JPS6054762B2 - 超電導マグネツトの巻線方法 - Google Patents

超電導マグネツトの巻線方法

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JPS6054762B2
JPS6054762B2 JP52149270A JP14927077A JPS6054762B2 JP S6054762 B2 JPS6054762 B2 JP S6054762B2 JP 52149270 A JP52149270 A JP 52149270A JP 14927077 A JP14927077 A JP 14927077A JP S6054762 B2 JPS6054762 B2 JP S6054762B2
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JP
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superconducting
wire
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winding method
winding
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JP52149270A
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勝蔵 相原
浩 木村
直文 多田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超電導マグネットの巻線方法に係わり、特に
例えば核融合炉用マグネット等のように大型て高磁界を
発生し、パルス磁界、交流磁界等時間的に変化する磁界
が超電導巻線に作用する場合に好適な超電導マグネット
の巻線方法に関する。
従来大型の超電導マグネットは殆ど全て、いわゆる完
全安定化法に基づいて設計され各種の実用に供されてい
る。
この完全安定化法は次式で示される安定化パラメータα
が1より小さい条件のもとで超電導マグネットは安定に
運転されることは実証されている。 α=」」L ・・
・・・・(1) Asu、・P−q ここでρは通常高純度の銅やアルミニウムのように極
低温で電気抵抗の低い金属により形成され、超電導素線
が埋め込まれたサブストレートの比抵抗、Idは臨界電
流、Asubはサブストレートの断面積、Pは液体ヘリ
ウムによつて冷却される面の実効周囲長、qは冷却面か
ら液体ヘリウムヘの熱流束をそれぞれ示す。
ここで第1図には従来の複合超電導線材1の断面が示
され、この複合超電導線材1は全体として断面矩形に形
成されるとともに、前述のサブストレート2中に超電導
素線3が埋込まれることにより形成されている。
ここて符号4は絶縁テープを示し、この図では絶縁テー
プ4は矩形断面の白瓜い面aに貼着されている。また符
号5は前記aに平行な断面中心線を示し、符号をは矩形
断面の内狭い側面を示し、wは広い面aの幅を、をは狭
い面をの幅をそれぞれ示す。 ここでこのような複合超
電導線材1を巻く場合に通常フラットワイス巻線法と呼
ばれる巻方がある。
このフラットワイス巻線法は幅の広い面aをコイル中心
線と平行となるように巻く巻方であり、円形コイルに巻
いた場合の例が第2図に示されている。図に示すように
線材1の広い面aがコイル中心線6に平行になつている
。コイルは通常液体ヘリウムに浸漬されるが、この場合
前記面aは両面とも絶縁物に覆われ幅の狭い面bが液体
ヘリウムに接して、これが冷却面になる。また符号7は
スペーサによつて構成される冷却チャンネルを示し、こ
の冷却チャンネル7に冷媒としての液体ヘリウム等が通
過するようになり、これによつて前記幅の狭い面bを介
してコイルを冷却するようになつている。このフラツト
ワイズ巻線法による超電導マグネットは巻線加工が容易
であり、直流磁界のみの装置用としては問題はないが、
例えばトカマク型核融合装置に使用されるトロイダルコ
イルのように、第2図に矢印Fで示すパルス垂直磁界が
このコイルに作用する場合には大きな問題がある。
すなわちパルス垂直磁界Fにより複合超電導線材1のサ
ブストレート2中には渦電流が流れて渦電流損失が生じ
、超電導素線3中には履歴損失が発生する。特に完全安
定化法に基づいて形成される複合超電導線材1のように
(サブストレート/超電導素線)比、すなわち超電導素
線に対するサブストレートの断面積比の大きな線材では
、サブストレート中の渦電流損失が大部分をしめること
になる。このため線材はその温度が上昇し液体ヘリウム
の蒸発量は増大するばかりでなく、前記完全安定化法の
条件が崩れてコイル全体が不安定な状態になるという欠
点があつた。特に渦電流損失はパルス磁界に垂直な面、
すなわち前記フラツトワイズ巻線法の場合には広い面a
の幅Wの3乗と垂直方向の厚さtの1乗に比例し、渦電
流損失が大きくなることが理解できる。そこで上記の損
失を減少するために第3図および第4図に示すように線
材1の狭い面bをコイル中心線6に平行になるように巻
回す方法が考えられ、この方法をエツヂワイズ巻線法と
称する。
この場合パルス磁界Fは幅の狭い面bに垂直に作用する
ことになり、渦電流損失は面bの幅tの3乗と面aの幅
wの1乗に比例し、前述のフラツトワイズ巻線法に比し
極めて少なくなる。すなわち線材のアスペクト比w/t
の値がNとした場合には渦電流損失は、線材による磁界
の遮へい効果を無視した場合1/N2に減少する。また
エツヂワイズ巻線法によれば前述の完全安定化法の式に
おける冷却面の実効周囲長Pを長くとれるため、冷却効
果が長くなり完全安定化条件の達成が容易となることで
ある。しかしこの場合線材1の半径方向の厚みが増すた
め超電導素線3には大きな歪がかかり、断線または歪に
より超電導特性が劣化するという危険がある。
例えば線材1の断面中心線5において曲率半径D/2で
該線材1を曲げた場合、前記第1図に示すフラツトワイ
ズ巻線法の場合に超電導素線3が受ける最大歪はt/D
であるが、第3図に示すようにエツヂワイズ巻線法の場
合には最大歪はw/Dとなり歪が大きくなることがわか
る。本発明はこのような従来技術の欠点を解消すべくな
されたもので、その目的は完全安定化条件の達成を容易
にするとともに超電導素線に対する歪を減少させ、超電
導特性の劣化を防止することができる超電導マグネット
の巻線方法を提供するにある。本発明は少なくとも一部
に超電導素線がサブストレートに埋設された超電導部材
を有する複合超電導線材を、矩形断面の一側面をコイル
中心線と平行にして巻回する超電導マグネットの巻線方
法において、複合超電導線材をコイル中心線から半径方
向に積層するような分割構造とし、各分割された線材を
巻回しながら互の接触面をろう接し、これによつて各分
割された線材の断面中心線からの距離を少なくして歪を
減少させるようにしたものである。
、以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第5図には本発明の第1実施例、特に複合超電導線材1
の断面形状が示されている。すなわち第5図に示す例は
エツヂワイズ巻線法によつて複合超電導線材1を巻回す
る場合において、この線材1を半径方向に三分割し、三
つの複合超電導部材8によつて複合超電導線材1を形成
するようにしたものである。ここで、あるサブストレー
ト2に超電導素線3を埋設して形成したものを複合超電
導部材8と称し、この複合超電導部材8をコイル”中心
線から半径方向に積層させることにより複合超電導線材
1が形成されている。このような複合超電導線材1を巻
回する場合には第6図に示すように複合超電導部材8の
スプール9を三つど絶縁テープ4のスプール10を用意
し、巻線用回転台11に固定した巻枠12に最も内側に
おいて絶縁テープ4を一層と、その外周において複合超
電導部材8を三層とを逐次巻回しながら各複合超電導部
材8の接触面をろう接すればよい。図において符号13
はこのろう接に使用されたろう材を示し、このろう材1
3は軟ろうでも硬ろうでもよく限定するものではない。
このような巻線方向を採用することによつて複合超電導
部材8の半径方向の厚みはw″となり、従つて巻回時の
歪はW7Dとなる。よつて同一仕様、同一外形寸法の線
材で従来の巻線方向を採用した場合の歪w/Dを大幅に
低減させることができる。次に第7図、第8図には本発
明の第2、第3実施例が示されているが、これら実施例
は複合超電導線材1の構成を前記複合超電導部材8の他
に安定化用金属部材や補強用金属部材に分離することに
より巻線製造を容易にし、かつ用途に応じて安定性、あ
るいは機械的強度の増大を容易に達成することができる
ようにしたものである。
完全安定化条件を満足する線材、特に大容量線材では(
サブストレート/超電導素線)比は通常10以上から数
10に達する。一方極細多心構成の複合超電導線材にお
いては超電導素線とサブストレートの硬さや延性の相違
から加工容易な(サブストレート/超電導素線)比は1
0以下とされている。従つて線材構成を複合超電導部材
、安定化用金属部材および補強用金属部材に分離するこ
とにより、線材製作加工を容易にかつ安全に行うことが
できる。第7図に示す第2実施例は複合超電導線材1を
二分割し、複合超電導部材8と安定化用金属部材14と
をろう接した構造であり、特に図において安定化用金属
部材14は銅15とアルミニウム16との複合構造とな
つている。なお安定化用金属部材14はこの構成に限定
する必要はなく、超電導素線3が破壊した場合に電流が
該部材を流れ、かつその電流による発熱が小さくて放熱
が充分であるものであればよい。次に第8図に示す本発
明の第3実施例は複合超電導線材1を6分割し、複合超
電導部材8、安定化用金属部材14および補強用金属部
材17を交互に多層に配設した構成である。
ここで補強用金属部材17は図においては銅15とステ
ンレス鋼18の複合構造とされているが、これに限定す
るものではなく超電導素線3が破壊されて電流が該部材
に流れた場合においてもその抵抗が少なく、かつ機械的
に補強できるようなものであればよい。このような第2
、第3実施例により(サブストレート/超電導素線)比
に応じて複合超電導線材1の構成を適宜選択でき、これ
によつて線材加工を容易にするとともに完全安定化条件
を容易に満足することができる。
次に本発明者による実験結果を示す。
すなわちコイルに巻いた場合の最大磁界7.5T、設計
定格電流6KAの線材について、前記第1実施例による
巻線方法により巻回した場合の実験値を比較のために従
来方式のフラツトワイズ巻線法とエツヂワイズ巻線法の
それぞれについての実験値をあわせて表1に示す。この
表から明らかのように前記第1実施例による巻線方法を
使用した場合には、渦電流損失はフラツトワイズ巻線法
の1′&5となりエツヂワイズ巻線法と同様に大幅に減
少させることができるとともに、スペーサ露出率が0.
275と小さくてもフラツトワイズ巻線法の0.80の
場合と同一安定化条件を得られる。
またコイル内半径0.5m,に対する最大曲げ歪を従来
のエツヂワイズ巻線法の場合の3.2%に対して1.1
%と大幅に減少させることができる。次に超電導線材に
生じる歪と臨界電流の特性の関係を第9図に示す。
図においては代表的な超電導線材として符号Aで示すN
bTiZrの他に符号Bで示すNb3Snの極細多心線
材についても示している。×印は破断点を示す。超電導
線材がNbTiZrの場合には最大歪が1.1%である
ため、臨界電流の劣化は3%程度であり殆ど問題になら
ないが、従来方式のエツヂワイズ巻線法の場合には最大
歪が3.2%であるため10%以上の臨界電流の劣化が
あり、断線の可能性がある。更にこの実施例において複
合超電導線材1の分割数を3分割より多くとれば、臨界
電流の劣化のない歪、例えば0.4%以下にすることは
容易である。歪による臨界電流の劣化は符号Bで示すN
b3Snによつて超電導線材が形成されている極細多心
線の場合には更に顕著である。
この第1実施例と同一外形寸法を持つたNb3Sn極細
多心線材を使用し、コイルの線材にかかる最大磁界を1
0T1設計定格電流を5.27KAとし、複合超電導線
材を1紛割して巻回した場合、コイル内半径0.5rn
,で歪が0.2%となり臨界電流の劣化は3%程度であ
り殆ど問題にならなかつたが、従来方式の場合、特にエ
ツヂワイズ巻線法の場合では超電導線材は殆どが断線し
た。
なお、上記実施例では複合超電導線材1の断面を長方形
に示したが、これに限定する必要はなく、例えば正方形
凹凸が形成されたもの等様々なものがある。以上のよう
に本発明によれば、パルス磁界、交流磁界等時間的に変
化する磁界下ても渦電流損失が少なく、幅の広い面を冷
却できる利点のあるエツヂワイズ巻線法を採用した場合
においても、従来より欠点となつていた曲げ加工時に生
ずる歪による超電導特性の劣化や超電導素線の断線を防
止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の複合超電導線材の断面図、第2図は従来
のフラツトワイズ巻コイルの断面図、第3図は従来の複
合超電導線材の断面図、第4図は従来のエツヂワイズ巻
コイルの断面図、第5図は本発明に係る超電導マグネッ
トの巻線方法を使用した複合超電導線材の第1実施例を
示す断面図、第6図は同実施例における巻線方法を示す
斜視図、第7図は複合超電導線材の第2実施例を示す断
面図、第8図は同第3実施例を示す断面図、第9図は複
合超電導線材1の歪による臨界電流劣化特性を示す説明
図である。 1・・・・・・複合超電導線材、2・・・・・・サブス
トレート、3・・・・・・超電導素線、6・・・・・・
コイル中心線、8・・・・・・複合超電導部材、13・
・・・・・ろう材、14・・・・・・安定化用金属部材
、17・・・・・・補強用金属部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも一部に超電導素線がサブストレートに埋
    設された超電導部材を有し、断面ほぼ矩形に形成された
    複合超電導線材を、該矩形の一側面をコイル中心線と平
    行にして巻回する超電導マグネットの巻線方法において
    、複合超電導線材をコイル中心線から半径方向に積層す
    るような分割構造とし、各分割された線材を巻回しなが
    ら互の接触面をろう接することを特徴とする超電導マグ
    ネットの巻線方法。
JP52149270A 1977-12-14 1977-12-14 超電導マグネツトの巻線方法 Expired JPS6054762B2 (ja)

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JPS5482195A JPS5482195A (en) 1979-06-30
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JPS62205605A (ja) * 1986-03-05 1987-09-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導鞍形ダイポ−ル電磁石の製造方法

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JPS5482195A (en) 1979-06-30

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