JPS6049240B2 - 副性タ−ルの利用法 - Google Patents
副性タ−ルの利用法Info
- Publication number
- JPS6049240B2 JPS6049240B2 JP6385378A JP6385378A JPS6049240B2 JP S6049240 B2 JPS6049240 B2 JP S6049240B2 JP 6385378 A JP6385378 A JP 6385378A JP 6385378 A JP6385378 A JP 6385378A JP S6049240 B2 JPS6049240 B2 JP S6049240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tar
- binder
- coal
- molded
- product
- Prior art date
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- Coke Industry (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシャフト炉などによる連続乾留によつて成型コ
ークスを製造する場合に副生するタールを有効かつ効果
的に利用する成型炭結合剤のリサイクル法に関するもの
である。
ークスを製造する場合に副生するタールを有効かつ効果
的に利用する成型炭結合剤のリサイクル法に関するもの
である。
シャフト炉による成型コークス製造法では、乾留炉装入
物の全量を成型炭にするため、数％〜＋数％の結合剤を
必要とするが副生するタール分のみではこれを補うこと
は出来ない。
物の全量を成型炭にするため、数％〜＋数％の結合剤を
必要とするが副生するタール分のみではこれを補うこと
は出来ない。
一方、従来のコークス炉で副生するコールタールの蒸留
生成物であるピッチは、従来の電極用バインダー、ピッ
チコークスなどの用途に加えて、成型炭配合コークス製
造法の普及に伴ない、成型炭用結合剤としての需要が増
加したために、将来の逼迫が予想される。
生成物であるピッチは、従来の電極用バインダー、ピッ
チコークスなどの用途に加えて、成型炭配合コークス製
造法の普及に伴ない、成型炭用結合剤としての需要が増
加したために、将来の逼迫が予想される。
また、アスファルトの改質物をはじめとする石油系結合
剤は硫黄化合物の含有量が多いことや品質が必ずしも良
くないことなどの理由により、コールタールピッチの部
分的代替物にはなり得るが、その不足を基本的に解決す
ることは困難であると考えられる。さらに成型コークス
製造法において、品質の優れた一定サイズのコークスを
歩留良く製造するためには、成型炭が十分な耐ハンドリ
ング性を持つことと、好ましいコークス化性を持つこと
が要求される。
剤は硫黄化合物の含有量が多いことや品質が必ずしも良
くないことなどの理由により、コールタールピッチの部
分的代替物にはなり得るが、その不足を基本的に解決す
ることは困難であると考えられる。さらに成型コークス
製造法において、品質の優れた一定サイズのコークスを
歩留良く製造するためには、成型炭が十分な耐ハンドリ
ング性を持つことと、好ましいコークス化性を持つこと
が要求される。
結合剤はこれらの２つの性質に大きな影響を及ぼすもの
であるから、適正範囲内の性状を持たなくてはならない
。一方、設備面からみた成型コークス製造法は、既設の
コークス炉と組み合わされるか、否かを問わず、立地ス
ペースと建設費が縮少され、しかもエネルギー節約型の
高能率設備であることが望ましい。
であるから、適正範囲内の性状を持たなくてはならない
。一方、設備面からみた成型コークス製造法は、既設の
コークス炉と組み合わされるか、否かを問わず、立地ス
ペースと建設費が縮少され、しかもエネルギー節約型の
高能率設備であることが望ましい。
その一部である成型炭結合剤のための設備についても全
く同様である。本発明は結合剤の量、質、設備に関する
これら・の課題の解決を可能にするものてある。
く同様である。本発明は結合剤の量、質、設備に関する
これら・の課題の解決を可能にするものてある。
シャフト炉を用いた高温ガス直接加熱による成型炭の乾
留法（以下本製迭法という）で生じるタールは、表１に
示されているように、従来の室炉によるコークス製造に
伴つて生じるタールに比較、して底沸点成分が多く、ピ
ッチ成分が少ないことに特徴がある。
留法（以下本製迭法という）で生じるタールは、表１に
示されているように、従来の室炉によるコークス製造に
伴つて生じるタールに比較、して底沸点成分が多く、ピ
ッチ成分が少ないことに特徴がある。
また、本製造法内における結合剤とタールの物質バラン
スは表２のようであり、その値は石炭の配合、結合剤添
加量やその他の操業条件によつて変動するが、必要結合
剤量の約３０％が不足し、系外から補充しなければなら
ない。
スは表２のようであり、その値は石炭の配合、結合剤添
加量やその他の操業条件によつて変動するが、必要結合
剤量の約３０％が不足し、系外から補充しなければなら
ない。
本発明者らは、本製造法に特徴的なタール性状を生かし
、かつ結合剤不足量をいかに補充するかを、長期にわた
つて鋭意研究した結果、本発明を生み出すことができた
。
、かつ結合剤不足量をいかに補充するかを、長期にわた
つて鋭意研究した結果、本発明を生み出すことができた
。
本発明は、シャフト炉による成型コークス製造法を１つ
のシステムとして捉え、乾留生成物であるタールを脱ス
ラジ、脱水、底沸点成分の除去などの簡単な処理を行つ
て、これと軟化点が５０〜４００℃の種々の瀝青物を適
当量混合溶解させることによつて、シャフト炉へ装入す
る成型炭の結合剤として使用することを特徴とする副生
タール分５のリサイクルシステムに関するものでる。
のシステムとして捉え、乾留生成物であるタールを脱ス
ラジ、脱水、底沸点成分の除去などの簡単な処理を行つ
て、これと軟化点が５０〜４００℃の種々の瀝青物を適
当量混合溶解させることによつて、シャフト炉へ装入す
る成型炭の結合剤として使用することを特徴とする副生
タール分５のリサイクルシステムに関するものでる。
ここで底沸点成分とは約２００′Ｃまでに留出する成分
を指し、結合剤中にこの成分が含まれると、成型時の加
熱に際して発泡するために、成型炭品質が著しく損われ
るという、本発明者らの研究成果に基づＯいている。本
発明に従えば、本製造法内で不足する結合剤量をＳＲＣ
（溶剤精製石炭）などのコールタール以外の源泉から補
充することが可能である。
を指し、結合剤中にこの成分が含まれると、成型時の加
熱に際して発泡するために、成型炭品質が著しく損われ
るという、本発明者らの研究成果に基づＯいている。本
発明に従えば、本製造法内で不足する結合剤量をＳＲＣ
（溶剤精製石炭）などのコールタール以外の源泉から補
充することが可能である。
いうまでもなく、ここで補充する瀝青物は石炭系、石５
油系を問わないし、配合割合は結合剤として要求される
質と量に応じて変化できる。この方法によつて調製され
た結合剤は、後述の実施例で示されるように、成型炭の
品質についても十分に満足できるものである。また、設
備面から見ても、第１図の成型コークス製造法の結合剤
リサイクルシステムのフロー図に示されているように、
本発明法はタールの蒸留工程を必要としないので、非常
にコンパクトであると共にエネルギーの節約にも役立つ
。門実施例 本発明に従つて、副生タールを脱スラッジ後、２００℃
に保持された脱水・底沸点成分除去装置に導入して脱水
及び底沸点成分を除去して前処理を行つたタールと瀝青
物の混合物を結合剤として、成型炭を製造したときの成
型炭品質と、その乾留生成物である成型コークスの品質
についての試験結果を表３に示す。
油系を問わないし、配合割合は結合剤として要求される
質と量に応じて変化できる。この方法によつて調製され
た結合剤は、後述の実施例で示されるように、成型炭の
品質についても十分に満足できるものである。また、設
備面から見ても、第１図の成型コークス製造法の結合剤
リサイクルシステムのフロー図に示されているように、
本発明法はタールの蒸留工程を必要としないので、非常
にコンパクトであると共にエネルギーの節約にも役立つ
。門実施例 本発明に従つて、副生タールを脱スラッジ後、２００℃
に保持された脱水・底沸点成分除去装置に導入して脱水
及び底沸点成分を除去して前処理を行つたタールと瀝青
物の混合物を結合剤として、成型炭を製造したときの成
型炭品質と、その乾留生成物である成型コークスの品質
についての試験結果を表３に示す。
この結果から本発明によつて調製した結合剤は、従来か
ら用いられている軟ピッチと比較して、同等もしくは殆
んど遜色のないことが実証された。ただし、原料は以下
の通りである。
ら用いられている軟ピッチと比較して、同等もしくは殆
んど遜色のないことが実証された。ただし、原料は以下
の通りである。
（２）バインダー添加量
８％（乾燥成型炭基準）
第１図は成型コークス製造法における結合剤のリサイク
ルシステムのフロー図である。 １：成型炭製造装置、２：シヤフト炉、３：サイクロン
、４：スプレータワー、５：タールデカンタ、６：脱水
および底沸点成分除去装置、７：結合剤調製装置。
ルシステムのフロー図である。 １：成型炭製造装置、２：シヤフト炉、３：サイクロン
、４：スプレータワー、５：タールデカンタ、６：脱水
および底沸点成分除去装置、７：結合剤調製装置。
Claims (1)
- １ シャフト炉による連続乾留によつて成型コークスを
製造するにあたり副生するタールを後続する次工程にお
いて脱スラジ、脱水および２００℃以下の底沸点成分除
去の簡単な予備処理を行ない、この予備処理後のタール
で系内で使用する成型炭結合剤の大半を賄い、不足分を
補うために軟化点が５０〜４００℃の瀝青物を用い、前
記予備処理後のタールと混合溶解させたのち成型炭結合
剤として系内で循環使用することを特徴とする副生ター
ルの利用法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6385378A JPS6049240B2 (ja) | 1978-05-30 | 1978-05-30 | 副性タ−ルの利用法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6385378A JPS6049240B2 (ja) | 1978-05-30 | 1978-05-30 | 副性タ−ルの利用法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54155201A JPS54155201A (en) | 1979-12-07 |
| JPS6049240B2 true JPS6049240B2 (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=13241301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6385378A Expired JPS6049240B2 (ja) | 1978-05-30 | 1978-05-30 | 副性タ−ルの利用法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6049240B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01139054U (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-22 | ||
| JPH01174549U (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-12 | ||
| JP2007277489A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Jfe Steel Kk | フェロコークスの製造方法及び装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5017967B2 (ja) * | 2006-08-30 | 2012-09-05 | Ｊｆｅスチール株式会社 | フェロコークスの製造方法 |
-
1978
- 1978-05-30 JP JP6385378A patent/JPS6049240B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01139054U (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-22 | ||
| JPH01174549U (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-12 | ||
| JP2007277489A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Jfe Steel Kk | フェロコークスの製造方法及び装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54155201A (en) | 1979-12-07 |
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