JPS6045600A - グルコサミニルムラミルテトラペプチド誘導体 - Google Patents

グルコサミニルムラミルテトラペプチド誘導体

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JPS6045600A
JPS6045600A JP58152170A JP15217083A JPS6045600A JP S6045600 A JPS6045600 A JP S6045600A JP 58152170 A JP58152170 A JP 58152170A JP 15217083 A JP15217083 A JP 15217083A JP S6045600 A JPS6045600 A JP S6045600A
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JP
Japan
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compound
group
acid
alanyl
gmp3
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Application number
JP58152170A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Takase
高瀬 善行
Ryuji Furuta
古田 隆二
Shigeo Kawada
河田 茂雄
Shunsuke Naruto
成戸 俊介
Shinichi Nakamura
信一 中村
Akira Minami
明 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、非特異的感染防御作用、免疫増強作用等を有
する、新規で有用なグルコサミニルムラミルテトラペプ
チド誘導体に関する。
米国特許第4,186,194号には、ミコバクテリア
、ノカルジア又は大腸菌の細胞壁に溶菌酵素を作用させ
ることにより、次の一般式(I)及びω)N −AcG
] c −N−Acyl −MurL −Al a D −G l u (1) meso −DAP −Ala N−AcGIc −N−Acyl −Mu rD −G
 ] u 夏 meso−DAP (式中、N−ACGICはN−アセチルグルコサミニル
基を、N−Ac y I−MurはN−アシルムラミル
基を、L−AlaはL−アラニル基を、D−GluはD
−グルタミル基を、meso−DAPはメソ−2゜6−
ジアミツピメリル基又はメソ−2,6−ジアミツビメリ
ン酸を、D−AhaはD−アラニンを意味する。但し、
D−グルタミン酸残基におけるα位のカルボキシ基及び
/又はメソ−2,6−ジアミノピメリン酸残基における
1個のカルボキシ基は、遊離の形であってもアミド化さ
れていてもよい。) で表される化合物が他の低分子ペプチドグリカンととも
に得られることが開示されている。しかし具体的には、
ミコバクテリウム・スメグマチス(MyCObaCte
rium smegmati、s )の脱脂細胞壁にリ
ゾチーム及びムラミル−L−アラニンアミダーゼ(ミキ
ソバクターAL工由来)′を作用させて得られる、ペプ
チドグリカン3両分のうちの最も低分子の両分を更に調
整用電気泳動に付して、式(I)においてAcylがグ
リコリル基で、グルタミル基及びメソ−2,6−ジアミ
ツビメリル基のカルボキシ基がアミド化された物質を得
たと述べているにすぎない。
本発明者らは先て、ラクトバシラス・ブランクラム(L
actobacillus plantarum )の
細胞壁に、ストレプトミセス・グロビスボラス(S t
reptomycesglobisporus )由来
のN−アセチ/l/ Aラミダーゼ及びD−アラニル−
メン−2,6−ジアミノピメリン酸エンドペプチダーゼ
を作用させることばより、式(1) %式%) ) (式中、Zは水素原子又はアセチル基を意味し、Tはヒ
ドロキシ基又はD−アラニル基を意味する。) で表される化合物が好収率で得られることを見いだした
(特願昭57−9237号)。式(IIOには次の西北
合物が含まれ、これらは免疫増強作用、非特異的感染防
御作用等の生理活性を有する。
f+) Zが水素原子で、Tがヒドロキシ基である式C
l11)の化合物(以下GMP3−Aと略す)(2)Z
がアセチル基で、Tがヒドロキシ基である式(ト)の化
合物(以下GMp3−Bと略す)(3)Zが水素原子で
、TがD−アラニル基である式(4)の化合物(以下G
MP 4−Aと略す)(4)Zがアセチル基で、TがD
−アラニル基である式(ト)の化合物(以下GMP4−
Bと略す)本発明者らは、GMP3−A及びGMP3−
Bにおけるジアミノピメリン酸残基のアミノ基をアシル
化することにより、及び/又はジアミノピメリン酸残基
のカルボキシ基をアミド化することにより、前記西北合
物に比べて発熱性及び/又は感染防御効果の点で改善さ
れた化合物が得られることを見いだし、本発明を完成し
た。
本発明は一般式(IV) CH3(CH2)2 CL) CO−NT(CHCO−Y (CH2)3 (式中、Xは水素原子又は基RCO−を意味し、Yはア
ラニルを除くアミノ酸残基を意味し、Zは水素原子又は
アセチル基を意味し、(D)及び(L)は立体配置を意
味する。Rはアルキル基又はアルケニル基を意味する。
) で表されるグルコサミニルムラミルテトラペプチド誘導
体及びその塩に関する。
本発明化合物(IV)の塩には、式(IV)におけるY
のアミノ酸残基のカルボキシ基と無機又は有機塩基とか
ら形成される塩、及び式(IV)においてXが水素原子
である化合物の無機又は有機酸との塩が含まれる。無機
塩基との塩としては、例えばナトリウム、カリウム、カ
ルシウム、マグネシウム。
アルミニウム、アンモニウム塩が、また有機塩基との塩
としては、例えばイソプロピルアミン、ジエチルアミン
、エタノールアミン、ピペリジンとの塩が挙げられる。
一方、無機酸との塩としては、例えば塩酸、臭化水素酸
、ヨウ化水素酸、硫酸。
リン酸との塩が、また有機酸との塩としては、例えばメ
タンスルホン酸塩が挙げられる。
式(IV)のXにおけるRのアルキル基は、炭素原子数
1〜30の直鎖状又は分枝鎖状のものモあり、炭素原子
数1〜21の直鎖状のものが好ましく、そしてアルケニ
ル基は、1〜4個の二重結合を有する炭素原子数2〜3
0の直鎖状又は分枝鎖状のものであり、1〜2個の二重
結合を有する炭素原子数2〜21の直鎖状のものが好ま
しい。XのRC〇−で表される基の具体例としては、例
えばアセチル;プロピオニル;ブチリル;イソブチリル
;バレリル;イソバレリル;ヘキサノイル;ヘプタノイ
ル;オクタノイル;2−エチルヘキサノイル;テカノイ
ル;ラウロイル;ミリストイル;バルミトイル;ステア
ロイル;エイコサノイル;ドコサノイル;テトラコサノ
イル;ヘキサコサノイル;オクタコサノイル;トリアコ
ンタノイル;アクリロイル;メタクリロイル;クロトノ
イル・イソクロトノイル;4−ドデセンイル;9−テト
ラデセノイル;9−へキサデセノイル;オレオイル;エ
ライドイル; 9.12−オクタデカジェノイル・13
.16−ドコサジェノイル;17,2o−へキサコサジ
ェノイル等が挙げられるが、パルミトイルステアロイル
又はエイコサノイルが好ましい。
本明細書において「アミノ酸残基」なる用語は、特にア
ミノ酸のアミノ基から水素原子1個が除かれた形のもの
を意味する。Yで表らゎされるアラニルを除くアミノ酸
残基には動植物ならびに魚介類等の中に含まれるタンパ
ク質の構成成分は勿論のこと合成アミノ酸残基をも包含
する。ここにおけるアミノ酸残基には光学異性体、すな
わちD一体及びL一体も含まれるが、発熱性の観点がら
すればD一体が好ましい。Yで表わされるアラニルを除
くアミノ酸残基の具体例としては、グリシル(GJy)
、メチオニル(Met)pスレオニル(Thr)pフェ
ニルアラニル(Phe)、リジル(Lys)。
プロリル(Pro)、グルタミル(G7u)、、シトバ
リル(Cit)、oイシル(Leu)、セリル(Ser
) +バリル(Va77) 、イソロイシル(Izeu
) rチロニル(Thy)、グルタミニル(Gj?u−
NI−I2) 、アスパラギニル(As p N H2
) tアスパルチル(Asp)。
システニル(SYSH) 、 )リブトファニル(T 
r y ) z及びヒスチジル(His)等が挙げられ
る。
なお上記の()はアミノ酸残基の略号を表わす。上記の
略号のほかに、記載の簡略化のために次の略号を使用す
ることもある。
GlcNAc :β−N−アセチルグルコサミニルMD
P:N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグ
ルタミニル MDP−6−Ac : N 、 6−0−ジアセチルム
ラミル−L−アラニル−D−イソグ ルタミニル この略号を用いた場合、例えばGMP3− A 及びG
MP3− Bは次のように表わされる。
MP−A β−N−7セチルグルコサミニルー(1→4)−N−ア
セチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル
ーa、)−メソ−2,6−ジアミノピメリン酸−(D)
−アミド 2pm GMP3−B β−N−アセチルグルコサミニル−(1→4)−N、6
=O−ジアセチルムラミル−し−アラニル−D−イソグ
ルタミニルー但)−メソ−2,6−ジアミノピメリン酸
−(lD)−アミド GIcNAc −MDP −6−Ac 2 p m H−一上−NH2 本発明化合物(TV)の内でも、YがThr、Met 
Lys 、 Cit 、 Phe 、 Gly 、 P
ro 、 GluのいずれかでありXがバルミトイル、
ステアロイル、エイコサノイル、なかんずくステアロイ
ルである化合物が好ましい。
式(IV)で表される本発明の化合物は、GMP3−A
又はGMP3−Bをペプチド合成分野における常法に従
って処理することにより得ることができる。
すなわち本発明化合物(IV)は次のアミド化反応を、
又はアミド化反応とアシル化反応を組み合せた反応をG
MP3−A又はGMP3−Bに適用することにより得ら
れる。
(1) RCOOH(式中Rは前掲と同じ)又はそのカ
ルボキシ基における反応性誘導体でアシル化する反応 (2) アラニンを除くアミノ酸でアミド化する反応 例えば、Zが水素原子である本発明化合物(TV)はG
MP3−Aを原料とする次の反応式に従って製造できる
以下余白 G]’cNAc −MDP 2pm ■−−上−NH2 (GMP3−A) Gl cNAc−MDP GlcNAc−MDPAzp
mA2pm GIcNAc−MDP A 2 p m RCO−一一り−N H (IV) GMP3−Bを原料とすれば、上記反応式に準じてZが
アセチル基である本発明化合物(IV)が得られる。化
合物(IV)’ならびにGMP3−Bがら誘導され、る
化合物(■)′に対応する化合物、すなわちZがアセチ
ル基でXが水素原子である化合物(以下化合物(■)′
の6−0−アセチル体という)は、それら自体非特異的
感染防御作用ならびに免疫増強作用を有するが、はがの
本発明化合物(IV)の中間体としても有用である。
次にアシル化工程及びアミド化工程について更に詳細に
説明する。
アシル化工程 アシル化工程は、GMP −A 、GMP3−B、化合
物(■)′又は化合物(■)′の6−0−アセチル体と
、次の一般式(VI) RCOOH(VI) (式中Rは前掲と同じ。) で表わされるカルボン酸又はそのカルボキシ基における
反応性誘導体とを反応させることにより実施できる。
式(VI)の化合物のカルボキシ基における反応性誘導
体としては、例えば活性エステル、酸無水物。
酸ハライド(特に酸クロリド)を挙げることができる。
活性エステルの具体例としては、p−ニトロフェニルエ
ステル、 2,4.5− ) IJ クロロフェニルエ
ステル、ペンタクロロフェニルエステル、シアノメチル
エステル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、N
−ヒドロキシフタルイミドエステル、N−ヒドロキシ−
5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドエステ
ル N−ヒドロキシピペリジンエステル、8−ヒドロキ
シキノリンエステル、2−ヒドロキシフェニルエステル
、2−ヒドロキシ−4,5−ジクロロフェニルエステル
2−ヒドロキシピリジンエステル、2−ピリジルチオー
ルエステル等が挙げられる。酸無水物としては、対称酸
無水物又は混合酸無水物が用いられ、混合酸無水物の具
体例としては、炭酸エチル、炭酸イソブチルのような炭
酸モノアルキルエステルとの混合酸無水物、炭酸フェニ
ルのような炭酸モノアリールエステルとの混合酸無水物
、イソ吉草酸、ピバリン酸のようなアルカン酸との混合
酸無水物等が挙げられる。
式(VI)の化合物を用いる場合には、ジシクロへキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド、カルボニルジイミダゾ
ール、1−エトキシカルボニル−2−=トキシー1,2
−ジヒドロキノリンのような縮合剤の存在下に反応させ
ることができる。縮合剤としてジシクロへキシルカルボ
ジイミドを用いる場合には、N−ヒドロキシコハク酸イ
ミド。
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、3−ヒドロキシ−
4−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベンゾト
リアジン N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3
−ジカルボキシイミド等を添加して反応させてもよい。
本反応は通常、溶媒中で行われる。使用する溶媒は、原
料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが
、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、水が挙げられ、こ
れらの溶媒はそれぞれ単独で、あるいは2種以上混合し
て用いられる。
本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われる。
塩基の具体例としては、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウムのような重炭酸アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムのような炭酸アルカリあるいはトリエチルアミン
、トリーn−ブチルアミン。
ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、
ジシクロヘキシルアミンのような有機塩基が挙げられる
。反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが
、通常約−40℃ないし約50℃の範囲である。
アミド化工程 アミド化工程はGMP3−A、GMP3−B、化合物(
V) 、GMP3−Bから誘導される化合物(V)に対
応する化合物(以下化合物(v)の6−0−アセチル体
という)又はこれらのカルボキシ基における反応性誘導
体と次の一般式(VI) y −H(VI) (式中、Yは前掲と同じ。) で表わされるアミノ酸とを反応させることにより実施で
きる。GMP3−A、GMP3−LB又はこれらのカル
ボキシ基における反応性誘導体を原料とする場合には、
これらに含まれるA2pm部分のアミ7基を保護し、そ
してアミド化後に該保護基を脱離するのが好ましい。ま
た弐Y−Hで表わされるアミノ酸のカルボキシ基をベン
ジルエステルの如きエステルの形で保護し、そしてアミ
ド化後に該保護基を脱離してもよい。
原料化合物のカルボキシ基における反応性誘導体として
は、例えば活性エステル、酸無水物(特に混合酸無水物
)が挙げられる。これら反応性誘導体の具体例としては
、アシル化工程の項で述べたものが挙げられる。アミノ
基の保護基としては、例えばベンジルオキシカルボニル
基、p−メトキシベンジルオキシカルボ早ル基、t−ブ
トキシカルボニル基、イソボルニルオキシカルボニル基
が挙げられる。
本アミド化工程の反応は前記アシル化工程の反応の場合
と同様な条件下で行なわれる。生成物中にアミノ基の保
護基が存在する場合には、常法、例えば臭化水素/トリ
フルオロ酢酸、無水フッ化水素酸、トリフルオロ酢酸等
で処理することによ、す、保護基を除去することができ
る。この際、反応系中にアニソールを加えてもよい。目
的物(IV)を得るためには、アミド化工程又はアシル
化工程のいずれを先に行なってもよいが、まずアシル化
工程を行ない、続いてアミド化工程を行なう方が、アミ
7基を保護する必要がないので好都合である。
また、カルボキシ基におけるベンジルエステル型の保護
基は、例えば加水素分解により除去することができる。
上記各製法により生成する本発明化合物(IV)の単離
、精製及び塩形成は常法に従って行われる。
本発明化合物(IV)は通常、塩基との塩の形で得られ
るが、常法により遊離カルボン酸に変換することができ
る。
以下に、本発明の代表的化合物についての感染防御効果
及び発熱性試験の結果を示す。
動物として体重的232の5tcl−ddY系雄性マウ
スを使用した。感染前3,2及び10目に試験化合物の
生理食塩水溶液を静脈内投与した。最終投薬24時間後
に緑膿菌A12株(2×106菌/マウスを腹腔内注射
)を感染させ、感染後7日目に生存マウス数を観察し、
生存率より感染防御効果を判定した。
結果を表1に示す。表中の数値は、生存マウス数/試験
マウス数を表し、カッコ内の数値は生存率(%)を表す
表1 マウスにおける感染防御効果 (2)発熱性 日本薬局方の発熱性物質試験法に準じて試験した。1群
3匹のウサギを使用し、試験化合物の生理食塩水溶液を
耳静脈に注射した。注射3時間後までの最高体温と注射
前の対照体温との差を体温上昇とした。体温上昇0.6
℃以上の試験動物が2匹以上のときを(+)、1匹のと
きを(±)、0匹のときを(−)・とじた。結果を表2
に示す。
表2 ウサギにおける発熱性 本発明化合物及びその生理的に許容される塩は通常、製
剤用担体と混合して調製した製剤の形で、経口的、非経
口的あるいは直腸的に投与されるが、非経口投与が好ま
しい。これらの化合物は合成抗微生物剤、抗生物質ある
いは他の制ガン剤とともに投与してもよい。
本発明化合物及びその生理的に許容される塩の臨床投与
量は、化合物の種類、投与方法、患者の症状・年令等に
より異なるが、0.001〜50 mgAg/日である
以下に実施例及び参考例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、化合物の同定は元素分析値、IRスペ
クトル等により行った。実して実施例1〜11及び24
.25ではクロロボルム/メタノール/水(15:10
:2)を、そノ他の実施例ではn−プロパノ−yv/水
(7: 3)を用いて測定したものである。
実施例1 GIcNAc−MDP D 〔化合物(V)−11 ×ステアロイノペ以下同シ GMP3−A18Pを水5meに溶解し、これ((ジメ
チルホルムアミド100 meと後記参考例1で得たス
テアリン酸のN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,
3−ジカルボキシイミドエステル5.4gを加え一夜撹
拌する。反応液に酢酸エチルを加えて生じる沈殿を戸数
し11.469の化合物(V) −1を得る。
GIcNAc−MDP Ste −一土−NH2 〔目的物〕 前項で得た化合物(ロ)−1の1.139を乾燥ジメチ
ルホルムアミド10meに溶解し、これにN−ハイドロ
キシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド
(以下HONBと略す) 215 mg及びN、N’−
ジシクロへキシルカルボジイミド(以下DCCと略す)
 206 myを加え、室温で一夜撹拌し析出物を戸別
する。L−リジン146 mgを含む水溶液1 meを
P液て滴下し室温で一夜撹拌した後酢黛エチルを加え生
じる沈殿を枦取する。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、クロロホルム−メタノール−水(1
5:10:2)(以下混合溶媒という)で溶出する。目
的物を含む分画を集め、混合溶媒を留去した後、残留物
を混合溶媒に溶かし、セファデックスL H−20のカ
ラム(2,5X80σ)クロマトグラフィーに付す。混
合溶媒で溶出し目的物を含む分画を集め、溶媒を留去し
た後、残留物を少量のメタノールに溶かし、これに酢酸
エチルを加え生じる沈殿を乾燥し目的物(粉末)545
りを得る。m、p、175〜195℃(分解)、Rf:
o、27 参考例1 ステアリン酸25グをテトラヒドロフラン125meに
溶解し、酢酸エチル1−25meとHON B 17.
089及ヒD e c 1g、1sp iを加えて一夜
撹拌する。
析出物を戸別し、p液を減圧濃縮する。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶
出し、目的物を含む分画を集め、減圧下濃縮乾固して白
色粉末のステアリン酸のN−ヒドロキシ−5−ノルボル
ネン−2,3−ジカル]ζギシイミドエステル36グを
得る。
実施例2 GIcNAc−MDP (化合物(ロ)−1〕−〉 A2pm Ste Nl2 〔目的物〕 実施例1(1)で得られた化合物(V)−1の1.1:
lとL−シトルリン270 fnfとを実施例1(2)
記載の方法に準じて反応せしめ、反応物につl/1て前
記実施例1(2)記載と同様なシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー及びセファデックスLH−20カラムクロ
マトグラフィーを行なう。主分画を集め、溶媒を留去し
た後、残留物を水酸化す) IJウム水溶液でpH7に
調節する。減圧下濃縮乾固し、残留物を少量のメタノー
ルに溶解し、酢酸エチルを加え、生じる沈殿を戸数し乾
燥して目的物(粉末)545■を得る。m、p、 17
2〜183℃(分解)、Rf:0.21 実施例3〜5 実施例2に準じて次表に示す化合物を得た。なおこれら
の化合物はすべて分解をともなって融解した。
G l cNAc −M D P 2pm Ste Nl2 実施例 y 、m、p、(℃) ’ Rf3 L−Me
t 189〜193 0.364 D−Net 193
〜197 0.365’ D−Phe 189〜193
0.38実施例6 GlcNAc−MDP 2pm Ste−4−NH2 〔目的物〕 実施例1(1)で得た化合物(V)−1の1.13グを
乾燥ジメチルホルムアミド10mf!に溶解し゛、HO
NB215fill及びDCC206myを加え、室温
で一夜撹拌する。析出物を戸別し、F液にL−スレオニ
ンベンジルエステル・トシルm 塩572 mg 及i
J N−メチルモルホリン0.2−を−加えて一夜撹拌
する。
反応液に酢酸エチルを加え生じた沈殿を戸数し、これを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホ
ルム−エタノール−水(15,:12:2)で溶出する
。主分画を集め、減圧濃縮し、残留物に酢酸エチルを加
え生じる沈殿物を戸数し目的物のベンジルエステル13
75 mgを得た。このうちの500■をエタノール−
水(7:3)混液S。
meに溶解し、5%バラジュウムーカーボン250 m
flの存在下、常温常圧で1時間接触還元する。触媒を
戸別した後、溶媒を留去し水酸化す) IJウム水溶液
でpH7に調節する。減圧下濃縮し、残留物を混合溶媒
に溶解し、セファデックスLH−20のカラム(2,5
X80cm)に付す。混合溶媒で溶出し主分画を集める
。溶媒を留去した後、残留物を少量のメタノール知溶か
し、酢酸エチルを加えて生じる沈殿を沢取し乾燥して目
的物418mg を得る。rn、p、162〜166°
C(分解)、Rf:0.25実施例7〜11 実施例6に準じて次表に示す化合物を得た。なおこれら
の化合物はすべて分解をともなって融解した。
A 2 p m S t e NH2 7D−Thr 188〜193 0.258 GI!7
 188〜192 0.229 L−Pro 188〜
192 0.3011 L−Phe 186〜189 
0.38実施例12 〔化合物(■)〕 GMP3−A 10 iFをジメチルホルムアミド50
 meに懸濁し、5−t−ブトキシカルボニル−4,6
−シメチルー2−メルカプトピリミジン3.57を加え
、室温で4日間撹拌する。反応液に酢酸エチルを加え、
生じる沈殿を沢取する。これを水100rneに溶解し
、ダウエックス50W×8(H+型)のカラムに通じ、
水で溶出し、目的物を含むフラクションを集め、減圧下
に濃縮乾固する。残渣を少量のジメチルホルムアミドに
溶解し、酢酸エチルを加え生じる沈殿を沢取し、9.7
!ilの化合物(■)を得る。
(CH3) 3C−0−Co −’−−’ NH2〔化
合物(■)−1〕 前項で得た化合物(■)の970 fn(lとL −I
Jジン146fngとを実施例1(2)記載の方法に準
じて反応処理して1.09の化合物(■)−1を得る。
(3)アミン保護基脱離工程 〔化合物(■)−1)−−−→ A2pmH−一−L−
NH2 〔目的物〕 ※トリフルオロ酢酸塩 前項で得た化合物(■)−1の1.02にアニソール1
mRリフルオロ酢酸10meを加え、0℃、2時間撹拌
する。減圧下にトリフルオロ酢酸を留去し、残渣を混合
溶媒に溶解し、セファデックスLH−20のカラム(2
,5x80cm)に付す。混合溶媒で溶出した主分画区
を集める。溶媒を留去した後、残留物を少量のメタノー
ルに溶かし、これに酢酸エチルを加え生じる沈殿を乾燥
し目的物(粉末)607tngを得る。m、p、145
〜149℃(分解)、Rf:0.01 実施例13 (化合物(■)−2) (目的物) 実施例12(+)で得た化合物(■)の970 rng
とL−シトルリン270mgとを実施例1(2)記載の
方法に準じて反応処理して5oofnf/の化合物(■
)−2を得る。これを実施例12i3+記載の方法に準
じて反応処理して目的物(粉末)488fngを得る。
m、p。
166〜172℃(分解)、Rf:0.18実施例14
〜16 。
実施例13に準じて次表に示す化合物を得る。
なおこれらの化合物はすべて分解をともなって融解した
G I cNAc −M D P 2pm H−一旦〜NH2 、実施例 Y m−p、(IC) Rt14 L−Me
t 156〜170 0.2815 D−Met 15
6〜168 0.2816 D−Phe 165〜17
2 0.35実施例17 実施例12(l)で得た化合物(■)の970■とL−
スレオニンベンジルエステルのトシル酸塩572fn9
とを実施例6記載の方法に準じて反応処理して化合物(
■)−3を得る。これを実施例12131記載の方法に
準じて反応処理して目的物(粉末)628mgを得る。
m、p、167〜174℃(分解)、Rf:0.20 実施例18〜23 実施例14に準じて次表に示す化合物を得る。
なおこれらの化合物はすべて分解をともなって融解した
2pm 18 D−Thr 169〜178 0.2019 G
zy 164〜175 0.1620 、L−Pro 
173〜181 0.1721 L−Glu −0Na
 156〜176 0.2222 D−Glu −0N
a 156〜170 0.2223 L−Phe 16
7〜174 0.35実施例24 A2pm −ンA2pm 実施例21で得た化合物996■とステアリン酸のN−
ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシ
イミドエステル270qとを実施例1(1)記載の方法
に準じて反応せしめ、反応物について実施例1(2)記
載と同様なシリカゲルカラムタウマドグラフィー及びセ
ファデックスLH−20カラムクロマトグラフィーを行
なう。主分画を集め、溶媒を留去した後、残留物を水酸
化ナトリウム水溶液でpH7に調節する。減圧下濃縮乾
固し、残留物を少量のメタノールに溶解し、酢酸エチル
を加え、生じる沈殿を戸数し乾燥して目的物(粉末)5
74■を得る。m、p、192〜bRf:0.14 〔化合物(V)−2〕 C目的物〕 実施例1(1)に準じてGMP3−Bとステアリン酸−
2を得る。次いで実施例1(2)に準じて化合物(ロ)
−2とL−リジンとを反応させて目的物を得る。
m、p、174〜198℃(分解)、Rf:0.29特
許出願人 大日本製薬株式会社 代理人 坪井有四部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 %式%) )(2 () (式中、Xは水素原子又は基RCO−を意味し、Yはア
    ラニルを除くアミノ酸残基を意味し、Zは水素原子又は
    アセチル基を意味し、(D)及び(L>は立体配置を意
    味する。Rはアルキル基又はアルケニル基を意味する。 ) で表されるグルコサミニルムラミルテトラペプチド誘導
    体及びその塩。
JP58152170A 1983-08-19 1983-08-19 グルコサミニルムラミルテトラペプチド誘導体 Pending JPS6045600A (ja)

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