JPS6048833A - フレーク状硫黄粉塵発生防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にベルトコンベア等を用℃・て荷役作業を
行なう際に発生する粉塵の発生防止装置に関するもので
ある。本発明は種々の材料の荷役作業に適用し得るもの
であるが特にフレーク状硫黄をベルトコンベアにてトラ
ックの荷台に搬送する際に有効に適用し得るものである
。

従来、フレーク状硫黄をトラック出荷用ベルトコンベア
を使用してトラックに出荷する際、コンベアケーシング
出口からトラック荷台まで１ｍ程度の落差があるために
、該硫黄が落ちる途中に。

又荷台に落下したときの衝撃により粉塵が極めて多着に
発生しそして四方に飛散して斜上がり、防塵メガネ及び
マスクを着用しないと作業現場に近づけないような状態
となり、労働衛生上重大な問題トなっていた。このよう
な粉塵発生を防止するための装置としては、従来製鉄所
等で研究されてきたブロワ−による吸引装置があり、前
記の如きフレーク状硫黄の粉塵発生防止にもこのプロワ
−吸引装置が用いられている。該プロワ−吸引装置とは
発生した粉塵をプロワ−で吸引した後バッグフィルタ等
で分離集塵しそして回収する装置であり、前記フレーク
状硫黄粉塵発生防止等のためにハ主トしてベルトコンベ
ア、パケットエレベータ等密閉構造物中の粉塵対策とし
て使用され、出荷口等の大気開放部に対しては特にフー
ド等を設置してもブロワ−の粉塵吸引能力には限界があ
り。

効果的な粉塵の発生防止を期待することはできず。

出荷口での粉塵防止に対する解決手段は現状では存在し
ないといっても過言ではない。更に、従来のプロワ−吸
引装置は当然に吸引ダクト、ブロワ−及びバッグフィル
タ等の設置が必要であり、設置コストが極めて高く、且
つ粉塵の回収作業を必要とし、運転操作が極めて複雑に
なるといった問題を有する。

又、粉体を取扱う作業においては、前記粉塵発生防止と
は別に、ケーシング内での粉塵爆発、火災を防止するこ
とが要求される。このためにコンベアケーシング内に窒
素（Ｎりガスを吹き込み。

酸素（０２）襲を粉塵爆発の成果（９チ）以下の７チと
なるように管理すること力；必要であった。更に詳しく
言えば、フレーク状硫黄の生産、貯蔵。

出荷設備においては粉塵爆発の危険力ｔあり、その防止
のために不活性ガスを吹き込み、０３チを爆発限界（Ｎ
ｌガス使用の場合９．３％、又ＣＯ！ガス使用の場合１
２ヂ）以下に管理する必要がある。し力・しながら、従
来のプロワ−吸引装置によると、不活性ガスもブロワ−
によって吸引され、従って必要不活性ガス量が膨大とな
り、運転コストカ；極めて高くなるという欠点があった
。

更に、粉塵発生防止技術として搬送される材料に水を散
布し、搬送材料を十分に湿潤し粉塵の発生を防止するべ
く、コンベア系の排出側に多数の小孔ノズルを設は加圧
水を水滴状にして噴霧する装置も提案されているが、こ
のような粉塵発生防止装置によると粉塵の発生は防止す
ることカーできるが、搬送材料自体は水分を多量に含ん
だものとなり、以後の該材料の取扱いを極めて困難なも
のとし、構成る場合には乾燥工程を更に設は材料を乾燥
する必要があった。

従って本発明の主たる目的は従来の粉塵発生防止装置の
諸欠点を解決した新規な粉塵発生防止装置を提供するこ
とである。

゛本発明の目的は粉塵爆発を防止しながら粉塵の発生を
防止することのできる粉塵発生防止装置を提供すること
である。

本発明の目的は、適用される材料の水分含有率を実質的
に変えることがなく、従って材料の以後の取扱いを困難
なものとすることがなく且つその後に乾燥工程といった
余分な追加の工程を必要としない粉塵発生防止装置を提
供することである。

本発明の目的は、特にフレーク状硫黄の粉塵発生防止に
有効な粉塵発生防止装置を提供することである。

本発明の目的は粉塵爆発防止用不活性ガスの使用量を極
めて少量にして粉塵の爆発を防止しながら粉塵の発生を
防止することのできる粉塵発生防止装置を提供すること
である。

本発明の他の目的は運転操作が簡単で且つ設備コストが
低床な粉塵発生防止装置を提供することである。

本発明者等は、粉塵の発生する材料の生産、貯蔵及び出
荷設備等にて発生した粉塵に、該材料の水分含有率が変
わらない程度に加熱スチームを接触させることによって
、粉塵の発生を極めて効率良く防止し得ることを見出し
た。本発明は、斯る新しい知見に基づいてなされたもの
である。

本発明を要約すると１本発明は、材料が搬入される入口
と、材料を送出する出口とが設けられたケーシング；前
記ケーシング内で前記材料入口に近接して前記搬入され
た材料を受容するために。

下方向に収束するように傾斜して互いに対向して配置さ
れそして各々の下方向自由端部は通常状態においては互
いに弾力的に衝合し父上１他端部はそれぞれ前記ケーシ
ングに取付けられた一対のゴム板；前記一対のゴム板の
衝合自由端部を押し拡げることＫよって落下してきた材
料を受容するべく第１の傾斜方向に傾斜して設けられた
第２じゃま板―前記第２じゃま板上を滑落してきた材料
を受容しそして該材料を前記ケーシング出口へと案内す
るべく前記第１の傾斜方向とは逆の第２の傾斜方向に傾
斜して前記出口近傍へと延在した第３じゃま板〕前記第
２じゃま板に対面して設けられた第１加熱スチーム噴射
手段−及び前記第３じゃま板に対面して設けられた第２
加熱スチーム噴射手段を具備して成ることを特徴とする
粉塵発生防止装置である。本装置において１％如材料が
フレーク状硫黄である場合には、硫黄とスチームを接触
させることとなり、スチームを所定設備に吹き込むこと
が、設備内の湿度を増加させ、又該設備内の０２チを低
下させ、それ九より粉塵そのものの発生を抑止し、又粉
塵爆発の可能性をなくする作用をなす。又スチームによ
る設備内の加湿作用は静電気防止効果もあり安全度の向
上に寄与する。

又加熱スチームによる設備内の加湿作用が製品の水分含
有率を上昇させることはない。

次に本発明に係る粉塵発生防止装置を図面に則して説明
する。

先ず１本発明に係る粉塵発生防止装置の基礎な移 なす類似の粉塵発生防止装置について、第１図〜第３図
を参照して説明する。該装置は、フレーク状硫黄をベル
トコンベアを使用しトラックの荷台へと出荷する出荷設
備にて具現化されていることが叩解されるであろう。出
荷設備は、生産設備及び／又は貯蔵設備（図示せず）の
フレーク状硫黄Ｍをトラックの荷台Ｔへと搬送するため
の搬送装置１と、該搬送装置４を支持するフレーム５と
を具Ｑ）ｆｔする。Ｍｉ前記搬送装置１は通常斯界にお
いて使用されている。コンベアベルト２と、プーリ３と
をＡ　（＃　’Ｌ、　タベルトコンベアタイプのものと
することができる。該出荷設備の硫黄の硫黄放出端部、
即ち、第１図及び第２図におけるプーリ３が設けられた
右端部に粉塵発生防止装置１０が設けられ。

搬送装置１のフレーム５に一体的に連結される。

粉塵発生防止装置１０は搬送装置１の放出端部を囲包し
たケーシング１２を具備し、下端に粉体。

例えばフレーク状硫黄Ｍの出荷口１４が設けられる。ケ
ーシング１２内には、コンベアベルト２によって搬送さ
れそ１−て放出端のプーリ３を周回して下方へと自然落
下する硫黄Ｍを受容するための第１のじゃま板１６が下
方向に傾斜して設けられる。該第１じゃま板１６上へと
落下した硫黄Ｍは。

該第１じゃま板１６と、該第１じゃま板１６の上面に対
向して設けられた案内板１８．２０とによって画定され
た通路を下方向へと案内されて滑落する。案内板１８及
び２０は、第３図に図示されるように、落下移動する硫
黄Ｍの走行幅を規制するべく、下端の幅寸法Ｗ、、つま
り硫黄Ｍの出口端の寸法が上端の幅寸法舅、つまり硫黄
Ｍの入口端の寸法より小さくなるように取付けられる。

第１じゃま板１６の下端にはゴム板２２及び２４が夫々
案内板１８及び２０の下端縁部と内側縁部２６及び２８
を概略整合させて設けられる。該ゴム板２２及び２４の
他端、即ち、自由な下瑞部は、これも又ケーシング１２
の内部にて下方向へと傾斜し前記第１じゃま板１６上を
滑落する硫黄Ｍの進路を連るよ５に配設された第２のじ
ゃま板３ｏの上面に当接している。従って、前記第１じ
ゃま板１６の下端縁、案内板１８．２０の下端縁、ゴム
板２２．２４の内側縁及び第２じゃま板３ｏの上面によ
って硫黄Ｍの第２じゃま板３０への落下口２１（第３図
）が画定される。前記第１じゃま板１６の先端に設けた
ゴム板２２及び２４は、長期間の使用により案内板１８
．２０を越えてきた硫黄片及びパウダー状の硫黄が該ゴ
ム板２２．２４上に蓄積した場合、硫黄の自重でゴム板
が撓みそして第２じゃま板３０と離間し、その上の硫黄
を下方へと落下せしめる働きをなす。

第２のじゃま板３０は、第２図に図示されるように、上
端はケーシング１２の内壁に取付ゆられ。

斜め下方へと延在し、前記ゴム板２２．２４の先端縁部
と接触し、更に所定距離だけ斜め下方に突出する。従っ
て、第１じゃま板１６を滑落し、落下口２１を介して落
下した硫黄Ｍは第２じゃま板３０の上面へと落下し１次
で該第２じゃま板３０に沿って下方に滑り落ちる。第２
じゃま板３０上の硫黄Ｍは該第２じゃま板３０の下端ま
でくると、次で該第２じゃま板の下端より離隔して設け
られた第３のじゃま板３２上へと落下する。第３じゃま
板３２も又ケーシング１２内圧て下方向へと傾斜して設
けられ、該第３じゃま板３２上に落下した硫黄Ｍをケー
シング１２の出荷口１４へと案内する。第３じゃま板３
２から出荷口１４へと放出せられた硫黄Ｍは、出荷口１
４から放出される前に該第３じゃま板３２と出荷口１４
との間に設けられた出口板３４及び３６上へと落下せし
められる。出口板３４及び３６は好ましくはゴム板であ
り、硫黄が該出口板上にない場合は、第１図に図示され
るように、互いに衝合し閉じた状ｂＭ　Ｋ保持されてい
るが、該出口板３４及び３６上へと硫黄が落下せられる
と、硫黄の重みによりゴム板が撓み、硫黄を出荷口１４
へと落下せしめるべく構成される。

第１じゃま板１６の先端部と、第３じゃま板３２の先端
との間には仕切板３８が設けられる。従ってケーシング
１２の内部に更に、第１じゃま板１６゜第２じゃま板３
ｏ及び仕切板３８によって囲まれた第１室４０ど；第２
じゃま板３０．ケーシング１２゜第３じゃま板３２及び
出口板３４．．３６によって囲まれた第２室４２とが画
定される。前記第１室４０及び第２室４２にはスプレー
ノズル４４゜４６及び４８．５０が夫々配設される。こ
のとき。

スプレーノズル４４及び４６の噴射口は第２じゃま板３
０に対面するようにし、スプレーノズル４８及び５０は
第３じゃま板３２に対面するように配置される、又スプ
レーノズルは所望に応じ任意の寸法、形状及び数を用い
ることができるが１例えばその配列態様は、第３図に概
略図示されるように、第１室４０の上段スプレーノズル
４４は３個にし、残りの第１室４０の下段及び第２室４
２の上、下段のスプレーノズル４６及び４８，５０は夫
々５個設けるようＫすることができる。

更に、上記構造について具体的忙説明すれば。

第１．第２及び第３のじゃま板１６．３０及び３２並び
に仕切板３８は好ましくはステンレス鋼板（例えば５Ｕ
Ｓ３０４．）Ｋて作製され、又硫黄が乗る可能性のある
部所、即ち、じゃま板、仕切板。

ケーシング及び出口板の角度は、硫黄の安息角が３５〜
４５°と考えられるため、全て４５°以上とするのが好
ましい。特に実施例においては、α＝゛β＝４５°及び
γ＝６０’に構成された。このような角度は臨界的なも
のではなく、又取り扱う材料の種類によっても種々に変
えることができる。又落下口２１の大きさは４００Ｘ１
５０＋ｏ＋とされ、スプレーノズルはじゃま板より１５
０趨離間し且つ１１０ｍＨのピッチ間隔にて配設された
。好ましいスプｖ−７よ−、１新倉新音製。エアー。ｙ
９８２２５、材質８ＵＳ３０ｔ、広角円形全面噴射−Ｂ
であった。該ノズルはスチーム噴出にょル静電気発生が
非常に低く（元圧６ｋｇ／ｆｆ１Ｇで最大４００ｖ程度
であり）、キリ孔（３ｍ＋＋！　孔１元圧６ｋｇ／ｉＧ
の場合６００００Ｖ以上）に比べ安全面からも優れてお
り且つスチームの広角噴射も可１イヒである。

又１本装置には第１じゃま板１６に受容されなかった硫
黄を出荷口１４へと戻すための手段が設けられる。仕切
板３８とケーシング１２との間に。

一端を該仕切板３８に固着し他端の自由端はケーシング
１２の内壁に衝合しているゴム板５２が設ゆられる。第
１じゃま板１６に受容されなかった硫黄Ｍは、仕切板３
８又はケーシング１２の内壁・罠よってゴム板５２上に
集められ、蓄積される。

該蓄積された硫黄Ｍが所定量に達するとゴム板は撓み、
該ゴム板５２とケーシング１２の内壁との接触状態は破
られ、その間に隙間が生じ、その隙間を介して蓄積され
た硫黄Ｍがケーシング１２の内壁に沿って、該ケーシン
グ１２の内壁と第３じゃま板とによって形成された通路
内を滑り落ち。

出口板３４及び３６上へと至る。

出口板３４及び３６から出荷口１４へと放出された硫黄
は、出荷口１４の下方に位置せしめられたトラックの荷
台Ｔへと落下し、受容される。

又、ケーシング１２内には粉塵の爆発を防止するために
不活性ガス、例えばＮ、ガスが流入せられる。

次に上記粉塵発生防止装置の作動態様について説明する
。

搬送装置１によって搬送されてきたフレーク状硫黄Ｍは
放出端プーリ３を周回して第１じゃま板１６上へと落と
される。硫黄Ｍは第１じゃま板１６上を滑り落ち、案内
板２０により幅を４００順に規制されて落下口２１より
第２じゃま板３０上へと落下する。第２じゃま板３０上
の硫黄Ｍは該じゃま板上を滑り落ち、第３じゃま板３２
上へと落下する。第３じゃま板３２は硫黄Ｍを出口板３
４．３６へと案内し、硫黄Ｍは該出口板３４゜３６を通
り、出荷口１４へと放出され１次でトラックの荷台Ｔへ
と落下する。以上のように硫黄Ｍが滑落移動するとき、
第１室４０及び第２室４２に設けられたスプレーノズル
４４．４６及び４８゜５０を介してスチームが噴射され
る。従って滑落移動する硫黄Ｍはその大部分又は全部が
第１室４０及び第２室４２においてスチームにより加湿
され、室内において、又室内から外部へと放出された時
点においても粉塵の舞い上がりは完全に防止される。又
スチームはケーシング内の空気及びケーシング１２内に
流入されたＮ２ガスより軽いために出荷口１４の近傍に
滞留することなく第１及び第２室内に充満され、従って
例え室内にわずかの粉塵が発生したとしても、該粉塵は
スチームと接触し見掛は重電が重くなり落下して硫黄粉
体と混合し、浮遊状態は長く保たれない。スチームが上
方の落下口２１及び下方の出口１４からの逃出が心配さ
れるが、実際には両日とも連続的に移動する硫黄Ｍによ
り実質的に閉塞され、スチームの逃出は極めて少ない。

従ってスチームが第１及び第２室外へと大量に逃出し１
回転部品及びその他の部品に接触してこれら部品に悪影
響を及ぼすことはない。又ケーシング１２内の特に実質
的に最大の粉塵の発生が心配される第１及び第２室４０
及び４２内に流入せられたＮ！ガスも又外部に逃出する
量が極めて少なくされ、従ってＮ！ガスの供給惜を著る
しく減少させることができる。

本装置に使用されるスチームは好ましくは・約０．２ｋ
ｇ／ｆｆ１Ｇ〜約３ｋ１７／ｉＧの範囲、より好ましく
は、約０．３ｋｇ／ｆｆ１Ｇ〜約１ｋｆ？／ｉＧの範囲
の圧力のものであり、温度は約り３０℃〜約１５０℃の
範囲である。又スチームは、硫黄量１００　ｔｏｎ／ｈ
ｒＫ対し、約１５０ｋＪ／ｈｒ〜約１５０　ｋｇ　／ｈ
ｒの割合で噴射することが好適である。

即ち、約０．２　ｋｇｌｃｒｌ　Ｇ　〜約３に１７／ｃ
ｒｌＧノ圧力で且つ約り３０℃〜約１５０　’Ｃの温度
を有した加熱スチームを使用し、該加熱スチームをフレ
ーク状硫黄１００　ｔｏｎ／ｈｒに対し、約１００　ｋ
１７　／ｈｒ　〜約１５０　ｋｇ／ｈｒの割合で噴射す
ることにより該フレーク状硫黄の水分含有量を増加させ
ず、粉塵の発生を有効に防止することができた。

一方、加熱スチームの温度を約１３０　℃以下とした場
合にはフレーク状硫黄の水分含有量は０．ＩＷｉに増大
し、又約１５０　’Ｃ以上の加熱スチームを使用した場
合はフレーク状硫黄の製品としての品質の劣化が見受け
られ且つ粉塵発生防止効果も十分に達成されないという
結果が得られた。

又、圧力０．１ｋｌｉｌ／、−７４Ｇ、温度１４０℃の
加熱スチー≠を使用し、フレーク状硫黄１００　ｔｏｎ
／　ｈｒに対し該加熱スチームを約１５０ｋＪｌ／ｈｒ
以上の割合で噴射した場合、硫黄の水分含有量は０．１
ｗｔ％となり好ましい結果が得られなかった。更に又、
同じ条件の加熱スチームを約１００　ｋｇ／ｈｒ以下の
割合で噴射した場合には粉塵の発生防止効果が十分では
なく１作業上支障をきたす程度の粉塵の発生が観察され
た。

第４図を参照すると、第１図〜第３図の粉塵発生防止装
置を改良した本発明に係る粉塵発生防止装置の一実施態
様が示される。該粉塵発生防止装置１０′は、前に説明
した第２図に示される粉塵発生防止装置１０と基本的構
造は同じであるが、第１じゃま板１６０代わりに二枚の
ゴム製の仕切板ゴム６０及び６２を使用する点において
のみ異なる。該仕切ゴム板６０及び６２は取付アングル
６４及び６６によってケーシング１２に一端が取付けら
れ、他端の自由端は、硫黄Ｍが搬送装置１によって搬送
されてこない場合には互いに衝合するように構成される
。硫黄Ｍが搬送され出すと。

仕切ゴム板６０及び６２の先端は硫黄Ｍの重さにより撓
み１画板の光性が離間しその隙間より硫黄が第２じゃま
板３０へと落下する。これ以後の作動態様は前記粉塵発
生防止装置１０と同じである。

本発明に係る粉塵発生防止装置δ１０′は硫黄Ｍの流入
口及び出口に二枚のゴム製仕切板が設けられているため
スチームを室内に閉じ込める効果が優れているというこ
とが理解されるであろう。

本発明に係る装置を使用し【行なった各種テストの結果
は次の通りであった。

（１）粉塵発生防止効果 極めて良好である。スチームの噴射を行なわない場合に
は防塵メガネをかけないとトラックに近づけない状態で
あったが、スチームを噴射し始めると２．３秒後には粉
塵の発生が止まった。

（２）硫黄の水分含有率 硫黄の水分含有率はスチームを噴射しても、噴射しなく
ても変わらず０．０２５　ｗｔ％であった。この値は製
品として問題ないものである。

（３）スチームによる静電気の影響 出荷口より落下する硫黄の静電気を測定すると。

スチームを噴射しないときはｅ　Ｏ・’ＫＶ　以上の値
を示し、スチームを噴射すると４０　ＫＶ　となり、硫
黄の静電位が低下したことが分った。

以上の如く如構成される本発明に係る粉塵発生防止装置
は搬送される材料の水分含有率を実質的変えることなく
粉塵の発生を完全に阻止することができ、又７１Ｄ熱ス
チームを噴射させることはケーシング内の０２％を低下
させる方向にあり、相対湿度の増加により静電気が漏洩
し易くなり、これらはいずれも粉塵の爆発を防止する方
向に作用するという極めて優れた効果を有する。更に本
発明に係る装置は構造が簡単で製造コストも安く、又運
転コストも安いという効果も有する。

上記説明においては１本発明はフレーク状硫黄をベルト
コンベアにて搬送する装置に適用して述べたが１本発明
はこれら実施例に限定されるものではなく、硫黄以外の
他の材料にも応用することができるということが理解さ
れるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基礎をなす粉塵発生防止装置の概略正
面図である。 第２図は第１図の粉塵発生防止装置の縦断面図である。 第３図は第１図の線路−Ｈに沿って取った粉塵発生防止
装置の概略側面図である。 第４図は本発明を具現化した粉塵発生防止装置の一実施
態様の概略縦断面図である。 １：搬送装置 ２：コンベアベルト ３：プーリ １０：粉塵発生防止装置 １２：ケーシング １４：出荷口 １６：第１じゃま板 １８″、２０：案内板 ２２．２４：ゴム板 ３０：第２じゃま板 ３２：第３じゃま板 ３４．３６：出口板 ３８：仕切板 ４０：第１室 ４２：第２室 ４４．４６．４８．５０ニスプレーノズル６０．６２：
仕切ゴム板 第１図 第３図 第４図 ＝ 「

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）材料が搬入される入口と、材料を送出する出口とが
   設けられたケーシング；前記ケーシング内で前記材料入
   口に近接して前記搬入された材料を受容するために、下
   方向に収束するように傾斜して互いに対向して配置され
   そして各々の下方向自由端部は通常状態においては互い
   に弾力的に衝合し父上１他端部はそれぞれ前記ケーシン
   グに取付けられた一対のゴム板；前記一対のゴム板の衝
   合目出端部を押し拡げること罠よって落下してきた材料
   を受容するべく第１の傾斜方向に傾斜して設けられた第
   ２じゃま板；前記第２じゃま板上を滑落してきた材料を
   受容しそして該材料を前記ケーシング出口へと案内する
   べく前記第１の傾斜方向とは逆の第２の傾斜方向に傾斜
   して前記出口近傍へと延在した第３じゃま板；前記第２
   じゃま板に対面して設けられた第１加熱スチーム噴射手
   段；及び前記第３じゃま板に対面して設けられた第２加
   熱スチーム噴射手段を具備して成ることを特徴とする粉
   塵発生防止装置。 ２）材料はフレーク状硫黄である特許請求の範囲第１項
   記載の粉塵発生防止装置。 ３）第２及び第３じゃま板は材料の安息角以上の傾斜に
   てケーシングに取付けられて成る特許請求の範囲第１項
   記載の粉塵発生防止装置。 ４）材料はフレーク状硫黄で、第２及び第３じゃま板は
   水平に対し４５°以上の傾斜にてケーシングに取付けら
   れて成る特許請求の範囲第１項記載の粉塵発生防止装置
   。 ５）ケーシングの出口罠は一対の対向し巨っ下方向に傾
   斜したゴム板が設けられ、各ゴム板はその一端がケーシ
   ングに取付けられ、他端の自由縁部は通常状態において
   は互いに弾力的に衝合するよ５に構成された特許請求の
   範囲第１項記載の粉塵発生防止装置。