JPS605572B2 - 選択的水素化 - Google Patents

選択的水素化

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JPS605572B2
JPS605572B2 JP50137354A JP13735475A JPS605572B2 JP S605572 B2 JPS605572 B2 JP S605572B2 JP 50137354 A JP50137354 A JP 50137354A JP 13735475 A JP13735475 A JP 13735475A JP S605572 B2 JPS605572 B2 JP S605572B2
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dimethylcycloocta
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1・5ージメチルシクロオクテンの製法に関
する。
ある合成法において、他の異性モノオレフイン例えば1
・4ージメチルシクロオクテンを実質的に含まない1・
5ージメチルシクロオクテンを用いることが望まれる。
用語「実質的に含まない」は、他の、異性モノオレフィ
ンの濃度が約5%より多くないことを意味する。一般的
に、対応するジメチルシクロオクタ−1・5ージェンの
選択的(部分的)水素添加によってジメチルシクロオク
テンを製造することが可能である。1・5ージメチルシ
クロオクテンのための出発物質は、ニッケル(0)−ホ
スフィット錯体の存在下にィソプレンが二量重合される
時に形成される1・5−ジメチルシクロオクタ−1・5
ージェンである。
不都合なことに、この二量重合反応によってまた、実質
的量の異性1・6−ジメチルシクロオクター115−ジ
ヱンおよびそれと共に1−メチル−4ーイソプロベニル
シクロヘキセンの如き他の異性体化合物も生ずる。例え
ば蒸留によって115−および106−ジメチルシクロ
オクタ−1・5−ジヱンの純粋な混合物が得られるが、
これらの2つの異性体を完全に分離することが可能であ
ることは証明されていない。J.Polymer Sc
ience第38巻第229頁(1959年)によって
、1・5一および1・6ージメチルシクロオク夕−1・
5−ジェンを含む混合物が酸化白金を用いて選択的に水
素添加される時に、1・5一および114−ジメチルシ
クロオクテンの混合物が得られることが知られている。
しかし、これらの2つの異性体の分離が、蒸留の如き慣
用的技法を用いて可能であることは証明されていない。
今や「1・5ージメチルシクロオク夕−1・5−ジエン
および1・6−ジメチルシクロオクタ−1・5−ジェン
の混合物から、他の異性モノオレフィンを実質的に含ま
ない1・5−ジメチルシクロオクテンを製造することが
でき、該製造は‘a} ァルミナ迫体上にアルカリ金属
を含む触媒の存在下に混合物を異性化して、共役ジェン
を含む混合物を生ぜしめ、そして{b} アルミナ担体
上にアルカリ金属を含む触媒の存在下に該異性化混合物
を選択的に水素添加するか、または{c} 異性化混合
物から異性体1・5−ジメチルシクロオクタ一1・3ー
ジエンおよび2・6ージメチルシクロオクター1・3−
ジェンを分離し、そして水素添加触媒の存在下にこれら
の分離された異性体を選択的に水素添加する、ことを含
む方法によって実施され得ることが判明した。
段階(aにおいて、1・5−および1・6−ジメチルシ
クロオク夕−1・5ージェンを含む混合物は、次の共役
ジェンを含む混合物に異性化される。(i)1・4−ジ
メチルシクロオクタ一1・3ージ][、ン(ii)1・
5ージメチルシクロオクター1・3−ジエン、および(
ii0 2・6−ジメチルシクロオクタ−1・3−ジ〕
〔ンァルミナ上にアルカリ金属を含む触媒を用いて該混
合物が選択的に水素添加される時に(段階‘bl入 2
つのジェン(ii)および(iii)のみが還元されて
両方共が水素添加主生成物として1・5−ジメチルシク
ロオクテンを生ずることが、驚くべきことに判明した。
かように、所要とされるモノオレフインは禾反応ジェン
(i)との混合物にて得られる。ある用途のためには、
ジェン(i)の存在によって引続く反応を通じての問題
は生じない。しかし所望ならば、例えば蒸留によって2
つの化合物を分離してもよい。1・5−ジメチルシクロ
オクテン三10仇吻Hgにて沸点10蟹○1・4−ジメ
チルシクロオクタ一1・3−ジエン:low吻Hgにて
沸点1170その代りに「選択的水素添加前に好適には
蒸留によって、ジェン(i)からジヱン(ii)および
(iii)を分離してもよい(段階【c})。
該方法は〜より一層広い範囲の水添触媒を用い得るとい
う長所を有する。かように、段階‘b}にて用いられる
アルミナ上のアルカリ金属触媒に加うるに、他の触媒例
えばパラジウムの如き遷移金属をも用いることができる
。異性化および水素添加両方のための触媒に用いられ得
るアルカリ金属は、好適にはナトリウムおよびカリウム
である。これらの金属は単独で用いられてもよく、また
は他の金属の化合物と組合わせて用いられてもよい。例
えばナトリウムは、炭酸カリウムの如きカリウムの化合
物との組合せにて用いられてよい。アルミナ担体は好適
にはガンマ−アルミナであり、400qo〜600qo
にて加熱することによって乾燥された少なくとも100
の/夕の比表面を有するガンマーアルミナを用いること
が望ましい。
アルカリ金属は担体上に適切な方法のいずれによって導
入されてもよく、例えば不活性雰囲気下にて溶融アルカ
リ金属を担体と共に潰拝することによってもよい。アル
カリ金属は、担体重量に基づいて、10%までの量好適
には1〜5%の量にて存在してよい。異性化段階【a}
‘ま、20〜60o0にて不活性雰囲気下にて例えば窒
素雰囲気下にて、および液体アルカンの如き不活性希釈
剤中にて実施されることが適切である。
異性イ〇段階{a}および選択的水素添加段階‘b}を
同時に、または同一触媒を用いて引続いて実施すること
が可能である。段階‘bはたは【c)の選択的水素添加
は慣用的方法にて実施されてよい。
水素圧力は大気圧またはそれ以上であってよく、その温
度は20〜100qoであることが望ましい。反応はま
た、液体アルカンの如き不活性希釈剤中にて実施されて
もよい。本発明をさらに、次の例によって説明する。例
1{a} 180qoにて窒素下にて蝦塚ガンマーアル
ミナ(30〜100メッシュ、10夕)にナトリウム(
0.5夕)を添加することによって触媒を製造した。
次に混合物を櫨拝しながら300℃にて15分間加熱し
、引続き20つ0に冷却した。{bー 該触媒を、n−
へブタン(20多)および、ニッケル(0)ホスフィッ
ト触媒を用いたィソプレンの二量重合によって製造され
た1・5ージメチルシクロオク夕−1・5−ジエン
68%W1・6ー
ジメチルシクロオクター1・5ージエン
12%W1−メチル一4ーイソ
プロベニルシクロヘキセン
20%Wからなる混合物5.5夕と混合した
次に混合物を大気圧にて水素下に60℃にて2.虫時間
鯛拝した。次に混合物をGLCおよびCI3NMR分光
分析法によって分析し、次の成分からなることが判明し
た。1・5ージメチルシクロオクテン 60.6%W
1・4ージメチルシクロオクテン 2.4%W1・
4ージメチルシクロオク夕−1・3ージエン
9.5%W1ーイソプロピ
ルー4ーメチルシクロヘキサ−1・3−ジエン
19%Wi 他のジェン
6%例0‘a’ 150午0にて
蝿拝しながら蝦凝ガンマーアルミナ(30〜100メッ
シュ、20夕)にカリウム(1夕)を添加することによ
って、触媒を製造し、次に混合物を20ooに冷却した
【b} 該触媒を、nーヘプタン(40夕)、および1
・5ージメチルシクロオク夕−1・5ージエン
73%W1・6−ジメチ
ルシクロオクタ一1・5ージエン
17.3%W1ーメチルー4−イソフ。
ロベニルシクoヘキセン
10.0%Wかうなる混合物10夕と混合した。
次に混合物を窒素下に20q0にて0.5時間櫨拝し、
そして大気圧にて水素下に50℃にて7時間燈拝した。
生成物は次の成分を含むことが示された。1・5ージメ
チルシクロオクテン 58.7%W1・4−ジメチル
シクロオクテン 3.4%W1・4ージメチルシク
オクター113ージエン
13.8%W1ーイソプロピルー4ーメチルシク
ロヘキサ一1・3−ジエン 10
%W他のジェン 11.7%w例
m【a) 水(50のZ)中に炭酸カリウム(15夕)
を含む溶液をガンマーアルミナ(80〜100メッシュ
、100夕)に添加し次に混合物を15分間鷹拝するこ
とによって触媒を製造した。
次に混合物を120℃にて真空中で乾燥し、500qo
にて3時間暇擁した。混合物を窒素雰囲気下にて150
qoにて金属ナトリウム(1.0夕)と共に縄辞し、次
に室温(20qo)に冷却した。{b)
.1・5ージメチルシクロオク夕
−1・5ージエン
78.8%W1・6ージメチルシクロオク夕−1・5−
ジエン 15.7%
W1ーメチルー4ーイソプロベニルシクロヘキセン
5.5%Wからなる
混合物70のこ該触媒(7.5夕)を添加した。
次に混合物を大気圧にて水素下にて50ooにて7劉時
間燈拝した。生成物は次の成分を含むこと力ミラ示され
た。1・5ージメチルシクロオクテン 74.6%W
1・4−ジメチルシクロオクテン 3.0%W1・
4−ジメチルシクロオクタ一1・3ージエン
12.7%W1ーイソプロ
ピル−4ーメチルシクロヘキサ一1・3ージエン
5.3%W他のジェン
4−4%例W【a} 水(10夕)中
炭酸ナトリウム(2.2夕)の溶液をガンマーアルミナ
(80〜100メッシュ、20夕)に添加し、混合物を
真空中120q0にて乾燥しそして500℃にて3時間
暇擁することによって触媒を製造した。
蝦焼混合物10夕を窒素雰囲気下にて150qoにて金
属カリウム(0.84夕)と共に縄拝し、次に室温に冷
却した。(b) 1・5−ジメチルシクロオクタ−115−ジエン
61。
7%W1・6−ジメチルシクロオクタ一1・5ージエン
11.7%W1−メチ
ル−4−イソプロベニルシクロヘキセン
26.5%Wからなる混合物5
夕およびへブタン(30舷)と該触媒を混合した。
次に混合物を大気圧にて水素下に20q0にて5時間蝿
拝した。生成物は次のものを含むことが示された。1・
5−ジメチルシクロオクテン 48.5%W1・4−
ジメチルシクロオクテン 2.2%W1・4−ジメ
チルシクロオクタ一1G3−ジエン
9.6%W1−イソプロピル−4
ーメチルシクロヘキサ−1・3ージエン
24.5%W他のジェン
15.2%w例V1・5−ジメチルシクロオクタ一
1・5ージエソ83%1・6ージメチルシクロオクター
1・5ージヱン17%Wからなるジェン(400夕)お
よび例mにて使用された触媒84夕の混合物を室温にて
混合し、次に60℃にて1時間窒素下に一緒に燈拝した
次に混合物を炉遇しそして36の理論プレート(the
oreticalplaにs)の容量を有する塔を用い
て分別蒸留した。2つの留分が得られた。
蟹分A:1・5ージメチルシクロオク夕−103−ジェ
ンおよび2・6−ジメチルシクロオクタ−1・3−ジェ
ンの1:1混合物からなるもの、100柳Hgにて沸点
109.5〜111℃、留分B:1・4ージメチルシク
ロオク夕−1・3−ジェンからなるもの、100側Hg
にて沸点1170○、【a)留分A(100夕)の1部
をn−へブタン(100私)中に熔解し、該溶液に木炭
上10%wパラジウムの触媒1.0夕を添加した。
次にジェン出発材料が全く残っていないようになるまで
、混合物を水素雰囲気下(1バール)にて100qoに
て蝿拝した。GLCによって該混合物は、1・5ージメ
チルシクロオクテンおよび10%より少量の完全飽和生
成物を含むことが示された。{bー 留分Aのさらに1
部をまた、例mにおいて用いられた触媒の存在下に水素
添加した。
反応混合物を炉遇し、そして炉液を分別蒸留して純粋な
1・5ージメチルシクロオクテン(10比岬Hgにて沸
点108oo)を得た。デュテロクロロホルム溶液中の
化合物のNMRスペクトルは、テトラメチルシラン標準
に関連して次の吸収性を示した。6=5.37脚、〔マ
ルチプレツト(multiplet)、6=1.67脚
し〔トリプレツト(mplet)、6 = 1 08
〜2.3敗血、〔マルチプ レ ツ ト(multip
lets)、4H〕6 =09〜 1.8ppm、〔マ
ル チ プ レ ツ ト(multiplets)、
7H〕6=0.8頚岬、〔タブレット(doublet
)、比較実験風 該実験において触媒は木炭上5%パラ
ジウムであり、そして使用されたジェンの混合物は次の
組成を有した。
1・5ージメチルシクロオクター1・5−ジエン
76.2%W1・6ー
ジメチルシクロオク夕−1・5−ジエン
14.3%W1ーメチル−4ーイ
ソプロベニルシクロヘキセン
9.2%W混合物は大気圧にて1000
0にて2.即時間水素添加された。
生成物は次の組成を有した。1・5ージメチルシクロオ
クテン 74.4%W1・4−ジメチルシクロオクテ
ン 7.6%W飽和炭化水素
18.0%w■ 該実験において、■にて使用された
ジェンの混合物を最初に例mにおいて使用されたナトリ
ゥム/炭酸カリウム/アルミナ触媒と共に窒素下に0.
朝寺間鷹拝した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1・5−ジメチルシクロオクタ−1・5−ジエンお
    よび1・6−ジメチルシクロオクタ−1・5−ジエンを
    含む混合物から、1・5−ジメチルシクロオクテンを製
    造する方法において、(a)アルミナ担体上にアルカリ
    金属を含む触媒の存在下に混合物を異性化して、共役ジ
    エンを含む混合物を生ぜしめ、そして(b)アルミナ担
    体上にアルカリ金属を含む触媒の存在下に該異性化混合
    物を選択的に水素添加する、ことを含むことを特徴とす
    る方法。 2 1・5−ジメチルシクロオクタ−1・5−ジエンお
    よび1・6−ジメチルシクロオクタ−1・5−ジエンを
    含む混合物から、1・5−ジメチルシクロオクテンを製
    造する方法において、(a)アルミナ担体上にアルカリ
    金属を含む触媒の存在下に混合物を異性化して、共役ジ
    エンを含む混合物を生ぜしめ、そして(b)異性化混合
    物から異性体1・5−ジメチルシクロオクタ−1・3−
    ジエンおよび2・6−ジメチルシクロオクタ−1・3−
    ジエンを分離し、そして水素添加触媒の存在下にこれら
    の分離された異性体を選択的に水素添加する、ことを含
    むことを特徴とする方法。
JP50137354A 1974-11-18 1975-11-17 選択的水素化 Expired JPS605572B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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GB49796/74A GB1492059A (en) 1974-11-18 1974-11-18 Preparation of 1,5-dimethylcyclo-octene
GB49796/1974 1974-11-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5175045A JPS5175045A (ja) 1976-06-29
JPS605572B2 true JPS605572B2 (ja) 1985-02-12

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ID=10453563

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JP50137354A Expired JPS605572B2 (ja) 1974-11-18 1975-11-17 選択的水素化

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JP (1) JPS605572B2 (ja)
BE (1) BE835302A (ja)
CH (1) CH602523A5 (ja)
DE (1) DE2551586C2 (ja)
FR (1) FR2291171A1 (ja)
GB (1) GB1492059A (ja)
IT (1) IT1059526B (ja)
NL (1) NL7513384A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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NL167945C (nl) * 1972-01-05 1982-07-16 Shell Int Research Werkwijze voor het verschuiven van dubbele bindingen in alkenen.

Also Published As

Publication number Publication date
FR2291171A1 (fr) 1976-06-11
DE2551586C2 (de) 1984-02-16
IT1059526B (it) 1982-06-21
FR2291171B1 (ja) 1977-12-16
CH602523A5 (ja) 1978-07-31
DE2551586A1 (de) 1976-05-20
GB1492059A (en) 1977-11-16
NL7513384A (nl) 1976-05-20
BE835302A (nl) 1976-05-06
JPS5175045A (ja) 1976-06-29

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