JPS6056159A - エンジン吸気予熱装置 - Google Patents
エンジン吸気予熱装置Info
- Publication number
- JPS6056159A JPS6056159A JP58163857A JP16385783A JPS6056159A JP S6056159 A JPS6056159 A JP S6056159A JP 58163857 A JP58163857 A JP 58163857A JP 16385783 A JP16385783 A JP 16385783A JP S6056159 A JPS6056159 A JP S6056159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrogen
- intake air
- engine
- suction
- preheater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M31/00—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture
- F02M31/02—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating
- F02M31/04—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating combustion-air or fuel-air mixture
- F02M31/042—Combustion air
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M31/00—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture
- F02M31/02—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating
- F02M31/04—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating combustion-air or fuel-air mixture
- F02M31/06—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating combustion-air or fuel-air mixture by hot gases, e.g. by mixing cold and hot air
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエンジン吸気予熱装置に関し、詳しくは、金属
水素化物が水素を吸蔵する際の発熱反応を利用して、例
えば、ディーゼルエンジン始動時にエンジンに供給され
る吸気を予熱する装置に関する。
水素化物が水素を吸蔵する際の発熱反応を利用して、例
えば、ディーゼルエンジン始動時にエンジンに供給され
る吸気を予熱する装置に関する。
一般に寒冷地において、又は冬期早朝においては、気温
が氷点下まで冷えており、エンジンの始動に時間を要す
る。特に、ディーゼルエンジンは点火プラグを用いる火
花点火方式ではなく、シリンダー中で空気を圧縮比で1
6〜24まで圧縮して600〜800°Cまで温度を高
め、ここに燃料油を噴入して、着火燃焼させる圧縮点火
方式であるので、エンジンに供給する吸気を予め所定温
度まで予熱することが必要不可欠である。このため、従
来は、エンジンに供給する吸気をバッテリーを電源とす
る電気ヒーターにて予熱しているが、吸気を迅速に予熱
するにはバッテリーの容量が十分でなく、一方、バッテ
リーを大型化すれば、そのM量が極度に増す。
が氷点下まで冷えており、エンジンの始動に時間を要す
る。特に、ディーゼルエンジンは点火プラグを用いる火
花点火方式ではなく、シリンダー中で空気を圧縮比で1
6〜24まで圧縮して600〜800°Cまで温度を高
め、ここに燃料油を噴入して、着火燃焼させる圧縮点火
方式であるので、エンジンに供給する吸気を予め所定温
度まで予熱することが必要不可欠である。このため、従
来は、エンジンに供給する吸気をバッテリーを電源とす
る電気ヒーターにて予熱しているが、吸気を迅速に予熱
するにはバッテリーの容量が十分でなく、一方、バッテ
リーを大型化すれば、そのM量が極度に増す。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので
あって、寒冷地において、又は冬期早朝においで、エン
ジン、特にディーゼルエンジンの始動時にエンジンに供
給される吸気を迅速に予熱し、始動を容易ならしめるエ
ンジン吸気予熱装置、を提供することを目的とする。
あって、寒冷地において、又は冬期早朝においで、エン
ジン、特にディーゼルエンジンの始動時にエンジンに供
給される吸気を迅速に予熱し、始動を容易ならしめるエ
ンジン吸気予熱装置、を提供することを目的とする。
本発明によるエンジン吸気予熱装置は、(81第1の金
属水素化物を内蔵し、エンジンに吸気を供給する吸気供
給管内に吸気と熱交換可能に装着された吸気予熱器と、 (b) 水素又は作動温度領域で上記第1の金属水素化
物よりも水素平衡分解圧の高い第2の金属水素化物を内
蔵する水素貯蔵容器と、 fc) 上記吸気予熱器と水素貯蔵容器とを弁により連
通可能に接続する連通管とを有し、水素貯蔵容器から吸
気予熱器へ水素を移動させ、第1の金属水素化物にこの
水素を吸蔵させて発熱させ、エンジンへの吸気を加熱す
る加熱工程と、第1の金属水素化物を加熱して水素を放
出させ、水素貯蔵容器に移動させる準備工程とを行なう
ことを特徴とする。
属水素化物を内蔵し、エンジンに吸気を供給する吸気供
給管内に吸気と熱交換可能に装着された吸気予熱器と、 (b) 水素又は作動温度領域で上記第1の金属水素化
物よりも水素平衡分解圧の高い第2の金属水素化物を内
蔵する水素貯蔵容器と、 fc) 上記吸気予熱器と水素貯蔵容器とを弁により連
通可能に接続する連通管とを有し、水素貯蔵容器から吸
気予熱器へ水素を移動させ、第1の金属水素化物にこの
水素を吸蔵させて発熱させ、エンジンへの吸気を加熱す
る加熱工程と、第1の金属水素化物を加熱して水素を放
出させ、水素貯蔵容器に移動させる準備工程とを行なう
ことを特徴とする。
以下に実施例を示す図面に基づいて本発明を説明する。
第1図は本発明によるエンジン吸気予熱装置を示す概念
図であり、ターボチャージャー1からエンジン2に吸気
を供給する吸気供給管3内に、第1の金属水素化物(以
下、MHIと称する。)を内蔵した吸気予熱器4がエン
ジンへの吸気と熱交換可能に装着されている。この予熱
器には連通管5を介して水素貯蔵容器6が接続されてい
る。この水素貯蔵容器には水素が充填され、又は作動温
度領域で水素平衡分解圧がMHIよりも高い第2の金属
水素化物(以下、MH2と称する。)が内蔵されており
、連通管の有する水素流通弁7によって、後述するよう
に加熱工程及び準備工程を行なう間、吸気予熱器に連通
される。水素貯蔵容器は車体の適宜位置に配設され、例
えば、外気と熱交換され、又は車体と熱交換される。
図であり、ターボチャージャー1からエンジン2に吸気
を供給する吸気供給管3内に、第1の金属水素化物(以
下、MHIと称する。)を内蔵した吸気予熱器4がエン
ジンへの吸気と熱交換可能に装着されている。この予熱
器には連通管5を介して水素貯蔵容器6が接続されてい
る。この水素貯蔵容器には水素が充填され、又は作動温
度領域で水素平衡分解圧がMHIよりも高い第2の金属
水素化物(以下、MH2と称する。)が内蔵されており
、連通管の有する水素流通弁7によって、後述するよう
に加熱工程及び準備工程を行なう間、吸気予熱器に連通
される。水素貯蔵容器は車体の適宜位置に配設され、例
えば、外気と熱交換され、又は車体と熱交換される。
、第2図は本発明による装置の別の実施例の概念図を示
し、第1図と同じ部材には同じ参照番号を付しであるの
で、容易に理解されるように、吸気供給管3が2つの通
路に分割されている点においてのみ第1図に示す装置と
異なる。即ち、吸気供給管3は、吸気予熱管8と吸気制
御管9とに分割され、吸気予熱管には、第1図の装置と
同様に吸気予熱器4が装着されており、一方、吸気制御
管はターボチャージャーからエンジンへの吸気の流通を
制御すう制御弁10を有し、エンジンの始動時にはこの
制御弁は閉じられ、吸気を強制的に吸気予熱管を通過さ
せて吸気を予熱し、エンジンが通常の運転状態に達した
後は開かれて吸気を圧力損失なしに通過させる。この制
御弁にも必要に応じて手動弁又は電磁弁が用いられる。
し、第1図と同じ部材には同じ参照番号を付しであるの
で、容易に理解されるように、吸気供給管3が2つの通
路に分割されている点においてのみ第1図に示す装置と
異なる。即ち、吸気供給管3は、吸気予熱管8と吸気制
御管9とに分割され、吸気予熱管には、第1図の装置と
同様に吸気予熱器4が装着されており、一方、吸気制御
管はターボチャージャーからエンジンへの吸気の流通を
制御すう制御弁10を有し、エンジンの始動時にはこの
制御弁は閉じられ、吸気を強制的に吸気予熱管を通過さ
せて吸気を予熱し、エンジンが通常の運転状態に達した
後は開かれて吸気を圧力損失なしに通過させる。この制
御弁にも必要に応じて手動弁又は電磁弁が用いられる。
第3図は本発明による装置の更に別の実施例の概念図を
示し、準備工程の際の吸気予熱器内の金属水素化物を加
熱する熱源として、エンジンの排気ガスを利用するもの
である。即ち、エンジン2への吸気供給管3からの分岐
管3aとエンジン排気管18からの分岐管18bとが接
続されると共に、吸気供給管からの別の分岐管3bとエ
ンジン排気管からの別の分岐管18aとが接続され、更
に、これら一対の分岐管の間に合流管17が形成され、
この合流管内に吸気及びエンジン排気ガスが流入し得る
ように、エンジン排気管及び吸気供給管にはそれぞれ制
御弁19及び20が、分岐管3a及び3bにはそれぞれ
制御弁21及び22が、また、分岐管18a及び18b
にはそれぞれ制御弁24及び23が開閉可能に配設され
、更に、この合流管内に吸気予熱器4が配設される。前
記と同様に、この吸気予熱器には水素流通弁7を備えた
連通管5によって水素貯蔵容器6が接続されている。
示し、準備工程の際の吸気予熱器内の金属水素化物を加
熱する熱源として、エンジンの排気ガスを利用するもの
である。即ち、エンジン2への吸気供給管3からの分岐
管3aとエンジン排気管18からの分岐管18bとが接
続されると共に、吸気供給管からの別の分岐管3bとエ
ンジン排気管からの別の分岐管18aとが接続され、更
に、これら一対の分岐管の間に合流管17が形成され、
この合流管内に吸気及びエンジン排気ガスが流入し得る
ように、エンジン排気管及び吸気供給管にはそれぞれ制
御弁19及び20が、分岐管3a及び3bにはそれぞれ
制御弁21及び22が、また、分岐管18a及び18b
にはそれぞれ制御弁24及び23が開閉可能に配設され
、更に、この合流管内に吸気予熱器4が配設される。前
記と同様に、この吸気予熱器には水素流通弁7を備えた
連通管5によって水素貯蔵容器6が接続されている。
従って、この装置においては、加熱工程では、各制御弁
について破線で示すように、エンジン排気管18内の制
御弁19を開くと共にその分岐管内の制御弁23及び2
4を閉じ、同時に吸気供給管3内の制御弁20を閉じ、
その分岐管21及び22を開くことにより、吸気が上記
合流管に流入し、吸気予熱器を加熱する。一方、準備工
程では、各制御弁について実線で示すように、エンジン
排気管内の制御弁19を閉じると共にその分岐管内の制
御弁23及び24を開き、同時に吸気供給管内の制御弁
20を開き、その分岐管内の制御弁21及び22を閉じ
ることにより、排気ガスが合流管に流入し、吸気予熱器
を加熱する。
について破線で示すように、エンジン排気管18内の制
御弁19を開くと共にその分岐管内の制御弁23及び2
4を閉じ、同時に吸気供給管3内の制御弁20を閉じ、
その分岐管21及び22を開くことにより、吸気が上記
合流管に流入し、吸気予熱器を加熱する。一方、準備工
程では、各制御弁について実線で示すように、エンジン
排気管内の制御弁19を閉じると共にその分岐管内の制
御弁23及び24を開き、同時に吸気供給管内の制御弁
20を開き、その分岐管内の制御弁21及び22を閉じ
ることにより、排気ガスが合流管に流入し、吸気予熱器
を加熱する。
次に、本発明による吸気予熱装置の作動を説明する。第
4図は水素貯蔵容器として水素を充填した容器を用G、
)た装置の作動を示すサイクル線図であり、横軸は絶対
温度Tの逆数を、縦軸は金属水素化物の水素平衡分解圧
Pの対数を示す。吸気予熱器が内蔵するMHIは、その
水素平衡分解圧がエンジン始動時の吸気供給管内の吸気
の予熱温度Tbにおいて水素貯蔵容器内の水素圧Pより
も低く、通常の運転時の吸気の温度Taにおいては、水
素貯蔵容器内の水素圧Pよりも高くなるように選ばれる
。従って、加熱工程を行なわせるためにエンジン始動時
に水素流通弁を開くと、水素貯蔵容器内の水素は吸気予
熱器に流入し、MHIがこの水素を温度Tbで吸蔵して
発熱し、吸気供給管内の吸気を加熱する。この加熱工程
において、水素貯蔵容器中の水素圧はある程度低下する
。
4図は水素貯蔵容器として水素を充填した容器を用G、
)た装置の作動を示すサイクル線図であり、横軸は絶対
温度Tの逆数を、縦軸は金属水素化物の水素平衡分解圧
Pの対数を示す。吸気予熱器が内蔵するMHIは、その
水素平衡分解圧がエンジン始動時の吸気供給管内の吸気
の予熱温度Tbにおいて水素貯蔵容器内の水素圧Pより
も低く、通常の運転時の吸気の温度Taにおいては、水
素貯蔵容器内の水素圧Pよりも高くなるように選ばれる
。従って、加熱工程を行なわせるためにエンジン始動時
に水素流通弁を開くと、水素貯蔵容器内の水素は吸気予
熱器に流入し、MHIがこの水素を温度Tbで吸蔵して
発熱し、吸気供給管内の吸気を加熱する。この加熱工程
において、水素貯蔵容器中の水素圧はある程度低下する
。
このようにしてエンジンが通當の運転状態に達した後は
、ターボチャージャーで圧縮されて、温度Taに昇温さ
れた吸気の方が吸気予熱器よりも温度が高くなり、吸気
予熱器が逆に加熱されることとなるので、吸気予熱器の
内蔵するMHIは温度Taにおいて吸熱的に水素を放出
し、この水素は連通管を経て再び水素貯蔵容器に戻り、
当初の圧力に復帰する。この準備工程後に流通弁を閉じ
て、次回のエンジン始動に備える。
、ターボチャージャーで圧縮されて、温度Taに昇温さ
れた吸気の方が吸気予熱器よりも温度が高くなり、吸気
予熱器が逆に加熱されることとなるので、吸気予熱器の
内蔵するMHIは温度Taにおいて吸熱的に水素を放出
し、この水素は連通管を経て再び水素貯蔵容器に戻り、
当初の圧力に復帰する。この準備工程後に流通弁を閉じ
て、次回のエンジン始動に備える。
第5図は作動温度領域で水素平衡分解圧がMHIよりも
高いMH2を水素貯蔵容器に充填した装置の作動を示す
サイクル線図である。エンジン始動時には例えば大気温
度TcにおいてMH2の方がMHIよりも水素平衡分解
圧が高く、一方、通常の運転時の吸気供給管内の吸気温
度Taにおいては、MHIの方が外気温Tb付近のMH
,2よりも水素平衡分解圧が高いように選ばれる。従っ
て、加熱工程において、エンジン始動時に水素流通弁を
開くと、水素貯蔵容器内のMH2は温度Tcで大気から
吸熱しつつ水素を放出し、この水素を吸気予熱管内のM
HIが温度Tdで吸蔵し、発熱する。準備工程において
は、通常の運転状態に達したターボチャージャーからの
温度Taの圧縮昇温吸気によって吸気予熱器内のMHI
が逆に加熱されることとなるので、この結果、MHIは
温度Taで水素を放出し、この水素は温度TbでMH2
に吸蔵される。この際のMH2の発熱は、大気又は車体
に放散される。この後、水素流通弁を閉じて、次回のエ
ンジン始動に備える。
高いMH2を水素貯蔵容器に充填した装置の作動を示す
サイクル線図である。エンジン始動時には例えば大気温
度TcにおいてMH2の方がMHIよりも水素平衡分解
圧が高く、一方、通常の運転時の吸気供給管内の吸気温
度Taにおいては、MHIの方が外気温Tb付近のMH
,2よりも水素平衡分解圧が高いように選ばれる。従っ
て、加熱工程において、エンジン始動時に水素流通弁を
開くと、水素貯蔵容器内のMH2は温度Tcで大気から
吸熱しつつ水素を放出し、この水素を吸気予熱管内のM
HIが温度Tdで吸蔵し、発熱する。準備工程において
は、通常の運転状態に達したターボチャージャーからの
温度Taの圧縮昇温吸気によって吸気予熱器内のMHI
が逆に加熱されることとなるので、この結果、MHIは
温度Taで水素を放出し、この水素は温度TbでMH2
に吸蔵される。この際のMH2の発熱は、大気又は車体
に放散される。この後、水素流通弁を閉じて、次回のエ
ンジン始動に備える。
従って、水素流通弁を電磁弁から構成し、エンジン始動
と同時に開き、エンジン停止と同時に閉じるようにすれ
ば、他に制御機器を要せずして、簡単に本発明の装置を
作動させることができる。
と同時に開き、エンジン停止と同時に閉じるようにすれ
ば、他に制御機器を要せずして、簡単に本発明の装置を
作動させることができる。
尚、本発明においては、例えば、第3図に示した装置に
おいて、吸気予熱器内に電気ヒーター(図示せず)を併
設することができる。この場合には、準備工程において
、電気ヒーターにより、或いは電気ヒーターの助けによ
って水素をMHIからMH2に戻すこともでき、従って
、自動車の走行が短くとも準備工程を確実に完了させる
ことができ、使用する金属水素化物を広い範囲で選択す
ることができる。
おいて、吸気予熱器内に電気ヒーター(図示せず)を併
設することができる。この場合には、準備工程において
、電気ヒーターにより、或いは電気ヒーターの助けによ
って水素をMHIからMH2に戻すこともでき、従って
、自動車の走行が短くとも準備工程を確実に完了させる
ことができ、使用する金属水素化物を広い範囲で選択す
ることができる。
第6図は本発明による吸気予熱器の要部の一実施例を示
し、吸気供給管3内に1又は複数の円筒状容器IIがフ
ィン12により相互に又は吸気供給管壁に固定され、各
容器は内部に金属水素化物13が充填されていると共に
、水素流通弁7を有する連通管5にて水素貯蔵容器6に
接続されている。容器間の空隙は吸気の通路14を形成
する。
し、吸気供給管3内に1又は複数の円筒状容器IIがフ
ィン12により相互に又は吸気供給管壁に固定され、各
容器は内部に金属水素化物13が充填されていると共に
、水素流通弁7を有する連通管5にて水素貯蔵容器6に
接続されている。容器間の空隙は吸気の通路14を形成
する。
第7図は別の要部の実施例を示し、吸気供給管3内に放
射線状にフィン15が形成されていると共に、吸気供給
管が同軸の多重管に形成され、例えば、図示したように
、多重管の管壁間の環状部分に金属水素化物13が充填
され、連通管5に接続される。他の空隙部分は吸気の通
路16を形成する。
射線状にフィン15が形成されていると共に、吸気供給
管が同軸の多重管に形成され、例えば、図示したように
、多重管の管壁間の環状部分に金属水素化物13が充填
され、連通管5に接続される。他の空隙部分は吸気の通
路16を形成する。
尚、以上の説明においては、例えば、準備工程の際に吸
気予熱器内の金属水素化物を加熱するための熱源として
、ターボチャージャーにより圧縮昇温された吸気を利用
したが、しかし、上記の熱源を含め、本発明の装置が熱
源を特徴とする特許は、熱源は上記に限らず、エンジン
駆動により発生するすべての熱を利用することができ、
例えば、かかる熱源として、エンジン本体、エンジン冷
却水、エンジン排ガス等を利用することができる。
気予熱器内の金属水素化物を加熱するための熱源として
、ターボチャージャーにより圧縮昇温された吸気を利用
したが、しかし、上記の熱源を含め、本発明の装置が熱
源を特徴とする特許は、熱源は上記に限らず、エンジン
駆動により発生するすべての熱を利用することができ、
例えば、かかる熱源として、エンジン本体、エンジン冷
却水、エンジン排ガス等を利用することができる。
以下に本発明の装置の作動を数字を挙げて具体的に説明
する。
する。
第4図に示す作動を行なう装置において、吸気Pb#6
気圧、Ta#70℃、Pa’=10気圧であるので、加
熱工程においてエンジン始動時の大気温度が、−25℃
であっても、通常、数秒以内で吸気温度を約15℃まで
高めることができる。
気圧、Ta#70℃、Pa’=10気圧であるので、加
熱工程においてエンジン始動時の大気温度が、−25℃
であっても、通常、数秒以内で吸気温度を約15℃まで
高めることができる。
従来の25℃の温度幅を高めることができる電気ヒータ
ーを兼用して吸気を予熱すれば、約40℃まで予熱する
ことができる。また、準備工程では、吸気がターボチャ
ージャーにより圧縮昇温されて50〜70℃に達してい
るので、金属水素化物から水素を放出させることができ
る。
ーを兼用して吸気を予熱すれば、約40℃まで予熱する
ことができる。また、準備工程では、吸気がターボチャ
ージャーにより圧縮昇温されて50〜70℃に達してい
るので、金属水素化物から水素を放出させることができ
る。
また、第5図に示す作動を行なう装置の場合、−30℃
、Tb#0°C,、Td′;30”C,Ta#50℃、
Pd#1気圧、Pa=10気圧であるので、エンジン始
動時に大気温度が一25°Cであっても吸気温度を通常
数秒以内に約5°Cまで高めることができ、電気ヒータ
ーを兼用すれば約30℃まで加熱することができる。エ
ンジンが通常の運転状態に達した後は、前記と同様に5
0〜70”Cの吸気によって、吸気予熱器内のMH2を
加熱して、水素を放出させることができる。
、Tb#0°C,、Td′;30”C,Ta#50℃、
Pd#1気圧、Pa=10気圧であるので、エンジン始
動時に大気温度が一25°Cであっても吸気温度を通常
数秒以内に約5°Cまで高めることができ、電気ヒータ
ーを兼用すれば約30℃まで加熱することができる。エ
ンジンが通常の運転状態に達した後は、前記と同様に5
0〜70”Cの吸気によって、吸気予熱器内のMH2を
加熱して、水素を放出させることができる。
以上のように、本発明の装置によれば、水素を吸蔵する
金属水素化物を利用して吸気を予熱するので、装置が軽
量であり、しかも、迅速に高い温度まで吸気を予熱する
ことができ、かくして、寒冷地や冬期早朝においてもエ
ンジンの始動を著し々容易にする。
金属水素化物を利用して吸気を予熱するので、装置が軽
量であり、しかも、迅速に高い温度まで吸気を予熱する
ことができ、かくして、寒冷地や冬期早朝においてもエ
ンジンの始動を著し々容易にする。
第1図は本発明によるエンジン吸気予熱装置の一実施例
を示す概念図、第2図及び第3図は別の実施例を示す概
念図、第4図及び第5図は本発明の装置の作動を示すサ
イクル線図、第6図及び第7図は本発明の装置の要部を
示す一部切欠き斜視図である。 1・・・ターボチャージャー、2・・・エンジン、3・
・・吸気供給管1.4・・・吸気予熱器、5・・・連通
管、6・・・水素貯蔵容器、7・・・水素流通弁、8・
・・吸気予熱管、9・・・吸気流通管、10・・・制御
弁、17・・・合流管、18・・・エンジン排気管。 特許出願人 積水化学工業株式会社 同 東洋工業株式会社 代理人 弁理士 牧 野 逸 部 第1図 2 第 2 ト4
を示す概念図、第2図及び第3図は別の実施例を示す概
念図、第4図及び第5図は本発明の装置の作動を示すサ
イクル線図、第6図及び第7図は本発明の装置の要部を
示す一部切欠き斜視図である。 1・・・ターボチャージャー、2・・・エンジン、3・
・・吸気供給管1.4・・・吸気予熱器、5・・・連通
管、6・・・水素貯蔵容器、7・・・水素流通弁、8・
・・吸気予熱管、9・・・吸気流通管、10・・・制御
弁、17・・・合流管、18・・・エンジン排気管。 特許出願人 積水化学工業株式会社 同 東洋工業株式会社 代理人 弁理士 牧 野 逸 部 第1図 2 第 2 ト4
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 fl) fa) 第1の金属水素化物を内蔵し、エンジ
ンに吸気を供給する吸気供給管内に吸気と熱交換可能に
装着された吸気予熱器と、 (b) 水素又は作動温度領域で上記第1の金属水素化
物よりも水素平衡分解圧の高い第2の金属水素化物を内
蔵する水素貯蔵容器と、 fcl 上記吸気予熱器と水素貯蔵容器とを弁により連
通可能に接続する連通管とを有し、水素貯蔵容器から吸
気予熱器へ水素を移動させ、第1の金属水素化物にこの
水素を吸蔵させて発熱させ、エンジンへの吸気を加熱す
る加熱工程と、第1の金属水素化物を加熱して水素を放
出させ、水素貯蔵容器に移動させる準備工程とを行なう
ことを特徴とするエンジン吸気予熱装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58163857A JPS6056159A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | エンジン吸気予熱装置 |
DE3432512A DE3432512C2 (de) | 1983-09-05 | 1984-09-04 | Vorrichtung und Verfahren zum Vorglühen des Motorblocks einer Brennkraftmaschine oder der Brennkraftmaschinen-Ansaugluft |
US06/647,824 US4548186A (en) | 1983-09-05 | 1984-09-05 | Method and device for preheating an engine or an engine intake air |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58163857A JPS6056159A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | エンジン吸気予熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6056159A true JPS6056159A (ja) | 1985-04-01 |
JPH0432223B2 JPH0432223B2 (ja) | 1992-05-28 |
Family
ID=15782071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58163857A Granted JPS6056159A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | エンジン吸気予熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6056159A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0863667A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-08 | Asuka Corp:Kk | カラオケの歌声を録音したテープの販売装置 |
US20100263379A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | ZED Power Corporation | Hydrogen fueled external combustion engine and method of converting internal combustion engine thereto |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5514986A (en) * | 1978-12-27 | 1980-02-01 | Yamaha Motor Co Ltd | Absorbing air controller of internal combustion engine |
-
1983
- 1983-09-05 JP JP58163857A patent/JPS6056159A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5514986A (en) * | 1978-12-27 | 1980-02-01 | Yamaha Motor Co Ltd | Absorbing air controller of internal combustion engine |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0863667A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-08 | Asuka Corp:Kk | カラオケの歌声を録音したテープの販売装置 |
US20100263379A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | ZED Power Corporation | Hydrogen fueled external combustion engine and method of converting internal combustion engine thereto |
US8375900B2 (en) * | 2009-04-15 | 2013-02-19 | John Berkyto | External combustion engine and method of converting internal combustion engine thereto |
US20130205744A1 (en) * | 2009-04-15 | 2013-08-15 | John Berkyto | External combustion engine |
US8833312B2 (en) * | 2009-04-15 | 2014-09-16 | Zed Power International Corporation | External combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0432223B2 (ja) | 1992-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6182717B1 (en) | Process for filling hydrogen into a hydrogen storage tank in automobile | |
JPH05332152A (ja) | アンモニア燃焼エンジン | |
US4548186A (en) | Method and device for preheating an engine or an engine intake air | |
GB1594794A (en) | Apparatus and process for the recovery of waste heat of combustion | |
GB2183678A (en) | Gas detonation coating apparatus | |
US2637161A (en) | Process of ignition for rockets and the like | |
JPS6056159A (ja) | エンジン吸気予熱装置 | |
US4741156A (en) | Process for igniting a regenerative soot filter in the exhaust gas connection of diesel engines | |
JP4315631B2 (ja) | ワークをサーマルデバリングによりバリ取りするための装置に設けられたデバリングチャンバを充填するための方法および装置 | |
US4669433A (en) | Regenerative fuel heating apparatus and method for hypergolic combustion | |
US3246842A (en) | Apparatus for the production of hot gas currents for heating purposes | |
JPS6056168A (ja) | エンジン予熱装置 | |
JPS61252863A (ja) | エンジン吸気予熱装置 | |
JPH0861085A (ja) | ガスタービン | |
JPS59200050A (ja) | 内燃機関の低温始動方法および始動反応装置 | |
JPS61252862A (ja) | エンジン始動装置 | |
US3079755A (en) | Propelling device and method | |
JPH0243030B2 (ja) | ||
JPH09142803A (ja) | 水素ガス供給装置及びこれを用いた燃料電池 | |
JPS6018728B2 (ja) | 無酸化雰囲気焼鈍炉 | |
JPS61252861A (ja) | エンジン吸気予熱装置 | |
US3662740A (en) | Heater system | |
JPH0222865B2 (ja) | ||
JPS6326175B2 (ja) | ||
JPH0412381B2 (ja) |