JPS604313B2 - 非木材繊維原料のパルプ化方法 - Google Patents

非木材繊維原料のパルプ化方法

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JPS604313B2
JPS604313B2 JP19543681A JP19543681A JPS604313B2 JP S604313 B2 JPS604313 B2 JP S604313B2 JP 19543681 A JP19543681 A JP 19543681A JP 19543681 A JP19543681 A JP 19543681A JP S604313 B2 JPS604313 B2 JP S604313B2
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JP
Japan
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raw material
raw materials
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wood fiber
pulping
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JP19543681A
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良道 沖
隆士 佐藤
尚仁 萩原
睦男 吉永
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、パガス等の非木材繊維原料をパルプ化する
方法に関する。
従来の技術 従釆のパルプ化方法としては、原料をリフアイナ等で機
械的に処理する前に、原料に離解用薬液を添加して前処
理を行なうことが知られている。
発明の解決しようとする問題点上述のパルプ化方法によ
れば、原料が木材チップ等である場合には問題点がない
が、原料がパガス等の非木材繊維原料である場合には、
つぎのような問題点がある。
第1に、非木材繊維原料は木材チップ等に比べて保水性
が高いために、通常の液比では原料に薬液を均一に浸透
させることができない。その液比は通常リアィニング工
程で最適なりファイニング効果が得られるように設定さ
れる。また、薬液の均一な浸透を図るために通常の液比
よりも高くすることが考えられるが、高い液比で前処理
された原料がリフアィニングされると、結束繊維が多く
なり、かつパルプ強度が低下する。第2に、非木材繊維
原料は木材チップ等に比べて比重が小さく嵩高であるた
めに、リフアィナの原料供聯合口を大きくしなければな
らず、これにともなってリフアィナ全体が非常に大きな
ものとなる。この発明の目的は、上記問題点を解消した
パガス等の非木材繊維原料のパルプ化方法を提供するこ
とにある。
問題点を解消するための手段 この発明による非木材繊維原料のパルプ化方法は、原料
に隣解用薬液を添加して前処理を行なう前処理工程と、
前処理工程を経た原料を機械的に処理してパルプ化する
リフアイニング工程とからなるパルプ化方法において、
原料としてパガス等の非木材繊維原料を用い、前処理工
程において原料をリフアィニングに通した液比よりも高
い液比で処理をし、これをリフアィニングに適した液比
となるように圧縮脱液してリフアイニング工程に送るこ
とを特徴とするものである。
この明細書において、液比とは原料に対する離解用薬液
の割合をいう。
実施例 第1図は、この発明を実施するための装置の構成の一例
を示すもおである。
パガス等の非木材繊維原料は、まず原料供給フイーダ1
に投入され、順次前処理装置2、スクリュプレス3、リ
フアィナ4へと送られてパルプ化される。原料供給フイ
ーダーは、原料を前処理装置2へ供給するためのもので
あって、前処理装置2において原料が大気圧下で処理さ
れる場合には必要としない。原料供給フィーダーとして
は、スクリュフイーダまたはロータリフイーダが用いら
れる。前処理装置2へ送られてきた原料は、ここで薬液
が添加され、かつ蒸気が吹き込まれて高温度下で処理が
行なわれる。
薬液としては、パルプの強度向上やりファイニング時等
の動力低減を目的とする場合には、アルカリ性薬品(N
aOH,Nム03)が、パルプの白色度向上を目的とす
る場合には、漂白材(日202、ハイドロサルフアイト
等)が使用される。液比は、通常原料が木材チップの場
合には、2.5:1〜4:1であるのに対して、パガス
の場合には、5:1〜7:1と高くする必要がある。ま
た、前処理を高圧、高温度下で長持間行なうと、パルプ
の白色度が低下するので、印刷紙原料のように白色度を
要求されるパルプとする場合には、大気圧下で処理され
ることが望ましい。前処理後の原料はスクリュプレス3
へ送られ、ここで最適なりファイニング効果が得られる
濃度に圧縮される。
その濃度は20〜35%(液比4:1〜2:1に相当)
である。原料が圧縮されることによって抽出された液は
、プレス3外へ排出される。また原料が圧縮されること
によって、繊維的結合が弱められるので、リフアィニン
グ時の解繊パルプ化に必要なエネルギーが低減される。
スクリュプレス3とりフアイナ4との間は、煩斜型スク
リュフイーダ5で結ばれている。このフィ−ダ5によっ
て、原料が圧縮されたままの状態でリフアィナ4に供給
される。リフアィナ4は、その出口に設けられたブロー
バルブ6によって内部が高圧に保持される。原料のリフ
アイニングが行なわれると、消費動力の大部分が熱に変
換されて蒸気が発生する。ここえ発生する蒸気は、リフ
アィナ4の内部が高圧に保持されていると、他の工程で
有用に利用し得る高圧のものが得られ、たとえば抄紙機
のドライヤーの熱源等に利用される。リフアィナ4から
ブローバルブ6を介して排出された原料は、ブロー管7
によってサイクロン8へ送られてパルプと蒸気とに分離
される。また、リフアィナ4でのIJファイニングが充
分でなく、さらにリフアィニングを必要とする場合には
、サイクロン8から2次リフアイナ9へ送られる。2次
リフアィナ9でのIJファイニングは通常常大気圧下で
行なわれる。
ここでの処理が加圧下で行なわれる場合には、ロータリ
バルブ10‘こよってサイクロン8から原料が取り出さ
れる。第2図および第3図は、第1図で示したパルプ化
装置のスクリュプレス3とりフアイナ4を一体化したも
のに相当を示す。この装置は、送りスクリュ30を有す
るフイーダ・ケーシング20と、対向状に配置された回
転ディスク12および固定ディスク13を有するリフア
ィナ・ケーシング11とからなる。
送りスクリュ30‘ま、スクリュ軸31と、これにらせ
ん状に取付けられたスクリュ羽根32とからなる。スク
リュ羽根32の外形とピッチは、スクリュ軸31にそっ
て左から右にいくにしたがって漸次小さく形成されてい
る。フイーダ・ケーシング20は、送りスクリュ30を
取囲む円筒月同21と、円筒胴21の左端関口に運通し
かつ端整22を介して上向きに閉口した原料入口23と
、円筒胴21の右端闇口をそのまま右向きの関口とする
原料出口24とを有している。円筒腕21の内径は、ス
クリュ羽根32に対応して原料入口23から原料出口2
4にかけて漸次小さくなるように形成されている。第3
図に示すように、円筒8両21にはこれを貴遠して多数
の液抽出孔26が形成されるとともに、その内周面に鞠
方向にのびた複数の原料回転防止用溝25が形成されて
いる。また、円筒胴21の周囲は液排出口28を有する
液受けカバー27によって覆われている。リフアイナ・
ケーシング11は、垂直断面縦長の楕円形状のもので、
垂直な対向両側壁1 1a,1 1bと、これらの外周
に一体に設けられた断面半円形の外周壁11cとからな
る。リフアイナ・ケーシング11の外部より内部にその
右側壁11aの中央部を貫通して回転軸15がのびてき
ており、その先端に回転ディスク12が固定されている
。回転ディスク12の中央には複数の三角突片からなる
案内羽根16が設けられるとともに、その周囲に円環状
の磨砕板14が取付けられている。一方、左側壁11b
の中央部にはこれを貫通してフィーダ・ケーシング20
の原料出口24端がはめこまれることにより、原料出口
24がリフアイナ・ケーシング11の内部と運通してい
る。固定ディスク13は、その中央部に原料出口24と
同径の貫通孔13aを有し、この貫通孔13aを原料出
口24に合致させるように、左側壁11bに固定されて
いる。また回転ディスク12と同様に、固定ディスク1
3の貫通孔13aの周綾部にも磨砕板14が取付けられ
ている。外周壁11cには、パルプ排出口11dが不向
きに設けられている。原料入口23から送り込まれた前
処理後の原料は、回転するスクリュ羽根32によって押
し出され、フィーダ・ケーシング20の内部を入口23
から出口24へと送られる。
このときに、原料回転防止用溝25によって、原料がス
クリュー30とともに回転するのを防止される。原料が
フィ−ダ・ケーシング20の内部を通過する間に、原料
は次第に圧縮脱液されていく。これにより、出口24の
付近の原料は、リフアィニングに最適な濃度となる。原
料の圧縮によって抽出された液は、抽出孔26を通って
フィーダ・ケーシング20の外部に排出され、カバー2
7によって集められて液排出口28へ導かれ、そこから
排出される。つし・で、原料排出口24から排出された
原料は、固定ディスク13にあげられた孔13aから固
定ディスク13と回転ディスク12の間に送り込まれる
。原料は、案内羽根16によって分配されて両ディスク
12,13の中心部から外周に向かって移動し、その間
に磨砕板I41こよってリフアィニングされる。こうし
てパルプとなった原料は、パルプ排出口11aから取り
出される。発明の効果 この発明よれば、前処理工程において原料をリフアィニ
ングに適した液比よりも高い液で処理しているから、原
料に薬液を均四に浸透させることができ、前処理工程を
経た原料をリフアィニングに通した液比となるように圧
縮脱液してリフアィニング工程に送るようにしているか
ら、リフアイニング工程において結束繊維を生じさせる
ことなくかつパルプの強度を低下させることがなく、し
かも圧縮脱液された原料の高が小さいためにリフアィニ
ング工程を処理するための装置が4・さくてすみ、した
がって非木材繊維原料から高品質のパルプが得られると
ともに、効率よくパルプを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施するためのパルプ化装置の一例
を示す構成図、第2図は他のパルプ化装置の構成を示す
断面図、第3図は第2図のm−m線にそう断面図である
。 2・・・前処理装置、3・・・スクリュフ。 レス、4・・・リフアイナ。第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原料に離解用薬液を添加して前処理を行なう前処理
    工程と、前処理工程を経た原料を機械的に処理してパル
    プ化するリフアイニング工程とからなるパルプ化方法に
    おいて、原料としてパガス等の非木材繊維原料を用い、
    前処理工程において原料をリフアイニングに適した液比
    よりも高い液比で処理をし、これをリフアイニングに適
    した液比となるように圧縮脱液してリフアイニング工程
    に送ることを特徴とする。 パガス等の非木材繊維原料のパルプ化方法。
JP19543681A 1981-12-03 1981-12-03 非木材繊維原料のパルプ化方法 Expired JPS604313B2 (ja)

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JPS5898490A JPS5898490A (ja) 1983-06-11
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SE8501246L (sv) * 1985-03-13 1986-09-14 Eka Ab Sett att tillverka blekt, kemimekanisk och halvkemisk fibermassa med anvendning av enstegsimpregnering

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JPS5898490A (ja) 1983-06-11

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