JPS6046952B2 - 嫌気性液体の貯蔵兼輸送装置 - Google Patents

嫌気性液体の貯蔵兼輸送装置

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JPS6046952B2
JPS6046952B2 JP2533477A JP2533477A JPS6046952B2 JP S6046952 B2 JPS6046952 B2 JP S6046952B2 JP 2533477 A JP2533477 A JP 2533477A JP 2533477 A JP2533477 A JP 2533477A JP S6046952 B2 JPS6046952 B2 JP S6046952B2
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J7/00Apparatus for generating gases
    • B01J7/02Apparatus for generating gases by wet methods
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/28Constructional details, e.g. recesses, hinges disposable or single use
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M29/00Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/30Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
    • C12M41/34Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration of gas

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生物を含む液体を連結するのに有用な装置に関
し、さらに詳言すれば酸素が低濃度か存在しない気相環
境下においてのみ生存し得る嫌気性の生物を含む液体の
新規なる貯蔵および輸送装置に関するものである。
人類および下級動物の大抵の疾病は細菌によつてもたら
される。
細菌性の疾病の処理、治療にはほとんどが感染性の有機
体の固定が必要になる。この感染性の有機体に対抗する
既知の薬剤は臨機に調製することができる。感染性の有
機体の固定は羅患した人または動物から採取した液体試
料によつて行われることが多い。
患者から採取して試験室に輸送するべき液体には、脳を
髄液、膿腫の深部物質、生検用細胞、気管穿刺液、胸膜
液、恥骨上膀胱穿刺による採取尿、骨髄穿刺液などが挙
げられる。こうした液体サンプルについては、必要な場
合、感染性の有機体の存在を固定する検査を含む試験が
行われる。そのための研究室には高度に熟練した微生物
学者と精巧で高価な装置を必要とする。このため、適当
と思われる試験研究室の利用は仲々思うに任せないこと
になつている。従つて、上記のような液体サンプルを採
取する実験室まで患者が行つたり動物を連れていくこと
が必要になり、ここで直ちに検査に移したりさらにこの
実験室から離れた場所にまで液体サンプルを輸送するこ
とが必要であつた。液体サンプルの採取は一般に困難で
はないが、保証された条件で実験室までサンプルを輸送
したり貯蔵するには汚染が生じないこと、到着時に重大
な問題を生じないことが肝要である。
他の有機体による汚染が別途に防止できるとしても、サ
ンプルの保守という観点から特定の気相環境下に貯蔵し
たり輸送する必要もしばしば起きる。嫌気性バクテリア
は酸素の欠之したまたは無酸素の気相環境を必要とする
ことが知られているから、嫌気性生物の液体サンプルの
輸送および貯蔵はわすかなまたは全く無酸素の環境で行
わなければならない。米国特許第32469関号は特に
無毒性の雰囲気を要する有機体の生存能力を保ち増進す
るための雰囲気を作り出すためのガス発生装置について
開示している。
この特許は容器中の培養体に無毒性の雰囲気を供給する
ために水素、炭酸ガス、アセチレンを化学的に発生させ
る技術に関するものてある。そのために、容器中で白金
ワイヤ製のガーゼを電熱してこの容器内の酸素を完全に
反応させる。また米国特許第3616263号は嫌気性
培養体用の培養チューブについて開示している。
この場合、水酸化カリウム水溶液のカプセルとピロガロ
ール酸水溶液のカプセルを用いてこれらを混合すると酸
素を強力に還元させるようにして酸素を除去するのてあ
る。上述のような技法は様々な培養基を嫌気性の条件に
保たなければならないが、そのためには嫌気性の生物液
体サンプルの貯蔵、輸送、試験を廉価、高信頼性、使い
捨て可能な包装などの点で大きな問題があつた。
本発明によれば、嫌気性の生物液体を収容し保持した液
体受容器、少くとも還元性の気体を発生するガス発生体
を自蔵したガス発生容器、前記のガス発生体の発生ガス
を前記の液体受容器に供給する導管、およびこの液体受
容器からのガスを排出させる導管からなる嫌気性液体の
貯蔵兼輸送装置が提供される。
ガス発生体の発生する還元性ガスと装置内や装置からお
よび/または装置周辺の酸素との反応を促進する触媒も
使用される。本発明による貯蔵兼輸送装置はこのため少
くとも嫌気性の生物液体を受容するとともに還元性ガス
の雰囲気を作り出すための十分な装置、および生物液体
と接触して事実上酸素が存在しない雰囲気を作り出す装
置を含んでいる。また雰囲気と液体中の酸素の存否を色
変化で指示する変色指示装置も組込むと好都合である。
ここに述べる装置は製造が比較的たやすく、低廉、軽量
でしかも取扱いが簡単である。本発明は一旦使用したら
廃棄することができるから清浄したり再利用の手間も省
くことができる。本発明による液体貯蔵兼輸送装置は触
媒を内装または外装することができる。
この触媒は、酸素の還流が起きても還元性との反応が行
われる一方この酸素が液体容器内の液体サンプルと接触
しないように、液体容器からのガスを排出する導管路に
置設するのが普通である。しかし、触媒はガス発生体容
器内、輸送装置と接続したときには着色指示体中に入れ
ておくことができ、また輸送装置の透過性の低い袋に入
れておくこともてきる。触媒はこうして1個所にだけ装
入しても2個所以上に装入してもよい。本発明による嫌
気性液体の貯蔵兼輸送装置は、気体透過性の低いフレキ
シブルな透明シート材料て作られた袋体と組合せて使用
されるのが普通である。
この液体貯蔵輸送装置はこうした袋体に収容され袋体も
ガス発生体と着色指示薬の活性化以前は密封されている
ことが望ましい。袋体は酸素が装置に侵入するのを防ぐ
とともに袋体の内側の液体貯蔵輸送装置の周辺酸欠また
は事実上無酸素状態にするはたらきをする。こうした気
体環境は、液体貯蔵輸送装置からの水素等の還元性ガス
の流れで酸素を袋体の方に追い出すことにより、この袋
体内の触媒により室温下に還元性ガスと酸素とを袋体内
で反応させるかた5て創出される。袋体から酸素を除去
することによつて、液体貯蔵輸送装置は液体サンプルを
従来よりもはるかに長時間例えは9峙間にわたり好嫌気
性条件に保持することが可能になつた。前記のガス発生
体および着色指示装置はそれぞれ外部から活性化できる
、すなわち嫌気性液体の貯蔵輸送装置の一部を構成する
これらの要素をいずれも開放させることなく活性化する
ことができるようになされている。
液体容器には嫌気性液体を導入するための流入手段が設
けられている。
この流入手段は簡単な閉止部またはキャップでよく、ま
た液体容器に嫌気性液体を入れるのに用いた皮下注射針
て穿通してから再封止することき自己閉止性の弾性材料
て構成してもよい。ガス発生体は一還元性ガスとして水
素を発生するものが一般的であるが、アセチレンのよう
な他のガスでもよい。
さらに、このガス発生体は炭素ガスと還元性ガスとを同
時に発生するように作られてもよい。サンプルの嫌気性
液体をとり囲む雰囲気中の炭酸ガスの分量が増えると各
種細菌の存在を促進するのに好都合であるから、上記の
炭酸ガスの発生は推奨すべきことが多い。本発明による
嫌気性液体の貯蔵輸送装置の一部をなすガス発生体は、
通常、還元性ガス発生用固形物質、この固形物質と反応
して室温て酸素と触媒作用の下に反応する還元性ガスを
発生せしめる液体を収容していて容器外から開放すると
液体を放出して上記固形物質と接触させるアンプル、さ
らに容器内にあつてアンプルの開放後この容器から液体
が流出するのを防止する一方容器内に発生した還元性ガ
スが開口から流出し得るように作用する手段をもつて構
成される。
さらに、このガス発生体はアンプルを開放する前に容器
に侵入するおそれのある水分を吸収する固形乾燥物質を
収容して、ガス発生用固形物質の変質または反応の早発
を防止する。ガス発生体容器は一端が閉じており他端に
液体受容部に結ばれる導管と連通した開口をそなえる細
長い可撓性チューブであつてよい。
さらに、アンブルはこのチューブに嵌め込まれており、
また上記の閉じたチューブとアンプルとの間にガス発生
用固形物質が配設される。アンプルとチューブ開口との
間でチューブ内に吸収剤の栓が嵌め込まれており、アン
プルを破砕してガス発生用固形物質を活性化するため内
部の液体を放出してから液体がこのチューブから流出し
ないようにしている。上記の嫌気性液体貯蔵輸送装置と
ともにもしくはその一部として用いる着色指示装置は指
示薬容器内のアンプルからなり、このアンプルはその中
の液体と指示薬容器内の吸収物質およびレドックス着色
指示液とを収容している。
着色指示薬容器は液体貯蔵装置から分離したり液体受容
部と直接に連通させることができる。同様に、着色指示
薬容器は上記のチューブ内に嵌定したアンプルと一体の
チューブであつてよし、このチューブを圧締することに
より簡単に破砕されるのてある。添付図に従つて本発明
の実施例について詳説する。以下の説明では同じ番号は
各図を通して同じ部分または要素を指す。第1図〜第5
図に示す如く、嫌気性液体貯蔵輸送装置10は嫌気性生
物液体、ガス発生用容器12、着色指示薬容器13を受
設し保持するための液体受容器11を有している。
液体受容器11は一端を壁部15て閉じた円筒体14を
有している。
この円筒体14の他端16は当初開放されているが、後
にゴム等の弾性体で作つた閉止体17て閉鎖される。こ
の閉止体17は皮下注射針でたやすく貫通できるが、こ
の針の抜去後自動的に封止される。円筒体14内側の空
間18は生物液体サンプルを受容するための容器になつ
ている。筒状の短根部19は端壁15から・張り出すと
ともに円筒体14によつて形成された空間18に入り込
んでいる。筒状短根部19の開口20は液体容器の空間
18と筒状短根部19の内部空間21との間を気相で連
通させている。筒状短根部19の繊維質の栓22は気体
の流通を可.能にする一方液体は流通させない。ガス発
生体容器12のチューブ30の端部31は筒状短根部1
9の端部に嵌め合わせて固定されている。細長いチュー
ブ25は円筒体14の側壁に成形されている。このチュ
ーブ25は端壁15から張lり出して着色指示薬容器1
3のチューブ40の端部41を受設した筒状短根部26
をそなえている。チューブ25の内端の開口27は液体
容器空間18と連通していて、ガスの流れが開口27を
経て空間18から出てチューブ25の内部空間28に流
入できるようになされている。繊維質の栓29は開口2
7に隣接するチューブ25の内側にあつて空間18から
液体が流出しないようにしている。一方、栓29は気体
の流通はいつでも可能である。円筒体1牡筒状短根部1
9およびチューブ25を構成する完全な液体受容器10
はポリプロピレン等の好適ななポリマー材料によソー体
成形でたやすく作ることがてきる。
ガス発生体容器12は端部32が閉じた細長いプラスチ
ックチューブ30よりなる。
このチューブ30はフレキシブルであるが自己支持でき
るポリエチレン、ポリプロピレン、またはAviSUI
l.6Ollとして入手し得るポリプロピレン共重合体
などのポリマー材料で作ることができる。
チューブ30内には1個以上のガス発生用固形錠剤また
はペレット33が入れてある。この錠剤33の組成は水
素またはアセチレン等の還元性ガスまたは還元性ガスと
炭酸ガスを発生するのに適したものである。アンプル3
4はチューブ30内に位置が定まるように多少ともぴつ
たりと配設されている。
液体35はアンプル34に収容されている。液体35の
組成は、アンプル34から放出されたとき、錠剤33と
反応して1種以上のガスを発生するように選択される。
アンプル34は液体35またはガス発生用錠剤33の成
分と反応しないガラス等の材料で作ることができる。ア
ンプル34はアンプル壁部に隣接してチューブ30の外
側に指圧を加えると破砕または破壊するように作ると好
適である。このようにしてアンプルを開放すると液体は
流出して錠剤33と反応する。錠剤はチューブ30を直
立させていれば流出した液体中を落下する。ポリエステ
ル繊維等て作つた吸液性の栓36はアンプル34をチュ
ーブ30に嵌め込んでからチューブ30に配置される。
こうして吸液栓36はアンプル34とチューブ開口端と
の間に配置されているので、アンプルの液体はチューブ
から流出することがない。吸液性の栓36とチューブ3
0の開口端との間には第3図のごとく1個以上の乾燥剤
ペレット37を入れておくとよい。
このために、分子篩が好適てあるが、適当な乾燥剤また
は脱水性物質を用い得る。満足のいく乾燥剤としては硫
酸マグネシウム、塩化カルシウムなどが挙げられている
。また吸液性の栓36とチューブ30の開口端と間には
触媒ペレット38が入れてある。触媒ペレット38は液
体35と錠剤33との化合により生成される還元性ガス
と装置10全体に存在する酸素との間に触媒反応を誘起
させるために設けられる。0.5%のアルミナ担体パラ
ジウム触媒は、室温で反応すれば他の触媒でもよいが、
水素を還元性ガスとして発生するときに用いられる。
ガス発生用錠剤33は炭酸ガスと還元性ガスとしての水
素とを同時に発生させる場合次のような組成を有する:
ホウ水素化カリウム 13mg亜鉛
13mg塩化ナトリウム
15mg重炭酸ナトリウム
52.5mgラクトースDT47Tn9
微孔性セルローズ・・・AviceIPHlO257.
5mg錠剤用潤滑剤・・・ステアリン酸カルシウム2.
0m9水素のみを発生させ炭酸ガスを発生させたくない
場合には、錠剤33のの上掲の組成から重炭酸ナトリウ
ムを取除けばよい。
アンプル34は液体35として、長さ叱インチ(4.5
4センチメートル)のガラス製アンプル内の液体35の
組成および分量は錠剤33の組成分と合わせて所定容量
の1種以上のガスを発生させる、例えば使用した袋体5
0を一杯にしたうえガ・ス圧力でこれが破裂しないで閉
じたままになる分量とするべきことは注目してよい。
上記の例は特定の化学物質すなわちホウ水素化カリウム
、亜鉛、塩化カリウムおよび希塩酸を用いることにより
還元性ガスである水素を発生させ・ているが、他の固形
物質を他の液体と組合せて用い水素その他の還元性ガス
を発生させ、酸素と触媒反応させて生物液体サンプルの
まわりの空間から酸素を除去することができる。
すなわち、アンプル34内に水だけを収容しておき固形
ペレット733に水と安全かつ迅速に反応して水素を発
生させる物質を含有させるのである。希酸だけでなく、
水と反応して水素を発生する物質としては、ホウ水素化
ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化リチ
ウム、水素化カルシウム、水素化アルミニウム、ホウ水
素化リチウムを用いることができる。これらの水素化物
はアルコール等の液体と反応させて水素を発生させても
よく、水または酸をアルコールを入れ換えて生物液体サ
ンプルに悪影響を与えないようにすることも時折要求さ
れる。勿論、水素は鉄、亜鉛、アルミニウム、マグネシ
ウム等の金属と硫酸、塩酸等の適当な酸と反応させるこ
とによつて発生する。酸素を除去するために還元性ガス
として水素を用いる代りに、ペレット33内の炭化カル
シウムとアンプル34内の水または希酸とを反応させて
アセチレンを生成させてもよい。
本発明装置内て炭酸ガスを発生させるのに好適な化学手
段は特定のものてなくともよい。
実施例以外の周知の化学的手段を使用し得る。一般的に
液体と接触して比較的短時間で炭酸ガスを放出する固体
物質が利用される。勿論、最も経済的な方式は炭酸塩ま
たは重炭酸塩と希酸とを接触させることであり、これに
よれば生物液体サンプルに悪影響を及ほすおそれのある
蒸気を発生しない。アンプル内に希酸を入れておく代り
に水を充填しておくとともに、重炭酸ナトリウムとくえ
ん酸もしくは適当な酸の塩をペレット33に含有させて
炭酸ガスを発生させることもできる。脱水剤または乾燥
剤37をガス発生装置に収装して製造工程のエチレンオ
キサイドガス滅菌法などにより滅菌中にチューブ30に
入るおそれのある水または水蒸気を取去るとともにその
他のチューブ内に浸透で入つてくる水蒸気を除去する。
このようにして水を除去することは、場合により乾燥剤
の使用を不可欠とする訳ではないが、ガス発生用錠剤3
3の安定性を保つためにも推奨される。着色指示体13
は端部42が開放した細長いフレキシブルな透明チュー
ブ40をそなえるチユーーブ40はポリエチレンなどの
フレキシブルなポリマー材料が好適であるが適宜材料で
作らてよい。
アンプル43はチューブ40内に嵌定されている。この
アンプル43は適宜材料で作られてよいがチューブ40
に指圧を加えたときアンプルの壁・が壊れてたやすく開
放されるように比較的薄手のガラスで作られることが望
ましい。アンプル43にはアンプルの全空間を占有しな
い程度に液状レドックス着色指示薬44が入つている。
第3図のアンプル43では約0.3〜0.6TrL1の
液体が入り上部空間45にはチッ素か炭酸ガス等の不活
性ガスが充填してある。繊維質の吸液プラグ46はアン
プル43とチューブ40の開端42との間でチューブに
嵌挿されている。
プラグ46は綿、ポリエステル等吸液性物質であつてレ
ドックス液体と反応しない材料で作られる。チューブ4
0の端部42は微生物が透過しない”ように生物フィル
ター47を介設しておくとよい。
このフィルター47は通気性をもつている。フィルター
47は上部に穴49を有するキャップ48により保持さ
れている。触媒ペレット38もプラグ46とフィルター
47との間でチューブ40内に収装しておくとよい。レ
ドックス指示液44は雰囲気が無酸素の状態からかなり
もしくは相当量の酸素が含まれる状態に変ると変色する
適宜物質から選択される。
すなわち、この指示薬は酸素の存在下にある色を呈しそ
れ以外のときは別の色をしている。同様にして、この指
示薬は無酸素のとき無色で酸素存在下に着色するもの、
または酸素の存在下で無色であり周囲に酸素が存在しな
いと呈色するものでもよい。特に好適なレドックス指示
薬はレザルリン水溶液である。
このレドックス指示薬は無酸素のとき無色であるが酸素
の存在する雰囲気ではピング色を呈する。この指示薬を
用いるときには、変色を促進するためにも少量のシスチ
ン塩酸塩を含有させるとよい。この他に好適なレドック
ス指示薬はメチレンブルーである。このメチレンブルー
は酸素の存在下に無色である空気の存在など酸素がある
と青色を呈する。さらに酸素の存在状態の雰囲気から無
酸素状態にもしくは無酸素状態から酸素の存在状態に変
るとき可逆的に変色するようなレドックス指示薬を用い
るとよい。本発明装置に用いるのに好適なレドックス指
示薬はシスチン含有レザルリン水溶液である。
レザルリンの濃度は0.001重量%が有用である。レ
ドックス指示液44がアンプル43から流出すると、吸
液性繊維質プラグ46にしみ込む。この指示液がこうし
て吸収されるとともに保持されるとチューブの透明壁を
通して簡単に観察できる大きさの塊状部材となる。白色
のプラグを用いればレドックス指示薬の色はたやすく観
察でき酸素の存否はこの色で判定できる。上述した本発
明による液体貯蔵輸送装置は唯一回使つて使い捨でにす
ることのできるユニットである。
これは皮下注射針を用いて閉止体17に穿通し液体サン
プルを空間18内に装入することにより使用される。液
体サンプルを装入してから閉止体17を上にして保存さ
れる。アンプル34を壊すと液体35が流出してペレッ
ト33と反応し還元性ガスと多くの場合炭酸ガスとを発
生する。チューブ30内に発生したガスは開口18,空
間18,開口27からチューブ40に入りフィルター4
7から出ていく。還元性ガスは装置内の酸素と触媒反応
をして触媒ペレット38により水を生成して酸素を除去
し装置内の雰囲気を無酸素にする。上述の装置は第1図
に示す袋体50と一体化して用いることが好適てある。
装置10は触媒ペレット38を収容した袋体50に入れ
て輸送することが推奨される。この袋体50は通気性の
低い透−明でフレキシブルなポリマーフィルムまたはシ
ート材料て作られる。この袋体50は三辺を熱封止52
した2枚のプラスチックフィルムで作られてよく、この
結果開口53から装置10を挿入てきる袋となつている
。特に、この袋体にはNO.CL5O4O(Clear
LamPrOducts)なる積層フィルムを用いると
よい。開口53を開き放しにし熱封止54等によつて適
当に封止すればよい。本発明装置を使用するには、袋体
50の熱封止部54を切り装置10を取り出す。次て装
置の空間18内に液体サンプルを入れ、袋体50内に戻
してから熱封止または袋の口自体を何回か折りたたんで
締結することによつて封止する。アンプル34および4
3を破壊させるとガス発生装置と指示薬の作用が開始さ
れる。発生ガスは装置を通りフィルター47から出て外
側まて膨大した袋体50に流入する。この膨大化は発生
ガスのもたらす当然の作用である。しかし、還元性ガと
して水素を直ちに発生させてしまうと触媒ペレット38
は水素と酸素とを反応させて水を生成させる。袋体50
から上述の触媒反応による酸素除去が行われても膨大化
にほとんど影響を与えない。一方、ユニットの作用開始
後絽時間もすると同時に発生した炭酸ガスは袋体50の
壁から浸透して内部を真空にする。このため外圧でフレ
キシブルな袋体を押し潰すことになる。この状態は、壁
構成材料の通気性から炭酸ガスの選択的流出を可能にす
る一方で酸素を締め出すことができる。袋体50内の酸
素濃度が低下すると、この状況はレザルリン飽和プラグ
46のピング色で明らかになるとともに、プラグをポリ
エステル繊維で作られ酸素の除去を最終的に完了すると
白色に変る。
酸素が袋体50に侵入すると、プラグ46はリザルリン
を指示薬としたときピング色を再発色する。第1図に示
し液体サンプルを収容した包装物が分析のため実験・研
究室に届くと、装置10が袋体50から取り出される。
次にこの液体サンプルを空間18に排出させてから試験
するのである。第6図と第7図とは本発明の異型例を示
し、これは第1〜5図に示すものと同じガス発生装置と
着色指示薬とを組み込んでいる。しかし、繊維のプラグ
66は第6,7図に示す指示薬13のチューブ40に収
容されアンプル43から生物液体サンプル容器部60に
液体が流入しないようにしている。第6,7図の生物液
体サンプル容器60は大体T字形をし中が中空である。
この容器60の筒状アーム61および62は側部への筒
状の延在部分63と連通しながらも、軸線方向に一致し
ている。ガス発生装置のチューブ30の端部はアーム6
1の端部に固く嵌定したまま指示体容器のチューブ40
の端部はアーム62端部に固く嵌定している。閉止部6
4は筒状延在部分63の端部を覆つている。閉止部64
は皮下注射針て穿通して貯蔵輸送のために空間65内に
嫌気性生物の液体サンプルを収容してから自己封止する
エラストマ材料で作られる。第6,7図に示す本発明実
施例は第1〜5図に示した実施例と同様に作用する。
しかし、ペレット33と液体35から発生するガスは装
置の全長を流通してからフィルター47より流出する。
さらに、前述した袋体50と関連してこの装置を活゛用
することが望ましい。第8〜11図はさらに別の異型例
を示す。
第8,9に示すように、嫌気性液体貯蔵輸送装置70は
液体受容器71に嫌気性生物液体、ガス発生装置72お
よび着色指示薬を保持収容できる。透明か半透明のポリ
マー材料で成形した液体受容器71の本体の外面は2つ
の細長い中空円筒部分75,76を両対向端から張り出
している筒状延長部77,78と一緒に融着させる。円
筒状部分75は閉じた端部79を有し、また円筒状部分
76の端部80には挾定用のプラグストッパ81の円形
の開口が設けられている。皮下注射器82の針はストッ
パ81に穿通し液体受容器71の内側の空間83から液
体サンプルを除去する。第8,9,10図に示したガス
発生装置は端部88が閉じられ端部87が開放された細
長いプラスチック製チューブ86としての容器からなる
。このチューブ86はフレキシブルであるが、自己支持
し得るポリマー材料で作られている。アンプル90の上
部のチューブ86内には1個以上のガス発生用固形錠剤
またはペレット89が収められている。
この錠剤89の組成は前述のように還元性ガスまたは還
元性ガスと炭酸ガスの双方を発生するのに適したものて
ある。アンプル90はある程度ぴつちりとチューブ86
内に保持されている。
液体91がアンプル90に収容されている。液体91の
組成は、アンプル90から流出すると錠剤89と反応し
て1種以上のガスを発生するものを選択する。アンプル
90はアンプル壁に隣接するチューブ86の外部から指
圧をかけると破烈するように作られることが望ましい。
こうしてアンプルを開放させると液体が流出して液中に
落下した錠剤89と反応するのてある。ポリエステル繊
維などの吸液性のプラグ92はアンプル90をチューブ
内に入れた後チューブ86内に配設する。この吸液性の
プラグ92はアンプル90とチューブ開端87との中間
に置かれて液体をチューブから流れ出ないようにしてい
る。プラグ92は低圧(7psig)でガスの通流が可
能だが液体を通さないポリ四フッ化エチレン−ポリプロ
ピレンの積層体(GOre−Tex)で被覆される。1
個以上の乾燥用ペレット93が吸液プラグ92とチュー
ブ86の開端87との中間に配置される。
このために適当な乾燥剤か脱水性物質が用いることがで
きる。吸液プラグ92とチューブ86の開端87との中
間にはまた1個以上の触媒ペレット9が収められる。
触媒ペレット94は、液体91と錠剤89の化合で発生
する還元性ガスと液体受容器71内の酸素との触媒反応
を誘導するために用いられる。室温下のこうした反応に
他の触媒を用いてもよいが、アルミナ担体の0.5%パ
ラジウム触媒が用いられる。中央孔96と不織シート材
料97のカバーとを有するポリマー材のキャップ95は
、チューブ86の開端に固く押し込んである。
シート材料97はチューブ86内で発生したガスをこの
チューブからたやすく流出させるが空間83から液体が
通過しないようになされている。GOre−Texとし
て市販されている材料はシート材料97に用いられる。
特に、シート材料97は1.『のポリ四フッ化エチレン
を不織布のポリプロピレン面に成層させたGOre−T
exL−10477(W.L.GOre&,AssOc
.,Inc.)である。ガス発生装置72はキャップ9
5を筒状延長部78の開口に固く押し込むことにより液
体受容器71に固着される。
第8,9,11図に示す呈色指示装置73は端部102
,103が開放した細長いフレキシブルな透明チューブ
101をそなえている。
このチューブ101はポリプロピレン等のフレキシブル
なポリマー材料が好適であるが適宜の材料で作られる。
アンプル104はチューブ101内にぴつたり配置され
ている。アンプル104は適宜材料で作られるがチュー
ブ101の隣接面に対して指圧をかけることによりアン
プル壁を破砕してたやすく開けることができるように比
較的肉薄のガラスで作られるとよい。アンプル104は
アンプル内の空間全体ではないが大部分を占めるレドッ
クス液体指示薬105を収容する。触媒錠剤またはペレ
ット112はアンプル104の向こうのチューブ101
内にあつて還元性ガスと酸素との反応を促進する。繊維
質の吸液プラグ107はアンプル104の下方のチュー
ブ101内に嵌め込まれている。このプラグ107はポ
リエステル繊維その他の吸液材料であつてレドックス液
と反応しない物質で作られる。チューブ101の各端部
は通気するが微生物を通さず空間83内の液体サンプル
で湿らないGOre−TexL−10477のような不
織シート材料108て覆われている。チューブ101の
各端部のシート材料108はキャップ109および10
9Aにより保持されている。各キャップは頂部に孔11
0をそなえている。レドックス呈色指示薬105はまわ
りの雰囲気が無酸素の状態からかなりのまたは相当量の
酸素の存在状態になると変色する適当な物質から選択さ
れる。
呈色指示体73は、筒状延長部77の開口にキャップ1
09を押し込むことにより液体受容器71に固定される
第8図ないし第11図に示す本発明実施例は第1図ない
し第7図の2例と同様に使用することができる。同様に
して、この実施例は前述のように袋体50と関連して用
いられるとよい。第12図および第13図はさらに異型
例を示す。
この実施例は第8,9図に示すものときわめて似通つて
いる。主な差異は第8,9図に示す実施例が液体保持体
に指示薬を組込んでいるのに対して、第12,13図の
実施例は一体的でなく分割された呈色指示薬を用いてい
る点である。第12,13図に示す嫌気性液体貯蔵およ
び輸送装置170は嫌気性生物液体を受設保持する液体
受容器71とガス発生装置72とをそなえている。これ
ら装置170の部分は基本的に第8ないし第11図に示
す対応する部分と同じであるが、ガス発生用の錠剤13
0がアンプル90の上方でなくその下方に置かれている
点で異なる。さらに、筒状延長部77の内側には非通水
性て通気性のフィルタプラグ120が配設されている。
フィルタプラグ120は触媒を収装していて発生した水
素と液体保持体中の酸素との反応を誘導するようにして
もよいが、この触媒は必ずしも不可欠ではなく推奨され
るたけてある。第12,13図に示す特定のフィルタプ
ラグ120は一端が上部に開口を有するキャップ122
て覆われた筒状体121をそなえている。不織シート材
料で作られたカバーがキャップ122を嵌める前にチュ
ーブ121の端部に押し込まれる。この不織シート材料
は通気性てあるが、非通気性である。土述のキャップと
シート材料は前述のキャップ95とシート材料97と同
じである。キャップ122はほぼキャップの全長にわた
つて筒状延長部77の内側にぴつたりと嵌まる。触媒ペ
レット123はチューブ121の内側に置かれるととも
に通気性のポリエチレンプラグ124はチューブの端部
に置かれて触媒ペレットを保持する。プラグ124はま
た細菌が空間83に流入するのを防止する。上述の液体
輸送装置は第8,9図に示すものよりも使用中の背圧が
低い。
これはもつぱら第12,13図の装置内の筒状延長部7
7に呈色指示体を収めないことによる。液体輸送装置1
70は他の実施例と同様にして用いられる。
さらに、この液体輸送装置170は前述のように袋体5
0と関連させるとよい。さらに、袋体150内には呈色
指示体130と触媒ホルダー140を収装するとよい。
呈色指示体130は細長くフレキシブルな透明チューブ
131をそなえる。
破砕可能なアンプル132はチューブ131内にぴつた
りと配置されている。アンプル132はその空間全体を
占めないが大部分を占めるレドックス呈色指示液133
を含む。繊維質の吸液プラグ134はチューブ131内
に押し込まれている。通気性て非通液性の膨んだポリエ
チレンで作られたプラグ135.はチューブ131の各
端部の内側に入れてあり、こうして呈色指示体が形成さ
れている。触媒ホルダー140はポリエチレン等のフレ
キシブルなチューブ141,触媒ペレット142および
チューブ141両端内の通気性プラグ131で構成され
ている。
この触媒ペレット142はガス発生体72の発生する水
素ガスと袋体50内の酸素とをたがいに反応させるよう
に選択される。第13図に示すユニットは、液体輸送装
置170を収容する袋体50,呈色指示薬130および
触媒ホルダー140からなるが、これらをすべて・滅菌
状態に保つために、図示してない第2の袋体に入れて市
販するためのものである。このユニットを使用する際に
は、第2の袋体を開けてこれを捨て去る。液体輸送装置
170を次て袋体50から取り出して、空間83に収容
された液体サンプ・ルを装入した後この装置170を袋
体50に戻し外気に触れないようにこの袋体を閉じる。
次にアンプル90および133を破砕してガス発生器と
呈色指示体を機能させる。袋体50は水素が発生するの
て膨らむが次て水素と酸素が反応して水にノなるとガス
圧力が低下して収縮する。液体輸送装置170だけでな
く袋体50の内部の雰囲気は無酸素になるかほとんど酸
素存在しない状態になり、こうして液体サンプルの雰囲
気は嫌気性を保持することになるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による嫌気性液体の貯蔵輸送装置を袋体
に収容した部分破断斜視図、第2図は第1図の装置の部
分断面図、第3図は第1図に示す装置の全長にわたる縦
断面図、第4図は第3図の線3−3に沿つて切取つて見
た断面図、第5図は第2図の線5−5に沿つて切取つて
見た断面図、第6図は本発明による装置の第2の実施例
の平面図、第7図は第6図の線7−7に沿つた断面図、
第8図はさらに別の実施例の展開図、第9図は第8図に
示す実施例の部分断面図、第10図は第8,9図に示す
実施例に用いているガス発生装置の断面図、第11図は
第8,9図に示す実施例に用いている呈色指示装置の断
面図、第12図は本発明の他の異型実施例の展開図、第
13図は第12図に示す実施例の部分断面図である。 10・・・嫌気性液体貯蔵兼輸送装置、11・・・液体
受容器、18・・・嫌気性液体、12・・・ガス発生体
容器、34・・・導管部、40・・・導管部、38・・
・触媒(ペレット)、13・・・呈色指示装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 嫌気性液体を受容し保持するための液体受容器と;
    還元性ガスを発生せしめるためのガス発生体を具備した
    ガス発生体容器と;上記ガス発生体は還元性ガス発生用
    固形物質、該固形物質と反応して室温で酸素と触媒反応
    する還元性ガスを発生する液体を収容するとともに上記
    容器外から開放して上記液体を放出せしめて上記固形物
    質と接触せしめ得るごとくなしたアンプル、ならびに該
    アンプルを開放後液体が上記容器から流出することを阻
    止するが上記容器内に発生した還元性ガスが開口より流
    出し得るようになす上記容器内の部材により構成された
    ことと;上記ガス発生体容器から上記液体受容器に還元
    性ガスを供給するための第1の部材および還元性ガスが
    上記液体受容器から流出する一方上記液体の流出を阻止
    するための第2の部材と;上記ガス発生体の発生した還
    元性ガスと酸素との反応を促進せしめて上記液体受容器
    に装入された液体が嫌気性の雰囲気にさらされるように
    するための触媒と:によつて構成されたことを特徴とす
    る嫌気性液体の貯蔵兼輸送装置。 2 請求の範囲1記載の装置において、該装置は通気性
    が低いフレキシブルな透明シート材料で作られた袋体の
    内部に収められてなること。 3 請求の範囲2記載の装置において、上記袋体は上記
    還元性ガスと酸素との室温での反応を促進せしめる上記
    触媒を収納してなること。 4 請求の範囲1記載の装置において、上記液体受容器
    は嫌気性液体を上記液体受容器に導入するための入口部
    材を有してなること。 5 請求の範囲1記載の装置において、上記ガス発生体
    は水素を発生せしめること。 6 請求の範囲1記載の装置において、上記ガス発生体
    から上記液体受容器に上記還元性ガスを供給するための
    部材は導管よりなり、また、上記流体受容器からガスを
    流出せしめるための部材は上記液体受容器からの液体の
    流出を防止する部材および細菌を透過させず通気性でか
    つ非通液性であるフィルターを有してなること。 7 嫌気性液体を受容し保持するための液体受容器と;
    還元性ガスを発生せしめるためのガス発生体を具備した
    ガス発生体容器と;上記ガス発生体は還元性ガス発生用
    固形物質、該固形物質と反応して室温で酸素と触媒反応
    する還元性ガスを発生する液体を収容するとともに上記
    容器外から開放可能であり上記液体を放出せしめて上記
    固形物質と接触せしめ得るごとくなしたアンプル、なら
    びに該アンプルを開放後液体が上記容器から流出するこ
    とを阻止するが還元性ガスが上記容器から流出し得るよ
    うになす上記容器内の部材により構成されたことと;上
    記ガス発生体容器から上記液体受容器に還元性ガスを供
    給するための第1の導管部材および還元性ガスが上記液
    体受容器から流出する一方上記液体の流出を阻止するた
    めの上記第1の導管部材以外の第2の部材と;上記ガス
    発生体の発生した還元性ガスと酸素との反応を促進せし
    めて上記液体受容器に装入された液体が嫌気性の雰囲気
    にさらされるようにするための触媒と;によつて構成さ
    れたことを特徴とする嫌気性液体の貯蔵兼輸送装置。 8 請求の範囲7記載の装置において、該装置は通気性
    が低いフレキシブルな透明シート材料で作られた袋体の
    内部に収められてなること。 9 請求の範囲7記載の装置において、上記袋体は上記
    還元性ガスと酸素との室温での反応を促進せしめる上記
    触媒を収納してなること。 10 請求の範囲7記載の装置において、上記液体受容
    器は嫌気性液体を導入するための入口部材を有してなる
    こと。 11 請求の範囲7記載の装置において、上記ガス発生
    体は水素を発生せしめること。 12 請求の範囲7記載の装置において、触媒が上記液
    体受容器からガスを流出せしめるための導管部の内部に
    収装されてなること。 13 請求の範囲7記載の装置において、触媒が上記ガ
    ス発生体の容器内に配置されてなること。 14 請求の範囲7記載の装置において、上記ガス発生
    体は上記アンプルを開放する前に上記容器に侵入してい
    る水分を吸収するための固体乾燥剤を収容しており、こ
    れによつてガス発生用固形物質の劣化もしくは反応不足
    の起きることを防止してなること。 15 請求の範囲7記載の装置において、上記ガス発生
    体は水素を発生し、かつ発生した水素と空気中の酸素と
    反応せしめて水を生成せしめるための触媒を収容してな
    ること。 16 請求の範囲7記載の装置において、上記ガス発生
    体容器は一端が閉じ他端が液体受容器につながる導管と
    連通した開口をそなえてなる細長いフレキシブルなチュ
    ーブであること。 17 請求の範囲16記載の装置において、上記アンプ
    ルは上記チューブ内に嵌定され上記ガス発生用固形物質
    は上記閉端したチューブとアンプルとの間に装定される
    こと。 18 請求の範囲15記載の装置において、上記流体の
    流出を阻止する部材はアンプルと上記チューブ内の開口
    との間で該チューブ内に装定される吸液性のプラグであ
    ること。
JP2533477A 1976-05-27 1977-03-08 嫌気性液体の貯蔵兼輸送装置 Expired JPS6046952B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

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US69052876A 1976-05-27 1976-05-27
US690528 1976-05-27
US05/709,431 US4108728A (en) 1976-05-27 1976-07-28 Anaerobic liquid transport apparatus
US709431 1976-07-28

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JPS52145587A JPS52145587A (en) 1977-12-03
JPS6046952B2 true JPS6046952B2 (ja) 1985-10-18

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JP2533477A Expired JPS6046952B2 (ja) 1976-05-27 1977-03-08 嫌気性液体の貯蔵兼輸送装置

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AU (1) AU501814B2 (ja)
CA (1) CA1056340A (ja)
DE (1) DE2705096C3 (ja)
ES (1) ES455357A1 (ja)
FR (1) FR2352728A1 (ja)
GB (1) GB1539695A (ja)
LU (1) LU77425A1 (ja)
NL (1) NL7613377A (ja)

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JPS52145587A (en) 1977-12-03
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