JPS6050B2 - 圧力鍋等の安全装置 - Google Patents

圧力鍋等の安全装置

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JPS6050B2
JPS6050B2 JP2059981A JP2059981A JPS6050B2 JP S6050 B2 JPS6050 B2 JP S6050B2 JP 2059981 A JP2059981 A JP 2059981A JP 2059981 A JP2059981 A JP 2059981A JP S6050 B2 JPS6050 B2 JP S6050B2
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JP
Japan
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valve
spring
pressure
valve seat
force
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JP2059981A
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JPS57134124A (en
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敦夫 小野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動作が確実で信頼性がきわめて高い圧力鍋等の
安全装置提供することを目的とする。
いわゆる形状記憶合金は、変態点近くでの加熱冷却によ
り、金属内部で相変態が生じ、形状が変化すると同時に
、強い変態力を発生することが知られている。すなわち
、この形状記憶合金を所定の記憶させたい形状に成形し
たのち、その形状を保持したまま熱処理をして、その形
状を記憶させておくと、これを変態点以下の温度でどの
様に変形しても、その後の加熱により変態点(変態温度
)になると、元の記憶させておいた形状に強い変態力を
伴なつて復元するものである。この性質を持つ合金は、
一般にTi・Niの合金か、又は、Cu・ZnQx(x
は記憶合金の性質に影響を与える金属元素)で作られて
おり、その配合割合により合金の物理的性質が種々変え
られる。本発明は上記形状記憶合金の変態点における強
力な変態力を圧力鍋等の安全装置に応用したものである
従来、圧力鍋等の安全装置は、第1図のように鍋容器1
につまみ4および安全装置を取付けた鍋蓋2がパッキン
3を介してセットされている。
安全装置は、鍋蓋2に固定された蒸気通路5bを有する
弁座5に、弁6aを有するオモリ6がセットされている
。この場合、オモリ6が弁座5から離れ去ることの生じ
ない様に、オモリ6に設けたミゾ部6bにだ円形状のバ
ネ7を取りつけ、このバネ7が弁座5に設けられたスラ
イド部5aを上・下動してオモリ6が作動し弁6aが開
く様にしている。第2図の状態から鍋容器1が加熱され
て容器内部の圧力が上昇し、内圧力によるもち上げ力が
オモリ6の自重に勝ったとき、オモリ6は第3図のよう
に上部方向に移動し、弁座5と弁6aとが開の状態とな
って蒸気Sが外部に放出されるため、鍋容器1内の圧力
が下がり、異常な圧力上昇による鍋容器1の破裂等を防
いでいる。ところが、上述の構成においては、オモリ6
が左右に大きく傾斜したり、バネ7と弁座5のスライド
部5aへの異物の侵入やさびの発生などにより、作動し
もこくかつたり、作動後に圧力が安全圧力(設定圧力)
に降下しても元の状態に復帰しがたい場合が生じるなど
今一つ動作が確実ではなかつた。
本発明は前述の問題を解消したものであり、第4図、第
5図により説明する。
鍋蓋2に設けた有天井の弁座10には、キャップ状の弁
11が装備されており、また弁を閉じる方向に付勢する
スプリング12と、弁11を開く方向に作用する前述し
た形状記憶合金からなるスプリング13が配置されてい
る。そして弁座翼0の内側に位置し軸14を介して弁1
1と連結されかつスプリング12を受けた受部15と、
弁座10の矢部には蒸気流路16及び17が設けてある
。上記構成においてスプリング12の力は通常状態では
スプリング13の力に勝つように設定されている。
しかし鍋容器1の加熱によって内部の圧力が設定圧力以
上に上昇した場合、圧力に対応した温度の変態点を有す
る形状記憶合金からなるスプリング13が変態温度を感
知して強い変態力を生じ、予じめ記憶させた状態に復元
する。つまり第4図の状態から第5図のようにスプリン
グ13はスプリング12の力に勝って弁11を持ち上げ
、蒸気Sを外部に流出させる。蒸気温度が下がるとスプ
リング13の変態力にスプリング12の力が勝って第4
図の状態に復帰するよう作動力が設定されている。なお
上託した弁11は、通常状態ではその端部18が、弁座
10の頂面19に当接して蒸気通路を閉じているもので
あるが、弁と弁座構成は必ずしも図に示した構成に限ら
れるものではない。上述のように形状記憶合金を応用し
た本発明では従来の様にオモリの自重を作動力源とせず
、在来のスプリングのスプリング力と形状記憶合金から
なるスプリングの強い変態力を弁の作動力源として用い
るため、動作が確実となり、極めて信頼性の高い安全装
置を提供することができ、圧力鍋等の安全性を高めるこ
とができたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す全体の断面図、第2図、第3図は
第1図のA部の安全装置を示す断面図で「動作前と動作
中の状態を示した。 第4図、第5図は第2図、第3図に対応して示した本発
明の一実施例を示す安全装置の断面図である。1・…・
・鍋容器、2…・・・鍋蓋、10…・・・弁座、11…
…弁「 12,13……スプリング。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鍋蓋に設けた弁座と、弁座に装備した弁と、この弁
    を閉じる方向に付勢するスプリングと、前記弁を開く方
    向に作用する形状記憶合金からなるスプリングとを備え
    、通常状態では弁を閉じ鍋容器内の圧力が設定圧以上に
    上昇した際に弁を開くよう両スプリングの作動力を設定
    したことを特徴とする圧力鍋等の安全装置。
JP2059981A 1981-02-13 1981-02-13 圧力鍋等の安全装置 Expired JPS6050B2 (ja)

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JPS57134124A JPS57134124A (en) 1982-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118718U (ja) * 1984-07-06 1986-02-03 株式会社東芝 炊飯器等の蒸気抜装置
JPH036253Y2 (ja) * 1984-11-27 1991-02-18

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JPS57134124A (en) 1982-08-19

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