JPS6046529A - 可変変色する合成樹脂フィルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、合成樹脂フィルムに、ハロゲン化銀を含ま
せて、光の照射の強弱によシ、可変変色する様にした合
成樹脂フィルムに関するものである。

従来、太陽の光を和らげたりする為に、自動車の窓ガラ
スに貼って使用する、着色した合成樹脂フィルムはあっ
た。しかし従来の着色した合成樹脂フィルムを使用した
場合には、常時色が着いたままなので、夜暗くなると自
動車を運転する際に、外が見え難くなる欠点があり、か
なり危険な面もあった。

本発明は、その欠点をなくす為に考え出されたもので、
昼間間るい時は黒くなり、夜暗くなると透明になる事が
出来る合成樹脂フィルムを作ろうとしたものである。

今ここに、本発明の原理について説明する。

ハロゲン化銀としては、塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀等が
あシ、いずれも光に敏感で、光にあたると光化学分解に
より、単体銀を析出して黒く変わる性質をもっている。

そのハロゲン化銀と銀との互変変化を利用したもので、
光に感度のあるノ・ロゲン化銀のうちで、臭化銀の様な
物質の結晶を、透明な合成樹脂フィルムに細かく分散し
て含ませる。

すると透明な合成樹脂フィルムに細かく分散して含ませ
た臭化銀の結晶は、光に当たると光化学反応により単体
銀を析出して灰黒色になり、つま９透明な合成樹脂フィ
ルムは、灰黒色に変わる。

そして臭化銀の様な物質の結晶を、細かく分散させて合
成樹脂フ（ルムに含ませた場合、光の照射による化学反
応で単体銀が析出されると同時に形成された臭素原子が
、遠くまで拡散する事が出来ないので、光の照射が減少
すると再び臭化銀を作る反応をして、灰黒色から透明な
合成樹脂フィルムに戻る。

したがって本発明の合成樹脂フィルムを自動車の窓ガラ
スに貼り付けて使用すれば、昼間は光化学反応でフィル
ムが灰黒色になるので、太陽の光を和らげ、暑い時室内
気温の上昇を抑え、紫外線による内装の色変化を防ぐ等
、色々な効果がある。

そして、夜になシ光の照射が減少すると、灰黒色になっ
た合成圏脂フィルムは透明に戻るので、従来の着色した
合成樹脂フィルムを使用した場合に比べ、夜になっても
視界が良く、自動車を運転する際によシ安全である。

尚、家屋の窓ガラスや、ガラス製のドアに貼って使用す
る等、自動車の窓ガラスに使用する他にも用途は色々あ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 合成樹脂フィルムに、ハロゲン化銀を含ませて、光の照
   射の強弱によシ、可変変色する様にした合成樹脂フィル
   ム。