JPS6055947B2 - 螢光ランプの排気装置 - Google Patents

螢光ランプの排気装置

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JPS6055947B2
JPS6055947B2 JP8367276A JP8367276A JPS6055947B2 JP S6055947 B2 JPS6055947 B2 JP S6055947B2 JP 8367276 A JP8367276 A JP 8367276A JP 8367276 A JP8367276 A JP 8367276A JP S6055947 B2 JPS6055947 B2 JP S6055947B2
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JP
Japan
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fluorescent lamp
current supply
lamp
exhaust
section
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JP8367276A
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JPS539082A (en
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弘 伊藤
睦 服部
文雄 田辺
純 今井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は螢光ランプの製造工程における排気装置に係
り、特に電極の分解活性化処理を行なう装置に関する。
螢光ランプの従来の排気装置は第1図に平面図にて示
すようなものが一般に知られている。即ち第1図におい
て、螢光ランプは1の位置で矢印2の方向から回転可能
なテーブルに設けられた排気ヘッド3に排気細管を介し
て取付けられ、排気ヘッドが軸4を中心として反時計方
向である矢印5の方向に回転を始めると螢光ランプ内の
空気の排気が始まる。そして回転に連れて螢光ランプは
次第に高真空に排気され6の区間においては加熱炉7の
中を通過して強制的に加熱され不純ガスが排気される。
次に8の区間では螢光ランプ両端の電極フィラメントに
電流供給装置9によつて電流を流しそのジュール熱によ
り電極を加熱し電極に塗着されている複合炭酸塩等の電
極物質の分解活性化が行なわれる。この間、適当な時期
に排気効果を高める目的で水銀又はアルゴンガスを螢光
ランプ内に導入させる。続いて螢光ランプは10の区間
において水銀及びアルゴンガス等が封入され排気細管が
封着されて11の位置で矢印12の方向に取り出される
。こ)で、上記した8の区間の電流供給装置9の詳細を
、第1図のX−Y方向からの矢視図として示した第2図
を用いて述べる。 電流供給装置9は第1図に示すよう
に、複数個の電流供給体91からなり、各電流供給体9
1は所定間隔を隔てて、排気ヘッド3の位置に対応させ
て、円弧状に設けられているが、第2図において、螢光
ランプ13は排気細管14を介して排気ヘッド8に取付
けられ、ランプ両端の内部の電極より外方に伸びるリー
ド線15,15″及び16,1『に近接して2対のコン
タクトプレート17,17″及び18,1『が配置され
ている。このコンタクトプレートは第1図に示した8の
区間全域にわたつて配置されそれぞれ定電圧電源(図示
せず)に接続されており、前記リード線がそれぞれ接触
することにより螢光ランプの電極フィラメントに電流が
供給される。しかして、螢光ランプは区間8の中を順次
回転することによりリード線がコンタクトプレート表面
を摺動しながら電気的に接触し、適当な電流が電極に供
給されて電極物質の分解活性化が行なわれる。しかしな
がら、上記のような従来装置を用いてのランプの製造に
おいては、電極物質の分解活性化処理中に前述したよう
に水銀又はアルゴンガスを封入し、ランプ管内の真空度
を高める工程を含むため作業環境の汚染を引き起すのみ
ならず螢光ランプ中に封入する必要水銀封入量のバラツ
キを起したり、又アルゴンガス封入時のアルゴンガス気
流による螢光膜の剥離を生じさせる欠点があつた。
本発明は上記した従来の排気装置における欠点を除去す
ることを目的として成されたもので、螢光ランプの電極
処理のための電流供給装置を、少なくともランプ管内の
排気開始後4T0rr以下になる位置より加熱炉により
上記ランプの管壁温度が300℃になるまでの任意の区
間ならびに加熱炉内でランプ管壁温度が最高温度となる
位置より封入ガス供給位置の直前までの区間にそれぞれ
に設けしかも、各電流供給装置を復数個の電流供給体で
構成したことを特徴とするもので、これにより、.水銀
またはアルコンガスによる排気助勢手段を行なうことな
く、陰極物質分解ガスの残留が少ない所望の真空度を有
した螢光ランプを得、封入水銀量のバラツキや螢光膜の
剥離を防止した排気装置を提供するものである。
以下本発明の一実施例を第3図を参照しながら説明する
第3図は、電極処理装置と加熱炉との位置関係を示す本
発明の排気装置Aの平面図である。定電圧電源に接続さ
れ、第1図に示すコンタクトプレート17,17″およ
び18,1『と全く同一な構成をしたコンタクトプレー
ト(特に図示せず)からなる電流供給体9「を複数個並
べて構成した電流供給装置9″をランプ内真空度が4T
0rr以下になる位置より、ランプ管壁温度が300℃
になる区間19に、またランプ管壁温度が加熱炉7内で
最高温度位置から従来の電流供給装置に隣接する区間2
0に上記電流供給装置9″と同様な構成の電流供給装置
9″を設置している。この場合、加熱炉7は各電流供給
体9「,92″の対向間隔より内壁面間隔が大きく設け
られている。区間8で従来行なわれている水銀又はアル
ゴンガスによるブラッシングを行なう為の装置は設けな
いようにしている。このように構成された上記実施例に
あつては、ランプ管内の排気が開始されるのとほぼ同時
に、電流供給装置9″によつて電極物質を加熱分解し、
電極物質から放出される分解ガスの大部分を排出させて
しまう。
そして区間20においては電流供給装置9″によつて、
電極物質を再加熱することによつて、僅かな電極物質の
未分解ガスおよび螢光体の放出ガスを再吸着したガスの
放出を行なわしめる。この後従来の区間8に設置された
電流供給装置9によつて、主として電極物質の活性化処
理を行なう。したがつて、従来のように区間8内で初め
て電極物質を加熱し、電極物質の全分解ガスを放出せし
めるものにおいては、その区間8の終了直前に所定の真
空度を達成しようとするには、ブラッシング工程を設け
る必要があるが、上記実施例では区間8においてはほと
んどガス放出を見ないから、高真空度を維持した状態で
排気が続行されるため、区間8の終了直前にはブラッシ
ング排気を行なわずに、従来と同等以上の真空度を達成
できることになる。また電流供給装置9″で電極が通電
加熱される際、僅かなガスが熱電子放射性物質より再放
出されるが、この再放出ガスは螢光体温度が高温域にあ
るため螢光体に吸着されることなくランプ管外に排気さ
れる。
ところで、電流供給装置9″,9″をそれぞれ延長し、
ランプ取付位置2より従来の電流供給装置9に隣接する
区間全域に設置し、螢光ランプ電極に通電可能にするこ
とはランプ取付位置2より電流供給装置9″に隣接する
区間においては、ランプ管内真空度が低く過るため通電
加熱によりフィラメントコイルの酸化及びフィラメント
コイル材料のタングステン線と熱電子放射性物質との反
応物であるBawO4あるいはBa3wO6等の化合物
が過剰に生成され、また区間19から区間20の間は加
熱炉7による熱で螢光体が吸蔵するガスの放出が最も盛
んな時で、その放出ガスの一部であるH2O,CO2等
により上記したタングステン線の酸化やBawO4等の
生成が過剰に行なわれランプ点灯中の黒化や寿命品質を
著しく低下させる原因になり熱電子放射性物質の分解処
理は行えない。
故に従来の電流供給装置9の設置区間8に加え、上記電
流供給装置9″,9″を設置した区間19,20以外の
区間に設置しても実用上意味のないものになる。電流供
給装置9,9″,9″はそれぞれ複数個の電流供給体9
1,9「,91″を排気ヘッド3の位置に対応させて所
定間隔隔てて設けることにより構成してあるのて、例え
ば同じ電流供給装置9についても、各電流供給体91に
よる給電量を選択することにより種々の電流供給パター
ンを実現でき、きめ細かなあるいは電極材料の特性に適
した電極処理を行なうことができる。
この点について更に説明すると、例えば電流供給装置設
置区間19についてみると、ランプ取付位置2で螢光ラ
ンプ13が取付けられた後、排気ヘッド3を介して螢光
ランプ13は急速に排気され始めるが、この排気初期段
階ではランプ13の圧力は急激に変化し、しかも螢光ラ
ンプ13のうち排気管14側とその反対側とでは圧力差
が生じ易い。
ところで電極の温度変化については同一電流を流しても
電極の周囲雰囲気の圧力に依存するので、仮に単一の電
流供給体を区間19に設けた場合には上述の圧力の急激
な変化に基因して電極の温度も変化し、区間19の全区
間に亘つて望ましい電極の温度が得られにくいため、電
極分質は過分解や未分解になり易く、所望の分解状態を
得るのは困難となる。これに対し、複数個の電流供給体
を区間19に縦続的に設けてあれば、各電流供給体の設
置位置に対応した位置において、ランプ13内の圧力を
考慮しながら電極温度をきめ細かく設定制御することが
でき、区間の全区間19に亘つて望ましい電極温度を得
られる。
またランプ内真空度が4T0rr以下になる位置より、
ランプ管壁温度が300℃になる区間19およびランプ
管壁温度が最高温度となる位置から従来の電流供給装置
9に隣接する区間20に設けられた電流供給体9「およ
び91″は、螢光ランプ13のリード線15,15″お
よび16,16″の導出位置に対応させて配設するとと
もに、電流供給体9「および9「のそれぞれの対向間隔
を加熱炉7の内壁面間隔より小さく設けてあるので、ラ
ンプ全体を均一に加熱しながら、従来の螢光ランプ13
のリード線15,15″および16,16″の長さを長
くするなどの変更手段をとらずに、リード線15,15
″および16,16″を介して電極処理が可能である。
しかしながら電流供給体9「,9Fの対向間隔を加熱炉
7の内壁面間隔より大きくすると、勢い電流供給体9「
および9ビを加熱炉7の外方に設けざるを得なくなり、
そのためリード線15,15″および16,16″の長
さを長くして電流供給体9「および91″との電気的接
触を図るか、あるいは螢光ランプ13の両端部を加熱炉
7から露出させて螢光ランプ13の加熱を行なう必要が
あり、前者の場合はコストアップを招くとともに、リー
ド線15,15″および16,16″のいわゆる0腰ョ
が弱くなり、電流供給体9「,91″との接触が不確実
になる問題、また後者は螢光ランプ13全体を均一に加
熱できなくなる問題を招き、いずれも好ましくない。以
上詳述したように本発明になる排気装置にお・いて螢光
ランプの電極処理のための電流供給装置を、ランプ管内
の排気開始後4T0rr以下になる位置より加熱炉によ
り上記ランプの管壁温度が300℃になるまでの区間、
ならびに加熱炉内でランプ管壁温度が最高温度となる位
置より封入ガス供給・位置の直前までの区間にそれぞれ
設置し、かつ、電流供給装置を複数個の電流供給体て構
成したので、電極物質の分解処理によつて生ずる分解ガ
スを排気装置の前半で大部分排気してしまうことが可能
になり、したがつて従来のように水銀又はアノルゴンガ
スによる排気効果を高めるような装置を特に設けること
なくして所望の真空度を有したランプを得ることができ
る。
よつて水銀封入量のバラツキや螢光膜の剥離を防止てき
る効果かある。また種々電流供給パターンを実現でき、
望ましい電極温度での電極処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の排気装置を説明する平面図、第2図は
螢光ランプとコンタクトプレートとの接続状態を示す正
面図、第3図は本発明になる排気装置を説明する平面図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転可能なテーブルに設けられた排気ヘッドに螢光
    ランプを取り付け螢光ランプを加熱排気する排気装置に
    おいて、螢光ランプ管内圧力が排気開始後4Torr以
    下になる位置より加熱炉により上記螢光ランプ管壁温度
    が300℃になるまでの区間および上記螢光ランプ管壁
    温度が上記加熱炉内で最高温度に加熱される位置より、
    上記螢光ランプに封入する封入ガス供給位置直前迄の区
    間に、それぞれ上記螢光ランプの電極処理のための電流
    供給装置を併設し、かつ、上記電流供給装置は上記二つ
    の区間においてそれぞれ、複数個の電流供給体から成る
    ことを特徴とする螢光ランプの排気装置。
JP8367276A 1976-07-14 1976-07-14 螢光ランプの排気装置 Expired JPS6055947B2 (ja)

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JPS5916697B2 (ja) * 1977-01-28 1984-04-17 三菱電機株式会社 けい光ランプの製造方法
JPS54143911U (ja) * 1978-03-31 1979-10-05

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