JPS6048899A - 昇降型チルトテ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、被訓練者を横臥保持する人体載置用のテー
ブルを、水平姿勢での高さ変更と起立姿勢変更とが行え
るようにして構成する起立訓練用テーブルに関する。

被訓練者横臥用のテーブルを水平状態から起立状態まで
の間で傾動させる構成の起立ＩＩＩ練用チルトテーブル
は既知であるが、従来既知の起立訓練用チルトテーブル
は、被訓練者横臥用テーブルが予めストロークエンドに
設定した所定の高さ位置の一個所でしか水平状態になら
ないような構成である。

したがって、テーブルの水平状態となる高さが、通常の
療養ベッドの高さに適合するように設定されると、療養
ベッドからテーブル、あるいはテーブルから療養ベッド
への被訓練者の乗り移りは容易に行わせ得るけれども、
療養ベッドとは高さの異なる部位（例えば車椅子）に在
る被ｉｌ１棟者を移来させる場合にはテーブルと車椅子
との間に段差を生じてしまうので容易に乗り移らせるこ
とができない難点がある。また、テーブルが水平状態に
なる高さを車椅子高さに適合するように設定されると、
前述とは逆に、療養ベッドからの被１ｉｌｌｌ練者の移
乗が困難になってしまうし、更にこの場合には水平状態
のテーブル高さが極端に低くなるので、介助者（訓練士
）が被訓練者の身体をテーブルにｌｉ！５定あるいは固
定解除したりする所作や、機能訓練の所作寿どを施した
りするときには、腰を折り曲けた不自然な姿勢をとらな
ければならなφため介助作業や訓練作業が行いにくい問
題も生ずるのである。

そこで本発明は、従来構造の起立訓練用のチルトテーブ
ルに存在していた上述の種々の曲順を解消したもので、
テーブルへの乗降が楽に行なえ、かつ水平状態のテーブ
ル上での施療や介助が楽に行なえる昇降型チルトテーブ
ルを提供することを目的としてなされたものである。

即ち本発明は、下基枠２の相対する両側には二本の銅体
の夫々の中央部を互いに軸支してＸ形になしたＸフレー
ム３が立設され、Ｘフレーム６で上基枠８が支持され、
上基枠８の上面には人体を載せるテーブル１７が載設さ
れ、テーブル１７け上基枠８の一端に垂直方向回動自在
に軸支され、ｘフレーム乙の手前下端３ａハ下基枠２に
軸支され、Ｘフレーム乙の先方下端３ｂけ下基枠２に摺
動自在に取り付けられ、手前下端６ａに接近した位置の
下基枠２と先方下端３ｂとには昇降用油圧シリンダ−１
４の両端が掛は渡されて軸支され、上基枠８の一端から
垂下取着される取付基腕１５とテーブル１７の中央部適
宜位置から垂下取着される取付先腕１８とには起立用油
圧シリンダ−１６の両端が掛は渡されて軸支され、昇降
用油圧シリンダ−１４の伸縮によりテーブル１７が昇降
し、起立用油圧シリンダ−１６の伸縮によりテーブル１
７が起伏することを特徴とする昇降型チルトテーブルで
ある。

次に本発明の構成を図面に基づいて詳述する。

キャスター１に支えられた矩形の枠体でなる下基枠２の
左右の長手辺２６の夫々の内側には、二本の融体の夫々
の中央部を互いに軸支してＸ形になしたＸフレーム６が
立設される。一対に立設されるＸフレーム３の夫々の手
前下端６ａけ左右の長手辺２３間に横架される横架軸４
で軸支され、長手辺２３の内側部に長大状に設けた下レ
ール７内には両端に下ローラ−６を有する下ローラー軸
５の下ローラ−６を摺動自在に保持し、該下ｐ−ラー軸
５にＸフレーム６の左右の先方下端３ｂが取着される。

矩形の枠体でなる上基枠８の左右の長手辺２４の夫々の
内側はＸフレーム３で支えられている。Ｘフレーム６０
手前上端３Ｃけ、上基枠８の正面に位置し左右の長手辺
２４間に横架したテーブル支持軸９に軸支され、Ｘフレ
ーム３の左右の先方上端３ｄ間には上ローラー軸１０が
横架される。該上ローラー軸１０の両端に上ローラ−１
１が設けられ、該上ローラ−１１は上基枠８の左右両側
に長大状に設けた上レール１２に摺動自在にはめこまれ
る。

下基枠２の横架軸４に接近した下基枠２の適宜位置には
取付片１６が設けられ、該取付片１６には油圧により伸
縮する昇降用油圧シリンダ−１４の基端が軸支され、該
昇降用油圧シリンダ−１４の先端は下ローラー軸５に軸
支される。

上基枠８の正面の短手辺２５の中央部から下方に向って
取付基腕１５が設けられ、該取付基腕１５の下止基枠８
の上面に載設されるテーブル１７の裏面に取着された取
付先腕１８に軸支される。

テーブル１７は長方形に形成され、テーブル１７の短手
辺の一端には足板１９が取り付けられ、取材先１１ｆｔ
１１８と足板１９との間に位置するテーブル１７の裏面
に取着したテーブル支持片２０がテーブル支持軸９に軸
支される。足板１９とテーブル支持片２０との長さ社上
基枠８が下限位置にあるときの接地面から上基枠８まで
の距離よりは短かくしている。

テーブル１７は水平面から垂伯面に至る間で回動可能旦
停止可能に上基枠８に軸支される。

下基枠２上の一端には二つのシリンダへ油を圧縮送油し
たり油を回収貯蔵したりする給油部２１が設けられる。

給油部２１の側面には給油部２１の作動を指令し施療者
によって操作される操作部２１が設けられる。

以上の構成による本発明の作用を次に詳述する。

施療者は起立訓練あるいは機能訓練等の治療を受ける患
者を適宜高さで水平状態に停止したテーブル１７上にの
せる。しかる後、患者を載せたテーブル１７を昇降ある
いは傾斜させるのであるが、その為にけに僚者は操作部
２２を操作して給油部２１を駆動させる。テーブル１７
を傾斜させようとする場合は給油部２１からの圧力油を
起立用油圧シリンダ−１６の一方注入口に注ぎ起立用油
圧シリンダ−１６を伸長させる。起立用油圧シリンダ−
１６の伸長により上基枠８に固定された取付基腕１５に
対してテーブル１７に固定された取付先腕１８に円弧を
描かせながら離間させテーブル１７を上方へ突き上げ、
テーブル１７を傾斜角度０度の水平位置から傾斜角度９
０度の垂直位置までの間の適宜位置に移動させる。

テーブル１７を傾斜させるとき傾斜角度が９０度になる
位置では起立用油圧シリンダ−１６は伸長のストローク
エンドであり、またテーブル１７が伏臥した水平位置で
は起立用油圧シリンダ−１６は縮少のストロークエンド
である。ゆえにテーブル１７の傾斜角度設定範囲は０度
から９０度の範囲である。

傾斜しているテーブル１７を水平状態へ伏臥させるには
施療者は操作部２２を操作して給油部２１がらの圧力油
を起立用油圧シリンダ−１６の他方注入口に注ぎ起立用
油圧シリンダ−１６を縮少させる。起立用油圧シリンダ
−１６の縮少により取付先腕１８を取付基腕１５側に引
き付はテーブル１７を上基枠８に伏臥する水平状態にｆ
８動させる。

又テーブル１７を上昇させるには施療者は操作部２２を
操作して給油部２１からの圧力油を昇降用油圧シリンダ
−１４の一方注入口に注ぎ昇降用油圧シリンダ−１４を
縮少させる。

昇降用油圧シリンダ−１４の縮少により下基枠２の横架
軸４方向に下ローラー軸５を引き寄せ、Ｘフレーム乙の
手前下端６ａと先方下端３ｂとを接近させる。同時にＸ
フレーム３の手前上端６Ｃと先方上端３ｄとが接近し、
さらに同時に手前上端６ａと先方上端３ｄとが上方へ移
動しＸフレーム３で支持ばれる上基枠８も上昇する。

テーブル１７を下降させるには施療者は操作部２２を操
作して昇降用油圧シリンダ−１４の圧力油の油路を開く
。すると昇降用油圧シリンダ−１４はテーブル１７、Ｘ
フレーム２、上基枠８及び人体等の荷重で伸長する。昇
降用油圧シリンダ−１４の伸長とともにＸフレーム６の
手前下端５ａと先方下端６ｂとの距離が離間し、Ｘフレ
ーム６で支えられる上基枠８は下降する。

昇降用油圧シリンダ−１４の縮少のストロークエンドが
テーブル１７の上限高であり昇降用油圧シリンター１４
の伸長のストロークエンドが下限高である。テーブル１
７は上限高と下限高の間の適宜高さリング−１４の伸縮
作動とには連係作動等の制約は無く夫々単独に作動する
のでテーブル１７の高さ及び傾斜角度は自在に選択設定
できる。

起立訓練をする際には患者の症吠に応じてテーブル１７
の傾斜角度を操作部２２の操作により任意に設定する。

又テーブル１７上の患者に機能訓練あるいはマツサージ
等を施こす際には施療者が施療しやすい様に任意にテー
ブル１７の高さを操作部２２の操作により設定する。さ
らに患者をテーブル１７に移乗する際あるいは患者をテ
ーブル１７から移降する際にはベッド、車椅子、あるい
はストレッチャー等の高さに対応してテーブル１７の高
さを操作部２２の操作により適宜設定する。

以上の構成と作用を有する本発明の効果を次に述べる。

下基枠の左右にＸフレームを設けて上基枠を支持し該Ｘ
フレームの手前端下部と先方端下部との間に油圧シリン
ダーを掛止してテーブルを昇降する堅牢構成であるため
、テーブルを水平状態で使用する場合には特にいかなる
高さに設定していてもアソビが生ぜず安定が確保され安
全に施療が行なえることとなった。

さらにベッド、車椅子、あるいはストレッチャーに対応
した高さにテーブルの高さを調節でき、患者のテープＩ
への乗降が容易であり、患者、介勘考共に患者の乗降に
掛る労力を大いに軽減した。

またテーブルを施療者に合わせた高さに簡易に？ＡｆＩ
ｒ１設定できるので患者への機能訓練、マツサージ等の
施療がやりやすく施療能率を向上せしめた。

また油圧シリンダーとＸフレームとから作動部分を構成
しているためテーブル作動時の音が静かでありテーブル
の作動がなめらかになったので患者への不安感の付与を
軽減でき、訓練室内の騒音発生を減少せしめた。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので第１図は正面図、第
２図はテーブルを上昇させた時の側面図、第３図はテー
ブルを直立させた時の側面の細断面図、第４図は全体斜
視図、第５図はＸフレームの斜視図を夫々示している。 ２・・・下基枠　３・・・Ｘフレーム　３ａ・・・・手
前下端６ｂ・・・・先方下端　８・・・上基枠　９・・
・テーブル支持軸　１４・・・・昇降用油圧シリンダ−
１５・・・・取付基ｆｉ＋１６・・・・起立用油圧シリ
ンダ−１７・・・・テーブル　１８・・・・取付先腕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下糸枠２の相対する両側には二本の鋤体の夫々の中央部
   を互いに軸支してＸ形になしたＸフレーム３が立設され
   、該Ｘフレーム３で上糸枠８が支持され、上糸枠８の上
   面には人体を載せるテーブル１７が載設され、テープＡ
   ／１７は上糸枠８の一端に垂直方向回動自在に軸支され
   、Ｘフレーム乙の手前下端３ａけ下糸枠２に軸支され、
   Ｘフレーム６の先方下端６ｂは下糸枠２に摺動自在に取
   り付けられ、手前下端３ａに接近した位置の下糸枠２と
   先方下端３ｂとには昇降用油圧シリンダ−１４の両端が
   掛は渡されて軸支され、上糸枠８の一端から垂下取着さ
   れる取付基腕１５とテーブル１７の中央部適宜位置から
   垂下取着される取付先腕１８とには起立用油圧シリンダ
   −１６の両端が掛は渡されて軸支され、昇降用油圧シリ
   ンダ−１４の伸縮によシテーブル１７が昇降し、起立用
   油圧シリンダ−１６の伸縮によシテーブル１７が起伏す
   ることを特徴とする昇降型チルトテーブル。