JPS6053780B2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置Info
- Publication number
- JPS6053780B2 JPS6053780B2 JP55074891A JP7489180A JPS6053780B2 JP S6053780 B2 JPS6053780 B2 JP S6053780B2 JP 55074891 A JP55074891 A JP 55074891A JP 7489180 A JP7489180 A JP 7489180A JP S6053780 B2 JPS6053780 B2 JP S6053780B2
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- JP
- Japan
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- fuel injection
- fuel
- nozzle
- passage
- engine
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関の燃料噴射装置に関し、その目的は
、エンジンの低回転負荷（アイドリングを含む）時の２
段、３段噴射によるエンジンのハンチング及び車両のサ
ージングを防止したことである。
、エンジンの低回転負荷（アイドリングを含む）時の２
段、３段噴射によるエンジンのハンチング及び車両のサ
ージングを防止したことである。
エンジンの低回転負荷時に燃料が２段、３段の噴射を
行う傾向がある。
行う傾向がある。
この発生要因は、エンジンの低回転時には当然燃料噴射
ポンプのプランジャカムも低回転であり、従つてプラン
ジャによる燃料圧送圧力の上昇が緩やかに立ち上り、ノ
ズル開弁初期にノズル開弁圧の圧力付近で燃料圧力が波
動現象を生じノズルニードル弁が開閉運動することによ
るものである。この２段、３段の噴射によつてエンジン
はハンチングを発生し、車両のサージングに継るもので
ある。 本発明は上記の問題を解決したいもので、その
特長は、エンジンの低回転時と高回転時、すなわち、燃
料噴射ポンプの圧送圧力の高低に応じてノズルニードル
弁の開弁圧を自動的に切換制御し、常に安定した開弁状
態を保持するようにしたことである。
ポンプのプランジャカムも低回転であり、従つてプラン
ジャによる燃料圧送圧力の上昇が緩やかに立ち上り、ノ
ズル開弁初期にノズル開弁圧の圧力付近で燃料圧力が波
動現象を生じノズルニードル弁が開閉運動することによ
るものである。この２段、３段の噴射によつてエンジン
はハンチングを発生し、車両のサージングに継るもので
ある。 本発明は上記の問題を解決したいもので、その
特長は、エンジンの低回転時と高回転時、すなわち、燃
料噴射ポンプの圧送圧力の高低に応じてノズルニードル
弁の開弁圧を自動的に切換制御し、常に安定した開弁状
態を保持するようにしたことである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第１図において１はノズルホルダ、２はノズルホルダ１
の先端に装着されたリテーナ、３はリテーナ２に保持さ
れているノズル、４はノズルニードル弁である。さらに
、５は前記ノズルニードル弁４と連繋しているプッシュ
ロッドであり、スプリング６によつてノズルニードル弁
４を閉止方向に押圧している。７はスプリング６のセッ
ト荷重を調整するノブであり、このスプリング６のセッ
ト荷重の調整によりノズルニードル弁４の開弁圧が設定
される。
の先端に装着されたリテーナ、３はリテーナ２に保持さ
れているノズル、４はノズルニードル弁である。さらに
、５は前記ノズルニードル弁４と連繋しているプッシュ
ロッドであり、スプリング６によつてノズルニードル弁
４を閉止方向に押圧している。７はスプリング６のセッ
ト荷重を調整するノブであり、このスプリング６のセッ
ト荷重の調整によりノズルニードル弁４の開弁圧が設定
される。
そこで本発明は第２図で明らかなように、リテーナ２
に第１の油室９ａと第２の油室９ｂとを設け、ノズルホ
ルダ１並びにリテーナ２に第１の油室９ａに連通する第
１の燃料通路Ｂａと第２の燃料通路８ｂとを設ける。
に第１の油室９ａと第２の油室９ｂとを設け、ノズルホ
ルダ１並びにリテーナ２に第１の油室９ａに連通する第
１の燃料通路Ｂａと第２の燃料通路８ｂとを設ける。
さらに、ノズルニードル弁４には、第１の油室９ａに臨
む第１の受圧部１０ａと第２の油室９ｂに臨む第２の受
圧部１０ｂとを形成する。
む第１の受圧部１０ａと第２の油室９ｂに臨む第２の受
圧部１０ｂとを形成する。
この第１の受圧部１０ａと第２の受圧部１０ｂとはその
受圧面積を大小異にしている。すなわち、第１の受圧部
１０ａの受圧面積を第２の受圧部１０ｂのそれより大と
する。次いで、前記第１の燃料通路８ａ及び第２の燃料
通路８ｂと図略の燃料噴射ポンプとの間に燃料噴射ポン
プの圧送圧力の高低によつて切換える差動弁１１が配置
される。
受圧面積を大小異にしている。すなわち、第１の受圧部
１０ａの受圧面積を第２の受圧部１０ｂのそれより大と
する。次いで、前記第１の燃料通路８ａ及び第２の燃料
通路８ｂと図略の燃料噴射ポンプとの間に燃料噴射ポン
プの圧送圧力の高低によつて切換える差動弁１１が配置
される。
この差動弁１１の構造は第１図に示すように、燃料噴射
ポンプと接続される流入通路１２と、第１の燃料通路８
ａと接続される流出通路１４ａと、第２の燃料通路８ｂ
と接続される流出通路１４ｂとが設けられており、差動
弁１１内には、流入通路１２から流出通路１４ａ，１４
ｂに分岐する通路１３ａ，１３ｂと、燃料噴射ポンプの
圧送圧力が高くなつたときに前記通路１３ａを閉止する
ピストン弁１５と、このピストン弁１５を常時開口方向
に押圧するスプリング１６が設けられている。次に、上
記構成による本発明装置の作用について説明する。
ポンプと接続される流入通路１２と、第１の燃料通路８
ａと接続される流出通路１４ａと、第２の燃料通路８ｂ
と接続される流出通路１４ｂとが設けられており、差動
弁１１内には、流入通路１２から流出通路１４ａ，１４
ｂに分岐する通路１３ａ，１３ｂと、燃料噴射ポンプの
圧送圧力が高くなつたときに前記通路１３ａを閉止する
ピストン弁１５と、このピストン弁１５を常時開口方向
に押圧するスプリング１６が設けられている。次に、上
記構成による本発明装置の作用について説明する。
エンジンの停止時は燃料噴射ポンプの圧送圧力はゼロで
あるからノズルニードル弁４はスプリンーグ６の弾機力
によりプロシユロツド５を介してノズル３を閉止してい
る。
あるからノズルニードル弁４はスプリンーグ６の弾機力
によりプロシユロツド５を介してノズル３を閉止してい
る。
エンジンの低回転軽負荷時には燃料噴射ポンプの圧送圧
力は低い。
力は低い。
従つて差動弁１１の流入通路１２より入つた低圧送圧力
燃料は通路１３ａ，１３ｂ，．流出通路１４ａ，１４ｂ
を径て第１の燃料通路８ａ並びに第２の燃料通路８ｂを
通つて第１の油室９ａと第２の油室９ｂとの両方の油室
に流入し、第１の受圧部１０ａと第２の受圧部１０ｂと
によつてノズルニードル弁４を開弁し、その状態を保持
する。さらに、エンジンの高負荷時には燃料噴射ポンプ
の圧送圧力は高まるため、差動弁１１のピストン弁１５
はスプリング１６の押圧力に抗して第１図において右方
向に移動し、通路１３ａを閉止して流出通路１４ａのみ
の流通路を形成する。
燃料は通路１３ａ，１３ｂ，．流出通路１４ａ，１４ｂ
を径て第１の燃料通路８ａ並びに第２の燃料通路８ｂを
通つて第１の油室９ａと第２の油室９ｂとの両方の油室
に流入し、第１の受圧部１０ａと第２の受圧部１０ｂと
によつてノズルニードル弁４を開弁し、その状態を保持
する。さらに、エンジンの高負荷時には燃料噴射ポンプ
の圧送圧力は高まるため、差動弁１１のピストン弁１５
はスプリング１６の押圧力に抗して第１図において右方
向に移動し、通路１３ａを閉止して流出通路１４ａのみ
の流通路を形成する。
従つて高圧送圧力の燃料は第２の油室９ｂにのみ流入“
し、第２の受圧部１０ｂによつてノズルニードル弁４の
開弁を保持するのである。このように本発明装置による
と、燃料噴射ポンプの圧送圧力の低い低回転軽負荷時に
おいては複数の受圧部によつてノズルニードル弁を開弁
し、また高圧送圧力の高負荷時には単数の受圧部によつ
てノズルニードル弁を開弁する２階の開弁圧に変化でき
るようにしたものであるから、殊にエンジン低回転軽負
荷時におけるノズルニードル弁の不要な開閉運動を防止
し、２段、３段の噴射の防止が計られ、エンジンのハン
チング及び車両のサージング対策が得られると共に、軽
角荷時タイミングアドバンスができ、走行燃費が改善さ
れる利点を有するものである。
し、第２の受圧部１０ｂによつてノズルニードル弁４の
開弁を保持するのである。このように本発明装置による
と、燃料噴射ポンプの圧送圧力の低い低回転軽負荷時に
おいては複数の受圧部によつてノズルニードル弁を開弁
し、また高圧送圧力の高負荷時には単数の受圧部によつ
てノズルニードル弁を開弁する２階の開弁圧に変化でき
るようにしたものであるから、殊にエンジン低回転軽負
荷時におけるノズルニードル弁の不要な開閉運動を防止
し、２段、３段の噴射の防止が計られ、エンジンのハン
チング及び車両のサージング対策が得られると共に、軽
角荷時タイミングアドバンスができ、走行燃費が改善さ
れる利点を有するものである。
第１図は本発明装置の断面図、第２図は第１図■部分の
拡大断面図である。 １・・・・・・ノズルホルダ、２・・・・・・リテーナ
、３・・・ノズル、４・・・●●・ノズルニードル弁、
５−１１・◆ブッシュロッド、６・・・・・・スプリン
グ、８ａ・・・・・・第１の燃料通路、８ｂ・・・・・
・第２の燃料通路、９ａ・・・・・・第１の油室、９ｂ
・・・・・・第２の油室、１０ａ・・・・・・第１の受
圧部、１０ｂ・・・・・・第２の受圧部、１１・・・・
・・差動弁。
拡大断面図である。 １・・・・・・ノズルホルダ、２・・・・・・リテーナ
、３・・・ノズル、４・・・●●・ノズルニードル弁、
５−１１・◆ブッシュロッド、６・・・・・・スプリン
グ、８ａ・・・・・・第１の燃料通路、８ｂ・・・・・
・第２の燃料通路、９ａ・・・・・・第１の油室、９ｂ
・・・・・・第２の油室、１０ａ・・・・・・第１の受
圧部、１０ｂ・・・・・・第２の受圧部、１１・・・・
・・差動弁。
Claims (1)
- １ ノズルホルダの先端にノズルを保持するリテーナを
有し、このリテーナにスプリング並びにプッシュロッド
によつて閉止方向に押圧されているノズルニードル弁を
内設した燃料噴射弁において、前記リテーナに少なくと
も二つの油室を設け、またノズルニードル弁には前記そ
れぞれの油室に臨み、且つ受圧面積を異にした大小の受
圧部を形成し、ノズルホルダ並びにリテーナに前記それ
ぞれの油室に連通する燃料通路を設け、このそれぞれの
燃料通路と燃料噴射ポンプとの間に、エンジンの低回転
軽負荷時には両方の燃料通路と燃料噴射ポンプ側の通路
とを連通させ、エンジンの高負荷時には一方の燃料通路
と燃料墳射ポンプ側の通路とを連通させる差動弁を配置
したことを特徴とする内燃関の燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55074891A JPS6053780B2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55074891A JPS6053780B2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS572459A JPS572459A (en) | 1982-01-07 |
| JPS6053780B2 true JPS6053780B2 (ja) | 1985-11-27 |
Family
ID=13560443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55074891A Expired JPS6053780B2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6053780B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58173450U (ja) * | 1982-05-13 | 1983-11-19 | 三菱電機株式会社 | 発熱体の冷却装置 |
-
1980
- 1980-06-05 JP JP55074891A patent/JPS6053780B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS572459A (en) | 1982-01-07 |
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