JPS6046656B2 - 試薬加温装置 - Google Patents

試薬加温装置

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JPS6046656B2
JPS6046656B2 JP2790178A JP2790178A JPS6046656B2 JP S6046656 B2 JPS6046656 B2 JP S6046656B2 JP 2790178 A JP2790178 A JP 2790178A JP 2790178 A JP2790178 A JP 2790178A JP S6046656 B2 JPS6046656 B2 JP S6046656B2
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JP
Japan
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reagent
liquid level
temperature
heater
container
Prior art date
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Expired
Application number
JP2790178A
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JPS54119984A (en
Inventor
孝次郎 平井
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Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、臨床検査等の分野で用いられる自動分析装
置における試薬加温装置に関するものであり、試薬の定
量誤差の原因となる気泡の混入を防止し常に一定の温度
の試薬を供給できるような加温装置を提供せんとするも
のである。
従来、製法検査の分野で用いられている自動分析装置に
おいて、試薬を多量に使用し、かつ間欠的に送り出す必
要のある自動血液分析装置などにおいては、微少血液検
体を多量の試薬で稀釈するために検体が試薬の温度の影
響を受けるという問題があつた。
このため試薬を加温して例えば人体の温度である37℃
にしてから血液検体を稀釈して血球計数等の測定を行な
つている。
しかし、微少検体を所定の倍率である100とか、5万
倍とかに稀釈を行なう場合には、気泡が圧力の変動に対
して膨脹収縮し、所定量すっ間欠的に試薬を送り出す場
合などには定量誤差を生ずるという欠点があつた。
また、間欠的に試薬を送り出す場合には、加温の方法も
高温で加熱し短時間に均一な温度にする必要があり、ヒ
ータの附近では沸点に近い状態となり、試薬に溶けてい
る空気が気泡となつて現われ、加温槽を密閉すると、槽
の上部に気泡が溜まり、たびたび気泡をぬいてやる必要
があるなどの欠点があり、またこれを解消するために加
温槽を開放状態として用いると、温度が逃げたり、不均
一性が生じたり、加温槽に試薬を送り込むための別のポ
ンプを必要とするなどの問題が発生した。
この発明の目的は、密閉容器ではありながら上層に溜ま
る空気の層を常に一定に保ち、かつ所定の温度に加温さ
れた試薬が供給できるような液体加温装置を提供ること
にある。以下、この発明装置の一例を示す説明図に基づ
・いて詳述する。
即ち、この発明装置は圧力導入口1と、試薬導入口2と
、試薬の取出口3と、加温用ヒータ4、温度検出手段5
、液面検出手段6と、開閉パルプ7と、容器8とで構成
されている。
この装置は通常、自動分析装置の試薬貯蔵タンク9と、
試薬定量装置10との間に設けられ、試薬導入口2は試
薬貯蔵タンク9の試薬導入バルブ11に接続し、一方試
薬の取出口3は逆止弁12等を介して試薬定量装置10
に接続される。
さらに逆止弁13等を介して装置の主要部14へと接続
されている。一方圧力導入口1は、開閉バルブ7を介し
て空気圧源15へと接続されている。
試薬の取出口3は、加温用ヒータ4よりも低い位置に設
けられる。
これはヒータ附近で最も気泡が発生し易いからである。
このため試薬導入口2は、導入された試薬が加温用ヒー
タ4の附近を必ず通過するようにヒータよりも高い位置
で導入されつつ液の攪拌が行われるような中心からずれ
た位置に設けられる。本実施例においては側壁に導入口
を設けたが中心からはずれた上部からバイブを設けて導
入しても良い。加温用ヒータ4は、試薬による腐蝕を防
止するために、ガラスバイブの中へうめ込まれている。
このガラスはバイブの内壁と外壁との間に非常に大きな
温度差が生ずるために耐熱性に優れ、熱膨脹係数の小さ
い石英ガラス等を用いるのが望ましい。温度検出手段5
は、ガラ又コーティングされたサーミスタ等を用いる。
液面検出手段6は、本実施例においては、磁石を内蔵し
たプロード16と、磁石を感応するリードスイッチを内
蔵したプロード16の支持棒体17とで構成されるタイ
プを用いた。
このタイプのものは、プロード16が所定の高さに達す
ると、支持棒体17に内蔵されたリードスイッチが開閉
して液面を検知する。この液面検出手段6は、常に容器
8内の液面を保つためにバルブ7を開閉して空気圧源1
5から,吸引圧力を導入するだけでなく、ヒータ4によ
る空炊き防止をも兼ねている。
即ち、長時間装置を放置してスイッチを切つていた場合
、スイッチを入れても空気圧源15の空気圧が所定の圧
力に達するまでに時間を要し、もし容器内の液面がほと
.んどなかつた場合あるいは温度検出手段に液が達して
いなかつた場合などにはヒータのみが作動して液温のコ
ントロールが行なわれず、高温に達する場合がある。こ
のため液面検出手段6に、温度制御を連動させることに
よつ空炊き等の事故を防・止することができるものであ
る。次に本発明装置の作動について以下に説明する。
まず、容器8が空の状態で装置全体の電源スイッチが入
れられると、容器8が空であることを液面検出手段6が
検知し開閉バルブ7を開放し、空気圧源15から吸引圧
力が導入され、試薬貯蔵タンク9から試薬導入バルブ1
1、試薬導入口2を通じて試薬が導入される。
この時、温度検出手段5は液面18が上昇するにつれ、
はじめは容器8内の空気、続いて導入された試薬の温度
を検知し、ヒータに通電しようとするが、液面18が所
定の高さにまで達しないので温度制御を不作動状)態と
する。液面18が図に示すような所定の位置に達すると
、液面検出手段が作動し、開閉バルブ7を閉じ、同時に
温度制御の作動が開始し温度検出手段5が所定の温度を
検知するまでヒータ4に通電が行われ、容器8内の液温
が上昇する。
続いて試薬定量装置10を作動させ、順次装置の主要部
14へ試薬が移送される。
これは通常ピストンの1ストロークで所定量の定量が行
なわれる間欠勤作による試薬の移送であり、同時に試薬
・貯蔵タンク9からの試薬の導入が行なわれる。この時
すでに述べたように、ヒータ4のまわりに試薬に溶けて
いた空気が気泡となつて現われ、上昇し液面より上部の
空間へ溜まるため、液面18が次第に下降し、液面検出
手段がこれを検知し再び開並バルブ7を開いて吸引圧力
を導入し、所定の高さに液面を保持する。なお、吸引圧
力導入時に、液面検出手段6が所定の高さの液面を検出
し、開閉バルブ7を閉じた後も、導入された吸引圧力が
いく分残り、所定の高さよりもいく分高目の液面状態と
なる。
これは多少の振動や液面の変動による開閉バルブ7の作
動を防止し、いわゆるヒステレシス特性に近い動作をす
る。また、定量装置10の作動による液面18の変動、
これはピストン19が下降し、試薬を容器8から導入す
ると同時にタンク9からも吸引する時に、液面がわずか
に下降するが、これもも前記特性によつて吸収される。
さらに、試薬貯蔵タンク9の試薬が空となつたり、空気
圧源15が事故などの異状状態となり、吸引圧力が導入
されなくなつた場合は液面18が所定の高さを維持でき
なくなり、従つて温度制御は行なわれなくなり、温度が
上昇せず、温度検知手段5からの信号により、異状を検
知し警報を発する(図示せず)ことが可能である。
また他の事故の例として温度が必要以上に上昇した場合
も同様に警報を発することが可能である。
以上のように本発明の加温装置によれば単に試薬を所定
の温度にまで加温するのみならず、極力気泡の温入を防
止するために試薬の取出口を下部に設け、気泡を上部に
逃がし、溜まつた空気による液面の低下をントロールし
、さらにコントロールの手段によつてヒータの空炊きや
、タンクの液不足による誤操作を未然に防止するなど優
れた効果があり、かつ構造が比較的簡単であるために低
コストで以上の機能を自動分析装置に付加することがで
きるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・圧力導入口、2・・・・・・試薬取入口
、3・・・・試薬取出口、4・・・・・・加温用ヒータ
、5・・・・・・温度検出器、6・・・・・・液面検出
器、7・・・・・・開閉バルブ、8・・・・容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上部に吸引空気圧源に開閉バルブを介して接続され
    た圧力導入口1と、下部に間欠的な試薬の移送を行う定
    量装置に接続される試薬取出口3と、試薬貯蔵タンクに
    接続される試薬取入口2とを有する容器の内部に温度な
    らびに液面を検出する装置とヒータをそなえ、前記液面
    検出装置の出力信号により液面を所定の高さに保持する
    よう開閉バルブを開閉するとともに、液面が所定の高さ
    に達した時のみヒータに通電が行われるように制御し、
    さらに前記温度検出装置の出力信号により容器内温度を
    所定の温度に保持するようヒータの通電を制御する自動
    分析装置用の試薬加温装置。
JP2790178A 1978-03-10 1978-03-10 試薬加温装置 Expired JPS6046656B2 (ja)

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JP2790178A JPS6046656B2 (ja) 1978-03-10 1978-03-10 試薬加温装置

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JP2790178A JPS6046656B2 (ja) 1978-03-10 1978-03-10 試薬加温装置

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JPS54119984A JPS54119984A (en) 1979-09-18
JPS6046656B2 true JPS6046656B2 (ja) 1985-10-17

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JP2000121511A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Hitachi Koki Co Ltd 自動分離抽出装置及びその制御方法
WO2024180929A1 (ja) * 2023-02-27 2024-09-06 富士フイルム株式会社 液体貯留装置

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JPS54119984A (en) 1979-09-18

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