技研工業株式会社 | クランクシャフト |
-
1980
- 1980-03-14 JP JP3318080A patent/JPS60564B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56131820A (en) | 1981-10-15 |
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