JPS6043887B2 - 取鍋内溶鋼の精錬法 - Google Patents
取鍋内溶鋼の精錬法Info
- Publication number
- JPS6043887B2 JPS6043887B2 JP16074080A JP16074080A JPS6043887B2 JP S6043887 B2 JPS6043887 B2 JP S6043887B2 JP 16074080 A JP16074080 A JP 16074080A JP 16074080 A JP16074080 A JP 16074080A JP S6043887 B2 JPS6043887 B2 JP S6043887B2
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- JP
- Japan
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- molten steel
- ladle
- refining
- electrode
- heating
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C7/00—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
- C21C7/0075—Treating in a ladle furnace, e.g. up-/reheating of molten steel within the ladle
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、二次精錬としての取鍋精錬法に係り、特に
取鍋内溶鋼の加熱精錬時における熱効率を高め、かつ取
鍋内張りレンガ及び電極の消耗度を少なくする加熱精錬
法に関する。
取鍋内溶鋼の加熱精錬時における熱効率を高め、かつ取
鍋内張りレンガ及び電極の消耗度を少なくする加熱精錬
法に関する。
取鍋精錬はあらかじめ電気炉や転炉等で溶解又は精錬
された溶鋼を取鍋にうけ、経済的により高い品質を付与
するために行う冶金操作である。
された溶鋼を取鍋にうけ、経済的により高い品質を付与
するために行う冶金操作である。
この目的を達成するために取鍋精錬装置は、溶鋼の加熱
並びに攪拌、合金添加、真空処理及び除滓等 の手段を
有している。これら手段の内、特に加熱手段は取鍋精錬
の性能にかかわる非常に大切なものである。現状の加熱
方法は溶鋼表面を黒鉛電極式アークにて加熱するのが一
般的である。この方法では溶鋼表面のみが加熱されるた
め、溶鋼自身の熱対流による攪拌効果は殆ど期特出来な
い。そのため取鍋底にポーラスプラグを埋設し、ポーラ
スプラグから導入する不活性ガスにより、溶鋼を攪拌す
ることが不可欠となるが、このポーラスプ”ラグが不調
であると取鍋内の溶鋼温度は不均一であるばかりでなく
、取鍋内張りレンガも部分的に過熱し損傷することにな
る。又、従来の方法は溶鋼表面と電極間のアーク加熱で
あるため、溶鋼の温度を上昇するための熱効率が低く、
かも雰囲気ガスによる電極の損耗度も大でかつ、アーク
による取鍋内張りレンガの損傷も大きい等の欠点がある
。 本発明の目的は取鍋内溶鋼の加熱精錬に伴う上記諸
問題を克服するためになされたものであつて、特に熱効
率の高い溶鋼の加熱方法を提供するにある。
並びに攪拌、合金添加、真空処理及び除滓等 の手段を
有している。これら手段の内、特に加熱手段は取鍋精錬
の性能にかかわる非常に大切なものである。現状の加熱
方法は溶鋼表面を黒鉛電極式アークにて加熱するのが一
般的である。この方法では溶鋼表面のみが加熱されるた
め、溶鋼自身の熱対流による攪拌効果は殆ど期特出来な
い。そのため取鍋底にポーラスプラグを埋設し、ポーラ
スプラグから導入する不活性ガスにより、溶鋼を攪拌す
ることが不可欠となるが、このポーラスプ”ラグが不調
であると取鍋内の溶鋼温度は不均一であるばかりでなく
、取鍋内張りレンガも部分的に過熱し損傷することにな
る。又、従来の方法は溶鋼表面と電極間のアーク加熱で
あるため、溶鋼の温度を上昇するための熱効率が低く、
かも雰囲気ガスによる電極の損耗度も大でかつ、アーク
による取鍋内張りレンガの損傷も大きい等の欠点がある
。 本発明の目的は取鍋内溶鋼の加熱精錬に伴う上記諸
問題を克服するためになされたものであつて、特に熱効
率の高い溶鋼の加熱方法を提供するにある。
本発明の要点は取鍋内溶鋼の精錬法において、溶鋼中
でアーク加熱するようにしたことにある。
でアーク加熱するようにしたことにある。
本発明によれば加熱を溶鋼中で行うため、溶鋼内部が加
熱される。その結果、熱効率が高くなる。その上、溶鋼
自身の熱対流による溶鋼温度の均一化の効果がある。又
、加熱時のアークによる炉内耐火物の損傷がなくなる。
さらに電極を不活性ガスで覆うことにより、炉内の雰囲
気ガスや溶鋼熱等による消耗も少なくできる。アーク加
熱に用いる電極は、消耗してもガスとなつて排気できる
黒鉛製のものがよい。
熱される。その結果、熱効率が高くなる。その上、溶鋼
自身の熱対流による溶鋼温度の均一化の効果がある。又
、加熱時のアークによる炉内耐火物の損傷がなくなる。
さらに電極を不活性ガスで覆うことにより、炉内の雰囲
気ガスや溶鋼熱等による消耗も少なくできる。アーク加
熱に用いる電極は、消耗してもガスとなつて排気できる
黒鉛製のものがよい。
電極の周囲に不活性ガスを流すに当つては添付図に示す
ように電極の周囲にカバーを設けるとよい。
ように電極の周囲にカバーを設けるとよい。
不活性ガスで電極先端近傍の溶鋼を加圧することにより
、電極と溶鋼との間に間隙が生じアークの発生が容易と
なる。前記カバーの先端は、アーク長の分だけ電極より
突出させるのがよい。これにより、所定のアーク長が容
易に得られる。以下、本発明を図面に基づいて説明する
。本発明の精錬法は、図に示すように取鍋1内の溶鋼2
中に黒鉛電極3を浸漬して、電極先端と溶鋼との間でア
ーク15を発生させるものである。
、電極と溶鋼との間に間隙が生じアークの発生が容易と
なる。前記カバーの先端は、アーク長の分だけ電極より
突出させるのがよい。これにより、所定のアーク長が容
易に得られる。以下、本発明を図面に基づいて説明する
。本発明の精錬法は、図に示すように取鍋1内の溶鋼2
中に黒鉛電極3を浸漬して、電極先端と溶鋼との間でア
ーク15を発生させるものである。
図では黒鉛電極3を水冷クランプ牡支腕5及び支柱12
て支持する構造を採用している。電極3の周囲には浸漬
管11を設け、浸漬管11の内部に不活性ガスを流すよ
うにしている。不活性ガスは不活性ガス導入管9より入
る。不活性ガスの圧力は、圧力調整器10で調整し、浸
漬管11内へ溶鋼2が入り込まないようにする。図中の
その他の符号は、それぞれ6が蓋、7がホッパー、8が
真空処理用配管、13がポーラスプラグ及び14が不活
性ガス導入管を示している。取鍋内の溶鋼を溶鋼中でア
ーク加熱して精錬することにより、次の効果が得られる
。
て支持する構造を採用している。電極3の周囲には浸漬
管11を設け、浸漬管11の内部に不活性ガスを流すよ
うにしている。不活性ガスは不活性ガス導入管9より入
る。不活性ガスの圧力は、圧力調整器10で調整し、浸
漬管11内へ溶鋼2が入り込まないようにする。図中の
その他の符号は、それぞれ6が蓋、7がホッパー、8が
真空処理用配管、13がポーラスプラグ及び14が不活
性ガス導入管を示している。取鍋内の溶鋼を溶鋼中でア
ーク加熱して精錬することにより、次の効果が得られる
。
(1)アークによる溶鋼の加熱効率が非常に高くなる。
(2)アークによる取鍋内張りレンガの損傷がなくなる
。(3)電極の消耗度が少なくなる。
。(3)電極の消耗度が少なくなる。
(4)電力使用量が少なくなる。
次に本発明を一実施例に基づいて具体的に説明する。
材?30Cの一般炭素鋼30トンを電気炉で粗精錬(溶
解及び若干の酸化精錬のみ)後、約1550℃の温度で
取鍋に出鋼した。取鍋に出鋼後は図の装置を用いて加熱
精錬を行い、最終精錬及び、成分調整を行い1600℃
の温度にした後、鋳造した。なお、この際の合金添加、
除滓及び、真空処理の工程は従来法と同じであ。調査は
、取鍋に受鋼後から鋳造前までのいわいる取鍋精錬中に
ついて従来の方法と比較調査した。その結果表に示した
ような効果が得られた。なお表の数値は従来法を100
とし、それに対する比率で表してある。つまり加熱効率
についてみると従来法を100%とした場合、本発明に
よれば200〜210%になることを示している。以上
、実施例で示した如く、本発明法の採用は従来の方法に
比べ、熱効率、精錬時間等の面で非常にすぐれている。
解及び若干の酸化精錬のみ)後、約1550℃の温度で
取鍋に出鋼した。取鍋に出鋼後は図の装置を用いて加熱
精錬を行い、最終精錬及び、成分調整を行い1600℃
の温度にした後、鋳造した。なお、この際の合金添加、
除滓及び、真空処理の工程は従来法と同じであ。調査は
、取鍋に受鋼後から鋳造前までのいわいる取鍋精錬中に
ついて従来の方法と比較調査した。その結果表に示した
ような効果が得られた。なお表の数値は従来法を100
とし、それに対する比率で表してある。つまり加熱効率
についてみると従来法を100%とした場合、本発明に
よれば200〜210%になることを示している。以上
、実施例で示した如く、本発明法の採用は従来の方法に
比べ、熱効率、精錬時間等の面で非常にすぐれている。
図は本発明の取鍋内溶鋼の精錬法を説明する概略断面図
である。 1・・・・・・取鍋、2・・・・・・溶鋼、3・・・・
・・黒鉛電極、9・・・不活性ガス導入管、11・・・
・・・浸漬管、15・・アーク。
である。 1・・・・・・取鍋、2・・・・・・溶鋼、3・・・・
・・黒鉛電極、9・・・不活性ガス導入管、11・・・
・・・浸漬管、15・・アーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 取鍋内の溶鋼中に電極を浸漬し、前記溶鋼中でアー
ク加熱することを特徴とする取鍋内溶鋼の精錬法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記電極が黒鉛電
極からなることを特徴とする取鍋内溶鋼の精錬法。 3 特許請求の範囲第1項において、前記電極の周囲に
カバーを設けて、その空間に不活性ガスを導入し、前記
ガスによつて前記溶鋼を加圧することを特徴とする取鍋
内溶鋼の精錬法。 4 特許請求の範囲第3項において、前カバーの先端が
前記電極の先端よりもアーク長だけ突出していることを
特徴とする取鍋内溶鋼の精錬法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16074080A JPS6043887B2 (ja) | 1980-11-17 | 1980-11-17 | 取鍋内溶鋼の精錬法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16074080A JPS6043887B2 (ja) | 1980-11-17 | 1980-11-17 | 取鍋内溶鋼の精錬法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5785921A JPS5785921A (en) | 1982-05-28 |
JPS6043887B2 true JPS6043887B2 (ja) | 1985-10-01 |
Family
ID=15721423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16074080A Expired JPS6043887B2 (ja) | 1980-11-17 | 1980-11-17 | 取鍋内溶鋼の精錬法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043887B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0755342A (ja) * | 1991-09-17 | 1995-03-03 | Nippon Steel Corp | アーク炉設備 |
CN114433806B (zh) * | 2022-04-08 | 2022-06-10 | 北京奥邦新材料有限公司 | 一种防止中间包钢水增碳的方法和系统 |
-
1980
- 1980-11-17 JP JP16074080A patent/JPS6043887B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5785921A (en) | 1982-05-28 |
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