JPS604581Y2 - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JPS604581Y2
JPS604581Y2 JP12566782U JP12566782U JPS604581Y2 JP S604581 Y2 JPS604581 Y2 JP S604581Y2 JP 12566782 U JP12566782 U JP 12566782U JP 12566782 U JP12566782 U JP 12566782U JP S604581 Y2 JPS604581 Y2 JP S604581Y2
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deodorizing
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partition plate
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odor
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JP12566782U
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節次 菊池
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株式会社ア−ト建築構造設計事務所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばし尿を吸入して運搬するバキュームカー
に使用して好適な脱臭装置に関する。
バキュームカーには通常、生活環境の保全等から、バキ
ュームタンクに収容されたし尿から発する悪臭を脱臭し
て、これを大気へ排出するための脱臭装置が搭載されて
いる。
しカルながら、従来のこの種の脱臭装置は、概して脱臭
効果が低く、また脱臭筒内に収容された脱臭水が被脱臭
気体である臭気流の動圧によって飛散し、これが脱臭剤
を濡らしてその脱臭作用が劣化させる欠点があった。
そこで、出願人は前記の欠点を解消するため、脱臭筒を
内外二重筒に構成するとともに、バキュームタンクに連
通して臭気を誘導する送出管に複数の噴出口を開口形威
し、この噴出口を脱臭筒内に収容した脱臭水内に没入さ
せ、更に脱臭筒内を内外複数室に区画して、臭気流路を
蛇行させるようにした脱臭装置を開発し、これを既に出
願している。
本考案はこの既に出願した装置の改良に係り、脱臭性能
を一段と高め、生活環境の保全を強力に推進することが
できる脱臭装置を提供することを目的とする。
このため、本考案の脱臭装置は、内部に脱臭水を収容し
た湿式の第1の脱臭筒と、上部に脱臭剤を収容した乾式
の第2の脱臭筒とを離間して設置腰これら第1および第
2の脱臭筒を第2の送気管を介して連通させるとともに
、第1の脱臭筒内にバキュームタンクに連通ずる第1の
送気管を導き、その管端部を前記脱臭水中に没入させて
、該管から吐出した臭気を脱臭するようにし、前記第1
の脱臭筒の中高位置に透孔を中央に形成した支持板を固
設し、この支持板を介して第1の脱臭筒内の下側過半部
に下部室を設け、この下部室内に前記透孔の外側に周壁
が位置する内筒を配設する一方、内筒の路上部位置に鍔
部を有する仕切板を設けて、内筒の内外を上下に区画し
、該簡の上下側内室相互を通気不能にするとともに、上
端を閉塞した下部室の内筒外の上下側外室を、鍔部と第
1の脱臭筒の内周壁との間に形成した間隙を介して連通
させ、更に仕切板の直上および直下の内筒周面に排水口
を兼ねる案内孔と透孔を形成して、上下側内外室を互い
に連通させ、脱臭水内に略浸漬する内筒の略下半部周面
には排水口を兼ねる多数の透孔を設ける一方、前記第2
の脱臭筒の底部に前記第2の送気管を導き、この送気管
に多数の噴出口を下向きに開口し、第2の送気管の上方
には隔板と区画板とを離間して設けて、第2の脱臭筒内
を上下に三重に仕切形威し、かつ前記隔板の端部に透孔
を形成するとともに、区画板の中央部に孔を形成したこ
とを特徴としている。
以下、本考案をし尿を吸入して運搬するバキュームカー
の脱臭装置を適用した図示の実施例について説明すると
、第1国力第5図において1は可撓性の吸上管2を介し
て臭源であるし尿を内部に収容するようにしたバキュー
ムタンクで、このバキュームタンク1にはし尿から発生
する臭気を外部へ導く導出管3が接続され、この導出管
3の中間部に、例えば手動操作可能なロータリー型方向
制御弁で構成された切換弁4が介挿されている。
切換弁4は第2図および第3図に示すように、中空内部
に連通ずる4つのポートPit P2? p3t p4
を開口形威し、このうちポートP1は導出管3の入口側
に連通し、ポートP、は導出管3の出口側に連通してお
り、ポートP2とポートP3はモータMにより駆動する
ポンプPを介挿した誘導管5と連通していて、これらポ
ートP1.P2.P3.P、は操作レバー(図示略)に
連動して回動するロータリー弁6によって、臭気の流路
を適宜採択可能にされている。
7は導出管3の端部に連結された弁室で、仕切板8を介
して二重に区画され、このうち導出管3に連通ずる一方
の弁内室9には常時は閉弁し、ポンプPのし尿排出駆動
時に開弁して、大気に開口した吸入口(図示略)から空
気を弁内室9内に導き入れるようにした吸入弁10,1
0が設けられ、他方の弁内室11には常時は閉弁し、ポ
ンプのし尿排出駆動時に室内に流入した臭気が一定圧に
達した場合開弁じて、弁内室9に連通ずる開口部(図示
略)より臭気を弁内室11内に導き入れるようにした弁
12が設けられている。
この実施例ではこれらの弁として逆止弁が用いられてい
る。
13は弁内室11に連通させて接続された連結管で、そ
の先端部は閉塞され、この閉塞部に近接する管端部に内
部に鉄片等の重量物14を収容したウェイト15が管軸
方向に沿って摺動可能に装着されている。
前記ウェイト15の先端部には多数の開口部16を設け
たバイパス管17が連結され、例えば弁12の故障によ
り連結管13の管内圧が異常に昇圧した場合、その圧力
の一部によってウェイト15を上動させる一方、そお圧
力をバイパス管17を介して開口部16より大気へ開放
させ、異常圧が後述の第1の脱臭筒へ負荷される事態を
未然に回避するようにしている。
図中、18はバイパス管17の先端部に装着された保護
外筒で、上部に開口部19が形成されており、20は前
記仕切板8に形成された透孔で、弁内室11、連結管1
3およびバイパス管17内に流出した臭気中の蒸気が液
化した際、管内壁等に付着した液滴を弁内室9内へ落下
させ、弁内室9に付設した排水バルブ21により外部へ
排出するようにしている。
22は前記連結管13に一端を連通した略逆U字形状に
屈曲した第1の送気管で、湿式の、第1の脱臭筒23の
上部よりその内部に配管され、該筒23の底部直上に配
置された先端部には多数の噴出口24が開口形成されて
いる。
25は第1の送気管22に介挿した仕切弁で、例えば弁
12が故障した連結管13等が異常に昇圧した場合、こ
れを閉弁し異常圧が第1の脱臭筒23内へ負荷する事態
を回避するようにしている。
したがって、この仕切弁25は実施例のように手動操作
のものに限らず、例えば第1の送気管22の圧力が設定
した圧力以上になるのを自動的に防止し得るリリーフ弁
、または他の流体圧回路で構成することも可能である。
前記第1の脱臭筒23は第4図に示すように、外筒26
とこの内側に配設された内筒27からなり、このうち内
筒27の上端部は中央に複数の透孔28を形成した支持
板29で閉塞され、かつその周壁は前記透孔28の外側
に位置しており、また前記支持板29の周端部は外筒2
6の内周面に固設されていて、外筒26内を上部室30
と下部室31に仕切形成している。
32は内筒27の上部外周面に固設された鍔部32aを
有する仕切板で、この仕切板32を介して内筒27内を
上下に上側内室27aと下側内室27bとに区画し、か
つこれら両室を相互に通気不能にする一方、前記鍔部3
2aを介して下部室31を上下に上側外室31aと下側
外室31bとに区画し、これらを鍔部32aと外筒26
の内周壁との間に形成した後述の間隙を介して連通させ
ている。
そして、この仕切板32を画して、内筒27の直上周画
には案内孔33が開口形成され、また直下周面には多数
の透孔34が形成されていて、前記噴出口24から噴出
した臭気を内筒27の内外から流出入可能にしている。
35は内筒27の略下半部−帯に形成された透孔で、こ
れら透孔35は前記噴出口24とともに外筒26内に収
容された脱臭水36内に没入して、噴出口24から気泡
となって噴出された臭気を内筒27の外部へ流出可能に
している。
脱臭水36は臭気中の主として硫化水素成分を溶解して
脱臭するようにしてあり、この実施例では脱臭作用の能
率を高めるために水を用いている。
図中、37は外筒26の外周に取り付けられた脱臭水3
6の水位調整コック、38はこの上方に設けた取水コッ
ク、39は排水コック、40は送出管22の上部に付設
した攪拌板で、前記透孔28より上部室30内へ流入し
た臭気流を迂回させ、その蛇行を形成するようにしてい
る。
41は第1の脱臭筒23の上部に一端を連結した第2の
送気管で、その他端部は乾式の第2の脱臭筒42の下部
よりその内部に配管され、かつその先端部の下部周面に
は、複数の噴出口43が下向きに開口形成されている。
第2の脱臭筒42は縦長の筒体をなし、前記第2の送気
管41の上方位置には端部に複数の透孔44を形成した
隔板45が配置され、この隔板45の上方には中央に孔
46を形成した区画板47が配設されていて、これら隔
板45および区画板47により、第2の脱臭筒42内を
上下に三重に仕切形成している。
48は第2の脱臭筒42の上部に固設された脱臭剤収納
容器で、その内部には活性炭等の脱臭剤49が収容され
、前記収納容器48の底面に形成された複数の透孔50
から流入する臭気の臭気成分を吸収するようにしである
その他、図中51は第2の脱臭筒42の上端部に形成さ
れた排出口、52は第2の脱臭筒42の底面に設けた排
水バルブで、該筒42内に流入した臭気中の蒸気が液化
した際、第2の脱臭筒42内壁等に付着した液滴を外部
へ排出するようにしている。
53は仕切板32の鍔部32aと外筒26内の内周壁と
の間に形成された間隙である。
このように構成した本考案の脱臭装置を使用して、バキ
ュームタンク1内に収容されたし尿等の臭源から発生す
る臭気を脱臭する場合は、切換弁4を第2図に示す状態
に設定し、モータMを駆動してポンプPを吸入作動させ
、臭気を切換弁4内に導く。
臭気を切換弁4内においてて第2図の矢視で示すように
、ポートP□−ポートP2−誘導管5−ポートP3−ポ
ートP4の流路を経て誘導管5の出口側に流出し、この
誘導管5に連通する弁内室9内に送り込まれる。
弁内室9においては、内部に流入する臭気によってその
内圧が弁12のクツキング圧力に達すると、弁12が開
弁じ、弁内室9内の臭気が他方の弁内室11へ流出して
、バイパス管17および第1の送気管22に連通ずる連
結管13へ導かれる。
この場合、バイパス管17側の流路は第1の送気管22
側に比べ管路低抗が大きいため、通常は臭気の大半が第
1の送気管22へ導かれるが、例えば弁12の故障によ
って連結管13の圧力が異常に昇圧した場合は、臭気の
一部がバイパス管17側に分流してウェイト15を押し
上げ、圧力のエネルギー消費を図るとともに、臭気流は
開口部16より噴出し、保護外筒18の開口部19より
大気へ放出されるから、前記の異常事態に速やかに対応
できることとなる。
そして、この際仕切弁25を同時に閉弁すれば、例えば
昇圧した臭気が第1の脱臭筒23内に流入して該筒23
を破損させたり、脱臭水36が激しく飛散する事態を回
避し得ることとなる。
第1の送気管22に導かれた臭気は、第1の脱臭筒23
内において噴出口24より噴出し、脱臭水36中を気泡
となって浮上し、その一部は透孔35を通過して内筒2
7の外部に移動し、他の一部は内筒27内を浮上して、
脱臭水36の液面に達する。
この際、臭気の主として硫化水素成分が脱臭水36に溶
解し、当該成分が除去されることによって最初の脱臭が
行なわれる。
この場合、噴出口24は小径に形成されているため、こ
の噴出口24より噴出した臭気泡が小径に形成されると
ともに、この気泡がその浮上過程において透孔35を通
過する際、当接または圧潰されて微細化され、臭気の脱
臭水36に対する単位接触面積を広く確保できるから、
前述の溶解作用が促進され脱臭作用が効率良く行なわれ
ることとなる。
脱臭水36の液面に達した臭気泡は再度臭気流となり、
内筒27の外部に流出した臭気はそのまま下部室31を
上昇し、内筒27内に滞留していた臭気は下側内室27
b内をそのまま上昇して透孔34より内筒外部、すなわ
ち下部室31内へ流出して、別流路を採った前記の臭気
と合流する。
一方、脱臭水36中に臭気が放出される結果、脱臭水3
6の水位はその分上昇し、第1の脱臭筒23内で飛散し
た脱臭水36の一部が、上側外室31aないしは上側内
室27a内に侵入する惧れがあるが、この場合には下側
内室27bで生じた脱臭水36の飛沫は、仕切板32に
遮断されて上側内室27a内への直接的な侵入を阻止さ
れ、また透孔34を介して室外へ流出した飛沫は、下側
外室31ンbで生じた飛沫とともに鍔部32aに進路を
遮られて下方へ落下する。
また、仮に間隙53を越えて上側外室31aに前記飛沫
が流入しても、大半の飛沫は上側外室31aの上端を閉
塞する支持板29ど外筒26の内周面に遮られて、上側
内室27a内への侵入が阻止され、間隙53を介して下
方へ落下する。
そして、仮に案内孔33を介して脱臭水36の飛沫が上
側内室27a内に侵入しても、該室27aが略密閉され
ているため、室内壁によって進路を遮られて案内孔33
から流出し、該室27a内における飛沫の二次的発生を
防止する。
このように上側内外室27a、31aに侵入した飛沫は
、間隙53を介して下方へ直ちに排水されるから、脱臭
水36が滞留することなく、多量の臭気を能率よく臭気
し得ることとなる。
一方、上側内室27aに侵入した一部飛沫が支持板29
の透孔28から流出しようとしても、内筒27に形成し
た案内孔33と透孔28の位置が、かなり離間している
ため、そのような事態は非常に少ないものとなり、仮に
透孔28から一部の飛沫が流出して上部室30内に侵入
しても、その勢いは低下しており、更に透孔28と第2
の送気管41の開口部との距離がかなり離間しているた
め、飛沫を含んだ重い臭気は前記開口部への到達が困難
になり、臭気または微量の飛沫を含んだ軽い臭気だけが
、攪拌板40によって流路を屈曲させながら第2の送気
管41内に流入する。
第1の脱臭筒23はこのように臭気の流路を蛇行させて
その長路化を図り、酸化作用を十分に行なわせるととも
に、流路の長路化に反してその容積の小型軽量化を図っ
ている。
第2の送気管41によって第2の脱臭筒42内に導かれ
た臭気は、噴出口43より微細化され下方へ噴出して第
2の脱臭筒42内に放出され、該筒42内を上昇する。
この際、臭気は噴出口43から下方へ噴出して第2の脱
臭筒42の底面に衝突し、その吹き返しにより一定の上
昇速度を与えられる一方、噴出初速度よりも減速されて
前記底面を折り返し、第2の脱臭筒42内を上昇する。
すなわち、臭気流は前記底面折り返し後、上昇して隔板
45の透孔44を通過し、この上方に位置する区画板4
7の孔46より更に上昇して、透孔50を介し収納容器
48に導かれ、該容器48に収容された脱臭剤49を通
過する。
この場合、脱臭筒42の底面に吹き付けられた臭気は、
その大半の含有水分を前記底面に付着して、脱水ないし
除湿され、また吹き付は後の臭気流は隔板45の端部の
流路を強いられ、透孔44に流入後は、区画板47の中
央部に流路を強いられて、孔46に流入する蛇行路を形
成する。
その際、臭気流中の残留水分は隔板45と区画板47と
で仕切形成された各室内壁に付着して除去され、脱水か
つ除湿作用が精密に行なわれるから、脱臭剤40の漏水
および級湿による脱臭効果の劣化を防止し得るものとな
る。
そして、この通過の際に臭気中の残余の臭気成分が脱臭
剤49に吸収され、その後臭気が排出口51より大気へ
排出される。
このように、第2の脱臭筒42内においても臭気の流路
が蛇行腰その長路化が図られている一方、脱臭剤49を
脱臭水36を収容した第1の脱臭筒23とは別個の脱臭
筒に収容して、脱臭水36が飛散または水蒸気となって
脱臭剤49に付着し、その脱臭作用を劣化する一切の経
路を断ったから、脱臭剤の脱臭効果を長期に亘って確保
し得るものとなる。
次に、バキュームタンク1内に収容したし尿を外部へ排
出する場合は、操作レバー(図示略)を操作して切換弁
4を第3図に示すように切換え、モータMおよびポンプ
Pを駆動させて、吸入弁10から吸収した空気を弁内室
9内に導き、誘導管5を介して切換弁4内に送り込む。
切換弁4内に導かれた空気は、第3図に矢視で示すよう
にポートP、−ポートP2−誘導管5−ポートP3−ポ
ートP1の流路を経て、誘導管5の入口側に流出し、こ
の誘導管5に連通ずるバキュームタンク1内に圧送され
て、その圧力によりし尿を臭気とともに吸上管2から外
部へ排出する。
なお、上述した実施例では第1および第2の脱臭筒23
.42内に形成した各室を上下方向に仕切形成している
が、この例に限らずこれらを放射方向にに仕切形成する
ことも可能であり、また上述の実施例では本考案をバキ
ュームカーの脱臭装置に適用した場合について説明した
が、この例に限らず家庭用浄化槽、大規模な汚水処理場
に適用することも可能である。
本考案の脱臭装置は以上のように、脱臭水を収容した湿
式の第1の脱臭筒と、脱臭剤を収容した乾式の第2の脱
臭筒とを分離して構威し、第1の脱臭筒で臭気流の脱臭
と脱水ないし除湿を効率良く行なうとともに、第2の脱
臭筒では筒内を複数室に仕切り、これらの各室に臭気流
を導き、臭気流中の水分を各室内壁に付着させることに
よって、その脱水ないし除湿効果を高めるようにしてい
るから、脱臭剤を長期に亘って使用できるとともに、そ
の脱臭効果を長期に亘って維持することができる効果が
ある。
また、前記第1および第2の脱臭筒内を複数室に区画し
、被脱臭気体の流路を蛇行させたから、脱臭経路を長路
化し脱臭効率を高めるとともに、直進状の流路を有する
脱臭筒に比べ、その小型軽量化を図ることができる等の
効果がある。
しかも、本考案では脱臭水を収容した第1の脱臭筒内を
複数室に区画し、この各室において脱臭水の飛沫侵入阻
止手段を施し、脱臭剤の漏水による劣化防止に万全を期
している。
すなわち、第1の脱臭筒内には支持板に形成した透孔よ
り外側に位置する周壁を備えた内筒を収容し、構成を簡
潔にするとともに、内筒の路上部位置に鍔部を有する仕
切板を設けて、筒内外を上下に区画したから、筒内にお
いては上下側内室の通気を遮断して、下側内室で生ずる
脱臭水の飛沫が直接上側内室へ侵入する事態を阻止する
ことができ、間隙を介して互いに連通ずる部外の上下側
外室においては、鍔部によって前記飛沫の進路を遮り、
下側内外室で生ずる飛沫が上側外室へ侵入する事態を抑
止することができる。
しかも、仕切板の直上および直下の脱臭筒周面には、排
水口を兼ねる案内孔と透孔を形成して、上下側内外室を
互いに連通させたから、前記鍔部と第1の脱臭筒の内周
壁との間に形成した間隙と相俟って、第1の脱臭筒内で
の脱臭水の飛沫を速やかに排水することができ、脱臭作
業の量産化を図ることができる一方、仮に上側外室から
上側内室へ飛沫が浸入しても、これを除去して室内にお
ける飛沫の二次的発生を阻止することができる。
更に脱臭筒の周面に設けた案内孔は、支持板に形成した
透孔の外側に位置して、なおかつ支持板から離間してい
るから、上側内室に侵入した前記飛沫が透孔から流出す
る惧れがなく、仮に流出しても、その際の飛沫の勢いは
含有水分が多い程低下して、第2の送気管への流入が困
難になるから、第2の送気管に導かれる臭気は純粋な臭
気と、微量の水分を含んだ臭気流に限られ、第2の脱臭
筒内の臭気流を制限するから第1の脱臭筒において脱臭
剤の漏水による劣化を強力に防止することができ、脱臭
剤を長期に亘って使用することができる効果がある。
また、脱臭水内に略浸漬する第1の脱臭筒の略下半部周
面には、排水口を兼ねる透孔を多数設けたから、臭気泡
の微細化を促し脱臭水との接触を高めることができて、
前記脱臭剤の劣化防止と相俟って脱臭能率および脱臭精
度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図で、脱臭時の臭
気流路を矢視で示しており、第2図および第3図は本考
案に使用する切換弁の一例を示す断面図で、第2図は吸
入作動時を、第3図は排出作動時を示しており、第4図
は第1の脱臭筒の要部を示す斜視図、第5図は第2の脱
臭筒の要部を示す斜視図である。 1・・・・・・バキュームタンク、22・・・・・・第
1の送気管、23・・・・・・第1の脱臭筒、27・・
・・・・内筒、27a・・・・・・上側内室、27b・
・・・・・下側内室、28・・・・・・透孔、29・・
・・・・支持板、31・・・・・・下部室、31a・・
・・・・上側外室、31b・・・・・・下側外室、32
・・・・・・仕切板、32a・・・・・・鍔部、33・
・・・・・案内孔、34゜35・・・・・・透孔、36
・・・・・・脱臭水、41・・・・・・第2の送気管、
42・・・・・・第2の脱臭筒、49・・・・・・脱臭
剤、53・・・・・・間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に脱臭水36を収容した湿式の第1の脱臭筒23と
    、上部に脱臭剤49を収容した乾式の第2の脱臭筒42
    とを離間して設置し、これら第1および第2の脱臭筒2
    3.42を第2の送気管41を介して連通させるととも
    に、第1の脱臭筒23内にバキュームタンク1に連通す
    る第1の送気管22を導き、その管端部を前記脱臭水3
    6中に没入させて、該管22から吐出した臭気を脱臭す
    るようにし、前記第1の脱臭筒23の中高位置に透孔2
    8を中央に形成した支持板29を固設し、この支持板2
    9を介して第1の脱臭筒23内の下側過半部に下部室3
    1を設け、この下部室31内に前記透孔28の外側に周
    壁が位置する内筒27を配設する一方、内筒27の路上
    部位置に鍔部32aを有する仕切板32を設けて、内筒
    27の内外を上下に区画し、該当27の上下側内室27
    a、27b相互を通気不能にするとともに、上端を閉塞
    した下部室31の内筒27外の上下側外室31a、31
    bを、鍔部32aと第1の脱臭筒23の内周壁との間に
    形成した間隙53を介して連通させ、更に仕切板32の
    直上および直下の内筒27周面に排水口を兼ねる案内孔
    33と透孔34を形成して、上下側内外室27a、27
    b、31ay31bを互いに連通させ、脱臭水36内に
    略浸漬する内筒27の略下半部周面には排水口を兼ねる
    多数の透孔35を設ける一方、前記第2の脱臭筒42の
    底部に前記第2の送気管41を導き、この送気管41に
    多数の噴出口43を下向きに開口し、第2の送気管41
    の上方には隔板45と区画板47とを離間して設けて、
    第2の脱臭筒42内を上下に三室に仕切形威し、かつ前
    記隔板45の端部に透孔44を形成するとともに、区画
    板47の中央部に孔46を形成したことを特徴とする脱
    臭装置。
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