JPS6051773A - 粒状摩擦調整材 - Google Patents

粒状摩擦調整材

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JPS6051773A
JPS6051773A JP15853083A JP15853083A JPS6051773A JP S6051773 A JPS6051773 A JP S6051773A JP 15853083 A JP15853083 A JP 15853083A JP 15853083 A JP15853083 A JP 15853083A JP S6051773 A JPS6051773 A JP S6051773A
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JP
Japan
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friction
powder
mohs hardness
weight
inorganic
Prior art date
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Pending
Application number
JP15853083A
Other languages
English (en)
Inventor
Toichi Sakata
坂田 淘一
Yuji Kobayashi
雄二 小林
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6051773A publication Critical patent/JPS6051773A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は厚擦材に用いられる粒状摩擦調整材の改良に関
するものである。
近年、自動車の性能を向上するためにエンジンの高性能
化及び高出力化が進んでいる。これにともない制動用摩
擦材及び伝達用摩擦材の性能向上が強く望まれている。
摩擦材は一般に石綿、ガラス繊維、金属ファイバーのご
ときm維状物質にメラミン樹脂、フェノール樹脂、ゴム
等の結合剤。
樹脂硬化物、無機物の粉末などの摩擦調整料を添加し混
合したものを加熱硬化させて製造される。
この様にして得られた摩擦材Id′機械特性はもとより
次の様な摩擦特性を具備しなければならない。
(1) 摩擦係数が用途に応じて適当な値を持ち。
温度変化に対して安定であること (2)摩耗が少ないこと (3)摩擦相手材への攻撃のないこと (4)摩擦時に異音や異常撮動を発生しないことこれら
の特性は主として摩擦U”k構成する材料の種類と量に
よって決定されるものである。特に摩擦調整材の種類や
量が摩擦性能に大きな影響を与えるものである。
摩擦材は、繊維状物質と結合剤のみでは良好な摩擦特性
は得られない場合が多い。そこで樹脂硬化物、無機物の
粉末及び金鵜粉又は金属線を用いて摩擦特性の改良が行
われている。カシュー殻油系の樹脂硬化物をはじめ、と
する樹脂硬化物では高温域でフェード又はシャダーの原
因となるタール状の熱分解生成物が多いので安定した摩
擦係数が得られない。これら樹脂硬化物の欠点をなくす
ため、無機物の粉末を併用し、その添加量は、得ようと
する摩擦性能により異なるが、いずれにしても加える量
を多くしないとその効果は現われにくい。また加える無
機物粉末によっては、結合剤のもつ硬化性を著しく阻害
させることもある。これにより摩擦材全体の特性を劣悪
にする場合すらある。無機物を粉末で添加すると摩擦材
中での無機物の粉末の保持性が悪くなり摩擦時の熱や物
理的衝撃によって、はく離やめり込みが生じ、その特性
を十分に発揮できない。特に高温での使用条件下では、
その傾向が著しい。又振動特性を良くシ。
比重を下げるために空隙率を大きくするとその傾向はδ
らに大きくなる。この様に無機物の粉末を前処理なしで
粉末のまま添加すると添加効果を十分に発揮芒せること
か困難である。そこで無機物の粉末の添加効果を有効に
発揮させるために添加方法について種々検討を重ねた結
果1本発明を完成するに至った。
本発明は摩擦係数、摩耗率の向上に有効であり。
かつ温度依存性の少ない摩擦特性及び振動特性の良好な
摩擦材を提供する粒状摩擦調整材自体ることを目的とす
るものである。
本発明はモース硬度7以上の無機物の粉末及びモース硬
度4以下の無機物の粉末を少なくとも1種ずつ組合わせ
た無機物の混合粉末と結合剤とを混合、固化せしめた後
粉砕した粒状摩擦調整材であって、該粒状摩擦調整材に
対して無機物の混合粉末を5〜90重量%含有してなる
粒状摩擦調整材に関する。
本発明において、結合剤としては天然ゴム。
NB几、SBR等の構成ゴム、メラミン樹脂、フェノー
ル変性メラミン樹脂等の1種又は2ai以上が用いられ
る。
本発明で用いる無機物の粉末はモース硬度が7以上の無
機物の粉末及びモース硬度が4以下の2種類とされ、そ
れらは同種のものを複数用いてもよいが、いずれか一方
だけでは本発明の目的を達成することはできず、また一
方の無機物の粉末のモース硬度が7以上で他方の無機物
の粉末のモース硬度が4を越えたものを使用すると耐摩
耗性に劣り、摩擦係数が安定しない。逆に一方の無機物
の粉末のモース硬度が4以下で他方の無機物の粉末のモ
ース硬度が7未満のものを使用すると摩擦係数を向上さ
せる効果が乏しい。モース硬度が7以主の無機物の粉末
及びモース硬度が4以下の無機物の粉末の比率はモース
硬度7以上の無機物の粉末が無機物の混合粉末に対して
10〜65重量%含有することが好ましい。本発明にお
いてモース硬度7以上の無機物の粉末としてはん603
(モース硬度9 ) 、 5IC(モース硬度9.5 
) 、 Zr(モース硬度7.5)等が用いられ、モー
ス硬度4以下の無機物の粉末としてはタルク(モース硬
度1)。
Sb2Sg(モース硬度2 ) 、 MgC0a(モー
ス硬度3、5〜4 ) 、 CaC0a(モース硬度3
〜4)等が用いられる。なお本発明では一方の無機物の
粉末のモース硬度は7以上とされるが、モース硬度8以
上の無機物の粉末を用いれば初期の摩擦係数を向上させ
るのでさらに好ましい。無機物の混合粉末(モース硬度
7以上の無機物の粉末及びモース硬度4以下の無機物の
粉末)は得られる粒状摩擦調整材に対して5〜90重f
fi%含有させることが必要であり、5M量チ未満であ
ると無機物の粉末の添加効果が現われず、また90重量
%を越えると粒状摩擦調整材自体の結合力が小さくなり
、もろくなって耐摩耗性が低下する。なお無機物の混合
粉末は上記の範囲と8れるが、20〜90重量%の範囲
であれば好ましく、30〜70Mj!t3の範囲であれ
ばさらに好ましい。
結合剤に使用ちれるゴムの加硫状態は高度に加硫したゴ
ムがよく加硫したゴムの硬度かパーコール硬度で40以
上のものを用いることが好ましく。
50以上であればよシ好ましい。ゴムの加硫が低いと低
温での摩擦係数は改善できるが、高温時にゴムが軟化し
てフェードが発生し摩擦特性が著しく低下して耐摩耗性
も悪くなる。高度に加硫したゴムは摩擦、摩耗共に良好
な値を得ることができる。加硫方法は、一般的な方法で
特に制限はない。
例えは、イオウ、亜鉛華、加硫促進剤の様なものを用い
て加硫する。粒状摩擦調整材の粒度は、60〜200メ
ツ/ユの範囲のものを用いることが好ましい。粒状摩擦
調整材の象加量は、摩擦材を構成する材料の種類や用途
にもよるが、クラッチフェーシング等の伝達用の用途に
は摩擦材に対して1〜30重量%添加することが好まし
く、2〜15重量%添加すれば8らに好ましい。またブ
レーキ等の制動用としては粒状硬化物内の無機粉の混合
比を変える必要もあるが、添加量としては摩擦材に対し
て5〜30重量%添加することが好ましく5〜20重量
%添加すればさらに好ましい。
以下9本発明を実施例及び比較例により説明する。
実施例l Al2O5粉末14重量%、 MgCO5粉末32重量
%。
フェノール変性メラミン樹脂(日立化成工業製。
商品名PR−4060)40重量%、NBRラテックス
(日本ゼオン!り10ffi量俤(固形分)及び加硫剤
(イオウ、ZnO及び加硫促進剤の混合物)4重量%を
加えて均一に混合し、ついで100℃で加熱攪拌しなが
ら濃縮し、180℃で4時間硬化させた後、粉砕し45
〜250メツシユの粒状摩擦調整材囚を得た。このとき
の加硫ゴム硬度はパーコール硬度で80であった。
次にガラスヤーン〔チョツプドガラス(富士ファイバー
グラス製9曲品名FES−06−1223B)40重量
%、スフ(富士紡績製、商品名シュンロン)35重量%
、直径0.15mmのしんちゅう線(西田細a製)io
重量%及び上記で得た粒状摩擦調整材囚15重麓チ〕に
フェノール変性メラミン樹脂(日立化成工業製、商品名
PR−4060)の水及びメタノール溶tLを固形分で
30重′jltチ含浸させた。ついで乾燥させ、これを
円環状のタブレットに成形し、加熱(160℃)、加圧
(50kgf 7cm” ) (、て金型中で30分間
硬化させた。その後表面を研磨してクラッチフェーシン
グ(l+i?8た。
実施例2 AJz03粉末14重量%、 5bzSs粉末32重量
%。
フェノール変性メラミン樹脂(日立化成工業製。
商品名PR−4060)40重址チ、NB几ラテックス
(日本ゼオ/製)10重量%(固形分)及び加硫剤(イ
オウ、 ZnO及び加硫促進剤の混合物)4重量%を加
えて均一に混合し、以下実施例1と同様の工程を経て粒
状摩擦調整材(Blを得た。
次にガラスヤーン(粒状摩擦調整材以外の材料は全て実
施例1と同じものを使用)〔チョツプドガラス40重量
係、スフ35重量%、しんちゅう線10重量%及び上記
で得た粒状摩擦調整材(B115重量%〕に上記と同じ
フェノール変性メラミン樹脂の水及びメタノール溶液を
固形分で30重量%含没させた。以F実施例1と同様の
工程を経てクラッチフェーシング(2)を得た。
比較例1 ガラスヤーン(MgCOa粉末以外の材料は全て実施例
1と同じものを使用)〔チョツプドガラス40重址チ1
.スフ35重歓チ、しんちゅう線10重量%+ A7z
03粉末4.5重量%及びMgCO5粉末1O15重量
%〕に実施例1と同じフェノール変性メラミン樹脂の水
及びメタノール溶液を固形分で30重量%含浸芒せた。
ついで乾燥させ、これを円環状のタブレットに成歳し、
加熱(160℃)、加圧(50〜f/cm’)l、て金
型中で30分間硬化させた。その後表面を研磨してクラ
ッチフェーシング(3)を得た。
比較例2 ガラスヤーン(Sb*Sx粉末以外の材料は全て実施例
1と同じものを使用)〔チョツプドガラス40重量%、
スフ35重量%、しんちゅう線10重量%、 kllo
z粉末4.5重量%及びSb25g粉末10.5重量%
)に実施例1と同じフェノール変性メラミン樹脂の水及
びメタノール溶液を固形分で30重量%含浸させた。つ
いで乾燥壊せ、これを円環状のタブレットに成形し加熱
(160℃)。
加圧(5ox9r/cmリ して金型中で30分硬化さ
せた。その後人面を研磨してクラッチフェーシング(4
)を得た。
比較例3 ガラスヤーン(材料は全て実施例1と同じものを使用)
〔チョツプドガラス40重量多、スフ35重破チ、しん
ちゅう線lO重址チ及びk1203粉末15重量%〕に
実施例1と同じフェノール変性メラミン樹脂の水及びメ
タノール溶液を固形分で3ON量チ含浸はせた。以下比
較例1と同様の工程を経てクラッチフェーシング(5)
を得た。
比較例4 ガラスヤーン(MgCO5粉末以外の材料は全て実施例
1と同じものを使用)〔チョツプドガラス40重量%、
スフ35重量%、しんちゅう線10重量%及びMgCO
3粉末15重量%)に実施例1と同じフェノール変性メ
ラミン樹脂の水及びメタノール溶液を固形分で30重盪
チ含浸芒せた。以下比較例1と同様の工程を経てクラッ
チフェーシング(6)を得た。
次に各実施例及び比較例で得たクラッチフェーシングを
1日本工業規格JIS D 4311に規°定する条件
で摩擦係数と摩耗率とを測定した。その結果をμ、W特
性図として第1図に示す。
第1図に示す如く、摩擦係数及び摩耗率において比較例
と各実施例とに明らかに差があることが確認された。ま
た実施例のものについては異常振動の発生はみしれなか
った。
本発明をクラッチフェーシングに適用した場合について
説明したが、ディスクブレーキパッド。
ブレーキライニング等の摩擦材についても同様の効果が
得られる。
本発明は、モース硬度7以上の無機物の粉末及びモース
硬度4以下の無機物の粉末を少なくとも1種ずつ組合わ
せた無機物の混合粉末と結合剤とを混合、固化せしめた
後粉砕したものであって。
摩擦調整材に対して無機物の混合粉末を5〜90重量%
含有せしめるので、摩擦係数、摩耗率の向上に有効であ
り、かつ温度依存性の少ない摩擦特性及び振動特性の良
好な摩擦材を提供する粒状摩擦調整羽全得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は摩擦係数と摩耗率との関係を示すグラフである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 モース硬度7以上の無機物の粉末及びモース硬度
    4以下の無機物の粉末を少なくとも1ffiずつ組合わ
    せた無機物の混合粉末と結合剤とを混合。 固化せしめた後粉砕した粒状摩擦調整材であって。 該粒状摩擦調整材に対して無機物の混合粉末を5〜90
    重量%含有してなる粒状摩擦調整材。 2 モース硬度7以上の無機物の粉末の含有量が無機物
    の混合粉末に対して10〜65重量%の範囲である特許
    請求の範囲第1項記載の粒状摩擦調整材。 3、結合剤が天然ゴム及び合成ゴムである特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の粒状摩擦調整材。 4、結合剤が加硫状態でパーコール硬度で40以上の硬
    度のゴムである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    粒状摩擦調整材。 5、粒度が60〜200メツシユである特許請求の範囲
    第1項、第2項、第3項又は第4項記載の粒状摩擦調整
    材。
JP15853083A 1983-08-30 1983-08-30 粒状摩擦調整材 Pending JPS6051773A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0659152U (ja) * 1993-01-28 1994-08-16 池田物産株式会社 車両用シートのシートバック

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0659152U (ja) * 1993-01-28 1994-08-16 池田物産株式会社 車両用シートのシートバック

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