JPS6047035B2 - 被覆された永久鋳型を分離するための分離機 - Google Patents

被覆された永久鋳型を分離するための分離機

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JPS6047035B2
JPS6047035B2 JP53056223A JP5622378A JPS6047035B2 JP S6047035 B2 JPS6047035 B2 JP S6047035B2 JP 53056223 A JP53056223 A JP 53056223A JP 5622378 A JP5622378 A JP 5622378A JP S6047035 B2 JPS6047035 B2 JP S6047035B2
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アナトリ−・ダビドウイツチ・テプリンスキ−
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レオニ−ド・ヤコウレウイツチ・ネテス
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NAUCHINO ISUSUREDO INST SUPECHIARU SUBOSOBOFU RITOYA
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NAUCHINO ISUSUREDO INST SUPECHIARU SUBOSOBOFU RITOYA
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【発明の詳細な説明】 本発明は、永久鋳型を用いる自動的鋳造作業ラ・インに
関し、特に、被覆された(型面に被覆剤を塗布された)
金属製永久鋳型を分離するための分離機に関する。
被覆された金属製鋳型により高品質の鋳造物が作られ得
る事は既に知られている所であり、上記型は、事実上如
何なる形でもありえ、種々な材料、例えば鱗片状または
粒状グラファイトを有する鋳鉄、炭素鋼、合金鋼等から
作られ得る。
鋳造物は種々な大きさの物が作られえ、寸法に於て数十
噸から1m,以上に及び、重量に於ては数百?から30
0kg以上に及ぶ。永久鋳型鋳造法は、自動車及びトラ
クタのエンジン及びヂーゼルエンジンのクランクシャフ
ト、自動車エンジンのカムシャフト、電モータの枠、鉄
動車輛の軸箱、流体圧系統の制御弁体、トラクタの駆動
スプロクツト、その他多くのこの様な部品の製作に有利
に用いられる。
永久鋳型鋳造操作は必ず型に注ぎ込まれた金属の固化後
、型を分離する工程、固化した鋳造物を型から取出す工
程及び分離された型の部分中の空気注入口を清掃する工
程を含む。
鋳砂枠を用いる鋳造方式に於ては種々な鋳造物取出し装
置が知られている。
この種の鋳造方式に於ては、鋳砂及び鋳造物は鋳砂枠型
の鋳型のコープ(上型COpe)及びドラグ(下型Dr
ag)から別に取出され、この取出作業は、通常の方法
、即ち鋳型を鋳造物と)もにゆすぶる方法により行われ
るか、または鋳型の中味が鋳造物と)もに特殊な押出し
型(BrOachingdie)上へ押出され、そこで
型のコープ及びドラグが脱される事により行われる。型
の一方の部分(通常はドラグ)がクロス.バーを有する
場合には、取出し作業の前に、型のコープを除去して型
のドラグを転倒する操作が行われる。同様な操作工程は
、米国特許3150421号及び3199157号中に
述べられている。上記特許の装置に於ては、型のコープ
は一場所に於て分けら.れ、型のドラグの転倒及びこれ
からの鋳造物の取出しは他の場所で行われる。型のコー
プの転倒は、操作に必要とされないので行われない。永
久鋳型鋳造操作に於ては、型の上方部分と下方部分そが
分離された後に鋳造物が型から取出さ・れ、ついで型の
部分中の空気注入孔から型の被覆剤が除去される。型の
分離操作は、型の上方部分中の孔のピンによる間通と同
時に行われる事が望ましく、これにより鋳造物が型の下
方部分中に保たれる。さらに、永久鋳型鋳造操作に於て
は、上述に続く操作、即ち鋳造ライン中で行われる冷却
及び清掃操作の管理を行うために、型の上方部分を転倒
する事が必要とされる。従つて前述の特許に示された鋳
枠取扱装置は、永久鋳型の分離には不適当である。本発
明は、完全に自動的な鋳造設備及び二つ割りの永久鋳型
を分離する方法を提供せんとするものであり、本発明の
目的は上記の如き二つ割りのノ永久鋳型を分離するため
の分離機を提供するにある。
本発明による二部分から成り、空気注入孔を有する被覆
された永久鋳型を分離するための分離機は枠を有し、上
記枠には、金属製鋳型を分離場所・に置くための持上げ
機及び上記型の部分を型の分離の間把握するためのクラ
ンプ手段が取付けられ、上記クランプ手段は、上記持上
げ機の上方に於て上記分離場所に近接して上記枠に固定
され、さらに上記型の把握された部分を裏返しにするた
・めの転倒手段及び上記持上げ機の上方に於て上記枠に
取付けられた孔貫通機構を有し、上記機構は鋳造物を型
の上方部分から型の下方部分中へ押出すと同時に、使用
された被覆剤を空気注入孔から除去し得る。
この分離機に於ては、永久鋳型を分離する事、作られた
鋳造物を型の一方の部分から他方の部分中へ押出す事及
び空気注入孔から使用された被覆剤を除去する事が自動
的に同時に行われ得る。
上記孔貫通機構はクロスパーを有し、上記バーからは板
が自由に垂げられ、上記板は一群の貫通ピンを有し、上
記ピジは、型の上方部分中の空気注入孔と一致する様に
上記板上に配置され、上記バーは、このバーを垂直方向
に往復動させるために上記枠上に取付けられた駆動手段
に連結される事が望ましい。これにより鋳造物の押出し
及び空気注入孔の清掃の如き自動操作が同時に行われ得
る。上記孔貫通機構はさらに型の上方部分中に作られた
案内孔と一致する様に上記板上に配置された中心化ピン
を有し、上記ピンは上記貫通ピンのすべてより長い事が
有利である。
これにより、貫通ピンを各空気注入孔中に入り得る様に
置く事が迅速かつ容易にされる。上記貫通ピンは数群に
形成され、上記群の各々は、上記板上に均等に分布され
た同長のピンから成る事が望ましい。
これにより、ピンの各群が次々に作動に入る事が許され
、よつて全体の貫通力が著しく減少される。上記孔貫通
機構は、型の上方部分を水平姿勢に固定するための二つ
の付属手段を有しえ、上記手段は、型転倒軸心の両側に
於て上記枠に取付けられる。
上記付属手段の各々は、枠に固定された軸を有するレバ
ーの形に作られ、上記レバーは、コネクチング狛ツドに
より板に作動連結され、上記ロッドは、その一端を上記
板にピボット連結され、長手方向長孔を有し、上記長孔
中には、上記レバーに固定されたピンが受入れられる事
が望ましい。
上記付属手段を設けた事により、転倒されるべき型の上
方部分が(不測に)回転される事が防がれ、よつて転倒
手段の作動部品に不当な応力がか)る事が防がれると)
もに、上記型の部分の位置不正によるピンの破損が防が
れる。上記付属手段は、レバーの運動を限定するための
二つの停止体を有しえ、上記停止体の一方は上記板に取
付けられ、他方は上記枠に取付けられ、さらに、型の上
方部分に衝接する上記レバーの一端には可調節停止体ま
たはスラスト体が取付けられる事が望ましい。
これにより、上記レバーが垂直姿勢に保たれる。クラン
プ手段には、鋳型を転倒する手段が設けられ、鋳型の上
方部分は、下方部分と分離された後転倒され、続いての
冷却および清掃の操作を受けるため、転倒された状態で
移送される。このように、転倒手段をクランプ手段に対
して設けたことにより、鋳造ラインの他の場所に、特別
に転倒手段を設ける必要がなく、設置スペースの節約お
よびコストダウンを図ることがてきる。以下添付図面に
従い本発明の好適実施例について説明する。
第1図に於て、本発明による分離機は枠1を有し、枠1
は、門形の梁2と、梁2に堅固に連結された柱3,4と
から成る。
二部分から成る永久鋳型5は、その中にある鋳造物と)
もに、コンベヤ6により、(上記鋳型5の)分離が行わ
れる場所に運ばれてこ)に置かれる。
コンベヤ6は分離機の部分を構成するものではないが、
図示例に於ては、コンベヤ6は回転ローラ7の形に作ら
れ、ローラ7上で型5が運ばれる。型5は、これを構成
する二つの型部分、即ち上方部分8と下方部分9との分
け面(接触面)を水平にして分離楊所に置かれる(この
事は、他の操作の間に上記分け面が如何なる姿勢に置か
れようともこの様にされる)。型の部分8及び9には、
案内孔10(複数)及び空気注入孔11(複数)が作ら
れ、空気注入孔11には(除去されるべき)使用された
被覆剤が満たされている。枠1の下部には、型5を作動
場所に送るための持上げ機12が取付けられ、図示例に
於ては、持上げ機12は柱3に固定された案内板13を
有し、案内板13は垂直方向に動き得る保持体14を保
持し、保持体14は、上記板13の案内体(図示なし)
に沿つて動く。保持体14は、ローラ、摺動面または他
の適宜な手段上で上記板13の案内体に沿つて自由に動
き得る。上記板13には作動シリンダ15が取付けられ
、作動シリンダ15は保持体14と連結され、よつて保
持体14に上下動が与えられる。保持体14には支持体
16が固定され、支持体16は、保持体14が動かされ
る間、型5を保持する。保持体14の下方位置(最初の
位置)に於ては、支持体16の上端はローラ7より下方
にあり、よつて、型5のコンベヤ6に沿う自由な走行が
許される。枠1の門形梁2にはクランプ手段17及び1
8が固定され、クランプ手段17,】8は、型5の分離
場所に於て型の部分8を把握保持する役をする。
クランプ手段17及び18は、分離場所に於・て型5の
両側に置かれる。図示例に於ては、クランプ手段17は
、梁2に取付けられたカバー20を有する外体19を有
し、外体19内にはスリーブ21が置かれ、スリーブ2
1内にはシリンダ23のケース22が挿入され、シリン
ダ23のロツ門ド24は、ピストン25と)もにカバー
20中に固定される。ロッド24と反対側のケース22
の端板中にはロッド26が置かれ、ロッド26は、ケー
ス22が前進(右進)すると、型の上方部分8の案内孔
10中に入り、よつて上方部分8を、ノ分離操作が行わ
れ得る様に保持する。ロッド26はベアリング27中に
保たれ、よつて上方部分8をロッド26と)もに転倒す
る事が容易にされる。図示例に於ては、上方部分8を転
倒するための転倒手段はクランプ手段18を有し、クラ
ンプ手段18は、枠1の梁2に固定されたカバー29を
有する外体28を有し、外体28内にはスリーブ30が
置かれ、スリーブ30中にはギヤ31が置かれ、ギヤ3
1は自軸心を中心として回転しえ、外体28内に置かれ
た可動ラック32と噛み合い、ラック32は直線運動作
動機、例えば作動シリンダ(図示なし)に連結される。
ギヤ31中に於て溝33上にはテイルスピンドル34が
置かれ、テイルスピンドル34は軸心方向運動を許され
、テイルスピンドル34のクランプ手段17に面する端
35には、クロスパー36が固定され、クロスパー36
は第2図に示す如く二つのロッド37を有し、ロッド3
7も型の上方部分8の案内孔10中に入る。
カバー29には、作動シリンダ39の外体38が固定さ
れ、シリンダ39のピストン41のロッド40は、テイ
ルスピンドル34に連結される。
ロッド37は、型の上方部分8を水平姿勢に保つ役及び
ギヤ31から上記上方部分8にトルクを伝える役をする
。本発明による分離機は、型の上方部分を裏返しにする
ための転倒手段を有する事により、分離及び転倒操作を
行いえ、よつて製造ライン上に所要の機構の数及びライ
ンの長さが減少され得る。
分離機の上端には、梁2上に孔貫通機構42が取付けら
れ、孔貫通機構42は、鋳造物(図示なし)を型5の下
方部分9中に押出す役及び型の上方部分8の空気注入孔
11から使用された被覆剤を除却する役をする。孔貫通
機構42は、梁2に.固定された外体43及び外体43
に固定連結されたカバー44を有し、外体43内にはス
リーブ45が置かれ、スリーブ45内にはシリンダ47
の外体46が置かれ、外体46には外体43に沿つて動
き得るが、シリンダ47のピストン49はそ!のロッド
48を介してカバー44に固定され、シリンダ外体46
の下端にはクロスパー50が固定される。クロスパー5
0には板51が自由に取付けられ、板51には多数の孔
貫通ピン52が、型の上4方部分8の空気注入孔11中
に入り得る様に配置されて取付けられる。
板51は(第3図参照)、クロスパー50に固定された
ピン53により上記バー50に連結され、ピン53は、
板51中の孔54を弛く通り、さらにピン53は肩部5
5を有し、よつて、板51は上記バー50に対して垂直
に延びる開口を形成しつ)バー50から垂げられる。貫
通ピン52(第1図)は同長にも作られ得るが、上記ピ
ンが、56,57,58として示す如き異る長さの群に
形成され、各群が同長のピン52を有する様に作られる
事が望ましい。
これにより、先行する長い方のピン52が、対向する(
型ノの上方部分8中の)孔11の清掃操作を了えた後に
、ピン52の次の群が操作を始める事が可能にされる。
よつて、孔貫通力が著しく減少され、分離機に要する金
属材料の量及び所要動力が低減され得る。各群のピン5
2は、型の上方部分8の転・倒軸心に対して対称に配置
される事が望ましい。板51には中心化ピン59が固定
され、ピン59は最長のピン52より長い長さを有する
。板51が下降する時に、ピン52が型の上方部分8に
達する前に、このピン59が、上記上方部分8中゛の案
内孔60に入る事により、クロスパー50から自由に垂
げられた板51が、型の上方部分8中の空気注入孔11
に対して中心化される。ピン59には、テーパーした案
内端61が作られる事が望ましく、これにより板51の
中心化操作が容易にされる。図示例に於ては、板51の
充分な中心化を保証するために二つの中心化ピン59が
用いられているが、上記ピンの数は変えられ得る。
板51が可遊動に作られている事により、貫通ピン52
を型の上方部分8中の空気注入孔11と正確に一致させ
る事が可能にされ、よつて分離機の構造を複雑にする必
要がなくされる。
型の分離の間に生ずる応力が転倒手段にか)らない様に
するため、及び転倒力の軸心に対する不対称が生じない
様にするため、及び型の上方部分8を、分離の間水平姿
勢に固定するために、本発明の分離機は型の上方部分8
を水平姿勢に固定するための二つの付属手段62を有し
、付属手段62は、転倒軸心の両側に於て枠1に取付け
られる。
付属手段62(第4,5図)は、枠1の梁2に固定され
た軸63、軸63に可揺動に取付けられたレバー6牡及
び長孔66を有するコネクチングロツド65を有し、レ
バー64の中央部にはビン67が固定され、ピン67は
、ロッド65の長孔64中に自由に入り、咄ンド65の
他端は、軸68を介して板51にピボット連結される。
図示例に於ては、信頼性のある連結を保証するために、
二つのコネクチングロツド65が設けられているが、一
つのコネクチングロツド65を用いる事も可能である。
設定を容易にするために、レバー64の型の上方部分8
に衝接する端69には、可調節停止体70が取付けられ
、可調節停止体70は、ねじ71とロックナット72と
の形に作られる事が望ましい。板51が上方位置にある
時には、レバー64は上げられ、よつて型の上方部分8
の転倒が許される。
空気注入孔11の貫通の前及び分離操作の完了迄、レバ
ー64を垂直姿勢に保つために、レバー64の運動を限
定するための可調節停止体73及び74がそれぞれ梁2
及び板51上に取付けられる。
停止体73は梁2に固定され、図示例に於ては、外体7
5、ねじ76及びロックナット77を有する。停止体7
4は、板51に取付けられ、図示例に於ては、ねじ78
とロックナット79との形に作られる。以上述べた如く
、型の分離及び型の上方部分中の空気注入孔からの使用
された被覆剤の除去を行うために唯一つの分離機しか使
用しない事により、本発明の分離機を用いた鋳造系統に
於ては、所要の操作サイクル及び機構の数が著しく減少
され、また鋳造系統に要する床面積が小にされ、さらに
系統の操作が簡単化される。
本発明による分離機は次の様に作動する。
組立てられた永久鋳型5は、ローラコンベヤ6により分
離場所に送られ、こ)に型5は、その上方部分8と下方
部分9との分離面が水平になる様に置かれ、ついで持上
げ機12が作動されて、保持体14及び支持体16が持
上げられる。
保持体14は案内板13に沿つて上げられ、保持体14
の上昇の間、支持体16は、コンベヤ6のローラ7上に
ある型5に接触して、型5を持上げ、これを分離のため
の位置に定置する。この位置に於ては、型の上方部分8
中の案内孔10は、クランプ手段17及び18のロッド
26及び37に対向する位置に置かれる。クランプ手段
17(第1,6図)のシリンダ23のケース22はロッ
ド26と)もに型5に向けて動かされ、よつてロッド2
6は型の上方部分8中の案内孔10中に入る。同時に、
クランプ手段18中のシリンダ39のロッド40に取付
けられたピストン41が運動を始め、よつてロッド40
は、テイルスピンドル34をクロスパー36及びロッド
37と)もに型5に向けて動かし、ロッド37は、型の
上方部分8中の案内孔10中に入る。
ロッド26及び37が孔10中に入つた後、型の上方部
分8は、第6図に示す如き水平姿勢に固定される。型分
離操作は、鋳造物の型の与えられた部分中に適当に置か
れている状態下で行われる。
型の二部分の分離面が水平にある時には、鋳造物は型の
下方部分中にとどまるべきである。これは鋳造物の型の
上方部分中に保つには特別な技法を要し、そのため製造
工程及び型の構造が著しく複雑にされ、さらに作られ得
る鋳造物の寸法及び形状が限定されるからである。空気
注入孔11の清掃操作は、型からの鋳造物の取出し操作
に続いて行われるのであるから、上記清掃操作は型分離
操作と組合わされる事が望ましく、これにより、製造能
率を高める事が可能にされる。
また、上記清掃操作のために特別な機構を用いる事が不
要にされる。型の上方部分8がクランプされた後、孔貫
通機構42中のシリンダ47のケース46が、クロスパ
ー50、板51、貫通ピン52及び中心化ピン59と)
もに型5に向けて、即ち、下方へ動かされる。
コネクチングロツド65(第4図、第7図参照)が板5
1とともに下げられると、型の上方部分8を水平姿勢に
固定するための付属手段62の・レバー64が、重力に
より軸63を中心に、可調節停止体70を下方に向ける
ように揺動する。
レバー64のピン67は、レバー64の揺動ならびにコ
ネクチングロツド65の下降に伴い、ロッド65中の長
孔66内を揺動し、またロッド65)は、軸68を中心
に、第4図において時計方向に回転される。そして中心
化ピン59が型の上方部分8に近づくと、レバー64は
、垂直姿勢を取り(第7図)、レバー64は梁2に取付
けられた可調節停止体73及び板51に取付けられた可
調節停止体74により、この位置に保たれる。レバー6
4の端69に取付けられた可調節停止体70は、型の上
方部分8に衝接し、よつて上方部分8をこの位置に固定
し、その回転を防ぐ。板51がさらに下降すると、中心
化ピン59が、先づそのテーパー端61から、型の上方
部分8中の案内孔60中に入り、よつて板51及び貫通
ピン52が型の上方部分8に対して正しい位置に置かれ
、ついで貫通ピン52は、上記上方部分8中の空気注入
孔11の掃除を始める。
ついでシリンダ15は、下降ストロークを行う様に再設
定され、貫通ピン52の群56,57,58は次々に空
気注入孔11の清掃を開始し、同時に鋳造物(図示なし
)を型の下方部分9中へ押出し、下方部分9はシリンダ
15により支持体16及び保持体14と)もにコンベヤ
6のローラ7上に向けて下げられる。この時の諸機構及
び型の両部分8及び9の相対位置は、第6図に示す如く
である。
レバー64(第7,8図)は、分離操作の終り迄垂直姿
勢に保たれ、コネクチングロツド65の長孔66は、板
51の下降の間、ピン67上をすベリ続け、ロッド65
は軸68を中心として回転し、分離操作の終りに於ては
、第8図に示す位置をとる。
分離操作か完了すると、型の下方部分9は、鋳造物と)
もにコンベヤ6により、分離機の操作範囲から出されて
次の操作場所へ送られる。
板51はシリンダ47のケース46により持上げられ、
よつて孔貫通機構42及び付属手段62のすべての部分
は、第1図に示す如き原位置に戻される。型の上方部分
8を転倒する操作(即ち、分離面を上に向ける操作)は
技術的に必要とされるが、本発明の分離機は、この操作
を行うにも適する。即ち型の下方部分9が、分離されて
コンベヤ6により運び去られた後、ギヤ31,ラック3
2及びラック駆動手段(図示なし)により、テイルスピ
ンドル34がクロスパー36及びロッド37と)もに1
80ク回転され、クロスパー36の回転の際に、ロッド
37により型の上方部分8がロツ,ド26の軸心を中心
として回転される。転倒操作が完了すると、シリンダ1
5により保持体14及び支持体16が上方位置に持上げ
られ、この位置に於て、支持体16は型の上方部分8に
接触し、ついでクランプ手段17及び18のロッド26
及び37が、型の上方部分8中の案内孔10から引き出
され、ロッド26及び37は、第1図に示す位置に戻る
(なお、この際、ロッド26と37とは逆の順序て引き
出される)、ついで型の上方部分8は、保持体14によ
りコンベヤ6のローラ7上に降され、コンベヤ6により
分離機の操作範囲外へ送られる。
上述により明らかなる如く、本発明による分離a機は、
型の分離、型の両部分の一つから他の部分中へ鋳造物を
押出す事、空気注入孔の清掃、型の上記一つの部分の転
倒等の諸操作を組合わせて行う事を可能にするものであ
り、この分離機を鋳造系統中に用いれば、系統の製造能
率を高める事及び、系統のために要する床面積を減少す
る事が可能にされ、さらに系統の費用及び構造の複雑さ
が少くされ、また操作が容易にされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による分離機の説明図的全体図、第2図
は第1図の矢印A視によるクロスパーの説明図、第3図
は第1図の■−■線による断面図、第4図は第1図の矢
印B視による型の上方部分を固定するための付属手段の
説明図、第5図はレバー及びコネクチング七ツドの断面
図、第6図は型の分離後の分離機の状態を示す説明図、
第7図は孔貫通操作の開始時に於ける第4図の付属手段
の状態を示すための第1図の矢印B視による説明図、第
8図は型の分離操作の完了時に於ける上記付属手段の状
態を示すための第6図の矢印C視による説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上方部分と下方部分の二部分からなり、空気注入孔
    を有する被覆された永久鋳型を分離場所に移送する持上
    げ機と、前記持上げ機の上方において前記分離場所に近
    接して固定枠に対し固定位置されている、前記永久鋳型
    の上方部分を永久鋳型の分離の間把持するためのクラン
    プ手段と、前記持上げ機の上方において固定枠に対し取
    付けられ、鋳造物を鋳型の上方部分から下方部分へ押出
    すとともに使用された被覆剤を除去するための孔貫通機
    構とを備えた被覆された永久鋳型を分離するための分離
    機において、前記クランプ手段18は、前記鋳型5の分
    離のため把持された上方部分8を裏返しにするための転
    倒手段を備えており、前記孔貫機構42は、垂直方向に
    往復動可能に保持されたクロスバー50に対し板51が
    可遊動に取付けられ、前記板51に対し、一群の貫通ピ
    ン52が鋳型5の上方部分8中の空気注入孔11と一致
    するように配列固定されているとともに、前記貫通ピン
    52より長い中心化ピン59が鋳型5の上方部分8中の
    案内孔60と一致するように配置固定されていることを
    特徴とする分離機。 2 前記貫通ピン52はそれぞれ異なる長さの数群(5
    6、57、58)に形成され、前記群の各々は、前記板
    51上に均等に分布された同長のピンから成る事を特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の分離機。
JP53056223A 1978-05-12 1978-05-12 被覆された永久鋳型を分離するための分離機 Expired JPS6047035B2 (ja)

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