JPS6048559B2 - コレステリツク液晶組成物 - Google Patents

コレステリツク液晶組成物

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JPS6048559B2
JPS6048559B2 JP51060544A JP6054476A JPS6048559B2 JP S6048559 B2 JPS6048559 B2 JP S6048559B2 JP 51060544 A JP51060544 A JP 51060544A JP 6054476 A JP6054476 A JP 6054476A JP S6048559 B2 JPS6048559 B2 JP S6048559B2
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal composition
formula
weight
ester
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フレデリツク・デ−ビス
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PARKER RESEARCH ROBERT
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高温コレステリツク液晶組成物に関する。
コレステリツク液晶は特定の温度範囲における選択的な
光散乱能力により広範囲の種々の応用が見出されている
。該液晶は通常には液体の透明相からメソ相に至り、そ
こで光を選択的に散乱さ1せ、かつ温度の上昇と共に変
色し、次いて再び透明液相となるのてある。実質的な室
温以上においてメソ相を有する液晶組成物は室温におい
て屡々結晶する。また高温のメソ相を有する液晶組成物
(それは室温において結晶する)は多くの望ましくない
性質を有する。液晶組成物のフィルムが結晶すると該フ
ィルムは滑らかでかつ均一な生地を有せず、まだら状か
つあばた状の外観を示す。
その上液晶がその温度の上昇と共にメソ相になり始める
温度と、その温.度の降下と共にメソ相を離れる温度と
は異ることが分つた。すなわち試料をメソ相の温度範囲
以下から加熱するか、あるいはメソ相の温度範囲以上の
温度から冷却するかのいずれかによつてメソ相に対する
異つた温度範囲が得られるのである。コレステリツク液
晶に対する昇温状態下の多くjの応用において、該液晶
組成物のフィルムの外観について関心がもたれている。
また再現性を持たせるためには試料を冷却するか、また
は加熱するかに無関係に該コレステリツク液晶組成物に
対すくる変色が同一温度範囲に関連することが望ましい
。したがつて実質的に室温以上のメソ相範囲を有するに
も拘らす室温において長時間放置しても結晶しないコレ
ステリツク液晶組成物を得ることが望ましいのである。
先行技術について: 米国特許第3441513号明細書はコレステリルオレ
エート、脂肪酸またはニトロ安息香酸のコレステリル
エステルおよび短鎖脂肪族カルボン酸のコレステリル
エステルを含有する種々のコレステリツク液晶組成物を
開示している。
また米国特許第3529156号明細書はハロゲン化コ
レステリルおよびコレステリル脂肪族アルコール カー
ボネート エステルを含有するコレステリツク液晶組成
物を開示している。更に米国特許第3580865号明
細書はコレステリツク液晶組成物に対する固体形成の安
定化用添加剤としてのコレステリルエルシルカーボネー
トを開示している。本発明により室温において長期間放
置しても結晶しない新規な液晶組成物が得られる。
この液晶組成物はコレステリル3−クロロプロピオネー
ト少くとも約印重量%と、芳香環を有するカルホン酸の
コレステリル エステル少くとも約3鍾量%と、約2腫
量%を超えないその他のコレステリル エステルまたは
ハロゲン化コレステリルとより成る。これらの組成物は
実質的に室温以上のメソ相温度範囲を有し、かつ該メソ
相範囲を通過する際に優れた色彩スペクトルが得られる
ことがわかつた。更にこのメソ相温度範囲は、該混合物
をメソ相温度範囲以下から加熱しても、またメソ相温度
範囲以上から冷却しても実質的に一定てある。本発明は
実質的に室温以上(20゜Cよりも高温)のメソ相温度
範囲を有する新規なコレステリツク液晶組成物を提供す
るものてある。
この組成物は長期間にわたつて安定であり、種々の広範
囲の慣用手段によつて広範囲にわたる種々の表面にフィ
ルムとして塗布することがてき、かつ長期間にわたつて
結晶することなく安定を保つている。その結果、主題の
液晶組成物で形成したフィルムは滑らかにして均一で、
かつ汚れずに維持される。なお、主題組成物はメソ相範
囲において鮮明な色彩変化を示すので、温度測定用に審
美的に楽しめる表示を提供するのに有用である。該液晶
組成物はそのコレステリツク成分としてコレステリル3
−クロロプロピオネートまたはコレスタニル3−クロロ
プロピオネート少くとも約50重量%で、かつ約95重
量%を超えない量に、更に通常には約50ないし約9種
量%を含有する。
大部分はコレステリル化合物を使用するけれど、このコ
レステリル化合物の代りにコレスタニIル化合物を置き
換えることができる。該コレステリツク液晶組成物成分
は下記の化学式に帰せられる。
(式中、Chは下記の式: エチレン性不飽和部位0ないし1個 を有し、このコレスタニル環またはコレステリル環は3
位置て結合L.、mは0または1で通常には0てあり、
そしてRはアシル残基またはアルコールもしくはフェノ
ールである有機ラジカルである)。
上記3−クロロプロピオネート エステルのほかに一種
またはそれ以上のコレステリル エステルてあつて、そ
のアシル官能基が置換または非置換の芳香環(通常には
ベンゼン環)を有するものを使用することもできる。
該芳香環はσm値0.05以上、好ましくは約0.1な
いし0.8を有する電子吸引基(電子陰性基)で置換さ
れたものか好ましい。本発明て使用されるこれらの化合
物は下記の式で示される:(式中Chおよびmは前記に
定義した通りであり、pは0または1で通常にはoてあ
り、かつMfp=1であり、nはoないし3で通常には
oないし フ2、好ましくは1ないし2であり、そして
Xは炭素原子1〜12個、更に通常には6〜12個を有
するアルキル、ニトロ、ハロ(特に原子番号9 〜35
のもの、例えばフルオロ、クロロおよびブロモ)、また
はアルコキシ(例えばエトキシ)であり、好ましくは該
置換基はメタ位および(または)バラ位にある)。
ベンゼン環を有するエステルは通常には少くとも5重量
%でしかも5喧量%を超えない量で、更に通常には約1
0ないし50重量%の量で存在させる。
該ベンゼン環含有エステルと3−クロロプロピオネート
エステルの合計は一般的に少くとも7喧量%、更に通
常には少くとも8踵量%である。例示的な該エステルと
してはコレステリル シンナメート、コレステリルm−
ニトロベンゾエート、コレステリル2.4−ジフルオロ
ベンゾエート、コレステリルp−ブロモベンゾエート、
コレステリル トルエート、コレステリルアニセート、
を包含する。
一般的に該ベンゼン環含有エステルは置換基1ないし3
個、通常には1ないし2個、好ましくは僅かに1個を有
する。
該組成物の約0ないし2曜量%はその他の2成分の定義
には入らないコレステリル エステルでもよい。
これらのエステルは通常にはエチレン性不飽和部位0な
いし1個を有するか、さもなければ飽和の、しかも炭素
原子1ないし18個、更に通常には2ないし18個を有
する脂肪族エステルであり、しかも脂肪族基がアルコー
ルより誘導されるものであるカルボキシアシル エステ
ルまたはカーボネート エステルのいずれかである。こ
の第三成分は一般的に下記の式を有する。
(式中Chおよびmはさきに定義した通りであり;R’
はエチレン性不飽和部位0ないし1個を有する、通常に
は飽和の脂肪族基であつて枝分れ鎖でも直鎖でもよく、
多くの場合に直鎖であり、かつ炭素原子1ないし1硝、
更に通常には2ないし18個、好ましくは6ないしル個
を有するものである)。ベンゼン環に置換基を有しない
が、または電子吸引性置換基を有しない芳香族エステル
を使用する場合には、それらは通常には約25重量%よ
りも多くない量で、かつ一般的には単独で3−クロロプ
ロピオネート エステルと共に使用する。
したがつてこれら組成物は3−クロロプロピオネート約
75ないし95重量%と芳香族エステル約5ないし25
重量%とを有する。本発明の組成物は該諸成分を組成物
が実質上均質になるまで混和することによつて容易に調
製することができる。
該組成物は、慣用の液晶フィルム製造技術による広範囲
の各種の手段によつて処方することができる。主題の組
成物はそのままで使用することができ、米国特許第35
85381号明細書に記載された方法によつてカプセル
化することがてき、または米国特許第3619254号
明細書および197奔12月17日出願の米国特許同時
継続出願通番第42506号明細書に記載のような高分
子マトリックスに分散させる等のことができる。該液晶
組成物を結合剤マトリックスと共に使用する場合には一
般的に該フイル中に該固形物の約5ないし90重量%、
通常には約20ないし7腫量%を存在させる。多数の組
成物を調製し、加熱してそれらのメソ相範囲を測定し、
次いで冷却して該組成物が結晶するか否かを試験した。
殆んどの場合にこの操作をくり返して反復加熱および反
復冷却の影響を試験した。更に該組成物を長期間(多く
の場合6ケ月以上)放置して結晶化が起きるか否かを試
験した。次表は組成物の重量%、メソ相範囲および結晶
化が起きるか否かの成績報告を示す。コレステリル3−
クロロプロピオネートおよびコレステリル アリールエ
ステルを使用して広範囲にわたる種々の組成物を製造し
、100゜C以上の温度にまで拡がる広いメソ相温度範
囲を有し、かつ放置した際に結晶しない組成物が得られ
るということが上表から明らかである。
このように実質的に室温以上の温度に関し、同一温度範
囲による同一の色彩表示を正確に反復しつつ長期間にわ
たつて元来の外観を保持するコレステリツク液晶表示を
製造することができるのである。前述したように本発明
の組成物は温度表示例として使用することができる。
この場合には該液晶組成物それ自体か、または高分子結
合剤約5ないし60重量%と組合せての、通常には約0
.5ないし20ミル、更に通常には1ないし12ミルの
厚さのフィルムて存在させる。この液晶組成物は一方の
側が厚さ約1ないし10ミルの不活性な透明フィルムて
保護され、他方の側に基材の性質によつて約0.5ない
し20ミルの黒色基材を有する。この黒色基材が黒色の
インキまたはペイントで形成される場合には該基材の厚
さは通常には約0.5ないし5ミルである。該透明シー
トと、液晶フィルムと、黒色高分子基材との積層物を、
広範囲にわたる種々の別フィルムに接着させることがで
きる。
該黒色基材に接着するものとしては、剥離することので
きる接看剤および保護膜、アルミニウムのような伝熱フ
ィルム、金属シートもしくは金属棒、固体プラスチック
もしくは金属基板などである。以上本発明をその明確な
理解のために説明および実施例によりある程度詳細に述
べたけれど、ある種の変更および改良は本明細書特許請
求の範囲に記載の範囲内における実施となるであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基本的に、 Chの3−クロロプロピオネートエステル少なくとも5
    0重量%、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、mはゼロまたは1であり;pはゼロまたは1で
    あり;p+mは1であり;nはゼロ〜3であり;そして
    Xは1〜12個の炭素原子を有するアルキル基、アルコ
    キシ基、ハロ基およびニトロ基よりなる群から選ばれる
    )で示されるChのエステル少なくとも5重量%、およ
    びChの脂肪族エステル0〜20重量%、 よりなり、ここで上記ChはO^3−コレスタニルまた
    はO^3−コレステリルを表わす、上昇温度コレステリ
    ツク液晶組成物を含む室温で非結晶性の液晶組成物。 2 nが1〜2であり、そしてXが6〜12個の炭素原
    子を有するアルキル基、アルコキシ基、原子番号9〜3
    5のハロ基およびニトロ基よりなる群から選ばれ、しか
    もXがメタおよび(または)パラ位置に存在する特許請
    求の範囲第1項の液晶組成物。 3 Chの3−クロロプロピオネート エステルが組成
    物の50〜95重量%の量で存在し、前記式で示される
    Chのエステルが組成物の5〜50重量%の量で存在す
    る特許請求の範囲第1項の液晶組成物。 4 前記式で示されるChのエステルがジクロロベンゾ
    エートである特許請求の範囲第1項の液晶組成物。 5 前記式で示されるChのエステルがジニトロベンゾ
    エートである特許請求の範囲第1項の液晶組成物。 6 前記式で示されるChのエステルがシンナメートで
    ある特許請求の範囲第1項の液晶組成物。 7 最上層の不活性透明フィルムと、室温で非結晶性の
    液晶組成物を含む中間フィルムと黒色基材とを有する積
    層体であつて、液晶組成物が基本的に、Chの3−クロ
    ロプロピオネートエステル少なくとも50重量%、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、mはゼロまたは1であり;pはゼロまたは1で
    あり;p+mは1であり;nはゼロ〜3であり、;そし
    てXは1〜12個の炭素原子を有するアルキル基、アル
    コキシ基、ハロ基およびニトロ基よりなる群から選ばれ
    る)で示されるChのエステル少なくとも5重量%、お
    よびChの脂肪族エステル0〜20重量%、 よりなり、ここで上記ChはO^3−コレスタニルまた
    はO^3−コレステリルを表わす、上昇温度コレステリ
    ツク液晶組成物であらことを特徴とする上記積層体。 8 中間フィルムが高分子結合剤を液晶組成物にもとづ
    き5〜60重量%の量で含有する特許請求の範囲第7項
    の積層体。
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