JPS6047194B2 - エレベ−タ装置 - Google Patents

エレベ−タ装置

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JPS6047194B2
JPS6047194B2 JP53040463A JP4046378A JPS6047194B2 JP S6047194 B2 JPS6047194 B2 JP S6047194B2 JP 53040463 A JP53040463 A JP 53040463A JP 4046378 A JP4046378 A JP 4046378A JP S6047194 B2 JPS6047194 B2 JP S6047194B2
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JP
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cable
counterweight
guide
elevator
tension
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JP53040463A
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JPS53126653A (en
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アンドリユ−・エフ・キアス
ロバ−ト・ダブリユ−・ク−プ
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は一般にエレベータ装置に関する・もので、特
に地震によつて起るようなエレベータ装置の損傷を検知
しエレベータ装置の作動を変更するための制御装置を備
えたエレベータ装置に関するものである。
米国特許第37927関号はエレベータ装置用の二重レ
ベル検出装置を記載していて、この装置では少なくとも
第1のレベル検出は関連する建物に作用する加速力に感
応するようになつている。
2つの検出レベルは有害なエレベータサービスの低下が
起らぬように地震の早期の警報を与えるように設定され
ている。
第2の検出レベルは高いマグニチュードの加速力に感応
しうるように、あるいはつり合おもりのその案内レール
からの逸脱のようなエレベータ装置の機械的な損傷に感
応しうるようになつている。米国特許第3783978
号、第3791490号、第381571吋及び第38
96906号はエレベータ装置の実際の又は可能な損傷
を惑知するための異つた装置を記載していて、それは(
a)エレベータ装置の移動部材と昇降路内のワイヤ又は
軌条との間に維持さ.れる摺動又は転動電気的接触のし
や断を検知する装置、(b)エレベータ装置の移動部材
上に位置する導伝輪と、昇降路の全長に亘つて導伝輪の
垂直な中心線上に延長する垂直ワイヤとの間の機械的接
触を検知する装置、(c)エレベータ装置の移動部材・
の1つに装架されているおもりとこれを囲む金属輪との
間の機械的接触を検知することを含んでいる。
この発明の出願人が既に米国に特許出願している発明に
ラジオ周波数エネルギーの送受信器を利用したエレベー
タ装置の損傷検知装置を記載している。
又別の出願発明に、昇降路の全長に亘つて張つたワイヤ
と導電的に結合されているつり合おもり上の信号発生器
を具えたエレベータ装置用の損傷検知装置を記載してい
る。
更に又他の出願発明に、昇降路内に位置する長い素子と
、つり合おもり上に装架され前記素子がノつり合おもり
の異常な運動に感応する装置とを具えたエレベータ装置
用の損傷検知装置を記載している。
以上のような従来技術による装置はエレベータ装置に与
えられる実際の又は可能な機械的損傷を・検出するのに
有効ではあるが、(a)つり合おもりに接続するための
制御をケーブルの必要をなくし、(b)2つのセンサー
間の検出のための機械的接触によらない、(C)ラジオ
周波数エネルギーの送受信にたよらない、(d)可動部
材と昇降路の全長に亘つて”走る固定軌条又はケーブル
との間の連続した機械的及び電気的の接触を必要としな
い、(e)つり合おもり上に装架する電池を必要としな
い、(f)作動した後に再設定するのに部品の交換を必
要としない、ようなエレベータ装置用の新規な改良され
た損傷検知装置を提供することが要求されている。
要約すると、この発明はつり合おもり上の電池あるいは
制御電気ケーブル、2つの惑知器間の機械的接触の検出
、つり合おもりと昇降路内の特殊な導電軌条との間に連
続的な機械的及び電気的接触、又は作動の後に検知装置
を再設定するための部品の交換を必要としないで、つり
合おもりがその案内から変位するような、可動部材の機
械的損傷を検出しうる新規で改良されたエレベータ装置
を提供している。つり合おもり上にある多数の滑車を通
して鋼製ケーブルが昇降路全長に張られている。ケーブ
ルの端は固定され、かつ予定した張力がケーブルに与え
られている。つり合おもりがその垂直の移動経路から異
常に変位しない限り、予定した張力が維持される。つり
合おもりのその垂直経路からの異常な横方向の変位がケ
ーブル内の張力を増加し又は減少する。つり合おもりか
ら離れて位置する検知装置がケーブルの張力を監視する
。検知装置はスイッチ又は電気一機械継電器のような制
御装置を具え、これはエレベータ駆動制御装置に接続さ
れた1組又はそれ以上の接触子を持ち、或いは予定した
状態に作動される時エレベータ駆動制御装置を変えるよ
うに接続されたソリドステート装置を有している。つり
合おもりがその通常の垂直経路内て作動している時、検
知装置は制御装置をエレベータ駆動制御装置上に何等影
響しない状態に維持する。もしつり合おもりがその通常
の垂直経路から外れると、検知装置はエレベータ装置の
作動を変えるように制御装置を作動させるであろう。す
なわち静止しているかごの発進を妨げることにより、か
つ動いているかごを必要に応じて、階床に停止させるか
、あるいは階床に関係なく停止させることによつてエレ
ベータ装置の動作を変える。この発明は添附図面に関し
てその例示的な実施例を述べる以下の詳細な記載によつ
て更によく理解され、その利点及び用途がより容易に明
かになるであろう。
図面の第1図にこの発明の原理に従つて構成したエレベ
ータ装置10を示している。
エレベーター装置10は多数の階床すなわち乗場16を
持つ建物14の昇降路13内を運動するように装架され
たエレベータかご12を備えている。エレベータかご1
2は適宜な案内レール(図示せず)によつて垂直移動経
路内に案内されるよう多数の主索22によつて昇降路1
3内に支持され、主索22は駆動モータ26のような適
宜な作動装置の軸上に装着されている綱車24上に掛け
渡されている。つり合おもり28は適宜な案内レール(
第1図に示してない)によつて垂直経路内に案内されて
いて、主索22の他端に接続されている。つり合ローブ
33が昇降路13の底にあるつり合車34を経てエレベ
ータかご12の底とつり合おもり28とを互に連結して
いる。駆動モータ26は全体を符号48て示しているエ
レベータ駆動制御装置に応じて滑車24を駆動する。
この発明の原理によると、新期て改良された損傷検知装
置49によつてエレベータ装置の損傷が検知された時、
制御装置48はその作動の様相を変更されるもので、検
知装置は昇降路13の全長に亘つて張られたケーブル5
0を具え、ケーブルはつり合おもり28上に装架されて
いる多数の滑車52上に掛け渡されている。ケーブル5
0の下端は碇着装置54によつて昇降路の底に固着され
、他端は張力装置58によつて昇降路の頂部56に碇着
されている。機械室内すなわちモータ室内のようなつり
合おもりから遠く離れた位置にある検知装置60が張力
装置58に追従することによりケーブル50内の張力に
感応する。多数の損傷検知装置(第1図に示さず)がつ
り合おもりの異常な水平移動を惑知するためにつり合お
もり28上に置かれ、各検知装置はケーブル50内に張
力を変える装置を含んでいる。
以下に述べるように、この発明の望ましい実施例におい
ては、損傷検知装置は多数の滑車52を具え、滑車は2
つ割にされ、2つ割部分が互に一緒になるように附勢さ
れている。損傷検知装置はケーブル50を滑車から釈放
するように前記の附勢力に打克ち、それによつてケーブ
ル内の張力を変える。第2図はつり合おもり28と損傷
検知装置49とを示す第1図の矢印■−■方向に見た側
面図で、この発明の望ましい実施例をより詳細に示して
いる。第2図は案内ローラ66,68,70,72によ
つて、間隔を置いたそれぞれ第1及び第2案内レール6
2,64で垂直移動を案内されるように装架されている
つり合おもり28を示している。案内ローラはつり合お
もり28の4隅に装架され、案内レール62,64と共
働してつり合おもり28を案内する。つり合おもり28
に装架されている多数の滑車52はつり合おもりの頂に
それぞれ装架された第1及び第2滑車74,76とそれ
ぞれつり合おもりの底に装架された第1及び第2滑車7
8,805を含んている。
ケーブル50は碇着装置54から上向きに延長し、つり
合おもりの下の左側の隅近くにある滑車78上を通り、
この滑車はつり合おもりの下の右側隅にある滑車80に
ケーブルを向ける。滑車80はケーブルをつり合おもり
の右側・側縁から間隔を保つて垂直に上向き滑車76に
向け、滑車76はつり合おもりの上の右側隅にある。ケ
ーブル50は滑車76上を通り、滑車76はケーブルを
つり合おもりの上の左側隅の滑車74の下へ導く。滑車
74はケーブルを上向きに昇降路頂部56及ひ関連する
張力装置58へ導く。昇降路頂部56及び張力装置58
は機械室の床84上に装架された装架用板82と、床8
4と板82との一致した孔にアイ部88を床84の下に
しそのねじ付き部90を装架用板82の上に延長するよ
うに挿入されたアイボルト86とを具えている。コイル
ばね92がねじ付き部90のまわりに装置され、ばねの
上端に接するようにばね座94がねじ付き部90上に位
置している。第1及び第2作動指片95,96及び間隔
部材97がばね座上に置かれ、ナット98がこれらを組
立関係に所定位置へ固定する。ケーブル50はアイポル
トのアイ部88に取付けられ、つり合おもり上の滑車7
4,76,80,82上を通り下部碇着装置54に達し
ている。
下部碇着装置54は昇降路13に固着された装架用板9
9を具え、かつ装架用板に溶接その他で取付けられた構
造部材102によつて装架用板に連結されているアイボ
ルト100を具えている。
アイポルト100はそのアイ部104をつり合おもりに
向け、ねじ付き部を構造部材102の下方に延長するよ
うに、構造部材の孔に通されている。ナット108がア
イボルトのねじ付き部に螺合している。ケーブル50が
アイ部104に取付けられ、ナット108はケーブル5
0内に所望の張力を与えるようにねじ進められ、この張
力はコイルばね92をほぼその中間圧縮状態に圧縮する
ものである。検知装置60はケーブル50内の張力に感
応する。
つり合おもり28がこの案内装置によつて適正に案内さ
れていると、ケーブル50は予定した張力を持つように
調節されていて、その大きさはコイルばね92の圧縮の
量及び作動指片95,96の位置に反映される。検知装
置60はケーブル、のゆるみすなわちケーブル張力の減
少だけを感知するように、或いはケーブル張力の異常な
減少及ひ異常な増加の双方を検知するように構成されう
る。ケーブル張力の減少はつり合おもり28上にケーブ
ルを案内するために2つ割滑車を用い、2、つ割部分を
通常一緒にするように附勢して置くことによつて、エレ
ベータ装置の損傷に応じて起るようにしうる。案内レー
ルからつり合おもりが外れたことは各2つ割滑車の2つ
の半部にリンク接続されている作動器によつて感知され
るが、作動・器は半部を一緒にしている附勢力に打克つ
て、滑車の半部を分離させ、ケーブルが弛むのを許す。
第3,4及び5図に2つ割滑車を利用しているこの発明
の実施例を示している。ケーブル張力の増加は案内レー
ルに関してつり合おもりがその所定の位置から変化する
ことによつて起りうる。
即ちもし2つ割滑車が用いられ、しかも滑車がケーブル
を適正に釈放することに失敗する、すなわちケーブルが
引掛ると、ケーブル張力は増大するであろう。もしケー
ブルの弛みだけが検知される場合は、コイルばね92は
2つの電気的接触子を係合させる点まで圧縮され、接触
子はケーブルの張力が予ノ定した大きさを越えている限
り閉状態に維持される。
異常なケーブルの弛みが起みが起つた時、ばねに接触子
を分離させ、接触子の開放された状態がエレベータ装置
の作動装置26の作用を変更するような、すなわち動い
ているエレベータかごを.止め、停しているかごの始動
を妨げるように作動を変更する信号を発する。もしケー
ブルの弛みと、ケーブル張力の増加との双方を検出した
い場合は第2図に示す装置が使われる。コイルばね92
の端にある作動指片95,96はつり合おもり゜が通常
の垂直移動経路内で移動している時のケーブル張力の通
常の変化に適応するのに充分なだけの距離で間隔を保つ
ている。検知装置60は操作レバー110及び少くとも
1組の接点112を具えて中心に置かれた複投入式スイ
ッチを含んでいる。操作レバー110が中央に置かれた
時、接点は閉成され、レバー110が中央から外れてど
ちらかの方向に動いた時、接点は開く。エレベータ装置
の制御回路内に接点112がいかに組込まれているかに
よつて、接点は通常閉てはなく通常開にもし得、常開型
又は常閉型の付加的接点がレバー110によつて作動さ
れうる。1組の接点112がエレベータ制御回路内に接
続された1組又はそれ以上の接点を持つた関連する電磁
継電器を作動させるようにも使用できる。
第1図に示すエレベータ装置10の作動を変更するよう
に、接点112を使用する装置は第6図に関して後に記
載する。第3,4及び5図はつり合おもりに関してケー
ブル50を案内するのに使用される滑車74,76,7
8,80が2つ割構造であるこの発明の望ましい実施例
を示している。
第3図は第2図の矢印■−■方向に見たつり合おもり2
8の頂部の平面図で、第2図の矢印■″−■″方向に見
た底面の平面図とも類似である。換言すれは滑車74と
そのケーブル釈放機構は滑車78の構造及びケーブル釈
放機構と同等であり、滑車76の構造及びケーブル釈放
機構は滑車80の構成及びケーブル釈放機構と同等てあ
る。更に詳細に述べれば、つり合おもりの各案内レール
62,64はそれぞれい適宜な装架用ブラケット120
,122に取付けられ、ブラケットは昇降路13の壁か
ら間隔を保つた関係で延長している。
案内レール62のような各案内レールは相対する第1及
び第2案内面124,126と正面案内面128とを具
えている。ケーブル釈放機構すなわち滑車74は第1及
び第2部分130,132を有する2つ割滑車で、ベー
ス133、ベース上は装架された枢支ピン13牡この枢
支ピン上で回動するように装架された第1及び第2枢動
可能はさみ腕すなわち部材136,138及びよじりは
ね140からなるはさみ装置を具えている。
1対の弾性高分子材料のローラ142,144がはさみ
腕138,136の同じ側の端上に回転能に装架されて
いる。
滑車の2つの部分130,132がそれぞれはさみ腕1
36,138の他端に装架されている。よじりばね14
0は枢支ピン134の滑車側上に装架され、2つ割滑車
の2つの部分を引離するように附勢し、ローラ142、
144を近付けるように附勢するようになつている。ロ
ーラ142,144はそれぞれ案内レール62の案内面
124,126上にのつているとき、ぱね140の附勢
力に抗して押されて引離されている。ローラ142,1
44がそれぞれ案内面124,126と転動接触し、ピ
ン134の中心線がガイド間の中心線150上にある時
、滑車74の2つ割部分130,132は緊密に一緒に
なるように附勢されている。滑車74に関して示したは
さみ型のケーブル釈放機構は第4及び5図に示す態様て
、つり合おもりの通常の揺れに適応するように構成され
ている。第4図は第3図の矢印■−■方向に見た滑車7
4に関するケーブル釈放機構の側面図で、枢支ピン13
4が直立柱体152内に枢架されているのを示している
。直立柱体152はピン134を受け入れる孔の他に、
その上端近くに切欠き部154を有し、切欠き部は枢支
ピン134の側面から直角に外向きに延長した小さいピ
ン156を受入れている。ピン156は第5図に示すよ
うにその長手方向中心線をガイド間中心線150上に置
いてローラ142,144に向つて延長している。第5
図は第4図の矢印■一■方向に見た枢支ピン134及び
直立柱体152の平面図である。直立柱体152の頂部
における切欠き部154はガイド間中心線150で2等
分される角160を持つた扇形の形をとる。第3図に示
す昇降路13の近接する壁に直角な方向のつり合おもり
28の通常の横向きの運転はケーブルを釈放することな
く許される。
ローラ144を支持するレバー136は直立柱体152
に枢着されたピン】34に固着されており、ローラ14
2を支持するレバー138はピン134の回りで回動で
きるようにされ、これらのレバー136及び138はピ
ン134を支点としてバネ140でローラ142及び1
44が互いに近付くように偏倚されている。従つて、こ
の部分はピン134を支点として回転できるが、この回
転角度を規制するために直立柱体152の切欠き部15
4とピン134に固着されたピン156とが設けられて
いる。つり合い重り28が第3図で上方に移動すると、
レバー136,138が回転しやがてピン156が切欠
き部154の第5図で上方の側壁に接触し、レバー13
6のそれ以上の回転が阻止されるが、レバー138はつ
り合重りの変位に応じて更に回転させられる。従つて、
2つのレバー136,138即ち2つの割滑車130,
132は互いに離されてケーブル50が釈放される。つ
り合重り28が第3図で下方に移動した場合にlは、2
つ割滑車130,132の離間は起こらす、この移動は
第2図に示す検地装置60によりケーブルの張力の増加
として検出されるのである。もしつり合おもり28がそ
の案内レールのどちらかへ向う方向に動き、それがロー
ラ142,144が案内面124,126から外れる程
であると、よじりばね140は2つのローラ142,1
44が一緒になるようにローラを強制し、それによつて
2つ割滑車74を開く。滑車76に関するケーブル釈放
機構も滑車74フに関するものと同じ型にLうる。
しかし、ケーブル50をつり合おもりの側面に沿つて間
隔を保つた関係に導くために、滑車76はつり合おもり
の側面すなわち縁近くに位置しなければならないという
事実が、はさみ型の構造を複雑にする。それ故、第3図
に示すように、滑車76は異つた型のケーブル釈放機構
として示されている。滑車76も滑車74と同様に、第
1及び第2半部分166,168を有する2つ割構造で
、半部分はそれぞれ軸部材170,172上に装架され
ている。軸部材110と172とはそれぞれ固定案内部
174,176によつて一線にされていて、滑車の半部
分166,168は螺旋はね178,180によつて互
に相接して一緒になるように附勢されている。ばね17
8が固定案内部174と滑車半部分166との間にあり
、ばね180が固定案内部176と滑車半部分168と
の間にある。軸部材170は案内レール64の案内側面
の一つから予定した間隔て位置する感知腕182を含ん
でいる。軸部材172は他の案内側面から予定した間隔
て位置する惑知腕184を具えている。もしつり合おも
り28がガイド間中心線150の方向に動くと、滑車7
4と組合わされているはさみ型装置がケーブル50を釈
放するであろう。もしつり合おもりが昇降路の近接する
壁と直角な方向に案内レール64から離れるように動く
と、感知腕182又は184の一方が案内レールと接触
し、それに組合わされている滑車半部分を螺旋ばねの力
に抗して動かすであろう。他方の滑車半部分に組合わさ
れている螺旋ばねが完全に伸長され終つた時、そのばね
はも早滑車半部分を他の滑車半部分に押付けるように附
勢し得ないから、滑車は2つに割れ、ケーブルを釈放す
る。このように、はさみ腕136,138、ばね140
、固定案内部174,176、ばね178、180およ
び感知腕182,184は、つり合おもり28の異常な
横方向を感知し、それに応じてケーブル50の張力を減
するための惑知装置を構成している。
第6図はエレベータ駆動制御装置の一部の回路.゛線図
で、制御装置は第1図に全体の符号48で示しているよ
うな制御装置でよい。
任意のエレベータ装置の制御装置をこの発明の教えると
ことに従つて作動するように変更しうる。例示のために
、米国特許第3741348号に記載されているエレベ
ー・夕制御装置をこの発明を説明するのに使用する。こ
の発明を理解するのに必要な部分だけを示しているから
、もし更に詳細な部分が必要ならこの米国特許を参照さ
れるとよい。第6図のリレー接点はハイフンを付けた数
字で示している。
ハイフンの前の数字は接点を持つリレー自体を示し、ハ
イフンの後の数字がそのリレーの接点を示している。す
べての接点はそのリレーが消勢されている時の通常の状
態で示されている。第6図を理解する助けとして、リレ
ー及びスイッチは次のように示される。A−ブレーキ監
視リレー W−パターン選択リレー )3S・・ ・・・・運転リレー 29・・ ・・・・安全回路リレー 55・・ ・・・・過速リレー 112,112″,112″・・ ・・・・損傷検知接
点第6図に示す部材はすべて建物の屋上小屋内に・ある
ような、或いはエレベータ装置の運動部分から遠く離れ
た他の適宜な位置にあるような機械室内に設置されうる
制御装置48は全体を符号190で示す慣用のエレベー
タ安全回路及び第2図に示す検知装置60に組合わされ
たスイッチ109の通常閉じている接点112を介して
電力母線Ll,L2間に接続されている安全回路リレー
29を具えている。
通常閉じている接点112はエレベータ装置の通常の安
全回路190を経て安全回路リレー29を附勢しうる。
第2図に示す作動指片95,96の一つによつてスイッ
チ109が作動されると、その接点112は開いて安全
回路リレー29を消勢する。
リレー29はパターン選択リレーWの作動を可能にする
接点29−1を具えている。全体を符号192で示す方
向回路が安全回路190を経て附勢されるように接続さ
れている。
パターン選択リレーWは運転リレー3S(図示せず)が
このリレーの接点3S−3によつて附勢された時、接点
29−1によつて附勢され、かつブレーキ監視リレーA
(図示せず)の接点A−1によつて指示されてブレーキ
が掛けられるまで附勢に維持される。リレーWはパター
ン発生器194の回路に接続された接点W−2を具えて
いる。米国特許第3741348号に詳細に示されてい
るパターン発生器194はこの発生器内にある床停止子
を避けるようにつめを上げるソレノイドを附勢する。停
止リレー(図示せず)は附勢された時この回路をしや断
しエレベータかごを乗場に停止させる。過速リレー55
(図示せず)は過速スイッチで附勢され、スイッチは1
0%のような予定した百分率の過速の際開く。過速リレ
ー55は接点55−3を具え、この接点はリレーが消勢
すると開き、つめを落下させ、それでかごを最も近い乗
場.に止め、その乗場でかごは普通の停止を行いうる。
パターン選択リレーの接点W−2もまたパターン発生器
194に接続され、回路で発生器の床停止子が落下した
つめによつて捉えられた時通常開−く。
もし安全回路リレー29が消勢されると、リレーWは接
点W−2を開ように消勢され、これはつめによつて床停
止子が捉えられるのにならい、乗場に関する位置に関係
なくかごを停止させる。損傷検知装置の作用いおいて、
検知装置の接点112がつり合おもりの異常な水平方向
の動きに応じて開いた時、安全回路リレー29が消勢し
て接点29−1を開き、そして接点29−1の開放はパ
ターン選択リレーWを消勢する。パターン選択リレーの
接点W−2このようにして開き、直ちにエレベータかご
の運動の減速を始める。それ故エレベータかこは床高さ
に関するそれの停止位置に関係なく停止する。既にある
階床で停止しているかごは安全回路リレー29が消勢さ
れている時発進し得ない。乗場高さに関するその停止位
置に関係なく動いているかごを停止させる代わりに、接
点112を安全回路リレー29の回路から取除き、第6
図に相像線で示している接点112″を母線L2と方向
回路192との間に加えることによつて、接点112″
が開いている時は停つているかごの発進を阻止し、更に
第6図に想像線で示している接点112″を接点55−
3と直列に入れることによつて、動いているかごをその
動いている方向の最も近い乗場に止めてそこで通常の停
止を行うことができる。
接点112″は開いている時に動いているかごを動いて
方向の最も近い階床に止めてそこで通常の停止をさせう
る。先に記載した米国特許第3792759号に示され
ているように、もし必要なら、検知装置60から接点を
適当に位置させることによつて、エレベータかごの速度
を自動的に減少させうる。
要約するに、この発明によつて、つり合おもりの異常な
水平方向の運動のようなエレベータ装置の運動部材の損
傷を検知するための装置及びそのような検知に応じてエ
レベータ装置の駆動制御装置の作動態様を変更する装置
を備えた新規て改良されたエレベータ装置が提供された
損傷を検知する装置は鋼製ケーブルを具え、ケーブルは
その端を昇降路の底に固定することにより、かつそをつ
り合おもりに装架されている滑車に掛け渡し、ケーブル
の他端を昇降路の頂の張力装置へ取付けることによつて
、昇降路の全長に張られる。かごが移動することによつ
て、ケーブルは滑車によつてつり合おもりのまわりに案
内される。ケーブル張力の異常な変化の場合に作動され
る電気的接点がつり合うおもりのレールからの外れの情
報を与えるように制御回路内に使用され、それによつて
所望の制御応答を行う。ケーブル張力の異常な変化は建
物に加えられる地震による力によつて起りうるような、
つり合おもりの機械的案内装置の損傷の結果として発生
する。ここで特に注目すべきは、本発明よれば、つり合
い重りの横方向変位によりケーブルの張力が減すること
であり、このためスイッチ部分等の変位検出部分に過大
なりが作用せず、検出装置の信頼性が高く安全性の高い
エレベータ装置が得られることである。
これに対して、つり合い重りの横方向変位によりケーブ
ルの張力を増加させる場合には、変位が大きいと過大な
りや変位によつて検出スイッチ部分を破損させたり、場
合によつてはケーブルを破損させる恐れさえもある。図
面には示さなかつたが、ケーブル50が釈放′された時
、つり合おもり装置からたれ下がつた引掛つたりしない
ことを確実にするために偏位装置がつり合おもり上に装
架されうる。
しかし、ケーブル張力の異常な増加を検知することによ
つて、引掛かりの問題は緩和されるてあろう。一 この
発明の重要な利点は電気的の配線がすべてモータ室すな
わち機械室に収納されうること、企図する設備が機械的
であること等にある。
つり合おもり上に移動する電気的ケーブルがなく、電池
等も必要としない。更に、ここに記載された装置クは従
事者によつて容易に再設定されうる非破壊検知装置てあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の原理によつて構成したエレベータ装
置の略側面図、第2図は第1図の矢印■一■方向に見た
つり合おもり装置の側面図、第3図は第2図の線■−■
に沿つて見たケーブル案内装置を示すつり合おもりの平
面図、第4図は第3図の線■−■において矢印方向に見
たケーブル案内装置の1つを示す側面図、第5図は第4
図の矢印V−V方向に見た部分平面図、第6図はこの発
明の原理に従つて変更したエレベータ制御装置の回路線
図である。 10・・・・・エレベータ装置、12・・エレベータか
ご、6・・・・・・乗場、22・・・・・・主索、24
・・・・・・綱車、26・・・・・・駆動モータ、28
・・・・・つり合おもり、48・・・・エレベータ駆動
制御装置、50・・・・・・ケーブル、52・・・・・
滑車、58・・・・張力装置、60・・・・・・検知装
置、62,64・・・・・案内レール、74,76,7
8,80・・・・滑車、130,132,166,16
8・・・・・滑車半部分、136,138・・・・・・
はさみ腕、140・・・・・よじりばね、142,14
4・・・・・・ローラ、170,172・・・・・・軸
部材、178,180・・・・・・螺旋ばね、182,
184・・・・・・感知腕。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の階床と昇降路とを有する建物と、エレベータ
    かごと、つり合いおもりと、前記建物の昇降路内にあつ
    て案内面を有する案内レールと、つり合いおもり上にあ
    つて案内レールと共働する案内ローラ装置と、前記エレ
    ベータかご及びつり合おもりをそれらのそれぞれの移動
    経路内で駆動する作動装置と、前記つり合いおもり上に
    取り付けられたケーブル案内装置と、前記昇降路内に張
    られかつ前記つり合おもり上のケーブル案内装置に通さ
    れたケーブルと、前記つり合おもりがその通常の垂直移
    動経路内で作動するように装架されている時前記ケーブ
    ルに予定した張力を与える張力装置と、前記ケーブル内
    の張力の所定の減少変化に応じて前記作動装置の作用を
    変える検知装置とを備え、前記ケーブル案内装置が、通
    常その一体性を保つように附勢されるとともにつり合い
    おもりが前記案内レールから異常に横に変位するとその
    時の前記案内ローラ装置にて発生する力によつて相互に
    離間し、かつ前記ケーブルに通常は張力を与えるようケ
    ーブルを一部において迂回させて案内するよう配置され
    た複数の2つ割り滑車を有し、この2つ割り滑車は、前
    記異常変化にもとづく離間によつて、前記ケーブルを釈
    放し、ケーブルに付与されている張力を減ずるエレベー
    タ装置。 2 張力装置が、ケーブルによつて予定した状態に偏倚
    されているばね部材を備え、検知装置がばね部材の状態
    を監視することによつてケーブル内の張力に感応する特
    許請求の範囲第1項記載のエレベータ装置。 3 張力装置が、ケーブルによつて予定した状態に偏倚
    されているばね部材を備え、検知装置がばね部材の状態
    に感応する作動部材を持つたスイッチを備えている特許
    請求の範囲第1項記載のエレベータ装置。 4 スイッチの作動部材がケーブルの張力の増加及び減
    少の結果としてのばね部材の状態の変化に感応する特許
    請求の範囲第3項記載のエレベータ装置。 5 昇降路内にあつて各々が平行で対応する第1及び第
    2案内面を有する第1及び第2案内レールと、つり合い
    おもり上にあつて案内レールと共働する案内ローラ装置
    とを備え、前記ケーブル案内装置が、互いに所定角度枢
    動できるように枢着された1対のリンクと、前記リンク
    の一端に設けられて前記第1案内レールの対向する案内
    面にそれぞれ接して回転するローラと、前記リンクに設
    けられて前記ローラを案内面に押し付ける附勢装置と、
    前記リンクの他端に設けられて前記ケーブルを受けるよ
    うに一体に維持された2つ割滑車とを備え、前記案内レ
    ールに対してつり合おもりが所定値を越えて水平運動し
    たとき前記ケーブルが2つ割滑車から釈放されるように
    した特許請求の範囲第1項記載のエレベータ装置。
JP53040463A 1977-04-08 1978-04-07 エレベ−タ装置 Expired JPS6047194B2 (ja)

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