JPS6044617B2 - イオン濃度測定装置 - Google Patents

イオン濃度測定装置

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JPS6044617B2
JPS6044617B2 JP54160062A JP16006279A JPS6044617B2 JP S6044617 B2 JPS6044617 B2 JP S6044617B2 JP 54160062 A JP54160062 A JP 54160062A JP 16006279 A JP16006279 A JP 16006279A JP S6044617 B2 JPS6044617 B2 JP S6044617B2
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JP
Japan
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ion
electrode
selective
measuring device
electrodes
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正太郎 岡
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的にはイオン選択性電極を用いるイオン
濃度測定装置において基準電極を用いないイオン濃度測
定装置に関し特にFET(電界効果トランジスタ)化し
たイオン濃度測定装置により基準電極を用いないイオン
濃度測定法を実施する装置に関する。
イオン選択性電極を用いるイオン濃度測定法は試料溶
液中に濃度測定をしようとするイオンに感応するイオン
選択性電極と基準電極とを挿入し、両電極間の電極電位
差を測定するものである。
基準電極としては濃度測定をしようとするイオンに感応
しない電極であればよいが通常はカロメロ電極のような
ものが用いられている。カロメル電極その他現在基準電
極として一般に用いられているものは次のような欠点が
ある。これらの電極は適当な塩類例えばKClの一定濃
度溶液中にその塩の成分イオン例えばClイオンに感応
する電極を挿入したもので、上記液の電位を試料溶液と
同じにするため上記塩類溶液と試料溶液との間には液絡
部を設けてある。このため上記塩類溶液と試料溶液との
間には多少とも混合が起り測定誤差を来す。もう一つの
欠点はこれらの基準電極は形が大きいと云うことである
。 他方イオン選択性電極としてはガラス電極が用いら
れる。
これは上述した基準電極と異なり液絡部を有しない。従
つて若しこのような電極を基準電極として用いることが
できれば上述した基準電極の第1の欠点については問題
が解決する。このための一つの方法は測定対象のイオン
には感応せず試料溶液中で濃度一定とみられる他のイオ
ンにのみ感応するようなイオン選択性電極を比較電極と
するものである。しかしこの方法は試料溶液中に濃度一
定とみなせるイオンが存在しない或は存在してもそのイ
オンに感応するイオン選択性電極が得られないと云つた
場合には適用できないので一般性がない。 本発明は第
1に同種のイオン選択性電極を試料液に挿入し相互間の
電位差から目的のイオンの濃度を求め得るようにしたイ
オン濃度測定装置を提供しようとするものである。
更に近時FETのゲートそのものをガラス電極にした
ようなイオン感応性FETが作られるようになり、この
物はきわめて小型に作ることが可能であるので生物学、
医学方面の応用が多々考えられるのであるが、基準電極
が前述したカロメル電極のようなものであると、折角の
イオン感応性FETの小型であると云う特徴が充分に活
用されないことになる。
従つて本発明の第2の目的は同種のイオン感応性FET
を対にして用い基準電極なしにイオン濃度の測定ができ
るようにしたイオン濃度測定装置を提供する点にある。
次に本発明の原理を説明する。
第1図で1,2は同種のイオン選択性電極で共に試料溶
液3中に挿入されており、電極1,2の電極電位差が増
幅器4の2個の入力端子間に印加される。イオン選択性
電極の電極電位Eは理論的にはで与えられる。
EOは定数、Ajはイオン活量である。実際にはイオン
選択性電極の電位は上記理論式通りにはなり難く一般に
は理論値より低い値でE=EO′+KlOgai・・・
・(2)で与えられ、EJ,.Kは同種のイオン選択性
電極でも等しくはない。
そこで電極1,2としてことさらにKの値が互に大きく
異なつている同種のイオン選択性電極を選び、その電極
電位をEl,E2とし(2)式のEJをElO,E2O
とし、Kの値をKl,K2とするとE1=ElO+K1
・10?1 E2=Eλ+K2◆10?1 増?器晶出〃は上?の差であるから (3)?は 一 ゛
−゛となり(1)式と同形てEdの変化ΔEdはIO?
iの変化に比例したものとなる。
所で、Kl,K2は必ずしも異なつている必要はない。
Kl,K2が等しくても夫々の電極電位に対する増幅器
4の増幅、倍率を異ならせておけばよい。そのためには
第2図のような回路結線にしてバッファ増幅器Bの倍率
を適当に調節できるようにしておけばよい。以上が本発
明の原理である。更に本発明では装置を小型化するため
イオン感応性電極としてイオ・ン選択性電界効果トラン
ジスタISFETを用いた。以下本発明の実施例を説明
する。まずイオン選択性電界トランジスタISFETに
ついて略述する。
FETはソース、ドレイン間のチャンネル部に絶縁被膜
を介してゲート電極を形成したもので、ゲートに電圧を
与えるとチャンネル部の導電性が変化して出力電流が得
られるものである。ゲート電極の代りに絶縁被膜をイオ
ン選択性感応膜にしておき試料液中に入れるとイオン選
択性膜に電極電位が発生してゲートに電圧を印加したの
と同じになり、出力電流が得られる。これがISFET
である。ISFET?1FETの性質としてゲート電流
が流れないと云う利点があり、出力はフ電流として得ら
れるから通常のイオン選択性電極を用いるときのような
バッファ増幅器を介さないて直ちに出力信号を取出すこ
とができる。またきわめて小型に作ることが可能であり
、一つのチップに複数のISFETを形成することも容
易であ:る。第3図は一つのチップに同じイオン選択性
を有する二つのISFETを形成したものである。
Tl,T2が夫々ISFETである。Dは二つのISF
ETの共通ドレイン、Sl,S2は夫々の11SFET
のソース、Gl,G2はゲートである。ゲートGl,G
2が直接試料溶液に接触せしめられる。Rl,R2はソ
ースホロワ抵抗で各ISFETの出力電流を電圧信号に
変換している。
R1の上端は差動増幅器4の一方の入力端子に接続され
、R2は摺動抵抗でその摺動子5が増幅器4の他方の入
力端子に接続される。摺動子5を動かして二つのISF
ETの総合的感度に適当な差を与えることにより増幅器
4の出力に目的イオンの活量の対数に比例した信号を得
る。第4図は上記1SFETのゲート部分の断面を示す
。Dはドレイン、SはソースでGがゲート部分である。
全体はp型シリコンチップP上にソース、ドレイン部分
に燐を拡散させてn型とし、表面全体を酸化して酸化シ
リコンの絶縁層■を形成し、ゲート部分は絶縁層1を薄
くしてその上にアルミノシリケート (SiO2+Al
2O3)層Aを形成してある。この物は水素イオン及び
ナトリウム、カリウムのイオンに感応する。従つてNa
,Kのイオンを含まない試料溶液のPH測定に用いるこ
とができ、またPHが一定の溶液の場合はNa或はKの
イオン濃度測定に用いることができる。上記実施例では
一種類のイオンの濃度を測定するため、同種のISFE
Tを2個同一チップ上に構成するものを示したが、測定
イオン種が異なる毎にそのイオンに選択的に感応する同
種のISFETを2個組合せ、このようなISFETの
対を複数個同一チップ上に構成し、各対毎に第3図に示
すような回路を接続して同時に複数イオン種の濃度測定
を行い得るようにすることもできる。
本発明イオン濃度測定装置は上述したような構成で、同
種のイオン選択性電極のみを用いカロメル電極のような
基準電極を要しないから基準電極液と試料溶液の混合と
云うような問題がなく、半導体化によつてイオン感応部
をきわめて小型に作ることが可能てあり、二つの電極を
同種電極としたから、半導体の同一チップ上にISFE
Tを二つ構成することが容易となり、半導体化による小
型化に効果が一層高められるのてあり、基準電極を要し
ないので、試料液に挿入すべき部分がきわめて小型化で
きるのである。
【図面の簡単な説明】 第1図、第2図は本発明の原理を示す回路図、第3図は
本発明の一実施例装置の回路図、第4図は上記における
ISFETのゲート部の断面拡大図である。 1,2・・・・・・イオン選択性電極、3・・・・・・
試料溶液、4・・・・・・増幅器、Tl,T2・・・・
・・ISFETlD・・・・ドレイン、S,Sl,S2
・・・・・・ソース、G,Gl,G2・・・・・・ゲー
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 イオン選択性電極として同一半導体チップ上に形成
    された同種の一対のイオン感応性FETのゲートを用い
    、上記イオン選択性電極部分を試料液に接触させ、上記
    各イオン選択性電極の電位を上記各FETの出力として
    異る増幅度で取出し、その出力差によつて上記両イオン
    選択性電極間の電位差を検出するようにしたことを特徴
    とするイオン濃度測定装置。
JP54160062A 1979-12-10 1979-12-10 イオン濃度測定装置 Expired JPS6044617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54160062A JPS6044617B2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 イオン濃度測定装置

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JP54160062A JPS6044617B2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 イオン濃度測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS5682440A JPS5682440A (en) 1981-07-06
JPS6044617B2 true JPS6044617B2 (ja) 1985-10-04

Family

ID=15707071

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JP54160062A Expired JPS6044617B2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 イオン濃度測定装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4716448A (en) * 1985-09-03 1987-12-29 Kelly Kevin A CHEMFET operation without a reference electrode
DE102011076977A1 (de) * 2011-06-06 2012-12-06 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Ermitteln eines Messwerts eines chemosensitiven Feldeffekttransistors

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JPS5682440A (en) 1981-07-06

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