JPS6051752B2 - 点字認識装置 - Google Patents

点字認識装置

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JPS6051752B2
JPS6051752B2 JP54093223A JP9322379A JPS6051752B2 JP S6051752 B2 JPS6051752 B2 JP S6051752B2 JP 54093223 A JP54093223 A JP 54093223A JP 9322379 A JP9322379 A JP 9322379A JP S6051752 B2 JPS6051752 B2 JP S6051752B2
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勝行 二矢田
秀司 森井
省二 平岡
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Description

【発明の詳細な説明】 点字は盲人にとつて必要欠くべからざる情報伝達手段
であるが、凹凸パターンで書かれているという特殊性に
よつて、今まで計算機を使用した情一報処理技術の対象
となつていなかつた。
この発明は点字紙を高速度で読取つて、それを認識し
、点字コードに変換する方法に関するものであり、点字
情報を概存の情報処理機械に対して入力する方法を提供
するものである。
点字の性質を利用して能率よく高速度で処理する方法
および認識の誤りを犯さない方法を用いることが技術的
なポイントである。
以下読取認識方法について述べる。
盲人用の点字は点字板や点字タイプライターなどの点
字作成具を使用して、白紙上に打点することによつて作
られる。
点の直径は12−〜1.6TnIIlぐらい、高さ0.
2Tn1n〜0.777z77!程度であるが、打点時
の力の強さによつて、もつと大きい場合や小さい場合も
ある。点字は1文字(点字用語でマスとよぶ)が第1図
に示すように1〜6の6つのポジションで表わされ、各
ポジションに凸点があるかないかによつて6ビットのコ
ードとなつている。マス内の隣り合う2つのポジション
間の距離を横点間、上下のポジション間の距離を縦点間
、左右のマスとの距離をマス間そして上下のマスとの距
離を行間という。B5版の標準点字紙1行に26〜32
マス、そして1頁に16〜2桁の情報を入れることがで
きる。 点字を認識するということは、点字紙を計算機
などに読取り、読取つた情報を処理してそれらをマスに
分離し、点字コードに変換することである。
点字コードとは、6つのポジションで点があるところを
゜゜1゛、ないところを“゜0″として数値化したもの
である。先ず点字を読むためには点を検出することが必
要であるが、これには第2図aに示すような光学的な検
出方法を使用している。
すなわち、点字紙1に斜めから光2を照射し、凸点3に
よつて生ずる影4を光電変換素子5によつて検出する方
法である。光電変換素子5の出力は影の部分を読んだ時
はレベルが他の部分より低くなり、点影が検出できる。
第2図では点を凸側から読む方法が示してあるが、第2
図bに示す方法て凹側3″から検出しても全く同様な結
果が得られる。光学的検出方法は読取速度を速くできる
特徴がある。本発明は以上のような光学的検出方法を利
用するもので、以下本発明の一実施例について説明する
まず、検出した点をコードとして認識する方法について
、第3図に示す本発明の一実施例における光学認識装置
により説明する。第3図において、第2図で説明したよ
うな点字読取機20で検出された点字波形は波形整形回
路6によつて増幅された後適当なレベルでクリップされ
ディジタル信号に変換される。この信号は凸部9により
生じる影4が検出された時のみ論理゛゜1゛となり、通
常は論理460″である。7はデータバッファであり、
e走査分(e=7)のディジタル信号をサンプリングし
て記憶し、各走査の情報をクロックによつてマトリック
ス回路8へ送出する。
マトリックス回路8は時系列で入つて来る情報を二次元
情報に変換し、それによつて点影の中心点を求める。(
すなわち点影を1点に絞る)回路である。10はライン
バッファと呼んでいるものであり、3本のデータバッフ
ァによつて構成されている。
11は点字の一番上のライン(各マスの1と4でできる
横方向の点列)、12は中間のライン(各マスの2と5
の点列)そして13は下のライン(各マスの3と6の点
列)を整列しながら蓄積する。
スイッチ回路9はマトリックス回路8から出力された点
影の中心点をバッファ11〜13のどのバッファへ入力
するかを切り換える役割をする。切換指令はマイクロコ
ンピュータ15で行なう。整列回路14は点列を縦方向
に整列する(すなわち1、2、3の点列または4、5、
6の点列を縦方向に揃える)回路である。整列回路14
の出力は横方向にも縦方向にも揃つているので、それを
マイクロコンピュータ15に入力すれば比較的容易にマ
ス分けを行なうことができる。第4図は認識の手順を図
示したものである。
図では4マス分のデータ(テンジと書いてある)を例と
している。光学的に検出された点影は同図Aのように形
も不規則であるし点に広がりがある。これをマトリック
ス回路8て絞ると図Bのように中心点のみ検出され、点
の広がりはなくなるが、縦横ともに点列が揃つていない
。これを先ず、ラインバッファ10によつて横方向に揃
え(図C)、さらに整列回路14によつて縦方向に揃え
ると図Dのように整列される。このように整列されたデ
ータを縦一列ずつマイクロコンピュータ15に読取つて
、ソフトウェアによつてマス分離し、コードとして認識
する。(第4図Dの破線)以下、主要部分について更に
詳しく説明する。先ず、点字を認識するために必要な読
取精度(解像度)について述べる。点字をマス分離する
ためにはマス間とマス内の横点間の区別およびマス内の
縦点間と行間の区別ができなければならない。(第1図
参照)そして更にある程度小さな点影が検出できる精度
を要する。マス間、横点間、縦点間および行間の距離は
、点字を作成する器具によつて異なり、これらを総合す
ると横点間は2.0Tfr1TL〜2.5Tm!n1マ
ス間は2.9〜3.8TT$L1縦点間は2.1?〜2
.5WfLそして行間は5.2〜10.0T!Un(い
ずれも実測統計値)ぐらいである。縦点間の最大値と行
間の最小値の差は2.7Tf0nもあるので問題ないが
、横点間の最大値とマス間の最小値の差は0.4TnI
nしかない。したがつて0.4TnI!l以下の精度で
読取らなくてはマス分離ができないことになる。実際に
は点のばらつきも考慮しなくてはならないので解像度を
3本/77!77!(イ).33wrm)と実験的に決
定した。3本/?の解像度で読むと点の大きさは3×3
〜5×5のマトリックス内に入ることになるが、潰れた
点はこれより小さく、変形された点にはこれより大きい
ものもある。
実験的に点の大きさは横方向6×縦方向5以内で実用上
十分であることが判明し・た。このような読取精度は光
電変換素子の前に集光レンズを置いて像を絞り、光電変
換素子とレンズ系で点字紙面上を3本/Tnmの間隔で
第5図に示すように走査することによつて実現できる。
主走査は左から右へ、副走査は上から下方向である。ま
た主走査方向には3点/7r$L間隔でサンプリングを
しながら検出した情報をデータバッファ7へ取込む。し
たがつて1枚の点字紙上が格子状に縦横に3本/順の間
隔で分割され番地づけされたものと考えることができる
。第6図にデータバッファ7とマトリックス回路8の構
成を示す。
データバッファ7はB1〜B7の7つのメモリで構成さ
れ初段のB1へは、整形された点字情報が時系列で加え
られる。この情報は点字紙上で3本/TlrIrLに相
当するサンプリングクロック信号でサンプリングされて
メモリB1へ取入れられ、クロック信号によつて1ビッ
トずつ次段へ転送される。これらの7つのメモリはシフ
トレレジスタまたはシフトレジスタ構成のランダムアク
セスメモリ(RAM)で構成できる。各々のメモリは横
方向1走査分のデータ(実施例では640ビットのデー
タ)を蓄え、1走査が終り、次の走査になると前の走査
で取込んだデータを次段のメモリへ転送する。(ただし
、メモリB7は次段がないので最終データはクロック毎
に消失してゆく)このようにデータバッファ7には連読
する7走査分のデータを常に記憶している。メモリの出
力信号は次段のメモリの入力に接続されているのみなら
ず、マトリックス回路8の8″ビットメモリへも接続さ
れている。8ビットメモリは、データバッファの各段の
出力信号に接続されている8ビットのシフトレジスタ(
またはシフトレジスタ構成のRAM)であり、データバ
ッファと同じサンプリングクロックで駆動されている。
8ビットメモリをバッファメモリB1〜B7に対応して
M1〜M7とし、各8ビットメモリのビットに左からそ
れぞれ1〜8と番号をつけると、各ビットの位置はMi
j(1=1〜7、j=1〜8)で表わされ、全体で第7
図に示す7行8列のマトリックスを構成する。
この7つの8ビットメモリを総称してマトリックスメモ
リと呼ぶことにする。このマトリックスメモリ内のデー
タは、サンプリングクロックが入るたびに右に1ビット
ずつ移動し、1走査ごとに1段ずつ上に移動する。すな
わち、このマトリックスメモリの内容は、クロックが入
つた各時点での7走査X8サンプレ区間のデータの内容
を空間的に蓄積していることになる。そして、このマト
リックスは、第5図の格子座標上を、1クロック毎に上
に1つすつ移動し、次の走査に移ると1段下に移動し、
このようにして読取走査が始まつてから終るまでに第5
図の左上から右下まで1格子ずつくまなく走査してゆく
ことになる。前述したように、点の大きさは横方向6×
縦方向5以内である。それに対し、マトリックスの大き
さは横方向8×縦方向7であるから、最大の点でもマト
リックスの中にスツポリと入り、周囲には余白が生じる
。6×5よりも小さな点は、マトリックスへの入り方が
1とおりではない。
マトリックス回路8には、マトリックスメモリの他に中
心点検出回路22があり、この回路によつて点がマトリ
ックスの中心に入つたことを検出する。第8図はマトリ
ックスの中心に点が入るまでの状態を図示している。こ
の例では点の大きさは4×3であり、斜線で示してある
。マトリックスは、クロック毎に右に動き、主走査1本
ごとに下に動いて紙面上を走査する。Aの状態では、点
の1部は入つているが中心にはなく、それから3クロッ
ク後のBの状態では、左右方向は中心に来たが下に片寄
つている。3走査線の後Cの状態を経てDの状態まで進
んだ時、はじめて点がマトリックスの中心に位置する。
この状態において、マトリックス回路8は点の中心を検
知し、出力信号をスイッチ回路9を通してラインバッフ
ァ10へ送出すると同時に、マイクロコンピュータ15
へも知らせる。(第3図参照)すなわち、マトリックス
回路8によつて様々な大きさを持つた点影情報が、その
中心において1点に絞られたことになる。第8図では、
点の大きさが横方向が偶数、縦方向が奇数の場合で、丁
度中心に点影が位置するが、横方向が奇数、縦方向が偶
数の場合は中心には来ない。この場合は、横方向に対し
ては1点左寄り、縦方向に対しては1点下寄りを中心と
して定めている。第9図は中心点検出回路22の1部を
示ている。図において、H1〜H7はマトリックスメモ
リの出力を横方向に論理和を取つたものであり、V1〜
V8は縦方向に論理和を取つたものである。これは第7
図において、Hl−H7はマトリックスの各行、V1〜
V8は各列に点影があるかないかを示す信号である。し
たがつて、H1〜H7、V1〜V8の信号を調べれば、
点が中心に位置しているかどうかが判別できる。たとえ
ば第8図Dの場合は、H1とH2、H6とH7は論理0
、H3〜H5は1であり、またV1とV2、V7とV8
は論理0とV3〜V6は論理1となつていて、丁度中心
に位置していることがわかる。以上のようにしてマトリ
ックス回路8によつて広がりを持つた点情報を格子状の
座標上の点として表わすことができるようになつた。
第10図は、その様子を示したものであり●印が点に相
当する。これらの点は必ずしも横方向、縦方向に揃つて
いるとはかぎらず、このままでは認識処理が難しい。揃
わない原因は、走査線と点列とのゆがみ、点の形状の違
い、マトリックス回路8の検出誤差などがある。次に、
このような不規則な点列を最初に横方向に、次に縦方向
に揃える方法を説明する。点字の1行は横方向に3つの
ラインに分けられる。
たとえば第1図において、第1ラインは1、4の点を横
につないだもの、第2ラインは2、5の点を横につない
だもの、第3のラインは3、6の点を横につないだもの
である。第10図において、第1ラインに相当する点は
第3図のラインバッファ11に入れ、第2ラインに相当
する点はラインバッファ12に、第3ライン相当する点
はラインバッファ13に入れるように、スイッチ回路9
を切換えれば、横方向に整列することができる。スイッ
チ回路9の切換えは、マトリックス回路の出力信号を参
照して、マイクロコンピュータ15によつて行なう。切
換えの判定は、次のように行なう。先ず、第11図に示
すように横方向の走査を10等分してブロック分けする
各ブロックにはサンプル点は64個ずつ含まれる。各ブ
ロック内においては、点字のラインは3走査(17WL
)以内のいずれしかないものと考えても実用上問題はな
い。このブロック単位に次の判定を行なつて、スイッチ
回路を切換える。(1)1走査において点が全くなけれ
ば、まだ行間であるので次の走査に移る。
スイッチ回路9は第1番目のラインバッファ11へ倒れ
ている。(2)行間を経てその次の走査で1つでも点が
あれば、その点は第1ラインのラインバッファ11へ送
出し点のあつたブロック(第nブロックとする。複数の
ブロックでもかまわない。)を入力開始とする。(3)
第nブロックに初めて点があつた走査の次の次の走査ま
でに点があれば、それは第1ラインの点であると判断す
る。
また、その時までに両隣のブロック(すなわちn−1ブ
ロックとn+1ブロック)が入力開始になつていなかつ
たら点がなくても強制的に入力開始とする。このように
して入力のないブロックに対しては、3ライン毎に入力
開始状態を伝播させてゆく。そして、それぞれのブロッ
クにおいて、3ラインの走査を行なつた後、点を検出し
なければ第1ラインバッファに対する入力を終了する。
点を検出すれば更に2走査行なつた後に終了する。(4
) 第nブロックにおいて、第1ラインバッファへの入
力が終了した後に点を検出したら、第2ラインバッファ
へ入力する。そして第nブロックにおいて以下3走査内
で検出した点は全て第2ラインバッファへ入れ、3走査
が終わると入力状態を終了する。この時両隣のブロック
の両方か1方が入力を開始していなかつたら、第1ライ
ンと同様に強制的に開始状態に置き、3走査後に終了さ
せる。(5)第3ラインバッファにおいても第2ライン
バッファと同様にしてデータを取込む。
(6)全てのブロックが第3ラインバッファへの入力を
終了したら、その行が終了したと判定し、ラインバッフ
ァのデータを1走査期間で整列回路14へ送出し、ライ
ンバッファへは次の行のデータを取込む用意をする。
以下ステップ1から繰返し1頁全部読終わつたら(走査
位置が紙の終わりまで来たら)読取を終了する(なお、
上記読取方法では、たとえば1ンンン―とか1ワワワ・
・・・・・ョなどの行を読み取る際には誤読の可能性が
あるが、このような文章が発生する確率は非常に稀であ
り、一般的には考える必要はない。
しかしそのような際にも、前後の読み取りの経緯からマ
イクロコンピュータ15により中心点検出回路22を制
御することにより、あるいはマイクロコンピュータ15
に誤読が生じてもよいような誤読コード補正変換テーブ
ルを設けることにより、その誤読を防止する構成をとる
こともできる。)上記の方法によつてライン分離を行な
えば、点列の蛇行があつても小さいブロック内では3走
査以内に入るし、走査線に対して点列が傾いている場合
も入力開始状態を伝播させることによつて点列をトレー
スすることができるので正確にデータが横方向に整列さ
れる。
第12図にスイッチ回路9とラインバッファ10の回路
構成を示す。
32〜34はDタイプのフリップフロップ(以下D−F
Fと略す)であり、先に述べた判定理論により、マイク
ロコンピュータ15から、ブロックごとにどれか1つの
み論理1にされ、他の2つは論理0となる。
いまD一FF33のみ1になつたとすると、D−FF3
2と34のQ出力は0、33は1である。この状態で、
マトリックス回路からデータが入つてくるとD−FF3
6のみ論理1となり(従つてQ出力は論理0になる)D
−FF35、37は論理0となる。D−FF36もサン
プリングクロックの後縁でリセットされ論理0に戻され
る。38はクロックの後縁を検出して短いリセットパル
スを出力する回路である。
このように、D−FF35〜37は32〜34によつて
選ばれたもののみ、しかもマトリックス回路からのデー
タが入つてからサンプリングクロックに後縁までの期間
のみ開かれる(論理1になる)スイッチ回路として働く
。42〜44はそれぞれ第1ライン、第2ラインおよび
第3ラインに相当するラインバッファであり、各々横方
向のサンプレ点数の容量(640ビット)を持つシフト
レジスタ構成のメモリである。
このメモリも他と同様にサンプリングクロックで1ビッ
トずつ取込みシフトする。39〜41は各ラインメモリ
に対応するゲート回路であり、前段のD−FF35〜3
7が閉じている時は、ラインメモリの最後のビットをメ
モリの入力とするように接続している。(すなわち、メ
モリの内容は循環して保存されている。)D−FF35
〜37のどれか1つ、たとえば36が開くと、ゲート4
0が切換わり行終了信号をラインバッファ43の入力と
する。行終了信号は普段は論理1であるから、メモリ4
3に、サンプリングクロックに同期して論理lの情報が
入力される。D−FF36は次のクロックの後縁で閉じ
るあで、マトリックス回路からのデータが入つた時のみ
、1ビットだけ入力される。このようにしてメモリ43
には、データが蓄積されてゆく。メモリ42と44につ
いても全く同様である。先に述べた理論によつて、行の
終了が検出されると、マイクロコンピュータ15は、1
走査期間のみ、行終了信号を論理0にする。そうすると
D−FF35〜37は全て開き、メモリ42〜44の入
力信号は論理0となつて、1走査でメモリの内容はクリ
アされると同時にメモリの内容を次の整列回路へ転送す
る。このような一連の操作を1行ごとに行なつてゆく。
以上で点列は横方向に整列された。
次段の整列回路は点列を縦方向に整列する回路てある。
縦方向の整列は1行ごとに行なうので、点の数は最大で
も3点である。(1、2、3の点列または4、5、6の
点列)したがつて、この程度では点が大きくばらつくこ
となく、点列は3つのサンプル間隔内に入つてしまう。
第13図は縦方向整列回路を図示したものである。第1
3図においてJKフリップフロップ(以下JK−FFと
略す)50〜52はラインメモリ42〜44の出力へそ
れぞれ接続されている。これらのJK−FFは、入力信
号が入るとサンプリングク罎ンクに同期して論理1にな
り、クリア信号が入るまでホールドされるように接続さ
れている。JK−FF5O〜52のどれか1つでも論理
1になると、オアゲート53の出力が1になつて、アン
ドゲート54を通してサンプリングクロックがカウンタ
55に印加される。55は3ビットカウンタであり、サ
ンプリングクロックを3つ数えると出力を出し、マイク
ロコンピュータ15へ割込をかける。割込によつてマイ
クロコンピュータ15は、JK−FF5O〜52の状態
を読取ると同時に、割込が生じた時点での横方向の座標
を検出して記憶し、リセット信号パルスを出力して、J
K−FFとカウンタ55をリセット・する。したがつて
JK−FF5O〜52には、最初の情報が入つてから、
3クロック分情報が蓄積され、それが一度にコンピュー
タへ読取られたことになる。このようにして、行終了信
号が論理0なつている。1走査期間中に、1行のすべて
のデー・夕が読取られてしまう。
マイクロコンピュータ15のメモリに畜えられているデ
ータは、1行ごとに区分され、しかも1、2、3のポジ
ションまたは4、5、6のポジションごとに縦方向に揃
えられているので、これノらをマス区分することは比較
的容易である。
マス区分を行なう前に先ず読取られたデータすべてに対
して隣接するデータとの座標値の差を求め、これを統計
的に処理して、第1図における横点間とマス間の代表値
を求める。これは点字作成器具の相違によつて、これら
の値が微妙に異なり、そのために生じるマス分離ミスを
減するためである。次に求めた横点間、マス間距離を読
取つたデータ間の距離に適用して、各々データがマスの
前列(1、2、3の点列)か後列(4、5、6の点列)
かを判定し、マス分離を行なつて点字コードに変換する
。これらは全てソフトウェアで行なうことができる。以
上、点字を読取つて点字コードとして認識するまでのプ
ロセスを述べた。
点字コードにしておけば、それを仮名文字に変換して出
力したり、誤りを校正したり、印刷機に出力して多くの
コピーを作ることも可能てあり、点字情報を一般情報と
同様に扱うことができ、大きなメリットが生ずる。点字
紙を光学的に読取つてコードとして認識する方法として
は、上記の他に高速ミニコンによつて全てソフトウェア
で処理する方法が考えられるが、本発明はこのような方
法に対して次の利点がある。
(1)高速処理を要する部分をハードウェア化している
ので、遅いマイクロコンピュータを用いても、実用上十
分な読取速度が得られる。
(実施例では、B5版の点字紙1枚を30秒で読取り認
識できる)(2)マトリックス回路によつて、点の中心
を求め、その位置情報のみを使用しているので、点の大
きさや形状の影響を受けることがなく、認識の誤りが少
ない。
(実施例では新しい点字紙を対象とした場合、ほぼ10
0%の認識率が得られている)(3) ラインバッファ
や整列回路を使用して、点の位置や配列をダイナミック
に処理しているため、多少の点列のみだれや傾きがあつ
ても認識率に影響しない。
(4)点間距離、マス間距離などは、読取つた値から統
計的に求め、その値によつて認識を行なつているので、
多少規格の異なつた点字紙でも問題なく認識できる。
(実施例によると、市販されているほとんどの点字作成
器具で作成した点字紙を区別なく認識できている)(5
)高速なコンピュータを必要としないので、装置全体が
コンパクトであり、低コスト化が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は点字コードを説明する概念図、第2図A..b
は点字の凹凸情報を光学的に検出する原理図、第3図は
本発明の一実施例における点字認識装置のブロック結線
図、第4図は点の認識方法を第3図に対応して図示した
概念図、第5図は点字紙上の走査を示す概念図、第6図
はバッファ回路とマトリックス回路の構成図、第7図は
マトリックス回路と格子状座標の対応図、第8図は点影
の中心を求める方法を説明する概念図、第9図は中心点
を検出する要部回路図、第10図はマトリックス回路を
通過した後の点字データの概念的な様子を示す概念図、
第11図は横方向にライン分離を行なう場合のブロック
の分け方を示す概念図、第12図はスイッチ回路とライ
ンバッファ回路の構成図、第13図は縦方向整列回路の
構成図である。 6・・・・・・波形整形回路、7・・・・・・データバ
ッファ、8・・・・・マトリックス回路、9・・・・・
スイッチ回路、10〜13・・・・ラインバッファ、1
4・・・・・・整列回路、15・・・・マイクロコンピ
ュータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 点字紙を走査して点字を電気信号として読み取る読
    取手段、前記読取手段により読み取つた電気信号をディ
    ジタル信号に変換する波形整形手段、前記波形整形手段
    が変換した前記ディジタル信号をサンプリングして複数
    走査分のデータを蓄積する第1の蓄積手段、前記第1の
    蓄積手段に蓄積されたデータを順次読み出してこれを二
    次元情報に変換し、点字情報が二次元情報の所定の位置
    にとり込まれたとき点字情報を読み出す読出手段、前記
    読出手段により読み出された点字情報を複数のグループ
    に分割し、各グループ毎に蓄積する第2の蓄積手段、前
    記第2の蓄積手段の出力を受け、この出力情報を時間的
    に整列する整列手段、前記整列手段の出力をマス分離し
    、点字コードに変換する点字コード変換手段とを具備し
    たことを特徴とする点字認識装置。 2 グループ数が点字を構成する縦点の数である特許請
    求の範囲第1項記載の点字認識装置。 3 グループ数が3である特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の点字認識装置。
JP54093223A 1979-07-24 1979-07-24 点字認識装置 Expired JPS6051752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54093223A JPS6051752B2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 点字認識装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54093223A JPS6051752B2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 点字認識装置

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JPS5617476A JPS5617476A (en) 1981-02-19
JPS6051752B2 true JPS6051752B2 (ja) 1985-11-15

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ID=14076548

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JP54093223A Expired JPS6051752B2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 点字認識装置

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JPS6477449A (en) * 1987-09-17 1989-03-23 Fanuc Ltd Rotor structure for synchronous motor
JPH0493462U (ja) * 1990-12-28 1992-08-13

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