JPS604498Y2 - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
- Publication number
- JPS604498Y2 JPS604498Y2 JP11367881U JP11367881U JPS604498Y2 JP S604498 Y2 JPS604498 Y2 JP S604498Y2 JP 11367881 U JP11367881 U JP 11367881U JP 11367881 U JP11367881 U JP 11367881U JP S604498 Y2 JPS604498 Y2 JP S604498Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent body
- central part
- compression ratio
- menstrual blood
- cotton layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は新規な生理用ナプキンに関する。
さらに詳しくは、経血吸収性を高めた生理用ナプキンに
関する。
関する。
従来より生理用ナプキンには経血をより速く吸収する吸
収性、内部で速く拡散させる拡散性、−たん吸収した経
血を確実に保持する保水性および表面に浸出させない非
浸出性などの性質が求められており、これらに対して吸
収体や防水材などの材質や構成などについてさまざまな
工夫がなされている。
収性、内部で速く拡散させる拡散性、−たん吸収した経
血を確実に保持する保水性および表面に浸出させない非
浸出性などの性質が求められており、これらに対して吸
収体や防水材などの材質や構成などについてさまざまな
工夫がなされている。
本考案者はそれらの要求のうちとくに経血が吸。
収される吸収体上面中央部の吸収性および経血の吸収体
周辺部への拡散性を改善し、経血の吸収体からの浸出を
防止しうる生理用ナプキンを提供すべく、鋭意検討を重
ねた結果、吸収体の中央部の圧縮比を低く、周辺部の圧
縮比を高く、かつ中央。
周辺部への拡散性を改善し、経血の吸収体からの浸出を
防止しうる生理用ナプキンを提供すべく、鋭意検討を重
ねた結果、吸収体の中央部の圧縮比を低く、周辺部の圧
縮比を高く、かつ中央。
部が周辺部よりも嵩高になるように吸収体を圧綿成形す
るとともに、少なくとも前記周辺部上面に綿薄層を設け
るときは前記目的を遠戚することができるという新たな
事実を見出した。
るとともに、少なくとも前記周辺部上面に綿薄層を設け
るときは前記目的を遠戚することができるという新たな
事実を見出した。
すなわち、本考案は中央部の圧縮比を低く、周辺部の圧
縮比を高く、かつ中央部が周辺部よりも嵩高になるよう
に圧綿成形した吸収体と、該吸収体の中央部を除く少な
くとも吸収体上面に設けられる綿薄層と、前記吸収体の
少なくとも下面に設けられる防水材と、吸収体、綿薄層
および防水材を一体に巻回する被覆材とからなる生理用
ナプキンを要旨とするものである。
縮比を高く、かつ中央部が周辺部よりも嵩高になるよう
に圧綿成形した吸収体と、該吸収体の中央部を除く少な
くとも吸収体上面に設けられる綿薄層と、前記吸収体の
少なくとも下面に設けられる防水材と、吸収体、綿薄層
および防水材を一体に巻回する被覆材とからなる生理用
ナプキンを要旨とするものである。
以下、図面を用いて本考案を説明する。
第１図は本考案の一実施例を示す生理用ナプキンの一部
切欠斜視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図
は第１図のＹ−Ｙ線断面図である。
切欠斜視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図
は第１図のＹ−Ｙ線断面図である。
図面において１は吸収体であり、該吸収体１の中央部２
は圧縮比を低く、周辺部３は圧縮比を高く、かつ中央部
２が周辺部３よりも嵩高になるように圧綿成形されてい
る。
は圧縮比を低く、周辺部３は圧縮比を高く、かつ中央部
２が周辺部３よりも嵩高になるように圧綿成形されてい
る。
４は前記吸収体１の中央部２を除く吸収体上面５に設け
られている綿薄層、６は吸収体下面７に設けられている
防水材、８は前記吸収体１、綿薄層４および防水材６を
一体に巻回する被覆材である。
られている綿薄層、６は吸収体下面７に設けられている
防水材、８は前記吸収体１、綿薄層４および防水材６を
一体に巻回する被覆材である。
吸収体１としては、従来より用いられている綿状パルプ
、綿状パルプに澱粉−アクリル酸グラフト共重合体など
の高吸水性高分子物質を散布したもの、またはこれらと
吸水紙を組み合わせたものなどが採用される。
、綿状パルプに澱粉−アクリル酸グラフト共重合体など
の高吸水性高分子物質を散布したもの、またはこれらと
吸水紙を組み合わせたものなどが採用される。
これらの綿状パルプなどから本考案の吸収体１をうるに
は、たとえば吸収体１の中央部２に対応する部分に凹部
を設けたロールと、平滑なロールとの間に前記綿状パル
プの積層体などを通して圧綿成形することによりうるこ
とができる。
は、たとえば吸収体１の中央部２に対応する部分に凹部
を設けたロールと、平滑なロールとの間に前記綿状パル
プの積層体などを通して圧綿成形することによりうるこ
とができる。
このとき、厚さ１５〜１ｏｒＩａ程度の綿状パルプを、
周辺部では圧縮比（圧縮前の厚さに対する圧縮後の厚さ
の比、以下同様） ０．０６〜０４程度の間で、中央部
では圧縮比０．０８〜０．曜度の間でそれぞれ選択し、
中央部に比べ周辺部の圧縮比を高くして圧縮するのが好
ましく、これにより吸収速度が大きく、拡散性の良好な
吸収体かえられる。
周辺部では圧縮比（圧縮前の厚さに対する圧縮後の厚さ
の比、以下同様） ０．０６〜０４程度の間で、中央部
では圧縮比０．０８〜０．曜度の間でそれぞれ選択し、
中央部に比べ周辺部の圧縮比を高くして圧縮するのが好
ましく、これにより吸収速度が大きく、拡散性の良好な
吸収体かえられる。
綿薄層４としては、レーヨンステーブル、ポリプロピレ
ンステーブルなどの熱可塑性短繊維やアセテート繊維な
どをそれぞれ単独で、またはそれらを混合した繊維ウェ
ブなどが採用される。
ンステーブルなどの熱可塑性短繊維やアセテート繊維な
どをそれぞれ単独で、またはそれらを混合した繊維ウェ
ブなどが採用される。
防水材６と被覆材８は従来のものと同様それぞれ防水紙
とポリエチレンフィルムからなるラミネートや不織布な
どが採用される。
とポリエチレンフィルムからなるラミネートや不織布な
どが採用される。
このように構成される生理用ナプキンは、吸収体１の中
央部２の圧縮の程度が弱いため、吸収体１の中央部２上
面から経血が早く吸収され、さらに吸収された経血は強
く圧縮された周辺部８に移行するが、この部分では綿状
パルプなどの繊維が上下方向に圧縮されているため、平
面方向に経血が拡散しやすくなっている。
央部２の圧縮の程度が弱いため、吸収体１の中央部２上
面から経血が早く吸収され、さらに吸収された経血は強
く圧縮された周辺部８に移行するが、この部分では綿状
パルプなどの繊維が上下方向に圧縮されているため、平
面方向に経血が拡散しやすくなっている。
本考案における綿薄層４は、通常生理用ナプキンにソフ
ト感を与える目的で使用されるが、このものは防水性に
乏しにために、このものを経血が吸収される部位である
中央部２から除くことにより、該中央部の有する高い経
血吸収性をより一層向上させることができ、しかも周辺
部に拡散した経血の浸出を防止することができる。
ト感を与える目的で使用されるが、このものは防水性に
乏しにために、このものを経血が吸収される部位である
中央部２から除くことにより、該中央部の有する高い経
血吸収性をより一層向上させることができ、しかも周辺
部に拡散した経血の浸出を防止することができる。
なお、綿薄層４は、中央部２上面を除く吸収体１の全面
に設けてもよいのはもちろんである。
に設けてもよいのはもちろんである。
さらに吸収体１の下面に設けられる防水材６により、吸
収された経血が吸収体下面７側に浸出するのを防ぐこと
ができる。
収された経血が吸収体下面７側に浸出するのを防ぐこと
ができる。
また吸収体１、綿薄層４および防水材６は被覆材８によ
りたがいの位置がずれないように一体に巻回されている
。
りたがいの位置がずれないように一体に巻回されている
。
成上のごとく本考案の生理用ナプキンは経血吸収部の吸
収性がとくにすぐれており、かつ−たん吸収された経血
が吸収体内部に平面的に拡散上やすく、さらに表面に浸
出しない性質を有するものであるため、その実用的価値
はきわめて大なるものがある。
収性がとくにすぐれており、かつ−たん吸収された経血
が吸収体内部に平面的に拡散上やすく、さらに表面に浸
出しない性質を有するものであるため、その実用的価値
はきわめて大なるものがある。
第１図は本考案の一実施例を示す生理用ナプキンの一部
切欠斜視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図
は第１図のＹ−Ｙ線断面図である。 図面の符号、１：吸収体、２：中央部、３：周辺部、４
：綿薄層、５：吸収体上面、６：防水材、７：吸収体下
面、８：被覆材。
切欠斜視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図
は第１図のＹ−Ｙ線断面図である。 図面の符号、１：吸収体、２：中央部、３：周辺部、４
：綿薄層、５：吸収体上面、６：防水材、７：吸収体下
面、８：被覆材。
Claims (1)
- 中央部の圧縮比を低く、周辺部の圧縮比を高く、かつ中
央部が周辺部よりも嵩高になるように圧綿成形した吸収
体と、該吸収体の中央部を除く少なくとも吸収体上面に
設けられる綿薄層と、前記吸収体の少なくとも下面に設
けられる防水材と、吸収体、綿薄層および防水材を一体
に巻回する被覆材とからなる生理用ナプキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11367881U JPS604498Y2 (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11367881U JPS604498Y2 (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 生理用ナプキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5818519U JPS5818519U (ja) | 1983-02-04 |
| JPS604498Y2 true JPS604498Y2 (ja) | 1985-02-08 |
Family
ID=29907974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11367881U Expired JPS604498Y2 (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 生理用ナプキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604498Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60179759U (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-29 | 太田興業株式会社 | 固定形取手の座板 |
-
1981
- 1981-07-29 JP JP11367881U patent/JPS604498Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5818519U (ja) | 1983-02-04 |
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