JPS6044030A

JPS6044030A - 横型反応機

Info

Publication number: JPS6044030A
Application number: JP58151534A
Authority: JP
Inventors: Keishin Furukawa; 古川　敬信; Masahiko Ishibe; 石部　雅彦; Nobuo Matsushita; 松下　伸生; Atsumitsu Kanzaki; 神崎　淳光
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1983-08-22
Filing date: 1983-08-22
Publication date: 1985-03-08
Also published as: JPS6254532B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔１発明の利用分野〕本発明は、一般に反応の進行中に粘性な物質で揮発性物
質を逸散せしめるもの、たとえばポリエステルなどのポ
リマー重縮台用の横型反応機に関するものである。

〔発明の背景〕

一般に、連続重縮合反応装置に用いられる反応機は、反
応液の物理的性質から表面更新を十分に行ない、また、
粘性物質を十分に攪拌させる必要から、たとえば特許第
１０２４７４５号のような横型で２本の回転軸に複数の
攪拌翼を設けた構造となっており、攪拌翼は軸の回転す
る際に相互に触れることなく噛み合うように動く形式の
ものが主として用いられている。この横型反応機におい
では、さらに（１）減圧下で用いられるため回転軸の軸
封装置を設けること、（２）長期間（一般に数か月以上
）の連続運転に耐えること、（３）高温（一般に２００
℃以上）に耐えること、（４１２本の回転軸を昭同−周期で回転できること、などが要求される。

従来よりこれら（１）〜（４）のような条件を満足する
イために、例えば＄１，２図に示メような構造を持った反
応機が用いられていた。第１図において、熱媒ジャケッ
ト２により加熱された本体１に反応液は液供給ノズル５
より送入され、２本の回転軸３に固着された複数個の攪
拌翼４により攪拌され、反応を行ないながら出口ノズル
６より糸外に取り出される。２本の回転軸３は、駆動装
置１０により駆動され等連戦９に組み込まれている伝動
歯車１２により２本の回転軸に駆動力を伝達するととも
に、同一周期で回転される。

回転軸３は、反応が減圧下において行なわれるため軸封
する必要があり、軸封装置７が設けられており、従来は
高真空下でのシールに信頼性が高いメカニカルシールが
用いられている。この軸封装置は一般に高温での信頼性
が低いために、冷却装置（図示せず）で冷却され常温で
使用されている。

また、回転軸３には適当な軸受装置８を設ける必要があ
る。この軸受装置８は、反応機が長期間運転されるため
潤滑油の注入が必要になる。このため、一般に軸受装置
８は軸封部ぽ７の外側に設けられる。さらに、前述のよ
うに２本の回転軸３は同一周期で回転させる必要がある
。この方法としては、第１図に示すような歯車による機
械的方法、あるいは２本の回転軸におのおの独立したモ
ータを直結させ電気的に同期をとる方法などが考えられ
る。しかし、電気的に同期をとる場合、集積誤差により
第２図に示すような攪拌翼の位相関係が変化し、攪拌翼
の接触という重大な事故が発生したり、攪拌性能が狂っ
て（るという問題が発生する可能性がある。また、何ら
かの故障により一方のモータが作動しなかったり起動が
遅れたりして、前述のような事故になる可能性がある。

以上のような理由により、従来は信頼性の高い歯車によ
り同期をとる方法がとられていた。

以上を要約すると、従来横型反応機においては（１）〜
（４）の条件を満足するために、等連戦、冷却装置付キ
の４か所のメカニカルシール、４か所の軸受装置が設け
られており、このように多くの部品により構成されてい
るため、反応機の製品コストが高い、軸封部の信頼性が
低くなる１反応機の据付けに広いスペースが必要である
等の問題が生じていた。特に装置の生産量が小さい場合
、本体１の必要容積に比べて軸封装置や等連戦の占める
面積が相対的に大きくなるとともにコストも相対的に上
がり、経済的でなかった・、　３　。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前記のような経済性、スペース、信頼
性の問題を解決し、優れた反応機を提供することにある
。

〔発明の概要〕

本発明は、伝動歯車を反応機内に組み込み、その軸受装
置も反応機に組み込むとともに、必要に応じてこれらの
潤滑に反応液を用いることにより軸封装置を少なζし、
反応機を小型化して経済的にしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を第３図、第４図および第５図により説明
する。

第３図は本発明の反応機の一実施例の横断面図。

第４図は第３図のＢ部の詳細を示す縦断面図である。第
３図において、右側（駆動装置１０が設けられている側
）の軸封装置１７および軸受装置８は従来の構造と同様
で、おのおの冷却および外部より潤滑油の注入がなされ
る。

これに対し、左側部は第４図に示すように外部・　４　
・とは完全に速断され、軸封装置は設けられていない。さ
らに詳しく説明すると、回転軸３には伝動歯車戎と軸受
装置１３が取付けられている。これらには、液供給ノズ
ル５より送入されてきた反応液が導かれ、潤滑作用をな
すと共に伝動歯車ｎにより送り出され、出口穴１５より
本体１内に送り込まれる。

このように反応液が潤滑作用をなすので、外部より潤滑
油の注入は必要でな（、シたがって、これらは密閉され
た容器内に設けることが可能である。なお、反応液が冷
却され固化されるのを防く゛ため、熱媒入口、出口ノズ
ル１４．１４’に連結する熱媒ジャケットにより加熱さ
れる構造となっている。

第４図においては液供給ノズル５は上部に設けたが、こ
れは重力による液の落下と異常滞留部を防々゛ためであ
る。しかしながら、反応液の供給が不連続で液切れの可
能性がある時は下部より送入し、上部から取り出す方法
が用いられる。また、第４図では伝動歯車１２と軸受装
置１３に別々に反応液が送られているが、反応液の供給
圧力が低４均一に送られない場合は、直列的に流すよう
に穴を設けることが望ましい。

次に、第５図１こより他の実施例を説明する。第５図は
第３図のＢ部に相当する他の実施例の横断面図であり、
伝動歯車１２および軸受装［１３を本体１の側板より内
側に入れ、本体ｌ内に滞留している反応液により潤滑す
る方法をとっているもので、液供給ノズル５は任意の位
置に設けられている。

このように構成した場合、第３図における右側の駆動装
置のない方の軸封装置も不要（第５図の軸受装置と同じ
構造が採用できる。）となり、さらに経済的になる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来の反応機に比べ軸封装置が半減で
き、等連戦がなくなるので装置がコンパクトにできて経
済的で信頼性の高い反応機を提供することができる。特
に小容量を生産する反応機に用いることにより、従来で
は経済ベースにのらないものでも実用に供する二とがで
きるので、極めて経済的である。

【図面の簡単な説明】

ｙｇ１図は従来の横型反応機の横断面図、第２図は第１
図のＡ−Ａ断面図、第３図は本発明による横型反応機の
一実施例の横断面図、第４図は＄３図のＢ部の詳細を示
す縦断面図、第５図は本発明の他の実施例を示す第３図
のＢ部に相当する横断面図である。ｌ・・・・・・本体、２・・・・・・熱媒ジャケット、
３・・・・・・回転軸、４・・・・・・攪拌翼、５・・
・・・・液供給ノズル、６・・・出口ノズル、７・・・
・・・軸封装置、８・・・・・・軸受装置、９・・・・
・・等連戦、１０・・・・・・駆動装置、１１・・・・
・・回転方向を示す矢印、１２・・・・・・伝動歯車、
１３・・・・・・軸受装置、１４・・・・・・熱媒入口
ノズル、１４′・・・・・・熱媒出口ノズル、１５・・
・・・・出口穴・　７　・才１図才２図、８　。才３図

Claims

【特許請求の範囲】１、　内部に２本の平行な回転軸を設け、かつ回転軸に
複数個の攪拌翼を固着した粘性物質処理用の横型反応機
において、前記回転軸を同一周期で回転させる作用をも
つ伝動歯車とその軸受装置を減圧保持される反応機内に
設けたことを特徴とする横型反応ｔＩ１．．３２、特許請求の範囲第１項において、反応機内に送入さ
れる反応液を伝動歯車部およびまたは軸受装置部を通過
させて歯車の潤滑を行なわしめるようにした横型反応機
。