JPS6046100B2 - メタノ−ル製造方法 - Google Patents

メタノ−ル製造方法

Info

Publication number
JPS6046100B2
JPS6046100B2 JP3995682A JP3995682A JPS6046100B2 JP S6046100 B2 JPS6046100 B2 JP S6046100B2 JP 3995682 A JP3995682 A JP 3995682A JP 3995682 A JP3995682 A JP 3995682A JP S6046100 B2 JPS6046100 B2 JP S6046100B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methanol
water
boiler
sent
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3995682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57167935A (en
Inventor
秀達 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP3995682A priority Critical patent/JPS6046100B2/ja
Publication of JPS57167935A publication Critical patent/JPS57167935A/ja
Publication of JPS6046100B2 publication Critical patent/JPS6046100B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はメタノール製造方法に関する。
従来のメタノール合成プラントでは水素製造のための
電解プラント用水として、高純度かつ高圧の水を十分に
得ることが比較的困難であり、電解プラント用水の造本
、加圧および加熱のための装置が必要であつた。
そこで本発明はかかる問題点を解消したメタノール製
造方法を提供するものであつて、その特徴とするところ
は、燃料1をボイラ5にて燃焼させ、それによつて得ら
れた燃焼ガスGを冷却器9において冷却した後、無水分
離器10において水分を除去する。
次にその除去された水分を脱気器11に送り、この脱気
器11から取出した水をボイラ5を通して加熱して蒸気
を発生させ、該ボイラ内の加熱水の一部を電解槽37に
供給し、この電解槽37にて電気分解により水素を発生
させる。また、上記無水分離器10で分離された燃焼ガ
スGを二酸化炭素抽出装置12に送る。この抽出装置1
2から抽出された二酸化炭素のみを加圧した後、電気分
解により得た水素を加え、原料ガス(CO。+Ho)を
形成する。この原料ガスを合成塔15に送り、この合成
塔15の触媒層16を通過中に気化メタノールを合成す
る。上記ボイラ5で発生された蒸気を上記合成塔15に
供給し、気化メタノールと合流させ、減圧させる。次に
その減圧された気化メタノールおよび蒸気Mを復水器2
8において冷却した後、無水分離器30においてメタノ
ール水溶液(CH3OH+H。O)と未反応ガスM1と
に分離する。次にメタノール水溶液をメタノールストリ
ッパ32に送つて加熱し、これによつて得られた蒸発分
を凝縮して濃縮メタノールを得ることにあり、この構成
によれば、電解槽て使用する電解用水を、脱気器から取
出した水をボイラに通して加熱して蒸気を発生させる際
のボイラ内の加熱水の一部より得ているため、高純度か
つ高圧の水が得られるものであり、しかも、電解槽にお
ける加圧電解法により高効率の水の電解を実施できるも
のである。また、原料ガスを形成するための水素を本発
明のプロセス中において得ているため、プロセス外の電
解プラントにおける造水、加圧および加熱のための装置
が一切、不用である。以下、本発明の一実施例を図に基
づいて説明する。
第1図において、天然ガス(またはメタンガスなど)1
は、フィルタ2を通した空気3と共にバーナ4からボイ
ラ5に供給され、該ボイラ5にて燃焼される。このボイ
ラ5にて発生した燃焼ガスGは、開閉フランジ部6と第
1バルブ7を通つたのち、冷却水8が供給される冷却器
9において冷却され、そして気水分離器10において水
分が除去される。こ)で除去された水(H2O)は脱気
器11に送られ、また燃焼ガスGはCO2抽出装置12
に送られる。このCO2抽出装置12では、燃焼ガスG
中のCO2のみを薬液に吸収させて抽出し、CO2以外
のガスはパージPする。ただしパージガス中にメタンな
どの可然ガスが含まれている場合(ボイラの運転が空気
過剰率1.0以下で、行なわれる場合など)では、この
ガスをボイラ5の−燃料ラインに戻すことは可能である
。このCO2抽出装置12からのガスCO2はコンプレ
ッサ13により加圧され、その後に水素H2が加えられ
、これが原料ガス(CO2+H2)となる。この原料ガ
ス(CO2+H2)は第2バルブ14を介して合成塔1
5に送られる。この合成塔15の触媒層16を通過中に
気化メタノールが合成される。上記9〜16により気化
メタノール製造ラインを構成する。前記脱気器11から
給水ポンプ17により取出された水H2Oはボイラ5の
エコノマイザ18、蒸発部,19、および第1過熱器2
0において加熱され、それにより発生した蒸気■が第1
制御バルブ21を介して合成塔15に供給され、合成プ
ロセスを完了した前記気化メタノールと合流される。ま
た蒸気■の一部は、第2制御バルブ22を有する第1の
バイパスライン23を流れ、以つて合成塔15の温度制
御を可能とする。このバイパスライン23の蒸気■は、
合成塔15を出た気化メタノールおよび蒸気Mと合流し
、そしてボイラ5内の第2過熱器24において更に過熱
され、そしてタービン25に送り込まれて該タービン2
5の作動流体となり、発電機26により動力が取出され
る。これにより減圧された気化メタノールおよび蒸気M
は、冷却水27が供給される復水器28において冷却さ
れ、そして第3バルブ29を通つたのち気水分離器30
においてメタノール水溶液(CH3OH+H2O)と未
反応ガスM1とに分離される。
未反応ガスM1はリサイクルコンプレッサ31により加
圧されたのち再び合成塔15に送り込まれる。メタノー
ル水溶液(CH3OH+H2O)はメタノールストリッ
パ32に送られ、こ)で、タービン25から抽気され、
メタノールストリッパ32を通つて復水器28の上手へ
と流れる気化メタノールおよび蒸気Mにより加熱され、
そして蒸発分が、冷却水33が供給されるコンデンサ3
4において凝縮されることにより、濃縮メタノール(C
H3OH)が得られる。脱気器11の水H2Oは本プロ
セスに使用されるが、その余剰分はパージPされる。上
記27〜34により液化メタノール製造ラインを構成す
る。前記ボイラ供水の一部、すなわちエコノマイザ18
で加熱されたボイラ給水の一部を第3制御バルブ35を
介して取出しライン36に取出し、これを電解槽37に
供給する。電解槽37は陽極板38と、陰極板39とが
配設され、電極板38,39には電力Aが整流器40を
介して供給される。この電解槽37における電気分解に
よつて発生した水素H2は、コンプレッサ41を介して
昇圧後、ガスCO2と共に、原料ガスとして使用される
。また酸素02は各種プラントに供給される。なお電解
槽37への苛性カリKOHの注入は、電解液の導電率を
高め電解効率を上けるためである。苛性カリ濃度が30
%にて導電率は最大となる。また水の電気分解のために
は、水11201苛性カリKOH以外の成分はゼロであ
ることが望ましい。電解槽37での不純物除去のため、
パージPが行なわれる。なお発電機26の電力は補助電
力aとして送られる。上記36〜41により水素製造ラ
インを構成する。上記実施例においてはボイラ5を貫流
ボイラとしているが、他形式のボイラとしてもよい。
ただしプロセスより明らかなように、合成塔15の運転
条件からボイラ5が超臨界圧となる場合は必ず貫流ボイ
ラとする必要がある。合成塔15の運転条件は50〜3
00k9/Cltl25O〜400℃程度である。一般
に気化メタノールプラントでは、原料ガスが安価な場合
は低圧運転が有利となる。次に本プロセスを、経済ベー
スである1000T/Dプラントに適用して計算した結
果を第2図のマテリアルバランスシートに示す。
こ)でQ1はボイラ5での発生熱量、Q2は合成塔15
での発生熱量、E1は発電機端出力、E2は供給電力で
あり、また仮定した条件は下記の通りである。Oメタノ
ール合成プロセスにおける反応式および仮定条件Cll
4+202→CO2+H2O+191.8kca1(燃
焼)CO2+3112→CH3OH+H2O+11.8
kca1(合成)メタノール収率・・・40%リサイク
ルラインのパージ・・・なし ○パワープラント側の仮定条件 ボイラ蒸気条件100kg/CTlG×510.C(過
熱器出口)ボイラ給水温度(エコノマイザ入口)120
′Cボイラ給水温度(エコノマイザ出口)150℃ボイ
ラ空気過剰率1.1ボイラ効率90%(低位基準) パワープラントとしての熱効率32% ○電解プロセスにおける仮定条件 電解槽の電力消費率4KW/FI2Nd/H○備考:本
マテリアルバランスによれば、タービンの作動流体量は
ボイラ蒸発量に対し、約45%程大きな値となるが、こ
の有利性は考慮せずに計算した。
次にメタノール合成プラントにおけるパワープラント作
動状態を第3図に基づいて説明する。
ボイラ5にて発生した燃焼ガスGは、第1バルブ7が閉
じられ且つ開閉フランジ部6が開放されていることから
該開閉フランジ部6を通して放出される。この放出は大
気であつても、次の処理プラント(脱硫、脱硝装置等)
てあつてもよい。脱気器11から給水ポンプ17により
取出された水H2Oはボイラ5内のエコノマイザ18、
蒸発部19、第1過熱器20において加熱され、そして
第1、第2制御バルブ21,22が閉じられていること
から、開動している第4バルブ42を有する第2バイパ
スライン43を通つて第2過熱器24に至り、しかるの
ちタービン25に送り込まれる。タービン25からの蒸
気■は復水器28において冷却され、そして第3バルブ
29が閉じられていることから、開動している第5バル
ブ44を有する第3バイパスライン45を介して脱気器
11に回収される。なお第3制御バルブ35も閉じられ
ており、水素製造ラインは停止されている。なおメタノ
ール合成プラントにおいては、石油および天然ガスを全
く使用せずにメタノールの合成が可能となる。
すなわち、ボイラ燃焼ガスより抽出、利用するのはCO
2のみであるから、石炭などの低質、安価な熱料が使用
できて有利である。以上述べたように本発明によると次
のような効果を期待できる。○電解用水をボイラ給水よ
り得ているため、高純度かつ高圧の水が十分に得られる
したがつて加圧電解法により高効率の水の電解が可能て
ある。○前項の結果、電解プラント用水の造水、加圧お
よび加熱のための装置が一切、不要となる。
○水素ガス製造ラインを高圧下で運転することが可能と
なるため、合成塔へ送る水素ガスの加圧がわずかで済み
、原料ガス加圧用コンプレッサのコストおよび所要動力
を低減てきる。○製造される水素ガスは水の電気分解に
よるものであるため、不純物が全くない。
したがつて合成ガスの収率も従来方式に比べて著しく増
加する。○メタノール製造プラントにて発生する水を電
解用水の一部として使用できるため、外部からの電解用
水の供給量を減らすことができる。
○水を電気分解しているため、高圧の純酸素が多量に得
られ、この副生酸素は他の各種プラントに供給可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はメタノノール製
造態勢でのフローシート、第2図は同マテリアルバラン
スシート、第3図はパワープラント態勢でのフローシー
トである。 5・・・ボイラ、12・・・CO2抽出装置、15・・
・合成塔、16・・・触媒層、25・・・タービン、3
2・・・メタノールストリツパ、36・・・取出しライ
ン、37・・・電解槽、40・・・整流器、H2・・・
水素。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 燃料1をボイラ5にて燃焼させ、それによつて得ら
    れた燃焼ガスGを冷却器9において冷却した後、気水分
    離器10において水分を除去し、その除去された水分を
    脱気器11に送り、この脱気器11から取出したボイラ
    5を通して加熱して蒸気を発生させ、該ボイラ内の加熱
    水の一部を電解槽37に供給し、この電解槽37にて電
    気分解により水素を発生させ、上記気水分離器10で分
    離された燃焼ガスGを二酸化炭素抽出装置12に送り、
    この抽出装置12から抽出された二酸化炭素のみを加圧
    した後、上記電気分解により得た水素を加えて原料ガス
    (CO_2+H_2)を形成し、この原料ガスを合成塔
    15に送り、この合成塔15の触媒層16を通過中に気
    化メタノールを合成し、上記ボイラ5で発生された蒸気
    を上記合成塔15に供給し、気化メタノールと合流させ
    て減圧させ、その減圧された気化メタノールおよび蒸気
    Mを復水器28において冷却した後、気水分離器30に
    おいてメタノール水溶液(CH_3OH+H_2O)と
    未反応ガスM_1とに分離し、次にメタノール水溶液を
    メタノールストリッパ32に送つて加熱し、これによつ
    て得られた蒸気分を凝縮して濃縮メタノールを得ること
    を特徴とするメタノール製造方法。
JP3995682A 1982-03-12 1982-03-12 メタノ−ル製造方法 Expired JPS6046100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3995682A JPS6046100B2 (ja) 1982-03-12 1982-03-12 メタノ−ル製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3995682A JPS6046100B2 (ja) 1982-03-12 1982-03-12 メタノ−ル製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53128160A Division JPS586687B2 (ja) 1978-10-17 1978-10-17 アンモニア製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57167935A JPS57167935A (en) 1982-10-16
JPS6046100B2 true JPS6046100B2 (ja) 1985-10-14

Family

ID=12567402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3995682A Expired JPS6046100B2 (ja) 1982-03-12 1982-03-12 メタノ−ル製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6046100B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000025380A2 (en) * 1998-10-27 2000-05-04 Quadrise Limited Electrical energy storage compound
PL2100869T3 (pl) * 2008-03-10 2020-07-13 Edgar Harzfeld Sposób wytwarzania metanolu poprzez wykorzystanie dwutlenku węgla ze spalin z urządzeń do wytwarzania energii na paliwa kopalne
KR101363381B1 (ko) 2009-03-10 2014-02-14 가부시끼가이샤 도시바 발전 플랜트의 수질 관리 방법 및 시스템
EP2360230A1 (de) 2010-02-16 2011-08-24 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Verwertung von Emissionen eines Kraftwerks
EP2360231A1 (de) 2010-02-16 2011-08-24 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Verwertung von Emissionen einer industriellen Anlage
JP5557255B2 (ja) * 2011-03-09 2014-07-23 株式会社日本製鋼所 排熱・再生可能エネルギ利用反応物製造方法および製造システム
EP3019581B1 (de) * 2013-07-09 2021-12-29 Mitsubishi Hitachi Power Systems Europe GmbH Methanisierungsverfahren und kraftwerk umfassend die co2-methanisierung aus kraftwerksrauchgas

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57167935A (en) 1982-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2019321035B2 (en) High energy recovery nitric acid process using liquid oxygen containing fluid
JPH0472044B2 (ja)
JPH03200734A (ja) メタノールの合成方法
JPS6046100B2 (ja) メタノ−ル製造方法
US9611438B2 (en) Method and system for producing liquid fuel and generating power
KR101450343B1 (ko) 수소 생성을 위한 이중 압력 하이브리드 유황 분해방법
CA1076778A (en) Apparatus and method for manufacturing deuterium enriched water
CN111591957B (zh) 一种煤层气联合循环发电及co2捕集系统及方法
WO2019073722A1 (ja) メタン製造システム及びメタン製造方法
CN108955284B (zh) 一种氢气混合工质的余热利用系统
US5077030A (en) Method of and means for producing power and cooling in manufacturing of ammonia and related products
CN115282734A (zh) 一种联动碳捕集与电解水制氢的氢碳制甲烷方法及系统
JP4508327B2 (ja) メタノールの製造方法
CN110388638B (zh) 一种二氧化碳气提法尿素生产中的蒸汽热能循环利用工艺
JPS586687B2 (ja) アンモニア製造方法
JPH0255210A (ja) 硫化水素の製造方法
JPS6051604A (ja) スチ−ムリフオ−ミング方法
Aziz et al. Integrated Nitrogen Production and Conversion of Hydrogen to Ammonia
RU2808330C1 (ru) Способ получения низкоуглеродного аммиака из природного газа "Аммиак декарбонизированный - 2500"
CN218665846U (zh) 一种甲烷氯化物生产系统
JPS5828855B2 (ja) メタノ−ルを製造可能なパワ−プラント
RU2433164C2 (ru) Способы получения синтез-газа и работы газогенератора с неподвижным слоем и сухим дном
RU2244133C1 (ru) Способ генерирования пара при производстве аммиака
CN117326914A (zh) 一种热电厂耦合清洁能源制氢并合成甲醇的工艺
JPS5829929B2 (ja) メタノ−ル製造方法