JPS6051952B2 - 自動溶接方法 - Google Patents

自動溶接方法

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JPS6051952B2
JPS6051952B2 JP7614878A JP7614878A JPS6051952B2 JP S6051952 B2 JPS6051952 B2 JP S6051952B2 JP 7614878 A JP7614878 A JP 7614878A JP 7614878 A JP7614878 A JP 7614878A JP S6051952 B2 JPS6051952 B2 JP S6051952B2
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welding
cam
welding torch
torch
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高義 吉村
義和 宮城
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶接ロボットを使用して、溶接トーチが時々
刻々変る形態の溶接線に対し自動的かつ連続的に溶接を
行うことができ、しかも制御が容易であつて加工精度を
高め得る如き新規な自動溶接方法を提供するものである
曲面状をなすワークの周縁に存する溶接線例えば母管か
ら小径の枝管を岐出して形成したノズル部の溶接線は3
次元的に変位する点が無端に連続してなるものであり、
溶接トーチの軸が一定でなく、位置が変るのに伴つてト
ーチ軸の指向方向は時々刻々変動する。
これは第1図および第2図に示したところから明らかで
あつて、大径の母管2の周面に対して、スカート部4を
有する小径の枝管3を溶接によつて組付ける場合を考え
ると、前記両管2,3の接合部を形成する溶接線5は恰
も鞍形をなして、上方から眺めると円ではなく略惰円状
になり、かつ高い位置と低い位置とでは可成りの上下差
が存している。
この溶接線5は普通、外側に向けて拡がる逆三角形状の
開先部となつていて、トーチ軸を正しく溶接線5に指向
しようとすれば、溶接トーチの軸を連続的に変化させる
必要があり、さらにトーチ自体を3次元的に移動しなけ
ればならなくて、溶接ロボットを用いて自動連続溶接し
ようとすれば記憶容量の大きい制御装置に依存せざるを
得ず、従つて制御系が非常に複雑なものとなり、取扱い
上の面倒なことを相俟つて装置コストが高騰する問題が
あつた。
さらに、この種の溶接は溶接個所の断面形状が外方に向
けて拡がる開先をなしていて、一周の間に溶接を行うこ
とはできず、何周かを径て多層盛溶接することによつて
完全な接合が可能となるものであり、一周毎に溶接トー
チの狙い位置および.トーチ角度を変える必要があるこ
とから、制御装置は、よソー層複雑化することを余儀な
くされていた。
本発明はか)る問題に着目して、上述せるような従来欠
陥を根本的に排除し得る新規な自動溶接.方法を提供し
ようとして成されたものであつて、特に溶接ロボットに
主軸系と補正軸系の2系を具備せしめて、主軸系には旋
回用R軸、横移動用X軸、縦移動用Z軸および揺動用S
軸の4自由度を持たせる一方、補正軸系には溶接トーチ
の軸方向・に移動するための■軸、X−Z両軸を含む面
に平行てかつ■軸と直交する方向に移動するためのH軸
の2自由度を持たせて、溶接ロボットの支柱を3次元的
変位点が無端に連続して形成された溶接線を有するワー
クの中央部分において略々直交した状態にて立設固定し
た後、この溶接線に対する溶接トーチの位置を前記支柱
に設けたX.Z.S各軸用のカム板の機械的情報の形で
主軸系の各軸に教示し、次いで溶接線倣いセンサを溶接
トーチの先端部に取着し溶接線に一周トレースさせる間
に、前記補正軸系の■.H両軸に倣い教示させて、該倣
い教示の終了後クローズドループ制御方式によつて自動
溶接を行うことを特徴とする。
ノ 以下、本発明の態様を添付図面によつて詳細に説明
する。
本発明方法の実施の対象となる被溶接体は、第1図およ
び第2図に例示されるように、大径母管2と小径枝管3
,3との組付けになる圧力容器1;であつて、大径母管
2に穿設した孔と小径枝管3のスカート部4周縁とを突
合わせて、この部分即ち溶接線5をMIG(Ar+CO
2)溶接によつて多層盛り溶接して一体化されるもので
ある。
溶接線5は第3図に拡大断面示するように開先”を成し
ており、そして形態としては鞍形状をなして大径母管2
の頂面部が最高位置に、これと直交する方向の周面部が
最低位置になり、さらに水平面に対して溶接線5を投影
した場合の2次元的形状は対向する前記最高位置を結ん
だ線を長径、対向する前記最低位置を結んだ線を短形と
する略々惰円状となつて、3次元的変位点が無端に連続
する曲線を形成している。
しかして本発明方法の実施に係る溶接ロボット6は第4
図に全体構造を略示しているが、支柱7と、水平アーム
8(X軸)および垂直アーム9(Z軸)からなるアーム
と、垂直アーム9端に係着したブラケット10と、該ブ
ラケット10に支持された溶接トーチ11により構成さ
れるロボット本体、溶接機12、制御盤13、テイーチ
ングコンソール1牡溶接線倣いセンサ15を各要素とな
している。
前記ロボット本体は支柱7の基部にスクロールチャック
の如き掴持機構16を備えていて、該機構16によつて
ワークとしての小径ノズル管3に固定させ、図示のよう
に小径ノズル管3の上端フランジに固定することにより
、支柱7の軸が溶接線5に対して、その中心部原点位置
で、前記ワークに略々直交した状態で立設固定される。
このロボット本体は具体的構造を第5図および第6図に
示しているが、旋回体17を支柱7の上部に回動可能に
嵌合して有しており、該旋回体17を支柱7の周りに旋
回動するR軸に形成している。上記旋回体17は図示し
ないが支柱7に固定した減速モータに連絡されて、設定
した回転速度(角度)て旋回動される。
水平アーム8は旋回体17に対して水平方向の摺動可能
でかつアーム軸の周りへの回転が規制されて横設されて
いて、X軸に形成している。
この水平アーム8の先端部には垂下する筒体18を有し
ていて、該筒体18の中空部に垂直アーム9を上下方向
の摺動可能で、かつ該垂直アーム9の軸周への回転が規
制されて貫挿していて、z軸に形成されている。前記垂
直アーム9の先端部を形成する下部には、前記ブラケッ
ト10が揺動可能に係着されているが、このブラケット
10の揺動運動はX−Z両軸を含む垂直面に平行な面で
行われるものであつて、この揺動軸をS軸に形成してい
る。
しかして、水平アーム8即ちx軸と、垂直アーム9即ち
Z軸の直線運動と、ブラケット10即ちS軸の揺動運動
とは、後述する如く、カム板26,27,28と、カム
係合子29,30,31と、各機械伝導要素との組合わ
せによつて機械的に行われるが、この3軸と旋回(R)
軸との4軸がロボット本体の主軸系を構成して、溶接ト
ーチ11に対して4自由度を与え、該トーチ11を支柱
7の周りで多次元的に移動させることが可能である。
図示の溶接ロボットは上記主軸系に加えて補正軸系を別
途有しているが、この補正軸系の構造を次に第6図によ
つて説明すると、該補正軸系は前記ブラケット10の部
分に備わつていて、主軸系とは無関係に溶接トーチ11
のみを単独に運動させ得るよう構成している。
しかして上記補正軸系は、溶接トーチ11の軸方向に直
線運動を行わせる■軸と、X−Z両軸を含む面即ちブラ
ケット10を揺動させる面に平行て、かつ前記■軸と直
交する方向に直線運動を行わせるH軸の2自由度を備え
ており、その具体的構造の11例は第6図々示の如く、
ブラケット10の横コ字状本体19における懐部内で溶
接トーチ11の軸と直交する左右方向への移動可能に設
げたコア20と、該コア20に対しトーチ軸方向の上下
への移動可能に設けたトーチ支持体21とを要部として
いて、コア20は、これに掛止したコントロールワイヤ
22を圧縮ばね23の圧縮力に抗して引張することによ
つて右移動を、緩めることによつて左移動を行わせるこ
とが可能となり、一方、トーチ支持体21はこれに掛止
したコントロールワイヤ24を引張ばね25の引張力に
抗して引張することによつて上移動を、緩めることによ
つて下移動を行わせることが可能てあり、そして、両コ
ントロールワイヤ22,24の引張変位はロボット本体
の旋回体17側に設けた回転形あるいは直動形のモータ
を制御指令に対応して作動することにより所定変位置に
制御することがてきる。
主軸系および補正軸系の概要的な構造は上述の通りであ
るが、主軸系の駆動機構について以下説明する。
先ずX軸の駆動機構については、支柱7に直交させて固
設したカム板26と、該カム板26に係合させたカム係
合子29とを要素としていて、カム板26は平板の下面
周縁に突設した輪状凸部26″がX軸の変位を決定する
ための部分となつており、一方、カム係合子29は前記
凸部26″を左右両側から挾持するコロ29a,29b
を有していて、両コロ29a,29bを前記筒体18か
ら横に張り出したアームに軸支させている。
X軸駆動機構は、か)る構造と成したことによつて、前
記輪状凸部26″の支柱7中心に対する離隔距離が、そ
のま)水平アーム8の伸縮方向の変位に変換されること
は明らかであり、従つて前記溶接線5を支柱7の軸線に
直交する平面上に投影したときに得られる輪形に対して
輪状凸部26″の輪形を合致させればよいことが容易に
理解5されるであろう。次にZ軸の駆動機構は、支柱7
に直交させて例えばX軸用カム板26に背面合わせで合
体した配置となして支柱7に固設したカム板27と、該
カム板27の上面周縁に突設した輪状凸部27″に″O
係合させたカム係合子30と、該カム係合子30と垂直
アーム9との間に形成した直線運動方向転換機構とを要
素となしている。
カム係合子30は前記カム係合子29と同要領で前記凸
部27″を左右両側から挾持するコロ30a,30bを
有していて、旋回体17から水平アーム8と平行させて
横設された案内棒32に対し摺動可能となしたL字状ア
ーム33に前記30a,300bを軸支させている。
一方、前記直線運動方向転換機構は、L字状アーム33
の水平部分に刻設したラック34と、垂直アーム9の中
間部周面に刻設したラック35と、ラック34と噛合関
係に存する小ギヤ36、ラック35と噛合関係に存する
大ギヤ37を前記筒体17に設けた水平軸に同軸結合し
てなる回転増幅部材とから構成されていて、ラック34
の水平方向の移動量は小ギヤ36、大ギヤ37を介して
回転運動に増幅変換された後、ラック35に対し垂直方
向の直線運動に転換されるようになつている。
Z軸駆動機構は、上述する如き構造となしたことにより
、前記輪状凸部27″の水平方向の変位が垂直アーム9
に対して上下方向の移動量として転換されることとなる
こ)で重要なことは、z軸の移動量がX軸の移動量とは
無関係な独立した動きをとる必要がある点である。
前述せる直線運動方向転換機構は、筒体18を基準とし
てラック34の水平方向偏位置がZ軸に増幅して伝達さ
れる動きをとるものであることは明らかであり、従つて
輪状凸部27″が輪状凸部26″を基準として支柱7の
中心方向に偏移する量に比例してZ軸は上下方向に移動
するようになるのである。
そこで、溶接線5の各点のうちで位置的に一番.高い位
置を基準として、該位置において、前記両カム板26,
27の凸部26″,27″を、水平方向の偏差が存しな
いようにさせておき、溶接線5が下るにつれて前記凸部
2丁を支柱7の中心側に接近するよう両凸部26″,2
7″間に水平方向.偏差を持たせるようにすれば、溶接
トーチ11が溶接線5との離隔距離を一定値に保持した
状態で上下に運動するものであることは容易に理解され
るであろう。
さらにS軸の駆動機構について説明すれば、支・柱7に
直交させて固設したカム板28と、該カム板28に係合
させたカム係合子31、該カム係合子31とブラケット
10の軸38との間に形成した直線一回転変換機構とを
要素となしている。
カム板28は平板の上面周縁に突設した輪状凸部2『が
S軸の変位を決定するための部分となつており、一方、
カム係合子31は前記凸部28″を左右両側から挾持す
るコロ31a,31bを有していて、両コロ31a,3
1bを、前記案内棒32に対し摺動可能となした垂下ア
ーム39に軸支させている。一方、直線一回転交換機構
は軸38に嵌着したプーリ40と、該プー1J40に係
架したコントロノールワイヤ41とからなり、該コント
ロールワイヤ41は、その可撓外筒を支柱7から突設し
た支持部材42に固着すると共に、可撓外筒内に貫挿し
た線心の両端を前記垂下アーム39に固着させている。
か)る構造となしたS軸駆動機構は、前記輪状凸部2『
の支柱7中心に対する離隔距離の変位差量が、コントロ
ールワイヤ41、プーリ40を介して軸28に回転運動
量として伝達されることは明らかであり、従つて前記溶
接線5に溶接トーチ11を指向させる場合における各位
置でのS軸の角度に対応して、前記輪状凸部2『の水平
方向量を予め設定しておけば溶接トーチ11は所定の位
置で適正な方向に自動的に指向することが容易に理解さ
れるであろう。
前記ロボット本体における機械的要素の構造は以上、説
明した通りであるが、次に制御盤13の基本構造につい
て述べれば、8ビットマイクロプロセッサ、RAM,.
ROMおよびコアメモリで構成されるマイクロコントロ
ーラと、各種溶接条件を指示するピンボード・マトリッ
クスと、各種インターフェースと、R軸および前記H・
■両軸に専用のサーボモータ駆動回路とを公知の接続系
統と成して具備せしめている。
そしてワーク形状による溶接線5の基本的形態の教示は
、前述する如く各カム板26,27,28におけるトー
チ位置情報としての輪状凸部26″,27″,2『の形
状を予め解析により求めて適正な形に設定することによ
り、X.Z.S軸に対して機械的に教示させるとともに
R軸の位置は前記コアメモリーに記憶させ、一方、同種
のワークにおける個々の溶接線5の変化は倣いセンサ1
5a,15bによるトレースで補正軸系(V.H2軸)
の位置をRAMに記憶させる。
記憶されたV.H両軸に対応する位置指令は、サーポイ
ンタフェイスを介し、アナログ指令でサーボモータ駆動
回路のサーボアンプに入力する。
この入力によつて、両軸位置指令はサーボアンプで検出
器からのフィードバック信号と比較されて各モータに駆
動指令を与え、入力指令とフィードバック信号の一致で
モータは停止し、指令値通りにH軸、V軸を作動するこ
とができる。なお、ピンボードマトリックスは分割され
た溶接円周信号で溶接直流、溶接速度等を指令するよう
形成している。
以上の構成になる溶接装置を用いて、自動溶接を行う方
法を次に説明する。
先ず前記ロボット本体を前記掴持機構16によつて小径
ノズル管3の上端フランジに固定することにより、支柱
7の軸を溶接線5の略々中点位置に合わせて固定する。
上記支柱7に横設した各カム板26,27,28には前
述せる如く予め定められた軌跡を有する輪状凸部26″
,27″,2『が形成されているが、主軸系の全軸中X
.Z.S各軸毎に対応して溶接線5の3次元的変位を解
析することにより、X軸およびS軸に対応するカム板2
6,28には、溶接トーチ11の対応各軸変位置を支柱
7の中心からの距離の差に換算した変位置て位置情報を
設定し、一方、Z軸に対応するカム板27には、溶接ト
ーチ11のZ軸変位置をX軸用のカム板26の変位置か
ら支柱7の中心方向に偏移する偏差量として位置情報を
設定することにより行われる。このようなりム板26,
27,28の固設手段によつてX.Z.S3軸に対し溶
接トーチ11の位置の教示が成され、一方、主軸系のR
軸については適宜の手法により位置情報の教示を行う。
主軸系の教示が終了すると、前記倣いセンサ15を溶接
トーチ11の先端に取付けた後、緩速下でR軸を旋回さ
せながら、対象の溶接線5に沿つて倣いセンサ15を一
周トレースさせて、このときの倣いセンサ15の位置修
正情報でV.H軸を駆動させV.H軸の位置情報をRA
Mに記憶させて倣い教示が終る。なお、この倣い教示の
間は■軸・H軸は倣いセンサ15の指令によつて動く。
一方、電圧、電流、速度等の溶接条件の指示は、溶接線
5周りを分割して、ピンボードマトリックス上のピンで
指令する。
以上のカム板による機械的教示および倣い教示が終了す
ると、次いで教示した指令値に基づき、主軸系のR軸と
補正軸系各軸とを作動させクローズドループ制御方式に
より自動連続溶接を開始し、1バス毎に予め指令した指
令通りに溶接トーチ11の狙い位置を変え順次自動溶接
を行つて、数バスで溶接を終了する。
かくして、溶接線5の開先に対して所定の多層肉盛り溶
接を行わせることができる。
本発明は以上説明したことから明らかなように、曲面状
をなすワークの周縁に存し、3次元的変位点が無端に連
続して延在する溶接線5を支柱7から延びるアームの先
端に溶接トーチ11が枢着されてなる溶接ロボット6に
より自動溶接するに際して、R軸、X軸、Z軸およびS
軸の4自由度からなる主軸系と■軸・H軸の2自由度か
らなる補正軸系とを前記溶接ロボット6に具備させて、
支柱7を前記ワークに対しその中央部において略々直交
させて立設固定する一方、トーチにおけるX軸Z軸およ
びS軸の位置は支柱7に固設したカム板26,27,2
8によつて教示させて、カム板26,27,28に夫々
係合するカム係合子29,30,31の動きをそのま)
機械的に対応各軸に伝えるようにしたから、溶接ロボッ
ト6はR軸のみを旋回動すれば、主軸系の4自由度を設
定値通りに動かすことができて正確なトーチ位置決めを
行い得るので、制御系の構造は頗る簡素化される。
さらにワーク毎の溶接線5における若干の位置変動は主
軸系とは無関係に、■・出釉の補正軸系によつて溶接ト
ーチ11のみの位置修正を行わせているので、操作は極
めて簡単であり、かつ制御系も単純化されるにもか)わ
らず、3次元的に変化する溶接線5に対して溶接トーチ
11を正確5に位置決めすることができる。
さらに多層盛り溶接の場合には、2層目以降の溶接狙い
位置を■・H軸のみの制御によつて行うことができるの
で、制御装置における記憶容量は非常に小さくて良い利
点もある。
O 以上のように本発明方法によれば6軸を有する溶接
ロボットであるにもか)わらずR.V.H?をクローズ
ドループ制御方式により自動制御すればよいので構造が
簡単となり、かつ取扱い操作も至便である上に、応答精
度の高い溶接ロボットを提供し得るすぐれた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施の対象であるワークの正面図
、第2図は同右側面図、第3図は前記ワークにおける溶
接線部の拡大断面図、第4図は本発明の実施に係る自動
溶接ロボットの概要図、第5図は第4図におけるロボッ
ト本体の骨格構造図、第6図は第4図の溶接トーチ部の
斜視図である。 5・・・・・・溶接線、6・・・・・・溶接ロボット、
7・・・・・・支柱、9・・・・・・アーム、11・・
・・・・溶接トーチ、26・・・・・X軸用カム板、2
7・・・・・・Z軸用カム板、28・・・・・S軸用カ
ム板、29・・・・・・X軸用カム係合子、30・・・
・・・Z軸用カム係合子、31・・・・・・S軸用カム
係合子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 曲面状をなすワークの周縁に存し、3次元的変位点
    が無端に連続して延在する溶接線5を、支柱7から延び
    るアーム9の先端に溶接トーチ11が枢着されてなる溶
    接ロボット6により自動溶接するに際して、支柱7の周
    りに旋回するR軸、支柱7に直交する方向に直線運動す
    るX軸、支柱7に平行な方向に直線運動するZ軸ならび
    に前記X・Z両軸を含む面に平行な平面で揺動運動する
    S軸の4自由度をアーム9側から溶接トーチ11に与え
    る主軸系と、溶接トーチ11の軸方向に直線運動するV
    軸、X・Z両軸を含む面に平行でかつV軸と直交する方
    向に直線運動するH軸の2自由度を溶接トーチ11に対
    し単独に与える補正軸系とを前記溶接ロボット6に具備
    させて、前記支柱7を前記ワークに対しその中央部にお
    いて略々直交させ立設固定する一方、前記溶接線5の3
    次元的変位を主軸系の各軸のうちのX.Z.S各軸毎に
    分析して、その結果値を機械的変位量としてX.Z.S
    軸個別に平板上に夫々形成してなる3枚のカム板26、
    27、28をワークに対し同軸的関係となして前記支柱
    7に直交させて夫々固設するとともに、前記各カム板2
    6、27、28に夫々係合された1次元的に変位する各
    カム係合子29、30、31を前記R軸に関連して設け
    て、各カム係合子29、30、31の動きを機械伝導要
    素を夫々介して対応各軸に伝達させることにより、溶接
    線5に対する溶接トーチ11の位置を主軸系のX.Z.
    S各軸については、その動作軌跡を前記各カム板26、
    27、28で教示し、次いで溶接線倣いセンサを溶接ト
    ーチ11の先端部に取り付けて、溶接線5に沿い一周ト
    レースさせる間に、溶接トーチ11の位置を補正軸系の
    V、H両軸に倣い教示させ、該倣い教示の終了後、クロ
    ーズドループ制御方式により自動溶接を行うことを特徴
    とする自動溶接方法。 2 X軸およびS軸に対するカム板26、28には、溶
    接トーチ11の各軸変位量を支柱7の中心からの距離の
    差に換算した変位量で備えたカム板を夫々用い、Z軸に
    対応するカム板27には、溶接トーチ11のZ軸変位量
    をX軸用のカム板26の変位量から支柱7の中心方向に
    偏移する偏差量として備えたカム板を用いる一方、Z軸
    およびS軸に対応するカム板27、28に夫々係合する
    カム係合子30、31は前記X軸に夫々摺動可能に取付
    けると共に、それ等の動きを直線運動方向転換機構およ
    び直線−回転変換機構からなる各機械伝導要素を介して
    対応各軸に伝達し、さらにX軸に対応するカム板26に
    係合するカム係合子29はX軸に対して一体的に取付け
    ている特許請求の範囲第1項記載の自動溶接方法。
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