JPS6051997B2 - 電動ねじ締付け機の制御装置 - Google Patents
電動ねじ締付け機の制御装置Info
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- JPS6051997B2 JPS6051997B2 JP14290178A JP14290178A JPS6051997B2 JP S6051997 B2 JPS6051997 B2 JP S6051997B2 JP 14290178 A JP14290178 A JP 14290178A JP 14290178 A JP14290178 A JP 14290178A JP S6051997 B2 JPS6051997 B2 JP S6051997B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は各種産業機器、家電製品の組立に使用する電動
ねじ締付け機の制御装置に関するものである。
ねじ締付け機の制御装置に関するものである。
自動ねじ締付け機の駆動源には制御の容易なことと、ね
じバカ検出の必要から電動機が使用されているが、従来
の電動ねじ締付け機においては、電動機の負荷電流を検
出してこれを停止させる形式を採用していたため、ねじ
締め上り時の電動機停止の直後に電動機の回転の慣性モ
ーメントがねじ締付けのトルクに大きく影響する。した
がつて、電動機の制御はこの慣性モーメントを考慮して
設定する必要があり、また、小ねじを締付ける場合はス
プリングワッシャ等の弾性介在物の有無によつて締付け
の度合が大きく変化する。このように電動機の慣性モー
メントという不安定要素のために締付けの度合にバラツ
キが生ずる欠点がある。本発明は上記のような電動機の
慣性モーメントがねじ締付けのトルクに及ぼす影響を排
除することを目的とするものであつて、まづ、最終の締
付けトルクに達しない弱いトルクで締付け、所定のトル
クに達するまでのねじの回転角を少くし、以後の締付け
に電動機の慣性モーメントを殆んど消滅させたいわゆる
静的トルクをねじに付与しようとするものであり、電動
機の静的トルクを数段階に分けて次第にこれを増大させ
て最終的な締付けのトルクに達するよう制御するもので
ある。
じバカ検出の必要から電動機が使用されているが、従来
の電動ねじ締付け機においては、電動機の負荷電流を検
出してこれを停止させる形式を採用していたため、ねじ
締め上り時の電動機停止の直後に電動機の回転の慣性モ
ーメントがねじ締付けのトルクに大きく影響する。した
がつて、電動機の制御はこの慣性モーメントを考慮して
設定する必要があり、また、小ねじを締付ける場合はス
プリングワッシャ等の弾性介在物の有無によつて締付け
の度合が大きく変化する。このように電動機の慣性モー
メントという不安定要素のために締付けの度合にバラツ
キが生ずる欠点がある。本発明は上記のような電動機の
慣性モーメントがねじ締付けのトルクに及ぼす影響を排
除することを目的とするものであつて、まづ、最終の締
付けトルクに達しない弱いトルクで締付け、所定のトル
クに達するまでのねじの回転角を少くし、以後の締付け
に電動機の慣性モーメントを殆んど消滅させたいわゆる
静的トルクをねじに付与しようとするものであり、電動
機の静的トルクを数段階に分けて次第にこれを増大させ
て最終的な締付けのトルクに達するよう制御するもので
ある。
本発明の実施例を図面について説明する。第1図は本発
明の装置の電気回路図で、直流電源1の陽極にはコンデ
ンサ2、抵抗6、26、13の一端、トランジスタ12
のコレクタおよびリレー28(RYI)とダイオード2
9の並列回路の一端が接続されている。コンデンサ2の
他端は抵抗3、4の接続点に接続され、抵抗4の他端は
トランジスタ8のベースと抵抗5との接続点に接続さ゛
れている。トランジスタ8のエミッタは抵抗6の他端と
抵抗7との接続点に接続され、抵抗7の他端は直流電源
1の陰極に接続されている。トランジスタ8のコレクタ
は抵抗9、10、25を介してトランジスタ22、11
、27のベースにそれ・ぞれ接続され、トランジスタ2
2のエミッタは直流電源1の陰極に、トランジスタ11
のエミッタはダイオード23を介してトランジスタ12
の工ミッタに接続されている。トランジスタ11のコレ
クタは抵抗26,5の他端に接続され、トランジスタ1
2のベースには抵抗13の他端とトランジスタ14,2
2のコレクタが接続されている。トランジスタ27のエ
ミッタは直流電源1の陰極に接続され、そのコレクタは
前記リレー28とダイオード29の並列回路の他端は接
続されている。トランジスタ14のエミッタはツェナー
ダイオード15のカソードに、ツェナーダイオード15
のアノードは直流電源1の陰極に接続されている。トラ
ンジスタ12のエミッタはトルク設定器16のa端子と
抵抗17、スタート信号の入力端子24dおよびダイオ
ード23の接続点に接続されている。抵抗17の他端は
抵抗18に、抵抗18の他端は直流電源1の陰極に接続
されている。トランジスタ14のベースはトルク設定器
16の可変端子bに接続され、トルク設定器16のc端
子は直流電源1の陰極に接続されている。スタート信号
の入力端子24eは直流電動機19と抵抗20を介して
直流電源1の陰極に接続されている。抵抗17,18の
接続点と、直流電動機19と抵抗20の接続点はそれぞ
れ電圧比較器21の非反転入力端子および反転入力端子
に接続され、該電圧比較器21の出力は抵抗3の他端に
接続されている。第2図は本発明の装置の各段切換制御
回路図で、直流電源31の陽極にはリレー32,35,
遅延リレー33、ステッピングリレー34が接続されて
いる。リレー32(RY2)の他端はリレー接点36(
RYl)を介して、また、遅延リレ.一3(TRl)の
他端はリレー接点38(RY3)リレー接点37(RY
2)を介して、それぞれ直流電源31の陰極に接続され
ている。遅延リレー33とリレー接点38の接続点はス
テッピングリレー34(RSWl)のセットコイルSC
に接続さ.れ、そのリセットコイルRCはリレー接点4
0(RY3)、リレー接点39(RY2)を介して直流
電源31の陰極に接続されている。リレー35(RY3
)の他端はステッピングリレー34のコンタクト42に
接続され、該コンタクト42の各接・点はセレクトスイ
ッチ41の各接点に接続されている。セレクトスイッチ
41の共通端子は直流電源31の陰極に接続されている
。遅延リレー33の接点43はスタート信号によつて第
1図のスタート信号の入力端子24のD,eに接続され
る。50はトルク設定用のステッピングリレー34のコ
ンタクトで、各接点50−1ないし50−7間には抵抗
44ないし49がそれぞれ接続されてトルク設定器16
が構成される。
明の装置の電気回路図で、直流電源1の陽極にはコンデ
ンサ2、抵抗6、26、13の一端、トランジスタ12
のコレクタおよびリレー28(RYI)とダイオード2
9の並列回路の一端が接続されている。コンデンサ2の
他端は抵抗3、4の接続点に接続され、抵抗4の他端は
トランジスタ8のベースと抵抗5との接続点に接続さ゛
れている。トランジスタ8のエミッタは抵抗6の他端と
抵抗7との接続点に接続され、抵抗7の他端は直流電源
1の陰極に接続されている。トランジスタ8のコレクタ
は抵抗9、10、25を介してトランジスタ22、11
、27のベースにそれ・ぞれ接続され、トランジスタ2
2のエミッタは直流電源1の陰極に、トランジスタ11
のエミッタはダイオード23を介してトランジスタ12
の工ミッタに接続されている。トランジスタ11のコレ
クタは抵抗26,5の他端に接続され、トランジスタ1
2のベースには抵抗13の他端とトランジスタ14,2
2のコレクタが接続されている。トランジスタ27のエ
ミッタは直流電源1の陰極に接続され、そのコレクタは
前記リレー28とダイオード29の並列回路の他端は接
続されている。トランジスタ14のエミッタはツェナー
ダイオード15のカソードに、ツェナーダイオード15
のアノードは直流電源1の陰極に接続されている。トラ
ンジスタ12のエミッタはトルク設定器16のa端子と
抵抗17、スタート信号の入力端子24dおよびダイオ
ード23の接続点に接続されている。抵抗17の他端は
抵抗18に、抵抗18の他端は直流電源1の陰極に接続
されている。トランジスタ14のベースはトルク設定器
16の可変端子bに接続され、トルク設定器16のc端
子は直流電源1の陰極に接続されている。スタート信号
の入力端子24eは直流電動機19と抵抗20を介して
直流電源1の陰極に接続されている。抵抗17,18の
接続点と、直流電動機19と抵抗20の接続点はそれぞ
れ電圧比較器21の非反転入力端子および反転入力端子
に接続され、該電圧比較器21の出力は抵抗3の他端に
接続されている。第2図は本発明の装置の各段切換制御
回路図で、直流電源31の陽極にはリレー32,35,
遅延リレー33、ステッピングリレー34が接続されて
いる。リレー32(RY2)の他端はリレー接点36(
RYl)を介して、また、遅延リレ.一3(TRl)の
他端はリレー接点38(RY3)リレー接点37(RY
2)を介して、それぞれ直流電源31の陰極に接続され
ている。遅延リレー33とリレー接点38の接続点はス
テッピングリレー34(RSWl)のセットコイルSC
に接続さ.れ、そのリセットコイルRCはリレー接点4
0(RY3)、リレー接点39(RY2)を介して直流
電源31の陰極に接続されている。リレー35(RY3
)の他端はステッピングリレー34のコンタクト42に
接続され、該コンタクト42の各接・点はセレクトスイ
ッチ41の各接点に接続されている。セレクトスイッチ
41の共通端子は直流電源31の陰極に接続されている
。遅延リレー33の接点43はスタート信号によつて第
1図のスタート信号の入力端子24のD,eに接続され
る。50はトルク設定用のステッピングリレー34のコ
ンタクトで、各接点50−1ないし50−7間には抵抗
44ないし49がそれぞれ接続されてトルク設定器16
が構成される。
ステッピングリレー34のコンタクト50は第1図の可
変端子bに、接点50−1はa端子に、接点50−7は
c端子に、それぞれ接続される。ねじ締付け完了の信号
はリレー32の接点52とリレー35の接点ノ51に直
列接続され、双方のリレーが動作すればねじ締付け完了
の信号がえられるようになつている。外部入力スタート
信号の入力スイッチ53は遅延リレー33の接点43に
接続され、これが直流電動機19を起動させる。次に本
発明の装置の作用を設定する。
変端子bに、接点50−1はa端子に、接点50−7は
c端子に、それぞれ接続される。ねじ締付け完了の信号
はリレー32の接点52とリレー35の接点ノ51に直
列接続され、双方のリレーが動作すればねじ締付け完了
の信号がえられるようになつている。外部入力スタート
信号の入力スイッチ53は遅延リレー33の接点43に
接続され、これが直流電動機19を起動させる。次に本
発明の装置の作用を設定する。
第1図において、トランジスタ12,1牡ツェナーダイ
オード15、抵抗13,トルク設定器16は定電圧電源
回路を構成しており、トルク設定器16により出力電圧
か変化する。いま、外部入力スタート信号の入力スイッ
チ53がオンになつて直流電動機19が起動すると、そ
の電流は抵抗20によつて検出され、電圧比較器21の
反転入力端子に加えられる。抵抗17,18の分圧比は
直流電動機19の起動時に抵抗20の両端に生ずる電圧
が抵抗18の両端の電圧よりも大きくなるよう設定され
ている。したがつて直流電動機19の起動時には電圧比
較器21の出力が反転してコンデンサ2を抵抗3を通し
て充電する。コンデンサ2と抵抗3による積分回路の時
定数は、起動時間よりも長く設定されているのでトラン
ジスタ8をオンにするまでには至らない。また、トラン
ジスタ22もオンにならないので前記定電圧電源回路の
出力が遮断されることはない。したがつて直流電動機1
9はその起動によつて回転を停止することなく定常の回
転状態でねじの締付けを行なう、ねじ締付けが進行し、
直流電動機19の負荷が増加してその電流が所定の値に
達すると、前述の起動時と同様に電圧比較器21の出力
が反転してコンデンサ2が抵抗3を通して充電されるが
、直流電動機19は停止しているので起動時よりも起動
電流に等しいロック電流が長く持続するため、トランジ
スタ8はオンになる。したがつてトランジスタ22がオ
ンになるので抵抗13を介してトランジスタ12のベー
スからエミッタに流れるベース電流がなくなり、前記定
電圧電源回路の出力を遮断し、直流電動機19は停止す
る。また、トランジスタ8がオンになると抵抗25を介
してトランジスタ27のベースに流れ、トランジスタ2
7はオンになり、リレー28が作動して第2図のリレー
接点36が閉じる。この接点36が閉じるとリレー32
が動作してリレー接点37がオンになりリレー接点38
を介して遅延リレー33が作動すると共にステッピング
リレー34のセットコイルSCに電流が流れてコンタク
ト42,50がそれぞれステップする。遅延リレー33
がタイムアップするとその接点43がオフとなり、第1
図のスタート信号の入力端子24がオフになると保持回
路が解除され、リレー28がオフになる。リレー28が
オフになるとリレー接点36がオフになり、リレー32
がオフとなつて遅延リレー33の電流がなくなりリレー
接点43がオンとなる。こ)で第1図の回路が作動して
再びねじ締付けが行なわれるのであるが、ステッピング
リレー34のコンタクト50によつてトルク設定の電位
が下一つて第1図の定電圧電源回路の電圧が上昇し、直
流電動機19のトルクが1段アップした状態でねじ締付
けが行なわれる。次に直流電動機19が停止し、リレー
28が作動するとリレー接点36がオンになりリレー3
2が作動する。この動作を繰返してねじの締けを段階的
にトルクアップした状態で行なう。この段階的ねじ締付
け設定用のセレクトスイッチ41の設定値まで、所定の
回数だけステッピングリレー34のコンタクトが移動す
るとリレー35が動作する。すなわち、トルク設定器1
6の比較電圧の漸増回路が制御され、カウンターとして
作用する。直流電動機19がトルクアップしてリレー2
8が作動し、リレー接点36で作動する接点52と、リ
レー35の接点51の直列接続によつてねじ締付け完了
の信号が発生し、この信号によつて直流電動機19が停
止する。直流電動機19が停止するとトランジスタ11
のエミッタ電流はダイオード23を通して直流電動機1
9に流れ、トランジスタ11と抵抗4,5,6,7,1
0,26およびダイオード23により自己保持回路を構
成し、この自己保持回路によつて定電圧電源回路の遮断
を持続する。したがつて電圧比較器21の信号がなくな
つてもトランジスタ22がオンの状態を維持して直流電
動機19に前記定電圧電源回路の電圧を供給することは
ない。この状態は外部入力スタート信号の入力スイッチ
53がオフになるまで維持される。この入力スイッチ5
3がオフになると前記自己保持回路は解除され、トラン
ジスタ22がオフとなり、再び前記定電圧電源回路の定
電圧が出力され、ねじ締付けの開始前、すなわち直流電
動機19の起動前の状態にもどる。本発明においては電
動機が一定の負荷電流に達すると電流を遮断してねじの
締付けを行なうものであるが、いま、ねじの締付けに要
するエネルギーをE1電動機に供給される電気エネルギ
をEe..機械的慣性による回転エネルギーをEiとす
るとEjは電動機回転子の慣性モーメントIによつてほ
S゛決定されるから、回転角速度をωにすると、また、
ねじに与えられるトルクをT1回転角をθとすると、と
なり、第3図に示すような仮定のトルク曲線pを想定す
ることができ、ねじに与えられるエネルギーが一定であ
ればθが小さくなるとTがそれに比例して増大する。
オード15、抵抗13,トルク設定器16は定電圧電源
回路を構成しており、トルク設定器16により出力電圧
か変化する。いま、外部入力スタート信号の入力スイッ
チ53がオンになつて直流電動機19が起動すると、そ
の電流は抵抗20によつて検出され、電圧比較器21の
反転入力端子に加えられる。抵抗17,18の分圧比は
直流電動機19の起動時に抵抗20の両端に生ずる電圧
が抵抗18の両端の電圧よりも大きくなるよう設定され
ている。したがつて直流電動機19の起動時には電圧比
較器21の出力が反転してコンデンサ2を抵抗3を通し
て充電する。コンデンサ2と抵抗3による積分回路の時
定数は、起動時間よりも長く設定されているのでトラン
ジスタ8をオンにするまでには至らない。また、トラン
ジスタ22もオンにならないので前記定電圧電源回路の
出力が遮断されることはない。したがつて直流電動機1
9はその起動によつて回転を停止することなく定常の回
転状態でねじの締付けを行なう、ねじ締付けが進行し、
直流電動機19の負荷が増加してその電流が所定の値に
達すると、前述の起動時と同様に電圧比較器21の出力
が反転してコンデンサ2が抵抗3を通して充電されるが
、直流電動機19は停止しているので起動時よりも起動
電流に等しいロック電流が長く持続するため、トランジ
スタ8はオンになる。したがつてトランジスタ22がオ
ンになるので抵抗13を介してトランジスタ12のベー
スからエミッタに流れるベース電流がなくなり、前記定
電圧電源回路の出力を遮断し、直流電動機19は停止す
る。また、トランジスタ8がオンになると抵抗25を介
してトランジスタ27のベースに流れ、トランジスタ2
7はオンになり、リレー28が作動して第2図のリレー
接点36が閉じる。この接点36が閉じるとリレー32
が動作してリレー接点37がオンになりリレー接点38
を介して遅延リレー33が作動すると共にステッピング
リレー34のセットコイルSCに電流が流れてコンタク
ト42,50がそれぞれステップする。遅延リレー33
がタイムアップするとその接点43がオフとなり、第1
図のスタート信号の入力端子24がオフになると保持回
路が解除され、リレー28がオフになる。リレー28が
オフになるとリレー接点36がオフになり、リレー32
がオフとなつて遅延リレー33の電流がなくなりリレー
接点43がオンとなる。こ)で第1図の回路が作動して
再びねじ締付けが行なわれるのであるが、ステッピング
リレー34のコンタクト50によつてトルク設定の電位
が下一つて第1図の定電圧電源回路の電圧が上昇し、直
流電動機19のトルクが1段アップした状態でねじ締付
けが行なわれる。次に直流電動機19が停止し、リレー
28が作動するとリレー接点36がオンになりリレー3
2が作動する。この動作を繰返してねじの締けを段階的
にトルクアップした状態で行なう。この段階的ねじ締付
け設定用のセレクトスイッチ41の設定値まで、所定の
回数だけステッピングリレー34のコンタクトが移動す
るとリレー35が動作する。すなわち、トルク設定器1
6の比較電圧の漸増回路が制御され、カウンターとして
作用する。直流電動機19がトルクアップしてリレー2
8が作動し、リレー接点36で作動する接点52と、リ
レー35の接点51の直列接続によつてねじ締付け完了
の信号が発生し、この信号によつて直流電動機19が停
止する。直流電動機19が停止するとトランジスタ11
のエミッタ電流はダイオード23を通して直流電動機1
9に流れ、トランジスタ11と抵抗4,5,6,7,1
0,26およびダイオード23により自己保持回路を構
成し、この自己保持回路によつて定電圧電源回路の遮断
を持続する。したがつて電圧比較器21の信号がなくな
つてもトランジスタ22がオンの状態を維持して直流電
動機19に前記定電圧電源回路の電圧を供給することは
ない。この状態は外部入力スタート信号の入力スイッチ
53がオフになるまで維持される。この入力スイッチ5
3がオフになると前記自己保持回路は解除され、トラン
ジスタ22がオフとなり、再び前記定電圧電源回路の定
電圧が出力され、ねじ締付けの開始前、すなわち直流電
動機19の起動前の状態にもどる。本発明においては電
動機が一定の負荷電流に達すると電流を遮断してねじの
締付けを行なうものであるが、いま、ねじの締付けに要
するエネルギーをE1電動機に供給される電気エネルギ
をEe..機械的慣性による回転エネルギーをEiとす
るとEjは電動機回転子の慣性モーメントIによつてほ
S゛決定されるから、回転角速度をωにすると、また、
ねじに与えられるトルクをT1回転角をθとすると、と
なり、第3図に示すような仮定のトルク曲線pを想定す
ることができ、ねじに与えられるエネルギーが一定であ
ればθが小さくなるとTがそれに比例して増大する。
角速度ωはθの関数(ω=DO/Dt)てあるから、電
動機回転子の慣性モーメントがねじ締付けのトルクに大
きく作用することがわかる。なお、第3図において、q
は実トルク曲線である。本発明におけるねじ締付けのエ
ネルギーは電気的エネルギー(電動機出力)Een(n
=1,2,3・・・・・m)と電動機回転子の貫性エネ
ルギーEin(n=1,2,3・・・・・m)の総和で
あり、これが、ねじ締付けのトルクに還元されるもので
あるから第4図および第5図に示すように、ねじの回転
角がθ1のときのねじ締付けのトルクをTl,θ2のと
きのねじ締付けのトルクをT2とすると、ねじに与えら
れるエネルギーEはである。
動機回転子の慣性モーメントがねじ締付けのトルクに大
きく作用することがわかる。なお、第3図において、q
は実トルク曲線である。本発明におけるねじ締付けのエ
ネルギーは電気的エネルギー(電動機出力)Een(n
=1,2,3・・・・・m)と電動機回転子の貫性エネ
ルギーEin(n=1,2,3・・・・・m)の総和で
あり、これが、ねじ締付けのトルクに還元されるもので
あるから第4図および第5図に示すように、ねじの回転
角がθ1のときのねじ締付けのトルクをTl,θ2のと
きのねじ締付けのトルクをT2とすると、ねじに与えら
れるエネルギーEはである。
しかし、Ei(=YEin=Yll2n二1n−1jω
H)のうち、n=2,3・・・・・・m回目のEinは
第1回目のエネルギーEilに比べEil〉〉Ein(
n=2,3・・・・・・m)・・・・・(6)であるか
ら電動機回転子の慣性モーメントによる成分は微小であ
る。
H)のうち、n=2,3・・・・・・m回目のEinは
第1回目のエネルギーEilに比べEil〉〉Ein(
n=2,3・・・・・・m)・・・・・(6)であるか
ら電動機回転子の慣性モーメントによる成分は微小であ
る。
したがつてT1′−T2・・・・・・(7)であり、回
転角のいかんにか)わらず常に同一のトルクで締付ける
ことができる。以上述べたように本発明の装置は電動機
の電気的エネルギーが一定であればねじの種類(小ねじ
、タップねじ、木ねじ等)、大きさおよび中間介在物(
ワッシャ、バッキング)の有無にか)わらず所定のトル
クでねじの締付けを行なうことができる。
転角のいかんにか)わらず常に同一のトルクで締付ける
ことができる。以上述べたように本発明の装置は電動機
の電気的エネルギーが一定であればねじの種類(小ねじ
、タップねじ、木ねじ等)、大きさおよび中間介在物(
ワッシャ、バッキング)の有無にか)わらず所定のトル
クでねじの締付けを行なうことができる。
また、数段階の電圧切換えはねじ締付けのダクトに応じ
て適宜の段数に設定することができ、電動機をロック状
態に保持する時間も可変であるからねじ締付けの時間が
制約されることもない。したがつて最近特に重視されて
いるねじ締付けのトルクの管理を容易に行なうことがで
きるばかりでなく、ねじ締め工程の変更時において電動
機の出力トルク(ロックトルク)を設定するだけで所定
のトルクをうることができるので、締付け機種の変更、
トルク値の変更が容易であるなど、;いくたのすぐれた
効果を有し、各種機器組立の生産性を向上する上に寄与
するところがきわめて大である。
て適宜の段数に設定することができ、電動機をロック状
態に保持する時間も可変であるからねじ締付けの時間が
制約されることもない。したがつて最近特に重視されて
いるねじ締付けのトルクの管理を容易に行なうことがで
きるばかりでなく、ねじ締め工程の変更時において電動
機の出力トルク(ロックトルク)を設定するだけで所定
のトルクをうることができるので、締付け機種の変更、
トルク値の変更が容易であるなど、;いくたのすぐれた
効果を有し、各種機器組立の生産性を向上する上に寄与
するところがきわめて大である。
第1図は本発明の実施例の電気回路図で、第2図はその
多段切換え制御回路図である。 第3図はねじの回転角に対するトルク曲線、第4図およ
び第5図はねじの回転角に対する本発明の多段締め制御
時の模擬トルク線図である。1・・・・・・直流電源、
2・・・・・コンデンサ、3,4,5,6,7,9,1
0,13,17,18,20,25,26・・・・・・
抵抗、8・・・・・PNPトランジスタ、11,12,
14,22,27・・・・・NPNトランジスタ、15
・・・・・・ツェナーダイオード、16・・・トルク設
定器、19・・・・・・直流電動機、21・・・・電圧
比較器、23,29・・・・・ダイオード、24・・・
・スタート信号の入力端子、28,32,35・・・リ
レー、31・・・・・・直流電源、33・・・・・・遅
延リレー、34・・・・・・ステッピングリレー、36
,37,38,39,40・・・・リレー接点、41・
・・セレクトスイッチ、42,50・・・・・・ステッ
ピングリレーのコンタクト、43・・・・・遅延リレー
43の接点、4,4〜49・・・・・・抵抗、51・・
・・・・リレー35の接点、52・・・・・・リレー3
2の接点、53・・・・・・スタート信号の入力スイッ
チ。
多段切換え制御回路図である。 第3図はねじの回転角に対するトルク曲線、第4図およ
び第5図はねじの回転角に対する本発明の多段締め制御
時の模擬トルク線図である。1・・・・・・直流電源、
2・・・・・コンデンサ、3,4,5,6,7,9,1
0,13,17,18,20,25,26・・・・・・
抵抗、8・・・・・PNPトランジスタ、11,12,
14,22,27・・・・・NPNトランジスタ、15
・・・・・・ツェナーダイオード、16・・・トルク設
定器、19・・・・・・直流電動機、21・・・・電圧
比較器、23,29・・・・・ダイオード、24・・・
・スタート信号の入力端子、28,32,35・・・リ
レー、31・・・・・・直流電源、33・・・・・・遅
延リレー、34・・・・・・ステッピングリレー、36
,37,38,39,40・・・・リレー接点、41・
・・セレクトスイッチ、42,50・・・・・・ステッ
ピングリレーのコンタクト、43・・・・・遅延リレー
43の接点、4,4〜49・・・・・・抵抗、51・・
・・・・リレー35の接点、52・・・・・・リレー3
2の接点、53・・・・・・スタート信号の入力スイッ
チ。
Claims (1)
- 1 ねじの締付けトルクをうけるための電動機に電力を
供給する定電圧電源回路と、前記電動機の負荷電流に比
例する電圧と比較基準電圧とを比較する比較器と、前記
比較器が所定の時間連続して出力したとき前記電動機へ
の電源の供給を遮断するスイッチ回路と、前記比較器の
出力に応じて比較基準電圧を所定の回数だけ漸増させる
トルク設定器と、該トルク設定器による比較基準電圧の
漸増回路を制御するカウンターとよりなることを特徴と
する電動ねじ締付け機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290178A JPS6051997B2 (ja) | 1978-11-21 | 1978-11-21 | 電動ねじ締付け機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290178A JPS6051997B2 (ja) | 1978-11-21 | 1978-11-21 | 電動ねじ締付け機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5570580A JPS5570580A (en) | 1980-05-28 |
JPS6051997B2 true JPS6051997B2 (ja) | 1985-11-16 |
Family
ID=15326226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14290178A Expired JPS6051997B2 (ja) | 1978-11-21 | 1978-11-21 | 電動ねじ締付け機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051997B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318140Y2 (ja) * | 1985-01-05 | 1991-04-17 | ||
JPS62136379A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-19 | 株式会社日立製作所 | ねじ締め装置と方法 |
WO2007099628A1 (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-07 | Fujitsu Limited | ねじ締め制御システムおよびねじ締め制御方法 |
-
1978
- 1978-11-21 JP JP14290178A patent/JPS6051997B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5570580A (en) | 1980-05-28 |
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