JPS6052778B2 - 穀類の貯蔵装置 - Google Patents
穀類の貯蔵装置Info
- Publication number
- JPS6052778B2 JPS6052778B2 JP53140699A JP14069978A JPS6052778B2 JP S6052778 B2 JPS6052778 B2 JP S6052778B2 JP 53140699 A JP53140699 A JP 53140699A JP 14069978 A JP14069978 A JP 14069978A JP S6052778 B2 JPS6052778 B2 JP S6052778B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- grain storage
- storage
- oxygen
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は穀類の貯蔵装置に関し、さらに詳しくは穀類
貯蔵庫内のガスを循環し、ガス中の酸素を脱酸素剤て除
去しうるようにした穀類の貯蔵装置の改良に関する。
貯蔵庫内のガスを循環し、ガス中の酸素を脱酸素剤て除
去しうるようにした穀類の貯蔵装置の改良に関する。
一般に穀類が品質の劣化をまねくのは酸化作用による
常在成分の変化と微生物による組織の破壊並に微生物の
生活にともなう汚染及ひ穀類の自己消費現象による常在
成分の変化が原因である。
常在成分の変化と微生物による組織の破壊並に微生物の
生活にともなう汚染及ひ穀類の自己消費現象による常在
成分の変化が原因である。
そして穀類の酸化及び自己消費現象は一般にその穀類の
呼吸量に比例するものである。したがつて穀類の呼吸作
用に影響する雰囲気中の酸素を必要限度まで下け穀類の
仮死状態をつくれば穀類の熟成（追熟）を防ぎ、カビ防
止、防虫になり、また栄養素（油脂、クロロフィル等も
含め）の酸化劣化を防ぐことができる。 そこで本発明
者らは穀類貯蔵庫内の酸素を除去すべく貯蔵庫内のガス
を循環しガス中の酸素を脱酸素剤て除去する方法につい
て種々検討した。
呼吸量に比例するものである。したがつて穀類の呼吸作
用に影響する雰囲気中の酸素を必要限度まで下け穀類の
仮死状態をつくれば穀類の熟成（追熟）を防ぎ、カビ防
止、防虫になり、また栄養素（油脂、クロロフィル等も
含め）の酸化劣化を防ぐことができる。 そこで本発明
者らは穀類貯蔵庫内の酸素を除去すべく貯蔵庫内のガス
を循環しガス中の酸素を脱酸素剤て除去する方法につい
て種々検討した。
その結果貯蔵装置内へ単純にガスを導入したのでは穀類
を長期間保存できないことを知つた。
を長期間保存できないことを知つた。
すなわち長期間貯蔵中での気温差、昼夜の気温差等によ
り密閉系内では時々ガスを循環して結露を防止しなけれ
ばならないが貯蔵庫内へ単純にガスを導入すると庫内で
結露し、穀類が腐敗するのである。 本発明はこの欠点
を克服したものである。すなわち本発明は密閉しうる穀
類貯蔵庫、脱酸素室及び送風機が循環路を形成してなり
、系内のガスを循環することによつて穀類貯蔵庫内の酸
素を除去しうるようにした穀類の貯蔵装置であつて、穀
類貯蔵庫内へのガス導入管が該貯蔵庫の下部に設けられ
て内部にガスを分散させるための管と該貯蔵庫内の底部
に導入するための管との少なくとも２つからなることを
特徴とする穀類の貯蔵装置である。 本発明において穀
類貯蔵庫内へのガス導入管は下部に設けられた管および
底部に設けられた管の両方が必須であつて単独の場合は
貯蔵庫内に結露し、穀類が腐敗する。
り密閉系内では時々ガスを循環して結露を防止しなけれ
ばならないが貯蔵庫内へ単純にガスを導入すると庫内で
結露し、穀類が腐敗するのである。 本発明はこの欠点
を克服したものである。すなわち本発明は密閉しうる穀
類貯蔵庫、脱酸素室及び送風機が循環路を形成してなり
、系内のガスを循環することによつて穀類貯蔵庫内の酸
素を除去しうるようにした穀類の貯蔵装置であつて、穀
類貯蔵庫内へのガス導入管が該貯蔵庫の下部に設けられ
て内部にガスを分散させるための管と該貯蔵庫内の底部
に導入するための管との少なくとも２つからなることを
特徴とする穀類の貯蔵装置である。 本発明において穀
類貯蔵庫内へのガス導入管は下部に設けられた管および
底部に設けられた管の両方が必須であつて単独の場合は
貯蔵庫内に結露し、穀類が腐敗する。
下部に設けられた管にはその先にガス分散機構を備える
のが好ましい。 穀物貯蔵庫は通常サイロが用いられる
。また脱酸素室は脱酸素剤を収容する室てあり、脱酸素
剤としては公知の脱酸素剤（鉄、亜ニチオン酸塩、チオ
硫酸塩、ハイドロキノン、ピロガロール等をそれぞれ主
体とするものなど）の他、ガス中の酸素を吸収するもの
がすべて含まれるが、固形ものが好ましい。本発明にお
いては穀類貯蔵庫、脱酸素室および送風機が必須である
が、必要に応じ他の機構を備えることができる。
のが好ましい。 穀物貯蔵庫は通常サイロが用いられる
。また脱酸素室は脱酸素剤を収容する室てあり、脱酸素
剤としては公知の脱酸素剤（鉄、亜ニチオン酸塩、チオ
硫酸塩、ハイドロキノン、ピロガロール等をそれぞれ主
体とするものなど）の他、ガス中の酸素を吸収するもの
がすべて含まれるが、固形ものが好ましい。本発明にお
いては穀類貯蔵庫、脱酸素室および送風機が必須である
が、必要に応じ他の機構を備えることができる。
例えば除塵室、清浄室、内気排出口、混合ガス供給弁、
マノメーター監視板などがあげられる。本発明の装置の
一例を図面によつて説明する。
マノメーター監視板などがあげられる。本発明の装置の
一例を図面によつて説明する。
第１図は本発明の装置を示たものであり、第１図中１は
サイロ、２は脱酸素室、３は送風機、４は下部に設けら
れた管、５は底部に設けられた管である。また第２図は
下部に設けられた管の斜面図、第３図は底部に設けられ
た管の斜面図である。系内のガスは送風機３によつて循
環され、サイロ１への導入は管４，５を通して行なわれ
る。そしてガスが脱酸素室２を通ることによつて系内の
酸素が除去される。以下に本発明の装置を用いて貯蔵し
た結果と、下部への導入管、又は底部への導入管のそれ
ぞれ単独しか有しないサイロを用いた結果とを対比して
示す。
サイロ、２は脱酸素室、３は送風機、４は下部に設けら
れた管、５は底部に設けられた管である。また第２図は
下部に設けられた管の斜面図、第３図は底部に設けられ
た管の斜面図である。系内のガスは送風機３によつて循
環され、サイロ１への導入は管４，５を通して行なわれ
る。そしてガスが脱酸素室２を通ることによつて系内の
酸素が除去される。以下に本発明の装置を用いて貯蔵し
た結果と、下部への導入管、又は底部への導入管のそれ
ぞれ単独しか有しないサイロを用いた結果とを対比して
示す。
実施例、比較例
鋼製１０Ｉサイロに玄ソバ５ｔを入れ、窒素ガス置換に
より残存酸素をおよそ２％まで置換し、その後脱酸素剤
を使用してガス循環をさせ、系内酸素を０．１％以下と
した。
より残存酸素をおよそ２％まで置換し、その後脱酸素剤
を使用してガス循環をさせ、系内酸素を０．１％以下と
した。
以後テスト期間を通じ必要により窒素ガスを少量注入す
ることにより系内を酸素濃度０．１％以下に維持した。
サイロはガス導入管がサイロの下部にのみ１ケ所取付け
られているもの（比較例）と、本発明による底部にさら
に１ケ所計２ケ所の導入管がつけられているもの（実施
例）、および脱酸素貯蔵でない一般的な方法によるもの
未処理保存区との比較検討を行つた。テスト結果は第１
表の如くなり、分析機器による測定、官能試験によつて
も、本発明の装置を用いて保存したものが最も新鮮さを
保持していることが証明された。
ることにより系内を酸素濃度０．１％以下に維持した。
サイロはガス導入管がサイロの下部にのみ１ケ所取付け
られているもの（比較例）と、本発明による底部にさら
に１ケ所計２ケ所の導入管がつけられているもの（実施
例）、および脱酸素貯蔵でない一般的な方法によるもの
未処理保存区との比較検討を行つた。テスト結果は第１
表の如くなり、分析機器による測定、官能試験によつて
も、本発明の装置を用いて保存したものが最も新鮮さを
保持していることが証明された。
第１図は本発明の装置の一例を示したものであり、図中
１はサイロ、２は脱酸素室、３は送風機、４，５はそれ
ぞれ下部、底部に設けられた導入管である。
１はサイロ、２は脱酸素室、３は送風機、４，５はそれ
ぞれ下部、底部に設けられた導入管である。
Claims (1)
- １ 密閉しうる穀類貯蔵庫、脱酸素剤室及び送風機が循
環路を形成してなり、系内のガスを循環することによつ
て穀類貯蔵庫内の酸素を除しうるようにした穀類の貯蔵
装置であつて、穀類貯蔵庫内へのガス導入管が該貯蔵庫
の下部に設けられて内部にガスを分散させるための管と
、該貯蔵庫の底部に導入するための管との少なくとも２
つからなることを特徴とする穀類の貯蔵装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53140699A JPS6052778B2 (ja) | 1978-11-15 | 1978-11-15 | 穀類の貯蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53140699A JPS6052778B2 (ja) | 1978-11-15 | 1978-11-15 | 穀類の貯蔵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5568253A JPS5568253A (en) | 1980-05-22 |
| JPS6052778B2 true JPS6052778B2 (ja) | 1985-11-21 |
Family
ID=15274674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53140699A Expired JPS6052778B2 (ja) | 1978-11-15 | 1978-11-15 | 穀類の貯蔵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6052778B2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-15 JP JP53140699A patent/JPS6052778B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5568253A (en) | 1980-05-22 |
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