JPS604934A - 変倍複写装置用レンズ系の設定位置停止装置 - Google Patents

変倍複写装置用レンズ系の設定位置停止装置

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JPS604934A
JPS604934A JP11191883A JP11191883A JPS604934A JP S604934 A JPS604934 A JP S604934A JP 11191883 A JP11191883 A JP 11191883A JP 11191883 A JP11191883 A JP 11191883A JP S604934 A JPS604934 A JP S604934A
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JP
Japan
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lens system
data
motor
encoder
set position
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JP11191883A
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Takami Hasegawa
孝美 長谷川
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TOKINAA KOGAKU KK
Tokina Optical Co Ltd
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TOKINAA KOGAKU KK
Tokina Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変倍複写装置において、光軸方向に移動可能
なレンズ系を当該レンズ系の位置情報を出力するエンコ
ーダに始まる電子回路系により、設定位置に正確に止め
るようにしたことを特徴とする変倍複写装置用レンズ系
の設定位置停止装置に関する。
周知のように、変倍複写装置は内部に設けたレンズ系の
移動により原稿を拡大したり等倍とし、或いはまた縮小
するのであるが、レンズ系の位置により原稿に対する倍
率が変化するので、正確に位置決めしなければならない
従来から知られている変倍複写装置用のレンズ系の位置
変更は、送りネジとナツトなどを利用した機械的方法(
特開昭58−133758号公報)、電気パルスにより
作動するモータによる方法(特開昭5fl−39513
5号公報)、レンズの移動に応じて発生する信号をカウ
ントする方法(特開昭57−120982号公報)、な
どがある。
然し、いづれの場合も、レンズ系の実際の位置を当該レ
ンズ系から直接に検出するものとはなっていない。従っ
て、変倍複写装置を操作することにより設定したレンズ
系の指定停止位置乃至設定位置と、実際にレンズ系が停
止した位置とに誤差が生じ、このため、複写倍率が変わ
ることが多々あり、特に長期間複写装置を使用している
とレンズ系の頻繁な往復動によりバック・ラッシュが発
生するので、こうした位置誤差が益々大きくなるという
欠点を持っていた。
また、レンズ系を設定位置に速やかに、且つ正確に停止
させるためには、レンズ系の移動を設定位置の遠くでは
速くし、近づいて来たら遅くするのが望ましい、換言す
れば、レンズ系の移動を設定位置に達するまで速いまま
にして置くと、いくら急激な制動を掛けても速度の自乗
で効いてくる大きな移動慣性により設定位置を通過して
しまい、結局、レンズ系を逆方向に再移動させなければ
ならないことになる。然も、こうした移動を数回も繰返
すということは時間的な無駄であるのみならず、位置誤
差を更に助長する悪因となる。
本発明は以上に鑑みて為されたもので、レンズ系の移動
方向に沿って移動量乃至機械的位置を複数ビットの二値
電気信号に変換するエンコータを設け、レンズ系が停止
の設定位置近くにまで来たならば移動速度を減速するこ
とにより速やかに、且つ正確に当該レンズ系を設定位置
に停止させるように、合理的な、そして信頼性の高い設
定位置停止装置を提供せんとするものである。
以下、本発明を添付の図面に示す実施例に即し説明する
第1図から第3図において、横長な支持台lには長さ方
向に二本の支持桿2,2を平行に設け、この両支持桿2
,2に、レンズ系3を設けた移動枠4を移動可能に載置
する。上記移動枠4は第一レンズ5を取付けた第一レン
ズ枠6と、第三レンズ7を取付けた第三レンズ枠8とを
一体に有し、両支持桿2,2に沿って自由に往復移動で
きる。
そして、移動枠4の一側には支持桿2と平行にガイド桿
9が設けられ、該ガイド桿9には、第一レンズ5と第三
レンズ7との間に位置する第二レンズ10を設けた第二
レンズ枠11の筒状軸受部12と、第三レンズ7の外側
に位置する第四レンズ13を設けた第四レンズ枠14の
筒状軸受部15とが遊装され、第二レンズ枠11及び第
四レンズ枠14をガイド桿9に沿い移動可能にしている
。上記両レンズ枠I+、+4は自由端が支持桿2にて支
えられているので、移動枠4と共に移動するし、ガイド
桿に沿って単独でも移動することができる。
両レンズ枠11.14の各軸受部12.15には夫々ガ
イド・ビン12a、15aを突設し、移動枠4の前面に
上下動可能に取付けたカム板18に開設しであるカム孔
17.18に上記各ガイド・ビン+2a、15aを挿通
する。またカム板16には突子19を横向きに隆設し、
支持台lに長さ方向に設けた制御板20に突子18を臨
ませる。上記制御板20は上縁部21が一端から他端に
向かって緩く上り傾斜し、該上縁部に突子18が載置し
ている。
従って、移動枠4が支持桿2に沿い移動すると、カム板
1Bも移動するが、突子IQがカム板28の上縁部に沿
い移動するので、該カム板16は上下方向に移動する。
これにより、各カム孔17.18も上下方向に移動する
ので、上下方向に移動しない各レンズ枠11.14はガ
イド・ビン12a、15aにより単独でガイド桿9に沿
い移動し、移動枠4の位置による各レンズ枠の間隔が変
化し、倍率に応じた状態となる。
上記した移動枠4の移動変移は支持台lに設けた駆動機
構22の作動により起きる。
この駆動機構22は、正逆両方向に回転可能なモータ2
3と、該モータ23により回転する駆動輪24と、複数
の遊転輪25と、駆動輪24及び遊転輪25に掛けた無
端材26と、から成り、該無端材26は移動枠4に止着
している。従って、モータ23が駆動した軌道輪24が
回転すると、無端材26が走行して移動枠4が支持桿2
に沿い移動し、各レンズ枠の間隔を適正に調節すると共
に、停止した時、レンズ系が設定された適正倍率になる
尚、駆動輪、逆転輪及び無端材としてはチェーン・ホイ
ール及びチェーンを利用できるが、他の構造のものでも
良い。
上記した複写装置のレンズ系においては、複写装置の外
部操作によりその位置が適正に設定されなければならな
い。即ち、変倍複写装置においては、原稿に対する倍率
を多段に変えられるようになっていなければならず、所
望倍率の信号があった時には、レンズ系を当該倍率とな
る設定位置にまで正確に移動させなければならない。
このために、本発明においては、レンズ系に対して、そ
の移動量乃至その時々の実際の機械的位置を複数ビット
の電気信号に変換するエンコーダ27を備えさせる。こ
のエンコーダ27は、図示実施例の場合、電気機械的な
ものであって、支持台1にレンズ系3の移動方向に沿い
設けたプレート部28と、該プレート部28の表面に接
して移動枠4に設けたブラシ部28とから成っている。
プレート部28は横長な平板状で、一端に複数のビット
出力端子30を有し、表面には導電部分と非導電部分と
が様々な配置となった、但し所定の配置の多数行(この
場合、上行)に亘る列31・・・が形成されている。従
って、列方向の各位置は各専用の番地乃至6ビツトの固
有のデジタル数値を有している。尚、最下行は共通導電
線路である。
上記構成により、ブラシ部28がプレート部28を走査
すると、エンコーダ27の出力データ内容は、その時々
のブラシ部の位置により異なるので、その時々のレンズ
系の実際の位置(実位置)を当該エンコーダ27の出力
データから読出すことができる。このようなエンコーダ
を組込めば、次のような基本的動作が可能となる。
複写装置において外部からの操作を介して与えられる倍
率信号に対応する設定位置を表すデータ信号と、実際の
レンズ系の位置信号としてのエンコーダ出力データ信号
とを比較回路で比較し、両者が同じであるならば、もと
より、モータ23は駆動させない。この場合は複写に指
定されている倍率に対応する設定位置にレンズ系の実位
置が正確に合致していることになる。
対して、複写装置に要求される倍率に対応する設定位置
データとエンコーダ出力データとが異なる場合には、比
較回路からその位置がどちらにずれているかに応じて選
択性のある信号を発生させ、モータ制御回路を介して当
該モータを駆動してレンズ系を移動させる。その時にも
比較回路再入力を監視し続け、両人力、即ちエンコーダ
出力データと設定倍率に応じた設定位置データとが同じ
値乃至内容になった時にモータの移動を停止させる。
尚、上記のように、どちらにずれているかを同定する回
路系とすることが最も望ましいが、要旨ではない。第5
図は、こうしたエンコーダ出方を処理する好適な一つの
回路系を示したもので、その時々に要求される倍率によ
り変わる設定位置すに対−し、実位置aにあるレンズ系
を当該設定位置すにまで移動させ、且つその位置にて確
実に停止させる回路である。尚、各位置に付した添字a
bは、夫々の位置に応じた先掲のデジタル数値データを
も表すものとし、十進数値に換算して大小関係があるも
のとする。
また、この各位置を表す数値データa、bは、ここでの
説明の便宜のため、図中、左から右に大きくなるものと
約束し、モータ23の左回転で数値aが小の方向へ、即
ちエンコーダのブラシとレンズ系が左方向へ動くものと
する。
更にまた、この実施例においては、望ましい配慮として
、レンズ系が位置aから位置すに移動するに際し、左か
ら右へ、即ちa<bなる条件下で移動する場合にはc=
b−yなる位置からレンズ系をインチング乃至緩動させ
、レンズ系が右から左へ、即ちa>bなる条件下で移動
する場合にはd=b+xなる位置からi該しンズ系の速
度を低下させるものとする。この場合、C及びdの値は
異なってし−ても原理的には勿論良いが、一般には同じ
値が採られる。但し、以下の第5図示の回路構成におい
ては、原理に即して、C及びdを一応、独立の値として
扱っている。
a<bなる条件下でのレンズ系の移動に際し、arcで
あれば、先ず、デジタル・コンパレータ33のa<b出
カミ゛’H”(高レベル)により、モータ回転方向制御
回路34の右回転指令入力の方にH”が加わり、モータ
23を右方向に回転させ、レンズ系を左から右に移動さ
せる。この時、アンドゲート35の一人力にもこのデジ
タル・コンパレータ33のa<b出力が与えられている
が、後述するように、このアンドゲートの他入力が“L
 11なので、モータ駆動モード切替回路乃至速度切替
回路38の切替入力37には“L ”が与えられ、従っ
て、この回路36のモードは高速回転モードとなってモ
ータを高速にて回転させる。
尚、エンコーダ27の出力信号は、主としてチャタリン
グ防止の機能を営む後述の処理回路50により、信号の
信頼性を高めるための処理が為されているが、この点に
就いては後述する。
上記動作に先立ち、要求される倍率に・応じた設定位置
信号の数値すは、演算回路38にて先に約束したb−y
=cなる演算が為されてデジタル・コンパレータ39の
一人力Cに与えられている。従って、上記レンズ系の左
から右への移動に伴なって、やがて、レンズ系実位置す
がarc、またはa≧Cになると、当該デジタル・コン
パレータ39のa>Cまたはa≧C出力が“H′”に立
上がる。
すると、アンドゲート35でのアンドが成立し、その出
力がH゛′となって、モータ駆動モード切替回路37に
切替指令が与えられ、モータ23は低速モード乃至イン
チング・モードとなる。
尚、このようにモータ23を高速で運転したり、低速に
切替えて運転したりするための回路構成自体は、既存の
技術をして当業者であれば極めて容易に組める笠である
。例えば、半導体制御素子を用いて、電流供給モードや
導通角を切替でも良いし、供給電圧を切替ても良い。ま
た、文字通りインチング動作となるように、断続駆動も
可能である。本書で言う低速とは、こうしたインチング
動作をも含んでいる。
低速状態に陥った後、やがて、設定位置すにまでレンズ
系実位置aが至ると、a<b出力の” L ”への立下
がりで、またはモータ回転方向制御回路34が停止入力
を持つ場合にはその停止入力にa=bなる°“HII倍
信号加えられて、モータ23は瞬時に停止される。この
際の微小な停止位置変動に関する対策に就いては後述す
る。但し、従来において問題とされていたような大きな
オーバ・ランは本発明においては勿論無い。
上記とは逆に、モータが右から左に移動する場合は、a
>bである限り、モータ駆動モード切替回路36は当該
モータを高速回転させているが、a < dまたはa≦
dなる位置関係にレンズ系が至ると、デジタル・コンパ
レータ40における対応出力がH11に立上がり、デジ
タル・コンパレータ33のa>b出力とのアンドがアン
ドゲート41にて採れるため、モータ駆動モード切替回
路38に切替指令が与えられ、モータ23は低速回転モ
ードとなる。
そして同様に、レンズ系実位置aが所定の設定位置すに
至ると、a>b出力の立下がりで、乃至a=b出力の立
上がりでモータはその位置に確実に停止する。
また、右から左でも左から右でも、仮番と設定位置を越
えてレンズ系の実位置が移動し過ぎてしまった場合には
、上記のメカニズムにより、レンズ系は逆方向に再駆動
される。
尚、オアゲート42は両アントゲ−) 35,41の干
渉防止用である。
以上、原理的な動作説明を終えた所で、次に、本発明の
一つの特徴となるエンコーダ27の出力の処理回路50
に就き説明する。
エンコーダ27は先に説明したように、電気機械的なも
のが普通に用いられる。そうした場合、通常予測され条
ように、エンコーダ中のブラシが成る位置から次の位置
に移る時に、当該法の位置の符号に関する情報中にチャ
タリング成分が含まれることが多い。即ち、次の位置に
ブラシが乗り」二げ始めた時には、まだ安定な出力は得
られず、その番地部分乃至位置を成る程度走行して始め
て、確実に安定したレンズ系実位置信号に変わることが
今い。
こうした実情に鑑みると、エンコーダ27の出力データ
を唯単に各デジタル・コンパレータ33,39゜40に
入力させたのでは、誤動作を起す恐れが極めて強い。
そこで、こうしたチャタリング成分を確実に除去できる
構成が必要となるが、本発明においては、次のように概
説できる構成によりこれを満足させた。
各設定位置は、実際は成る程度の機械的な長さを持ち、
一つの位置をエンコーダのブラシが通過するには、その
速度に応じて成る定まった時間が必要である。そこで、
本発明においては、レンズ系乃至エンコーダブラシの一
つの位置の通過速度に鑑みて、微細な時間間隔でエンコ
ーダの出力を繰返し検出し、複数回、例えば六回程度に
亘って同じ数値情報(実位置データ)が得られた時に当
該エンコーダからの出力データを正規の実位置データと
して有効化し、後続の比較回路等の処理回路へこれを出
力するように図る。このようにすれば、チャタリングが
起きている時には、所定回数以内において異なった数値
情報がエンコーダから得られるから、その出力は有効化
されず、従って、このようなチャタリング成分が有効な
位置情報データとして後続の比較回路等へ送られること
はない。
第6図は、このような原理に従って構成された一実施例
としての処理回路50の構成を示している。
エンコーダ27の出力ビツト数は、先に述べたように、
任意の問題であるが、この処理回路乃至チャタリング防
止回路50においては、第3図示の構成に対応させて、
6ビツトのものを用いている。エンコーダの二値化出力
の当該二値化方法はこれも任意の問題であるが、一般に
この種の電気機械的エンコーダにおいては、隣接位置に
おける数値的な分離を確実にするために、グレイ・コー
ド(折返し二進符号)が用いられる。そこで、この実施
例では先ず、このグレイ・コードを変換回路57にて通
常の純二進法にょる二値符号に変えてから本処理回路5
0に入力させている。
図示の処理回路50においては、先ず、三相のクロック
φl 、φ2 、φSを発することのできるクロック・
ジェネレータ54を有している。各クロックの位相関係
は、第7図示のようになっており、φSが1検出フレー
ムを規定する。第−相クロックφlは第一の6ビツト・
ラッチ・レジスタ51のラッチ入力に加えられ、第二相
りロックφ2は第二の6ビツト・ラッチ・レジスタ52
のラッチ入力に加えられる。純二進符号に変換されたエ
ンコーダ出力信号、即ち、レンズ系の実位置データは、
これら両ラッチ回路のデータ入力に等しく加えられる。
従って、第一の時点では第一のラッチ回路51にその時
のデータが入力し、第二のクロックφ2の発生時点にお
いてはその時の入力データが第二のラッチ回路52に入
力する。これら二つの時点にてラッチされた二つのデー
タは、6ビツト・デジタル・コンパレータにおいて比較
され、両データが同一であった時には、その旨の出力を
カウンタ55の非クリア端子等に与えて、当該カウンタ
を実効的にイネーブルな状態にして置く。この状態下に
おいて、基準クロックφSがこのカウンタ55のカウン
ト入力に入力すると、これがカウントされてカウンタ内
容が°“l”だけインクリメントされる。ここでは初期
状態を考え、第一回目の判断時点としての基準クロック
の第一回目の発生時点にてカウンタ内容がl ”になっ
たものとする。
先に少し触れたように、この実施例では、こうした判断
の回数を六回としているため、カウンタは4ビツトのも
のが必要である。
いづれにしても、上記のような基準クロックの周期を1
フレームとしての六回目までの判断の間に、仮にチャタ
リング等の現象により、第一ラッチ回路と第二ラッチ回
路との間で異なるデータがラッチされた場合には、デジ
タル・コンパレータ53の等号出力はその時点で立下が
り、従って、カウンタ55はリセット乃至クリアされて
、次に両ラッチ回路51.52のデータが同じになる時
まで待機する。
逆に、六回目まで、両エンコーダラッチ回路データが変
わることのなかった場合には、最下位ビットをQOとす
る当該カウンタ55の最上位ビットQ3がこの時点で始
めて°゛H″に立上がる。第三のラッチ回路5Bのラッ
チ久方には上記カウンタの最上位ビットQ3が接続して
いるため、この信号線路の“′H”への立上がりでその
直前の第二相りロックφ2における第二ラッチ回路52
の保持データがこの第三ラッチ回路56にラッチされ、
正規に認められたレンズ系の実位置データとして、バス
・ライン58を介し、第5図示の各デジタル・コンパレ
ータへ出力されていく。
このように、エンコーダ27の出方を、微細な間隔を置
いた複数回の判断時点で繰返し検出し、所定の回数に亘
って、同一のデータであった時にのみこれを有効化し、
そうでない時には旧番地データ乃至口実位置データを保
持させるようにすると、電気機械的なエンコーダに特に
付き物のチャタリングの影響は効果的に防止される。尚
、こうした原理構成を具現する具体的な回路構成自体は
図示の回路によらずとも、当業者に極めて容易な範囲で
幾つも考えられる。同様に、低速動作に切替るべき位置
範囲c、dが同じ値であった場合、即ち、c=d=nで
あった時には、第5図示の回路構成も、次の年つの演算
要素を演算、比較すれば足りることになり、その具体的
構成の如何は全く任意の問題となる。三つの要素とは即
ち、a>b、a<b、1a−bl<n である。
最後に、更に実際的な配慮として、設定位置内において
も、各設定位置は機械的乃至空間的に成る長さを持つか
ら、その中でも画一的な位置に必ず停止できるようにす
る配慮に就いて述べる。
成る位置しnにおいて、レンズ系乃至エンコーダブラシ
がこの領域に入ってから停止命令を受け、停止するまで
の時間的変化を追って見ると、既述の本実施例の回路系
が当該位置Lnに応じたデータを検出する前には、第8
図示のように、先ず、チャタリング時間tiがあり、チ
ャタリングが無くなってから、第6図示の回路系50に
よるデータの検出に始まり第5図示回路系により停止命
令が発せられるまでには更に検出時間t2が掛かる。そ
して、電子回路系による停止命令が発生された以降、実
際にモータが停止するまでには、モータ自身や各機械的
質量部分の持つ慣性質量等による機械的慣性遅れや電気
的応答遅れによるイナーシャ時間t3が掛かる。
この点に鑑みると、低速で−っの位置Lnを通過する時
間をtoとした場合、どの位置でもその位置内の所定の
微細部位としての略C中央部分に停止させるためには1
次のように各時間関係を選べば良いことになる。
tl+t2+t3=to / 2 ・・・(1)逆に言
って、各位置の物理的な長さが定まっている場合には、
上記の(1)式に即してモータ移動速度を設定すれば、
常に各位置の略C中央にてレンズ系を停止させることが
できる。
以上要するに本発明によれば、移動するレンズ系のその
時々の実位置をエンコーダにより直接に検出することが
でき、設定位置に近い位置に至ると、モータ移動速度を
低下させることができるので、レンズ系の移動、停止の
制御が極めて確実になると共に、エンコーダのビット数
を増やすだけで略C連続に近い、極めて高分解能の位置
設定が行なえ、実質的に無段階に近い倍率変更も可能と
なる外、エンコーダからの信号の取込みに際して、その
チャタリングの影響を確実に排除でき、信頼性の点でも
格段のものが提供できるものである。
尚、本発明の実施例中では、移動するズーム・レンズ系
は、基本的な4群対象ズーム・レンズ系として示したが
、勿論、他の構成のものであっても良い。また、エンコ
ーダも、光−電気変換型のものにしても、やはりチャタ
リングという問題は発生するから、本発明は同様にこの
種のエンコーダを用いた場合にも適用できるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明−実施例の機械的構造部分の平面図、
第2図は、同じく機械的構造部分の正面図、第3図は同
様にその一部を切り欠いた正面図、第4図はエンコーダ
のプレート部分の説明図、第5図は、レンズ系設定位置
停止制御のための電子回路系の一例の概略構成図、第6
図は、エンコーダ出力データ中のチャタリング防止機能
を主として有する処理回路の一例の概略構成図、第7図
は、第6図示回路中の各クロックのタイミング説明図、
第8図は、各設定停止位置において略Cその中央を停止
基準とするための説明図、である。 図中、lは支持台、2は支持桿、3はレンズ系、4は移
動枠、23はモータ、27はエンコーダ、33.39.
40はデジタル・コンパレータ、50はチャタリング防
止機能を有するエンコーダ出力の処理回路、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 光軸方向に沿って移動できるレンズ系の該移動方向に沿
    って配され、該レンズ系の実位置を電気的なデジタル・
    データ信号として出力できるエンコーダと、 要求される倍率に応じた設定位置を表すデジタル・デー
    タ信号を出力する操作部と、 上記エンコーダの出力するデータ信号を、所定の微小時
    間間隔を置いて繰返し検出し、所定の検出回数に亘って
    該データが同一の内容であった場合にそのデータを正規
    のレンズ系実位置データとして新たに出力する処理回路
    と、 上記設定位置と正規の実位置との両データ信号を比較し
    、該両信号のデータ内容に差があった場合に上記レンズ
    系を上記設定位置に向けて移動させる指令を発すると共
    に、上記設定位置に対して所定距離離れた位置以内に上
    記レンズ系の実位置が入った場合にはこれを検出してそ
    れまでの移動速度を低速に変え、且つ、上記両データ信
    号が同一となった時には該レンズ系を停止させる回路系
    と、 から成ることを特徴とする変倍複写装置用レンズ系の設
    定位置停止装置。
JP11191883A 1983-06-23 1983-06-23 変倍複写装置用レンズ系の設定位置停止装置 Pending JPS604934A (ja)

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JP2021035749A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 寿原株式会社 インキつぼのブレード調整装置

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