JPH027854B2 - - Google Patents

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JPH027854B2
JPH027854B2 JP59153145A JP15314584A JPH027854B2 JP H027854 B2 JPH027854 B2 JP H027854B2 JP 59153145 A JP59153145 A JP 59153145A JP 15314584 A JP15314584 A JP 15314584A JP H027854 B2 JPH027854 B2 JP H027854B2
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JP
Japan
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sulfur
flaky
plate
casing
dust
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JP59153145A
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JPS6048832A (ja
Inventor
Hidekazu Nishikawa
Yoshifumi Sumita
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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Publication date
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Priority to JP59153145A priority Critical patent/JPS6048832A/ja
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Publication of JPH027854B2 publication Critical patent/JPH027854B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C4/00Flame traps allowing passage of gas but not of flame or explosion wave
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G69/00Auxiliary measures taken, or devices used, in connection with loading or unloading
    • B65G69/18Preventing escape of dust
    • B65G69/185Preventing escape of dust by means of non-sealed systems
    • B65G69/188Preventing escape of dust by means of non-sealed systems with spraying means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ベルトコンベア等を用いて荷役作業
を行なう際に発生する粉塵の発生防止装置に関す
るものであり、特にフレーク状硫黄をベルトコン
ベアにてトラツクの荷台に搬送する際に有効に適
用し得るものである。
従来、フレーク状硫黄をトラツク出荷用ベルト
コンベアを使用してトラツクに出荷する際、コン
ベアケーシング出口からトラツク荷台まで1m程
度の落差があるために、該硫黄が落ちる途中に、
又荷台に落下したときの衝撃により粉塵が極めて
多量に発生しそして四方に飛散して舞上がり、防
塵メガネ及びマスクを着用しないと作業現場に近
づけないような状態となり、労働衛生上重大な問
題となつていた。このような粉塵発生を防止する
ための装置としては、従来製鉄所等で研究されて
きたブロワーによる吸引装置があり、前記の如き
フレーク状硫黄の粉塵発生防止にもこのブロワー
吸引装置が用いられている。該ブロワー吸引装置
とは発生した粉塵をブロワーで吸引した後バツグ
フイルタ等で分離集塵しそして回収する装置であ
り、前記フレーク状硫黄粉塵発生防止等のために
は主としてベルトコンベア、バケツトエレベータ
等密閉構造物中の粉塵対策として使用され、出荷
口等の大気開放部に対しては特にフード等を設置
してもブロワーの粉塵吸引能力には限界があり、
効果的な粉塵の発生防止を期待することはでき
ず、出荷口での粉塵防止に対する解決手段は現状
では存在しないといつても過言ではない。更に、
従来のブロワー吸引装置は当然に吸引ダクト、ブ
ロワー及びバツグフイルタ等の設置が必要であ
り、設置コストが極めて高く、且つ粉塵の回収作
業を必要とし、運転繰作が極めて複雑になるとい
つた問題を有する。
又、粉体を取扱う作業においては、前記粉塵発
生防止とは別に、ケーシング内での粉塵爆発、火
災を防止することが要求される。このためにコン
ベアケーシング内に窒素(N2)ガスを吹き込み、
酸素(O2)%を粉塵爆発の限界(9%)以下の
7%となるように管理することが必要であつた。
更に詳しく言えば、フレーク状硫黄の生産、貯
蔵、出荷設備においては粉塵爆発の危険があり、
その防止のために不活性ガスを吹き込み、O2
を爆発限界(N2ガス使用の場合9.3%、又CO2
ス使用の場合12%)以下に管理する必要がある。
しかしながら、従来のブロワー吸引装置による
と、不活性ガスもブロワーによつて吸引され、従
つて必要不活性ガス量が膨大となり、運転コスト
が極めて高くなるという欠点があつた。
更に、粉塵発生防止技術として搬送される材料
に水を散布し、搬送材料は十分に湿潤し粉塵の発
生を防止するべく、コンベア系の排出側に多数の
小孔ノズルを設け加圧水を水滴状にして噴霧する
装置も提案されているが、このような粉塵発生防
止装置によると粉塵の発生は防止することができ
るが、搬送材料自体は水分を多量に含んだものと
なり、以後の該材料の取扱いを極めて困難なもの
とし、又或る場合には乾燥工程を更に設け材料を
乾燥する必要があつた。
従つて本発明の主たる目的は従来の粉塵発生防
止装置の諸欠点を解決した新規なフレーク状硫黄
粉塵発生防止装置を提供することである。
本発明の目的は粉塵爆発を防止しながら粉塵の
発生を防止することのできるフレーク状硫黄粉塵
発生防止装置を提供することである。
本発明の目的は、適用される材料の水分含有率
を実質的に変えることがなく、従つて材料の以後
の取扱いを困難なものとすることがなく且つその
後に乾燥工程といつた余分な追加の工程を必要と
しないフレーク状硫黄粉塵発生防止装置を提供す
ることである。
本発明の目的は粉塵爆発防止用不活性ガスの使
用量を極めて少量にして粉塵の爆発を防止しなが
ら粉塵の発生を防止することのできるフレーク状
硫黄粉塵発生防止装置を提供することである。
本発明の他の目的は運転操作が簡単で且つ設置
コストが低廉なフレーク状硫黄粉塵発生防止装置
を提供することである。
本発明者等は、粉塵の発生するフレーク状硫黄
材料の生産、貯蔵及び出荷設備等にて発生した粉
塵に、該材料の水分含有率が変わらない程度に加
熱スチームを接触させることによつて、粉塵の発
生を極めて効率良く防止し得ることを見出した。
本発明は、斯る新しい知見に基づいてなされたも
のである。
本発明は、フレーク状硫黄が搬入される入口
と、前記フレーク状硫黄を送出する出口とが設け
られたケーシング;前記ケーシング内で前記入口
に近接して前記搬入されたフレーク状硫黄を受容
するべく第1の傾斜方向に傾斜して設けられた第
1じやま板;前記第1じやま板上を滑落してきた
フレーク状硫黄を受容しそして該フレーク状硫黄
を前記ケーシング出口へと案内するべく前記第1
の傾斜方向に対し逆の第2の傾斜方向に傾斜して
設けられた第2じやま板;前記第2じやま板に対
面して設けられた加熱スチーム噴射手段を具備
し、前記加熱スチーム噴射手段から、前記第2じ
やま板上を滑落してきたフレーク状硫黄に圧力が
約0.2Kg/cm2G〜約3Kg/cm2Gの範囲で且つ温度が
約130℃〜約150℃の範囲である加熱スチームをフ
レーク状硫黄100ton/hrに対し約100Kg/hr〜約
150Kg/hrの割合にて噴射し、粉塵の発生を防止す
るようにしたことを特徴とするフレーク状硫黄粉
塵発生防止装置である。
本発明の装置では、硫黄とスチームを接触させ
ることになり、スチームを所定設備に吹き込むこ
とが、設備内の湿度を増加させ、又該設備内の
O2%を低下させ、それにより粉塵そのものの発
生を抑止し、又粉塵爆発の可能性をなくする作用
をなす。又スチームによる設備内の加湿作用は静
電気防止効果もあり安全度の向上に寄与する。又
加熱スチームによる設備内の加湿作用が製品の水
分含有率を上昇させることはない。
次に本発明に係るフレーク状硫黄粉塵発生防止
装置を、その一実施態様を表わす図面に則して説
明する。
第1図及び第2図を参照すれば、本発明がフレ
ーク状硫黄をベルトコンベアを使用しトラツクの
荷台へと出荷する出荷設備にて具現化されている
ことが理解されるであろう。出荷設備は、生産設
備及び/又は貯蔵設備(図示せず)のフレーク状
硫黄Mをトラツクの荷台Tへと搬送するための搬
送装置1と、該搬送装置を支持するフレーム5と
を具備する。前記搬送装置1は通常斯界において
使用されている、コンベアベルト2と、プーリ3
とを具備したベルトコンベアタイプのものとする
ことができる。該出荷設備の硫黄放出端部、即
ち、第1図及び第2図におけるプーリ3が設けら
れた右端部に本発明に係るフレーク状硫黄粉塵発
生防止装置10が設けられ、搬送装置1のフレー
ム5に一体的に連結される。
フレーク状硫黄粉塵発生防止装置10は搬送装
置1の放出端部を囲包したケーシング12を具備
し、下端に粉体、例えばフレーク状硫黄Mの出荷
口14が設けられる。ケーシング12内には、コ
ンベアベルト2によつて搬送されそして放出端の
プーリ3を周回して下方へと自然落下する硫黄M
を受容するための第1のじやま板16が下方向に
傾斜して設けられる。該第1じやま板16上へと
落下した硫黄Mは、該第1じやま板16と、該第
1じやま板16の上面に対向して設けられた案内
板18,20とによつて画定された通路を下方向
へと案内されて滑落する。案内板18及び20
は、第3図に図示されるように、落下移動する硫
黄Mの走行幅を規制するべく、下端の幅寸法W2
つまり硫黄Mの出口端の寸法が上端の幅寸法W1
つまり硫黄Mの入口端の寸法より小さくなるよう
に取付けられる。第1じやま板16の下端にはゴ
ム板22及び24が夫々案内板18及び20の下
端縁部と内側縁部26及び28を概略整合させて
設けられる。該ゴム板22及び24の他端、即
ち、自由な下端部は、これも又ケーシング12の
内部にて下方向へと傾斜し前記第1じやま板16
上を滑落する硫黄Mの進路を遮るように配設され
た第2のじやま板30の上面に当接している。従
つて前記第1じやま板16の下端縁、案内板1
8,20の下端縁、ゴム板22,24の内側縁及
び第2じやま板30の上面によつて硫黄Mの第2
じやま板30への落下口21(第3図)が画定さ
れる。前記第1じやま板16の先端に設けたゴム
板22及び24は、長期間の使用により案内板1
8,20を越えてきた硫黄片及びパウダー状の硫
黄が該ゴム板22,24上に蓄積した場合、硫黄
の自重でゴム板が撓みそして第2じやま板30と
離間し、その上の硫黄を下方へと落下せしめる働
きをなす。
第2のじやま板30は、第2図に図示されるよ
うに、上端はケーシング12の内壁に取付けら
れ、斜め下方へと延在し、前記ゴム板22,24
の先端縁部と接触し、更に所定距離だけ斜め下方
に突出する。従つて、第1じやま板16を滑落
し、落下口21を介して落下した硫黄Mは第2じ
やま板30の上面へと落下し、次で該第2じやま
板30に沿つて下方に滑り落ちる。第2じやま板
30上の硫黄Mは該第2じやま板30の下端まで
くると、次で該第2じやま板の下端より離隔して
設けられた第3のじやま板32上へと落下する。
第3じやま板32も又ケーシング12内にて下方
向へと傾斜して設けられ、該第3じやま板32上
に落下した硫黄Mをケーシング12の出荷口14
へと案内する。第3じやま板32から出荷口14
へと放出せられた硫黄Mは、出荷口14から放出
される前に該第3じやま板32と出荷口14との
間に設けられた出口板34及び36上へと落下せ
しめられる。出口板34及び36は好ましくはゴ
ム板であり、硫黄が該出口板上にない場合は、第
1図に図示されるように、互いに衝合し閉じた状
態に保持されているが、該出口板34及び36上
へと硫黄が落下せられると、硫黄の重みによりゴ
ム板が撓み、硫黄を出荷口14へと落下せしめる
べく構成される。
第1じやま板16の先端部と、第3じやま板3
2の先端との間には仕切板38が設けられる。従
つてケーシング12の内部に更に、第1じやま板
16、第2じやま板30及び仕切板38によつて
囲まれた第1室40と;第2じやま板30、ケー
シング12、第3じやま板32及び出口板34,
36によつて囲まれた第2室42とが画定され
る。前記第1室40及び第2室42にはスプレー
ノズル44,46及び48,50が夫々配設され
る。このとき、スプレーノズル44及び46の噴
射口は第2じやま板30に対面するようにし、ス
プレーノズル48及び50は第3じやま板32に
対面するように配置される。又スプレーノズルは
所望に応じ任意の寸法、形状及び数を用いること
ができるが、例えばその配列態様は、第3図に概
略図示されるように、第1室40の上段スプレー
ノズル44は3個にし、残りの第1室40の下段
及び第2室42の上、下段のスプレーノズル46
及び48,50は夫々5個設けるようにすること
ができる。
更に、上記構造について具体的に説明すれば、
第1、第2及び第3のじやま板16,30及び3
2並びに仕切板38は好ましくはステンレス鋼板
(例えばSUS304)にて作製され、又硫黄が乗る
可能性のある部所、即ち、じやま板、仕切板、ケ
ーシング及び出口板の角度は、硫黄の安息角が35
〜45゜と考えられるため、全て45゜以上とするのが
好ましい。特に実施例においては、α=β=45゜
及びγ=60゜に構成された。又落下口21の大き
さは400×150mmとされ、スプレーノズルはじやま
板より150mm離間し且つ110mmのピツチ間隔にて配
設された。好ましいスプレーノズルは新倉工業製
のTYPE1/2E×225、材質SUS304、広角円形全
面噴射1/2Bであつた。該ノズルはスチーム噴出
による静電気発生が非常に低く(元圧6Kg/cm2
で最大400V程度であり)、キリ孔(3mm〓孔、元
圧6Kg/cm2Gの場合60000V以上)に比べ安全面か
らも優れており且つスチームの広角噴射も可能で
ある。
又、本装置には第1じやま板16に受容されな
かつた硫黄を出荷口14へと戻すための手段が設
けられる。仕切板38とケーシング12との間
に、一端を該仕切板38に固着し他端の自由端は
ケーシング12の内壁に衝合しているゴム板52
が設けられる。第1じやま板16に受容されなか
つた硫黄Mは、仕切板38又はケーシング12の
内壁によつてゴム板52上に集められ、蓄積され
る。該蓄積された硫黄Mが所定量に達するとゴム
板は撓み、該ゴム板52とケーシング12の内壁
との接触状態は破られ、その間に隙間が生じ、そ
の隙間を介して蓄積された硫黄Mがケーシング1
2の内壁に沿つて、該ケーシング12の内壁と第
3じやま板とによつて形成された通路内を滑り落
ち、出口板34及び36上へと至る。
出口板34及び36から出荷口14へと放出さ
れた硫黄は、出荷口14の下方に位置せしめられ
たトラツクの荷台Tへと落下し、受容される。
又、ケーシング12内には粉塵の爆発を防止す
るために不活性ガス、例えばN2ガスが流入せら
れる。
次に本発明の作動態様について説明する。
搬送装置1によつて搬送されてきたフレーク状
硫黄Mは放出端プーリ3を周回して第1じやま板
16上へと落とされる。硫黄Mは第1じやま板1
6上を滑り落ち、案内板20により幅を400mmに
規制されて落下口21より第2じやま板30上へ
と落下する。第2じやま板30上の硫黄Mは該じ
やま板上を滑り落ち、第3じやま板32上へ落下
する。第3じやま板32は硫黄Mを出口板34,
36へと案内し、硫黄Mは該出口板34,36を
通り、出荷口14へと放出され、次でトラツクの
荷台Tへと落下する。以上のように硫黄Mが滑落
移動するとき、第1室40及び第2室42に設け
られたスプレーノズル44,46及び48,50
を介してスチームが噴射される。従つて滑落移動
する硫黄Mはその大部分又は全部が第1室40及
び第2室42においてスチームにより加湿され、
室内において、又室内から外部へと放出された時
点においても粉塵の舞い上がりは完全に防止され
る。又スチームはケーシング12内の空気及びケ
ーシング12内に流入されたN2ガスより軽いた
め出荷口14の近傍に滞留することなく第1及び
第2室内に充満され、従つて例え室内にわずかの
粉塵が発生したとしても、該粉塵はスチームと接
触し見掛け重量が重くなり落下して硫黄粉体と混
合し、浮遊状態は長くは保たれない。スチームが
上方の落下口21及び下方の出口14からの逃出
が心配されるが、実際には両口とも連続的に移動
する硫黄Mにより実質的に閉塞され、スチームの
逃出は極めて少ない。従つてスチームが第1及び
第2室外へと大量に逃出し、回転部品及びその他
の部品に接触してこれら部品に悪影響を及ぼすこ
とはない。又ケーシング12内の特に実質的に最
大の粉塵の発生が心配される第1及び第2室40
及び42内に流入せられたN2ガスも又外部に逃
出する量が極めて少なくされ、従つてN2ガスの
供給量を著るしく減少させることができる。
本発明に使用されるスチームは好ましくは、約
0.2Kg/cm2G〜約3Kg/cm2Gの範囲、より好ましく
は、約0.3Kg/cm2G〜約1Kg/cm2Gの範囲の圧力の
ものであり、温度は約130℃〜約150℃の範囲であ
る。又スチームは、硫黄量100ton/hrに対し、約
100Kg/hr〜約150Kg/hrの割合で噴射することが好
適である。即ち、約0.2Kg/cm2G〜約3Kg/cm2Gの
圧力で且つ約130℃〜約150℃の温度を有した加熱
スチームを使用し、該加熱スチームをフレーク状
硫黄100ton/hrに対し、約100Kg/hr〜約150Kg/hr
の割合で噴射することにより該フレーク状硫黄の
水分含有量を増加させず、粉塵の発生を有効に防
止することができた。
一方、加熱スチームの温度を約130℃以下とし
た場合にはフレーク状硫黄の水分含有量は0.1wt
%に増大し、又約150℃以上の加熱スチームを使
用した場合はフレーク状硫黄の製品としての品質
の劣化が見受けられ且つ粉塵発生防止効果も十分
に達成されないという結果が得られた。
又、圧力0.1Kg/cm2G、温度140℃の加熱スチー
ムを使用し、フレーク状硫黄100ton/hrに対し該
加熱スチームを約150Kg/hr以上の割合で噴射した
場合、硫黄の水分含有量は0.1wt%となり好まし
い結果が得られなかつた。更に又、同じ条件の加
熱スチームを約100Kg/hr以下の割合で噴射した場
合には粉塵の発生防止効果が十分ではなく、作業
上支障をきたす程度の粉塵の発生が観察された。
前記本発明に係る装置を使用して行なつた各種
テストの結果は次の通りであつた。
(1) 粉塵発生防止効果 極めて良好である。スチームの噴射を行なわ
ない場合には防塵メガネをかけないとトラツク
に近づけない状態であつたが、スチームを噴射
し始めると2,3秒後には粉塵の発生が止まつ
た。
(2) 硫黄の水分含有率 硫黄の水分含有率はスチームを噴射しても、
噴射しなくても変らず0.025wt%であつた。こ
の値は製品として問題ないものである。
(3) スチームによる静電気の影響 出荷口より落下する硫黄の静電気を測定する
と、スチームを噴射しないときは60KV以上の
値を示し、スチームを噴射すると40KVとな
り、硫黄の静電位が低下したことが分つた。
以上の如くに構成される本発明に係るフレーク
状硫黄粉塵発生防止装置は搬送される材料の水分
含有率を実質的に変えることなく粉塵の発生を完
全に阻止することができ、又加熱スチームを噴射
させることはケーシング内のO2%を低下させる
方向にあり、相対湿度の増加により静電気が漏洩
し易くなり、これらはいずれも粉塵の爆発を防止
する方向に作用するという極めて優れた効果を有
する。更に本発明に係る装置は構造が簡単で製造
コストも安く、又運転コストも安いという効果も
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具現化したフレーク状硫黄粉
塵発生防止装置の概略正面図である。第2図は第
1図のフレーク状硫黄粉塵発生防止装置の縦断面
図である。第3図は第1図の線−に沿つて取
つたフレーク状硫黄粉塵発生防止装置の概略側面
図である。 1:搬送装置、2:コンベアベルト、3:プー
リ、10:フレーク状硫黄粉塵発生防止装置、1
2:ケーシング、14:出荷口、16:第1じや
ま板、18,20:案内板、22,24:ゴム
板、30:第2じやま板、32:第3じやま板、
34,36:出口板、38:仕切板、40:第1
室、42:第2室、44,46,48,50:ス
プレーノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フレーク状硫黄が搬入される入口と、前記フ
    レーク状硫黄を送出する出口とが設けられたケー
    シング;前記ケーシング内で前記入口に近接して
    前記搬入されたフレーク状硫黄を受容するべく第
    1の傾斜方向に傾斜して設けられた第1じやま
    板;前記第1じやま板上を滑落してきたフレーク
    状硫黄を受容しそして該フレーク状硫黄を前記ケ
    ーシング出口へと案内するべく前記第1の傾斜方
    向に対し逆の第2の傾斜方向に傾斜して設けられ
    た第2じやま板;前記第2じやま板に対面して設
    けられた加熱スチーム噴射手段を具備し、前記加
    熱スチーム噴射手段から、前記第2じやま板上を
    滑落してきたフレーク状硫黄に圧力が約0.2Kg/cm2
    G〜約3Kg/cm2Gの範囲で且つ温度が約130℃〜約
    150℃の範囲である加熱スチームをフレーク状硫
    黄100ton/hrに対し約100Kg/hr〜約150Kg/hrの割
    合にて噴射し、粉塵の発生を防止するようにした
    ことを特徴とするフレーク状硫黄粉塵発生防止装
    置。 2 前記第1及び第2じやま板はフレーク状硫黄
    材料の安息角以上の傾斜にて前記ケーシングに取
    付けられて成る特許請求の範囲第1項記載のフレ
    ーク状硫黄粉塵発生防止装置。 3 前記第1及び第2じやま板は水平に対し45゜
    以上の傾斜にて前記ケーシングに取付けられて成
    る特許請求の範囲第1項記載のフレーク状硫黄粉
    塵発生防止装置。 4 前記第1じやま板の先端部にはゴム板を取付
    け、該ゴム板の先端は前記第2じやま板に弾力的
    に衝合し且つ該ゴム板の中央部は開口されてフレ
    ーク状硫黄材料の落下口を形成するようにした特
    許請求の範囲第1項記載のフレーク状硫黄粉塵発
    生防止装置。 5 前記ケーシングの出口には一対の対向し且つ
    下方向に傾斜したゴム板が設けられ、各ゴム板は
    その一端が前記ケーシングに取付けられ、他端の
    自由縁部は通常状態においては互いに弾力的に衝
    合するように構成された特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載のフレーク状硫黄粉塵発生防止装
    置。
JP59153145A 1984-07-25 1984-07-25 フレーク状硫黄粉塵発生防止装置 Granted JPS6048832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59153145A JPS6048832A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 フレーク状硫黄粉塵発生防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59153145A JPS6048832A (ja) 1984-07-25 1984-07-25 フレーク状硫黄粉塵発生防止装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53151070A Division JPS5952130B2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 フレ−ク状硫黄紛塵発生防止法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6048832A JPS6048832A (ja) 1985-03-16
JPH027854B2 true JPH027854B2 (ja) 1990-02-21

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