JPS6046814B2 - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
- Publication number
- JPS6046814B2 JPS6046814B2 JP12104177A JP12104177A JPS6046814B2 JP S6046814 B2 JPS6046814 B2 JP S6046814B2 JP 12104177 A JP12104177 A JP 12104177A JP 12104177 A JP12104177 A JP 12104177A JP S6046814 B2 JPS6046814 B2 JP S6046814B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolyte
- electrolytic solution
- present
- electrolytic capacitor
- electrolytic capacitors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は温度範囲−70〜+160℃の超低温から超高
温まて使用可能な電解コンデンサの駆動用電解液(以下
単に電解液という)に関するものである。
温まて使用可能な電解コンデンサの駆動用電解液(以下
単に電解液という)に関するものである。
近年、電子技術の発達にともない電子部品の使用温度範
囲も広がりつつあり、電解コンデンサにおいても広温度
範囲が要求されてきている。
囲も広がりつつあり、電解コンデンサにおいても広温度
範囲が要求されてきている。
従来、この種の広温度範囲用電解液の温度範囲は−55
〜+ 125℃であつて、ジメチルホルムアミド(以下
DMFという)を溶媒としたものが知られているが、D
MFは沸点がおよそ15理由Cであるので、沸点に近い
温度での長期使用では電解液が蒸発し、損失値の増大や
静電容量の減少を生じ、使用温度の高温側は大体125
℃が限界であつた。また低温側も■亜の凝固点がおよそ
−60℃であるので、この温度付近の低温になると粘度
の著しい上昇などが原因して電解液の性能が低下し、そ
の\体−55℃が限界であつた。
〜+ 125℃であつて、ジメチルホルムアミド(以下
DMFという)を溶媒としたものが知られているが、D
MFは沸点がおよそ15理由Cであるので、沸点に近い
温度での長期使用では電解液が蒸発し、損失値の増大や
静電容量の減少を生じ、使用温度の高温側は大体125
℃が限界であつた。また低温側も■亜の凝固点がおよそ
−60℃であるので、この温度付近の低温になると粘度
の著しい上昇などが原因して電解液の性能が低下し、そ
の\体−55℃が限界であつた。
本発明は上述の欠点を除去し、温度範囲が従来の−55
〜+125℃の限界を広げ−70〜+160℃で使用で
きる電解液を提供しようとするものである。
〜+125℃の限界を広げ−70〜+160℃で使用で
きる電解液を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の電解液はDMFとヘキサメチルホス
ホルアミド(以下HMPAという)との混合溶媒にマレ
イン酸アンモニウムを溶解して調合した電解液で、これ
を用いた電解コンデンサは−70〜+160℃の広い温
度範囲にわたつて安定した特性が得られるものである。
本発明の電解液に使用するHMPAは第1表に示すごと
き物性値を示し、DMFと混合すると低温側では凝固点
降下が起こるため−7理゜Cでも凝固せず、しかも高温
側では蒸気圧を抑制する効果があることを見出した。
ホルアミド(以下HMPAという)との混合溶媒にマレ
イン酸アンモニウムを溶解して調合した電解液で、これ
を用いた電解コンデンサは−70〜+160℃の広い温
度範囲にわたつて安定した特性が得られるものである。
本発明の電解液に使用するHMPAは第1表に示すごと
き物性値を示し、DMFと混合すると低温側では凝固点
降下が起こるため−7理゜Cでも凝固せず、しかも高温
側では蒸気圧を抑制する効果があることを見出した。
なお、上記組成範囲を限定した理由は、
HMPAが64重量%を越えてHMPAとDMFの重量
比が2を越えると、電解液の凝固点が上昇し、逆にHM
PAが24重量%未満でHMPAとDMFの重量”比が
0.4未満になると蒸気圧を抑制する効果がなくなり、
いずれも本発明の目的にそわなくなる。
比が2を越えると、電解液の凝固点が上昇し、逆にHM
PAが24重量%未満でHMPAとDMFの重量”比が
0.4未満になると蒸気圧を抑制する効果がなくなり、
いずれも本発明の目的にそわなくなる。
またマレイン酸アンモニウムの添加量が4重量%未満で
は比抵抗が著しく高くなり、w重量%を越えると溶解し
なくなるためである。以下、本発明を実施例について説
明する。
は比抵抗が著しく高くなり、w重量%を越えると溶解し
なくなるためである。以下、本発明を実施例について説
明する。
試料は次のようにして作成した。
すなわち一DMFI:.HMPAを溶媒としマレイン酸
アンモニウムを溶質として第2表に示す重量比に秤量し
てこれを混合させ、100℃にて6紛間加熱調合して電
解液を作製した。この電解液の比抵抗と凝固点を10測
定した結果を第2表に示す。試料番号4〜11,16〜
21は本発明にかかるものであり、試料番号1〜3,1
2〜14は本発明の組成範囲外のもので、試料番号15
は従来例である。
アンモニウムを溶質として第2表に示す重量比に秤量し
てこれを混合させ、100℃にて6紛間加熱調合して電
解液を作製した。この電解液の比抵抗と凝固点を10測
定した結果を第2表に示す。試料番号4〜11,16〜
21は本発明にかかるものであり、試料番号1〜3,1
2〜14は本発明の組成範囲外のもので、試料番号15
は従来例である。
次に上記のうち試料番号5,7,10,15の電解液を
用いて製作した定格静電容量100μF1定格電圧25
■のテフロン樹脂封口形電解コンデンサの温度特性を第
3表に示す。第1図は同電解コンデンサの静電容量変化
率一温度特性、第2図は第2表の同電解コンデンサの損
失角の正接一温度特性を示し、図中実線aは試料番号1
へ実線bは試料叙上のように本発明の電解液を用いた電
解コンデンサは、電解コンデンサの温度特性を著しく改
善すると共に、−70〜+160℃の広温度範囲に用い
ることができ、電解コンデンサの電子機器への用途拡大
をはかり、経済的かつ安定した機器の生産に寄与するな
ど工業的ならびに実用的価値大なるものがある。r創キ
しl射IllO/.;セqζ 番号5の本発明の電解液を用いた場合の電解コンデンサ
である。
用いて製作した定格静電容量100μF1定格電圧25
■のテフロン樹脂封口形電解コンデンサの温度特性を第
3表に示す。第1図は同電解コンデンサの静電容量変化
率一温度特性、第2図は第2表の同電解コンデンサの損
失角の正接一温度特性を示し、図中実線aは試料番号1
へ実線bは試料叙上のように本発明の電解液を用いた電
解コンデンサは、電解コンデンサの温度特性を著しく改
善すると共に、−70〜+160℃の広温度範囲に用い
ることができ、電解コンデンサの電子機器への用途拡大
をはかり、経済的かつ安定した機器の生産に寄与するな
ど工業的ならびに実用的価値大なるものがある。r創キ
しl射IllO/.;セqζ 番号5の本発明の電解液を用いた場合の電解コンデンサ
である。
何れも従来品(点線c)に比し本発明の電解液を用いた
電解コンデンサは温度特性の変化率がきわめて小さい。
またこの電解コンデンサの160ンC1100CW!間
の高温負荷特性試験を行つた結果を第4表に示す。
電解コンデンサは温度特性の変化率がきわめて小さい。
またこの電解コンデンサの160ンC1100CW!間
の高温負荷特性試験を行つた結果を第4表に示す。
Claims (1)
- 1 ジメチルホルムアミド32〜60重量%とヘキサメ
チルホスホルアミド64〜24重量%との混合溶媒に、
マレイン酸アンモニウム4〜16重量%溶解したことを
特徴とする電解コンデンサの駆動用電解液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12104177A JPS6046814B2 (ja) | 1977-10-06 | 1977-10-06 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12104177A JPS6046814B2 (ja) | 1977-10-06 | 1977-10-06 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5454272A JPS5454272A (en) | 1979-04-28 |
JPS6046814B2 true JPS6046814B2 (ja) | 1985-10-18 |
Family
ID=14801345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12104177A Expired JPS6046814B2 (ja) | 1977-10-06 | 1977-10-06 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046814B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54120587A (en) * | 1978-03-10 | 1979-09-19 | Fujitsu Ltd | Transistor |
-
1977
- 1977-10-06 JP JP12104177A patent/JPS6046814B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5454272A (en) | 1979-04-28 |
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